デジモンアドベンチャーtri. 第4章「喪失」
公開日…2017年2月25日
上映時間…82分
興行収入…1億2千3百万円(※3章…1億3千5百万円 1章…2億3千万円 )
概要
高校生(中学生)となった選ばれし子どもたちが新たな脅威『感染デジモン』と戦い、その謎に迫る全6章の劇場公開作品第4作目。
リブートによってすべてのデジモンたちがデジタルワールドへ戻っていった。
太一たち選ばれし子どもたちはパートナーデジモンに再び会うため、デジタルワールドへ向かう。
そこで出会ったデジモンたちは、全ての記憶を喪っていた。
問題点
- 望月芽心
特にD-3も紋章の力も使わずにデジタルワールドへ。
太一たちがゲートを開くシーンは、なまじ3章の大きな見せ場だっただけに『あれ別に要らなかったのか』となってしまうのは非常に残念。
→ゲートは本作開始時点の一年前から封鎖されており、具体的にどうやってデジタルワールドへ行ったのかは不明。
→2018年4月20日のコメンテータリーにて、「どうやってデジタルワールドに行ったんでしょうね」と監督本人が発言。
4章になってようやくメイクーモンと正面から向き合い、話し合う。
→劇中何度もメイクーモンを気遣うものの、全て無駄に終わる。
→これについてはメイクーモンが意思表示・疎通をしないことが原因のため、一概には彼女のせいとは言い切れない。
しかし、メイクーモンの抱える問題=感染については一切言及できず、結局メイクーモンはラストで再び暴走してしまう。
4章の芽心は、その暴走に対してただ無力でしかなかった。
- メイクーモン
(ホメオスタシスは“ライブラ”と呼称。天秤、または書庫の意)
過去にも暴走していたことが判明。
リブートを受けてなお成熟期のままで、記憶も保持(芽心の名前を島根の方言で呼ぶ)。
→理由は不明。
4章まで来てようやく芽心と語り合うものの、結局状況に流され暴走する。
→パートナー共々まるで成長しておらず、何度も暴走を繰り返しては状況を悪化させる。
「メイと一緒におったらあかん、メイがぼろぼろになるけん」など、ここにきて名前が被っている故に何を言っているのか分かりにくくなる。
ムゲンドラモンはともかく、謎の男(ついでに芽心)と戦闘するもののまったく敵わない。挙句気絶した芽心を見て再び暴走する。
謎の男に「お前は生まれてきてはいけなかった」と言われるものの、これまでの行動を振り返れば正論であるとしか言いようがない。
レオモンまで手にかけている以上『命あるデジモンだから殺してはならない』という逃げ道すらも危うくなってしまった。
→『デジモンテイマーズ』にてまったく同じ罪を背負ったベルゼブモンと比べても
・生きているだけで多くの命を危険に晒す。
・暴走も感染も、本人に罪の意識が全く無い。
・レオモンを殺害し、アグモンたちに幾度も攻撃を加えた上、記憶まで失わせてしまった前科。
と非常に難しい立場に追い込まれ、心証は悪くなる一方。
- 空とピヨモン
ピョコモンだけが極端に空を毛嫌いする。
→劇中の描写から空の接し方に不信感を抱いたことは伝わるものの、仲違いに至る描写が強引であることは否めない。
ピヨモンに進化しても一向に空との関係は修復されず。
→無印でテントモンが「ピヨモンは人懐っこい性格」と語っていることもあり、ピヨモンの反抗期は『本作で空を悩ませるため』以外の理由が見当たらない点は問題。
→空が語る思い出が「温泉」「もんじゃ焼き」についてのみであり、一番肝心な1999年の冒険については話さない。
→究極体に進化した理由が「空のミートボールを食べたいから」
完全に記憶を取り戻したわけでもなく、この段階でも元通りの絆を取り戻したとも言い難いため究極進化の説得力が無い。
このシーンで空がムゲンドラモンに岸壁へと何度も叩きつけられており、「私のミートボール食べさせたいから」が別の意味に聞こえてしまうのもマイナス。ミンチよりひでぇ
→ホウオウモンへと進化後、あろうことか戦闘中に空を振り落としてしまい、その上まったく気づかないままムゲンドラモンを撃破。
→シャドーウィングのような『技の仕様上』空を背中からおろしたわけでは無く、なぜこのようなシーンが足されることになったのか、その詳細は不明。
本作での出番はここまでであり、空とピヨモンの仲が険悪になった経緯も絆を取り戻した経緯も、特筆して描かれることはなかった。
彼女たちが新しく何かを得たわけでもなく、単にピヨモンに悪い印象が残っただけに終わったのは非常に残念でならない。
- ムゲンドラモン関連
リブート直後にも関わらず出現した究極体デジモン。
→ムゲンドラモンを含め、初期化されたばかりのデジタルワールドに究極体が存在する理由は不明。
そして、異常に弱い。
→ムゲンキャノンが直撃しても、タケルが足を痛めた程度で他は無傷。
数度に渡って子どもたちに照射するも一切の傷を負わせられなかった。
→プロットモンのパピーハウリング一発で一時的な機能停止に追い込まれる。
→金縛りにして行動を封じる技であり(マシーン型であることに目を瞑れば)描写自体は正しい。
→メイクーモン・ピヨモンにメガハンドで攻撃するもののかすり傷ひとつ負わせられない。
→どうやったのかよく分からないホログラムに引っ掛かり再び機能停止。
→右腕のアームでピヨモンを捕らえたものの、空が縋りついて抵抗。ムゲンドラモンは氷山の壁に空を何度も叩きつけて振り落とそうとするものの空はまったくの無傷。
→その後三体の究極体に鉄クズよろしく袋叩きにされ消滅。
→2018年4月20日のコメンテータリーによると、「空の体が頑丈なのではなくちょうど隙間に入っている」とのこと。いやいや…もうちょいマシな言い訳は考えられなかったのか…。
- メタルシードラモン関連
ムゲンドラモンほどでは無いものの、こちらも戦闘描写がおかしい。
→プチフャイヤーでダメージを受けてのたうち回る。
→リブートしてからのウォーグレイモン(アグモン)はドラモンキラーがメタルシードラモンに対する特効武器であることを知らないのだが、特に説明されること無くドラモンキラーで撃破。
- 姫川
彼女が大学生時代に、どうやってリブートを知りえたのかは不明。
→中盤に西島が発見したメールによれば、リブートやメイクーモンの利用を唆したのはイグドラシルであることが判明。
念願のバクモンとの再会を果たすが、初期化されたバクモンに拒絶され衝撃を受ける。
→外ならぬ彼女自身がリブートについて説明していたこともあり、結果として彼女の行動に疑問が残ってしまった。
- 劇中の会話
本章を境に、登場人物間での会話のやり取りが噛み合わなくなっていく。
[例]
太一「オレたちにメイクーモンを助けてやれるのかな?」
ヤマト「あいつも望月も俺たちの仲間だろ!」
→太一の可能か不可能かを問う発言に対して。
芽心「みなさん、ごめんなさい、私たちのせいで…」
ミミ「何謝ってんの!」
丈「悪いのはイグなんとかって分かったじゃないか」
→リブートが起こる事態に陥ったことを含め本作における全ての元凶は感染源であるメイクーモンであり、ミミと丈の返答は間違い。
- 便利に使われる歪み
ムゲンキャノンが直撃する寸前に子どもたちとパートナーデジモンたちの目の前にタイミング良く歪みが出現。
デジタルワールド全域に散り散りになってはしまったものの全員が生還。
その後ムゲンドラモンに襲われる空の元へ、再び全員が目の前に現れた歪みを通って集結。
→なぜこのような現象が起きたのかは5章現在も不明。
→デジタルワールドでの危機回避やストーリー進行のために、都合の良い舞台装置にされた感は否めない。
→また、デジヴァイスには他の仲間がどこにいるのかを知らせる機能(02第1話参照)があるがそちらのほうは全く使用される気配はなかった。
- 進化の可否
・育成ギアさながらに食事して寝たら進化
・その一方ムゲンドラモンとの初交戦では進化できず。
・逆に終盤ではまるでリブートなど無かったかのように自由自在に進化。
→進化にはデジモン側の経験やパートナーとの絆は特に不要であったことが判明。
- あまり意味が無かったリブート
- 一連の進化バンクがあまりにも長い。
その間、連続した部分だけ抜き出しても約2分。
⇒エンジェモン(既存)⇒ホーリーエンジェモン⇒セラフィモン
⇒カブテリモン(既存)⇒アトラーカブテリモン(既存)⇒ヘラクルカブテリモン(既存)
これに加えて直前に
⇒バードラモン(既存)⇒ガルダモン⇒ホウオウモン
が流れる。
本作の進化バンクはお世辞にも大画面映えするわけでもないため、ひたすらに冗長。
そして、ここで流れた進化バンク9つのうち5つは、過去の章で既に流れた既存の進化バンクである。既存の進化バンクは短縮又はカットするべきだったと思わらずを得ない。
→終盤の戦いではパルモンとゴマモンは不参加。
パルモン自身が参戦したかったと発言しているが、不参加の理由は恐らく過去の章で既に流れた進化バンクをここで再び流す余裕がなかったから。
気になる点
- 制服
4章では全編を通して子どもたちが制服姿であり、外見的な個性が非常に乏しい。
→わざわざ制服でデジタルワールドへ行った理由が不明な点も気になる。
→インタビューで「制服に意味がある」との発言があったが、一切の説明が無いまま6章が完結。(「制服に意味がある」との発言の出典元を知っている人がいたら情報をお願いします。)
- 犠牲になったメガドラモン
四聖獣の攻撃を一身に受けてダークマスターズへ特攻。デジタルワールドから一時的に闇を払った。
→が、メガドラモンがこの一撃で具体的にどのような役割を担っていたのかは不明であり、結果姫川が『リブート』に至った切っ掛けとしても疑問が残る結果となった。
→四聖獣が繰り出した攻撃の射線上でぼんやりしてたら巻き込まれた、といった体の今一つ伝わりにくい描写がそれに拍車をかけている。
- 姫川のデジヴァイスの模様
姫川の回想の最後、姫川のデジヴァイスに円を2つの輪で覆った謎の模様が出てきた。
→何を意味していたか不明なまま完結。
→芽心のデジヴァイスの模様と同じく×印に見えることから進化のロックと関係があると思われるが…
- リブート関連
リブートの影響でデジモンたちは自分のパートナーの記憶を完全に喪失。
→しかし、無印45話によればパートナーデジモンは『デジタマの段階ですでに子どもたちの情報がインプットされている』ため、リブートで初期化される範囲によっては『子どもたちを待っていた』という本能は残っていなければおかしい。
また、アグモンたちと同様に突然リブートに巻き込まれた国内外の選ばれし子どもたちとそのパートナーがどうなったのかは、描写されていないため詳細は不明。
- ニャロモン関連
ニャロモンが『ヒカリと同じ匂いのする笛』を持っている理由は不明。
闇を怖がるプロットモン
→ヴァンデモンに関すること全ても帳消しになったので元々の性格か?
- デジタルワールドへ持っていった物
→どう見ても持ち込んだ荷物より多い、日持ちしない弁当
→生クリーム持参
入念な準備をするだけの時間があったにも関わらず貧弱な装備と機能性に欠ける服装で向かった理由は不明。
- 選ばれし子どもたちの不可解な行動
芽心に対して
→終盤芽心とメイクーモンのみを船に残し、戦闘へ介入。わざわざ置いて行った理由は不明。
→その結果謎の男の接近を許し、事態は更なる悪化を辿ることとなる。
→謎の男が芽心とメイクーモンに接触し危害を加えていた時、選ばれし子どもたちはと言えば究極体進化とムゲンドラモン・メタルシードラモン撃破に浮かれていたのか呑気に談笑していた。
空に対して
→全員が「明らかにピヨモンとの仲が上手く行かなくて落ち込んでいる空」を気遣うそぶりを見せない。
特に太一とヤマトは見当違いの発言で余計に気落ちさせ、最後まで空の気持ちを理解することができなかった。
光子郎関連
→ミミとは2章3章と立て続けに口論をしていたが、すっかり忘れている様子で赤面。
烏龍茶について語りまくる相変わらずのウォーゲームのネタ。いい加減寒い。
「あんさんが大好きやってことは、よぉ分かりましたわ…」
総評として、話の展開の都合に合わせてキャラクターが「動かされている」ことは否定のしようがない。
- 謎の男
空の顔を舐める、口調が妙に軽いなど恐らく狙った通りの不快なキャラクターに仕上がってはいるものの、そのキャラクター造形が為されている理由については不明。
ラスト付近で左肩に食らいついてきたメイクーモンを左手だけで右に投げ飛ばすなど、細かい動作が非常に雑。
- セラフィモン
リブート後、タケルとパタモンはほとんどの時間を別行動しており、何も積み重ねがないままセラフィモンへ進化。
→デジモンハリケーンにてすでに一回進化こそしているものの、何のカタルシスもなく進化してしまったため、究極進化の安売り状態になってしまったことは否定できない。
→また、パタモンはパートナーデジモンの中で唯一キービジュアルに究極体が載らずじまいとなってしまった。
- 作画ミス
ムゲンドラモン撃破後、タケルの抱いていたトコモンがパタモンになっている。(空と太一・ヤマトが会話するシーン直前の俯瞰構図)
- 中途半端な出番のゲストキャラ、要素
離れ離れになった後登場し、タケルと会話をするエレキモン。
→何かの伏線という訳でもなくただタケルの脚のケガを治療するのみ。 タケルの脚のケガも何かの伏線という訳でもなくその後難なく歩いている。
アグモンが対面する機関車。(02第9話にてアグモンを拉致したもに酷似)
→無駄にアグモンが見つめ、映画の尺を稼ぐ。 何かの伏線という訳でもなく、その後触れられることはない。
- 商品展開
第4章公開数日前に、幼い姫川とバクモンが二人一組になったラバーストラップが公開された。(Vジャンプより)
→キービジュアルに映っているバクモンは姫川マキのパートナーである、といういつものまさかのネタバレ。
評価すべき点
- デジモンアドベンチャーZERO(仮)
→姫川と西島を含む五人の選ばれし子どもたち。
→彼らのパートナーのうち4体が四聖獣となってダークマスターズと戦う過程が描かれた。
はっきりいってこっちのほうが面白そう
ミヒラモン「」
ローダーレオモン「お前はチンロンモン配下だろ」
西島大吾
当時の選ばれし子どもたちの中心人物。
セイバーズの主人公の大門大以外のデジモンアニメシリーズ主人公に受け継がれているタorダ行からはじまる名前、ゴーグル(倒れている少年西島大吾の近くにゴーグルが落ちている)、五人のリーダーだからダイゴという名前であること、西を守護するバイフーモンのパートナーであるから苗字が西島であること、大人の西島大吾の服の星マークは小学5年生の太一の服やクロスウォーズ3期の主人公の明石タギルの服と共通していること、等の多くの点で違和感なく仕上がっている。
渋すぎるデジモンのチョイス
オロチモン⇒シェンウーモン
トリケラモン⇒チンロンモン
ヒポグリフォモン⇒スーツェーモン
ローダーレオモン⇒バイフーモン(西島大吾のパートナー/5章で成長期はベアモンと判明)
バクモン⇒メガドラモン(姫川マキのパートナー)
→予想外ながら納得の選択に、進化ルートを考察するのが好きなファンには好評。
西島大吾と姫川マキの正体については第1章公開前からファンの間でも考察されており、有力だった説の通りとなった。
→無印BDBOX付属のドラマCDが四聖獣とファンロンモンについての内容であったこと
→「西島ダイゴという名前」や「服の星マーク」等が推測考察の理由であった。
犠牲になったメガドラモンについてはファンロンモンに最終的に進化するのではないか、或いは既に進化しているのではないか、との推測考察がファンの間で多く見られる。
→上述のドラマCDの内容。
→過去シリーズで悪役の端役としての出番ばかりだったメガドラモンがわざわざ姫川マキのパートナーに抜擢されたのはメガドラモンがファンロンモンの進化前として納得のいくデザインだからだと思われること。
→バクモンは神聖なデジモンであるため、神聖なデジモンではないメガドラモンではなく神聖なデジモンであるファンロンモンが最終進化形態になるように推測されること。
等が理由である。
→6章にて、姫川とバクモン(メガドラモン)には一切出番が無いまま完結した。ファンロンモンが出ないのなら何のためにメガドラモンが先代の選ばれし子どもの一人のパートナーに抜擢されたのだろうか。ミスリードを狙っていたのだろうか。
小説版によると、先代の選ばれし子ども達のパートナーデジモン達がアポカリモンを封印した後に長い年月をかけて四聖獣に進化した、とのことだがこの程度の差異はまあいいだろう。小説版はアニメの設定補完をした作品であるが、小説版はアニメとパラレルの物語であるとされている。
このローダーレオモンはデジモンアニメ史上初の死亡フラグを打ち破ったレオモン系デジモンと思われる。この後ダークマスターズに敗北し封印されるのだが。
→5章と6章の間のデジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーについてのニコ生で角銅氏が、アドベンチャー・アドベンチャー02の世界で選ばれし子どもが死亡したらパートナーのデジモンは死亡・消滅する、と発言。6章で西島が死亡したため、西島のパートナー・ベアモン→ローダーレオモン→バイフーモンは死亡したことが判明。彼はレオモンジンクスから逃れる事が出来なかった(まぁ、進化前がグラップレオモンのマルスモンはクロスウォーズ にてグラビモンに用済みとして死亡したが)。
2018年4月20日のコメンテータリーによると、
5体のパートナーデジモンのチョイスを考えたのはWIZ。
全員の成長期と成熟期も考えられている。だが披露する場は無かった。
とのこと。
ここまで書くと非常に評価するべき要素のように見えるが、この先代の選ばれし子ども達の冒険は、「年齢の矛盾」という大問題点を抱えていた。詳細は、国立情報処理局に在籍する人物の問題点のページの、「西島大吾と姫川マキに共通する問題点」の項目を参照。
2020年6月・7月にソシャゲ・デジモンリアライズにて四聖獣の特集が行われ、以下の進化ルートが実装された。
カメモン⇒ディノヒューモン⇒オロチモン⇒シェンウーモン
エレキモン(紫)⇒タスクモン⇒トリケラモン⇒チンロンモン
ムーチョモン⇒アカトリモン⇒ヒポグリフォモン⇒スーツェーモン
ベアモン⇒グリズモン⇒ローダーレオモン⇒バイフーモン
恐らくこの進化ルートが、tri.第4章に向けてWIZが考えたが披露する場は無かった進化ルートなのだろうと思われる。
- オープニング曲「Butter-Fly~tri.Version~」
- 挿入歌「brave heart~tri.Version~」
- エンディング曲「keep on~tri.Version~」
→変わらずの良アレンジ。明るくハイテンションな曲調が若干本編と不釣り合いだという声がある。
→エンディングムービーはキャラクターの瞬きすら無く、イマイチな出来。無印の『keep on』を意識したような部分も一部は見られるが、中途半端であることは否めない。
- 第4章のキービジュアル
ホウオウモン、ムゲンドラモン、バクモン、空、太一、ヤマトが映ったキービジュアル。
劇場で第3章の最後に表示された時から、第4章では何らかの理由によってキメラモンが現れこのムゲンドラモンと融合しミレニアモンになるのではないか、との考察が見られた。
バクモンはとても小さく映っているため、劇場で第3章の最後に表示されたものを見た視聴者達は、殆どがバクモンに気づけなかった。公式サイトでキービジュアルが表示されてからようやく多くの視聴者に認知された。
このバクモンは四聖獣の進化前かウィザーモンの進化前かピッコロモンの進化前ではないかとの考察が多く見られた。
- デジモンアドベンチャーtri. 第4章「再会」
・リブートによる「別離」と、パートナーに会うためにデジタルワールドへ向かうという「再会」の過程が順を追って描かれたため、1章よりも遥かに感動的な再会を演出している。タイトルは喪失だが
- 別行動を余儀なくされる太一たち
ムゲンキャノンの直撃で分散。中にはパートナーと逸れる組も。
→普段あまり無い組み合わせでのやり取りは新鮮。
→ただやはり止め絵が多く、セリフすら無いシーンが大半を占めるのは勿体ない。
- 「敗北フラグ」を打ち破ったセラフィモン
セラフィモンは、「デジモンハリケーン」「Vテイマー01」「フロンティア」のすべての出番で敗北したことから、『歩く敗北フラグ』という不名誉な異名を持っていた。
2章で『歩く死亡フラグ』ことレオモンが「恒例だから」としか理由が考えられない粗略な退場を強いられたため、4章公開前からセラフィモンの活躍が危ぶまれていた。
→しかし結果は、見事『フラグ』を打ち破り白星を挙げることができた。 (評価すべき点ではなく問題点?)
- リブートによって悲惨な過去を消したテイルモン
→大切な記憶も同様に失っている以上一概に言えないが、リブートほぼ唯一の利点とは間違いなく言える。
コメント
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そもそも、四聖獣って枠組み、必要だったのかな?
>5章と6章の間のデジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーについてのニコ生で角銅氏が、アドベンチャー・アドベンチャー02の世界で選ばれし子どもが死亡したらパートナーのデジモンは死亡・消滅する、と発言。6章で西島が死亡したため、西島のパートナー・ベアモン→ローダーレオモン→バイフーモンは死亡したことが判明。彼はレオモンジンクスから逃れる事が出来なかった(まぁ、進化前がグラップレオモンのマルスモンはクロスウォーズ にてグラビモンに用済みとして死亡したが)。
まあ、バイフーモン死亡したとしてもサーヴァントシステムがあれば全て解決
>> 返信元
そもそもメイクーモンにリブートが通用しないのでロールバックどころか一切影響受けてません
最近見直しましたが、メイクーモンだけリブートではなくロールバックになってね?と思いました。
メイクーモンに芽心(幼少時代)の記憶がある事から察するに、という予想に過ぎませんが。
つまり10年近く前まで戻しただけ、のようにしか見えませんでした。
そこはすごく謎ですね。
・空がピヨモンと上手くいっていなくて浮かない顔をしていることに誰も気付かない
・子供たち8人とデジモン8匹が芽心とメイクーモンを放置した結果、謎の男とメイクーモンの接近を許した
個人的に上記の2点が気になりますが問題点に入りますか?
>> 返信元
仲間を悪く言いたくなかったからじゃない?
現実逃避も含めて
加筆修正しました。
ありがとうございました。
丈が、悪いのはイグドラシルって言ってたけどなんでだ?アポカリモンの破片が卵に混ざったのがイグドラシルのせいってこと?
細かくて申し訳ないが無印でテントモンが言ってたのってピョコモンじゃなくてピヨモンじゃなかったか?
keep onが keeo onになってるから訂正よろしく
>> 返信元
そもそも1998年に選んだ子供の人数は4人に限定されている、むしろデジヴァイスを持たないほうが合ってる。パートナーはいるけど、デジヴァイスを持たない(デジタルワールドに認めない)ため選ばれていないって感じですね。
>> 返信元
姫川の選ばれてない発言は恐らくですが、「なんで(四聖獣に)選ばれなかったの?」というニュアンスのような気がしました。
3.設定では四聖獣の子供たちが選ばれたのは1998年のこと、1998年に姫川は小学生の模様ですが、5章冒頭では1999年にもうすでに大人になっている。一年間でどれほどの成長を遂げたんだろう。
4.西島はバイフーモンというパートナーがいるのに、全然バイフーモンに助けを求めない。それに他の三匹の四聖獣のパートナーはどこにいるでしょう。
5.ムゲンドラモンのムゲンキャノンがガブモンのプチファイアーに相殺される。メタルシードラモンもプチファイアーで苦しそうにグニャグニャして、水中戦では得意のはずだがウォーグレイモンに尻尾を握られて振り回される。
1.姫川がデジヴァイスを持っているのに自分が選ばれていないと言う。じゃそのデジヴァイスはどこからきたのか、バンダイさんから?
2.小説版の設定では前の4人がアポカリモンを封印したあと(封印しきれないけど)、そのデジモンたちが四聖獣となって、そしてダークマスターズが彼らを封印する。だがtri.ではアポカリモンもないのにいきなり四聖獣に進化して、そしてメガドラモンを犠牲して自分たちを全滅したという情けないやられかた。
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