武之内空・ピヨモンに関する問題点
武之内空のcv…三森すずこ
ピヨモンのcv…重松花鳥
tri.における武之内空の問題点
薄れた母性
過去作において空は包容力のあるキャラクターとしての描写が多く見られた。
→無印終盤以降では特にそれが顕著(ヤマトの別行動に不安を抱くタケルに寄り添う等)
しかし今作では、周囲の子どもたちが高校生になったのも相まって『愛情の紋章を持つ者』らしい描写が激減した。
→作中でも「お母さんみたい」などのセリフで度々評価されるものの、行動が伴っているとは言い難いのが実情。
母性を感じる行動が多く見られながら、「母親のよう」と作中で直接的に言われることが少なかった過去作とは真逆となっている。
第1章パンフレットにて、『仲間をとりまとめる「お姉さん」的な存在』と紹介される。
→劇中でも度々評される「お母さん」と、制作側の描く空像とにズレが見られるのはこれが原因と思われる。
ヤマトとの恋人関係
02では空がヤマトに想いを寄せるようになり、中2のクリスマスの日に告白をして付き合うことになっている。しかし本作では恋人関係であることを伺えるような描写はあまり見られない。
※劇場版『ディアボロモンの逆襲』ではデート中の写真、ドラマCDでもデジモンたちから認知されているほどの恋人関係になっている。
ヤマトと空が最終的に結婚することは無印02のプロデューサー・関宏美氏も公言しており、02の最終回には二人の子供も登場している。
しかし1章ではミミに「太一とヤマトのことが気になる?(意訳)」と言われ顔を赤くする。
→本作の大前提として明言されている『02の最終回に繋げる』ための要素を削る形となっている。彼女にスポットが当たった4章、その後の5章でも太一とヤマトとの三角関係は決着が付いていない。
→02終盤で交際し、25年後には結婚まではっきりと描かれたにも関わらず太一とヤマトの間で揺れ、それだけならまだしもそのような関係になる過程も描かれておらず、空の印象が悪くなってしまったことは残念。
またメモリアルブックのインタビューにて「空は太一とヤマトどちらかに心を揺らす描写はしないよう心がけた」とコメントがあるが、その結果どちらにも心を揺らすような描写をしてしまっている。ヤマトの彼女というのをわざわざ強調する必要もないだろうが、彼氏がいながら他の男にも気があるような描写はどうなのか…
→このドロドロした(と言うほどの描写はなされてないが)三角関係が話の展開に影響することは特になく、太一やヤマトとの関係に変化が起きることもなかった。
ピヨモンとの関係性
リブートにより、パートナーデジモン達は今までの記憶を失うが、記憶を失っても人懐っこい他のパートナーデジモンたちと違い、ピヨモンの幼年期であるピョコモンだけは何故か不自然なまでに空に懐こうとしない。
→他の子どもたちが記憶がないなりに歩み寄ってる中で何故か一人だけ露骨に邪険にされているので仕方ない部分もあるかもしれないが、記憶がないことは知っているはずなのに一方的な感情をぶつける。愛情の欠片も感じられない。
無印ではテントモンが「ピヨモンは人懐っこいデジモン」と発言している。
→これが空のピヨモンのことを指すのか、ピヨモンという種族自体がそうなのかどうかは不明だが、記憶を失っているとは言えこのピヨモンは空のピヨモン本人であるはずなので人懐っこいのが本来の性格であり、刺々しい態度を取るのは不自然。
刺々しい態度を取っていたのはリブートでピヨモンのパーソナリティがリセットされていたからで、これは空の疎外感の表れであり、仲間と疎遠になってゆくラスエボの伏線と思われる。
「一緒にもんじゃ食べたり、温泉行ったりしたじゃない!」
上記のピヨモンに対しての空の発言。
無印から02にかけての今までの苦難や危険の数々よりも、つい数ヶ月で一度もんじゃを食べたことや一度温泉に行ったことのほうが大事だと言うのだろうか。
芽心に対するフォロー
3章において引きこもってしまった芽心の元を訪れ、思い悩む彼女に「泣いていいんだよ。そのために私、来たんだから」と声をかける。
→が、空が来るでもなく芽心はここまで出るたびに泣いているため、何のために来たのか分からない状態になった。
ホウオウモンへの究極進化
4章でピヨモンはホウオウモンに究極進化出来るようになるのだが、動機は「空のミートボールがまた食べたい」というしょうもない理由での進化であった。
→ピヨモンも含め、パートナーデジモンたちはリブートにより今までの記憶を失っている為、そのような理由で進化出来るのならば、何故今まで究極進化出来なかったのか?リブートしたにも関わらず、いきなり究極進化まで出来るようになることについても疑問が残る。
備考
無印で空を演じた水谷優子氏は2016年5月17日に逝去している。
そのため、今後無印の空が何らかの形で客演する事になった際、本作で空の声を演じた三森すずこ氏(もしくは『デジモンアドベンチャー:』で空を演じた白石涼子氏)が代役となる可能性が非常に高い。
tri.におけるピヨモンの問題点
「またヤマトにヘンテコなラブソング歌われたの!?」
6章のピヨモンの発言。記憶を失ってからのピヨモンはヤマトの音楽活動を知らない。
この発言は6章の冒頭5分以内での発言。6章公開の数日前にニコ生で6章冒頭5分を流した時もこの台詞は流れた。
視聴者は最終章を見始めて5分も経たずに早々に、最終章になってもtri.制作スタッフは自分で作った設定(リブートの存在)を忘れているという事実を再確認することになった。
tri.制作スタッフはギャグのつもりでこの台詞を入れたのだろうが、パートナーデジモン達が記憶を失っていることを失念している視聴者にとっても、こんな台詞はギャグとして何も面白くない。
コメント
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>> 返信元
ふく‐せん【伏線】 の解説
1 小説や戯曲などで、のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前のほうでほのめかしておくこと。また、その事柄。「主人公の行動に―を敷く」
2 あとのことがうまくゆくように、前もってそれとなく用意しておくこと。また、そのもの。「断られたときのために―を張る」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
はっきりわかっているから伏線だとはかいてないような?仄めかすってそれとなくにおわせっるって意味だし、はっきりした状況でなくても使っていいんでしょう?
>> 返信元
あのですね、伏線ってのはそれが伏線であったことが後で明かされる、はっきりわかるから伏線っていうんですよ
そこがはっきりしてないのに伏線だったんじゃないかってのはそれはこじつけもしくは妄想と言うんですよ
今にして思うと、ピヨモンの空に対する刺々しいたいどは、ラスエボの伏線パートナーデジモンのパーソナリティーは太一たちの性格の極端な模倣で、空はこの頃から仲間と疎外感をかんじていたんじゃないかな?
関:もう一つは、大人になった空を登場させると、「太一やヤマトとどうなってるの?」という疑問に答えを出さないとお客様は納得しないと思うのですが、今回の映画は90分なので、恋愛を描いても中途半端になってしまうおそれがありました。
なので、今回はシンプルに、『デジモン』の良さを出すことに特化した映画にしようと考えたんです。
ラスエボで空の出番が少なかった理由はここに載ってる
https://animeanime.jp/article/2020/03/24/52425_2.html
――そういった様々な変化が描かれる中、8人の子どもたちの中では、空の立ち回りが独特だった印象を受けました。
木下:今回の物語の根幹になる「いつまでもそのままではいられない」ということを8人の中の誰かで象徴的に描くならば、空が適任だと考えたんです。
。
空の行動についてはこの人のレビューを参考にするといいかも
https://blog.monogatarukame.net/entry/dejimon_kizuna_2#%E7%A9%BA%E3%81%AE%E6%8F%8F%E3%81%8D%E6%96%B91%E5%9B%9E%E7%9B%AE%E3%81%A0%E3%81%A8%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%A5%E3%82%89%E3%81%84%E7%89%A9%E8%AA%9E
ラスエボ見た後にYouTubeで空が戦わない理由を見たが、違和感しかなかった。
無印の冒険で責任感や使命感に押し潰されて文字通り闇落ちしそうになった時、ヤマトの説得で自らの意思で戦う事を選んだのに、大人になった空が華道をやるから戦わないって…
華道をやりながらそれでも皆の為に戦うのが空なのではないのかなぁ…
やはりtriとラスエボはテレビシリーズと関係ないパラレルとして見ないと辻褄が合わない事が多い。
空は私の友達だからヤマトにとられたくない
>> 返信元
どうして?
昔から空のことあんまリ好きじゃない
ヤマトとの布石はゼロではなかったけど分かり難すぎたのがない
太一と空が結ばれなかったのはいまだにトラウマ
ホウオウモンが空を振り落として丈がキャッチするシーン、
無印のアポカリモン戦でリリモンがミミを「パートナーだから落とすわけないじゃない」みたいなセリフを聞いてからだとガッカリ来る
>> 返信元
ヤマト様大好き💓♥️❤️
ただ 空とカップルなのは納得出来ない‼️
ずっと一緒にいたんだよ!と言いながら肝心な無印や02の思い出には一切触れずどうでもいいもんじゃ焼きや温泉の話を出すんだ?仮に出すとしても無印や02の頃の話をした上でつい最近の思い出の話をするべきだった。
そしてピヨモンはなんで大好きな空の事はすっかり忘れていたのにヤマトが変てこなラブソング歌うって事を覚えていたんだ…まさかヤマトの歌ってリブートを無効にする凶悪な歌なのでは…(ただのスタッフによるストーリー確認ミスです
リブート後に記憶戻ってないピヨモンが、
ヤマトが音楽を嗜んでいる事を知ってたのがまるで謎
>今作では周囲の子どもたちの成長も相まって『愛情の紋章を持つ者』らしい描写が激減した。
triはむしろ無印初期と比べても全員精神的にマイナス成長しかしてないんだよなぁ…
あの冒険で培ってきたものが何もかも奪われて別キャラに成り下がってる
空の存在感自体が薄れていたと感じました
絆の描写が本当に雑
温泉??もんじゃ??
そりゃあ懐かないわけだ……
究極進化に関しては超々好意的に考えればピヨモンとの仲違いという「闇」を乗り越えて絆が生まれたから……
と言えなくもないけどすげー取ってつけた感しかないな。肝心の何故絆が復活したかに説得力無いから
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