ホメオスタシス派の問題点
本項目について
本項目では、『ホメオスタシス』と、それに与するとされる自律型エージェント、そしてハックモンについて記載する。
ホメオスタシス
概要
cv…M・A・O
デジモンアドベンチャーの世界観における、デジタルワールドを司る「安定を望むもの」
『光が丘爆弾テロ事件』にてデジモンを進化させた八神太一・ヒカリの兄妹に着目。1999年の選ばれし子どもたち(以下無印組)を選定し、デジタルワールドに召還した。
今作ではアグモンたちの前に現れリブートについて伝えたほか、私兵のハックモンを操りメイクーモン排除のため行動を開始した。
また、かつてヒカリに憑依したのと同じように、幼少期の姫川にも乗り移っていたことが判明。
名称は無印、02のアニメーション中では登場せず、一種のパラレルワールドである小説版デジモンアドベンチャー(著:角銅博之・まさきひろ)より引用されている。
アニメーションにおいては自称も他称も「安定を望むもの」だったはずだが、急に固有の名称を名乗りだした経緯は不明。
問題点
- ホメオスタシスを悪者扱いする時点でまず間違っている
5章でホメオスタシスに憑依されたヒカリが「やめて。私の中から出て行って。」と発言し、ホメオスタシスの存在を大きく拒絶した。
6章公開前事前PVではハックモンの「イグドラシル、ホメオスタシス。どちらの思惑通りに進んだところで世界は救われない。」との台詞が強調された。
無印で太一達を導いた神聖な存在をこんな悪者扱いにすることがまず間違っている。
- メイクーモンへの対応について
リブートは、ホメオスタシスの意思で実行されるとされている。
しかし、感染と歪みはメイクーモンによって引き起こされているに過ぎず、後述のジエスモンの力を以ってすれば排除が極めて容易であることは想像に難くない。
リブートが実行されれば、メイクーモンの命と引き換えにダークマスターズ等の危険なデジモンの復活を許すこととなり、「安定を望むもの」の行動としては不可解と言わざるを得ない。
→事態を静観し、悪化させた事実には疑問の余地がある。
また、選ばれし子どもたちがメイクーモンの問題に対処することに望みをかけていたのだと仮定しても、肝心の『メイクーモンと感染の関係』『アポカリモンとメイクーモンの真実』について子どもたちに伝えず、またリブートについてもなぜかデジモンたちにだけ情報を開示するなど、不可解な行動が散見される。
- 豹変
「安定を望むもの」という立ち位置こそ変わらないものの、今作『tri.』では全体的に高圧的な態度が目立つ。
ホメオスタシスは感染と歪みによって世界を破壊するメイクーモンを駆除する方針の元行動しており、選ばれし子どもたちと対立することとなる。
一方で、今作では憑依した際に抑揚の希薄な話し方をするようになり、その点も過去作との差異が見られる。
- 『選ばれし子どもたち』について
メイクーモンの排除を拒否した子供たちを見限り、直轄のエージェントであるハックモンを投入。
選ばれし子どもたちとそのパートナーを『替えの利く手駒』程度に思っていた事実が判明した。
総評
『キャラクターとしてのホメオスタシス』という観点から見れば、デジモンアドベンチャー(いわゆる無印)で見られたホメオスタシス像とは大きな差異が認められる。その根拠は
- 選ばれし子どもたちへの態度
- その場しのぎの短絡的な、メイクーモンへの対処
- 安定を望むもの』と自称していながら、事態を悪化させる行動
の3点が挙げられる。
総評としては、今作におけるホメオスタシスはその設定と立場をなぞっただけの存在でしかない、と言わざるを得ない。
→もし何らかの存在により悪意を持って操られているなどの事情があるのであればこれらの行動も多少は擁護できる余地が生まれるのだが、6章まででそういった言及は全く為されなかった。
自律型エージェント
概要
ホメオスタシスの使者として活動する存在。デジモンアドベンチャー及び02にて中心的に活動していたゲンナイをはじめ、多数のエージェントが存在する。(名前は違うが外見は同一)
今作では国立情報処理局へ接触し、デジモンについて情報を提供していたらしいことが語られた。
但し肝心の本人が登場していないため情報提供者が意図的に名前を騙っていた可能性が排除できない。少なくとも視聴者には真偽がわからない。
問題点
- 『謎の男』
かつてのデジモンカイザーこと一乗寺賢になりすまし、事件の裏で暗躍していた。その正体はゲンナイに酷似した謎の人物だったが、ゲンナイとの関連は不明。詳細は謎の男の項目も参照。
→ハックモンの口から、「ゲンナイが活動できないため自分が行動している」との発言があり、現在の安否は不明。
つまり、デジモンアドベンチャーシリーズにおいて重要な役割を持つ人物であり、ホメオスタシスが介入する状況であるにも関わらず、今作には登場していない。
→2018年5月25日のコメンタリーにて、生命維持装置に収容されていた5人目の人物は本物のゲンナイであると公言。どのような経緯で収容されていたのか等は一切不明。
- ゲンナイ以外の自律型エージェント
無印、02共に多数の同型エージェントが登場したが、彼らについても同様に安否不明となっている。
子どもたちが謎の男のことを「ゲンナイ」と言い続けているが、彼らの存在を忘れているのだろうか?
tri.スタッフが彼らの存在を忘れている可能性も指摘されている。
総評
ハックモン
基本情報
ハックモン | |
---|---|
レベル | 成長期(Ⅲ) |
種族 | 小竜型 |
属性 | データ種 |
フィフスラッシュ (※劇中未使用) |
ティーンラム (※劇中未使用) |
ベビーフレイム (※劇中未使用) |
ジエスモン | |
---|---|
レベル | 究極体 |
種族 | 聖騎士型 |
属性 | データ種 |
轍剣成敗(てっけんせいばい※劇中未使用?) |
シュベルトガイスト(※劇中未使用) |
アウスジェネリクス (※劇中未使用?) |
cv…武内駿輔
概要
2012年にデジタルモンスター発売15周年記念デジモンとして誕生したデジモン。ロイヤルナイツの一角ガンクゥモンとシスタモン姉妹の元で修行しており、彼自身も最終的に究極体ジエスモンとしてロイヤルナイツに加わることとなった。
復刻版のデジヴァイスVer.15thにもプレイアブルキャラクターとして収録、また発売時期の近い関連商品(PSPデジモンアドベンチャーや復刻版カードセット、フレキシブルラバーマット等)でも無印の8体と同格に近い扱いを受けており何らかの関連を窺わせた。
『tri.』ではホメオスタシスのエージェントとして1章序盤から登場。メイクーモンを監視し続けていた。
選ばれし子どもたちが事態に対処できないと判断したホメオスタシスの指令を受け、究極体ジエスモンとなってメイクラックモンの前に出現。これに対抗する形でメイクラックモンがラグエルモンへと究極進化。
イグドラシルの差し向けたアルファモン、オメガモン、ラグエルモンと大混戦を演じる。その最中ジエスモンの技が引き起こした地割れに八神太一と西島大吾が巻き込まれて消息不明となる。その後戦闘を停止し、オルディネモンが現実世界へと侵攻した後の動向は不明になる。
めっちゃいい声してる
問題点
- リブートの影響を受けない
- ホメオスタシスのエージェントである点
- 無印~02における選ばれし子どもたちの活動の意味
- メイクーモンへの対処
5章でハックモン自身が語った通り、望月芽心は「メイクーモンの暴走を制御する役割」を期待されていた。
気になる点
総評
その他
2章公開と3章公開の間の時期に複数のネット上のインタビューで、ハックモンの声優武内氏は子供の頃デジモンセイバーズを見ていた、と発表された。
tri.の選ばれし子ども達主要8人の若手の新規声優陣が発表された直後に、8人の多くが、tri.における意気込みを語り彼らの多くが「子供の頃デジモンアドベンチャーを見ていた」と発言した。それに対しハックモンの武内氏は「子供の頃デジモンセイバーズを見ていた」と発言。SNSでセイバーズが好きなデジモンファン達から驚きの声や好評の声が多かった。
コメント
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これのせいでbeginningでウッコモンが大いなるものと繋がってるってなった時のヒカリがすごく嫌そうに「まさか、ホメオスタシス…」って言うようになってしまっていた。
デジモンアドベンチャーのシリーズが図鑑の設定を踏襲せてるとは限らないぞ。
そもそも、triではユグドラシルが外来種的な扱いになってますが本来はホストコンピュータのはず。その配下的な存在がロイヤルナイツであり、ジエスモンはその1人のはず。なのになぜユグドラシルと敵対する勢力に与しているのか謎。アルファモンについてもロイヤルナイツの暴走を止める存在という設定だったはず。そうなるとジエスモンが暴走している?ことになるのか?
>> 返信元
単にジエスモン出したかったからじゃねーの?
何でハックモンは毎回西島のところに煽りに行ってたの?
>> 返信元
意味は多分これであってるだろうね
使われてる場面には全くそぐわないけど
>> 返信元
ネトフリで今確かめた。
「アンプールトゥース」だったよ
>> 返信元
ネットフリックスでtri.を見たら全部の台詞に字幕付いてるから誰か確かめてほしい。
> 有志の聞き取りにより一番近いのは「アンブロジウス」ではないかとされているが、これは別のロイヤルナイツであるエグザモンの持っている槍の名前であり、全く脈絡がない。
「アン プール ツス」じゃないだろうか。
https://ja.glosbe.com/fr/ja/un%20pour%20tous,%20tous%20pour%20un
意味は、「一人はみんなのために」……どこが?
旧キャラも新キャラも株が下がるだけで誰も得してないわ
もうね、リセットするかしないかで
ユグドラとホメオで揉めて、メイクーを
処す動きに出て、0102の子どもたちが
止めにはいるてややこしい三角関係の末、両派がロイヤルナイツ出動して
初めてアニメで全揃い踏みかつ、
毎回いらんことしいのユグドラを破壊してデジタルワールドの管理者なんていらないて、デジモンたちは自立していく、
ただワールドを動かす力は必要だから、
ロイヤルナイツ全員消滅して、
人間とデジモンは隔てられて終いて話で
よかったんじゃないかなと。
>> 返信元
オメガモンvsジエスモンでも絵面的には良かったんだけどな。20th記念ロイヤルナイツvs元祖だし。
1章に限ればそもそもウォーグレイモンとメタルガルルモンのタッグのほうが良かったんだけど
別にロイヤルナイツである事に其処まで拘らなくてもいいと思うんですけど、WIZ設定を尊重した場合に違和感のない立ち位置はジエスモン→イグドラシル陣営、アルファモン→ホメオスタシス陣営だと思うんですよね
なんで逆にしたかな…
ホメオスタシスとジエスモンが主役で良かったんじゃないって思うほど選ばれし子供達が空気すぎる、子供達いなくてもストーリー成立しちゃうからな
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