リブート

ページ名:リブート

リブート

本作最大にしてデジモンの歴史に残る史上最悪の大戦犯


概要

デジタルワールドと全てのデジモンを初期化することで感染を根絶し、崩壊寸前のデジタルワールドや現実世界を含むすべての世界を存続するべくホメオスタシスが実行。
これに伴いパートナーデジモンが全ての記憶を失う。


→これにより無印・02や劇場版を始めとする過去のアニメ作品、小説、果てはキャラソンに至るまでこれまでの冒険の意義全てを完全否定
→さらに02最終回を含めたこれ以降のtri.本編を含む『デジモンアドベンチャーの未来』にも深刻な悪影響を及ぼした。

 

その上、肝心のtri.本編では、リブート後もパートナーデジモンたちは子供たちとまったく同じ関係を維持し、さながら

リブートが無かったかのように平然と物語が続いている。

 

最終章である6章では、メイクーモンの内部に全デジモンの記憶データが内蔵されていたことが判明。パートナーデジモンたちを含めすべてのデジモンが記憶を取り戻し生存した。

これはヴァンデモン、ピノッキモン、ピエモン、ディアボロモン、デーモンらも含む。


リブートとは

上記の通りリブートの目的は蔓延した感染と、歪みの発生による世界間のバランス崩壊を防ぐことである。
しかし肝心の感染源であるメイクーモンについては、『生まれる以前のデジタマが発生した段階でアポカリモンの因子が混入したことにより感染源となった』と思われ、リブートを以てしても根本から感染を食い止めることは不可能
事実4章ではメイクーモンが再び歪みを発生させているため、あれだけの悪影響を及ぼしながらストーリー的にも設定的にもまったく意味が無かった


→一方で無印45話にてアグモンを始めとするパートナーデジモンたちはデジタマの段階で子供たちの情報をインプットされていたが、それについては完全に無かったことになっている。
※デジヴァイス(と紋章)についてもホメオスタシスがデジタルワールドで作ったことを明言しているが、特にリブートの影響はない。

→特にニャロモンについては、出生前にピエモンの襲撃を受け他のデジタマとは離れ離れになっていた。

しかし今作でリブートを受けた結果、何事もなく他のデジモンたちと一緒に暮らしていた。

 

リブートが一口に「初期化する」というだけのものではあるが、その実態については未だ不透明な部分が多い。

→死んだデジモンはデジタルワールド内外に関わらず蘇生する。

→存命のデジモンは誕生直後の段階へ初期化される。

→デジタルワールド産のツール(=デジヴァイス)は維持される。


リブート後のデジモンアドベンチャーtri.

『リブートを行ったという事実』自体が形骸化。

パートナーデジモンの記憶が無くなった反面、子供たちとの関係性や進化を含めた戦闘能力にリブートの影響が見られない。
→テイルモンが「少なくとも私たちは、ヒカリたちを憎んでなどいない!」と発言するなどの長年連れ添ったかのような絶対的な信頼を見せる。(5章)

→リブート直後にも関わらず早くも複数のパートナーが究極体へと自在に進化。オメガモンも簡単に登場。(4章並びに5章)

「またヤマトにヘンテコなラブソング歌われたの!?」(6章でピヨモンが発言。記憶を失ってからピヨモンはヤマトの音楽活動を知らない)

「ぼくはメイちゃんのこと、大好きだよ」(5章でアグモンが発言。記憶を失ってからアグモンはメイクーモンとは面識が無く好きになりようが無い)

→芽心と親密な様子の太一を見て、空には報告するか、ヒカリには言うべき、とテイルモン達が発言。(5章にて。記憶を失ったパートナーデジモンたちは太一と空とヤマトの恋愛事情の関係を何も知らない)

リブートしたという事実がリブートされた?

制作スタッフは過去作(無印と02)の設定どころか、自分で作ったtri.の設定すら早くも忘れている。

 

初期化されたわりにはムゲンドラモン、メタルシードラモン、アルファモン、ジエスモンなどの究極体が当たり前のように存在。これが何故なのか光子郎がすぐに疑問視していた。

→だが理由は一切説明されないまま6章が完結。


前述のとおりメイクーモンは感染源として猛威を振るい、さらに記憶も保持。

 


結果として、リブートによってパートナーデジモンたちの記憶のみが消去された形となった。

(3章で光子郎が作成したセーブエリアに入ってさえいれば、パートナーデジモンたちの記憶自体は保持できていた可能性が高い。子供たちの心情を思ってリブートについて黙っていたアグモンたちの気持ちと覚悟をも踏みにじる結果となった)

 

リブートの及ぼした影響

記憶を失ったにも関わらずこれまで通りの関係や進化を保持。

ウォーグレイモンとメタルガルルモンに関しては「光と希望の矢」を受けたことも帳消しとなったため進化出来ること自体が矛盾とも考えられる。
→かつて冒険の中で得てきた要素を苦も無く手にし、無印本編の経験を蔑ろにする。

 

これまで死亡したデジモンが全て復活する。

パンプモン・ゴツモン、ウィザーモン、レオモンなど悲惨な死を迎えたデジモンたちも復活した模様。
その都度流された涙を踏みにじる行為。
→同様にダークマスターズやデビモン、デーモン軍団などの危険なデジモンもすべて復活。

※復活はしたのだがムゲンドラモンとメタルシードラモン以外は話題にすら上らない。

→6章にて完結した現在、相当数の暗黒のデジモン(ヴァンデモン、ピノッキモン、ピエモン、ディアボロモン、デーモンなど)が水面下で無印・02の記憶を保持した状態で活動していることが確定。

 

及川由紀夫について

自らの体をデジタルワールド安定の力として捧げたという事実自体が無かったことにされる。
→02最終回でもその名残と思われる蝶が飛んでいるが、今後の展開によってはそれもただの無関係な蝶ということになる可能性がある。

→リブートが行われた事実自体は覆らなかったため、02最終回の蝶は及川とは無関係な物と確定。

 

ブラックウォーグレイモンについて

最後の力を振り絞って光が丘のデジタルゲートを封印したが、同様に無かったことに。
→彼自身はダークタワーを元に創造されたデジモンであるため復活の対象から外れている。

 

デジモンカイザー

キメラモンが敗北し追い詰められた際、「デジタルワールドをリセットして最初から支配体制を構築しなおす」と発言したことに対し、02の5人と5体は「リセットは出来ない」「カイザーとして殺傷したデジモンは元には戻らない」と諭す。
02の5人と5体からデジタルワールドがゲームの世界とは違うことを聞かされ、ワームモンをも失い、一条寺賢は強い自責の念に駆られる。その後彼ははじまりの町で奇跡的にワームモンと再会し贖罪を続けることとなった。
→が、上記の通り、デジタルワールドはリセットできることが判明。

 

02組

tri.第一章にて『デジタルワールドで』何者かに倒された彼らがリブートに巻き込まれてどうなったのかは不明。
→ブイモン、ホークモン、アルマジモンは元通りデジメンタルの下に封印されてしまった可能性が高い。

⇒大輔らは特に問題なく生命維持装置の中で昏睡状態で発見されるが、シルエットが映るのみに留まり詳細は不明。1章の時点で生命時装置の中にいた彼らはリブートが起きた時にどのような扱いになっていたのか一切不明。

⇒ブイモンらは一切描写無し。消息不明。

 

『鍛え方が違う』ため成熟期の姿を維持していたテイルモンがリブート後も特に変わりなく成熟期の姿を維持。

⇒理由の説明は一切されずに6章が完結。

 

ウィザーモンについて

テイルモンは「ヴァンデモンに虐げられた経験」も無くしているため、ウィザーモンとは互いに面識もない。
→6章のメインヴィジュアルにはウィザーモンの帽子のような物も写っているがパートナーデジモンたちにとって「まったく面識のない」デジモンが今後どのように物語に関わるのかは不明。

⇒ヒカリの意識の前に現れただけ。

4章で謎の男が、人間世界で死んだデジモンは転生できないがリブートすればあいつもこいつも~と言った時から視聴者の多くがウィザーモンの復活に期待していた。だが出番はこれだけだった。

 

リブートと今後のデジモンアドベンチャー

今後仮に記憶が戻らなければ、02最終回の段階でデジモンたちはかつての冒険や子供たちと過ごした時間を覚えていないことになる。

⇒無事記憶を取り戻した。


今後ストーリー上で進化したとしても、それは『特に戦闘経験が無く、パートナーとの間で培った絆も必要ないつい最近まで幼年期だったデジモンでも可能な容易い物』でしかない。
またすでに、過去の作品で積み重ねてきた経験や絆は進化にはまったく無関係だったということが証明されている。
したがって今後パートナーがどう戦おうが何を言おうが、そこに長年の積み重ねを軸とした感動はありえない。

 

その他の問題点

無印・02で選ばれし子どもたちが闇の勢力と戦っている間、幾度もデジタルワールドは崩壊の危機に遭ってきた。何故ホメオスタシスはそれまでに一度もリブートを発動しようとしなかったのか。何故2005年での戦いになって初めてリブートを発動させようとしたのか。一切の説明が無い。

→tri.全体を通して「無印・02でホメオスタシス配下のジエスモンは何故選ばれし子どもたちに協力して闇の勢力に立ち向かわなかったのか」「無印・02で国立情報処理局は何故選ばれし子どもたちに協力しなかったのか」という似た疑問点が発生している。それら全てに一切の説明が無い。

 

総評

3章にて唐突にホメオスタシスから提示された『リブート』。

1~2章においてもそのような伏線はないばかりか、デジモンアドベンチャーシリーズの前提であるデジタルワールドはゲームのような世界ではない、という概念と相反する要素を安易に取り入れたことは極めて重大な問題と言えるだろう。

無印でのナノモンのトラップや、02でのカイザー=一乗寺賢の贖罪、そしてシリーズ全体を通して、デジモンたちの生き様と命の大切さを描いてきたことをtri.の制作側はまるで理解できていない。

 

その上で、tri.においてリブートを扱いきれていない点も決して見過ごすことのできない問題点として挙げることができるだろう。

アグモンが面識の無いメイクーモンを大好きだよ、と言った背景には、落ち込んだ芽心を元気づけるために言ったという側面があるかもしれない。しかし実際は、あの言葉は本心だと考えられる。

なぜなら、ピヨモンがヤマトのバンド活動を知っている、テイルモンがあったばかりの子どもたちに全幅の信頼を寄せる、経験もないまま自由自在に進化する、などまるでリブートなど無かったかのような描写はあまりに多い。

 

そもそも、

・リブート自体にはメイクーモンによる感染拡大を防ぐ効力がない。

・ジエスモンという圧倒的戦力をもってしてメイクーモンを処分すればいいだけの話。

・ホメオスタシスには、一方的にイグドラシルをシャットダウンする権限がある。

など設定的に見ても完全に無意味であり、世界へ与えた影響も闇のデジモンをすべて復活させただけと極めて悪質。

 

『リブート』もまた、『感染』や『古代の選ばれし子どもたち』などと同様に、さながら3章の山場(※)のために用意され、そして使い捨てられただけのその場しのぎな舞台装置でしかなかった。

※ヘラクルカブテリモンの活躍は中盤の山場です。念のため。

その他

2章パンフレットや、3章公開前の公式サイトでの主要声優陣の発言で、「3章ではとても悲しい出来事が起きるが大人になったデジモンファンなら耐えることができるはず」といった旨の発言が多くされた。3章のキービジュアルにタケルとパタモンが映っていたこともあり、「3章はまたパタモン(又はその進化系)の死を描くのでは。無印のエンジェモンの死の焼き直しをやるのでは。」といった予想の声が多かった。結果は、3章公開前の多くの公式側発言は、リブートのことを指していたようだ。

コメント

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名無し ID:NDU5OWE5N
>> 返信元

それを解決するにはリブート発動と同時にデジタルゲートが展開して現実世界のデジモンたちが全て影響範囲内に吸い込まれて例外なくリブートされたとする見方もありますが、ホメオスタシスがそんな都合よくデジタルゲートを開けるならそもそもtri.開始時点でゲート閉鎖などされていない訳で…やはりどう解釈しても問題点が残りますね

返信
2018-02-08 22:22:26

名無し ID:YzZkMDA2O
>> 返信元

その論理であってるし同感です。
リブートの瞬間デジタルワールドに居なかったデジモンは全く同じ個体が初期状態で出現するので、例えば現実世界にいた国内外のパートナーやピエモン・デーモンは二体に増えたことになりますが。

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2018-02-08 13:51:02

名無し ID:MGFkMDU0N
>> 返信元

リブートの範囲はあくまでデジタルワールドまでで現実世界には及ばないという認識ではないでしょうか?
現実世界で死んだデジモンも生き返る、というのは現実世界に霧散したデータの欠片が寄り集まってデジタルワールドに戻り復活するのではなく、デジタルワールド側でデジタマとして生まれた過去の事実そのものを巻き戻してもう一度産まれ直させるって感じだと思います
なので現実世界に残った他のデジモンたちは感染していなければデジタルワールドに帰る必要もないのでそのままでは

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2018-02-08 09:39:25

名無し ID:NzhhNmI3N

世界中で突然パートナーデジモンたちが記憶喪失になったのかね
現実世界で死んだデジモンも蘇生する=現実世界にも影響が及ぶ
ってことなのか
なんで太一たちとアグモンたちが離れ離れになったのかが分からないから他の国の子供たちとそのパートナーがどうなったのかも分からないぞ

返信
2018-02-07 18:59:22

名無し ID:NzE4Mjk2M

1016人の選ばれし子供たちはリブートされた事実を知らないわけだからな

返信
2018-02-07 18:48:58