石田ヤマトが宇宙飛行士になった理由に関する問題点

ページ名:石田ヤマトが宇宙飛行士になった理由に関する問題点

 

石田ヤマトが宇宙飛行士になった理由に関する問題点


「tri.は何故駄目になったのか」が集約された出来事である。

 

問題点

2章公開後のツイキャスで判明した事実

2章公開と3章公開の間の2016年5月31日。

tri.の監督・元永慶太郎氏(「監督・元永慶太郎に関する問題点」の項目も参照)は、登場するツイキャス内で

「ヤマトが何故宇宙飛行士になったのかどうしても分からない」

と発言。その答えに視聴者から「宇宙から敵が攻めてきたから」とコメントがあった。このコメントに対し元永氏は

「ファンが面白い妄想をしていますね」

「皆さんもヤマトが何故宇宙飛行士になったのか妄想してみて下さい」と発言。

角銅氏の設定をファンの妄想呼ばわりした

 

デジモンアニメシリーズ全体を扱った過去の書籍に記載されている設定

以下に2冊の書籍の記述を抜粋する。

>『02』空白の25年間について

>「物語の最後で舞台が25年後に飛び、視聴者を驚かせた『02』。

>その間、世界はどうなっていたのだろうか?設定によると、人類すべてがパートナーデジモンを持つに至るにまでには、苦難の連続だったという。なかでもデジモンの進化をさまたげる外敵の存在があり、戦いの舞台は地球上にとどまらず、宇宙にまで及ぶという。ヤマトはその調査のため宇宙飛行士になったらしい。」

フロンティア終了後2003年に発売された書籍、株式会社集英社発行『TVアニメ&劇場版アニメデジモン公式超図鑑』p.195、関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページより

>ヤマト 宇宙に存在する「敵」を調べるために宇宙飛行士に。

セイバーズ終了後2010年に発売された書籍、株式会社新紀元社2010年発行『
デジモンシリーズメモリアルブック』p.174より

>前作から引き続きシリーズディレクターを務めた角銅は、『デジモンアドベンチャー』と『02』を、「人間の進化の物語」だと語る。最初の敵はデジタル世界内部から。そして次なる敵は外から。その「次」は、宇宙からの敵=「人類の進化を阻む存在」を想定していたという。

>角銅:1年目はデジタルワールドに内在する敵だったので、2年目は人間世界からデジタルワールドに干渉する敵。基本的には同じ「力」が動かしているという構想をしていたんです。3年目があれば、宇宙からの敵を登場させるつもりでした。『02』の最終回でヤマトが宇宙飛行士になってるのは、その名残なんです。

セイバーズ終了後2010年に発売された書籍、株式会社新紀元社2010年発行『
デジモンシリーズメモリアルブック』p.374~381、関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページより

 

この通り、ヤマトが宇宙飛行士になった理由・無印と02の監督によるデジモンアドベンチャー03(デジモンアドベンチャー3年目)の構想は、一般デジモンファンにそれなりに売れた2冊の資料本でしっかりと公表されている。

 

一般デジモンファンに広く知れ渡っていた設定を知らなかったという事実

→2014年8月1日に「八神太一、17歳、高校生。デジモンアドベンチャー新シリーズ制作決定」の初報のPVが公表されてから、SNSや掲示板でデジモンファンから、「発表されたデジアド03(仮)は、公式超図鑑とシリーズメモリアルブックに書かれていた、3年目があれば宇宙からの敵との戦いがありその戦いのためにヤマトは宇宙飛行士を目指す、というのを描くのでは?」と結構言われていた。

2014年8月当時の時点で、それなりのデジモンの知識のある一般デジモンファンには常識に近い裏設定であった。

→もし新作制作陣が、ヤマトが宇宙飛行士になった理由・25年間の間に何があったのかの設定を知った上でtri.を作っていたら、tri.は宇宙からの敵との戦いを描く、現在のtri.の物語とは全然違う物語になっていたのかもしれない。

 

1章パンフレットでヤマトと宇宙飛行士のことに触れていた

→「ヤマトは今はまだバンドを続けていきたいと思っているはずです。でも『02』の最後では宇宙飛行士になっていて……(笑)。僕たち制作陣も、その変遷が最大の山場になると思っています(笑)。」と元永氏は第1章パンフレット(1章公開日の2015年11月21日発売)で発言している。

過去作制作陣が定めた「ヤマトが宇宙飛行士になった理由」を知らずに言っていたのである。第1章パンフレット発行から6ヶ月経っても知らないままだったのであるこの6ヶ月の間に何をしていたんだ・・・。

 

デジモンアドベンチャーシリーズ続編を作る上で最低限知っておかなければならない設定である

→ベリアルヴァンデモンとの戦いから02最終回ラストシーンまでの空白の25年間を埋める物語を作る以上「公式設定で空白の25年間の間に何があったのか」「公式設定でデジモンアドベンチャーシリーズ3年目は何を描く予定だったのか」の裏設定は真っ先に知らなければならなかった。

この設定を知らずに1章と2章を作ってしまったという時点で、tri.の失敗は約束されていたと言える。

「宇宙からの敵は太一が高校生2年生の時に攻めてきた」と言った設定は一切無いので、「tri.は必ず宇宙からの敵を登場させなければならなかった」というわけではない。そうであっても、この設定は最低限知っておかなければならなかった

→元永氏が、ツイキャスで言うのではなく、角銅氏に「ヤマトが何故宇宙飛行士になったのか分からない」と話していればすぐに返答されすぐに解決していたはずの疑問である。関氏か貝澤氏でも同様であろう。或いは、「25年間の間に何があったのか」「25年間の間の設定は何かあるのか」と尋ねていても、恐らく解決していたはずである。アニメ会社の中での高い立場にいるアニメーターなら、直に会うなり電話するなりメールするなり、過去作のアニメーターと交流を取る手段はいくらでもあるはずである。

→「宇宙から敵が来る」「その調査のために宇宙飛行士になった」という角銅氏の設定は映像作品として世に出たわけではないため、正しい設定を知った上で今後の展開のためにあえて本来の意図と異なる理由づけをすること自体は、ありえない話ではない。しかし、自分で取り上げておいて元々何を考えて設定されたのか知ろうともしないというその姿勢は問題である。

 

tri.制作初期から関わっていた人物たち

→2018年8月発売のデジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックでシリーズ構成柿原優子氏が

「「tri.」のベースとして何を描くかについては、新井修平プロデューサーや櫻井崇プロデューサーたちが作っていたんですね。大まかな流れが決まった状態から私は参加したのですが、その段階でメイクーモンは「忌み子」という呼ばれ方で存在していました。」

と発言している。シリーズ構成柿原優子氏と新井修平プロデューサーと櫻井崇プロデューサーも、デジモンアドベンチャー03構想没設定を知らずにtri.の全体のベースのシナリオ作りをしていた可能性が高い。彼女ら3人も重大な連帯責任を負っている可能性が高い。

 

何ヶ月何年間もの長期間の間に情報の引継ぎが行われなかったという証明

→ツイキャス(2016年5月31日)は1章パンフレット発売(2015年11月21日)から6ヶ月経っていた。

2018年4月16日のコメンタリーにて「最初に話が来てから6年間」と発言があった模様。つまり2013年にはもう外注が決まっていたということである。パンフレットに載ってるメイクーモンのラフの日付は2014年10月になっている。以上のことからも、本作のスタッフが招集されてストーリー作り等が始まってからツイキャスまで2~3年程年月が経っていたと分かる。

その上で、過去作制作陣から新作制作陣へ情報の引き継ぎが行われなかったということや、新作制作陣は過去作を視聴しての疑問点を過去作制作陣に尋ねるという行為を一切してしなかったということの証明だと言える。

2015年5月6日のニコ生のPVで「デジモンアドベンチャーtri.とのタイトル」「キャラクターデザイン」「主要制作陣」「子どもたちの新規声優8人」などが発表された。無印02のスタッフは(声優と音楽面以外)誰もtri.に関わらないことが明らかになり、ファン達から「この制作陣は過去作の設定をちゃんと知っているのか?調べているのか?」と不安視する声が多かった。ファン達の不安は見事に悪い意味で的中してしまった。


→もしも監督が、東映アニメーション社内の現場や、颱風グラフィックス社内の現場や、声優アフレコ現場で、監督の周辺で働いている現行スタッフや現行声優陣等の誰かに「ヤマトが何故宇宙飛行士になったのかどうしても分からない」と軽く話を振っていれば、監督に教えてくれる人物がいたのではないだろうか?当時の時点で一般デジモンファンにも広く知れ渡っていた設定なのである。過去作スタッフとの連携を非常に怠っていた事は確定しているがそれのみならず、東映アニメーションと颱風グラフィックスの現行スタッフともろくに連携を取っていなかった可能性が高い

 

6章にて導き出された答え

→そして6章、tri.本編でヤマトは「(太一が予備校に通い始めたなら)だったら俺は宇宙でも目指すか」と唐突に呟いた。

第1章パンフレット発売(2015年11月21日)から第6章公開(2018年5月5日)までの2年5ヶ月を経て導き出された答えがこれなのか。

tri.本編内では宇宙に関する事柄は一切扱われていない。

宇宙飛行士になる変遷など描かれているはずもなく、当然山場でもない。

宇宙飛行士になる理由が分からないのなら、例え捏造でも自分なりにその答えを出すことすらしない。

→この点についても、『tri.がデジモンアドベンチャーの続編にして空白の期間を埋める物語』である以上丁寧に描くべき部分を軽視した、全体における問題点と言える。

 

デジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックでは

→2018年8月発売のデジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックで元永氏は、

「彼は将来的に宇宙飛行士になりますが、宇宙飛行士になるのって難しいじゃないですか。簡単に「なるよ」とは言えないから、ふわっとしたままにしました。」

と発言している。第1章パンフレットでの発言と真っ向から矛盾した発言である。

 

ヤマトが宇宙飛行士になった理由についての時系列まとめ

  • 2001年3月25日・・・02最終回「ぼくらのデジタルワールド」放送。2002年から25年後、2027年の世界が描かれた。ナレーター(=大人のタケル)が「ヤマトは人類史上初、パートナーデジモンを連れての宇宙飛行士になった。」と発言。
  • 2003年3月30日・・・デジモンフロンティア放送終了。
  • 2003年4月・・・「デジモン公式超図鑑」発売。関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページが掲載された。デジモンの全てのメディアミックスを通して初めて「ヤマトが宇宙飛行士になった理由」が明かされた。デジモンファン達にヤマトが宇宙飛行士になった理由が広く知れ渡った。
  • 2006年4月2日・・・デジモンセイバーズ放送開始。
  • 2007年3月25日・・・デジモンセイバーズ放送終了。
  • 2010年2月23日・・・「デジモンシリーズメモリアルブック」発売。関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページが掲載された。ヤマトが宇宙飛行士になった理由が語られた。デジモン公式超図鑑で語られた内容をさらに深く踏み込んだような内容。約7年振りに再び、デジモンファン達にヤマトが宇宙飛行士になった理由が広く知れ渡った。
  • 2010年7月6日・・・デジモンクロスウォーズ1期放送開始。
  • 2012年3月25日・・・デジモンクロスウォーズ3期放送終了。
  • 2013年?・・・tri.主要制作陣に「デジモンアドベンチャー新シリーズ製作」の話が来たとのこと。2018年4月16日のコメンタリーにてスタッフの誰かから「最初に話が来てから6年間」と発言があった模様なのでそこから逆算して計算するとこうなる。
  • 2014年8月1日・・・「世界中の“選ばれし子どもたち”へ贈る 新たなる物語 八神太一、17歳、高校生。 2015年春 デジモンアドベンチャーシリーズ新シリーズ製作決定」との動画がイベントで流れた。ニコ生でも放送された。
  • ?年?月(正確な時期は不明だが2014年のことだと推測される)・・・シリーズ構成柿原優子氏曰く「「tri.」のベースとして何を描くかについては、新井修平プロデューサーや櫻井崇プロデューサーたちが作っていたんですね。大まかな流れが決まった状態から私は参加したのですが、その段階でメイクーモンは「忌み子」という呼ばれ方で存在していました。」とのこと。2018年8月31日発売のデジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックでの発言。正確な時期は不明だがメイクーモンのラフが描かれた2014年と同年のことだと推測される。
  • 2014年10月・・・メイクーモンのラフが描かれた。パンフレットでメイクーモンのラフの日付が2014年10月になっている。このラフより以前からもメイクーモンの設定やデザインは考えられていたのだろうが、詳細時期は不明。
  • 2015年5月6日・・・ニコ生のPVで「デジモンアドベンチャーtri.とのタイトル」「キャラクターデザイン」「主要制作陣」「子どもたちの新規声優8人」「劇場公開作品であること」「全6章であること」などが発表された。
  • 2015年11月21日・・・tri.1章上映。1章パンフレットで「ヤマトは今はまだバンドを続けていきたいと思っているはずです。でも『02』の最後では宇宙飛行士になっていて……(笑)。僕たち制作陣も、その変遷が最大の山場になると思っています(笑)。」と元永氏が発言。
  • 2016年3月12日・・・tri.2章上映。
  • 2016年5月31日・・・問題のツイキャスが放送された。元永氏が「ヤマトが何故宇宙飛行士になったのかどうしても分からない」「ファンが面白い妄想をしていますね」「皆さんもヤマトが何故宇宙飛行士になったのか妄想してみて下さい」と発言
  • 2016年9月24日・・・tri.3章上映。
  • 2018年5月5日・・・tri.6章上映。ヤマトが「だったら俺は宇宙でも目指すか」と唐突に一言呟いた。
  • 2018年8月31日・・・「デジモンアドベンチャーtri.メモリアルブック」発売。「彼は将来的に宇宙飛行士になりますが、宇宙飛行士になるのって難しいじゃないですか。簡単に「なるよ」とは言えないから、ふわっとしたままにしました。」と元永氏が発言。

 

※デジモン公式超図鑑の関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページと、デジモンシリーズメモリブックでの同じ3人の合同インタビューページは、全体的に似た内容が多い。例えば、「関氏が海外の飛び級天才少年のニュースを見て「頭が良くても年齢が同じくらいの友達を作らずに育っていく子どもの人生はどうなるんだろう」と思ったことからデジモンカイザーを考案した」ことが2冊の本で似たような内容で載っている。

 

その他

過去作主要スタッフに疑問点を質問したtri.スタッフがいる

>■ 八神ヒカリとテイルモン
>2018/04/26 (Thu) 

>エンジェウーモンとの組み合わせでも出てるヒカリ。こちらも仲良さそうですね。
 
>デジモンアドベンチャーの中ではデジモンとそのパートナーの人間は同じ魂の片割れで、補完関係にあり、似た性格だったりまるで逆に見えたりといろんな組み合わせあるんですが、とある関係者からヒカリとテイルモンの補完性が理解できないと言われたことがあり、当時視聴してた小学生でもわかったことがわからなくてあなたその後ああいうことやってたのそういう無理解もあの結果の一つの原因だねえと思いました、メガハウスさんのほうがよほどちゃんと理解してくれてますね。

角銅氏のブログ「錆びた館分館」より引用。
 
→「とある関係者」とは直接名前を出されてはいないが勿論tri.のスタッフの誰かの事だと思われる。
 
→全6章の間に、角銅氏に過去作の疑問点を質問したスタッフもいたようである。
 
→2章公開後の2016年5月31日までの時点で「ヤマトが何故宇宙飛行士になったのか分からない」と質問する人物は、主要スタッフの中で監督以外にも誰もいなかったのだろうか。1章を制作している時点で質問しなければならなかったであろうに・・・。
 
→上記の発言は2018年4月26日。角銅氏がアニメーターたちの間で降板を表明したのは2017年か2018年。角銅氏が降板についてツイッターで一般デジモンファンに広く発信したのは2018年5月28日である。

 

コメント

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名無し ID:MjQwN2JlY
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角銅さんは劇場で1章見た時点だとかなり期待を寄せていたし、その時点ならヒカリとテイルモンについて聞かれたら嫌な顔せず喜んで返答したかもしれない。6章は劇場に行きすらしなかったようで。

返信
2019-11-10 21:48:20

名無し ID:OTNiMmQxM

自分もヒカリとテイルモンの補完性が理解できない。というかテイルモンのキャラ性が理解できない。

返信
2019-11-09 16:38:10