登録日:2021/12/28 Tue 06:26:38
更新日:2024/06/17 Mon 13:14:29NEW!
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時代を超えた、100年に一度の〈変身〉
〈ビ ヨ ン ド〉
未来、襲来。
100年にわたる仮面ライダーの歴史に、抗え。
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』とは、2021年12月17日より公開された映画作品である。
●目次
【概要】
『仮面ライダーリバイス』と『仮面ライダーセイバー』のクロスオーバー映画で、同年夏公開の映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』同様に仮面ライダーシリーズ生誕50周年を記念して製作された。
監督は『リバイス』と『セイバー』の双方でパイロット監督を務めた柴﨑貴行、脚本は『セイバー』でサブライターを務め、上記の『スーパーヒーロー戦記』でも脚本を手掛けた毛利亘宏が担当。
主題歌は『リバイス』のオープニングテーマ担当であるDa-iCEの「Promise」。
前年の冬映画枠では元々『セイバー』と『仮面ライダーゼロワン』のクロスオーバー作品になるはずだった『仮面ライダー 令和ジェネレーションズ(仮)』の公開を予定していたが、
コロナ禍の影響により『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の製作・公開が延期され、それに伴い同作と『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』を同時上映する形に変更されたため*1、
TV放送中の作品と前作がクロスオーバーする1本の長編映画としては2019年の『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』以来2年ぶりとなる。
本作では1971年・2021年・2071年の世界が舞台となり、『リバイス』と『セイバー』の登場ライダーはもちろん、
「初代」となる仮面ライダー1号の他に、本作オリジナルとなる50年後のライダー「仮面ライダーセンチュリー」が登場する。
『リバイス』本編における時系列については明言されていないが、フェニックスがギフスタンプを所有している事、バリッドレックスゲノムと仮面ライダージャンヌが存在している事、
門田ヒロミがカメレオン・デッドマンについて特に言及していない事から、第13話と第14話の間に位置すると思われる。
また、本作のゲストキャラクターに深く関わるという事から、JRとのタイアップが実現。東京駅の東海道新幹線ホームで本作公開のセレモニーが行われ、リバイとバイスが登場した。
【あらすじ】
悪魔崇拝組織デッドマンズがギフに匹敵する大悪魔・ディアブロを復活させた。
そんな中、50年後の未来から「仮面ライダーセンチュリー」である百瀬龍之介がやってくる。
彼は世界を、未来を救うために息子である百瀬秀夫の力が必要だと告げるも、秀夫は頑なに父を拒否する。
そして復活したディアブロと、それによって生まれた悪魔達に仮面ライダーリバイスやセイバー達が立ち向かうが、世界各地で次々と悪魔復活のための印をつけていく。
50年後からやってきた龍之介。どうやら彼は50年前の仮面ライダー1号とも浅からぬ因縁があるようで……。
果たして仮面ライダー達はディアブロを倒し、世界を、未来を救う事が出来るのだろうか……?
【登場人物】
『セイバー』増刊号にて2作品のキャラクターが出会っているため、お互い顔見知りとなっている。
☆仮面ライダーリバイス
ご存じ五十嵐家の長男坊にして、『リバイス』の主人公の1人。
ディアブロと戦う中、偶然出会った百瀬親子の問題にもお節介を焼く。
今回はバイス抜きでの単独変身を初披露。
登場フォームはレックスゲノム、マンモスゲノム、コンドルゲノム*2、[[バリッドレックスゲノム>バリッドレックスゲノム]]*3、そして本作が初登場のネオバッタゲノム。
ご存じ「仮面ライダーリバイス」の片割れである悪魔。
相変わらず自由奔放で遂にメタ発言について一輝からツッコミを入れられたが、ある場面で一輝との絆を試される事に……。
登場フォームはレックスゲノム、マンモスゲノム、コンドルゲノム、そして本作が初登場のネオバッタゲノム。
2071年では仮面ライダーBLACK RX、仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ、仮面ライダーウォズに変身する。
一輝の弟にして政府特務機関フェニックスの分隊長。
ディアブロの調査で「ある組織」の存在を知る事に……。
後半ではエスパーダとコンビを組んで戦う。
今回はカゲロウ及び彼が変身する仮面ライダーエビルの出番はなし。
2071年では仮面ライダーナイト、仮面ライダーメテオ、仮面ライダー龍玄 ブドウアームズに変身する。
一輝の妹のカラテガールで『リバイス』のヒロイン。
変身経験は浅いが、ライダーの1人として懸命に戦う。
今回はラブコフの出番はないが、本作のBlu-rayコレクターズパック豪華版に付属するB4変形サイズポスターとスリーブケースにはしっかりとその姿が写っている。
2071年では仮面ライダーバルキリー ラッシングチーター、仮面ライダーなでしこ、仮面ライダーポッピー ときめきクライシスゲーマー レベルXに変身する。
同じ女性ライダーのサーベラとは後に『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』で共闘することとなる。
ご存じ、仮面ライダーオタクの発明家。
その愛は時空さえも越え……?
遂にこの時が来た…!行け、仮面ライダー!!
悪魔に支配された2071年の時代でも、老いてなおそのテンションは健在。
センチュリーの力でバイス達が来る事を既に知っており、未来では精神体しかない彼らのために、
『リバイス』本編オープニング映像でも描写されていた、独自の技術でレジェンドライダーを再現・培養し作り出した「クローンライダー」を貸し出し、デビルライダー軍団から龍之介の肉体を守り抜く作戦に手を貸した。
だが、慣らし運転もせずぶっつけ本番で別の仮面ライダーを装着させたためか、残念ながら本来の変身者であれば引き出せた能力を発揮するには至らなかった。
ご存じフェニックス分隊長にして元変身失敗おじさん。
相変わらずジョージからの扱いはぞんざいだが、ライダーとして奮闘し、漢を見せる。
映画本編では登場しないが、本作のBlu-rayコレクターズパック豪華版封入のストーリーブック『From 2071 / ある7日間の記録』では2071年でも存命している事が示唆されている。
- 五十嵐幸実
- 五十嵐元太
一輝達の両親。
今作での出番は冒頭とエンディングにおけるしあわせ湯の場面がほとんど。
☆仮面ライダーセイバー
ご存じ『セイバー』主人公を務めた「元」炎の剣士。
小説家として剣を置き、剣士を引退したものの、今回の一件で再び火炎剣烈火を手に戦う。
彼の「約束」を重んじる精神は悪魔にも響いたようで……。
登場フォームはブレイブドラゴン、[[クロスセイバー>仮面ライダークロスセイバー]]。
2071年では仮面ライダーアクセル、仮面ライダースーパー1、仮面ライダー1号に変身する。
ご存じ、正式名称好きな水の剣士。
芽依達としあわせ湯を訪れるが、そのためにノーザンベースにてあられもない姿を晒してしまう羽目に……。
増刊号以降、芽依との関係も多少進展した模様。
登場フォームはライオン戦記、タテガミ氷獣戦記。
2071年では仮面ライダーブレイド、仮面ライダーZO、仮面ライダークウガ マイティフォームに変身する。
- 須藤芽依
ご存じ飛羽真の編集担当にして『セイバー』のヒロイン。
ジョージと共にライダーを信じ、世界の命運を託す。
飛羽真の幼馴染である雷の剣士。
最終決戦では同じく白と黄系統のカラーリングで、形は違えど闇堕ち経験のあるライブと共に戦う。
登場フォームはランプドアランジーナ、ゴールデンアランジーナ。
ご存知『最強の子育て王』たる土の剣士。
息子のそらと共にしあわせ湯を訪れた他、戦闘では同じくベテランのスラッシュや最光と共に奮闘していた。
ご存じ強さを追い求める風の剣士。
戦闘では賢人や、同じく「本当の強さ」について葛藤があったジャンヌと組んで戦う。
エンディングではジョージに風双剣翠風を調べられようとして鬱陶しがっていた。
ご存じ聖剣の刀鍛冶にして音の剣士。
バスターやブレイズと共にクリスパーと戦う。
また、エンディングでの描写からヒロミとは気が合った模様。
光の聖剣そのものの男。
ソードオブロゴスを代表してスカイベースに不法侵入しつつ訪れ、協力を持ちかけた。
体質的にはバイスと似たようなものであるらしい。
登場フォームはエックスソードマン。
2071年では仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー、仮面ライダーアギト グランドフォーム、仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーに変身する。
ご存じ神代兄妹。
相変わらず息の合った連携でクリスパーやギフジュニアの軍団と戦う。
玲花はエンディングでは珍しくお兄様から離れ、芽依やさくらといった女性陣と談笑する姿を見せた。
……一方、お兄様はというとパパさんの動画作成に巻き込まれていた。
- ソフィア/仮面ライダーカリバー
ソードオブロゴスの守護者にして闇の剣士。
今回はアクシデントで倫太郎の大切なものを見てしまった……。
後半では『セイバー』TV本編終盤やファイナルステージ同様、カリバーとしてギフジュニアの大群と戦う。
☆ゲストライダー
演:藤岡真威人
ご存じ、始まりの仮面ライダー。
悪の組織に改造され、超常的な力を手にするも心までは支配されず、正義のために戦い続けた男。
本作ゲストの龍之介とは深い因縁があるようで……。
演じるのは長年本郷=1号を演じた藤岡弘、氏の息子である真威人氏であり、なんと撮影現場では父から演技指導を受けていた。
今回真威人氏が選ばれたのは50周年作品という事も挙げられるが、50年前の本郷猛を演じるには現在の藤岡弘、氏では貫禄がありすぎる事、もう一つは今回のテーマである「親子」を表現するためと思われる。
- 仮面ライダーセンチュリー
2071年の未来からやってきた、本作オリジナルの仮面ライダー。
その姿は真紅のマフラーを棚引かせた1号ライダー*4を有機的にアレンジした雰囲気を漂わせつつも、
白と銀を基調に桃色の複眼とターコイズブルーの透明な装甲を纏ったSFチックなフォルムが特徴。
専用ベルト「サイクロトロンドライバー」で変身し、ディアブロを倒せる唯一の存在らしい。
しかし、当初はある原因により仮面ライダーセンチュリーブレイクという不完全な暴走形態にしか変身出来ない様子だが……?
他にも、とある場面で歴代レジェンドライダー達が登場する。
〇ゲストキャラクター
- 百瀬龍之介
演:中尾明慶
過去から未来、そして現代にやってきた謎の青年。
ある目的から成長した息子に会うために奮闘する。
そして、仮面ライダーとは因縁深い「あの組織」とも繋がりがあるようで……。
- 百瀬秀夫
演:古田新太
しあわせ湯の常連の1人で、新幹線の整備士をしている中年男性。
最近仕事が忙しく、息子の真一にあまり構ってやれない模様。
父・龍之介が長年行方不明になっていた事には複雑な感情を抱いており、突然やってきた若かりし日の父に辛く当たってしまう。
なお、演じた古田新太氏は過去に『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』で宇宙忍者ヒザール役の声を演じていたが、
顔出し俳優としての東映特撮への出演は1999年の『燃えろ!!ロボコン』第19話のゲストキャラ「満点さん」以来、実に22年ぶりの事だったりする。
☆敵キャラクター
ご存じデッドマンズの幹部陣。
ディアブロを復活させ、その下につく。
- プラナリア・デッドマン
冒頭にて野球グラウンドで暴れていたが、リバイスにより退治された。
時系列からして灰谷天彦が生み出した個体と思われる。
- ディアブロ
CV:上田燿司
ギフと肩を並べるとされる悪魔。
その肩書きに恥じぬは強さの持ち主で、ディアブロ特攻のセンチュリーとクロスセイバー、そしてリバイスコンビの4人がかりでようやく同じ土俵に立てる程。
50年前、「あの組織」によって自身が封印されたディアブロスタンプを研究されていたものの、とある事がきっかけで現代に蘇り、破壊の限りを尽くした。
その後は再びスタンプ共々封印されていたが、デッドマンズにより復活し、過去・現在・未来を股にかけて暴虐の限りを尽くす。
- ヒミコ・クリスパー
CV:松本梨香
- クフ・クリスパー
CV:森川智之
- エジソン・クリスパー
CV:中尾隆聖
- レオニダス・クリスパー
CV:玄田哲章
ディアブロによりクリスパースタンプから生み出された、偉大なる「王」の遺伝子を持つ悪魔達。
あくまで偉人の複製である為、『仮面ライダーゴースト』とは一切の関連性はない。
ちなみにクリスパーのキャスト陣は東映特撮で主要人物の声を務めた経験のある出演者で構成されており、
中でも松本氏は『仮面ライダー龍騎』の主題歌「Alive A life」を歌唱していた事でも知られているが、声優としてのシリーズ参加は今回が初となった。
また、玄田氏も仮面ライダーシリーズには1980年の『仮面ライダー(新)』で、ネオショッカー怪人・黄金ジャガーのCVを担当して以来、実に41年ぶりに同シリーズへの参加を果たしている。
- ショッカー幹部
演:立木文彦
ゾル大佐と似た服装を身に纏ったショッカーの幹部。
ディアブロスタンプを研究しており、回想シーンにてある人物にそのスタンプを押印し、ディアブロを復活させてしまった。
その後の去就は不明だが、恐らくはディアブロの攻撃を受けて死亡したと思われる。
演じる立木文彦氏は仮面ライダーシリーズには声優としての出演が多かったが、今作では俳優として出演した。
あくまで名称の通り幹部格であり、過去の大幹部達とは一切関係ない。
- デビルライダー軍団
悪魔によって支配された2071年の未来世界で、ディアブロにより複製された疑似悪魔。
これまで正義の仮面ライダー達を苦しめたダークライダーの複製であり、ギフジュニアと共にわずかに生き残った人々を弾圧している。
劇中ではショッカーライダー(No.1とNo.2)、仮面ライダー王蛇、仮面ライダーエターナル、仮面ライダーソーサラー、仮面ライダーデューク、仮面ライダー4号、仮面ライダーバールクスが登場した。ギフジュニアを盾にする王蛇は必見。また、音声ミスでソーサラーのベルト音声がウィザードライバーのものになっている。
Wiki篭りがこのWIkiで追記・修正する限り、荒らしが蔓延る事はない!!
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*2 厳密にはリバイスコンドルのみの登場。東映の『仮面ライダーポータルサイト』内の「ジョージ・狩崎のゲノムラボラトリー」の画像などから察するに、コンドルゲノムのスーツは存在しないと思われる。
*3 何気に冬映画における初期パワーアップフォームの登場は、2017年の『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』の仮面ライダービルド ラビットタンクスパークリングフォーム以来4年ぶりとなる。
*4 テレビ特番『仮面ライダー大投票』におけるセンチュリーの情報解禁時には、伊藤英明氏から出たモチーフについての質問に対して、一輝役の前田拳太郎氏が「バッタ」と返答しているが、一部では「100」にちなんだ名前から「ムカデ(百足)もモチーフなのでは?」という説も挙がっている。
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