りん(犬夜叉)

ページ名:りん_犬夜叉_

登録日:2020/05/18 Mon 00:22:08
更新日:2024/05/17 Fri 13:13:28NEW!
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殺生丸さま。いつかりんが死んでも、りんのこと忘れないでいてくれる……?




出典:犬夜叉、96話「病気になったあの邪見」、読売テレビ、サンライズ、
2000年10月16日~2004年9月13日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000


概要

『りん』とは『犬夜叉』の登場人物。


CV能登麻美子



の大妖怪である殺生丸に懐き、一緒に旅をしている幼女
年齢は不明だが、人間換算で7歳の七宝よりはおそらく年上で琥珀以下ぐらいだろうか。
黒い髪を肩まで伸ばして、サイドテールにしている。
性格は天真爛漫であり、たとえ相手が妖怪でも分け隔てせずに接し、怪我をしているのなら必死に看病する心優しい少女。
また子供なので思った事はハッキリ言い、そのためけっこうな毒舌家でもある。
生まれ育ちが戦国時代ということもあって盗みには抵抗がないのか、殺生丸の看病のために生簀から魚を盗んだり、殺生丸一行に加わった後は邪見に見張りをさせながら畑から野菜を盗んでいる*1


元々はとある村に住んでいた村娘だったが、ある時野盗に両親と兄達を殺されてしまう*2
幸いにもりんは助かるが、家族を殺されたショックで口がきけなくなってしまう*3
哀れんだ村人たちに養ってもらえてはいたが、口がきけない事を気味悪がられあまり良い扱いとは言えなかった。


そんな生活をしていたある日、村の周辺で偶然、犬夜叉に敗れ大怪我をしていた殺生丸を発見し、看病する。
人間を毛嫌いしていた殺生丸は半化けのまま威嚇するなどして看病を拒否するが、
それでも村の生簀から魚を盗み、村人に暴行を受けるなどひどい目にあっても*4かいがいしく看病する姿に、殺生丸も心を僅かだが動される。
しかし、りんの村に鋼牙が手下のを連れて四魂のかけらを奪った手下を粛正するために襲来。ついでに狼に村人を食っていいと指示。
りんも必死に逃げたが、殺生丸がいる場所の近くで狼に追いつかれ一噛みで殺されてしまう。
そこにやって来た殺生丸がりんに心を動かされていた事と、天生牙を試し切りしたいという好奇心からあの世の使いを斬られ、蘇生した。以後、殺生丸一行に加わる。
なお元々ボロ服を着ていたが一行入りしてからは、殺生丸にでも貰ったのか新しい着物を着ている。
ボロ服を描くのは面倒という作画上話は置いておくとしても、この時点で殺生丸が軟化している事が分かる。


上記の経緯で仲間入りしたため、いまでも狼が怖い。
アニメでは鋼牙と再会し不安がったため、殺生丸が鋼牙をりんを殺した狼の主君と認識。
出方によっては鋼牙を殺すつもりだったものの、直後にりんを襲った妖怪を鋼牙が退治したため、(奈落退治が優先という事もあり)見逃している。


野盗に家族を殺されたり村人達から暴力を受けたりと乱世の人間の醜い部分を幼くして見てきた事もあってか、
アニメでは妖怪より人間の方が怖いと語ったり人の村に戻るのを拒む一幕もあった。
ただし、人間嫌いとか人を完全に嫌っているとかではなく、善人と悪人の判別はきちんとつくし、
特別悪しき人間でなければ普通に接する(流石に人格と人相があべこべになった睡骨は無理があったが)。


プライドが先行しがちな殺生丸や邪見と異なり犬夜叉一行とも普通に接しているほか、後述するが現在は殺生丸の意向で人里で暮らしている。
上記の発言も人嫌いとかではなく殺生丸達といたいという意味合いが強い模様。


アニオリである『殺生丸様と永遠に一緒』では、殺生丸とずっと一緒にいたいりんに対し、
邪見が自分は数百年後でも殺生丸と一緒にいられるが、人間であるりんはずっと一緒にいられないと言ったため不貞腐れる。
その後妖怪に誘拐されたり旅の法師に助けられたり色々あったりしつつも、後日、殺生丸に「自分が死んでも忘れないでね」と伝えている。
このエピソードは二人の絆を語る上で欠かせない話として人気投票でも上位に食い込むほどの人気を誇っている。


本当に極々普通の少女のため霊力も法力も使えず、妖怪退治のための武器も使えない。
なのに早いうちから奈落から殺生丸の弱点と認識されているため、度々誘拐されたり命を狙われたりしている。


異形に惹かれた者同士ということもあってか、アニメでは特に日暮かごめと似ているとされる描写が多く、
地念児からは、どちらも「心の温かい娘」と言われている。



本編の活躍

14巻129話に初登場。上記の経緯で仲間に。


その後は奈落一行に命を狙われたり琥珀と交流をしたりしている。



47巻では、殺生丸は天生牙の必殺技『冥道残月破』を極めるためにの元へ訪れ、りんは冥界に飲み込まれる。
しかし冥界は人間には耐えられない場所であり、りんは二度目のを迎える(物理的に殺された一度目とは異なり、魂を奪われる形であるが)。
殺生丸はなにかあっても天生牙があれば救えるとを過信していたのだが、実は天生牙が救えるのは一人につき一回だけ。ゆえにりんは救えなかった。
この時の殺生丸は「りんの命と引き換えに得るものなど何もない」と深い後悔をするほど嘆いており、いかにりんのことが大切になっていたか分かる名シーンである。


悲しんでいるのを知った殺生丸の母は「二度目はないぞ」と言いながら、冥界に置き去られていたりんの魂を呼び戻す事で、りんを蘇生させた。



奈落との最終決戦の際もさらわれ奈落の体内へ。これによって殺生丸はりんを救うまで爆砕牙が使用不可になってしまう。
さらわれたあと眠らされたりんは幻影の奈落の元におり、やってきた珊瑚への人質となる。
普段の珊瑚なら人質に手を出せないが、この時恋人である弥勒の風穴が弥勒を飲み込む寸前であり一刻も早く奈落を倒さねばならない状態だった。
珊瑚は悩んだ末、りんもろ共奈落を倒すことに決め、飛来骨を投げる。
幸いにも当たる直前にかごめの破魔の矢が奈落(本物)に当たったことで奈落(幻影)が消え、間一髪で助かった。



決戦後はの村で生活をしている。
これは殺生丸の元で暮らすか、それとも人間の元で生活するかを選ぶための訓練らしい。
尤も、殺生丸としては自分の方を選んでほしいのか、度々着物などを送っている。




半妖の夜叉姫

続編アニメの夜叉姫の主役である、日暮とわせつなは殺生丸の娘と公表されていたが、母親は不明だった。
原作ファンは「りんではないか?」と予想していたが、公式からの発表はなかった。



出典:半妖の夜叉姫、15話「月蝕、運命の惜別」、読売テレビ、小学館、サンライズ、
2020年10月3日~2021年3月20日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020



そして発表されたのは15話『月蝕、運命の惜別』にて。
やっぱりりんが双子の母親であり、殺生丸の妻となっていたことが判明。さすがにりんも成長しており出産時は15歳前後くらいに見える。
しかしりんが双子に名付けをした直後、殺生丸が麒麟丸から子供を守るために連れていったため、一度も我が子を抱けなかった。
出産に立ち会ったかごめ達はこれに戸惑い、同じ母親の珊瑚に至ってはりんの気持ちを想ってか最も強い難色を示し、「何のつもりだ!?」と半ば咎めるように殺生丸を問い詰めている。
一応、邪見の話からすると、二人を結界内に隔離してしばらくしたらりんも連れてくる予定だったらしい。
しかしここで想定外の事態が発生。殺生丸と犬夜叉が妖霊星を破壊しに行った隙を突き、是露がりんに接触。銀鱗の呪いをかけられる。
この呪いは銀の鱗が自分の体を蝕み最終的に死に至るだけでなく、術者である是露が死んでもりんは死んでしまうというもので、下手に是露を倒すこともできなくなってしまう。
やむを得ず邪見の提案でりんを時代樹に封印することになるが、それでも完全に呪いの進行を止めることはできなくなったため、夢の胡蝶をせつなに取りつかせ、彼女のをりんに供給するという手段をとることとなった。




本編で楓が「骨喰いの井戸が使えなくなって15年以上経つ」と発言しており、それ以外情報が無く、『犬夜叉』の最終回からどれほどの時間が経過したのか曖昧だったが、15話にておよそ18年ほどの時間が流れていた事が判明。


『犬夜叉』の最終回は本編の3年後であり、根の首事件である読み切り『あれから』及び夜叉姫1話『あれからの犬夜叉』は最終回の半年後で、宝仙鬼(二代目)が黒真珠を届けに訪れたのが一月後。
そして、りんが双子を出産したのはそれから大体4年後。
以上の事から、『犬夜叉』本編のりんが仮に8~10歳だったとして、少なくとも出産当時には十代後半の年齢になっていたと思われる*5


ここまでが夜叉姫の登場人物の会話と設定から判明する時系列ではあるが、食い違う設定も存在する。
作中とわがいた時代が『令和』であり、かごめが戦国時代に行った時代が1996年だったことを考えると、三年後の『あれから』の時点で2000年前後。
そこから令和までに約20年経過していることを考えると、りんが出産したのは『あれから』の約6年後ということになる。
仮に本編が10歳だとしても15話の時点で19歳くらいとなる。



ちなみに、犬夜叉本編で11歳の少女に弥勒が「私の子を産んでくれるか?」と言ったことが判明したときは現代人のかごめはおろか珊瑚もドン引きしていたが、成長した少女がもう14歳だから子供を産めると弥勒に迫ったことに対してはかごめが「あたしより歳下なのに…」と現代と戦国時代とのギャップを痛感するに留まったので、現代とは違い十代の少女が妊娠・出産しても不思議ではない戦国時代の時代背景は原作でも反映されているようだ。



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*1 アニメオリジナルエピソードでの殺生丸曰く、自分の食糧は自分で何とかしろとの事。
*2 なお、殺生丸一向に加わった後でも両親が殺された瞬間を夢に見てしまうという。
*3 演じた能登麻美子氏曰く、吐息だけで感情を表現するのが大変だったとのこと。
*4 一応言っておくと、当時は戦国時代=戦時中であり、食糧問題は死活問題なため、村八分などの厳しい定めがあった。りんの村人が特別酷いというわけではない。
*5 おそらくは15~17歳ほど

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