登録日:2022/04/30 (土) 22:02:43
更新日:2024/06/18 Tue 13:43:39NEW!
所要時間:約 27 分で読めます…!
▽タグ一覧
ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー 短距離 スプリンター 天才少女 飛び級 頑張り屋 努力家 献身的 天才 神童 トレセン学園中等部 栗東寮 ロリ トレーナー新人勢 去年までランドセル 先行バ 美化委員 ニシノフラワー ティアード・ペタル 小さな天才少女 つぼみ、ほころぶ時 河井晴菜 ニシノ神 トリプルティアラチャレンジ nishino flower 最近までランドセル フラウンス 西野花

画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Queens」ニシノフラワー 前篇
© Cygames・JRA
ただ、ひっそりと、そばにいたくて。
たとえ小さなお花でも
ニシノフラワーとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:河井晴菜
モチーフ元である競走馬『ニシノフラワー』は当該項目を参照。
◆プロフィール
キャッチコピー:花咲く笑顔♪気配り上手なウマ娘
誕生日:4月19日
身長:135cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B67・W48・H70
靴のサイズ:左右ともに18.5cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:家事全般、園芸
苦手なこと:炭酸ジュース
耳のこと:さわると安心感に包まれ、癒されると評判
尻尾のこと:太陽と、四季折々の花の香りがする
家族のこと:両親からもらったじょうろは今も宝物
マイルール:授業で読めなかった漢字はすぐに調べる
スマホ壁紙:道端に健気に咲いていた、一輪のお花
出走前は…:両親が喜ぶ顔を想像して、気合いを入れる
ヒミツ:①お手玉なら永遠に続けられる / ②いい香りの消しゴムを何個もコレクションしている
自己紹介:こんにちは、ニシノフラワーです。みなさんに頼ってもらえるくらい、素敵なおねえさんウマ娘になりたいです…!
望まれた桜 バ群を切り裂く花一輪
週刊100名バNo.23「ニシノフラワー」表紙より
◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第8弾「速さを研ぎ澄ました時代」篇
© Cygames・JRA
満ちよ開けよ
早咲きの一輪花
【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第8弾「速さを研ぎ澄ました時代」篇より
桜花賞やスプリンターズステークスといった複数のG1を勝ち取り、天才少女と称された牝馬「ニシノフラワー」がモチーフのウマ娘。
実装されているウマ娘の中では一際小柄で愛くるしい容姿をしているが、これは彼女が飛び級でトレセン学園に入学したため。
なので所属は一応中等部であるが、実年齢的には小学生相当とのこと。
黒系統のショートヘアーにピンク色のカチューシャと赤色の耳カバーを付けている。
元の競走馬が牝馬であるため、左耳に赤と白の二色で彩ったリボンも着用。
両親からたっぷり愛情を受けて育ったこともあり、その純朴な見た目に違わぬとても物腰丁寧で優しい女の子。
レースに情熱をかける才女の集まりたるトレセン学園において、自分も周りのお姉さんたちのように立派になりたいと、一生懸命に努力を重ねている。
一方で、その性格からか常に周囲への気配りを怠らず、自分の事より周囲の誰かを優先することも多い。
その甲斐あってかその才能に対する嫉妬などは殆ど見られず、他のウマ娘たちからも可愛がられ慕われている。
真面目な努力家故にか、勉学でも非常に丁寧にノートを取っているようで、
1コマ漫画ではそれを見たトウカイテイオーが「教科書より分かりやすい」と内心称賛しており、
ダイタクヘリオスやメジロパーマーに至っては「ニシノ様~ッ!」、「ニシノ神~!!!」などと涙を流しながら称えている。君たち高等部だよね?
小さい体に溢れんばかりの母性を湛えており、マヤノトップガンのウマチューブ生配信にゲスト出演した時は
寄せられたコメントに対し優しみ溢れる返答をして視聴者を大いに癒やしていた。あまりの母性に視聴者達は
「聖母がおる…」「ばぶばぶ」など盛大にオギャっていた模様。トレーナーも心が呑まれかけていた
花を育てるのが大好きで、トレセン学園においても花壇の管理を行っている。
しかし、基本的には純朴で優しく直向きな努力家としての面が強いものの、
天才と持て囃されそれに相応しい才覚もある*1とはいえ、まだまだ出来上がりきっていない幼い体ということもあり、
早く周囲のお姉さんたちに追いつきたいと思いつつも、体がそれに追いつかないという現実に悩み落ち込んでしまうといったことも多い。
この辺りは特に、後述の個別ストーリー及び育成シナリオで強調されている。
また、育成実装後に追加されたホーム画面の会話の一つでは、クラスメイトの祝勝会のための買い物の際に、
プリファイのおまけシール目的でグミを購入したことを恥ずかしそうに明かすなんて場面もあったり、
育成イベントでは「マジェスティック・ガールズ」というロボット物アニメの熱心なファンである事を明かしたり、
なんだかんだでまだまだ見た目相応の子供であることを伺わせる。
因みに距離適性がスプリンター向きのウマ娘には、タイキシャトルやヒシアケボノといった、グラマラスで体格も良い子が多く、
レースで対決して一緒の画面に映ると、あまりの体格差から最早バグなんじゃないかと思ってしまうレベルの絵面が展開されることも。
アプリ内のひみつによれば「お手玉なら無限に続けられる」とのことで、「いい香りの消しゴムを何個もコレクションしている」とのこと。
これまた子供らしいというか可愛いというか…
◆アプリ版での活躍
性能
バ場 | 芝:A | ダート:F | ||
距離 | 短距離:A | マイル:A | 中距離:E | 長距離:G |
脚質 | 逃げ:F | 先行:A | 差し:A | 追込:G |
2022年04月11日に☆3「ティアード・ペタル」として実装。
アプリリリース初期から勝負服デザイン済のライバルとして幾度も姿を見せていた他、
未だ絶対数の少ない貴重な短距離適性A持ちのスプリンターであったため、今か今かと待ち望まれていたのだがなかなか実装されず、
1stアニバーサリーも終わって落ち着いてきた4月、彼女の代表レースである桜花賞に合わせて遂に実装が発表された。
ちなみにこの日はヤエノムテキ(とメジロライアン)の誕生日だったのだが、ヤエノはその後フラワー(とメジロブライト)の誕生日である4月19日に実装されている。
約1年前にも似たようなことがあったような……?
また、2023年05月29日には新衣装として「Sweet Juneberry」が実装されている。
短距離Aのウマ娘は未だに数が少ないため、貴重なスプリンター枠として活躍する他、マイラーとしての運用も可能。
流石に最低クラスの長距離適性からステイヤーとして活躍させるのは絶望的だが、中距離はEとギリギリ補正でAまで持っていける範囲のため、
魔改造を仕込んだ上でオークス、秋華賞も勝ち取り、史実を覆してトリプルティアラの栄冠を掴むのも十分可能なレベルだったりする。
脚質適性は先行と差しが最高適性のAで、逃げがF、追い込みが最低のG。
後述の固有スキルの発動にはある程度好順位をキープしないといけないことを考えると、やはりメインは先行運用だろうか。
『ティアード・ペタル』
ひらひら、お花みたいで、とってもきれいですよね♪

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ティアード・ペタル]ニシノフラワー」勝負服
© Cygames・JRA
馬主である西山正行氏の勝負服「黄、紫三本輪、白袖」の三色をメインに花をイメージしたフリフリのノースリーブドレスというとってもキュートなもの。
ドレスのフリルは花弁のように分かれている他、胸元にも赤い花飾りが見られる。
原案だと配色こそ変わらないもの、実装版よりも露出が少ない清楚なジャンパースカートスタイルであった。
ティアード(tiered)は「重なる」、ペタル(petal)は「花びら」を意味する単語。
また、ファッション用語のティアードは「段々に重ねたひだ飾りのスカート」を指してもいる。
余談だが、同じくファッション用語でひだ飾りを指す単語がフラウンス(flounce)
…運命的な何かを感じざるを得ない。
成長率はスピードとパワーそれぞれに+15%と、スプリンターに必須の能力を伸ばしやすい構成となっている。
初期スキルとして「アクセラレーション」「直線巧者」「直滑降」を所持。
覚醒レベルを上げると「スプリントギア」や「差しコーナー○」の他、直線で速度が上がるレアスキル「ハヤテ一文字(「直線巧者」上位スキル)」、
作戦・先行の際に下り坂が少し得意になるレアスキル「決意の直滑降(「直滑降」上位スキル)」を取得可能となる。
進化スキルはハヤテ一文字がスタミナ回復効果の追加された「風花疾走」に、決意の直滑降の効果が純粋に強化された「大輪の決意」に進化する。
更に2024年2月には「ハヤテ一文字」の分岐進化として、速度上昇効果を純粋に強化した「一輪の勇気」が追加されている。

未来はきっと…この先に!

ふふふっ、咲いて、開いて、

広がる私のお花畑!
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ティアード・ペタル]ニシノフラワー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA
固有スキルは「つぼみ、ほころぶ時」。
効果は「レース中盤のコーナーで競り合っていた場合、終盤かつ最終コーナー半ば以降に好位置にいると加速力が上がる」というもの。
具体的には「レース中盤で2~3秒以上競り合う」を満たし、「終盤の最終コーナー半分以降で3位以下かつ上位40%以内」だと発動する。
(出走者数にもよるが、凡そ3位~5位以内となる)
ガチ環境でも重視されやすい、貴重な加速力の上がる固有スキルなのだが、発動条件はなかなかに厳しめ。
一度のレースで複数の条件を満たす必要がある上、第2条件の好位置というのも決して広くないため、狙って発動させるのは難しい。
遅すぎず且つ速すぎずの上位にいる必要があることから、上述のように先行運用だと一番発動させやすいと言える。
しかし、条件に「終盤」が含まれ、条件を満たした瞬間に発動するため、
「最終コーナー半分まで終盤が来ないコース」でさえあれば、(条件を満たせば)必ず「終盤開始直後」に発動してくれる。
マイル以下ならほとんどのコースが↑に当てはまるという範囲の広さも相まって、安定性の低さを差し引いても評価の高いスキルである。
発動演出はフラワーが太陽の光が差し込む階段を上っていき、その先に広がる満開のお花畑で満面の笑みで駆け回り、
ふかふかの草原に仰向けで寝転がるという、非常に愛くるしいものとなっている。
えへへっ♪ 勇気の花束、お届けしました…!
『Sweet_Juneberry』
すてきなドレスを着せてもらって…私、幸せです♪

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Sweet_Juneberry]ニシノフラワー」勝負服
© Cygames・JRA
ストーリーイベント『宣誓、戦う君へのプロポーズ』に合わせて実装された新衣装。
淡い白とピンクを基調としたとってもキュートなウェディングドレス。
通常衣装と同じく各所に花を象った模様があしらわれている他、頭にはベールも着用している。
尚、大のフラウンス推しとしてトレーナー間でも有名な西山茂行オーナーの御息女は、
ぱかライブ出演メンバーにフラワーの声優である河井晴菜氏が出演していたことから、当初からフラワーの新衣装として花嫁衣装の実装をと大いに期待を寄せており、
期待通りに花嫁フラワー実装が発表されてからはテンションが物凄いことに。
翌日には速攻で天井まで回して花嫁フラワーを確保しただけでなく、即座に星5まで才能開花。
花嫁衣装との親和性がバッチリなドロワ衣装のセイウンスカイと並べてのライブを楽しんでいたり、
育成においてもランクがUF超えと溢れんばかりの愛をこれでもかと示していた。
こちらの成長率はスピードが+10%、賢さが+20%となっている。
初期スキルとして「阪神レース場○」「マイルコーナー○」「下り坂巧者」を所持。
覚醒レベルを上げると「負けん気」や「食らいつき」の他、マイルレースにおいてコーナーで速度が上がるレアスキル「豪風円刃(「マイルコーナー○」上位スキル)」、
下り坂で速度が上がるレアスキル「至高のダウンヒラー(「下り坂巧者」上位スキル)」を取得可能となる。
進化スキルは豪風円刃の効果がすごくに強化された上に、チームメンバーの速度もわずかに上げる効果が追加された「祝福のフラワーガール」に、
至高のダウンヒラーに加速力アップの効果が追加された「ヴェール揺らす春疾風」に進化する。
特に祝福のフラワーガールは、今までに無かった初の「自分以外の味方へのバフ効果」という個性的なスキルとなっている。

わぁ…!

きっとあそこに、私の…――

ん…ふわぁ、見つけました…♪
画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Sweet_Juneberry]ニシノフラワー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA
固有スキルは「Flowring Dreams」。
効果は「残り200m地点で2番手〜中団だと速度が上がり近くにウマ娘が3人以上いるとさらにわずかに前に出る」というもの。
最高速度と即時速度上昇効果の複合スキルで、条件を考えるにこちらもやはり先行で最も発動しやすいスキルと言える。
発動演出でたくさんのバルーンが飛び交いきらきら輝く草原を駆け回り、
教会の扉が開くと同時に花畑で目を覚ますフラワーの演出が実にファンシー全開で非常に可愛らしい。
あなたとの誓い、守れましたよ…♪
固有二つ名は「小さな天才少女」。
取得条件は「どちらかが育成でG1未勝利の継承ウマ娘から想いを継承し、阪神JF、桜花賞を勝利、スプリンターズSを2連覇し、クラシック級のうちにファン数が100000人になる。」。
阪神JFや桜花賞での勝利、クラシック級までのファン稼ぎなどはそう難しくないのだが、問題はG1未勝利のウマ娘からの継承。
目標レースにG1レースの勝利が含まれないウマ娘は2周年ガチャでツインターボが実装されるまでいなかったため、
目標未達成のウマ娘、もしくはクライマックスシナリオで継承要員を育てることから始めないといけない。
このような条件の由来はハッキリとせず、父は普通にG1馬であり、母はG1どころか競走成績自体がないが母の戦績が低い馬なんて珍しくはない。
ニシノフラワーが西山牧場にとっての初G1馬であったことから来ているのだろうか。
サポートカード
初期段階で共通のRとSSR【まだ小さな蕾でも】が実装されているほか、2021年4月15日にはSR【あなたにささげる】、2022年01月28日はSSR【小さなカップに想いをこめて】が実装されている。
全カード共通のランダムイベントに「愛嬌○」を取得できるイベントがあるため、ジュニア級の早期に取得できれば他のサポートカードの絆ゲージも上げやすくなり、最終的な練習効率を高めやすくなる。
もう一つの選択肢でも体力+20と優秀。
SSR【まだ小さな蕾でも】
得意トレーニングはスピード。
固有効果で初期絆ゲージアップを持つため、無凸の状態でも比較的早期に友情トレーニングを発生させやすい。
凸数を上げていくとスピードボーナスや初期スピードアップ効果も追加されていく他、
イベントを進めることでレアスキル「ハヤテ一文字」を取得できる。
汎用性の高いレアスキルなのだが確定ではなく、レースボーナスが5%と低い他、得意率アップもないなど全体的な練習性能も高いとは言えないため、現状における総合的な性能はいまいち気味。
SR【あなたにささげる】
得意トレーニングはパワー。
固有効果と合わせて最大15%と高いレースボーナスを得ることができる。
凸数を上げることで初期絆ゲージアップや得意率アップが追加され、友情トレーニングを発生させやるくなる他、
完凸時にはパワーボーナスも追加されるため、パワーを非常に伸ばしやすくなるが、他のSRパワーサポートカードの中では練習性能は控えめな部類。
イラストはスカイの頭にフラワーが花冠を載せるというものだが、この花はヒナギク(英語でデイジー)の花であり、
実馬二頭の孫・曾孫にあたる「ニシノヒナギク」「ニシノデイジー」を想起させるものとなっている。
SSR【小さなカップに想いをこめて】
得意トレーニングは賢さ。
固有効果として絆ゲージを最大まで上げると、何と賢さボーナスが3も付くようになる。
他に初期絆ゲージアップや得意率アップも持つため、絆ゲージさえ早期に上げきってしまえば賢さを重点的に伸ばすにはうってつけのサポカとなる。
こちらではイベントを進めることでレアスキル「決意の直滑降(「直滑降」上位スキル)」を取得可能。
ただ、今までのサポカとは異なりレースボーナスを全く持たないため、特にクライマックスシナリオだと採用しづらい弱点も持つ。逆にレースボーナスがほとんど必要ないグランドライブシナリオでは有力なサポカとなる
アオハル杯シナリオでは、ダートほどではないが適性持ちが少ない短距離とマイルを両方走れるということで、早めに加入してくれると有難いNPCウマ娘の一人。
というのも、特に育成ウマ娘が中・長距離適性持ちの場合、サポートカード編成にもよるが短距離とマイルは走れるウマ娘が意外と少ないため、
場合によっては最初の自動編成で、短距離が確定加入のタイキ一人、マイルに中・長距離枠からあぶれたマイル適性C以下のウマ娘が入っている編成になることもあるのだ。
育成シナリオ
優しい両親の下ですくすくと育ってきた少女、ニシノフラワー。
2人にはいつも笑顔でいてほしい。そんな自分が両親のためにできることは何だろう。
そんなことを考えながら過ごしてきたある日、フラワーはちびっこ体験レースにおいて、
他のウマ娘たちを引き離す圧倒的な実力を見せつける。
レースで大活躍を見せたことに大はしゃぎする両親の姿を見たフラワーは、自分の走りが大好きな両親を笑顔にすることができると実感を得たことで、
両親へもっとレースに出て走りたいと頼み込んだ結果、その実力を認められたことで飛び級の天才少女としてトレセン学園にやってくることに。
自分のレースで両親に、そして周りの大勢の人に勇気を与え、お日様みたいにキラキラ笑ってほしい、それがフラワーの夢。
そんな先で偶然にも出会ったのが新人故にウマ娘に声をかけてもなかなか相手にしてもらえず、落ち込んでいた矢先にすっ転んでしまった新人トレーナー。
フラワーはそんなトレーナーに心配そうに手を差し伸べ応急手当もしてあげることに。
後日、トレーナーの方もまた、一生懸命にトレーニングに励み直向きに頑張るフラワーの姿を目にすることで自分もまた、頑張ろうという前向きな気持ちを持つようになる。
フラワーもまた、自分のおかげで勇気づけられたと言ってくれたトレーナーの言葉で嬉しくなり、
今まで以上にトレーニングに励むようになるも、その矢先でケガをしてしまう。
如何な天才少女と持て囃されようとも、自分はまだまだ体の出来上がっていない成長途中の身。
まして、トレセン学園には自身よりも優れた才も実力も持つウマ娘たちが大勢いる。
その現実を突きつけられ落ち込むフラワーの後を追い、そして色とりどりの花が咲き乱れる花畑へとやってくる。
今はまだ未熟でも、いつかは周囲のお姉さんたちのように立派なウマ娘になれると努力してきた。なのにケガをしてしまった。
夢を叶えたい、周りに置いて行かれたくない、その一心で無茶をした結果がこれで…
不甲斐ない自分に耐え切れず、フラワーは人目も憚らず泣き出してしまう。
そんなフラワーの本心を垣間見たトレーナーは決意。
彼女に励まされ救われた者として、今度は自分が彼女を支えたいとスカウトの申し出をする。
共に夢を叶える手伝いをさせてほしいと力強くトレーナーの姿に、
当初フラワーはキョトンとしていたものの、すぐに満面の笑顔でその申し出を了承した。
だって……勇気、もらってくれたんですよね? 私から……ちゃんと……。
ああ!
……っ、ありがとう……ございます……! 私、がんばります……だから、だからっ。
よろしくお願いします!
ニシノフラワーの個別ストーリー及び育成シナリオにおけるトレーナーは、文字通り駆け出しの新人という印象が強調されており、
なかなか自信が持てない中周囲の先輩トレーナーたちにも支えられつつ、フラワーと二人三脚で共に成長していくといった趣があり、
今まで実装されたウマ娘たちの担当トレーナーが新人らしからぬ才覚を発揮していただけに、違う意味で異質なものとなっている。
フラワー自身も、トレーナーの下でトレーニングに励む中、より大きなレースに挑戦したいという意欲の下、
阪神ジュベナイルフィリーズやトリプルティアラ路線といったG1レースに挑戦していくことになるも、
マイルレースの桜花賞に続く中距離レースであるオークスで限界を感じ*2、後に短距離路線中心のスプリンターとしての才覚を発揮していくことになる。
そんな中で、上述してきた未熟な自身の体とその成長への戸惑いにも向き合うことになるという、
実装前の純朴で優しい才女から子供らしく悩みつつも成長していく、今までのフラワーとはまた違ったイメージが強調されたシナリオとなっている。
育成目標は阪神JFを経て桜花賞、オークスへの出走ののちにマイル・スプリント路線へと進んでいく。
素の中距離適性がEと、因子で補強しなければロクに走れないがAスタートが可能で、トリプルティアラを狙ってみるのもいいだろう。
隠しイベントにはエリザベス女王杯への出走があり、クラシック・シニアのどちらで出走してもOK。
史実では当時秋華賞が創設されておらず、牝馬クラシックの3戦目がエリザベス女王杯になっており、しかも現在よりも200m長い2400mのレースであった*3。
またシニア級宝塚記念への出走もあり、メジロマックイーンやイクノディクタス、メジロパーマーとの対決になる。
モチーフは1993年の第34回宝塚記念か。
もう1つの隠しイベントは「マイルも、がんばりやさん!」。
これは「育成目標のマイルレース全1着+目標外のマイルCS連覇」が条件で、クリアするとスピード・パワー・賢さに大幅なステータス上昇に加え、上昇気流とギアシフトのヒントレベル2UPのボーナスが貰える。
ニシノフラワーにはトリプルティアラ達成のボーナスは無いため、無理に中距離因子を積んでトリプルティアラを狙わなくても固有レベルUPに必要なファン数を一気に稼げるため、マイルCS2戦出走を増やしてでも狙う価値がある
(なおマイルCS初出走時にはダイタクヘリオス、ナイスネイチャ、イクノディクタス、ヤマニンゼファーがライバルとして立ちはだかる。特にダイタクヘリオスは他のライバルよりステータスが一回り上*4)
特殊実況は史実を代表するレースである桜花賞に設定されている。
ニシノフラワー!
早めの戦法で直線鮮やかに抜け出して
見事桜花賞を制しました!
◆関連キャラクター
- 両親
自分が悪くなくてもつい謝ってしまうような優しい父と、自分の事は後回しでいつも周りを優先するウマ娘の母。
フラワーはそんな両親から愛情をいっぱい受けて育ち、2人が自分がレースで活躍したことを誇りにしてくれたことが夢の原動力となっている。
育成シナリオにおいても度々登場している他、流石に小学生相当の少女と2人きりは倫理的に不味いと判断されたのか、
温泉イベントではフラワーとトレーナーの温泉旅行に家族同伴という形で付いてきたりする。当然ながらこの展開はフラワーが初。
逆に外堀をより埋められている気がしないでもない。倫理的なところを気にすると中学生だろうとなんなら高校生だろうとダメなのでは? というツッコミは置いておこう
98年黄金世代の一角たるトリックスター。釣りとお昼寝が大好きなのんびりウマ娘。
ふだんはのらりくらりと周囲を煙に巻くことが多いのだが、ことフラワーに対しては親身になって接することが多く、
フラワーの育成実装前からスカイの育成シナリオや各種サポカイベントでその仲の良さが強調されていた。
フラワーはスカイについて、
「私のことをいつも見てくれて、落ち込んでるときはいつも励ましてくれて、いっぱい、いっぱい傍にいてくれるとっても優しい、お空みたいにきれいなひと」
と強く慕っている様子であり、流石のセイちゃんもそんなフラワー相手にいつものようなとぼけた言動は取りにくいようである。
もちろん、フラワーの個別ストーリー及び育成シナリオにおいても出番が多く、要所要所でフラワーを影に日向に支える献身ぶりを発揮。
それについてはトレーナーも気づいているのだが、お礼を述べられても「なんのことやら」と誤魔化すのがお決まりの流れ。
というより、トレーナーさんにもっと喜んでもらうにはどうしたらいいかと自分を頼ってくるフラワーの姿に焼きもちを焼くなんて可愛い一面も。
「あーあ……妬けるねぇ…」
また、ホーム画面の台詞に
青空みたいに心が広くて明るくて、
雲みたいに、のんびり穏やかで…。
スカイさんといると落ち着きます。
という物があり、サイゲ側が意図した物かどうかは不明だが縦読みと横読みでセイウンスカイの名前が隠れている。
史実においてはニシノフラワーと同門、かつ引退後には交配も実現した年下の旦那さん馬主さん曰く「逆玉の輿」*5であり、
モチーフ馬は2021年時点で二頭とも亡くなっており、育った牧場の敷地内に並んで建てられた墓の下で眠っている。
史実では同期クラシック仲間な寮でのルームメイト。クラシック三冠達成を何よりの夢とするサイボーグウマ娘。
純朴で優しい天才少女とストイックで感情希薄なサイボーグ系という一見すると凄いアンバランスな取り合わせだが、
「常に冷静さを失わず実力を示す頼れる先輩」と「コミュ力不足な自分に物怖じせずに接してくれる優しい後輩」という形で、意外と関係は良好のようだ。
サポートカードのイベントでは、ストイックにトレーニングに励むブルボンに、差し入れを用意してあげたりもしている。
ご存知、短距離戦線では敵なしな最強のスプリンターたるバクシン学級委員長。
トレーナーの多くは、ゲームに慣れる目的も込みで育成難度が低めの委員長にお世話になったと思われる上、
その育成においてフラワーはかなり強力なライバルとして立ちはだかっていたことから、印象に残っていたという人も多いのではなかろうか。
ちなみに、育成シナリオでは何事も「バクシンバクシーン!」な委員長をフラワーがおずおずと止めようとしている描写が見られる他、
委員長のサポートカードイベントにおいても、暴走しがちな彼女のブレーキ役としてフラワーが登場しており、
仲自体は良い様子だが、委員長の性格が性格なだけに若干同情的な視線を向けているトレーナーも。
逆にフラワーの育成シナリオにおいては、後述のゼファーと共にライバルとして登場。相変わらずの我が道をひたすら突き進むバクシンっぷりを発揮し、
個別ストーリー当初からフラワーにとって偉大な先輩の1人にして超えるべきライバルとして挑んでいくことになる。
もちろん育成シナリオにおいてもライバルウマ娘として登場し、周囲のウマ娘とは頭一つ抜けたステータスでフラワーの前に立ちはだかる。*6
史実においても対戦経験があり、全盛期を迎える前だったとはいえ短距離戦線で唯一あのバクシンオーに土を付けたのがフラワーなのである。
そよ風と呼ぶにはあまりにも激しい嵐のような走りを見せるウマ娘。
フラワーの育成シナリオで新規追加のウマ娘として電撃参戦し、バクシンオーと共にライバルとして立ちはだかる。
バクシンオーとは対照的に常に落ち着いた物腰なものの、あらゆる事柄を風に例えて話す詩的な一面もある。
普段はフラワーを教え導く先輩として振舞っているものの、育成シナリオ後半では彼女もまた壁にぶつかり、
そんな姿を見たフラワーから諭されることによって己を見つめ直すといったシーンも。
史実においてはバクシンオーと同じで、幾度も戦った短距離戦線のライバルの1頭。
狂気のマッドサイエンティスト。史実のフラワーはタキオンとの間にも2頭の子供を設けている。
…どころか、スカイとフラワーの間の子であるニシノミライとの間にも子供を設けているので人間に置き換えたら旦那にして娘婿というトンデモ関係。セイちゃんちょっと横になりますね...
下記ニシノデイジーはニシノミライとの間の子、ニシノヒナギクの子にあたるため、タキオンの子孫と言う事にもなる。まぁタキオンの子孫でG1馬は相当多いからあんまり特筆して言われる事ではないが
サポートカードのイベントではフラワーが研究に没頭するあまり食生活が疎かになっているタキオンにお弁当を作ってあげたり、
研究材料の採取に付き合ってくれたフラワーをよりにもよって実験対象としてロックオンしたりなんてことも。
(後者についてはそれに気づいたスカイが横槍を入れたことで失敗している)
海外生まれの陽気なマイラーウマ娘。やはり史実でフラワーとの間に子がいる。
そしてこちらもニシノミライとの間に子がいる…どころかタキオンとニシノミライの間の子であるニシノヒナギクとの間にも子がいるし、なんならフラワーの母のデュプリシトとの間にも子がいる。
つまり旦那にして母親の旦那にして娘婿にして孫娘の旦那というカオスにも程がある関係。セイちゃんちょっときりもみ回転しますね...脳破壊案件にも程があるねぇ...
育成イベントに登場、フラワーにガンスピンの練習用のカバーを作ってもらっている。
ネイルアートが得意なギャル系ウマ娘。
期間限定イベント「栄冠のパティスリー」では一緒にお菓子を作ることになったが、周りに合わせて無理に背伸びをしてがんばろうとするフラワーを心配し
自分なりにできる範囲で彼女を支えてあげなければと奮闘する良き友人。
サポートカードのイベントにおいてネイルアートに興味を持ったフラワーに親身なサポートを行っている。
トレセン学園きっての母性溢れるウマ娘。史実では関わりがないが、ウマ娘としては優しく献身的な性格が共通している。
フラワーにとっては「いつも落ち着いてて頼れる、素敵なお姉さん」であり憧れの存在。
クリークもフラワーの事を「知識も根気も優しさもあって、これからもっと素敵な子になる」と評しており、関係はいたって良好。
◆余談
- マジェスティック・ガールズ
概要で触れた、フラワーが好きだというアニメ作品。通称「マジェガル」。
曰く「フラワーと同じくらいの歳の子供がロボットに乗って怪獣と戦う」「テレビアニメとして放映され、続きの劇場版が公開される」とのこと。
だが、ネタの本質はここではなく、まず描写されているこの作品のセリフ。
『――ミライは、私たちが決めるッ!』
『物語は、ついに劇場へ! マジェスティック・ガールズ最終章!』
『お願い、セイリュウ! シシオウ! この空にもう一度……ライメイを響かせてっ……!』
と、何かカタカナの表記がやたらに多いが、この「ミライ」「セイリュウ」「シシオウ」「ライメイ」はすべて現実のニシノフラワー号の産駒に付いた名前。*7
また、フラワーが言及するヒロインの名前「カエデ」「マナ」も同じく産駒のニシノカエデマルとニシノマナムスメからだろう。
そして「マジェスティック・ガールズ」というタイトルも、下記のモチーフ解説にある通り父および祖父の名前から。
特に祖父はマジェスティックプリンスというのだが、年端も行かぬ子供が主役で(フラワーほどではないが)、テレビ→劇場版の展開をしたロボットアニメ……?
SRサポートカード「あなたにささげる」の一件など、(有名な馬でない)子孫にまつわるネタの描写がかなり多いウマ娘である。
おひさまみたいにキラキラ笑顔になれる追記・修正をお願いしますっ!
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▷ コメント欄
- 身長やクラシック期に成長期が訪れることから推察するとデビュー時は下手したら年齢一桁もあり得る。にも拘わらずガタイよさげなスプリンター達相手に一歩も引かないという隠れ馬力よ -- 名無しさん (2022-04-30 22:56:57)
- クライマックスだと特にマイルスプリントに目が行きがちだが、ダート適正を上げると距離適正と成長補正で帝王賞と東京大賞典以外で大暴れするデザートフラワーと化す。強いのなんの。 -- 名無しさん (2022-04-30 23:46:52)
- ウンス「妬けちゃうねぇ...セイちゃんちょっと横になりますね...」 -- 名無しさん (2022-05-01 00:05:48)
- ???「ニシノフラワーは私の母になってくれたかもしれないウマ娘だ」 -- 名無しさん (2022-05-01 07:09:50)
- ↑母性持ちの幼女に何でもかんでも食いつかないでください、大佐 -- 名無しさん (2022-05-01 08:13:49)
- 実馬は結構最近まで存命だったんな... -- 名無しさん (2022-05-01 12:04:00)
- 公式でもFAでもフラウンス供給嬉しい -- 名無しさん (2022-05-01 13:49:48)
- ちなみにタイキシャトルはフラワーの母親との間にも子供がいる。 -- 名無しさん (2022-05-01 14:57:11)
- フラワーは引く手あまただけどウンスにはフラワーしかいない…… -- 名無しさん (2022-05-01 16:38:45)
- 性格や立ち振る舞いが年の割にあまりにもしっかりし過ぎているなと思ったけど、ちゃんと年相応な所もあってホッとした(ホッとしたという表現もおかしいけど) -- 名無しさん (2022-05-01 19:51:12)
- トリプルティアラ達成しても特にイベントはないのが残念... -- 名無しさん (2022-05-01 20:33:13)
- ゲーム内で具体的に何年とは書いてないけど、2~3年くらい飛び級してんのかな? -- 名無しさん (2022-05-02 12:29:36)
- ジョーダンと絡むのは同じギャルキャラであるヘリオスと絡むための練習みたいなものなのかな? -- 名無しさん (2022-05-02 19:10:19)
- 追記の余談を見て心底すげえと思ってしまった。公式ホントにこういう細かい所で史実ネタを仕込むのが上手いよな。 -- 名無しさん (2022-05-08 20:27:54)
- セイちゃん自身クラシック2冠馬なのにフラワー相手は逆玉になっちゃうのか。血統って残酷だな。 -- 名無しさん (2022-10-03 15:47:37)
- 育成ストーリーでオークス走らせるのが心苦しくなる。「短距離でも疲れきってたじゃん!」「トレーナーも止めろよ!」って感じで -- 名無しさん (2022-12-22 23:02:46)
- ニシノデイジーがうまよんやサポカでの想記から大分後に中山大障害を制したのは感慨深いな。 -- 名無しさん (2023-03-26 18:27:46)
#comment(striction)
*2 上述したように中距離適正は因子補正でカバーが効くため、オークスを勝たせることも十分可能だったりするが。
*3 オークスは7着に敗れたが、エリザベス女王杯では3着に入っている
*4 ダイタクヘリオスのステータスはスピードから順に427 292 441 390 290。脱出術、ギアチェンジ、シンパシー、マイルコーナー◯、スピードイーター、スリップストリーム持ち
*5 G1級の繁殖牝馬ともなれば有力種牡馬を宛がうのが当然であり、同じ西山氏の馬であるという特別な動機がなければセイウンスカイとの交配はまずありえなかった。
*6 例えばクラシック期のスプリンターズステークス時点でスピードB、その他ステータスもCがいくつかあるなど、育成に慣れていない初心者にはかなり厳しい相手となっている。
*7 このネタが仕込まれている点について、ツイッターでは馬主の西山茂行氏および西山氏の娘さん両名も反応していた
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