ビターエンド

ページ名:ビターエンド

登録日:2021/07/03 Sat 19:09:28
更新日:2024/05/30 Thu 11:38:07NEW!
所要時間:約 40 分で読めます



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ビターエンド 中間 自己犠牲 賛否両論 會川昇 鬱展開 井上敏樹 ベターエンド←ではない 余韻のあるラスト 感傷



「ビターエンド」とは、直訳で「苦い終わり方」。
転じて、そういった類の感情を読み手に抱かせるエンディングを指す。


読み手の感情に依拠する性質上、ハッピーエンドバッドエンドと比べて分類としてはだいぶ曖昧。
基準が感覚的なため、ハッピー/バッドと違い「実はあのラストはビターエンドだったのでは?」と再解釈されることは少ない一方、続編等で展開が広がった結果「単体で見るとビターだけど続編込ではビターエンドでもない」パターンもある。


端的には「ハッピーエンドとバッドエンド両方の要素を持つ終わり方」や「物語の大筋から見ればハッピーエンドだが、それ相応の犠牲も出てしまった」とされ、自己犠牲的な要素を含む作品がしばしば挙げられる。
よりわかりやすく定義するなら


Whenいつ:終盤~ラストにかけて
Whereどこで:作品により
Who誰が:主人公に近しい人、あるいは主人公自身が
What何を:生命・存在・記憶など不可逆的なものを
Whyなぜ:目的達成のため
Howどのように:取り戻せない形で


失う作品はビターエンドと見なされやすい。
犠牲の有無に関わらず目的を達成していなければバッドエンドor打ち切りエンドだし、犠牲が序~中盤なら概ね時間が主人公や読み手の悲しみを昇華してくれている。
また失ったものが町や一般市民だったりする場合も事細かに描写されるのは稀で、エピローグに復興描写が挟まって主人公回りは前向きなラストを迎える傾向が強くなる。創作はモブに厳しい。


またビターエンドの基準は終盤の規模にも左右される。
例えば4人パーティーなら1人を失うだけでもビターだが、大作の総力戦での犠牲の一部だと、準レギュラー級が死亡しても個々に尺を多く割けないので勝利の余韻が勝り、ビターエンドのイメージは薄れやすくなる。


なおWhatにて代償を不可逆的と書いたが、例外も存在する。恋愛感情である。
仮にストーリー上は悲恋で終わっても、死別でない限り再燃する可能性は一応ゼロではない。
もっとも、複数のヒロインから一人を選ぶ作品で選ばれなかったヒロインにとってはビターエンド……なんて例を挙げ出すとキリがないので、本項ではそういったパターンは扱わないものとする。


上述の通り、基本的にビターエンドには離別が絡んでくるが、読み手を一貫して第三者目線に据えて「とにかくモヤモヤする」という意味でビターエンドと感じさせる作品もある。
この場合は感情移入する前に終わらせる性質上、星新一のようなショートショート、一話完結の作品が代表的か。


誤解されやすいが「トゥルーエンド」≒「ビターエンド」ではない
これは公式でハッピーエンドとトゥルーエンドが別にある作品だとハッピーエンドとは別=ビター……という捉え方が先行して、他作品にもそれが波及した結果と思われる。
さらなる誤解として「ビターエンド」を「ベターエンド(よりよい終わり方)」と誤読する人もたまに見られる。


以下はジャンル別のビターエンド作品。性質上ネタバレ注意。


最後の一球を投げた瞬間、医師の警告通り、左腕が「ピシッ」となり、完全に崩壊。
完全試合を目指し戦い続けたが、「審判が混乱してしまいアウトかセーフか判定つかず」「飛雄馬は失踪し球界からも忘れられた」「左門と京子の結婚式を陰ながら見守り、立ち去る飛雄馬の背中に教会の十字架がかかる」という暗めな描写で終わる。
一方アニメ版では当初飛雄馬が絶命するというもっと酷い終わり方をする予定だったが、スポンサーが激怒して反対意見を覆せず、大幅に修正することになった。
その結果、左腕の崩壊という事実は残した上で「ちゃんとアウトになり完全試合を達成」「一徹におぶってもらい、満場の拍手の中球場を後にする」「エピローグの結婚式は暗くなってしまうためカット」「最後は朝日の中、飛雄馬がしっかりとした足取りで歩くイメージシーン」という感動的なラストに昇華させた。



親友であった神崎の裏切りで地獄の激戦区エリア88へ送られたシン。
相次ぐ戦友の死に直面する中、ついに神崎を撃墜する。
しかし彼の精神もまた極限まで追い詰められており、エリア88で過ごした友との記憶を失って恋人と日本へ帰国するのだった。



幸…………わせ…に………エリナ


ディオの一撃で致命傷を負い自分がもう長くないと悟るジョナサンは、波紋を浴びせたワンチェンを使い船を爆発させディオもろとも死を選ぶ。そして夫と共に死ぬことを選ぶ妻のエリナに母親に先立たれた赤ちゃんを託し、生首のディオを胸に抱えながらジョナサンは息を引き取るのだった…
一八八九年2月7日ジョナサン・ジョースター死亡



僕の名前は………

僕の名前はエンポリオです


承太郎までもが敗れる死闘の末、一巡した世界でプッチもまた倒される。
唯一生き残ったエンポリオは、新たな世界で新世界の別人となったかつての仲間たちと出会い、涙ながらに自らの名を伝える。
連載時の最終コマでの煽り文「引力、即ちラブ!!」は評価の高い名文。



冥界の最果てにあるエリシオンでの冥王ハーデスとの最終決戦にてアテナをかばった星矢の胸にハーデスの剣が深々と突き刺さる。小宇宙が消え絶命していく星矢だが、しかしその死への悲しみが面々の小宇宙を増幅させ、ハーデスを圧倒する。
アテナの必殺の一撃で遂にハーデスを討つも同時にエリシオンも崩壊を始める。しかし彼らは無事に帰ってくるだろう…光あふれるこのすばらしい世界へ………


尚、本作の完結から10数年後、映画や原作者自らが執筆した続編でこの続きが描かれている。




こうする事が…!!

こうして自分の大好きなものをかばって生命をかけることが…!!!

ずっと受け継がれてきた……おれの使命なんだよ!!!!


突如現れた死んだはずのキルバーンの黒の核晶から皆を守るため爆発とともに空に消えたダイ。世界中を探し回るも全く行方をつかめずポップ達は諦めかけていた…


しかし墓のように突き刺さるダイの剣の宝玉はまだ光っていた。ダイのためだけに作られた剣ゆえその宝玉の光も持ち主が生きてる限り失われることはない。つまりダイはまだ生きてる…!!
どこにいるかはわからない、でも生きているならばまた会える。ダイの帰ってくる所はここしかないのだから…。




そうだ!

きっと、奇跡は起きるんだ!!!


地区大会で負ければ廃部が確定する武蔵丸第三中は決勝戦で理不尽な強さを誇る武蔵丸第一中に敗れ去ってしまう。
不滅は野球部と自分を憎む校長と交渉し、武蔵丸第三中から転校することを条件に野球部の存続を果たす。
ところが後に野球部に置かれていた日誌から校長の野球部への憎しみは誤解だったことが判明。校長は自身の行いを激しく後悔し、野球部のメンバーも不滅が転校することを知るのだが、既に不滅は転校の準備を整えて武蔵丸第三中から姿を消していた。
仲間と不滅の行方捜索する佐々木は何とか駅にいたところを見つけるのだが、不滅は佐々木にいつかの再会を誓うメッセージ入りのボールを投げ渡してどこかへと去っていくのだった…。


悲しい別れを経験した佐々木だったがそれ以降の人生でも野球で努力を続け、2015年にプロ野球選手となった彼はマウンドにて不滅と再会を果たす。



  • デュエル・マスターズSX

よくわかんないけど元気だからさ。心配すんなよ。

いつかそっちに行くからよ。

またみんなでさ……、決闘しようぜ!!


アダムとの最後のデュエルに勝ち人類を守った切札勝舞だったが、降ってきた塔の残骸をくらい行方不明となる。悲しみの中葬式が開かれた後、父、勝利が息子の消息を求め旅をしていると遥か遠い島で遂に勝舞を見つける。しかし勝舞の記憶は失われていた。皆のことは覚えていない、だが勝利の出す《ボルシャック・ドラゴン》に懐かしさを覚えるあたり完全に忘れたわけではなかった。
勝舞に携帯電話でれく太に電話させる勝利。要領を得ない会話ではあったが死んだと思ってた親友の言葉に、れく太はその場で泣き崩れる……。


そして勝舞の放った輝きにより、長らく昏睡状態に陥っていた弟・勝太が目を覚まし……。


そんな勝舞だが記憶喪失が悪化し映画スターやボクサーになっては「カードに命かけるやつなんてこの世にいねーだろ。」と発言したり果ては王様になったりと迷走しまくる。見兼ねた勝太がデュエルで記憶を取り戻させる。
勝太も勝太で、昏睡時には霊体状態でこの世を謳歌してまくっていたことが後に判明するが。


コミックスではアダムのその後を描いた書き下ろしがある。…が、本編での10年後の勝舞の様子と照らし合わせると、微妙に繋がらない所も…。




あったけぇ………………………

最後の最後………………………

あったけぇ…………………………………………


ホームレス(特に茜ばあちゃん)の住処を守るための不良達との抗争に辛くも勝利した黒沢たち。まんまとせしめた100万で祝杯を上げるも黒沢は意識が遠のいていく。
それはかつて不良達にリンチにされた時にも感じた死の感覚だった。消える意識の中で自分の散々だった人生を振り返る黒沢。何も掴めない人生ではあった。しかし自分の手を掴んでくれる人はたくさんいた。その事実に満足し黒沢は息を引き取った……。


…かに思われた数年後、続編が始まる。しかしこちらもハッピーエンドとは呼べないラストになっている。



  • ほんのり!どんぱっち

……ここ ビュティがいんだよ


……そうか


ヘッポコ丸のヤツも……


ボボボーボ・ボーボボ』のスピンオフ。あっちと違って毛狩り隊もいない平和でユルい日常系ギャグに。一度路線変更があった。
実は原作と話が繋がっており、首領パッチもそちらの世界にいた本人。
同じ元の世界から現れたボーボボは勢力を増すばかりの毛狩り隊との終わらない戦いに身を投じていることを語り、
あの自由でやりたい放題だった首領パッチが悩んでハジけきれなくなってこちらの世界に来ていたことが判明する。
しかも、「そちらの世界のビュティヘッポコ丸が死亡したのでは?」と考察する向きもあるが、果たして……。



  • 四月は君の嘘

「有馬公生君」

「君が好きです!」

「好きです!」

「好きです!!」


東日本コンクールの後、かをりが病死してしまったという知らせを聞いた公生は、かをりの両親から最期の手紙を受け取る。
そこには、ともに過ごした1年間の思い出、かをりの語られなかった過去や想い、そして一つの嘘とその真実が書かれていた。
5歳の時、公生の演奏に感銘を受け、彼に伴奏してもらうためにヴァイオリンを始めたこと、中学1年の時からずっと闘病生活を送っており、自分はもう長くないことを知っていたこと、そして──渡を好きだと言ったのは嘘で、本当に好きだったのは他ならぬ公生だったこと。
全てを受け止めた公生は、ほろ苦くも美しい初恋と失恋の思い出を抱き、新しい未来に向かって進んでいく。


「カヌレ、全部食べれなくてごめんね」

「たくさん叩いてごめんね」

「わがままばかりでごめんね」

「いっぱいいっぱい、ごめんね」

「ありがとう!」



  • テアトル最終回

◆ドリヤス工場先生の次回最終回にご期待ください。


水木しげるドリヤス工場が手掛ける「最終回」をテーマにした3ページ短編集。
同じ作者の漫画『あやかし古書店と少女の魅宝』の登場人物が[[使いまわし総出演>スターシステム]]する「毎回最終回」というべき作品で、突拍子のない超展開に入った直後に終わってしまうエピソードが複数ある。



映画にもなったスティーブン・キングの小説。
スタンの自殺、エディの戦死という犠牲を払いながらも、ルーザーズ・クラブは幼い頃からの宿敵であったペニーワイズとの決着を果たす。
全てが終わった後、ビルはスタンが遺した手紙から彼の死の決意と友情を知る。



  • 魔性の子

小野不由美の初期作で、現在は『十二国記』シリーズのエピソード0とされているホラー小説。
異常な怪異に憑かれた「魔性の子」高里要に「臨死体験した時に見た『世界』への憧れとここへはないどこかに帰りたい『故郷喪失者』観」を重ね、彼の唯一の庇護者となった教育実習生広瀬。
だが最後に彼が直面したのは、「高里は真の意味で異世界のものだが、自分は只の人間でしかなく望郷心は彼へ構うのも含めエゴでしかない」という現実と、迎えと思い出した「王」への想いから帰還を選んだ高里との別れだった…。
しかも後に『十二国記』側で高里の帰った世界はファンタジーだが現実的で不条理もある人間社会と分かり、さらに日本から異世界に来てしまった人々の苦労が描かれたことで、結果的に広瀬の渇望も都合のいい妄想色を帯びてしまう事に…。
また広瀬と高里の別れの時発生した大嵐も高里のいる地球と『十二国記』世界を繋ぐ門を開くために起こったものであり、中々に業の深い話である。
ただ令和になってから描かれた、高里が味方殆どなしな壮絶状況下で王を探す『白銀の墟 玄の月』の中で、広瀬との出会いと別れが彼の「支え」になっていることが判明したのが救いか。


  • さよなら妖精

米澤穂信のミステリー小説。
90年代初期、社会勉強旅行をしていたユーゴスラビアの少女マーヤ(マリヤ)とひょんな事から出会い、珍しい国の活気ある人と仲良くなった日本の高校生4人。
しかし途中でユーゴスラビアが民族抗争や経済格差による崩壊から長い紛争に突入し、それによる命の危険を理解しつつもマーヤは故郷へと帰還。
その一年後、かつて帰る前のマーヤに紛争真っ只中という現状をスルーして「一緒にユーゴに行きたい」と願い拒絶された昔の自分のアレさを反省しつつ、
連絡がつかず故郷が激戦区と化した可能性が高い彼女を、自分独りで何が出来る訳で無くとも助けに行くと決めた語り手守屋に対し、マーヤの行方・故郷探しに否定的だった同級生の太刀洗は、無情な現実を突きつけてしまう事に…。


ちなみにその後、成人後の太刀洗の旅路を描いた小説が複数執筆され、その中でマーヤの兄と太刀洗が対面する話もあるのだが、守屋が本作後どうなったのか、守屋と太刀洗以外の2人が彼女の帰国後を知る事はあったのかは語られていない…。


  • 天外魔境

天外魔境 ZIRIAの小説版。ゲームに入れられなかった要素が盛り込まれており、火の勇者の宿命や大門教が迫害された先住民であるなど掘り下げも多い。
戦いの果てに大門教からジパングを護ったものの自来也は愛するものを護れず、綱手と大蛇丸の恋は悲恋に終わる。大団円を迎えたゲームや小説版の要素を取り入れた遥かなるジパングと比べるとやや重めのお話になっている。



  • 平家物語

壇ノ浦の戦いの後、生き残った平清盛の娘徳子は出家し平家一門の菩提を弔う事となる。
史実が元ネタであるがゆえにビターエンドにならざるを得なかった古典作品である。
なお後の史実では勝った方の源氏も三代で将軍が途絶える憂き目に遭った。


>だんだん眠くなってきた…

>…目を閉じますか?


……。


ニュクスを封印するとして「命のこたえ」に辿り着いた主人公。そして仲間たちと迎えると約束した卒業式……。
生死をテーマとした本作のストーリーの根幹を見せたこの結末は、後日談も併せて当時多くの物議をかもした。



「勝手で悪いけどさ! これがオレの物語だ!」

「もう、おまえたちの時代だ」


シンの本体であるエボン=ジュへの異界送りとともに、ガードの役割を果たしたアーロンも消滅。
また、エボン=ジュが生み出していた夢のザナルカンドが消えることで、主人公であるティーダも消えることとなる。


「いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから……。思い出してください」


後に続編FFⅩ-2のマルチエンディングで「ティーダ復活エンド」が設けられたが本エンドの印象から賛否両論となり、
さらに復活エンドの先を描いた小説とHDリマスター版FFⅩ付属サウンドドラマで、復活エンド後に待つろくでもない未来が示唆されたためサウンドドラマの続編マダーという声も込みで色々と考えさせられる終わりでもある。



「長かったなぁ」


宿敵にして世界を闇で閉ざしたアーデンを打倒したノクティス。
だが、最後には自らの存在と引き換えにして星に再び光を灯す使命が残っていた。
ノクティスはその運命を受け入れ、王都城の玉座へ座り歴代の王たちが放つファントムソードを受け死亡。
直後、死後の世界で未だなお残るアーデンを今度こそ打倒し、その精神も消滅。世界には朝日が昇る。


全てが終わった後、ノクティスとルナフレーナは思い出の写真を傍らに、二人きりの結婚式を挙げた。
ちなみに、スタッフロールの合間に挿入されるのが色々な意味で有名な「やっぱつれぇわ」である


「悪ぃ、やっぱつれぇわ」

「みんな、どうもな。俺、お前らの事好きだわ」


上記のように色々と解りづらい内容という事もあり、シリーズの中でも賛否が分かれているEDである。



「みんなにも よろしくね……」

「あたしは みんなのこと ぜったいに わすれないよって……。」


長い冒険を経て、ついに大魔王デスタムーアを倒した主人公一行。
しかしそれは現実と夢の世界が隔たれ、夢の世界にしかいないバーバラとの別れを意味するものでもあった。


漫画版では、なんと愛の奇跡で現実世界に残るという堀井雄二公認のハッピーエンドを迎えている。




「罪人である人間が別の人間を裁こうなどおこがましいとは思わんかね?」


デューオの人工惑星から人類一丸となり地球を守った熱斗とロックマン。しかしこの事件の首謀者であるDr.リーガルは他者から裁かれることを拒み、屋上から身投げする。“悪は決して消えない”という言葉を残して…… 
その後の捜査でもリーガルの遺体が発見されることはなかったが、続編では…



  • ワイルドアームズ the 4th Detonator

パーティーメンバーの一人で、物語開始前から死病に侵されていたぶっ壊れ女剣士ラクウェル
その病が癒えることはなくエピローグで息を引き取るが、「世界に残された美しい物を見る」旅の目的は、彼女自身ともう一人の仲間の手で果たされた。



  • エストポリス伝記Ⅱ

四狂神との最終決戦でセレナは命を落とし、セレナとの息子がいる町への虚空島落下を阻止したマキシムもセレナの傍らで最期の刻を迎える。
二人が命を賭けて守った血筋は、後世へと受け継がれていくこととなる。



「全てが不確かなこの闇の中、真実として静かに息衝いている、彼女の肖像。」

「私はこの絵に笑い掛け、胸の内に温かな希望を抱き締めよう。」

「だって…。」


世界の運命が彼女自身の選択で決まってしまう最後の正念場。
その世界の狭間で、彼女ヴェーネは「生きていく」ことを選んだ。
それが本当に幸せな未来を生むのかは…まだ誰にも分からない。



  • デジモンストーリーサイバースルゥース ハッカーズメモリー

イーターに寄生されて死がすぐそこまで迫っている御島エリカがとった最後の手段は、「データ化した自分の記憶をバックアップとして保持しているパートナーデジモン・ワームモン」と「自分の精神データ」を融合させることで、新たなデジモンとして生まれ変わることだった。
そしてデジモンへ転生したエリカと主人公は全てに決着を着けるが、そこでエリカに迫られた選択は2つ。「人間の姿に戻って、そう遠くない未来に訪れるであろう自身の死の瞬間を待つ」か、「仲間たちと別れ、デジタルワールドでデジモンとして生きていく」か。
エリカが選択したのは仲間たちと別れ、デジタルワールドでデジモンとして生きていく道。それは今生の別れに等しいものだったが、主人公はいつかきっとエリカと再会できることを信じて、彼女の最後の笑顔を目に焼き付けるのであった。
――日常に戻った主人公は何かを忘れているような感覚を覚える。だがそれを思い出そうとすると、不思議と涙が零れ落ちるのだった――。



……聞いてくれ


イーサのコアを破壊した状態ではホゾンを無効化出来ないんだ

コアの代わりが必要なんだ

イーサの因子を持つ者がコアの代わりにここに残らなきゃいけない


人の未来を人の手に取り戻したい、ラルクと仲間達。それを否定し、現人類が滅ぶ既存の方法による世界救済に固執するイーサ神。
聖地ノワーレでの死闘の末に「神殺し」は成されたが、最深部に辿り着くと、ラルクは仲間達に今まで隠していたある真実を打ち明ける。


協力者のソニア博士から受け取った、世界に満ちる有毒なホゾンを無害化する浄化プログラムの実行には、神の代わりに演算能力を補えるものが必要だった。
それは神の因子を持つ人間――即ちラルクのこと。しかも無害化が完全に達成されるまで500年ものあいだ眠り続けねばならず、肉親や仲間達と永遠に別れることを意味していた。
どこかで下手に話せば、仲間達が絶対に引き留める。後ろめたさを抱えつつ、覚悟を決めて隠し通していたラルクは別れを告げ、一人聖地で眠りにつくのであった。
彼を仲間達は思う所がありながらも見送り、目覚めの時に備えて各々メッセージを残す。
しかし、そこに最愛のリフィアのメッセージだけは無く、自分が自惚れていたのかと肩を落とすラルクだったが……


ストーリー中、決して少なくない犠牲が出た末にこの結末であるため、やるせない気持ちになったプレイヤーもいた。主人公が死ぬ訳ではないのが唯一の救いである。



本作ではプレイヤーの行動によってエンディングが変化するマルチエンディング方式なのだが、その中の一つのルートではゼロがワイリーナンバーズとしての記憶と使命を思い出し、Xに戦いを挑むという展開になる。
ゼロとの一騎打ちに勝利するとエンディングとなるのだが、そのエンディングではなんとライト博士がゼロとの記憶を「嫌なメモリー」として全て消してしまったのである。
「ゼロって奴のことは何も覚えていない」とXが周囲に話すラストは、シリーズファンから見たらバッドエンドと読んでも差し支えない程後味の悪いエンディングとなった。
御存知の通りシリーズはこの後も続くため、ゼロとの思い出を胸に戦い続ける決意をするエンディングが正史なのが救いか。



  • R-TYPE Δ

異次元戦闘生命体バイドと人類の戦いを描いたR-TYPEシリーズの1つ。
本作のあらすじは、突如として地球圏に出現したバイドを殲滅するために三機のR戦闘機(対バイド用異相次元戦闘機)が出撃。地球に現れたバイドを殲滅した後、バイドを生み出しているバイドコアを破壊するためにバイドに汚染された異相次元に突撃するというもの。
その三機のR戦闘機であるデルタ、アルバトロス、ケルベロスは激闘の末にバイドコアの撃破に成功し、地球の危機を救って英雄となった。だがそのうちケルベロスだけは帰還に失敗。異相次元の奥でバイドに取り込まれてしまう。地球の危機を救った英雄は化け物の番犬と化したのだ。
そして新たなR戦闘機が異相次元に突入して自分を解放してくれる日、すなわち自分を殲滅してくれる時を待ち続けることとなる。



ほぼ全てのルートがビターエンド。
純粋なハッピーエンドと呼べるようなのは一つもなく、いずれのルートも必ず何かの犠牲の上で主人公たちが幸せになるというある意味リアルで厳しい世界。
続編……というかファンディスク的立ち位置のRewrite Harvest festa!では後日談や本編のIF展開という形でハッピーエンドが描かれているのが救いか。



  • Mass Effect 3

プレイヤーが多くの選択をしてシナリオが分岐してきた三部作の集大成として、ラストでもプレイヤーの選択によってエンディングが変わる。
ゲーム最終版、リーパーに対して唯一対抗できる手段であるクルーシブルとシタデルを接続し、ついに稼働させることに成功する主人公・シェパード。
しかしそこでクルーシブルのAIが姿を現し、シェパードに対して以下の3つの選択を迫る。
…のだがどの選択をしてもイマイチすっきりしないエンディングであることに加え、主人公のシェパードは生きて仲間の元へ帰れないので、マルチビターエンドと言われる。


●破壊
クルーシブルを起動し、リーパーを含む全ての機械生命体を死滅させる。
悠久の時代から有機生命体を根絶やしにし続けてきたリーパーをついに打倒できるが、破壊する対象は全ての機械生命体。
つまり肉体に機械を埋め込んでかろうじて生き永らえているシェパードや、多くの犠牲を払ってようやく和解し、味方となった機械生命体も死ぬ。
条件を満たせばシェパードが生きているのではないか?と思わせるようなカットインが入るが、ゲスと和解するために死んでいった仲間の犠牲が完全に無駄になる。


●支配
シェパードが新たなリーパーの支配者となり、全てのリーパー勢力を撤退させる。
シェパードは人間を辞め、これからはリーパーの力を密かに銀河社会のために役立てていくことになる。
シェパードは今まで敵対していた者たちが唱えていた「リーパー支配論」を否定し続けていたが、結局それを肯定している事になっている。
流石にこれはシェパードのキャラクター的にも有り得ないと最も評判が悪いエンディング。


●共存
肉体に機械を埋め込んで生きているシェパードは有機生命体と機械生命体の中間の存在となっている。
このシェパードが生け贄になることで全ての生物と機械は融合し、新たな進化を遂げることができる。
これによって、有機生命体は機械のように言葉を介することなく意志疎通をし、機械生命体は生物のように感情を得る。
…簡単に言えば主人公が生け贄となって敵勢力と和解するというものだが、何億年と続いてきた戦争の決着としては何とも言えない微妙な結末である。
唐突に生物と機械が融合を果たすという、超展開とも言える突拍子もない展開もスッキリしない一因と思われる。


以上、どれを選んでも必ず犠牲が出る上にスッキリしないエンディングである。
この全ルートビターエンドという結末に対して海外の一部のファンたちが激怒したようで*1、制作会社に抗議する者や、ゲームを改造して無理矢理ハッピーエンドのシナリオを作る者などが現れた模様。



エルジア共和国の首都ファーバンティでの最終決戦の末、約2年に及んだ大陸戦争はISAFの勝利で幕を閉じた。
同時に、エルジアのエース部隊「黄色中隊」を率いるエース「黄色の13」も、プレイヤーにしてISAFのエース「メビウス1」との決戦の末に敗北、戦死した。
彼は恋人にして先日の戦闘でメビウス1によって撃墜された「黄色の4」の遺品であったハンカチを最後まで持っており、
「13」の機が撃墜されると同時に、そのハンカチは地上で彼等の戦いを見守っていた「私」と「酒場の娘」の下に落ちて来た。
二人はこのハンカチを「13」と「4」の墓標として、ファーバンティ郊外に埋葬した。
その後、エルジアの敗北を認められない若手将校の手で未完成の最終兵器メガリスが起動、黄色中隊の名を継いだ若手パイロットと共に戦争を継続しようとするも、
これもまたISAFとメビウス1の手で打ち倒された事で、今度こそ完全に戦争は決着した。
それから長い時が経ち、大人となった「私」は、メビウス1に宛てた手紙――自分の半生、黄色中隊や「13」や「4」との交流、そしてその最期を見届けた事、
即ち、『ACE04』のサイドストーリーを綴っていた。
「13」はかつて、「ライバルと呼べる者と己の死力を尽くして戦った末に空で死ぬなら本望」という旨を語っていた。
大陸の誰もが深く傷付いた大陸戦争の最後の最後でメビウス1という好敵手と出会えた事は「13」にとってせめてもの幸福だった事を祈りつつ、「私」は手紙をしたためる。
そして机には、「酒の入ったグラス」と「ハーモニカ」*2そして、「13と4、私、酒場の娘が笑顔で映る写真」が置かれていたのだった――。


主人公はメビウス1であるため、その立場に限って見れば絶望的な状況を主人公の超人的大活躍で引っ繰り返し、ついに奇跡的逆転勝利を収めたという間違いなく爽快なストーリーなのだが、
まず戦争に至った経緯からしてエルジアもまた被害者であり悪の帝国などではないこと、
合間に挟まるサイドストーリーの語り部である「私」は「13」を始めとした主人公のライバルである黄色中隊と交流が深いためどちらかと言えばエルジア寄りの目線である事、
恋人だった「4」の戦死を受けて「13」が消沈していた事や、その原因が「酒場の娘」も属するレジスタンスの攻撃による負傷と機材の損傷にある事をプレイヤーは知ってしまっている事から、
この結末も爽やかといえば爽やかなのだが、素直に勝利を喜べずすっきりしない後味も残るという戦争の空しさが押し出されたものとなっている。



  • ブレイズ・ユニオン

このゲームには4種類のエンディングがありどれもビターエンドの要素を持ち、最低ひとりは自軍から死亡者が出る事となる。


Chapter6A(正史編)のエンディングは新生ブロンキア帝国を裏切ったメデューテを倒した新生ブロンキア帝国軍のメンバーは軍のリーダーであるガルカーサの戴冠式に参加する事となる。
帝国軍の将として残った者は後の帝国とファンタジニア王国との戦争で戦死する運命が待っている。
(離脱したパメラとミゼルはこのエンディングの後の物語であるユグドラ・ユニオンでも死なずに済む)
国外追放となったジェノンとメデューテは別の地へと向かう事になる。
どちらかと言えばメリーバッドエンドに近いが、ガルカーサを止められなかったジェノンとメデューテの気持ちを考えるとビターエンドでもある。


Chapter6B(王国編)のエンディングはBF50に突入しなかったパターンだと和解できた父王オルディーンを失い王宮を去ろうとするアイギナは妹王女ユグドラに呼び止められる。
一度は固辞したがユグドラの根強い説得でファンタジニア王国に残ることになる。和解したふたりの王女の傍らにはグラムブレイズ改めアイギナ親衛隊の一員が近衛兵として付き従っていたというもの。


BF50に突入したパターンだとユグドラを殺害し魔竜の血が完全に覚醒したエミリオの撃破後、アイギナは塞ぎ込んでしまっていたが後に立ち直りアイギナ親衛隊のメンバーの前に姿を見せ、
王国の王女として生きることを宣言する。親衛隊のメンバーの大半は彼女を支えていく事になるが、ガーロットとメデューテは王国を離れ旅に出る事になったいうもの。
ちなみにこのエンディングに到達するまでの過程で最も多くのネームドキャラの死亡者を出す事になってしまう。


Chapter 6C(ネシア編)のエンディングは普通のハッピーエンドに一番近いものとなっており、退位したソルティエに替わって皇位についた彼の遠縁の幼い甥のもと宰相の職にヴェルマンが就きガーロットは将軍として彼を支えていく事になるというもの。
参謀ポジのひとりであるネシアに裏切られもうひとりの参謀ポジであるジェノンに戦死されたグラムブレイズの生存メンバーの事を考えると複雑な気持ちになったプレイヤーもいるだろう。



「ハイラルに平和が戻る時… それが… 私たちの別れの時なのです…ね」


長きに渡ってハイラルを支配してきた邪悪の王が主人公に倒され、ようやく平和が訪れたものの、(不本意とはいえ)主人公に重い使命を背負わせてしまったヒロインは贖罪のために主人公を元いた世界へと戻す事を決意。
主人公もヒロインの想いをくみ取って、彼女から別れを告げられながら元いた世界へと帰還した。
本編のみを観る分には僅かながら希望のある結末だったが、それから長い月日が経った続編では、主人公とヒロインが『時のオカリナ』以降二度と会う事なく、互いに茨の道を歩んだ事が判明した。


「忘却を、苦しみから逃れる手段に使ってはならない。だが、彼だけにはそれが許される。…いや、許される気がする。

「もし、神がいるのなら…それは彼に与えたもうた救いなのだ…。」


ラダムに乗っ取られた師匠義姉と骨肉の争いを繰り広げ、ブラスター化によってかけがえない記憶すら失っていくDボゥイ
全てが終わった後、車椅子でアキの介護を受ける彼はただ屈託のない笑顔を浮かべる……。



一話完結型の短編がメインとなり基本はハッピーエンドであるが、中には悲しい結末となる話もいくつかある。


●アンパンマンとゴミラ

「ボク、自分が町で何をしたか覚えてる……恥ずかしくてみんなに会えない……!」

「心が元に戻ってもこんな大きな体じゃまた迷惑かけちゃう……!」


ゴミラが初登場する話。
ばいきんまんの悪だくみで巨大化させられ、凶暴化してしまったゴミラはアンパンマン達の活躍で大人しくなるものの体は大きなままだった。
町で大暴れをして滅茶苦茶にしてしまったことを恥じたゴミラは引き止めるアンパンマン達を振り切り、深い海の底で一人暮らすことを選ぶ。
いつかまた会えることを誓って……。



「愛しているわ、シモン」

「ああ俺もだ。愛している」


アンチスパイラルによる滅びに抗い、ついにこれを打倒した超銀河大グレン団。
それはシモンの愛する人であり、アンチスパイラルに生命力を依存した仮想生命であるニアの消滅を覚悟した上でのものだった。


スパロボでは初参戦の第3次Zでも、Xでもスパロボ補正によってシモンと生き続けられるハッピーエンドを迎えた。



「いえね……冬が来ると、わけもなく悲しくなりません?」


多くの犠牲を生んだ戦争も終わり、カサレリアで暮らすシャクティの下に現れたのは、全てを失い盲人と化したカテジナだった。
自らの居場所を求めた末に、敵国に寝返り悪行の限りを尽くしたカテジナがシャクティ達の下へ戻れるはずも無く、彼女は涙ながらに廃墟と化した故郷へ独り旅立つ。
シャクティもまた、今までの報いと言える惨めな姿に成り果てあても無く流離う彼女を、ただ見送るしかできないのであった。


「道に迷った旅人よ……」


コンパス爆弾で爆殺は禁句。




「もうパワーアップしていくだけの殺し合いはたくさんだ!!そこからは何も生まれない!!一気に勝負をつける!!」

「ぐああああ!!こんなお前死ぬ気かぁ!?」

「生き残る気さ………」


クレヨンしんちゃん』の劇中劇。しかしその内容は本編顔負けに濃い。
秘密結社ミッドナイトの親玉ギルギロス大統領になす術なくやられるカンタム。しかしそこに現れたのは自分が産んだJrに父親の顔を見せに来たカンタムの婚約者シーラ。Jrをジョン少年に託した2体は合体し、究極カンタムロボとなりギルギロスを道連れに自爆する結末を選ぶ。
かくしてミッドナイトは壊滅、カンタムもジョン少年の前から姿を消した。いつかまた会える事を信じて………。


この話がアニメで放送されてから約20年後に刊行されたコミカライズ版『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』ではなんとこの話の続きが描かれている。



Aiは…人を愛するの、“アイ”だ…!!


人間に反乱を起こしたAi。その理由は自分が生きている限り、遊作/Playmakerが死ぬ未来を変えることができないからせめて自分の生涯を相棒であるPlaymakerの手で終えたいからというものだった…。
最強のコードトーカーとリンク6の激突の末、Playmakerはデュエルに勝利しAiに奪われたものは取り返すことはできた。しかし一番守りたかったものを守ることはできず、その最期を見届けることしかできなかった………。


ちなみにこの最終回とともに夕方放送枠、OCG題材及びぎゃろっぷの製作の遊戯王アニメなども同時に終了してしまっている。



ありがとうございました。いいバトルでした


世界を救うために神々の砲台を起動するためにバローネと戦い、勝利した馬神弾は神々の砲台の引き金を引くことになる。
しかし、引き金は引くものではなかった…。「なるもの」だったのだ。
悲しみに暮れる仲間たち。そして、ダンはバローネに手を差し伸べて冒頭の台詞を最期に残し、神々の砲台を起動して世界を救った。
ダン自身を弾丸として…。


ちなみに続編ではなんと魂が実体化した状態で登場する。彼の遺志を継いで世界で活躍する仲間たちの危機に現れ、助太刀していた。



成り行きで拾ったユニットで強大な力を得た主人公は、ユニットの持ち主である組織に狙われ、ヒロインも陰謀に巻き込まれてしまう。
本部の一勢力であるが最終的に組織が壊滅、保護されたヒロインは平和な日常に戻ったものの、異形の戦士と化した主人公はヒロインの前から姿を消して消息不明になってしまう…。


もっとも、現在進行形で終わりの見えない戦いが続いている原作漫画の世界観を鑑みれば、見方によってはまだ救いのあるオチとも言える。


分かるか、ゴジラ!貴様を憎み、貴様に挑む最後の一人がこの俺だ!

貴様が奪った全ての命、貴様が壊した全ての夢を背負って、今俺はここにいる!

もしも貴様が本当に破壊の化身だというのなら、今度こそ残さず焼き尽くしてみせろ!

過去の全ての呪いを!!


多くの犠牲を払いながらもゴジラを倒すことはかなわず、生き残った僅かな地球人は自分たちの末裔たるフツアと共存していくことになる。
周りがフツアとの生活に順応していく中でただ一人ゴジラへの憎しみを捨てることができなかった主人公は、自らをこの世から消すことで憎しみを子孫に伝えない道を選んだ。
ゴジラだけでなく、「英雄の憎しみ」をトリガーとして降臨するギドラからも子孫たちを守るために。


タイムリープに目覚めた主人公はヒロインや周囲の人が幸せになるルートを模索するのだが、やり直せばやり直すほどヒロインが悲惨な目に合っていく。
最終的に彼が出した結論、それはヒロインと出会わない世界線に生きることであった……。
なお一般公開のビターエンドならまだマシな方で、未公開EDの一つは自殺RTAである。



ジュン、俺は君の愛にまで背を向けて去って行かなければならない。

野生のゾウが自分の死に場所を探すように。

さよなら、ジュン…


ムー帝国を滅ぼした滝川剛/タイガーセブンであったが、自身の人工心臓の寿命はもう2日もなかった。
そして仲間に正体を明かすと、一礼してそのまま何処かへと姿を消すのだった……
詳細は個別項目を参照。



八荒、舞さん。君達に会えて、嬉しかった。

君達の永遠の幸せを祈る。

そして僕は…いつか必ず甦る!

いつも遠くから、君達のことを見守っているよ…


帝王ゴッドネロスを倒したメタルダーだったが、戦いの最中で超重力制御システムが破損したために……
詳細は個別項目を参照。



俺は運命と戦う、そして勝ってみせる──!


人間を守るのが…お前の仕事じゃなかったのかッ!!


アンデッド全封印もバトルファイト阻止にも失敗し、人類をはじめ全ての生物が絶滅する最悪のエンドは回避できたが、戦いの末主人公・剣崎一真は二度と相川始会えない体となる…
それより前に公開された劇場版では別の道を辿った世界が描写されたが、新たな危機に対し始の方が自己犠牲を果たすことに。
本編の後日談では、自身の運命とどこかで戦い続ける話300年後を描いた小説版仮面ライダージオウブレイド編のように2人が救済される話がある。
尤も、剣崎役の椿隆之氏は本編の結末について「彼なりのハッピーエンドだった」と語っており、ファンの間でも「大団円とは言い難いが、後日談で彼の選択が否定されるのはちょっと…」として、上記した後日談における救済については賛否両論である。*3



これは、誰も知らないどっか遠い所に…

このまま静かに眠りたいって言うのが、コヨミの希望だから…


主人公・操真晴人が守りたかったヒロインは人間に戻りたかった怪物・グレムリンによって消され、力として取り込まれてしまう。
晴人はグレムリンを倒し、ヒロインの形見とも呼べる指輪をどこか遠い場所に眠らせるために旅に出るのだった。
本編終了後の後日談的なエピソードもいくつか存在し、それらは希望のあるエンディングとなっている。



何だかんだでハッピーエンド寄りに終わった『仮面ライダー龍騎』の後日談的作品。
ミラーワールドのデスゲームの末に生き返った真司は現実世界に帰還し、死亡してしまった蓮との友情を胸に寂しく街の中へと歩いてどこかに去っていった。
そして、真司から力を託された次代の戦士が仮面ライダーオーディンに挑む。



じゃあ、創造させてもらう。歴史を……作り直す。


二度と、王にはなれんぞ?


なれるよ。なんか、行ける気がする。


TV本編最終回にて、常磐ソウゴは未来が示す通りオーマジオウに覚醒。
その圧倒的な力でスウォルツを撃破し、大勢の犠牲を出した戦いを終わらせると、2068年のオーマジオウと相対する。
問答の中で魔王の力の本質を理解したソウゴは「歴史を一からやり直す」という選択を決意する。


そうして作り直された「新たな2018年」。
そこには未来から来たゲイツとツクヨミ、そしてかつて敵として立ちはだかったタイムジャッカー達が等しくソウゴの通う学校の仲間として平和に過ごす日常があった。
光景だけで見るなら紛れもなくハッピーではあるが、何分そこには「失われてしまったかけがえのない1年」があり、手放しに幸せなものとは言い切れないほろ苦さも感じさせる結末となっている(またそんな彼らもこの後に何度か闘いの歴史に関わっていくことになる点も複雑な感情を抱かせる)。


そういう意味合いもあって、TV版のこの選択を肯定した『小説 仮面ライダージオウ』や平成ライダーとしての最終回も秘めた『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の存在に一種の救いを感じる視聴者もいる。



武装頭脳軍ボルトは壊滅し、最後の頭脳獣デンシヅノーもスーパーライブロボの手で撃破され、「ビアスによる全人類の支配」という最悪の結末は回避できた。
しかし、ライブマンが命懸けで救おうとした者達は1人を残して皆死んで行った。
そして、ヅノーベースの残骸の中に転がっていたガッシュの生首は、ボルトが生きた証を勝ち残ったライブマンに見せつけるように過去の戦いの記録映像を流しながら、地割れの中に消えていった…
ライブマンの5人のうち、勇介は「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」、丈は海賊戦隊ゴーカイジャーにてゲスト出演しているが、どちらもこの時の出来事が未だに深い心の傷として残っている様が描かれている。



次元戦団バイラムは壊滅し、世界には平和が訪れた。
3年後、戦友の竜と香の結婚式に向かう凱だったが、道中で偶然見かけて捕まえた引ったくり犯に刺され、重傷を負う。
それでも怪我を懸命に隠して教会に向かい、親友とかつて愛した女性の晴れ姿を見届けた凱は、後悔も死への恐怖も一言も口にせず、穏やかに目を閉じた……
本編中では凱の生死は明示されていなかったが、演者や脚本家は「死んだ」と明言しており、命を懸けて地球を守り抜いてきたヒーローが一般市民に殺されるという衝撃的な最終回はファンの間で語り草となった。


そして20年後死してなお消えない彼の魂が、新世代のスーパー戦隊に力と志を授けるのだった
更に10年後、この悲劇が笑撃…もとい衝撃的な形で公式から蒸し返されるのだが、それはまた別のお話



メサイアは完全にシャットダウンされ、世界は救われたが、亜空間に囚われた人々はメサイアと共に消滅し、陣もまたメサイアを倒すためにその身を犠牲にした。
結局、ゴーバスターズがいちばん救おうとした人々は誰1人として救うことができなかった。
しかし、彼らに最後の力で背中を押されたゴーバスターズは、死んでいった人々の想いを胸に現実世界へと帰還し、それぞれの未来に向けて歩き始めるのだった。



  • 七星闘神ガイファード

ラスボス・ゾディアックを倒したのも束の間、なおも作動を続ける地殻変動装置・ガイアネットを止めるために主人公・風間剛がその中へ飛び込み消息不明になる。

guyferd forever…



  • オブリビオン

宇宙人「スカヴ」との戦争によって大きく傷ついた地球で、上空の宇宙ステーション「テット」に燃料を補給するプラントを守るため、パトロールとスカヴの残党狩りを担っていた主人公「ジャック・ハーパー/技術者49号」。
しかし、あることをきっかけに、「スカヴ」が実際は人類の生き残りで、「テット」こそが人類を滅亡寸前に追い込んだ侵略者であること、自分自身も「テット」が監視と点検のために造り出した数多のクローンの1人に過ぎないことを知る。
生き残りたちから託された爆弾と共に「テット」に向かう主人公と冬眠状態のヒロイン。だが、それはヒロインを連れてくるよう要求する「テット」を騙すための罠で、実際にはヒロインは地球に残っていた。主人公は「テット」とともに爆散する。
数年後、主人公との間にもうけた子供と共に暮らすヒロインのもとに、ある人物が訪れる。それは、かつて主人公やヒロインと遭遇し、真実にたどり着いたもう一人の「ジャック・ハーパー」——技術者52号だった。
「」
ハッピーエンドとビターエンドとの間で評価が分かれる作品。
「52号もジャック・ハーパーであることには変わりないからハッピーエンド」という意見もあれば、「主人公はあくまでも49号で、52号は見た目は同じでも全く別人格だからビターエンド」という意見もある。
なお、ラストで52号のモノローグとして、彼が49号の記憶を引き継いでいるような描写がある。



  • TENET テネット

What’s happened, happened.


通常、過去に行けるという事は過去の事実を改変出来ることを意味するが本作はそうではない。
一度確定した事実はどれほど微小な変化も受け付けず、決して覆すことは出来ないのである。
過去に介入した場合も最初からそれは織り込み済みであり、過去から未来において変化する事実は一切存在しない。


任務を終え、世界の終末を回避する事実を確定させた「主人公」。
しかし彼は、今まさに確実な死へ向かわんとする恩人を、ただ涙を流し見送ることしか出来なかった……



謎の侵略生命体スフィアたちから人類を守るために戦ってきたアスカ・シンことウルトラマンダイナと地球圏防衛部隊スーパーGUTS。
ついにスフィアの大ボスである暗黒惑星グランスフィアとの対決の時が来た。
強大な重力とバリアを操るグランスフィアに対し、スーパーGUTSとウルトラマンダイナは協力してバリアを突破。
そしてついにウルトラマンダイナの必殺技ソルジェント光線がグランスフィアのコアを破壊してグランスフィアを倒すことに成功する。
だがグランスフィアは消滅の際に強大な重力異常と時空の歪みを引き起こした。
グランスフィアのコアを撃ち抜くために近くまで接近していたウルトラマンダイナはその時空の歪みから逃れることができずにグランスフィアとともに消滅してしまった。
残されたスーパーGUTSの隊員たちはアスカとウルトラマンダイナの消滅を悲しみつつもその生存を信じ、これからは自分たちの手で人類を守り続けること、そしていつの日か必ず彼に追いつくことを誓うのだった。


そしてその後、アスカの生存が判明。更に次世代の戦士達と共闘する姿が描かれた。
ウルトラマンサーガではかつてのスーパーGUTS隊員達が未だ「アスカに追いつく」ことを目指して奮闘する姿が描かれており、タイガ・ノゾムの生存を伝えるために少しだけ元の世界に立ち寄ったアスカもそんな彼らを尊重し、すぐまた別の次元へと旅立っていった。


なお、小中和哉監督は後に、番組制作当初から「アスカが人間を超えた次の段階に進む」というラストシーンありきで「ウルトラマンへの変身=人間の超進化」として話を組み立てていたことを語り、視聴者から「死んだ」と解釈されたのは完全な誤算だったことを明かしている。
その後しばらくアスカの出演がなかったのも、彼が死んだからではなく、「進化の次のステージに進んだ彼は人間である我々には描けないし、描かない方がいい」という意図があったようだ。


俺の言葉がどれだけ届いているか…きっと殆どの人間には痛くも痒くもないんだろう…


あの事件で世の中が大きく変わったなんてことは全然なくて…まるで何事もなかったように…


魁皇高校3年A組の生徒たちの卒業が間近に迫った3月、突如その3-Aの生徒たちを人質に教室に立てこもり、そこでの一連の様子をSNSで実況中継する担任教師の柊一颯
一見狂気の沙汰としか思えないこの行動の真意は、半年前に自殺した3-Aの生徒の一人である景山澪奈が、自殺するその時まで彼女のフェイクニュースを間に受けた多数のSNSユーザーの悪質な誹謗中傷に苦しめられいたことを生徒たち、そして世間に知らしめることで、彼ら、彼女らに自分らの浅ましさと愚かさを思い知らせ、同時に「考える」重要さを悟らせるためであった
立てこもり最終日に柊はこの真意を最大の標的であったSNSユーザーたちにLIVE配信で明かし訴えかけるも、一方の当人らはというとそんな彼の想いを逆撫でするかの如く罵詈雑言のコメントを配信が終わるまで投稿し続ける有様であった
更に劇中では直接的な描写こそなかったものの、上記の3-Aの生徒の一人である茅野さくらの事件後に病で他界した柊に対して向けた言葉から察するに、事件終結から幾年か経過して尚も、ネットの誹謗中傷は大して改善されていないことが示されている
これだけ見ると主人公たちがあまりに報われない結末のようにも思えるが、一方で肝心の3-Aの生徒たちは皆柊の教えを真に受け止め其々の将来に向けて前向きに歩んでいることや、ラストの締め括りのシーンで一人の名も無き青年が事件のことを思い出して誹謗中傷を辞めたことなどを踏まえると、十分救いがあるようにも捉えられる。
そもそも相手が不特定多数のネットユーザーであることを鑑みると、寧ろその全てが柊の行動を通して改心するなどリアル目線から見て不自然に映るし、実際そのリアルでもインターネットの問題が取り糺されるようになって尚も未だそれが改善したとは言い難い現状を見るに、この結末はある意味妥当だったと言えるだろう。


追記・修正はビターエンドを飲み干せる人にお願いします。


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  • 親友と二度と再会できなくなった仮面ライダー剣や、新世界で二人ぼっち(少なくとも本編ラストは)の仮面ライダービルドも入るかな? -- 名無しさん (2021-07-03 19:24:09)
  • ビルドは一人だったらビターだけど、二人だからなんか違う気がする。 -- 名無しさん (2021-07-03 19:31:24)
  • 主人公かヒロインどっちか諦めなければならないTOX2もこれかな -- 名無しさん (2021-07-03 19:37:59)
  • 大分包括的な項目だけどこれ相談所で認可は受けてるん? -- 名無しさん (2021-07-03 19:40:47)
  • 黒トミノと呼ばれる所以は大体コレ。ダンバインとかエルガイムとか。バッドではないからね。 -- 名無しさん (2021-07-03 19:46:02)
  • 「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」も色々な思惑が交錯する中で真司以外は全員死亡し、生き返る様な描写もないと言うかなりビターな終わり方だったな。 -- 名無しさん (2021-07-03 19:54:14)
  • ↑3 肥大化項目~スレは見ました? -- 名無しさん (2021-07-03 20:10:32)
  • 天気の子はビターエンド? 地方民ほどハッピーエンド寄りに見えるかもしれない。 -- 名無しさん (2021-07-03 20:15:47)
  • ITって映画は大分マイルドになってたけど原作は虚無感が凄かった。 -- 名無しさん (2021-07-03 20:19:56)
  • バッドエンドの項目のヴァルヴレイヴはビターエンドだと思うけど、こっちに移して問題ないだろうか……。個人的にあれをバッドエンドにくくられるのは納得行かない。 -- 名無しさん (2021-07-03 20:21:24)
  • セブドラⅢもこれに入るかな -- 名無しさん (2021-07-03 20:25:07)
  • トップをねらえ2!もこれに入るのかな -- 名無しさん (2021-07-03 20:31:09)
  • シルヴァリオトリニティの個別ENDとかは全部これだったな Vermillionのグランドもか あのライン主人公よく死ぬからなぁ -- 名無しさん (2021-07-03 20:54:08)
  • 原作キカイダーとか。おれはこれで人間と同じになった。。。 -- 名無しさん (2021-07-03 21:09:05)
  • 魔装機神LOEのロドニーとエリス生存ルートの「悲しみをこえて」とか、ロドニーとエリス両方は救えなかったルートの最終シナリオでウェンディを説得できなかった場合もビターエンドといえるな。実際はそれら以外にも多くのキャラの生死があったりするのだが -- 名無しさん (2021-07-03 21:35:56)
  • これ見て真っ先に思いついたのが「銀河の三人」というロートルが通りますよ… -- 名無しさん (2021-07-03 21:38:53)
  • ↑ 13 一応肥大化スレで分割の案として出ている。 -- 名無しさん (2021-07-03 23:09:24)
  • ゲームだったらパワポケも多かったな、ヒロインが記憶無くしてまた一から主人公とやり直す事になったり -- 名無しさん (2021-07-03 23:34:39)
  • 「生存」と「目的達成」の両方取った終わりがハッピー、どっちも取りこぼしてしまったのがバッド、片方しか残らなかったのがビターって思ってる。 -- 名無しさん (2021-07-04 00:38:02)
  • テイルズオブジアビスはビターエンドかなぁ -- 名無しさん (2021-07-04 03:45:10)
  • ロマンか。…確かに、いい言葉だ。 -- 名無しさん (2021-07-04 05:55:43)
  • 最近だと進撃の巨人も中々のビターエンドだね。仲間の為に自分だけが『悪魔』として斃され仲間を『悪魔』から解放した。 -- 名無しさん (2021-07-04 06:13:08)
  • 改造された肉体に苦悩しながらも人のために戦い続け、自分の身を張って地球を滅亡から救ったラストで終わった七星闘神ガイファードもこれに該当しそう。 -- 名無しさん (2021-07-04 07:48:59)
  • ウルトラマンと地球の別れがお約束であるウルトラマンシリーズの中でもエースはビター的な感じ。セブンも死亡したと捉えた人(多分空想法律読本の人)もいたし -- 名無しさん (2021-07-04 07:58:31)
  • 初代ロックマンXもビターエンドだと思う。 -- 名無しさん (2021-07-04 08:52:02)
  • ハッピーエンド・バッドエンド・打ち切りエンド以外はほぼ全てこのハコに入れられるから、結果としてビターに分類される割合は予想より遥かに多いんじゃないかという気も -- 名無しさん (2021-07-04 15:54:58)
  • fateやTV版まどマギなんかも代表的なビターエンド -- 名無しさん (2021-07-04 20:49:01)
  • 鬼滅も入るんかな、平和を手に入れたけど生存者決して多くない+寿命短めの者もいる -- 名無しさん (2021-07-04 21:16:14)
  • ビターエンドとメリーバッドエンドは同一じゃないのに、同一扱いする風潮は…。 -- 名無しさん (2021-07-04 21:32:57)
  • 犠牲なく目的を達成しきって終わる話の方が昨今珍しいからなぁ……要はその犠牲に対して本人及び周囲が結末までの間に折り合って受け止めきれてるならビターな雰囲気にはならない気がする。項目内の例だと仮面ライダー剣は犠牲となった本人はそれを受け入れきってるけど周りがそれに納得してないからビターエンドって解釈 -- 名無しさん (2021-07-05 09:11:46)
  • ゼータガンダムも主人公の精神崩壊やシャアの消息不明(視聴者は誰も死んだとは思ってない)、犠牲者も多数でティターンズこそ壊滅したがアクシズは健在という状況だからダブルゼータなければバッドにもなってたかもしれん(直後にダブルゼータをやるからこその展開だろうけど) -- 名無しさん (2021-07-05 09:38:22)
  • ガンヴォルトとかいう基本ビターエンド尽くしなゲーム 無印はシアンを守りきれずに精神だけの存在にさせてしまう上に恩人でもあったアシモフを自ら手にかける事に 爪だと辛うじて残ってたヒロインの精神すらミチルちゃんと同化して失われる始末 頼むから3はもう少しガンヴォルトに優しいゲームであってくれ -- 名無しさん (2021-07-05 12:20:51)
  • 鋼鉄ジーグ(冒険王版)もビターエンドかな -- 名無しさん (2021-07-05 14:16:31)
  • 恋愛や重病が鍵になる作品は違うでしょ。と思ったので四月は君の嘘をとりあえず格納。 -- 名無しさん (2021-07-05 14:29:51)
  • ↑恋愛と闘病ってむしろビターエンドの古典じゃないか?率先して破滅的思考で動くイメージのメリーバッドエンドとは違うし -- 名無しさん (2021-07-05 14:40:25)
  • ↑むしろよくあるからこそ、わざわざ作品名出して取り上げなくてもいいんじゃないかなと。古典的名作ならその先駆けや代表例としてありかもしれませんが、「四月は君の噓」は自分も好きな作品ですがその域ではない気がして何か違うなと。 -- 名無しさん (2021-07-05 15:10:39)
  • ↑選別を要するほどぎっちぎちでもないし、当てはまらないって理由じゃないならCOまですることもないと思う -- 名無しさん (2021-07-05 15:18:54)
  • ↑まあ、じゃあ増えてきたらその時にどうするか考えるくらいでいいですかね。 -- 名無しさん (2021-07-05 15:34:56)
  • メリーバッドエンドは一見大団円に見えて問題は何一つ解決していない。ビターエンドは大局的にはハッピーだけど主人公たちにとってかけがえのないものを失った終わり方…ってことでok? -- 名無しさん (2021-07-05 16:08:10)
  • ラブライブサンシャインもこれに入ると思ってる。TV版では本命の目標は達成できず、主人公たちはそれに関して悔やみながらも前を向いて終わる…って流れだし。 -- 名無しさん (2021-07-05 16:33:23)
  • 個人的にはハッピーエンド:「試合にも勝負にも勝つ」、ビターエンド:「試合に勝って勝負に負ける」、メリーバッドエンド:「試合に負けて勝負に勝つ」、バッドエンド:「試合にも勝負にも負ける」みたいな感じと思ってる。 -- 名無しさん (2021-07-05 18:52:07)
  • 主人公・ヒロインあるいは重要キャラの犠牲の上だとやっぱビター寄りよな、描写次第でもあるけど -- 名無しさん (2021-07-05 22:29:48)
  • 麻枝3作品は全部これかな -- 名無しさん (2021-07-05 22:59:42)
  • 最近のだとTLoU2かな...? -- 名無しさん (2021-07-06 01:25:34)
  • サイボーグ009とか愛と誠はバッドかビターか悩む。古い作品はビターっぽい中でもハードな物が多い -- 名無しさん (2021-07-06 09:51:49)
  • 最終回で主人公が世界を救った為に行方不明…とかはビターエンドだと思う -- 名無しさん (2021-07-06 10:05:50)
  • ↑となると記事に書かれている定義的にもロックマンゼロ4は該当しそうかな -- 名無しさん (2021-07-07 09:00:39)
  • ペルソナ2は罪はバッドで罰はビターかな。いや達哉視点でなければ罰はハッピーでいいのか? -- 名無しさん (2021-07-07 20:30:17)
  • BANANAFISHは…あれはどうなんだ? -- 名無しさん (2021-07-07 20:45:29)
  • ロックマンゼロ4はどうなんだろ -- 名無しさん (2021-07-07 22:13:59)
  • 平成狸合戦ぽんぽこは結構最後は前向きな感じだったから、バッドエンドよりもこっちじゃないかなと思う -- 名無しさん (2021-07-07 22:25:26)
  • アマゾンズseason2はビターエンドかな…?ハッピーエンドというには主人公が悲惨すぎる… -- 名無しさん (2021-07-10 07:09:51)
  • アーカムナイトも入るかな? -- 名無しさん (2021-07-18 22:55:04)
  • ヒーリングっどプリキュアの映画のラストが無理矢理ビターエンド回避する展開になってなんか笑ったw 幼女向けアニメだしハッピー以外のエンドが許されるわけないよね… -- 名無しさん (2021-07-25 16:04:47)
  • ガンヴォルトは爪のエンド渋い。GVは成長したけどアキュラがな… -- 名無しさん (2021-07-25 17:59:02)
  • 2003年版鋼の錬金術師の『シャンバラを征く者』も該当しそう -- 名無しさん (2021-07-29 09:57:50)
  • ジオウはかつて自分が守り抜いた「人々が瞬間瞬間を必死に生きて築き上げてきた歴史」を歴史改変で自ら否定する道しか残されてなかった、って意味でもハッピーエンドではないよね -- 名無しさん (2021-08-01 17:51:44)
  • バイオハザード8はどうかな? -- 名無しさん (2021-08-24 18:06:31)
  • 風のクロノアや初代俺の屍を越えてゆけなんかもビターエンドに該当しそうだけど、解釈次第(前者はその世界に対する自分の役割を知っているか・後者は種絶の呪いまで解かれているか)ではノーマルになりそう。最も俺屍に関してはその呪いをかけた本人の性格を考えると無理そう、というか残った一族的にはバッドエンドかもしれないな…。 -- 名無しさん (2021-08-31 13:41:13)
  • 無印ACEはバッド寄りのビターって解釈くらいで問題ないだろうか -- 名無しさん (2021-08-31 13:43:22)
  • グレンラガンのスパロボの下りが思いっきり間違っていたので修正しました。 -- 名無しさん (2022-03-29 23:57:59)
  • ↑10 アマゾンズはseason1と劇場版はビターだと思う。だがseason2、てめえはどう考えてもバッドエンドだ。 -- 名無しさん (2022-03-30 00:26:50)
  • ディズニー以外の作品なら個人的に一番好きな結末 上手く行き過ぎるのもアレだし、主人公に救いが無さすぎるのも好きじゃない -- 名無しさん (2023-09-18 05:38:13)
  • ハリー・ポッターも鬼滅の刃もビターエンドに入ると思う ハリー・ポッターは主人公が自 -- 名無しさん (2023-09-18 05:40:22)
  • ↑管理人さん間違って途中送信してしまったので消してくれませんか? -- 名無しさん (2023-09-18 05:41:55)
  • R-TYPE⊿のケルベロスEDはビターだったが続編のFINAL、TACでもっと強めのビターお出しされるとは思わなんだ -- 名無しさん (2023-09-18 08:04:30)
  • ACfAの企業連ルートもビターエンドになる? 初見プレイヤーや作中世界の一般人から見たら、極悪テロリストORCA旅団を壊滅させて「尊い平和は守られた」になるだろうけど、ORCAルートも見ると人類の希望が断たれた上での延命措置に過ぎないという -- 名無しさん (2023-09-18 14:15:28)
  • 幻想水滸伝の仲間108人集めないルートが大抵これ -- 名無しさん (2023-10-23 23:48:00)

#comment(striction)

*1 エンディングの分岐が実質最後の三択で決まるようなものなので、そこに至るまでのストーリーの分岐があまり意味を成さなくなるというのも激怒した一因とされる。
*2 「私」は大陸戦争後半の頃は「酒場の娘」の一家が経営する酒場に居候していた。またハーモニカは「私」の得意楽器であり、酒場にて披露してチップを稼いでいた。つまりどちらも「私」にとって大陸戦争と非常に縁深いアイテムである。
*3 特に後者は「ブレイド最終話の否定」から「ジオウでも屈指の良エピソード」までかなり評価が分かれる

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