登録日:2010/06/15 Tue 18:54:30
更新日:2023/08/07 Mon 17:31:51NEW!
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巡る銀河のその果ての
青く輝く小さな星の
小さな男の大きな話
語り尽くせば日はまたのぼる……
天 元 突 破
グレンラガン
お前のドリルで天を衝け!!
◎概要
2007年にテレビ東京系で放送されたGAINAX製作のロボットアニメ。
巨大ロボットのバトルにドリル、ヘタレ主人公の成長、バカだけどカッコイイ漢達、そしておっぱいと漢のロマンが詰まった正に漢のアニメ。
監督は今作が初監督作となる今石洋之。
脚本は後に『仮面ライダーフォーゼ』『キルラキル』を手掛ける中島かずき。
本作を手掛けたスタッフは、後に株式会社TRIGGERを設立することとなる。
ストーリーは第一部「立志編」、第二部「風雲編」、第三部「怒涛編」、第四部「回天編」の四部構成。
そのうち、第一・二部の七年後が第三・四部となっている。
ノリとしては第一部が1970年代、第二部が1980年代、第三部が1990年代、第四部が2000年代のロボットアニメを意識して作られている。
また中島氏は漫画かである故・石川賢の担当編集でもあったため、本作は石川氏の代表作である『ゲッターロボ・サーガ』をリスペクトした内容が見受けられる。
後に、劇場版として再編集された「天元突破グレンラガン 紅蓮篇」と「天元突破グレンラガン 螺巌篇」が公開。
電撃大王でもコミカライズが連載(全10巻)。
原作準拠でありながらも、アニメで拾いきれなかった部分を補完しているので、この手の作品には珍しく評価が高い。
さらに、舞台「天元突破グレンラガン 炎撃篇」も制作。炎撃は演劇をもじったタイトルでもある。
◎ストーリー
遥かな未来。
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、
時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。
そんな村の一つ・ジーハ。
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、
ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。
そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」
そして、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。
その時、更に地上から何かがやって来た。
それは、巨大なライフルを持った少女・ヨーコだった。
彼女は、ロボットを地上から追って来たのだ。
しかし、ライフルの威力では、倒すどころか足止めをするのが精一杯。
そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノを
カミナとヨーコに見せる。
それは、顔だけの謎のロボットだった…。
(「天元突破グレンラガン」公式サイト・ストーリーより)
◎登場人物
大グレン団
シモン(CV:柿原徹也)
本編の主人公。
ジーハ村で穴掘りを勤めていた少年だが、ふとしたきっかけでコアドリルを手にしたことから運命が動き出す。
巨大なメカ・ガンメンの襲来に顔だけのメカ・ラガンの出会いで地上に出て、いくつもの出会いと別れを繰り返しながら男として成長していく。
カミナ(CV:小西克幸)
第一部の主人公的存在。
シモンの兄貴分で、ジーハ村でグレン団を率いていたが、シモンと共に地上に出る。
そして大グレン団を結成し、獣人軍団に大ゲンカを挑む。
とにもかくも豪放磊落で、シモンのみならず大グレン団のメンバーに火山の如く熱気溢れる生き様を見せつける。
戦闘時は獣人から奪い取ったガンメン「グレン」を駆り、シモンのラガンと合体し巨大ガンメン「グレンラガン」となり獣人を片っ端からぶち破っていった。
ヨーコ(CV:井上麻里奈)
今作のヒロインその一。
リットナー村の少女スナイパーで、ジーハ村を巻き込んだガンメンとの戦いでシモンとカミナに命を救われたことから行動を共にする。
勝ち気だがシビアな面も持っているが、狙撃の腕は本物。
そして最大の武器は揺れるおっぱい。日曜の朝にもかかわらず自重しない揺れっぷりをテレビで見せつける。
ニア(CV:福井裕佳梨)
今作のヒロインその二。
獣人の王たるロージェノムの娘でありながらも父に捨てられる悲惨な境遇の持ち主。
シモンのコアドリルから現れた彼女は、かなりの世間知らずで人を疑うことを知らない純真さを持っている。
メシマズなのが玉に瑕。
キタン(CV:谷山紀章)
バチカ村のハンター集団「黒の兄妹」長兄。
性格は短気で喧嘩っ早いが情に厚く妹思いで、カミナに負けず劣らずの兄貴分。
戦闘時は専用のガンメンである「キングキタン」を駆り、切り込み隊長を務める。
キヨウ(CV:佐藤利奈)
そんなキタンの妹にして「黒の兄妹」長女。
ヨーコに負けず劣らずのナイスバディの持ち主で、陽気で強い包容力の持ち主。
後にダヤッカのガンメン「ダヤッカイザー」のパイロットを引き継ぐ。
キノン(CV:植田佳奈)
引っ込み思案でのんびり屋な「黒の兄妹」次女。
ガンメンには乗らず、大グレン団の母艦「ダイグレン」のオペレーターを務める。
第三部・四部ではキャラが180度豹変。ロシウをサポートする鉄の女となった。
キヤル(CV:阿澄佳奈)
元気いっぱいな「黒の兄妹」末妹。
ガンメンには乗らないが持ち前の元気がウリのオレっ娘。
ロシウ(CV:斎賀みつき)
アダイ村の少年で、礼儀正しく、年の割に達観した価値観の持ち主。
大グレン団に入って以降は熱くなりがちなメンバーのストッパーを務める。偶然にもガンメンの操縦適正は高い。
ニアの手料理がトラウマ。
ダヤッカ(CV:中村大樹)
ヨーコの故郷であるリットナー村の村長。
穏やかなヨーコの理解者であり、彼女のカミナへの恋心を理解している。
当初は「ダヤッカイザー」を駆っていたが、後にダイグレンの艦長となる。
リーロン(CV:小野坂昌也)
リットナー村の住人であるオネエキャラ。
普段は好みのイケメン・ショタを見ては体をくねらせているが、実はかなりのキレ者。
リットナー村の武器庫の番人だったらしく、大グレン団に入って以降は優秀なメカマンを務めた。
ギミー(CV:本田貴子)
ダリー(CV:伊藤静)
ロシウと同じアダイ村の双子で、村長の掟によって村を追い出されたなりゆきで大グレン団に入る。
第一部・二部ではただのマスコット役だったが、第三部・四部では量産型ガンメン「グラパール」の部隊長を務めるまでに成長した。
ブータ(CV:伊藤静)
地下世界で飼育されているブタモグラの子供。
ジーハ村でシモン&カミナに食べられそうになったが、なりゆきで旅のお供になる。
落ちてきたヨーコのおっぱいが好みで、よくその谷間に飛び込んでいる。
シモンらの言葉を理解できる、グレンラガンのドリルを修復するほどの螺旋力を持つなど、謎が多い。
獣人軍
ヴィラル(CV:檜山修之)
人間掃討軍極東方面部隊長を勤め、礼節を重んじ姑息な手を嫌う武人。
専用のガンメン「エンキ」を駆るが、カミナの駆るグレンラガンに兜を奪われたことから彼を仇敵として付け狙う。
ロージェノム(CV:池田成志)
第一部・二部のラスボスで、獣人たちの創造主として王都テッペリンに君臨する螺旋王。
1000年以上も歳を取らず、それゆえに怠惰を持て余しているようで、娘であるニアすらも切り捨てる傲慢さの持ち主。
テッペリンを攻めてきた大グレン団に対し、自身も愛用のガンメン「ラゼンガン」を駆り迎え撃つ。
アンチスパイラル
アンチスパイラル(CV:上川隆也)
第三部・四部のラスボス。
螺旋族の持つ螺旋力を嫌悪し、一定数に満ちた際に人類殲滅システムを発動させ葬らんとする存在。
シモンたちはこれに打ち勝たなければ明日を切り拓けず、「螺旋の友」に会う事すらも叶わないのだ。
◎共演作
大人の事情でスパロボ参戦は無理だろうと思われたが『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇』に参戦。
中島氏曰く「認識宇宙よりも強靭な版権の壁を突破した」らしい。
「(主に最終回前後の超絶インフレバトルに関して)これをいったいスパロボでどうしろと」と寺田Pが頭を抱えたらしいが、
中島氏が「その辺色々考えた」結果、どうにかゲームの枠内に収めている。
シナリオ上ではかなり優遇されており、アニメの元ネタと言っていい『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』とのクロスオーバーが目立つ。
『第3次Z』にも「螺巌篇」名義で続投。
『トップをねらえ!』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』が新規参戦したことで、ついにガンバスター・エヴァとの共演が実現した。
中島氏監修によるアレンジはなおも続いており、最終話では全軍を巻き込んで衝撃的な展開を見せる。
2018年には『スーパーロボット大戦X』に参戦し、『ふしぎの海のナディア』との共演を果たした。
◎サブタイトルリスト
1話:お前のドリルで天を突け!!
2話:俺が乗るって言ってんだ!!
3話:顔が2つたあ生意気なッ!!
4話:顔が多けりゃ偉いのか!?
5話:俺にはさっぱりわからねぇ!
6話a:てめえら全員湯あたりしやがれ!!
(6話b:見てぇものは見てぇんだ!!)
7話:それはお前がやるんだよ!!
8話:あばよ、ダチ公
9話:ヒトっていったい何ですか?
10話:アニキっていったい誰ですか?
11話:シモン、手をどけて。
12話:ヨーコさん、お願いがあります。
13話:みなさん、たーんと召し上がれ。
14話:皆さん、ごきげんよう。
15話:私は明日へ向かいます。
16話:総集片
17話:あなたは何もわかっていない
18話:聞かせてもらうぞこの世界の謎を
19話:生き残るんだどんな手段を使っても
20話:神はどこまで僕らを試す
21話:あなたは生き残るべき人だ
22話:それが僕の最後の義務だ
23話:行くぞ最後の戦いだ
24話:忘れるものか この一分一秒を
25話:お前の遺志は受け取った!
26話:行くぜ ダチ公
27話:天の光は全て星
サブタイトルは全てエピソード中に発せられたセリフとなっている(16話は例外)。
1〜8話はカミナ
9〜15話はニア
17〜22話はロシウ
23〜27話はシモン
よく見ると解るが、タイトルが死亡フラグになっているものもある。
◎楽曲
空色デイズ
作詞:meg rock
作曲・編曲:齋藤真也
歌:中川翔子
OP。グレンラガンを代表するテーマ曲。
しょこたん初のロックナンバーで、よくある絶叫系とはまた違うベクトルで熱くなれる神曲。
後にアイマスの秋月律子がカバーしたり、遠藤正明や西川貴之が原曲キーで歌ってたりする。
happily ever after
作詞:meg rock
作曲・編曲:黒須克彦
歌:中川翔子
挿入歌。第11話のシモン覚醒シーンで使用された。
元々は「空色デイズ」になるはずだった没曲であり、後にそのシーンに合わせて歌詞を書きなおした。
◎劇場版
前述の様に、前編の「紅蓮編」と後編の「螺巌編」の二つが存在する。
「紅蓮編」はグレパラの前日談から始まり、1話からシモン復活の11話までを新規映像を追加し、再編集と再アフレコをして再構築した作品である。
元々作画がオーバークォリティーなだけあり、劇場用に再撮影をしたとは言え劇場での鑑賞に耐えうる程キレイで、
既に作品を一度完結しただけあってキャラの掛け合いもより自然なものに。
「紅蓮編」売りの一つに、大グレン団全員によるギガドリルブレイクだと語る脚本の中島かずき氏。
だが、「紅蓮編」は公開している劇場の数が非常に限られており観に行けなかった難民も多々出てしまった。
「螺巌編」は12話から26話までを再構築した作品で、TV版と終盤の展開が大きく異なる。
というか最後のアンスパ戦に至ってはフルリメイクと呼んでも差し支えないほどである。
何と言っても目を引くのは約1時間を超える新作パート。
徹底的にこだわったために製作スタジオのガイナックスは(いつものことだが)火車状態だったらしく、
納期の朝にギリギリに公開用のテープの編集が終了したなど、非常にギリギリな製作状況だったらしい。
そのお陰もあり非常にダイナミックな戦闘が繰り広げられており、見ていて鳥肌が立つほど。
「螺巌編」の売りは、新規追加されたアークグレンラガンの戦闘シーンと、天元突破ガンメン達などが挙げられる。
前回の反省からか、公開している劇場の数が増えて観に行きに易くなった。
劇場版二作のEDの作画は平松氏が担当しており、間奏からラスサビへの移行の時の演出は素晴らしいの一言で非常に評価が高い。
中島かずき氏も「アニメーションの可能性を感じる」と大絶賛する程。
◎最後に
とにかく熱い! そして、バカ! 最後に、漢の哀愁!!
敢えて多くは語らない。ただアゴ先で路を指し示すのみである。
天を貫き突破を願う果てしなき闘いの果て、登場人物達は何を失い、何を得たのか。
もし、とか、たら、とか、れば、は言わない。
ただその心はこの胸に在る。
追記・修正が無理だぁ?
不可能だあ〜ぁ?
wiki篭り! お前、自分を誰だと思っていやがる!?
お前の編集は情報とネタと! 全てを網羅する能力じゃねぇか!
こんなところで諦めてんじゃねぇぞ!
漢なら! 立ち逃げ項目でも良項目に変えてみせろ!
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▷ コメント欄
- ふと惹かれ劇場版を借りて見たら最高に熱かった -- 名無しさん (2013-10-19 02:27:02)
- 劇場版のラストバトルの改変は個人的に良かった
超銀河大グレン団のメンバーが死ななくて -- 名無しさん (2013-10-30 23:58:11) - 仲間の死を乗り越えての逆転勝利を見たければアニメを。仲間と共に乗り越えて、最後に泥臭い殴り合いを見たければ映画を……どっちも自分にはどストライクやでぇ -- 名無しさん (2014-01-24 21:12:40)
- テレビ版と劇場版見比べると劇場版のスタッフ、声優の気合いの入り方がヤバいと感じた
テレビ版でも十分熱い所が余計に熱くなってて、観てると螺旋力が漲ってくる -- 名無しさん (2014-01-25 00:38:17) - 螺巖篇でEDアニメーション(仲間~ニアのシンボルが消え立ち止まる→マントを纏い歩き出す)に泣かされるとは…キタン死亡やラストバトルですら我慢しとったのに -- 名無しさん (2014-01-28 22:11:56)
- ふと漫画版読んだけど、面白いね。天元突破キングキタンは反則的にカッコイいな。スパロボ出ねーかな -- 名無しさん (2014-10-04 19:10:32)
- 独自の画質www -- 名無しさん (2015-02-05 01:15:18)
- 劇場版エンディングで立ち尽くすシモンがしゃがみ込んでマントを羽織るところで涙腺が決壊してた -- 名無しさん (2015-12-06 02:45:33)
- ニコニコでまた見てるが、やっぱいいな・・・寒さもしのげて一石二鳥よ -- 名無しさん (2015-12-29 23:30:37)
- 小さい頃夢中で見てたけど、当時はグレン“ガラン”だと間違えてた… なんだよグレンガランってww -- 名無しさん (2016-01-04 06:36:54)
- 劇場版は映画館でこれでもかって泣いた。歴代でもトップクラスに泣いたアニメじゃないかなあ。今でも元気が欲しいときには見てる。 -- 名無しさん (2016-06-02 16:50:53)
- 第二部終盤、ニアがグレンラガンへ乗る~デカブツへのダイグレン特攻、天守閣?へぶっこみへの流れが、個人的には一番好き。いつ見ても鳥肌が立つ燃え度。 -- 名無しさん (2016-06-06 18:15:48)
- 4話は一人で絵コンテ・演出・作監をやったアニメーターの個性が出ただけで作画崩壊じゃない(むしろ作画枚数はここまでの話数で一番多い。ソースは小学館のムック)と何度言えば -- 名無しさん (2016-11-14 15:43:40)
- ↑割と普通にKONMAIとか貶したりしてるし、このへんは修正すべきなんだろうね -- 名無しさん (2018-02-15 19:32:01)
- 4話は個性が出すぎてしまって違和感が半端ない事になってしまったけどね…最終的にそのアニメーターは干されたっぽいし -- 名無しさん (2018-08-19 21:39:53)
- ↑制作側としてはあれでOKなんだということは理解してても正直普通の作画で見たかったと思ってしまうなあ…黒の兄弟の初登場回だし -- 名無しさん (2019-09-14 01:58:05)
- 4話は作画ばっか言われるが、構成や演出も違和感すごいしキャラもブレてたんだよなぁ。何でアレを"個性"で通せると思った -- 名無しさん (2023-07-20 10:55:32)
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