登録日:2015/06/14 Sun 20:00:00
更新日:2024/01/15 Mon 10:33:15NEW!
所要時間:約 ? 分で読めます
▽タグ一覧
zoids ゾイド ゴリラ ハンマーロック ゼネバス帝国 金属生命体 ネオゼネバス帝国 ガイロス帝国 小型ゾイド 汎用型 プー様の嫌がらせ pk師団
ハンマーロックは、ゼネバス帝国で開発・運用された小型汎用ゾイドである。
ゼネバス帝国滅亡後も、その流れを汲む組織・国家において運用された。
なお、似た名前のハンマーヘッドとは関係ない。
スペック
型式番号:EMZ-26(ゼネバス帝国)/EZ-056(ネオゼネバス帝国)
所属:ゼネバス帝国/ネオゼネバス帝国
分類:ゴリラ型
全長:5.6m
全高:6.7m
全幅:5.9m
重量:26.8t
最高速度:180.0km/h
乗員:1名
武装:誘導対空ミサイル(背中)×4
機銃(コクピット下、ゼネバス所属機)×2
連装ビーム砲(右肩)×1
バルカン砲パック(左肩)×1
ハンマーナックル(拳)×2
機体解説
ゼネバス帝国の主力汎用歩兵ゾイドとして開発された、ゴリラ型ゾイド。
ゴリラ型には既にアイアンコングが存在するが、本機は武装レイアウトや性能特性、運用性等、
ほとんどの面で小型版コングというべき仕様となっており、格闘性能では当時最強だったゴドスを容易くひねり潰すほど。
ゴリラ型の例に漏れぬ高い地形踏破性や、ハンマーナックルによる重厚な格闘攻撃力、
各種兵装によるバランスのとれた射撃性能など、状況を問わず運用可能な汎用機の鑑。
多くの野生種が瞬時に滅び去った、あの忌まわしきZAC2056年のグランド・カタストロフをも個体数を減じながら生き延び、
第二次大陸間戦争時もガイロス帝国機として第一線に復帰したが、この時はギュンター・プロイツェン元帥のささやかな嫌がらせと策略から、
自身麾下のプロイツェンナイツ師団にのみ配属された。
この際配備された機体は、アビオニクス(ゾイドの場合どう表現するのかは知らぬが)や火器の近代化や、
アクチュエータなど動力系の改良といった、小改修のみでの再就役にかかわらず、現行機にも劣らぬ高性能を示した。
一方、開戦当初のガイロス帝国正規軍に、レッドホーンなどとともに整備中のハンマーロックも確認できる。
カラーリングが旧タイプそのものなので、おそらくゼネバス帝国で生産されていた機体が生き残っていたのであろう。
この時期の公式ムックや小冊子の中に全く記載のないゾイドを見て混乱した読者は少なくないはず。
戦闘面には関係ないが、胸部装甲はメンテナンスハッチとして前面に展開することができ、露出させたコア周りや出力系など、
メインコンポーネントの整備が容易に行えるよう、前線での露天整備にも配慮された設計となっている。
さらにゴリラ型ゆえの小器用さから、野戦築城や土木建築などの重機運用も可能という至れり尽くせり。
戦後の軍縮からの民間放出にも配慮した、息の長い運用が可能となっている。
ことゼネバス系小型機の中でも、多用途性という面で本機に勝る機種はあるまい。
要出典ではあるが、初期設計の時点でコアの性能を限界まで引き出しており、抜本的な強化改良が非常に難しいという欠点を持つ。
にも関わらずちょっと弄っただけでこうもパワーアップするのだから、基礎設計を立ち上げたのは間違いなく天才であろう。
ちなみに、強化改良での発展性には欠けるようだが、ハードポイントが各所に設置してあるため、火器換装での強化はわりと容易。
バトルストーリーでの活躍
ロールアウトは2034年。格闘性能では当時の両軍小型機として最強であり、急峻な地形を踏破してのゲリラ戦や隠密活動でも実績を残す。
単機での活躍としては、スパイコマンド・エコー中佐がウルトラザウルス奪取時に搭乗した個体が有名。
しかし、ゴドスの後継機として登場したアロザウラーにはさすがに歯が立たず、単機無双でボコボコにされることも。
まあ、中型機に小型機が性能で勝てるわきゃない、といえばそれまでなのだが……
第二次大陸間戦争の際には、ある程度まとまった数が生産されたものの、基本的には全てPK師団に配属されることになる(上述の通り、正規軍に配備されていた機体も確認できる)。
2101年のプロイツェン決起に際し、彼等PK師団も呼応して叛乱。
市街地という有利な状況下、そして乗り手が総攻撃にも使われなかった貴族子弟の三流パイロットとはいえ、あのレブラプターを撃破するなど、往時の格闘性能にいささかの衰えもないことを見せつける。
余勢を駆って首都防衛予備隊を壊滅させたが、状況が状況ゆえに急遽停戦してすっ飛んできたヘリック・ガイロス連合の大軍勢を前に、勝ち目のない必死必滅の遅滞戦闘を敢行。中には弾切れの状態でジェノザウラーに格闘戦を挑んだ機体もあったという。
結果として、本機を含めクーデター実行隊は全機玉砕。参謀本部も首都ヴァルハラとともに、ブラッディデスザウラー自爆の閃光に消え、
連合軍とヴァルハラ市民を道連れに、プロイツェンは閃光の彼方へ消えた。
この時クーデターに付き従ったのは、そのほとんどが旧ゼネバスを知る老兵であったという。
彼らの挺身を陽動に鉄竜騎兵団は中央大陸へ上陸し、ネオゼネバス帝国を建国することとなる。
鉄竜騎兵団に随行した機体は建国後に強襲部隊へ配属され、主力機の一員に返り咲いた。
バリエーション
○Mk-III仕様
右肩ハードポイントに大型ビーム砲、背部ハードポイントにブースターユニットを装備し、
全身各所にプロテクターを増設した重機動戦闘仕様。頭部装甲がマラサイっぽい形状になっている。
○指揮官仕様
中隊指揮用に頭部装甲にアンテナを増設し、通信性能を高めたタイプ。装甲色はゴールド。
上記2タイプは旧キット箱裏バリエーションからの抜粋。
○全方位ミサイルユニット装備型
本機への装備が推奨されるカスタマイズパーツ『全方位ミサイルユニット』を装備したタイプ。
レーダーとナイトビジョンの増設で各種爆装の命中率が向上している。
キット
1/72モデルは臙脂(ゼネバスレッド)と銀の旧キット(&ゾイドグラフィックス)と、黒とダヴグレーの再販モデルの2種類。
それとMSSでゼネバスモデルが発売されている。
ハードポイントは肩・前腕・背部に2ヶ所ずつ。
前脚はモナカ構造の貼り合わせ型なので肉抜きがない。全方向から余すところなくゴリラの腕を堪能できる。
頭部は共通コクピットに装甲メットを被せただけの簡単設計だが、それだけなのにとってもゴリラ。必見。
ただし、メットの後頭部の部分が背中にヒンジで固定されているため、首振りができない。
首振ってるハマロクが見たかったらMSSを買おう。
ちなみに、旧キットのゼネバスレッドと再販機の黒の部品を組み合わせると、アイアンコングカラーの機体となる。
機体としての凄みが増しており、特務などに従事するスペシャル機っぽくて実にイナフ。
一方、余ったパーツを組み合わせると、こっちは配属前の未塗装機か、寒冷地仕様を思わせるカラーリングになる。
これはこれでMSVっぽくてイナフ。
再販モデルはレブラプター以降の新型キャップ(=新型高出力アクチュエータ)になっている。
再就役の際に手を加えられた、目に見える点といえばこれなのだろう。
MSSは歩行機能との弊害で実装できなかった腕の自由可動と首振りが実装されており、小さいが見どころの多いキット。
ゼンマイモデル、MSSともに簡単な構造&ゴイスーな造形と、ゾイド入門にはうってつけ。
……なのだが、なかなか売ってないんだよな、これが……
追記・修正はハンマーロックのコクピットからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- コストパフォーマンスよし、値段よし、プロポーション良し、歩行ギミックもちゃんとゴリラしてる…と小型ゾイドでは至れり尽せりの大傑作。アイアンコングが買えなかったのが悔しくて似たような武装に改造した人も多いはず。(・ω・)ノシ -- 名無しさん (2015-06-14 20:08:47)
- あ、ハンマー「ヘッド」の方だと勘違いしてた…orz。 -- 名無しさん (2015-06-15 01:35:09)
- ハーマンヘッド?(錯乱 -- 名無しさん (2015-06-17 12:30:25)
- ハンマーロックにもオーガノイドシステムが使えるかな~? -- 名無しさん (2017-07-25 12:14:22)
- 実はゾイド惑星Ziに登場したゴリはこのゾイドと同じデザインだったりする、大きさは人間よりも小さいから同一種かは疑問が残るが -- 名無しさん (2020-06-28 08:17:28)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧