登録日:2022/01/22 (曜日) 04:57:30
更新日:2024/06/17 Mon 13:42:18NEW!
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ダークイレギュラーズ アモン ダークゾーン 悪魔 古参 眷属 я 暴君 vシリーズ プロテクト ゴリラ カードファイト‼ヴァンガード 魔界侯爵 アモン 魔侯襲来 アモン様 新城テツ 未リメイク←10年越しのリメイク インフェルノ・リチュアル 飽くなき力への渇望
これが本当の魔力だ!
インフェルノ・リチュアル!
「魔界侯爵 アモン」とは、カードファイト!!ヴァンガードに登場するユニットである。
ここでは「アモン」と名の付くカードも併せて紹介する。
●目次
【概要】
初出はブースターパック第3弾「魔侯襲来」。
トリガーが収録されたことでダークイレギュラーズが単独構築が可能になったパックに登場した,
ダークイレギュラーズの中でも最古参のユニットである。
背中に生えわたる巨大な双翼、鍛え上げられた禍々しい肉体に4本の腕、単眼に大きく裂けた口から伝わる凶悪な人相、
そして最大の特徴である腹部で青白く光る怪しげな目---
どこをとってもまさしく「異形の大悪魔」と呼ぶにふさわしいユニットで、初登場から10年以上たった現在でもダクイレのユニットの中で屈指の人気を誇っている。
ユニット設定によると、進化を繰り返した異形の悪魔としてダークイレギュラーズの一角に盤石な地位を築き、
ダークゾーンのみならず聖域をはじめとする全ての国家を手中に収め、惑星クレイの世界を冥闇に落とし自身がその支配者として君臨することを企んでいるらしい。
しかし、ダークイレギュラーズと呼ばれる集団には自身と同レベルの悪魔や異能の持ち主が蔓延っていてこの壮大な野望は中々進んでいないようであり、一先ずはダークイレギュラーズの頂点に立つことが当面の目標である模様。
その後は後述の「 Я」騒動や、超越の混乱に乗じた仮初の契約など要所要所で暗躍しながら、
数百年後には強大な魔力と狡猾な知略を駆使する大悪魔としてダークゾーン全土にその名を再び轟かせたという。 こんな壮大な設定と力をもつ方ですら中々頂点に立てないとはダークイレギュラーズは本当に末恐ろしい集団である。
【カードテキスト】
《魔界侯爵 アモン》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー10000/ シールドなし / ☆1 |
【永】【V】:あなたのターン中、あなたのソウルの《ダークイレギュラーズ》1枚につき、このユニットのパワー+1000。 |
【起】【V】:【カウンターブラスト】(1),あなたの《ダークイレギュラーズ》のリアガードを1枚選び、ソウルに置く] 相手は自分のリアガードを1枚選び、退却させる。 |
1つ目の永続効果は「ソウルを貯めることで大幅な強化を施す」というダークイレギュラーズの能力を代表するかのようなスキル。
素のパワーは10000と心許ないが、ダクイレのお家芸であるソウルチャージを駆使すれば単体でパワー15000~21000を狙うことも可能。
さらにブーストを加えれば更なるパワー増加を狙えるので、最終的にはパワー30000を超えるのも不可能ではない。
2つ目はCBとリアガード1体を引き換えに相手のユニット一体を退却させることができる起動能力。
相手の盤面に干渉しながらソウルを増やせる便利な効果だが、展開力と手札に乏しいダークイレギュラーズでは下手に連発すると自分の首を絞めかねないので、使いどころを見誤るとこちらが痛い目を見ることになる。
さらに注意すべき点として、退却させるユニットは相手が選ぶので、不要なユニットを選ばれると効き目が薄いほか、グレートネイチャーやたちかぜに見られる退却することで効果を発揮するユニットに対してはむしろアドバンテージを稼がれる可能性がある。 そんなユニットがいるときにわざわざこんなスキル使うはずはないが。
登場当初はフィニッシャーとしての性能はシュティル・ヴァンピーアやノーライフキング・デスアンカー等の同期や後発のユニットに一歩譲っていたものの、彼らと比較した場合なんの下準備もなく序盤から高パワーを叩き出せる点で優れており、ダークイレギュラーズの切り札として大いに活躍していた。
大きな転機が訪れたのは登場から2年後のブースターパック12弾「黒輪縛鎖」から。
この弾で自身の名である「アモン」が名称カテゴリとして登場。
自身をサポートするカードが大量に登場したことで使い勝手が大幅に向上した。
更にクロスライド先、レギオンメイト、G期に入ってもアモン名称の超越体など着実に強化をされていき、{インフレが加速したG期初期~中期においても、「アモン」を主軸とした場合にはお呼びがかかることも多かった。
流石にG期後期においてはメインとして採用されることはほとんどなくなったが、
後述の2枚を主軸とする場合は未だに採用の余地は残されている。
我に捧げよ……。魂も、肉体も、
そう、世界もだ。
《魔神侯爵 アモン “Я”》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー10000/ シールドなし / ☆1 |
【起】【V】【LB】(4) :[あなたの《ダークイレギュラーズ》のリアガードを1枚選び、呪縛する] そのターン中、あなたのソウルの《ダークイレギュラーズ》1枚につき、このユニットのパワー+1000。あなたのソウルの《ダークイレギュラーズ》が6枚以上なら、そのターン中、このユニットのクリティカル+1。そのターン中、この能力は使えなくなる。 |
【永】【V】:あなたのソウルに「魔界侯爵 アモン」があるなら、このユニットのパワー+2000。 |
&color(red){【永】【V】【盟主】 |
上述の「黒鎖縛鎖」にて、大量のサポートカードとともに登場したアモン様の Я ユニット。
多くのЯユニットがついうっかり虚無に触れて堕ちちゃったドジっ子コキュートスさんを除いて星輝兵によってЯされた中、力の均衡という平和が訪れたダークイレギュラーズの現状を打破すべく自ら虚無を受け入れた結果、更なる闇の深淵へと堕ちてしまった姿がアモンЯである。
いくら力に貪欲であるとは言えブレなさすぎである。
その後はその力を持ってダークイレギュラーズ全土に侵攻を開始したが、リンクジョーカーが消滅したと同時に Яも解除された模様。
起動能力はリミットブレイクの制約と呪縛コストを除けば素のアモンの純粋な強化版。
パワーの上昇値は通常版と同値だが、ソウル6枚というダクイレにとっては超緩い条件を達成することでクリティカルの増加が得られるようになり、通常版において不足していたフィニッシャーとしての圧力が上昇している。
更にこの効果はリアガード1体の呪縛以外なんのコストも要求しないため、CBをほかのユニットにガンガン回せるのも強みの1つである。
クロスライドをとっても、通常アモンの高パワーで詰めて Яアモンで更なるプレッシャーをかけるという動きも理想的だが、仮に先にこのユニットにライドしてもダクイレというクランの特性上適当にソウルチャージしているだけでいつの間にか条件を達成していることも多いのでそういったところでも非常にかみ合っている。
注意点としてはパワーを得られるのは起動能力によるものなので、効果使用後にソウルが増えてもその後のパワーは上がらないところ。
しかしこれは逆に能力使用後にソウルが減ってもパワーが減らないということでもあるので、次のターンのことを考えなければメガブラストとの併用も十分に可能というメリットもある。
この国を統べるのは、混沌たる我が"智謀”
《アモンの主謀者 アスタロト》
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー11000/ シールドなし / ☆1 |
【起】【V】:【双闘21000】&color(red){「魔界侯爵 アモン」 |
【永】【V】:このカードが【双闘】しているなら、あなたのソウルのカード10枚につき、このユニットのクリティカル+1 |
【自】【V】:あなたのカードの効果で、相手のリアガードがドロップゾーンに置かれた時、中央列に他のあなたの「アモン」を含むユニットがいるなら、【ソウルチャージ3】。そのターン中、この能力は使えなくなる。 |
2014年に行われたリバイバルGー3キャンペーンで初登場。
Яの力を失ったアモン様が、ダークゾーンの支配を完遂すべく新たに手を組んだ強大な悪魔。
アモン様と起源を同じとするらしく、そういった意味でも相性は良かったらしい。
アモン様にとっては彼はただの道具に過ぎず、ダークゾーンの支配が完了したら彼を排除する算段だったが、当然アスタロトも同じことを考えており……?
永続能力はレギオンすることによりソウル10枚につきクリティカルをプラスするスキル。
下の自動能力やサポートカードを駆使すればアモン様のパワーを含めた、最低でもパワー31000/クリティカル2という非常にプレッシャーの高い攻撃を行うことができる。
自動能力も、レギオンしたアモン様のスキルを使用すれば安定して使用可能。
惜しくらむべきはコストの関係上ダークイレギュラーズがレギオンとそこまで相性が良くないところであるが。
【その他のアモン様】
それは悪魔のささやき。甘い言葉に隠された魔法の罠
《漆黒の詩人 アモン》
ノーマルユニット 〈1〉(ブースト) |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー6000/シールド5000/☆1 |
【永】【V/R】:あなたのターン中、あなたのソウルの「ダークイレギュラーズ」が6枚以上なら、このユニットのパワー+3000 |
「これぞ、力。だが、まだだ……まだ足りない」
《熱望の悪魔 アモン》
ノーマルユニット 〈2〉(インターセプト |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー8000 /シールド5000/☆1 |
【永】【V/R】:あなたのターン中、あなたのソウルの「ダークイレギュラーズ」が6枚以上なら、このユニットのパワー+3000 |
魔侯襲来で収録された、大悪魔として名を馳せる前のアモン様。
フレーバーテキストからあふれ出る力への渇望はこのころからあったらしい。
それぞれ同じ条件で自ターン中にパワーを+3000できる。
ソウル6枚はダークイレギュラーズであればいつの間にか達成していることが多いが、アモンに限ればほかにも好条件で簡単にパワーを上げられるユニットが多いこともあり採用は厳しい。
アモン名称に拘らなければ緩い条件での高パワー、ブースト要因として活躍できるかもしれない。
【関連カード】
黒鎖縛鎖より登場して以降、「アモン」と名の付くサポートカードはどんどん数を増やしていき、いつしか数だけで言えばダークイレギュラーズでも随一の所帯となっている。
大多数は本人の意思の有無関係なく屈服させた「眷属」が一番多いが、眷属にならずとも様々な事情を抱えて彼に仕えているものも多い。
そして彼らはアモン様を純粋に尊敬するもの、機を見て反撃をうかがうもの、恩を返そうと仕えるもの、お零れにあずかろうとするものと様々であるが、それらを全て看破しつつ、アモン様は部下たちを重用しているのである――――――。
↓以下、代表的なユニット
《アモンの眷属 フウ・ジンリン/アモンの眷属 ロン・ジンリン》
アモン様がЯする前から彼に仕えていた直属の部下でЯ後に最初に眷属になったユニット。
かつて修行の一環としてアモン様に挑んで返り討ちにあったが、「闘気を具現化する」という彼らの力を欲したアモン様によって傘下に加えられ、その後彼の力に対する欲望を尊ぶようになったという。
効果はアモン名称がVにいればパワーを3000プラスできるというもので、ソウルの枚数に関係なく無条件でアタッカーになれる点で優れている。
ただアモンデッキでは名称以外の優秀なカードを採用することも多いので、実際に活かせるのは後半にもつれ込むことも多い。
《アモンの眷属 ヘルズ・ディール/アモンの眷属 ヘルズ・ドロー》
アモン様によって無理やり眷属にされたサキュバス3姉妹の内の2人。凌辱モノではない。
ドローだけは眷属にされた自覚はあるが、妹のディール、更に下の妹のトリックは眷属にされたことに気が付いておらず、そんな彼女たちを解放するために、いつか来る「機」をドローは伺っている。
効果はリアガード登場時にVが「アモン」であればSC2する自動能力。
自身がVに登場した時に使えないのは使い難いが、それでもノーコストで破格のスピードのSCを行うことが可能であり、アモンにおける重要なエンジンとして活躍できる。
《アモンの眷属 ヴラド・スペキュラ》
若輩ながらも強力な力をもつとして有名なヴァンパイアだったか、それが災いしてアモンによって支配されてしまった眷属の1人。
本人は眷属となったことで強大な力を手にして満足しているようだが、その過ちに気が付く日は来るのだろうか……?
効果は俗にいう完全ガード
アモンデッキであれば必然とこちらを使用することになるが、後述のバフステアやGガーディアンの登場もあり脳死での採用は考えるべきか。
《アモンの鉤爪 マルコキアス》
アモン様に敗れ、彼の軍門に無理やり加入されたかつての大公爵。
眷属ではなく、「隙あらば寝首をかいてよい」という反逆許可証「黒幕(フィクサー)」という称号を与えられており、彼と同じように黒幕の称号を持った者たちとともにこぞってアモン様に挑んだが、
アモン様との圧倒的な力の差を実感したことで、アモン様を超えるべく、反逆者を狩りながら力をつけていった。
───その行為が、アモン様を守ることになっていることなど、彼はまだ知る由もない
初のアモン名称の超越ユニット。
ハーツに「アモン」と名の付くカードがあれば「アモン」名称のリアガード2体と自分自身にソウル5枚につきパワー+5000を与えられる。
与えられる数値としては申し分ないが、構築を純粋なアモン名称で固めなければいけないのがネック。
G期中~後期においては名称に限らず更にパフォーマンスの高いGユニットも増えているため、「アモン」であることに価値を見出さないと採用は厳しいか。
それでも、ユニット設定の秀逸さもあって非常に人気の高いユニットでもある。
《アモンの眷属 バーメイド・グレイス》
アモンデッキにおけるFV候補のユニット。ユニット設定がないためキャラの詳細は不明。
効果はCB1とこのユニットをレストすることで、ソウルチャージ2とともにアモンと名の付くカードにソウル1枚につきパワー+1000を与えられる。
緩い条件でSCと破格のパワー上昇を付与することができる破格の性能を持つ、「アモン」名称の明確な強みの1つであるユニット。
ブーストは放棄することになるが、前列のリアガードを選択すればそれ以上のパワーを与えられることも可能なほか、アモンЯとの相性も最高クラスに良い。
中には除去された時のことを考えてFV以外にも複数採用していたファイターがいるほど重用されていたことも。
《アモンの眷属 ヘイトフル・サイクロン/アモンの眷属 オディオス・サンダー》
かつて異能移植実験の被検体として非人道的な扱いを受けたことで、精神異常を装って脱出した後、アモン様の使者によって眷属となった2人の超能力者。
眷属になる以前は力の副作用に苦しむ日々を送っていたが、アモン様の力を借りることで、湧き上がる怒りを魔力に蓄積できるようになったことでその苦しみから解放された。
それ以来2人は、名誉も財も求めることなく「恩人に恩を返したい」その一心で主のために戦い続けている。
コストはそれぞれリアガード登場時にSC1し、その効果でアモン名称のカードが入れば自身のパワーを下げた後ソウル5枚につきパワー+5000を得る自動能力。
アモン名称で固めないとスキルの発動が不安定なうえ、ソウルの枚数が不足する序~中盤ではあまりパワーは稼げないが、
終盤以降は凄まじいパワーを叩き出すことができるためアタッカーとして優秀な動きが期待できる。
《アモンの難壁 バフステア》
幾年もの歳月がたち、再び大悪魔としてその名を轟かせたアモン様の新たな眷属。
非常に強かなエルフの令嬢で、かつて仕えていた領主を殺害して領地をアモン様に献上した後、共謀した仲間すらも手にかけてその功績を根こそぎ自分のものにしてアモン様に取り入ったとんでもない悪女である。
こうしてアモン様に取り入ることに成功したバフステアであるが、当のアモン様は彼女の所業を全て見破っており、その上で優れた知略を用いる彼女を重用している。
効果は俗にいうクインテットウォール
更に追加効果として、ソウルにいるときにソウルが15枚以上あればCB1することで、アモンと名の付くノーマル、トリガーユニットをそれぞれ3枚戻して、SC1とCC1を行える。
パワーインフレが激しい現環境でのクインテットウォールの採用は厳しいかもしれないが、ダークイレギュラーズにとっては貴重な山札を回復する効果をもつ。
更に、スキルの要件上レギオンとの相性は抜群にいいため、アスタロトを主体とするのならより重要度は高まる。
【アニメのアモン様】
「地獄の門より這い出でて、悪しき力を振るえ!」
「ライド!魔界侯爵 アモン!!」
アニメ『カードファイト!!ヴァンガード』ではЯも含めて一貫してチームAL4のNo2である新城テツが使用。
1期においては主人公である先導アイチ戦で初使用。
自身のスキルで大幅にパワーを上げ、更にクリティカルトリガーを乗せて2ダメージを与え、返しのターンでシュティルヴァンピーアにつなげるという理想的な動きで活躍。
2回目の登場では美童キリヤ戦で登場。単体パワー23000という凄まじい数値を叩き出しフィニッシャーとなった。
その後しばらく音沙汰がなかったが、3期の櫂トシキ戦で久々に登場。
仮面の王ダンタリアンからブレイクライドし、そのスキルと自身の効果でとんでもないパワーを叩き出したが完全ガードで凌がれ次のターンに敗北。
これが新城テツの初めての敗北となってしまった。ジョーカーX?はて、なんのことやら
そして、福原高校Я事件騒動の最後の砦として、アモン様、そしてЯ化したアモン様が登場。
雀ヶ森レンの最大の障壁として立ちふさがることとなる。
ちなみに、福原高校編の実質的なラスボスであるのだが、OPでは影も形も登場しなかった。アモン様ァ……。
【その後のアモン様】
実はアモン様、本人のカード化は黒鎖縛鎖を最後に一切行われていない。
関連カードの追加はコンスタントに行われており、ユニット設定などで情報が出てきてはいたので再登場を期待する声も多かったのだが、終ぞ本人の超越体が出ることなくGシリーズは終了してしまった。
そして迎えたVシリーズ。
このシリーズはかつてのユニットをリメイクして登場させる方針であり、これによりアモン様のリメイクへの期待もとみに高まっていた。
……のだが、ダークイレギュラーズが初収録された「最強!チームAL4」で、同期のカードがそれなりに収録される中まさかの未収録。
この弾は漫画で登場したユニットが優先されていたため納得するものも多かったのだが、
その後の「最凶!根絶者」「幻馬再臨」「蝶魔月影」と、ダクイレが収録されるパック全てにおいて関連カード含めて悉くスルーされるという事態に。
仮にもクランを代表するユニットであっただけに収録を期待するものも多かったのだが、遂に通常パックで収録されることなくVシリーズはメインでの展開を終了しDシリーズへ移行。全国の眷属は深い悲しみに暮れることになった。
(ほかのクランや同じダークイレギュラーズ内でも人気と知名度がありながらリメイクされなかったユニットは数多く存在するため、一概にアモン様だけが不遇な扱いではなかったという点は付け加えておく)
尚、リメイクされなかった理由として、イラストレーターとブシロードの間に諍いがあったからではないかという噂も流れているが真偽は不明。お互いに公式に声明は出していないのでガセネタの可能性が非常に高い……が、調べてもらうとわかると思うがアモン様のイラストを担当された方は凄まじい経歴の大御所であるため妙に説得力がある。
その後、Vシリーズの展開の一環としてVクランコレクション、Vクランセレクションが半年に1回ペースで販売されるようになったのだが、そこでもアモン様の収録は無し。
もはや、アモン様が我々の前に姿を現すことはない。誰もがそう思っていた。
しかし、眷属たちの苦難と絶望の日々は、唐突に終わりを告げることとなる。
「天地万物、灰煒と帰せ。」
「インフェルノ・リチュアル!」
&color(purple){《魔界侯爵 アモン》 |
ノーマルユニット 〈3〉 (ツインドライブ!!) プロテクト |
ダークイレギュラーズ – デーモン パワー12000シールドなし / ☆1 |
【起】【V】ターン1回:コスト[リアガードと手札とドロップからそれぞれ1枚ずつソウルに置く]ことで、相手は自分の、リアガードと手札とドロップからそれぞれ2枚ずつ選び、ソウルに置く。相手が自分のソウルに6枚置かなかったら、そのターン中、このユニットのドライブ+1 |
【永】【V/R】:あなたのターン中、あなたのソウル6枚につき、このユニットのパワー+5000。このユニットがVにいるなら、+5000ではなく、+10000 |
【永】【V】:相手のソウル6枚につき、このユニットのクリティカル+1 |
時は流れ、2022年1月21日にクランセレクションVol.3,4が発売されることが2021年の秋に発表される。
その際、懐かしのЯユニットや往年のカード、更に新しいЯユニットが公開されファイターが盛り上がる中、
なんとアモン様のリメイクが唐突に発表されたのである。
あまりの突然の発表に、眷属たちは歓喜と狂乱の渦に巻き込まれた。
アモン様本人のカード化は、魔神侯爵アモンЯ以来約8年ぶり、「魔界侯爵アモン」としてのカード化は実に約10年ぶりとなる。待たせすぎである。
肝心のスキルだが、まず1番上の起動効果が目を引く。
こちらの手札やリアを消費する必要があるが、相手のリアとドロップをソウルに送るだけでなく手札すら持っていく破格の除去効果を引っ提げてきたのである。
対象は相手が選ぶので狙ったカードをソウルに送ることはできないが、問答無用でハンデスを含めた除去を打たれるのはほとんどのデッキにおいて痛手になる。
2枚「まで」ではなく2枚「ずつ」なので強制的に相手のリソースを削ることが可能。
更に、相手のカードが不足している状態で6枚ソウルに送れなかった場合トリプルドライブで攻撃することが可能となるので相手にとって厄介なことこの上ない。
下の永続効果は、以前のアモン様のスキルを継承しつつ純粋に強化されたもの。
パワー上昇値はリア基準でみると昔のアモン様より効率が落ちているが、Vに関してはむしろ大幅に強化されており、V単騎で32000ラインすら容易に叩き出すことが可能。
そもそもリアガードでもパワーが永続的に上がるスキルは以前のアモン様にはなかったのでこちらもかなりの強化点といえよう。
更に相手のソウル6枚につきクリティカルも1ずつ上昇していくので、単騎の決定力は相当に高い。
今回のアモン様の最大の特徴は、CBやスキルの発動条件を一切要求しない上にスキルがお互いに強烈なシナジーを形成していることで、単体で強さが完結している点である。
これまでのVシリーズにおけるダークイレギュラーズのメインユニットは、ほとんどがスキルの発動条件に一定のソウル枚数を要求するものが多く、更に自力でのソウルチャージに乏しいため他のカードのサポートが必須だったのだが、
アモン様に関してはそういった制約が全くないためとりあえずライドすれば大きな仕事をしてくれるという点でこれまでのユニットとは一線を画しているのである。
……と強みばかり書いてきたが、当然欠点も存在する。
まずスキルの発動にこちらも3枚のカードを要求する上に、ドライブ増加以外に手札を増やすスキルがないため、考えなしに使うとこちらがじり貧になりかねないこと。
そして最大の懸念は相手にソウルを逆利用されること。
ソウルブラストを多用する相手、またはソウルに特定のカードを要求する相手に対してこのスキルを発動すると、それを逆手に取られて必要なパーツをソウルに仕込まれることで返しのターンに大打撃を食らう恐れがある。
特に現在Vスタンダードの環境上位とされるシャドウパラディンの「ルアード」、バミューダ△の「旋律」を軸にしたデッキだと通常より1ターン早い段階で最大出力でぶん殴られる可能性があるため非常に危険。}
それでもリアガードと手札の除去はそういったデッキに対しても脅威になりうるので、うまく立ち回れば十分に戦える可能性は残されている。
ファイターの腕の見せ所といえよう。
◆眷属の新たな姿
練り上げし異能、我らが魔王の野望成就に捧ぐ……!
アモンの眷属 フウ・ジンリン |
ノーマルユニット〈1〉(ブースト) |
ダークイレギュラーズ – ヒューマン パワー8000/シールド10000/☆1 |
【起】【V/R】ターン1回:コスト[手札から1枚ソウルに置く]ことで、あなたは1枚引き、相手は自分の手札から1枚選び、ソウルに置く。相手は1枚引いてよい。 |
【自】【R】:あなたのバトルフェイズ開始時、相手のソウルが6枚以上なら、あなたはSC1してよい。SCしたら、あなたのユニットを1枚選び、パワー+5000 |
アモン様と共にリメイクされた眷属の1体。
起動効果はお互いに手札交換を強制させるスキル。
手札を整えつつ相手のソウルを増やすことで、自動効果やアモン様のスキルへつなぐことが可能。
ソウルも恒常的に増やせる点も優秀であるが、相手の手札の質を高める可能性もあるため注意が必要である。
自動効果は相手のソウルの枚数次第でソウルチャージしつつ好きなユニットにパワー5000を振れる。
このカード自身も選べるため、アタッカーが不足している状態でこのユニットを対象にすれば単体でもラインを形成できる。ほかにアタッカーがいれば更にラインを上昇できるため非常に使い勝手が良い。
最も旧き眷属は矛となり盾となり、魔王に随身する
アモンの眷属 ロン・ジンリン |
ノーマルユニット 〈2〉(インターセプト) |
ダークイレギュラーズ – ヒューマン パワー10000/シールド5000/☆1 |
【自】 :このユニットがVかRに登場した時、SC1。相手は自分の、手札かリアガードから1枚まで選び、ソウルに置く。置かなかったら、あなたは更にSC1 |
【永】【R/G】:相手のソウルが6枚以上なら、このユニットのパワー+10000/シールド+10000(相手ターンも有効) |
フウと同じくリメイクされた眷属の1体。
登場時に無条件でソウルチャージしつつ、相手の選択次第で更にソウルチャージが行える。
余程のことがない限り相手が手札やリアを削ることはないためほぼノーコストでソウルを2枚貯めることが可能。
もし下準備を目的として相手がソウルに入れる選択をとっても、アモン様やこのユニットの永続能力につなげられる。
永続能力はフウジンリンと条件は同じだが、こちらは自分を対象とする。
相手ターンも常にパワーとシールドを強化できるため、相手にソウルを吐く手段がなければ非常に優秀なアタッカー兼ガーディアンとして運用できる。
新たな効果と眷属を引っ提げて帰ってきたアモン様。
彼がヴァンガードにどんな嵐を呼び起こすのか、注目である。
追記、修正はアモンの眷属の方がお願いします。
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