SCP-PL-猫-J/SCP-PL-6470-J

ページ名:SCP-PL-猫-J_SCP-PL-6470-J

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登録日:2021/12/12 Sun 13:54:22
更新日:2024/06/17 Mon 11:06:33NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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keter scp foundation ジョーク joke ネコ 画像 ミーム decommissioned 世にも奇妙なscp 猫系scp ポーランド支部 scp-pl 社会実験 所要時間0分の項目 怪文書? 低評価削除




ソース: http://scp-wiki.net.pl/scp-pl-kot-j
著作権者: Arcydziegiel
公開年: 2021
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追記・修正お願いします(???)



CC BY-SA 3.0に基づく表示


SCP-PL-猫-J
by Arcydziegiel
http://scp-wiki.net.pl/scp-pl-kot-j
http://scp-jp.wikidot.com/scp-pl-kot-j(翻訳)


この項目の内容は『クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス』に従います。


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そんなわけあるかーい!!!!
...と言いたくなるだろうが、そんなわけあるのだ。
どういうことかって?「SCP-PL-猫-J」のページには猫の画像が貼ってあるだけなのだ。
オブジェクトクラス?特別収容プロトコル?そんなもの一切ない。ただ、猫の画像があるだけなのだ。隠し文字?ページに隠された仕掛け?ない。ねこがいるだけである。


...では改めて。
SCP-PL-猫-Jとは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。
PLのコードが示す通り、これはポーランド支部のオブジェクトだ。
そしてJのコードが示す通り、これはジョーク記事である。


現在は外れてしまっているが、元々は見慣れない「ARC」のコードが末尾についていた。この「ARC」というのは
「記事自体は低評価削除*1されたけど、いろいろ事情があるから消さないでおく」ことを表す「アーカイブ済み」というもの。
すなわち、本来ならば削除されているSCiPなのだ。


とはいえ、一度はアーカイブ済みになったものの現在は評価を取り戻しており、通常のジョーク記事となっている。




ちなみに、このSCiPのメタタイトルは......


SCP-PL-猫-J

It's a social experimentこれは一つの社会実験です




SCP Foundationというのは、基本的に文芸サイトである。そこに猫の画像を張り付けただけのページを投稿したら、読者はどのような反応をしめすだろうか?
ということで以下からは、日本支部において、SCP-PL-猫-J-ARCが翻訳(?)されて投稿された時に寄せられたコメントを要約して引用する。社会実験の結果を一緒に見ていこう。


肯定派: 非常に文学的で、味わい深いですね 文体の乱れ等も見られず、サラッと読めました


肯定派: 文化基盤の差異によって必然的に生じるはずの翻訳不可能性さえも軽々と超越する素晴らしい記事だと思います。


否定派: Jとはいえ、猫の画像以外何もないページを記事として評価することは、私にはできません


肯定派: ネコチャンがかわいかった&言語の壁すらも超越した未知の衝撃と異常な挑戦を体感したのでUVです。


否定派: 評価の価値について考えさせられる。今まで見た中で一番最低な記事。インターネット上に星の数ほどあるだろう単なる猫の画像よりも、つまらない文芸作品など存在しない。この先自分の記事が低評価になるたびに、この記事を思い出しそう


否定派: 「社会実験」という言い訳を使ってVoteする人間を試す行為にしか見えず、個人的には許容しがたい


肯定派: 割と好きです。この記事は"何か始まると思わせて何もない"というのがキモなんだと思います。被写体のネコの可愛さはその衝撃とともに来るがっかり感を(かなり強引な手法ではありますが)拭い去ることに貢献しているように感じました。しかし、万が一でも同じような記事が出てきたなら低評価します。


肯定?派: 「何かあるべきところに」「何もない」というのはある種の緊張と緩和であり、ジョークとしては成立していると思います。文芸サイトに画像だけを投稿する、というナンセンスさも、この記事をジョークとして成り立たせているといってよいのではないでしょうか。ともかく、これは単なる画像ではなく、ジョークであることは間違いないと思います。文脈が、ただの画像をジョークたらしめており、文脈なしに作品を味わうことはできないですから。
しかし、このサイトにそういうジョークは求めてないので低評価です。


肯定派: 単なる猫の画像ではありますが、それをSCP財団に投稿するという事まで含めて考えれば作品でしょう。これが投稿された事によって、各支部では大きな反響が起きています。プラスの反響だけって訳ではないですが…これはそういった反響も含めて楽しむ作品ではないですかね。インタラクティブアートって言うのかな。


否定派: 数回ほど(´・ω・`)などの顔文字だけの記事が投稿され、低評価削除されていくのを見たことがあります。サイト外では荒らしではないかなどと盛り上がる様子もありました。インタラクティブさでいえばそれらの記事も同じ位あったと思うのですが惜しくも評価はされず消えていってしまいました。それが猫の画像になるとある程度高評価も得られるのだなぁと発見になりました。
個人的にはいくらジョークといえど記事としての体裁を整えていない(あえて整えないことすらしていない)記事を評価することはできませんでした。


否定派: この黒猫が可愛らしいのは認めますが、特別収容プロトコルもなく、説明もなく、それどころか文字もピクトグラムの類もない、「自称」記事を記事と受け取る事は私にはできません。これはただの可愛らしい黒猫の画像であり、それ以上でもそれ以下でもない、SCP財団というサイトの記事と呼ぶにはそぐわない存在であると私は思います。
ここはあくまでも怪奇創作や「SCP財団」というシェアード・ワールドなどの創作サイトであるはずですから。


否定派: 犬派のネコアレルギーなので
冗談はさておき、これは「作品」として成立していません。何かの記事と絡めたjokeならまだしもこれはただの愛猫自慢の投稿です。目新しさはあるかもしれませんが、それだけとしか思えません。1ユーザーとしてこのような記事は断固として許されないべきと考えます。


中立派: このようにJPでは珍しい程の数のコメントが為され、偶然とはいえアーカイブされて生き延びたということは、『社会実験』はある意味では成功したと言っても良いのかもしれません。評価はさておき。


中立派: 社会実験としては面白いと思いますし、なんらかの形で人を動かしたので「無意味な記事」では無いと思います。しかし、その「裏話」が面白いのであって、この記事自体に面白さは無いと思いました。




とまあ、当たり前だが賛否両論である。で、結局このSCP-PL-猫-J-ARCの、日本国内での評価数はというと、、2021/12/12時点で-73。低評価をした人が、高評価をした人よりも73人多かったのだ。前述したように元記事が評価を取り戻している間も日本語版ではマイナスを伸ばし続け、2022/5/2時点でなんと-100を記録してしまった。
ポーランド支部でも、日本支部までではないが評価は低く、低評価削除の対象になって削除される、、はずだった


そう、最初にもチラッと述べたが、このSCiPの関連作品が投稿されたのである。こちらは好評価であり、低評価削除の対象にはならなかった。
なので、このSCP-PL-猫-Jを消してしまっては、あとからその関連作品を見た人が、訳わからないことになってしまう。よって削除は免除されて「-ARC」のコードを貰うことになったのだ。


さて、今からはその関連作品を紹介していこう。














SCP-PL-6470-J


登録日:2021/12/12 Sun 13:54:22
更新日:2024/06/17 Mon 11:06:33NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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keter scp foundation ジョーク joke ネコ 画像 ミーム decommissioned 世にも奇妙なscp 猫系scp ポーランド支部 scp-pl 社会実験 所要時間0分の項目 怪文書? 低評価削除


SCP-PL-6470-Jとは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCP)のひとつである。項目名は「ねこミーム[危険]」。なんとも可愛い名前である。


PLのコードが示す通り、これはポーランド支部のオブジェクトであり、Jのコードが示す通り、これはジョーク記事である。


オブジェクトクラスは「Keter」を経て「Decommissioned」。、、といっても、従来の意味では無くてSCP-4456-Dみたいなノリだろう。


これは注意だが、当作品はSCP-PL-猫-J(-ARC)の作者さんとは別の方の作品である。それを踏まえたうえで、概要に移ろう。




概要

SCP-PL-6470-Jとは、SCP-PL-猫-J(-ARC)の報告書である。直球!!
報告書として登録されているのに矛盾して、なんと、なんと猫の写真しか載っていないのだ。なんてことだ!
で、このSCP-PL-6470-J、強力なミーム性を有しているらしく、この報告書(?)を目視した人物は、この報告書について、「これ以上ない最高のものだ」という感想を抱く。で、この報告書をみんなに見せようとする。
ただ、一部の人間はSCP-PL-6470-Jに耐性を持っているらしく、その場合は困惑し、怒りを覚えるという。


で、このSCP-PL-6470-J、2021/01/15に、████████████博士によって社会実験として作られ、ポーランド支部に投稿された。
当初、████████████博士は、SCP-PL-6470-Jの異常性に気が付いておらず、「すぐに消す」と言っていたらしいが、投稿した後でSCP-PL-6470-Jの異常性が判明し、消せなくなってしまった。


インシデント6470-J

ここからは、SCP-PL-6470-Jの公開後に何が起きたかを解説していく。
まず、2021/01/15にSCP-PL-6470-Jが████████████博士によって投稿される。で、同僚たちに読むように言った。
異常ミームの存在に気づいた職員たちは、頑張って影響を除去しようとするも、失敗。最終的に大半の職員が感染してしまった。
ここに、そのときのコメントを引用する。

驚きだ。この作品の質は凄まじい。


新たなお気に入りのポーランドオブジェクトだ(…)。


(…) こねこかわいいなおい


ねこ


そういう訳で(??)、SCP-PL-6470-JはKeterクラスオブジェクトに分類され、早急な対処が試みられるようになった。


しかし、その努力もむなしく、最悪の事態が発生する。16日の0時50分、SCP-PL-6470-Jのデータが漏洩したのだ。


幸いにも、漏洩先はSCP財団の国際サーバー。辛うじてヴェールは守られたが、これに続いて、各国支部でSCP-PL-6470-Jのコピーが出現したのだ。
その支部の一覧がこちら。



国際翻訳アーカイブ (0時52分)、韓国語支部 (1時36分)、イタリア語支部 (2時22分)
中国語支部 (2時42分)、スペイン語支部 (3時16分)、日本語支部 (4時58分)
ロシア語支部 (5時3分)、ドイツ語支部 (11時39分)



あまりにも爆速過ぎる。ちなみにこの時、SCP-PL-6470-Jのコピーを見た職員はこれを「報告書の翻訳」と思ったらしく、次のようなコメントを残している。


実にいい翻訳品質だ。[国際翻訳アーカイブ]


今まで見た中で最も忠実な翻訳だ!(スタンディングオベーション)[韓国語支部]




補遺

すこし日がたった18日、マクスウェル博士と機動部隊エータ-10 ("シー・ノー・イーヴル")によるSCP-PL-6470-Jの解体が行われた。
すでに原本は削除してあり、各支部に残ったSCP-PL-6470-Jのコピーはエータ-10によって削除を保留されることになった。


現在、絶賛権限剥奪&懲戒尋問中の████████████博士のコメントがこちら。


ああ、ようやくか。あれは面白くも何ともなかったとも。






余談

お察しの通り、SCP-PL-6470-JはSCP-PL-猫-J-ARCの騒動をモデルとして作られている。
まず、SCP-PL-6470-Jを作った████████████博士、これは文字数的にSCP-PL-猫-J-ARC作者のArcydziegiel氏と思われる。
SCP-PL-6470-J影響者のコメントは、実際にその国のディスカッション欄に寄せられたコメントだし、SCP-PL-6470-Jのコピーが出現した時間もリアルに属している。


……長々と書いてきたが、結局、████████████博士の社会実験は成功したのだろうか。真実は、彼にしか分からないのであった。
ちなみに、SCP-PL-猫-Jの黒猫は、Arcydziegiel氏の愛猫だそう。かわいい。



関連オブジェクト


ところで、SCP初心者の方もそうでない人も、「ネコ」と聞いて思い浮かぶ、有名なオブジェクトがあるのではなかろうか。そういうわけで


Tale-JP「猫ですよろしくおねがいします」

2022年の4/1、すなわちSCP-JPのエイプリルフールに投稿されたTale。
ちょうどその年のテーマが「SCPざいにゃん」であり、このPL-猫-JのARC指定が外れたのもその時期だった、ということで投稿された。


タイトルの通り、SCP-040-JPが関連する作品になっている、というかSCP-040-JPとSCP-PL-猫-Jの出会いを描いている。
どういうことかって?百聞は一見に如かず。実際に見ていただいた方が良いだろう。





追記・修正はねこミームを喰らってからお願いします。



CC BY-SA 3.0に基づく表示


SCP-PL-6470-J
by Draven Addams
http://scp-wiki.net.pl/scp-pl-6470-j
http://scp-jp.wikidot.com/scp-pl-6470-j(翻訳)


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  • 悪乗りコメントをミームにしてしまうセンス好き -- 名無しさん (2021-12-12 14:35:47)
  • 評価がDVなので事前に相談が必要な記事であると思いますが、相談はしていますでしょうか? -- 名無しさん (2021-12-12 14:36:47)
  • 削除され、、てはないのでセーフかと解釈していました。した方が良かったでしょうか、、 -- 名無しさん (2021-12-12 14:41:01)
  • ↑低評価であり、本来削除されるはずだった記事となると対象となると思われます。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:42:20)
  • あーやってしまった。失礼しました。報告ありがとうございます。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:49:59)
  • SCP-PL-6470-J側の評価が+でSCP-PL-猫-J-ARC側がーだけれど、この場合、相談するべきか否かの判断はSCP-PL-猫-J-ARCを基準にしてよかったのだろうか? -- 名無しさん (2021-12-12 15:55:37)
  • 内容は6470メインだからいいのでは? -- 名無しさん (2021-12-12 16:07:50)
  • ↑順番的にも記事を占める比率的にも明らかに猫のほうがメインみたいだけど -- 名無しさん (2021-12-12 16:15:31)
  • どちらにせよ、-が含まれるならそれを考慮するべき -- 名無しさん (2021-12-12 16:53:46)
  • こう言う事もあるんだなあ…… -- 名無しさん (2021-12-12 17:24:34)
  • SCP-PL-6470-Jのクレジットも載せないとまずいのでは? -- 名無しさん (2021-12-12 22:22:30)
  • ↑4記事を占める比率とやらで猫がメインという主張はちょっと無理筋だろ。猫記事と猫記事の記事についての解説を両方後半でやってるし -- 名無しさん (2021-12-13 04:58:51)
  • 評価がマイナス!はい駄目削除!!ってのを皮肉ったやつを評価がマイナスはい駄目削除!!ってやるのもねえ -- 名無しさん (2021-12-13 07:38:25)
  • 要相談項目の要件を満たしてるから相談されるべき、という話しかされてないでしょ…結果的にどうなるかはまた別の話 -- 名無しさん (2021-12-13 09:20:33)
  • 要相談自体は『削除されてない』以上は該当しないとは思う(だからいいやではなく相談して欲しかったけどね) その上で、比率は後半メインでしょ、とは思うかな -- 名無しさん (2021-12-13 14:24:05)
  • 正直「SCP-PL-6470-J」の方を先頭に置いて余談として「猫」の話を(あくまで余談程度の量で)記すならまだ特に異論はないんだけどな。その手の記事なら他にもあるし。 -- 名無しさん (2021-12-13 14:27:06)
  • ↑構成の問題論は個人的には同意するけど(実際にそういう記事はあるあるだし)、今回の場合猫を最初に持ってこないとインパクトないのは事実。だからこそ相談はして欲しかったとは思う -- 名無しさん (2021-12-13 14:28:49)
  • まあ爆破してもう一回相談したら普通に記事成立するだろうからこそ -- 名無しさん (2021-12-13 20:19:58)
  • (承前)相談してほしかった感じはする,内容じゃなくてルールの問題で揉めるのはあまりいいものではない -- 名無しさん (2021-12-13 20:20:50)
  • ねこです。それだけです。よろしくおねがいします。 -- 名無しさん (2021-12-13 20:52:21)
  • これ、猫の方はポーランド支部の評価が+に回復してて、実は「今は」削除要件を満たしてないんだよね。記事内にもある通り日本支部の評価は悪いけど、日本支部の評価は低評価削除の基準に入らない -- 名無しさん (2021-12-15 00:24:48)
  • ↑2 それはミーム持ってるからアウト。柳煤受けてこい -- 名無しさん (2022-01-09 15:25:42)
  • 可愛いからいいじゃないか(愛猫家) -- 名無しさん (2022-01-09 15:29:00)
  • 美術館にメガネ置いてたら展示物だと思って観た人がいた話思い出した -- 名無しさん (2022-03-20 11:45:44)
  • ARC指定が外れてるのを確認したので修正。4/8になったらTale「猫ですよろしくおねがいします」のことにも触れます -- 名無しさん (2022-04-01 14:03:46)
  • 正直な話、Twitterで「猫の写真上げれば滅茶苦茶バズるやろ」って思われてる節はあると思う。猫が苦手な人も一定数いるはずだが… -- 名無しさん (2022-05-02 02:33:28)

#comment(striction)

*1 ここでの「評価」とは、その作品に「[高評価した人の数]マイナス[低評価した人の数]」のこと。これが-3を下回ると、低評価削除と言って強制的に削除されてしまう。

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