登録日:2021/11/01 Mon 00:00:06
更新日:2024/06/06 Thu 13:54:08NEW!
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鉄人タイガーセブン ムー原人 ムー一族 怪人 犬 ブルドッグ 岡部政明 哀しき悪役 考えさせられる話 後味の悪いオチ 逆襲!!狂った犬原人 犬原人
貴様たち捨てられたのか?
鼻が利かなくなって迷い犬になったのか?
『鉄人タイガーセブン』の第22話「逆襲!!狂った犬原人」に登場したムー原人。
声:岡部政明
【概要】
ブルドッグのような顔をしている原人。
犬を本来の犬の姿に立ち返らせるべく、犬を飼っている者を次々と殺害し、犬たちを解放しようとする。
便宜上ムー原人とされているが、鼠原人と同様、彼自身はムー帝国に所属していない。
剣を武器にしているほか、遠吠えをすることで犬たちに呼びかけることができるのだが…
【活躍】
この頃、犬の顔をした何者かに、犬を飼っている者だけが次々と殺されていく事件が起きていた。
それを問題視した高井戸グループは、犯人を捕まえるべく行動を開始。
犬神山にやってきた剛、北川、三平は麻酔銃を手に持ち、手分けして犯人を追う。
そして剛は、神殿らしきものの前でひれ伏している犬の顔の原人を発見した。
麻酔銃を構え、それを狙撃する剛だったが、ムー帝国の戦闘員によって邪魔されてしまう。
ムー帝国のアジト。
その原人「犬原人」を介抱していたギル大使たち。
気が付いたな犬原人。
ここは…何処だ?
恐れ多くも、ムー大帝の仮のお社だ!
話を聞くと、犬原人は「犬を本来の犬の姿に立ち返らせる」のが目的だと語る。
人間はいつの間にか、犬と対等な関係を覆している。
我々を支配するようになった!
ギル大使は犬原人に手を貸すよう呼び掛け、犬原人もまた助けられた恩を返すべくムー帝国に加担した。
早速ギル大使は、ジュンと次郎を連れ去り、ここへ連れてくるように命じるのだった。
そして犬原人は戦闘員を引き連れて二人を誘拐。電話で剛に「返してほしければ犬神山へ来い」と脅迫し、おびき寄せた。
剛はタイガーセブンに変身し、犬原人と対決。
ジュンと次郎は何処だ!
貴様、いつから何も関係のない者を襲うようになったんだ!?
フッフッフッフッ…
貴様に捕まるところを助けられた恩義に報いるためだ!
そう言いつつ、犬原人は剣を抜いた。
止めろ!
貴様ぁ…ムー大帝に身を売ったな!
なにぃ!?
所詮貴様も犬だな!
一度恩義を受けた者への忠誠心は残っていたと見える!
そう指摘された犬原人は、タイガーセブンをアジトへ連れて行った。
するとそこにはジュンと次郎が「地獄井戸」の上に吊るされており、処刑寸前となっていた。
返してほしければ自分が地獄井戸に身を投げ出すよう脅迫されたタイガーセブンは、自ら囚われの身となる。
しかし、外に出された二人はなんと、戦闘員たちの手で崖の上から今まさに落とされようとしていた。
これらを見ていた犬原人はムー帝国への反逆を決め、二人を助けると、今度はタイガーセブンを助け出した。
その後組織から離反した犬原人は、剛が向かった橘犬管理事務所で、高井戸グループ製の自身が描かれた手配書を壁から剥がして破り捨てると、今度は犬たちが檻の中に閉じ込められているのを目の当たりにする。
哀れな奴らよ、いいか皆!
今我々は野生を取り戻さなければ、人間と共に破滅の道を歩むだけなんだ!
今こそ我々は、犬らしい犬に戻る時なのだ!
それには、我々をおもちゃのように扱う人間に、挑戦するのだ!
さぁ、町へ飛び出せ!犬の仲間に伝えろ!
人間から解放されるのだ!
そう言って檻の鍵を破壊し、犬たちを解放させた。
そして犬原人は工事現場を駆けていくが、黒仮面と戦闘員たちが待ち伏せしていた。
裏切り者ぉ!覚悟しろぉ!!
貴様たちは一緒に住める相手ではない!
かかれぇ!
戦闘員たちと戦う犬原人だったが、そこへ剛が変身したタイガーセブンも参戦。
2人で戦闘員たちに挑んでいき、何とか撤退させるのだった。
ハッハッハッハ…これで貸し借りはなくなったなタイガーセブン。
だがお前は何故俺を助けた?
人間と、そして人間と共に暮らす者の幸せのために、お前と力を合わせたい!
その為にもじっくり話し合いがしたいタイガーセブンだったが、犬原人は拒んだ。
人間が今の生活をすべて放棄してやり直さない限り、自分たち犬の幸せはあり得ないからだという。
そして犬原人が指した先には捨てられた犬の姿が。それでもなお説得しようとするタイガーセブンだったが…
うるせい!
もう何もかも遅いのだ。
俺の遠吠えが犬から犬へと伝わって、
我々の存亡を賭けた、人間との戦いが始まろうとしているのだ!
来いタイガーセブン!
犬原人、話せばわかる!無用な争いは避けるんだ!
俺の決心は変わらないのだ!
今決着を付けなければ、
犬が犬らしく生きるチャンスはなくなるのだ!
そして犬原人は大きく遠吠えし、剣を手にしてタイガーセブンに挑む。
だが激しい攻防戦の末に、自分の剣が胸に突き刺さってしまった。
どうした犬原人、どうしたんだ!
犬原人、しっかりしろ!しっかりしろ!!
クソォ…仲間はどうしたんだ、仲間は…!
仲間は…仲間は…!
な…
そう言い残して、犬原人は息を引き取った。その目からは涙が流れ落ちていたのだった。
犬の遠吠えも聞こえない町…
それは我々にとって幸せな世界だろうか?
このまま行くと犬ばかりじゃない。
人間が人間らしくなくなる時がくるかもしれない…!
複雑な思いを胸に、その場を後にする剛。
そして次回、剛に今まで以上に過酷な試練が降りかかることになる……
【余談】
- 声を務める岡部政明氏は、ナレーターも担当していた。
- 何気にこの回が、北川が剛に辛く当たらない最後の回となった。
- 今回のタイガーセブンは一度もファイトグローブを使用しなかった。
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- 作成されたページの並び順のせいでPC原人のページ出来たのかと見間違えてページ開いてしまった -- 名無しさん (2021-11-01 09:08:56)
- 家畜(ペット)化が進んだ品種だと、ほぼ人間が世話をすることが前提になっている。犬原人の主張は視点が狭く感じるなぁ。 -- 名無しさん (2021-11-01 11:15:31)
- タイガーセブンのセリフが読みづらい -- 名無しさん (2021-11-01 12:53:19)
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