登録日:2021/06/21 Mon 15:22:22
更新日:2024/05/27 Mon 13:49:33NEW!
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ヘル fe feヒーローズ 死神 feラスボス 小山茉美 死 神階英雄 聖戦の系譜 トラキア776 暁の女神 闇魔法 ラグズ 虎 fehオリジナル 獣牙族 死の王 100メートル7秒台 死鎌ヘル
ファイアーエムブレムシリーズに登場する武器、キャラクターの名称。
シリーズの中で同名の単語が複数存在する為、それぞれ分けて解説を行う。
1:ファイアーエムブレム 聖戦の系譜・トラキア776
ロプト教団の闇魔道士達が使う闇魔法の一種。
シリーズで複数存在する、ヒットするとHPを1にする武器。
本作ではいかに守備力が高くても最低ダメージが1であるため、即致命傷に繋がる危険な魔法。
聖戦ではどちらかというと縛りプレイで悪用されることでお馴染み。
トラキアではポイズン状態とのコンボが極めて厄介。
ポイズン状態のユニットが敵軍ターンでヘルを食らったら、自軍ターン開始時に死亡確定なわけである。
じゃあ治しておけばいいじゃんと思うかもしれないが、状態異常が永続な本作において、攻撃一つで付与されるポイズン状態を、限られた毒消しやレストの杖でいちいち治していられないという問題が立ち塞がっている。
そして闇魔道士の標準装備であるヨツムンガンドがポイズンを付与するため、ヘルを使える敵=闇魔道士がいる時点で自然とこの即死コンボに繋がる構造になっている。というか狙ってる節がある。
1ターンで両方食らわされる可能性も当然あるわけで、それは予防のしようがない。
命中が低く重さも飛び抜けている他、HPが1の時にヘルを受けても即死しないのはまだ救いか。
可能な限り遠距離攻撃で倒すなり状態異常杖をかけるなり攻撃そのものを受けないようにし、支援や地形効果を上手く使って極力命中しないようにしよう。
なおトラキアでは味方にも闇魔道士がいるが、この作品ではヘルの武器レベルが「★」なので彼に使わせることはできない。
2:ファイアーエムブレム 暁の女神
第1部4章の敵将である虎のラグズ。
作中で初めてのラグズ系ボスであり、相棒のデスと共に盗賊団を率いている。
……勘のいいエムブレマーならこの解説でピンときたかもしれないが、この二人、マギー&ローズ、ジャスミン&ポールに続くイロモノ盗賊の系譜である。
と言っても彼らほど愉快ではなく、初のラグズ系の強敵と言うこともあってそれなりの難所。
サザのビーストキラーが有効だが反撃を受けるリスクも高いので、なるべく間接攻撃で対処しよう。
3:ファイアーエムブレム ヒーローズ
私は死だ。
死に理由などない。死に意味などない……。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の第三部の登場人物。
ゲームのシステム上、クラスは特にない。
デザインを担当しているのはアスク王族たちと同じくコザキユースケ氏。
CV:小山茉美
死後『喜びの園』に逝くことが出来ない者がたどり着く、自らの名を冠した死の王国ヘルの女王で、エイルの義母。
人の死によって己の力を増す性質を持ち、すべての生者を死者とすることを望み、多くの死者を眷属としてアスク王国領へ侵攻する。
その際、エイルをアスクのいう事に何でも従って信頼させ、いざという時に母の命令に従い寝首をかけと言って送り出している。
エイルは生命の竜の力で普通の人間には一つしかない命を幾千幾万も有しており、自身の力を満たすために専用の処刑場で一日に一回ずつ殺していた。
そして最近のストックが一つだけになってしまったため、無価値と見なして捨て駒同然に送り出したのである。
実はヘル率いる死の王国とアスク王国との戦いは20年前にも行われている。
その際は、アスク王国の王グスタフ(アルフォンスの父)らと交戦し、グスタフの父の命を奪い、グスタフにも額に傷を負わせている。
そして、グスタフは以降アスク王国の西に存在する「荒涼たる墳墓」に存在する死の王国との扉の間に壁を築かせ、長らく封じてきた。
博識なアルフォンスさえ死の王国を一切知らなかったところを見ると、余程厳重に封じていたのだろう。
しかし、死の軍勢はそれをも易々と破って現れたのである。
自身もまた、アルフォンス達特務機関の前に現れ、死の呪いをかけて9日後の死を宣告する。
そして9日後、その命を奪うべく再び現れるが、父グスタフが自らを犠牲にすることでアルフォンスは死をまぬかれる。
王である父を失う形でヘルの力を目の当たりにしたアルフォンス達特務機関は、
ヘルが死の呪いをかけるときと、その呪いを受けたものが死ぬ時しか姿を現さないことから、
不必要にヘルが自国領内から出られない事情があると読み、対抗手段を探して死の王国に乗り込む。
肉体の朽ちた死神そのもののような姿をしており、少なくとも生者ではないことは明らかだが、
その性質は他の死者達とは違い「死」という概念そのものに近く、まともに戦って勝てるような相手ではそもそもない。
死の王を討つためには、エンブラに封印されている「心臓」の封印を解き、その力を開放する必要があった。
しかしそれは危険な賭けであり、その代償は呪いによって人々が次々と死んでしまうという悲惨なものであった。
親しき者を失い絶望した異界のアルフォンスは、ヴェロニカ共々ヘルと契約を結んで配下となった。
それこそが、リーヴとスラシルの正体である。
そんな異界の自国の末路を知ったアルフォンス達は、別の手段を探して、同じく死の王国に乗り込んでいたヴェロニカとのつかの間の休戦を呼びかける。
エンブラもアスク同様に死の王国の侵攻を受けており、それに嫌気がさしていたヴェロニカは申し出を受け入れる。
そして、最終的に神器ブレイザブリクにヴェロニカの持つ「心臓」が宿している殺せぬ者を殺す力を宿すことで、遂にヘルに打ち勝った。
このような弄りどころ皆無のシリアスな敵役にもかかわらず、公式4コマ「英雄達の日常」では容赦なく弄られる。
ストーリーで登場してから間も無くの72話、エイルから「100メートルを9秒を切り、一部の亡者から『地獄車のヘル』とあだ名される」と明かされ、
その直後に突如現れて「今は100メートル7秒台……」と明かす笑撃衝撃の登場に始まる。いつ測ったんだ…。
続く73話ではアルフォンスを呪って死を宣告するシーンでサーリャが呪い返すのだが、その方法が実に古臭い。
更にその後の86話では、死の王だからと髑髏をモチーフにした玉座を勢いで作ったはいいものの、いざ長時間座ると腰が痛くなってしまう事に苦悩する様子も。
後述の実装時には、そんなネタの一部を回収したかのような要素も存在する。
実装後ともなればもちろん弄り放題であり、玉座を「よかろう」と気軽に貸したり
人間は統率者と奉仕するクズの2種類と豪語するソーニャに「死=私を前にすれば人はひとつ」とレスバしたりと活躍する。
名前の由来はもちろん北欧神話の女神ヘル。
■性能
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
キャラとしての実装は2020年7月、闇の神階英雄としての実装。
前のストーリーのボスだったスルトは第二部終了から二ヶ月後の登場だったのに対し、こちらは約一年も経過し第四部も後半に差し掛かる時期での登場となった。
緑属性の斧使い飛行ユニット。何かに乗っているわけではなく自ら浮遊している。
武器スキルは『死鎌ヘル』
飛行特効無効。奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵が魔法、杖以外の時、敵の魔防でダメージ計算 敵が魔法、杖以外の時、戦闘中、自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けた時、ダメージをHPが1残るように軽減(1戦闘1回のみ、重複しない)
なお、ボス当時は特攻無効がなかった『ヘル』だった。
Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『遠距離反撃』
Bスキルは敵から攻撃された時、戦闘中最初に受けた攻撃のダメージを50%軽減する『警戒姿勢3』
Cスキルは周囲2マスの敵は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防を-4する『死からは逃れられぬ』
警戒態勢でダメージを抑える&祈り効果のコンボにより強烈な2回攻撃をも耐え、遠距離反撃で武器の種別を問わず反撃するカウンターに特化した性能。
速さも41と高めなので、追撃も発生しやすい。
しかし、警戒姿勢による軽減は一度しか発生しないため、複数を一度に相手取るのは苦手。
反撃自体は高守備をかいくぐれる程度でそんなに強くないし、魔法・杖には祈り効果が適用されず脆弱。
素の守備は並程度で魔防は低いため、壁役を張れるような性能までは無い。
無傷での処理を難しくさせるという1点で、防衛タイプの神階英雄という求められる役割には一定の適性を示す。
コンボとして、「生命の護符」を搭載することで祈り効果を使い回すというのがある。
このコンボを搭載したヘルは、「魔法・杖以外であり、ヘルに追撃なり2回攻撃なりができないユニット」に対しては無敵。
たとえば、あの覇骸エーデルガルトを相手にしても無敵。まあヘル側も攻め手ないんだけど。
忘れられがちなもう一つの効果として「杖のダメージ計算変更を無効化」もするため、弱点の一つである杖に幾分か有利になるオマケもつく。
2020年12月に「生命の護符」が聖印になったため、「警戒態勢」を捨てずにコンボ可能になった。
ちなみに、「生命の護符」は他ならぬ娘のスキルである。
2023年9月のアップデートから上方修正。
Aスキルが敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら戦闘中、速さ+5。その状態で攻撃した時、戦闘後、自分に5ダメージの『遠反・速さの渾身』
リスクを負って速さを上げる遠距離反撃の強化版だが後述の効果によって実質気にせず扱える。
Cスキルが『死から逃れられ…・神』悲しみの文字数オーバー
周囲4マス以内にいる敵の隣接マスのうち、自分から最も近いマスに移動可能 (敵ごとに判定、その最も近いマスについて、自分が移動できない地形の場合は移動できない)
周囲2マスの敵は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防-5
速さが敵より1以上高い時、戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効
なんと近い敵のマスへワープする奇襲が可能になった。さらに見切り・追撃効果まで付くおかげで絶対追撃にも対処可能。
同月に『死鎌ヘル』の錬成が可能に。
錬成すると敵が魔法、杖以外の時、敵の魔防でダメージ計算
敵が魔法、杖以外の時、戦闘中、自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けた時、ダメージをHPが1残るように軽減(1戦闘1回のみ、重複しない)
敵から攻撃された時、または戦闘開始時、敵のHPが50%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、戦闘後、7回復
普段の効果はそのままだが、緩い条件のステータス強化にHP回復が追加。
前述の生命の護符コンボを内蔵するようになり、渾身の反動ダメージも帳消し可能に。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上の時、または、敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4
ダメージ+速さの20%(戦闘前奥義も含む)、最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減
ステータスだけでなくダメージ増加・軽減も加わり、攻守においてさらに大きく強化される。
■台詞
- 我が名はヘル。死の王国を統べるもの。死は誰にも抗えぬ。貴様も運命を受け入れるがいい。
- 死こそが我が力の源……苦痛と絶望を響かせよ。亡者の群れで大地を満たすのだ……。
- どのような栄達を遂げようとも、生ある者を待ち受けるは時が凍えた冷たき死の世界。
死からは誰も逃れることはできぬ。命がはじまったその時から、砂時計は落ち続けるのだ。
エクラ……お前もいつか死に飲まれ、存在は忘却の彼方に沈むだろう。
それでもお前は……迷わずに歩を踏み出せるのか? 前を向けるというのか?
見届けてやろう、お前の時が凍える瞬間を。その日まで……お前がどう足掻くかを。
追記・修正の数の帳尻を合わせよ。
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▷ コメント欄
- シリアスな悪役なのに中の人のイメージか、どうしてもアラレちゃんを連想してしまう -- 名無しさん (2021-06-21 18:22:53)
- ↑キシリア・ザビ辺りに上書きしておきなさい -- 名無しさん (2021-06-21 18:50:56)
- ↑俺は女王というイメージからセーラームーンcrystal版のクイーン・セレニティを想像しちまった・・・ -- 名無しさん (2021-06-21 19:36:04)
- ↑俺はヘルと同じ時期で話題となったONE PIECEのリンリンだ -- 名無しさん (2021-06-30 21:34:28)
- 前の章のスルトのバックボーンをあまり語らないあたりが『徹底した外道悪役』という印象を強めたけど、こっちはよくわからなくてとにかく不気味。完全に人間味がないわけでもないのが不気味さを強調させてるっていうか。 -- 名無しさん (2021-11-01 12:10:32)
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