バスターズ レディーゴー!

ページ名:バスターズ レディーゴー_

登録日:2014/02/22 Sat 17:51:00
更新日:2023/12/14 Thu 10:58:09NEW!
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特命戦隊ゴーバスターズ 主題歌 op 処刑用bgm 藤林聖子 高橋秀幸 楽曲 シャットダウン用bgm 大石憲一朗 バスターズ レディーゴー! 前期op



Scramble!4、2、3、1、Let‘s GO!
バスターズ レディーゴー!この決意Unbreakable
愛する世界に 不正なアクセス許さないぜ!


バスターズ レディーゴー!とは、『特命戦隊ゴーバスターズ』の主題歌である。


作詞 藤林聖子
作曲・編曲 大石憲一朗
歌 高橋秀幸



・概要

 27話までの間使用。それ以降は下記にある別の曲になった。スーパー戦隊シリーズの長い歴史中でも、放送途中で全く別の曲に変更されたのはゴーバスのみ。
初回のみ本編のシーン([[ブルーバスター>ブルーバスター/岩崎リュウジ]] と[[イエローバスター>イエローバスター/宇佐見ヨーコ]]の戦闘、および[[バイクの人>チダ・ニック]]で移動する[[桜田ヒロム>レッドバスター/桜田ヒロム]])にかぶせる形で使われた。毎回冒頭ではCV宗方脩によるナレーションが入るが、17以降[[>ビートバスター/陣マサト]]と[[>スタッグバスター/ビート・J・スタッグ]]が登場した前後)で変更されている。ついでに映像も微妙に変更。
 なおタイトルは、劇中でゴーバスターズが戦闘開始時に言う掛け声を指す。



「レッドバスター!」「ブルーバスター!」「イエローバスター!」
「バスターズ!レディ……」
ゴー!


また、度々戦闘シーンにおける挿入歌(一部はインストゥルメンタル版である)としても使われており、バトルを盛り上げる処刑用BGMとなる。


ここまでは(途中で変更された以外は)スーパー戦隊シリーズの主題歌としては割と良くあることであるが、後者、BGMとして使われた際の本編へのマッチング具合がこの曲の魅力の一つ。


歌声も相まって全体的に明るく爽やかな曲調で、出だしやサビに入るときなど、静かなテンションから一気に盛り上がっていくタイプ。
革新として王道から外していったゴーバスターズのシリアスな雰囲気に一見合わなさそうな王道ヒーローソングだが、その歌詞は本編の内容、特にゴーバスターズのメンバーの覚悟を歌っており、重要なエピソードでは処刑用BGMとしての性能が振り切れている。とにかく燃える
ぶっちゃけゴーバスは戦隊の王道から外れてるだけでヒーローものとしては直球な部分が多い気がするが



以下、使われた場面をいくつかピックアップしていく。




簡単なあらすじとネタバレあり

















 13年前のクリスマス、突如自我を持って暴走を始めたメサイア。すべてを取り込み世界をも支配せんとするその脅威を防ぐため、主人公・[[桜田ヒロム>レッドバスター/桜田ヒロム]]の父をはじめとした転送研究センターの研究員たちは自分たちごと亜空間にメサイアを転送・追放した。
 しかし13年後、現実世界に戻って支配するべく暗躍を始めたメサイア。配下を生み出し、ヴァグラスと呼ばれる勢力として侵略を続ける彼らに対抗するため、ヒロムたちはゴーバスターズとして戦っていた。
 彼らには、世界を守ることに並ぶもう一つの目的があった。13年前に消えてしまった家族。そして大勢の人々。それらをきっと、元に戻すこと。



Mission30『メサイア シャットダウン』

 メサイアが動き出した。亜空間に来て、メサイアをシャットダウンしてほしい。
 亜空間にて生きていたヒロムの父からの連絡を受けて、メサイアの世界への侵攻に先手を打つべく、そして、すべてを元に戻すために13年前の約束を果たすべく亜空間にある転送研究センターへとやってきたゴーバスターズ。陣とJにその場にいた敵を任せ、メサイアの中枢を破壊するために進んでいく。
 中枢で彼らを待っていたヒロムやヨーコの家族、その仲間達はメサイアを倒すよう促すが、そこに割り込んできたエンターから衝撃の事実を告げられる。


 彼らは転送の際にメサイアに取り込まれており、さらに、メサイアを倒せばそのまま一緒に消えてしまう、と言うのだ。
 残酷な真実を前にリュウジは一旦帰還しようと提案するが、ヒロムは拒否。


ヒロム「俺は戻らない……メサイアをシャットダウンするまで」
   「俺たちがここで迷うことは、父さんたちの覚悟を無駄にすることになる!世界を終わらせることになる!俺たちの13年は、そんなことのためにあったんじゃない!」
   「ヨーコ。ごめん……俺は約束を破る。13年前は元には戻せない……!」


 涙をこらえ、立ち上がったヒロムたち。『バスターズ レディーゴー!』が流れる中、途中で外していたメットを再度装着し、使命を果たすための戦いを始める!


悲しみデリートして 強くなると誓った
僕らは立ち向かうよ どんな恐れも封じるため


 リュウジとヨーコは肉体を得たメサイアセルと戦いながら、エスケイプと戦う陣とJに合流。ヒロムはエースでメサイアの中枢に突撃。


ヒロム「言ったはずだ!無駄かどうかは、俺が決める!」
   「俺だけじゃない……!誰一人、無駄にはさせない!」


 立ちはだかったエンターのメガゾードを倒してメサイアを破壊。本体を攻撃されたメサイアセルも弱体化し、そのままリュウジたちの猛攻で撃破された。
 過酷な戦いを乗り越え、何とか特命を果たしたゴーバスターズ。操縦しながらセンター跡に敬礼するリュウジ、母の幻とともにマシンを操縦するヨーコ、両親の言葉を胸に涙をのんでハンドルを握るヒロム。それぞれの思いを胸に、元の世界に帰還していくのだった。




Mission44『聖夜・使命果たすとき』

 前後編の決着エピソード。新西暦2012年のクリスマス。ヒロムたちにとって、因縁のある季節。
 エンターが用意した、メサイアのバックアップの入った13枚のカードのうち一枚が進化したメガゾードζ。さらにエスケイプの手によって2枚取り込み、そこから周囲の建物や呼び寄せた他のメガゾード数体をも融合して成長、メサイア・リブートとなって甦った。
 先のζとの戦いで負傷したヒロム以外の面々がバスターマシンで奮戦。さらに復帰したヒロムの乗るタテガミライオーも参戦。
 中破したエースに代わって合体し、ニックも乗ったゴーバスターキングで立ち向かうが、攻撃も必殺技もはじかれ、逆に圧倒されてしまう。


メサイア「今こそこの世界に私が存在する。私だけが!」


 勝ち誇るメサイア。が、それでもゴーバスターズは立ち上がる。彼らは決してあきらめない。


ヒロム「バスターズ!
バディロイドレディ……
4人ゴー!


 すでに変身は解けていたが、そのままコードネームを名乗り、『バスターズ レディーゴー!』をバックに反撃開始!


すべてはあの日きっと 始まっていたデスティニー
僕らは逃げたりしない 止まることなく未来を見た


 向かってくるキングに、また次々と砲撃を浴びせるメサイア・リブート。その猛攻でキングは爆発したかに見えたが、その爆発の中で合体を解除、炎をかい潜って突撃してきたゴーバスターライオー。
 陣のBC04による物理的な後押しを受けて、メサイア・リブートの胸に剣を突き立てた!



メサイア「私には勝てん!」


ヒロム「……勝つ!俺たちは!」
3人絶対に!



 浮かぶのは、13年前の事件、陣によってもたらされた当時のプレゼント、亜空間での決意と激闘、そして、あれから13回目のクリスマス。



3人絶対に勝つ!
  メサイアぁ―――――!


 乗っていたヒロムたち三人、そしてニックたち三体のバディロイドのワクチンプログラムがメサイアに注入されていく。ダメージを受けたメサイアに、とどめにイグニッショントルネードを叩き込む。大爆発が起こり、誰もが結末を見守る中、炎の向こうから帰ってくるバスターマシン。


3人シャットダウン、完了!


 ついに、今度こそメサイアを倒したのだ。


黒リン「良ぉッし!!」(ガッツポーズ)


 メサイアをシャットダウンすると言う自分たちの使命を果たし、世界を、今年のクリスマスを、ゴーバスターズは守り抜いたのだった。




劇場版『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE

 あることをきっかけに過去に飛ばされた仲間たちと、幻のレンジャーキーを回収するために時間遡行を行ったゴーバスターズ。それは、慎重に行わなければ帰れなくなる危険なミッションだった。敵にまわっていたゴーカイジャーも真意を明かして同行してくる一方、レンジャーキーは奪われていく。
 残るはヨーコとJ、とそこにある黄色のレンジャーキーの飛ばされた江戸時代のみ。しかし同じくタイムスリップしてきた敵との戦闘に突入。激しい攻防の末レンジャーキーは奪われ、帰りの分のエネトロンも尽きてしまうが、ニックたちのエネトロンを使うことで決死の転送を敢行。強引に何とか帰還。しかし、そこで彼らを最大級の試練が襲い掛かる。攻撃を受ける中強引に転送を行った代償として、バスターマシンに接続されないJ以外のバディロイドたちはワクチンプログラムを破壊され自我を失い、無機質に話す普通のロボットのようになってしまった。自他共に認める天才である陣すら、直すことはできないと断言する。
 これまで、特に転送完了した直後までは普通に会話していただけに、ショッキングなシーンである。13年も前から共にいたヒロムたち3人の受けた衝撃は計り知れない。ヨーコは泣き崩れ、リュウジもショックが隠せず、ヒロムはその横で、隣接する格納庫にあるエースを無言で見つめるばかり。ゴーカイジャーもかける言葉を失う。
 それでも、世界を守るためゴーカイジャーと共に戦うヒロムたち。


ヒロム「ここで戦えなければ、俺たちを守ってくれた仲間に申し訳が立たない」


 ヴァグラスと組んだザンギャックとの戦いの中、エンターがメガゾードを呼び寄せる。ザンギャックのバッカス・ギルをゴーカイジャーに任せて、バスターマシンで新たに登場したメガゾードΩに立ち向かう。操縦桿になっている相棒は、いつもの軽快なアドバイスや発破では無く、機械的な電子音声でのナビゲートをするばかり。一度は奮い立った三人だが、やはり悲しみが込み上げてくる。
 それを抑えながら戦うも、いつものように戦えず追い詰められ、高威力の砲撃を浴びてついにゴーバスターオーはシャットダウンされてしまう。


ヒロム「ニック……動けよ……動けよニック!」
リュウジ「頼む……ゴリサキ……動いてくれ、ゴリサキ!」
ヨーコ「ウサダぁ……お願い……!」


 機能を失って暗くなったコックピットの中で、もう一度立ち上がろうと動かなくなったニックたちにヒロムらは必死に呼びかけるが、反応しない。
Ωが近づき、ゴーカイジャーはバッカスに阻まれ、バスターヘラクレスは間に合わず、タテガミライオーの出撃が遅れる。絶体絶命となり、指令室の黒木は脱出を命ずるが、三人は従わない。


ヒロム「絶対できません……!ニックたちを……置いてはいけない!」
リュウジ「仲間を見捨てるなんて……!」
ヨーコ「嫌だぁー!」


 しかし、敵が待つことは無い。エンターの駆るΩが目前に迫り、砲口を向ける。それでも尚、相棒の名を呼ぶゴーバスターズ。


ヨーコ「ウサダぁ―!」
リュウジ「ゴリサキぃ―!」
ヒロム「……ニックぅーッ!」


 そしてビームが放たれようとしたその時、彼らの体から操縦桿を通して何かがニックたちに流れ込んだ。次の瞬間、ゴーバスターオーが辺り一帯を包むほどのまばゆい光を放った!コックピットは再度機会が点灯し、操縦桿、つまりニックたちの顔には光が戻る!
そして『バスターズ レディーゴー!』を背に立ち上がり、目の前にいたΩを迎撃!


森下「システム……回復しました!」
ニック「あ、あれ?俺……」
ヒロム「ニック!?」
ゴリサキ「俺、どうしてたんだっけ?」
リュウジ「ゴリサキ!」
ウサダ「はぁー、何だかすごいすっきりした気分」
ヨーコ「ウサダ!」


 コックピットでは、ニックたちが自我を取り戻していた!ヒロムたちの思いが通じて、ワクチンプログラムが進化、ニックたちをよみがえらせたのだ!


心がリンクしてる
戦う すべての 仲間と


ヒロム「よし、このまま反撃だ!」
ニック「OK!」


 完全復活した彼らを止められるものは何もない!ゴーバスターオーの猛反撃が始まる!
 さらに、タテガミライオーも駆けつけ、フォーメーションを変えるためにエースとゴーバスターライオーに再合体。残念ながら映画最大のクライマックスが始まると同時にこの曲の出番は終わってしまうのだが、それまでの悲しい雰囲気は迫っていたΩ共々一気に吹き飛ばして見せた。



 いずれも物語上における重要なエピソードで、ピンチからの逆転劇と言うただでさえ盛り上がる場面をさらに過熱させてくれている。
上記にある歌詞のほか、


ここから先に生かせない 覚悟がバリケード
僕達をつないでる約束果たせるときまで


 と、どこまでも本編にぴったりと合った歌詞が盛りだくさん。どんな苦境に立とうとも、課せられた使命を果たすために覚悟を決めて立ち向かう戦士たちの姿を描いている。
 上にあげた以外にも様々な場面でこの曲は出番を持ち、ゴーバスターズがメインで登場する劇場作品でも(オールヒーローもの除き)決まって使われている。
真OP、ゴーバスターズと言ったらこの曲!と言う人もいるとかいないとか。途中で変更されたことを残念がる意見も見られる。
 なお、最終回ではOP無しの上、EDとして使われたため処刑用BGMとしての出番も無し。ちょっと残念。




・関連曲

「モーフィン!ムービン!バスターズシップ!」


5人のコラボ最強説
レッツモーフィン!キープムービン!ビリーブバスターズシップ!


 28話から使用された後期OP。全体的にクールにまとまっていて、その意味では職業戦隊であるゴーバスターズの雰囲気にはあっていると言える。
 歌詞の内容は、前期が「ゴーバスターズと言う作品・物語」を歌っているのに対し、こちらは「ゴーバスターズと言うチーム・戦隊」、仲間の大切さやチームワークの重要さが表れている。馬刺しでは無い。
 もともと挿入歌として作られていたらしいが、実際のところ挿入歌としての出番にはあまり恵まれていない。先述通りクリスマス前後編では後篇で前期OPが使用され、前編でこちらが使われた。ちょっとした贅沢。
 ちなみに、作詞も作曲・編曲も歌唱も前期と同じ面子。また、シングルカットされてない。


「動物戦隊ゴーバスターズ」


動物愛護の魂を胸に


 Vシネマ『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』で登場。
 パラレル上の存在である動物戦隊ゴーバスターズの主題歌。ほとんどネタ全開なゴーバスのVシネマであるが、動物戦隊側の主題歌もばっちり作って、OPっぽい映像も用意してしまうあたり公式が病気である。
 ちなみに歌っているのは山形ユキオ氏。かつて『ガオレンジャー 吼えろ!!』を歌唱したあの人である。その歌声も相まって、非常に熱い一曲。一度聞くことをお勧めする。




ちょっとネタバレ

 クライマックス、特命戦隊と動物戦隊、二つのゴーバスターズが協力して戦う際、戦闘開始と同時に『バスターズ レディーゴー!』が、一旦押されてから弱点を見抜いてトドメまでの流れで『動物戦隊ゴーバスターズ』が使われた。まるで戦隊VSシリーズの様である(実際タイトルがそれっぽいが)。







・余談

 この曲が使われていた間は番組にタイトルコールが無かった。シリーズ中では非常に珍しくゴーバスの戦隊っぽくない特徴の一つ。
 一方、歌詞中で『特命戦隊ゴーバスターズ』と言う部分はある。後期は前期とは逆に、タイトルコールはあるものの歌詞中に戦隊名が登場しない。


 映像中にちょっとした小ネタがある。[[ビートバスター/陣マサト>ビートバスター/陣マサト]]の項目を参照。


追記・修正お願いします。



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  • 作成乙!個人的にはゴーバスVSゴーカイ時のクライマックスシーンでニックたちが再起動する場面に流れたのがすごく熱かった。 -- 名無しさん (2014-02-22 21:23:51)
  • ゴーバスターズの心情がストレートに阿波われた -- 名無しさん (2014-02-22 21:47:34)
  • ↑現れたいい歌詞であると同時にプロフェッショナルってはっきり言ってるのがいいね。 -- 名無しさん (2014-02-22 21:48:25)
  • ↑↑↑長くなりすぎると思ってゴーバスVSゴーカイについては省いたんですが、書いた方が良いですかね? -- 名無しさん (2014-02-22 22:50:48)
  • ↑あのシークエンスはウルってくるけれど、確かに長くなりすぎますね…追記・修正するか否かは任せますノシ -- 名無しさん (2014-02-22 23:03:38)
  • ゴーバスVSゴーカイでこの曲が流れたときに「あ、ゴーバスターズもレジェンドになったんだな」て思った。 -- 名無しさん (2014-02-23 00:08:51)
  • 燃えるOPしかし「処刑用」って・・・・。 -- 名無しさん (2014-02-23 09:40:17)
  • 本当に燃える曲だよね。疾走感がありながらも、ゴーバスターズの覚悟や決意が表れた歌詞がいいし、なによりここぞって時に絶妙なタイミングで流れるし。 -- 名無しさん (2014-03-01 21:36:25)
  • キョウリュウvsゴーバスのタイミングも燃えるタイミングだった -- 名無しさん (2014-05-10 19:14:12)
  • 後期馬刺しww -- 名無しさん (2015-01-12 11:35:35)
  • さらば、ニック・・・ -- 名無しさん (2020-04-16 20:18:18)

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