登録日:2010/04/12 Mon 19:58:52
更新日:2025/07/29 Tue 22:21:36NEW!
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ポケモン タイプ みず 水 水属性 初代から安定 こおりタイプとはお友達 ポケモン数最多 カスミ ミクリ アダン マキシ コーン シズイ スイレン ルリナ 雨パ bwでは稀少 なみのり たきのぼり うずしお ダイビング ズミ かいパンやろう ビキニのおねえさん うきわガール うきわボーイ つりびと ふなのり ポケモンタイプ項目 ハイダイ コメント欄ログ化項目 格差社会 ポケットモンスター 瑞々しさ 攻守ともに強い サブウェポンでは使われにくい
潮風とか、水とか、浴びたい頃なんじゃない?
『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一つ。
名前の通り海や湖等に住む水棲生物の姿をしたポケモンが多く、体色も青や水色が多い。
代表的なみずタイプのポケモンとしては御三家のカメックスやゲッコウガ、他にはギャラドスやラプラス、ミロカロス等が挙げられる。
魚類だろうが水棲哺乳類だろうが甲殻類だろうが貝類だろうが水棲昆虫だろうが、とにかく水に縁がありさえすれば原則みずタイプ。
水に住む生物は数がとても多いためイメージが連想しやすいのか、最も標準的なタイプと思われるノーマルタイプを差し置いて最も数が多いタイプとして有名。
最近はあまりに水棲生物をみずタイプにすると単調すぎるからか、
マッギョ(じめん/でんき)、シビルドン(でんき単)、ドラミドロ(どく/ドラゴン)、カラマネロ(あく/エスパー)、オトスパス(かくとう単)、ハリーマン(あく/どく)といったみずタイプを持たない水棲生物モチーフのポケモンも登場している。
(ただしカラマネロはタマゴグループが水中1と水中2、他の四系統は水辺に生息しているなど、多少は水棲生物モチーフの面影を残している)
御三家常連タイプということもあり、ストーリーでは比較的序盤から入手可能なポケモンが多い。
特に「[[なみのり>なみのり(ポケモン)]]」や「うずしお」「ダイビング」等の秘伝技も多いため、自然と使用者が多くなる。
みずタイプの誰かを取り敢えず旅の相棒兼なみのり要員にしたり、水上で使う技を集中的に覚えさせて雑用係にしたり、おそらくシナリオで最も使われるタイプだろう。
その数故に複合タイプもかなり多く、全タイプに複合したポケモンがいる。
相反するほのおタイプと複合することはないと思われていたが、ボルケニオンの登場により、ひこうタイプ以来の全タイプ複合を達成した。
水技のダメージを半減する実として「イトケのみ」が存在するが、水に弱いタイプは他の弱点も突かれやすくピンポイントで対策する価値が微妙で「しぜんのめぐみ」で水技を使う目的込みで稀に採用される程度だった。
【特徴】
能力値は全体的に特攻や特防に優れた者が多めで安定した能力を持つ者が多い。
攻撃面で抜群が取れるタイプはほのお・じめん・いわ。
防御面で抵抗を持つタイプはほのお・みず・こおり・はがね。
攻撃が半減されるタイプはくさ・みず・ドラゴン。
弱点のタイプはくさ・でんき。
水は火を消し土や岩を削り、金網をすり抜け草木を育み電気を通し、*1流れている水は凍らせきれないと覚えておくと良い。
ただし、こおり技で例外的に「フリーズドライ」は弱点扱いとなる。
4倍になるポケモンはこちらを参照。
全体的に安定感に定評のあるタイプであり、初代から現在に至るまでシナリオでも対戦でも常に安定した実力を発揮している。これはポケモンGOのジム防衛でもフェアリータイプ同様高く評価されている。
攻撃面、防御面共にタイプ相性のバランスが良い。
攻撃範囲が広くでんき対策としても重宝されるじめん、はがね対策の要であるほのおに強いのは優秀。
また弱点であるくさ、でんきタイプは特殊が多いため特防に優れるみずタイプには有利。特にヌオーやラグラージといったじめん複合組は弱点をくさ1つのみに減らせる。
技は「ハイドロポンプ」や「しおふき」等の高威力のものから、「なみのり」「たきのぼり」「ねっとう」等の安定感のあるものまで必要なものはだいたい揃っている。
特に「なみのり」は秘伝技ということもあり手軽に覚えられるのが大きい。
第三世代(RSE)まではみずタイプの技は一律特殊技扱いだったためか、特殊技に比べると物理技は種類が少なめ。
それでも怯みの狙える「たきのぼり」に先制技「アクアジェット」等それなりに種類はあり、第七世代(USUM)では教え技として「アクアブレイク」も普及している。
また、「ハイドロポンプ」は初代から第七世代までわざマシンこそ存在しなかったが、殆どの水ポケモンが自力で習得できるためマシン技並みの使い勝手で、「なみのり」に次ぐ主力級の技として使われ続けている。
ついでにルギア、アメモース、ドラミドロなど水棲生物系のポケモンも不一致ではあるがレベルアップにより自力で覚えられる。
どう見ても水棲生物ではないボーマンダは従来から習得可能で、第八世代では更にニドキングやドサイドンも覚えられるようになったが、コイツらは元々技が豊富だから仕方ない。
また水タイプの技は「あまごい」状態で強化されるうえみずタイプに多い特性『すいすい』も活かしやすく雨パの中心となるタイプである。
ただし、雨下で必中となる高火力弱点技「かみなり」には注意。
また「[[ぼうふう>ぼうふう(ポケモン)]]」も必中になる。
その数の多さも相まって恐らく総合的に最も優遇されたタイプと言えるだろう。
その数の多さ故にメジャーなポケモンも多く、あのカイオーガ・パルキアもみずタイプに所属している。
しかし数が多いという事は必然的に競争が激しく、落ちこぼれの数も多くなるという事である。
「無名な空気魚達」や「存在価値が鱗のみのハート魚」「何をどう頑張ってもオリジナルに勝てない劣化レプリカなクリオネ」等のネタポケの数も多かったりする。
良い事ばかりのタイプなんていないのだ。
サブウェポンとしては「れいとうビーム」などこおりタイプの技を覚えるものが大半を占める。
本来相性の悪いくさタイプや、600族を中心に強力なものが多いドラゴンタイプの対策として重宝する。
こおりタイプは攻撃範囲こそ優秀だが耐性面は最低レベルの貧弱さなため、優秀な耐性を持つ水ポケモンにこおり技を使わせるのは無駄がなく強力。
結果、水ポケモンを安定して受けられないくさタイプとアタッカーとしての出番を奪われるこおりタイプのポケモンは不遇になりがち。
「めざめるパワー」のタイプはくさ・ほのお・でんきから選択されることが多い。
でんきとくさは水ポケモン同士の戦闘に、ほのおはユキノオーやナットレイ等、複合タイプでこおりが等倍止まりの草ポケモンに対して有効である。
めざパ廃止後は同タイプ対決で悩まされる局面が増えた。
【みずタイプの歴史】
◆第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ)
初代から強タイプとして君臨…していたが、いきなりかなりの格差社会。
活躍したのは当時の強タイプであるエスパー・こおりが複合していたスターミーやラプラスが主。また素早さゲー故に当初は評価が低かったが、99カップで日の目をみた当時鬼畜仕様の「ドわすれ」を使えるヤドランも結構な強豪である。
カメックスをはじめとするみず単タイプは総じてマイナーで、その中ではエース級のシャワーズが辛うじて全国大会で名を残したぐらいである。
複合組でもドククラゲやオムスターといったそこそこ使えそうでいながら埋もれていたポケモンも多い。一応ドククラゲは99カップではエスパー・地面弱点こそ痛いもののそこそこ評価が高かった。
ギャラドスは第二・第三世代よりも特殊が高く一致水技や「ふぶき」の火力が出ることや当時の主力技「はかいこうせん」向きの高い攻撃を持つことから多少存在感があった。
…が、タイプが災いして「ふぶき」が等倍になる上に「ふぶき」使い対策としてメイン・サブ問わず重宝されていた「10まんボルト」一発で落ちるためあまり奮わなかった。
ちなみに98カップ予選ではパルシェンとギャラドスを合わせた使用率よりもカイリキーのほうが高かったらしい。
主力技は一致技の「ハイドロポンプ」や「なみのり」よりも当時の強力技「ふぶき」。
初代では水に弱い3タイプがいずれもマイナーで比較的メジャーなゴローニャやダグトリオも「ふぶき」で十分だったのでみず技の需要は少なく、ほのおタイプには氷耐性が存在せず環境でも存在感が希薄なため対策する価値も低かった。
が、その環境ですらフリーザーよりもみず/こおり複合組やスターミーのようにこおり技をサブとして採用するみずタイプを使った方が強力だったというのが近年の主な見解。
技の選択肢が豊富なスターミーはおろか単みずのシャワーズですら一致技を採用せずに戦っていた*2ことからも当時の状況が分かるだろう。
総称して、「複合タイプが強い水ポケモンは強い」「そうでない水ポケモンはマイナー」「水技は後の世代で言うめざパ程度の採用価値だった」という感じである。
サブとして水技を使っていたのもペルシアンの「バブルこうせん」や特別仕様ライチュウの「なみのり」ぐらいか。そしてそのペルシアンもそんなのを使うぐらいならノーマル技だけで戦った方がいいというのが近年の見解なので…
なお、みずタイプのポケモンをミュウに変えるというセレクトバグが流行したが、大抵は見た目しか変わらない等データの整合性が取れていない紛い物やけつばんをはじめとするバグポケに成り果てていた。
◆第二世代(金・銀・クリスタル)
みず/じめん複合組の開祖ヌオー、他にもランターンやキングドラといった優秀な複合タイプを持つポケモンが登場。
当時は戦術的価値のなかったマリルリ、分岐進化の先駆けであるニョロトノやヤドキング、不動の不遇ポケサニーゴなんかもこの世代。
新御三家のオーダイルはカメックスよりはアタッカー向きの種族値かつ攻撃技も豊富でそこそこ使いやすかった。
耐久ゲーの要素が強まり、「まきびし」を習得したパルシェンや新登場のスイクンがその頑強さで評価され始めた。
ドククラゲも「ヘドロばくだん」を習得し、前作では足枷でしかなかったどくタイプを相性補完として生かせるようになった。
ギャラドスは特攻大ダウンによるみず技の弱体化、新たに得た一致ひこう技も厳選困難かつ最高まで粘っても低火力の「めざめるパワー」と涙目に。
くさタイプの強化もあり対戦ではナッシーやメガニウムが活躍するも、水ポケモンは相変わらず草対策の氷技が充実しているため大打撃とまでは行かず。
◆第三世代(ルビー・サファイア・エメラルド/FR・LG)
くさ複合のルンパッパやあく複合のサメハダー、シザリガー等が登場。
進化前含めてそれぞれ違った戦い方が可能なパールル一族、ハートのウロコが本体のラブカスなんかもこの世代。
マリルリは強力な特性「ちからもち」を得るも、一致技が特殊なままなので相変わらず不遇。
初のむし/みずタイプのアメタマはアメモースに進化するとむし/ひこうになることが一部で惜しまれた。
特に注目すべきは新御三家ラグラージと、パッケージを飾った禁伝・カイオーガ。
ポジション的に旅パでも目立つ2匹だが、前者はヌオーの優秀なタイプを引き継ぎよりアタッカー向きの能力を持ち、
後者は場に出てきた瞬間、特性「あめふらし」により雨を降らせ、雨と合わせてのタイプ一致技による圧倒的火力でミュウツー最強神話を揺るがし始めたという対戦でも注目の的であった。
この世代のみずタイプは雨パの強さもあいまってまさに最強のタイプとして君臨していた。
◆第四世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ/HG・SS)
「パワーウィップ」「リーフストーム」とくさタイプの高威力技の追加で、これまでさほど強力ではなかった一致くさ技が脅威になり始めた。
とはいえ耐性の優秀な固有タイプの御三家エンペルト、新禁伝パルキアの登場等もあり、まだまだ強タイプの一角ではある。
スイクンも配布型限定で「ぜったいれいど」を習得し、本格的に猛威を奮い始めた。
この世代は強力なくさ・でんきポケモンがさほど増えなかったのも救いか。
また「たきのぼり」等が物理技として扱われるようになったため、ギャラドスやマリルリがようやく不遇を脱した。そして相対的にオーダイルが地味に
幻のポケモンとしてマナフィと、その完全下位互換で不動の不遇ポケであるフィオネも登場した。
◆第五世代(ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2)
主な注目の的は今世代で水タイプが追加され後の世代でも長く活躍するウォッシュロトム、「がんじょう」+「からをやぶる」使いのアバゴーラや強力な耐久ポケのブルンゲルか。ダイケンキ?旅ならライバル少ないからいいじゃない
一方でナットレイやボルトロスの登場もあり、みず単タイプにとっては結構厳しい環境になり始める。
隠れ特性でカイオーガ専用だった「あめふらし」を得たニョロトノが雨パの始動役として活躍するようになった。
ゴルダックも「ノーてんき」によりアンチ天候パや晴れパで使える水ポケという個性を得た。
◆第六世代(X・Y/OR・AS)
新御三家ゲッコウガが強力な隠れ特性「へんげんじざい」で注目を集め、本来のタイプ一致技を切っても活躍できる万能アタッカーに。
一方で通常特性「げきりゅう」による一致水技の火力を活かした型も対戦で実績を残した。
メガシンカシステムも導入されカメックスやラグラージ、ギャラドス等が大きく躍進した。
この世代から「あめふらし」などの天候変化特性の持続ターンが5ターンに減少。天候の永続維持が出来なくなり、雨パを含む天候パの運用面で大打撃を受けた。
スイクンは「こおりタイプ以外が「ぜったいれいど」を使うと命中率が低下」という調整により大きく評価を下げている。
◆第七世代(サン・ムーン/US・UM)
火力に優れたアシレーヌやオニシズクモ、耐久型向きのドヒドイデやカプ・レヒレ、能力は高いがデメリット特性持ちのヨワシやグソクムシャと個性的な面子が揃う。
アメタマの時に惜しまれたむし/みず複合が2種類も追加された。
特にドヒドイデはナットレイに比肩する優良耐久型ポケモンとしてその後も存在感を発揮していくことに。
この世代からペリッパーが第二特性で「あめふらし」を獲得。ニョロトノに続く雨パの始動役として使えるように。
また「エレキメイカー」という強力な特性を持つカプ・コケコも登場したため、でんきタイプ相手にはより一層注意が必要となった。
◆第八世代(ソード・シールド)
新御三家のインテレオンはバランスの良い種族値や豊富な攻撃技を持つ一方で同期に比べると隠れ特性がどうにも地味で不遇気味。
対戦で活躍させるには新システムのダイマックスを上手く使いこなすことが求められた。
カメックスやキングラー、ラプラス等はキョダイマックスに対応している。
対戦で特に注目されたみずポケモンとしてはれんげきウーラオスやウオノラゴンがいる。
この世代の対戦環境は終始剣盾だったので「外野」ということになるが、『LEGENDSアルセウス』では、バスラオが新たな進化系イダイトウを獲得している。
◆第九世代(スカーレット・バイオレット)
新御三家のウェーニバルはかくとう複合の物理アタッカーで、専用技や隠れ特性から積みアタッカーとしての側面が強い。
またパラドックスポケモンとして特殊一致技による攻めに特化したテツノツツミ、貴重な晴れパ向きの水ポケであるウネルミナモが登場した。
【みずタイプの主な使い手】
・一般トレーナー
かいパンやろう
ビキニのおねえさん
つりびと
ふなのり
うきわボーイ
うきわガール
うみきょうだい
トライアスリート(海)
ダイバー
あまさん
ファイヤーマン
みずぎカップル
サーファー
・ジムリーダー
・キャプテン
・四天王
・チャンピオン
ミクリ(RS及びORASではジムリーダー)
追記・修正は水も滴るいいトレーナーにお願いします。
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*2 前述の全国大会で入賞していたシャワーズも水技は覚えていない
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