登録日:2022/10/16 Sun18:28:08
更新日:2024/06/27 Thu 10:42:20NEW!
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スーパー戦隊シリーズ 原点にして頂点 秘密戦隊ゴレンジャー 歴代レッド 戦隊個別 初代主人公 1 イーグル アカレンジャー ゴーカイジャーに登場したレジェンド戦士項目 真面目 冷静 サッカー ストライカー リーダー 新堀和男 誠直也 関智一 何故かなかなか立たなかった項目 全ての始まり 強面 熱血漢 やっと立った項目 鞭 軍人 最初のレッド 海城剛 ついにできた項目 前世はファイヤーマン 昭和スーパー戦隊最初の主人公
国際秘密防衛機構「イーグル」の日本ブロック関東支部が
黒十字軍の黄金仮面軍団に奇襲され、全滅した。
いや、ただ一人重傷を負いながら
奇跡的に生き延びた若者がいた。
その名は……海城剛!
アカレンジャー!
海城剛とは『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場する人物で、主人公。そして記念すべき『スーパー戦隊シリーズ』の初代レッドである。
生年月日は4月4日生まれの24歳。
演:誠直也
【人物】
イーグル関東支部秘密工作班出身。同じくイーグル関東支部の分隊長は、彼の実兄である。
記念すべき第1話では黒十字軍がイーグルの各支部を襲撃。関東支部も黄金仮面の襲来により剛の目の前で兄が殺され、死に際に「戦え」と告げられたことで、黒十字軍の打倒を決意した。
性格はゴレンジャーのリーダーらしく熱血漢ながら、冷静かつ高い統率力、判断力を持ち、他のメンバーや江戸川権八司令官からの信頼も高い。
作戦行動においては特に責任感が強く、自らが囮となって単身敵地に乗り込むことも多かった。
まさに戦士としての勇猛さと指揮官としての冷静沈着さを兼ね備えた、後のレッド像の元になった人物といえる(最近ではそのタイプのレッドは少なくなり、破天荒で熱血バカなレッドも出てきたが)。
また、姑息な手段を嫌い、正々堂々と立ち振る舞い、騙し討ち、不意打ちなどの卑劣な手段を弄する敵に対しては激しい怒りを見せるが、状況によっては敵に情けをかける一面も。
基本的には大人の余裕を持った人物だが、ユーモアのセンスも高く、軽快なジョークで仮面怪人を煽り飛ばしてから引導を渡す。
敵に寝返った(ふりをしていた)仲間に「何言ってんだボケ!」と容赦なく突っ込んだり、作戦に失敗した怪人に対して「バーカ!」と小学生みたいに吐き捨てたりと、けっこう口が悪い。
また、「大ちゃん」ことキレンジャー/大岩大太のギャグに付き合って「なんじゃろな?」とおどけるなど、ノリの良さも窺える。
関東支部に所属していた頃はサッカー部エースストライカーだった。
そのためゴレンジャーハリケーンでは最後のフィニッシャーを決めるのは彼。
【アカレンジャー】
行くぞ! ゴー!
画像出典:秘密戦隊ゴレンジャー/東映/第1話「真赤な太陽!無敵ゴレンジャー」/1975年4月5日放送
スーツアクター:新堀和男
海城剛が「ゴー!」の掛け声と共に変身した赤い戦士。
ナンバーは『1』。
∞型にも瓢箪型にも見えるゴーグルの色は青く、額には「1」の文字にイーグルを思わせる鳥の翼が入っているのが特徴。
拳銃、鞭を多用した攻撃と格闘術を得意とする。
ゴレンジャーのリーダーだけあって能力は総合的にバランスよく高めで、海城自身の高い格闘センス、統率力で幾つものピンチを切り抜けている。
◇使用武器
【レッドビュート】
アカレンジャーが使う鞭。敵を縛り付けて拘束したり、更に縛り付けたところをゴレンジャースーツから2万ボルトの電気を流す「レッドスパーク」という技を放つ。
更にこの武器は様々な武器に変形できる。以下そのバリエーション。
名前の由来は「風をビューっと切るからレッドビュート」。実際は鞭はウィップ(whip)だが、思わぬところで大きな影響を残しており、主にドラクエやFFといった日本のRPGの鞭型武器の名称に「○○ビュート」と付くようになったりと、かなり大きな誤解を生み出してしまっている。
詳しくは一般名詞化した商品名を参照。
- ヤリビュート
レッドビュートを投げ槍に変形したもの。20話の日輪仮面戦で利用。
- ドリルビュート
レッドビュートがドリルに変形したもの。29話で貨物列車の天井を破るために使用。
- アミビュート
レッドビュートが網に変形したもの。捕獲に利用。39話の岩面仮面戦で利用。
【ニューレッドビュート】
第43話でレッドビュートを改造し強化したもの。先端には各種アタッチメントを装着して、様々な武器に変えることができる。
- レッドビュートパンチ
先端に赤い球体を装着し、打撃武器として使用する形態。ニューレッドビュートの初登場はこの形態であるため、これが基本形態と誤解されることが多い。
- レッドハンター
第44話から登場した、先端にクランプアームを装着し、捕獲や奪取に用いる形態。
【シルバーショット】
腰に下げている麻酔銃だが、相手を眠らせるだけでなく信号弾を発射することも。
◇技
- レッドキック
サッカーで鍛えた脚力で放つ蹴り技。74話では「三段跳びレッドキック」という強化技も。
- レッドパンチ
鉄壁を破るパンチ技。「アカレンジャーパンチ」と呼ばれることも。
- エレキビュート
ニューレッドビュートを変形させたアミビュートで敵を捕らえ、網に電流を流して複数の敵を文字通り一網打尽にする技。
- レッドビュート6人斬り
ニューレッドビュートで6人のゾルダーを連続で斬り倒す技。
◇メカニック
- レッドマシーン
アカレンジャー専用の高性能オートバイ。
イーグルの科学グループが最新鋭の技術を駆使して開発した戦闘用特殊装備「ゴレンジャーマシーン」の一つで、事件現場への移動や敵の追跡に用いられる。
レーダー探知機や通信装置、イオンジェットによる急加速装置など、コンピューターで制御された各種機能が装備されている。
なお、アカレンジャー以外のメンバーはサイドカーに搭乗し、二人一組で移動する。
第54話にて敵の要塞ナバローンを破壊するために爆弾を積んだ状態で特攻し、大破した。
- レッドスター
アカレンジャー専用の新型オートバイ。
ナバローン破壊作戦で大破したゴレンジャーマシーンの後継車両として開発された「スターマシーン」の一つ。
車体全体が特殊金属鋼で製作されており、頑丈な壁さえも打ち破ってしまう。
また、フロント部分に機銃を装備している。
【本編後の客演】
初代スーパー戦隊のレッドだけあって、シリーズの記念作品では特別なポジションとして登場することが多い。
『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』
今となってはお馴染み『スーパー戦隊VSシリーズ』の原点。
この作品でゴレンジャーで顔出ししたのはモモレンジャー/ペギーだけ。
アカレンジャーは他のメンバーと共に変身後のみで、声も本編の流用になってしまった(流用以外の新規シーンは別の声優が担当)。
しかしながら、ここでもゴレンジャーのリーダーぶりを発揮。ジャッカーとの共闘では、同じ赤の戦士のスペードエースと手を組み地獄拳師と戦った。
『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
終盤でスペードエースからタイムレッドまでの歴代レッド達と共に登場し、バリドリーンに乗り込み戦った(ただし、操縦はアオレンジャー/新命明だが)。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』
本編1話冒頭のレジェンド大戦で、ビッグワンと共に他の戦隊を率いて宇宙帝国ザンギャックと戦った。年齢は既に還暦を過ぎているが、本編と変らない戦いぶりを見せた。
最後は全スーパー戦隊を結集した攻撃でなんとか撤退まで追い込むものの、その代償で変身する力を失ってしまう。
映画『199ヒーロー大決戦』ではそんなレジェンド大戦が詳しく描写されている。
更に、中盤にてレンジャーキーを通じて海城本人が黒十字王の攻撃を受けそうなゴーカイジャーとゴセイジャーを守る。
やがて、キーが生み出した謎の空間からビジョンを浮かばせ両戦隊を激励。ゴーカイジャーとゴセイジャーのせいで他のレジェンドや一般市民共々散々な目にあったにも関わらず両戦隊をその戦いぶりと心意気から認めて、ゴーカイジャーにゴレンジャーの大いなる力を与えた。
そのゴレンジャーの大いなる力たる「バリブルーン」はゴーカイオーと合体。「ゴレンゴーカイオー」となり、黒十字王もとい黒十字城に対しての決定打となった。
俺達は戦う力を奪われた。
だが……この鍵に宿った想いは永遠のものだ。
本編では主にキャプテン・マーベラスが変身。海城と異なる荒々しいファイトでザンギャック戦闘員たるゴーミンを叩き伏せる。
アカレンジャーキーはマーベラスとアカレッドの出会いのきっかけとなった上に初代レッドの力の結晶体であるため、マーベラス以外のメンバーが使うことはなかった。
更に最終話のラストに海城本人が登場。
アカレンジャーキーを握りしめながら地球を去るゴーカイジャーを見送り、更に立ち去る際にアカレンジャーに変身した(ちなみにこのアカレンジャーのスーツアクターはなんと本編と同じ新堀和男氏である)。
ゴーカイジャー……よくやってくれた……。
掴み取れよ!今度は君達の夢を!
ちなみに誠氏はゴーカイジャーをもってスーパー戦隊シリーズが終わると勘違いし、自身も育ててもらったという感謝の意を込めてゴーカイ最終回の出演オファーを引き受けた。そして当日撮影所に来てみたら、もう次作(ゴーバスターズ)の撮影が始まっていると聞かされ驚いたとか。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
既に大ショッカーの大首領仮面ライダーディケイド/門矢士に他のメンバー共々倒されていた。
何故戦いが起きたのか、その謎を探るために海東大樹/仮面ライダーディエンドの策でデンライナーで過去に飛んで過去のアカレンジャーを現代連れて行くが、言動が何やら怪しい。
ちなみに本作とそれ以降のアカレンジャーの声は、ゴーカイジャーの変身アイテム・モバイレーツの音声でおなじみ関智一氏が演じている。
『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
物語終盤、敵組織スペースショッカーと宇宙犯罪組織マドーによって復活した怪人達に苦戦するヒーロー達の元に、仮面ライダー1号と共に助っ人軍団を率いて登場。
デンジレッド、レッドホーク、ハリケンレッドと共に怪人達と戦った。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』
忍びの8「春のニンジャ祭り!」ラストにて、ニンジャレッド/サスケとハリケンレッド/椎名鷹介の前に姿を現す。
「忍ばない忍者なんてものがいても良いかもな」とつぶやく二人。それに「お前たちも昔はそうだったろ」とお茶目なツッコミを入れた。
ちなみに、ニンニンジャーのメンバーの祖父にしてラストニンジャこと伊賀崎好天とは以前から顔なじみらしい。
キャラクターショーではニンニンジャーの初期メンバー5人の前に現れ、牙鬼軍団と黒十字軍残党と戦った。
『機界戦隊ゼンカイジャー』
第1カイ!の冒頭、黒十字軍との戦いの最中に世界がトジルギアにされる瞬間を目撃。
そして映画「赤い戦い!オール戦隊大集会!!」で海城本人がゴーカイジャー以来久々に登場。オールレッド軍団を率いてスーパー悪者ワルドが生み出した歴代戦隊怪人達と戦った。
ちなみにゼンカイザーを見て、「お前、赤じゃないのか!?」とツッコミを入れた。リーダーじゃないレッドは今まで結構いるんですよ海城さん……
そして、戦いの後はレッド戦士たちの中で唯一変身解除して、ゼンカイジャーに「これからも頑張れ」と激励した。
『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』
初代ヒーローとして仮面ライダー1号と共に登場。歴代戦隊レッドを率いて怪人達と戦った。
そして戦隊メギド戦ではツーカイザーと共闘。意外と息の合った連携でこれを撃破した。
ちなみにゼンカイジャーの映画同様、変身後のみだが、誠氏本人が声を入れている。
『ザ・ハイスクール ヒーローズ』
主人公のアカヒーロー/真中大成のイマジナリーフレンドとして登場。
毎回ヒーローとして大切なものについてのアドバイスをする。なぜか大成の母瑠璃子も彼が見えているようだ。
最終話では黒十字魔人との戦いに加勢した。その正体は……。
Wiki籠り……よくやってくれた……。
掴み取れよ!今度は君達の新たな追記・修正を!
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▷ コメント欄
- 真面目で頼れるリーダーだけど、お茶目な部分もある人。 -- 名無しさん (2022-10-16 20:35:34)
- 洗脳されたフリをしてた大ちゃんとの掛け合いはアドリブもだいぶ入ってそう -- 名無しさん (2022-10-16 20:50:15)
- パッと見ヤクザ -- 名無しさん (2022-10-17 04:16:57)
- スーパーヒーロー戦記で本郷猛と共演してほしかったけど、そうすると画面が濃くなりすぎるよなぁとも思う。 -- 名無しさん (2022-10-17 06:16:03)
- 外見こそ厳ついけど、基本的に優しいよね -- 名無しさん (2022-10-17 09:39:41)
- 大ちゃんより流暢な九州弁(誠さんがリアル九州出身)を披露したのっていつだっけ -- 名無しさん (2022-10-17 17:40:38)
- 石ノ森のマンガ版では少林寺拳法の道場の息子だけど女の子と映画見に行ったりするのが大好きなチャラい兄ちゃんって感じで、もちろん顔もむちゃくちゃ童顔 -- 名無しさん (2022-10-17 21:39:04)
- 戦隊レッドといえばテンションの高い熱血バカという偏見がはびこっているが元祖レッドは冷静なリーダー。元祖イエローのカレー好きの巨漢という記号が独り歩きしているのとは真逆かもしれない -- 名無しさん (2022-10-17 21:40:57)
- ↑ゼロ年代のトレンドだった所謂「バカレッド」のイメージやろな -- 名無しさん (2022-10-17 22:02:49)
- 「最近」とか「偏見」とか言うけどよぉ、1997年21作目のメガレンジャーからそういうレッドは出てるんだから、もはや「伝統」の側なんだよな -- 名無しさん (2022-10-17 23:32:23)
- テンションの高い熱血バカというか若さを全面に押し出した無神経さが目立つレッドの方が多いぞ 冷静なリーダーであり続けたレッドは優しく見積もっても21作品ほどだよ 少なくとも偏見ではない -- 名無しさん (2022-10-18 05:05:59)
- ここ数年のレッドで近いタイプは圭ちゃんか。 -- 名無しさん (2022-10-19 14:18:03)
- 海城さん存在感はあるんだろうけど、初代仮面ライダーの本郷猛や初代ウルトラマンのハヤタと比べると客演はそんなに多くないイメージ -- 名無しさん (2022-10-27 12:16:44)
- そもそもライダーと違って、前後作以外からの本人出演自体が最近まであんまり多くなかったしなぁ戦隊シリーズ -- 名無しさん (2022-10-27 16:46:09)
- 最近ゴレンジャー全話やってくれたから大分記憶も補完されたけど、アカは冷静な頼れるリーダーって感じで、熱血寄りの暴走しがちな役回りはむしろミド(たまにアオ)って感じだったね -- 名無しさん (2022-11-02 18:39:05)
- 遊び心も持ってる大人なリーダー。熱血漢云々は『特捜最前線』の吉野刑事と印象が混同してるのかも。 -- 名無しさん (2023-02-28 14:01:04)
- 戦隊レッドが熱血漢になってきたのは大体80年代後半くらいからのイメージ -- 名無しさん (2023-02-28 14:18:50)
- ↑15 ゴレンジャーやる前に仁義なき戦いシリーズ出てたしな誠さん -- 名無しさん (2023-09-12 08:48:53)
- 特撮御三家では唯一強化フォームと呼べるものが無いが、今後追加される可能性はあるんだろうか? -- 名無しさん (2023-10-15 22:23:02)
- 24歳の貫禄ではない -- 名無しさん (2023-10-16 17:39:21)
- 戦隊TCGレンジャーズストライクでのフレーバーテキストは「といやっ!」………………………潔い。 -- 名無しさん (2024-02-23 23:05:58)
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