変態企業

ページ名:変態企業

登録日:2010/09/25 Sat 09:40:44
更新日:2023/08/07 Mon 17:29:06NEW!
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概要


変態的趣向をお持ちの企業…ではなく、「ある分野に異常なくらい情熱を注ぐ」企業の総称。二次元(及び実写ドラマ)・リアル問わず存在する。


変態兵器英国面米国面については項目があるのでそちらを。


ここに載っていないものについては当Wiki内のタグ検索もどうぞ。




語源


古くからインターネット上では一部で「変態企業」という言葉が使われていたが、決定的なきっかけはとあるゲームにおいてとある企業に向けられた罵声…


あんなものを浮かべて喜ぶか!変態どもが!!


このセリフが原因でその企業は「変態企業」の地位が確定した。ありがとうございます!
この事件以降、「ある特定の分野に異常な情熱を傾ける企業」を指して変態企業と呼ぶ行為がより広い範囲で定着したものと考えられる。
基本的には誉め言葉として用いられる傾向にある。


本当に変態企業として失業者に嫌われているような会社もあるが
「なぜうちを受験した?(よそでの活躍祈ってる)」
「おまえのような会社しか残ってないんだよ、祈ってないで本業に力を入れてくれ」
この辺は政府が改善を命令すべきだろう




変態たる所以


企業とは世の中の一般ニーズに応える商品(サービス)を生み出し利潤を得て、社会に貢献するのが本来の姿である。



……が、


しかしそんな企業でも事業をやってる途中にとんでもない製品が誕生し、ネタにされたり一部の熱狂的なニーズが集まることもある。
それらが変態企業の正体である。
但し、稀に非常識なまでなスペックを誇る商品をリリースしつづける企業も変態企業と呼ばれる事もある。


改めて言っておくがビジネス学系学問の世界では、この手の経営方針および戦略はアリである。
変態どころかド正道として扱われる。現代ビジネスでは常識とすら言える。


あえて言うのであれば、この世ほぼ全ての企業に変態性を持ったり変態企業となり得る要素は存在すると言える。
またこれらは企業の一個性、強みともとれ、(一部を除き)その会社自体は「真剣にやった結果がこれだよ‼」というものが大半なので、そこは熟知しておこう。
変態要素を持たず堅実にやっていくのでは頭角を現すことすら難しく、やがて影響力の強い大資本との競争に敗れて消されてしまうのが常だからだ。


あえて変態要素を持つことで注目や特殊な需要を集めれば、消えずに生き残っていくことだってできる。
もちろんダダ滑りで消えていく事の方が多いが、このような企業の存在は結果として注目されなかった技術も磨き続けることになり、技術革新・ブレイクスルー等を引き起こしやすい利点がある。
他面、変態を上回る変態が現れてしまった場合、一発で没落するデメリットもある。


一応、現実で口にする場合は注意すること。
たとえ誉め言葉だとしても、好きな企業を「変態」呼ばわりされて気分をよくする人ばかりではないことを頭に留めておこう。



  • 例(※二次元の場合です)

漢のロマンであるパイルバンカーなどは実戦で有効なシーンは極めて限られる。


つまり、


極めて限られる→出番がない→数を売れない(orそもそも必要ない)→儲からない


と容易に予想できる。普通の企業ならばそんな売れないものより、売れるパーツを生産するのが合理的である。


しかし、変態企業の場合はそんな合理性など無視し、まるで「俺たちが作らねば誰が作る!」と言わんばかりに生産しつづけ、また新たなものを開発しつづける。


それが変態企業の変態たる所以。

  • 変態企業の行方

その理解し難……独創的なアイディア、技術などは今後の世界の利益のためになくてはならないものである。
実際、ただの玩具であるガンプラが最先端ロボット工学を発展させるとはだれが予想しただろうか(フレームや関節など)。


つまり各国政府は変態企業への支援を積極的にするべき。
が「ただの変態」のまま世界の利益になることなく潰れる企業も当然ある。
むしろ、世間で注目される変態企業は「変態どもの死屍累々の中で生き残ったラッキーなやつら」とも言え、変態になれば生き残れるというほど甘くはない。
その企業が変態なのは、ただ単に「元々需要がないのも承知で突っ走っているから」、言い換えれば分の悪い賭け・特攻同然の独走をやってるだけという可能性も否定はできないのだ。



変態企業の属性
一口に変態企業といえども、「何処が変態なのか」、或いは「なぜ変態になったのか」にも様々なパターンがある。
萌え属性にも色々あるように。


  • スタッフの趣味で事業をしているタイプ

最もわかりやすい変態企業の例。
そもそもスタッフの、ときに常人には理解しがたい趣味で始めた事業のため、
ある意味で「なるべくしてなった変態企業」とも言えるタイプ。
ゲームメーカーなどの「性h…趣味を思う存分ぶち込めるタイプの業界」に多く見られる。
エロい人の趣味で始めた事業だと強烈なものになりやすい。スタッフ「も」乗ってしまったら、止める人間がいないので尚危険。
例:
富士急行(同社の社長が絶叫マシーン大好き→系列の遊園地が絶叫マシーンだらけに)
ヴィレッジヴァンガード(社長が「自分が行きたい店」を目指した結果があのカオスっぷり)


  • こだわり派

これもわかりやすいタイプ。
真っ当なものでも理解しがたい方面でもひたすらこだわり続け、結果として誰も到達できない高みに「いつの間にか」行ってしまうタイプ。
上記の「趣味でやっている事業」と重なることも多い。
ゲームメーカー、実用品(実用性を突き詰めて…)、子供相手の商売(色んな意味で正直な相手のため生半可な製品は出せない)に多く見られる。
例:
フロム・ソフトウェア(メカ描写へのこだわり)
オリエンタルランド(行き過ぎた本物志向で役所ともぶつかる場合があった)


  • デカイ デカすぎる

やっていることは真っ当だが、規模があまりにもでかすぎて「やることそのものは普通なのに誰も真似出来ない」になってしまうタイプ。
キャラクターとしてはパワータイプに近いとも言える。
しかもこのタイプの場合、「でかくなればなるほど効率化・パワーアップする」という"隠れ特性"も備えている場合もあり、
余計に誰も追いつけなくなってしまう。
また巨大化することにより規模と財力にものを言わせた発言力や政治力も得るというのもよくあり、余計に(ry
例:
ジョイフル本田
家電量販店系


  • ニッチで暴れた結果

需要があるのはわかっているものの手間がかかりすぎておいそれと(大手が)手を出せない、
或いは需要そのものが少なすぎる業界で好き勝手やった結果、
いつの間にかその業界を制圧してしまうタイプ。
しかもその「クセのある市場・製品」に対応するために変態的な技術を結果として身につける場合も少なくない。
後から大企業が参入しようとしたら返り討ちにされるなんてこともザラにある。
例:
TWINBIRD(防水家電)



  • 極限状態で突然変異

業界に圧倒的な強者がいる・或いはビッグスリーのような「トップランカー」で制圧されていて「その他大勢」が入り込む余地が極端に少ない、
或いはそもそもパイそのものが少ない極限状態に置かれた結果、
その過酷な環境で「生き残る」ために砂漠や深海の生物のように独自進化をしてしまったタイプ。
過酷な市場に対処するために起こした「突然変異」で、場合によっては確変を起こして前述の強者すら脅かす可能性も秘めている。
例:
コトブキヤ(最大手のバンダイに対抗するために…)
ミニストップ
テレビ東京(「ニッチで暴れた結果」にも該当)



  • 「なんでもあり」を目指した結果

何でもありということは、詳しくない一般人からその道の通まで幅広く相手をするということでもある。
つまり、「目の肥えたマニア層を満足させるマニアックな仕様」から、「扱いすら詳しくない一般層でも扱えるもの」までという相反する要求も満たさなければならない。
ましてやこの相反する要求を「限られた製品で実現しなければならない」という縛りプレイまで課せられれば、否が応でも変態化するのは目に見えている。
このタイプの場合、「何も知らずに触れた一般人を通に鍛え上げる」ことも何食わぬ顔でやってしまうこともある。
例:
トヨタ(四輪なら何でもあり)
任天堂(「黒さ」まで含めなければあらゆる層を満足させられない)
Microsoft
ヤマハ(作ったものを応用化し続けた結果)


  • 飽くまで「一般向け」を目指した結果

その道に詳しくない一般人でも扱えるものをひたすら目指して、変な方向からのアプローチも厭わなくなるタイプ。
変態?いいえ、みんなのものを作るのに必死になっているだけです。
普通なものを作るのって実は最も難しい。そりゃ変態にもなりますわな。
例:
Apple
シトロエン


  • 互いが永遠のライバル

業界に方針や製品などで真っ向からぶつかる強力なライバルがいると、そのライバルと果てしなき殴り合いを繰り広げた結果、
互いの技術が極限まで磨き上げられ誰もこいつらに追いつけないという状態になる場合がある。
この場合、周囲の同業者はZ戦士の戦いを見つめるモブキャラのような状態になってしまう。
例:
泉陽興業 VS サノヤスホールディングス(巨大観覧車対決)
Intel VS AMD(CPU対決)


  • そもそも業界そのものが「濃い」

最初から手がつけられないタイプその1。
業界そのものが「濃すぎる」ため、ここで活動をした結果当然のごとく変態化してしまうというタイプ。
例:
日本のバイクメーカー全般
鉄道関連産業全般


  • 自分たちがかっ飛んだ存在だということに「気づいてない」

最初から手がつけられないタイプその2。
そもそも自分たちのやっていることが傍から見て「変態」の領域に踏み込んでいることに全く気づいていない。
つまり、止められない。
例:
セガ
データイースト(社長が『変なゲームなら任せろ』と言ったらスタッフが『変なゲームなど作ってない!普通だ!』とキレた)




企業一覧
以下に変態呼ばわりされるに至った企業の数々を紹介する。
個別項目があるものはそちらを参照のこと。




架空の企業

架空の世界だからなにがあっても不思議じゃない。不思議じゃないがそこまでやるか!?という企業群。
作品によっては企業じゃないものもある。
並びは順不同。


キサラギ(ACシリーズ)

ニッチ兵器を作り続ける「技術のキサラギ」。ただしここの変態成分はほぼ生体兵器関連。
詳細は個別項目を参照のこと。



アクアビット社(同上)

トーラス社(同上)

コジマ粒子とプラズマとあんなものに命を懸ける企業。
ネット上でこんな単語が広がったのはだいたいこいつらのせい。詳細は個別項目を参照のこと。



有澤重工(同上)

グレネードとタンクに命を懸ける企業。(´神`)、ここにあり。
詳しくは個別項目を参照のこと。



アナハイム・エレクトロニクス社(ガンダムシリーズ)

スプーンから宇宙戦艦まで作る月の専制君主。個別項目を参照のこと。



海馬コーポレーション(遊戯王)

作中での社長のきc…はっちゃけっぷりもさることながら、一介の軍需企業から若社長の元で多数の犠牲を払いながら(というか意に反するから粛清されたのだが)も数年でエンターテインメント企業に転換というだけでも十分すごい。
詳細は個別項目を参照のこと。



メガマス社(電脳コイル)

作品の個別項目を参照のこと。



TEAM R-TYPE(R-TYPE)

戦闘機を作るためにあらゆる犠牲を払う変態集団。個別項目を参照のこと。



IAI(終わりのクロニクル)

性能こそ優秀だが努力の方向性やネーミングセンスを間違えた様な製品が多い主役陣営の支援勢力。
境界線上のホライゾン』にも後継企業「IZUMO」が存在しており、『都市シリーズ』の設定解説では「IZUMO」の子会社としてIAIの存在が記されている。



東亜重工(弐瓶勉作品)

作品によって異なるものを作っているが、「時空間穿孔可能な移民船」だの「僅かな水分補給だけで数年生きられる合成人間」だの「地球外生命体と殴り合うための機動兵器」だのと作るものがいずれもブッ飛んでいる。



東弊重工(SCP Foundation)

SCP日本支部に於ける「要注意団体」の一角をなす、日系の重機械メーカー。
現代のそれを遥かに超越した技術力を持ち、お騒がせな機械製品を作り上げては度々財団にマークされている。
上記の東亜重工といい、「東○重工」という名前の重機械メーカーは変態になりやすいのか?



ハルトマンワークスカンパニー(星のカービィ ロボボプラネット)

「星のカービィ ロボボプラネット」での敵勢力となる宇宙企業。
銀河の彼方の文明の遺産を解析し、不完全とはいえほぼ再現してしまうという異常な技術力を持つ。



ノースオーシア・グランダーI.G.(ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR)

主人公達の住むオーシア連邦の工業系企業。
ストーリー開始の15年前にオーシアと戦争していたベルカ公国の国営工廠が前身である。
非常に高い技術力を持っており、性能と強度を維持したまま部品と工程数を極限まで減らす事で、戦闘機2機分の予算で3機建造する能力を持つ。
言い換えれば性能据え置きで値段だけ30%OFFにできるという事。現実に当てはめれば、本来100億円程するF-15Jを66億円で作れるという事である。
ハードのみならずソフトウェアも開発している様で、例えばオーシア軍がブリーフィング時に使用するソフトも同社製のものである。
しかし裏では……。



実在の企業

此処では一部のみを紹介するが、実際にはここに書ききれないほど多数存在する。興味のある人は実際に調べてみると良いかもしれない。
数が多いのでジャンル別に挙げる。並びは各ジャンルごとに50音順。




ゲーム関連

各企業が凝りたいだけ凝れる業界であるため、採算の取れる範囲内でやりたい放題やる会社が山のようにある。
ユーザーもそれを期待するようになるため、企業とファンが揃って斜め上にカッ飛んでいくこともある。


アイディアファクトリー

「買うな。俺は買うが」でおなじみの、ヘンテコメーカー。
9つのブランドを持ち、「それは売れるのか?(まあ、買うけどby一部のファン)」と言いたくなる様々なニッチ作品などを送り出し続ける。
こんなんでも業績は安定しているのが一番の変態ポイントかもしれない。



アイレムソフトウェアエンジニアリング

R-TYPEのグロくて不気味でそしてエロいバイド軍団や、突拍子もない選択肢など。
現在はほぼ活動休止中。
血はグランゼーラとTOZAI GAMESが引き継いでいる。



ヴァニラウェア

ゲーム会社でありながら食べ物とおっぱいを極めんとする色々と間違っている変態企業。
力を入れ過ぎてゲームを開発するたびに倒産の危機に陥る。



ガスト

ゲーム会社。ファミレスの方ではない。
アウトな下ネタを仕込むことが多い。
会社としてのガストは無くなったものの、買収先のコエテク内ブランドとして存続中。
開発室も旧コーエーではなく旧ガストのオフィスがそのまま使われている。



カプコン

「ストリートファイター」や「モンスターハンター」などでおなじみのゲームメーカー。元々アイレムの関係者が旗揚げしたもの。
「魔界村」や「ロックマン」といった鬼畜難易度のアクションゲームでプレイヤーを苦しめ、
「バイオハザード」をGBカラーに移植するなどお前それどうやったんだと言いたくなるような無茶移植をしちゃったりする。
さらにモンスターハンターシリーズでは妙な相手とのコラボも当たり前のようにやってしまう。
あとカプコンの場合、ヘリは墜落させるもの



ケイブ

弾幕STGによって人類にケンカ…失礼、人類に試練を与え続ける変態企業。
しかし、本当の変態は極悪の極みにある真ボス達を攻略していくSTGのTOPスコアラー共である。
イベント時の奇行も忘れてはいけない。
ゴ魔乙になってからはそこまで鬼畜なステージは出てこないが、激難スコアタとして思い出したように難しくなる。



ゲームアーツ

MD版シルフィードの制作において、
「艦隊戦のステージはぜひとも入れたい…」
「でもポリゴンモデルを作れるツールなんて殆ど無い…」
「せや!空間にポリゴンの板置いて、手作りでポリゴンの戦艦作ったろ!」
とかやっちゃった。



サンドロット

「地球防衛軍」シリーズの開発元として知られるゲームメーカー。元々ヒューマンのOBが結集し旗揚げしたもの。
ここの作風はとにかくダイナミック、マシンの限界まで大量の敵やデカキャラや爆発を出す。
処理落ち?むしろマシンの限界攻めてる証です、ヌルヌル動き回れるうちはまだ余裕があるからもっと詰めろ!が基本。処理落ちの無いゲームなど迫力と情熱が感じられないと思うようになってきたあなた、立派にサンドロットに調教されてます。
「新型マシンはメモリが倍に増えた?よし、敵キャラの量も倍増だ!」
「CPUのクロック数が3倍?よし、今までの3倍でかい敵を出すぞ」
「プログラムの打ち方改良して1.5倍速く処理できるようになった?よし、爆発の量も1.5倍増やせるね☆」
こんな会社です。
ファンもファンで
「処理落ちしないEDFなんてEDFじゃない」
「グラフィックがショボい?そんなこと気にしてたら地球なんて守れないぞ」
「EDFの醍醐味は爽快感と高難易度のムズさと怪獣と巨大ロボとネタ武器と処理落ち
とか言っちゃいます。



セガ・エンタープライゼス(現セガゲームス)

ハードに対する拘り、中にはトイレッツという誰得製品まで発売する始末。たまにではあるがクソゲーともネタゲーとも言える作品が複数誕生した。セガゲームスとなった今では変態性は過去と比べると少なくなり随分おとなしくなってしまったが、それでも稀に変なソフトを出したり、ファンサービス精神が旺盛な部分は健在。



データイースト

「チェルノブ」「トリオ・ザ・パンチ」など独特のセンスを持つ奇g…個性的なソフトをいくつも生み出したゲームメーカー。
が、その一方で今のオープンワールドゲームに通じる要素をいくつか持つ「メタルマックス」なども生み出している。
ある意味セガと同じく未来に生きていた企業。



テクモ(現コーエーテクモゲームス)

忍者龍剣伝やデッド・オア・アライブなどで知られるゲームメーカー。
エロい女性キャラのモデリングに関しては「あの」モノリスソフトとタメ張れるレベル。
コーエーとくっついた今でもその情熱は無双シリーズの女性キャラで炸裂している。
一応旧テクモチーム(Team NINJA)と無双チーム(ωForce)との関わりはあくまで自社コラボなはずなんだけどなぁ…。
でも揺らすようになったのはコエテクになってから。



任天堂

ご存知世界的に知られる京都発の玩具メーカー。もとは花札やトランプを作っていた中小企業だった。
ここの変態成分を語る上でまず話題になるのが、「異様な耐久力のゲームマシン」黒い任天堂の二つ。
黒い任天堂に関してはそちらの項目を参照したほうが早いので、こちらの項目では割愛させてもらう。ただし閲覧時にはSAN値のチェックは忘れずに。
ゲームマシンの耐久力に関しては、「爆撃食らっても中枢部は平気だったゲームボーイ」を筆頭に、
「本体の1/3をふっとばされても涼しい顔して起動するゲームキューブ」、
「雪山で激辛カレーぶっかけられても拭いたら起動できたニンテンドーDS」、
「故障しているところを見たことがない(壊れるとしたら3Dスティックくらいか?)とすら言われるファミコンスーパーファミコンNINTENDO64
「手からスッポ抜けたリモコンが液晶テレビに大穴開けたけどリモコン自体は無事だったWii
などと、家電…いや民生品の常識を逸脱するような"武勇伝"がそこかしこで伝えられている。
そのため新ハードが出たら一部の物好きに耐久試験されるのがお約束と化している。


その一方で万人受けをとことん追求した結果、全体的に初心者から廃人まで幅広く楽しめるソフトが多い。
最メジャータイトルのマリオシリーズやポケモンシリーズも例外ではなく、「クリアするだけなら誰でも出来るがコンプリートしようとすると修羅の道」というのはここの出すゲームではよくある話である。


その他にも無借金経営やゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドの「真似できるかこんなん!!」な開発体制など、いろいろ驚愕のネタに事欠かない会社。


そんなだからか手を組む会社も大概イロモノ揃い。
◎レア社
◎インテリジェントシステムズ
HAL研究所
◎ゲームフリーク
◎モノリスソフト
◎レトロスタジオ
上記の任天堂とつるんで黒い任天堂ワールドを更に黒く彩る愉快な仲間たち。
下ネタとブラックジョークに定評のある英国魂全開のレア、
「ファイアーエムブレム」や「マリオストーリー」で愛憎ドロドロ人間関係を描くことに定評のあるIS、
可愛い顔してえげつない(褒め言葉)カービィとMOTHERのHAL研、
ポケモン世界を黒く染め上げるゲーフリ、
「ゼノブレイド」で水着装備なんて入れちゃうモノリスソフト、
「何度でも何度でもな・ん・ど・で・も死ね!そして覚えろ!」を地で行くドンキーコングリターンズを作り上げたレトロスタジオと、
ゲームデザイン・世界観の双方から黒い任天堂ワールドを更に黒く染め上げていく。



フロム・ソフトウェア

なんだただの実写か
変態企業という言葉の元ネタ。全ての元凶。



マーベラスAQL

閃乱カグラというおっぱいゲーを堂々と、悪びれもせず世に送り出した。まさにマーべラス。
しかも本作を作った理由たるや、「3DSの立体視で映えるもの…それは、おっぱい!!!」という、これまたマーベラスな理由。もうやだこいつらいいぞもっとやれ。…とか言ってたら今度はSwitchで「HD振動でぜひとも再現したいものがあります…www」と言いながら閃乱カグラの系譜の新作を作り始めた模様。やっぱりマーベラス過ぎる。



アークシステムワークス

公式が病気と言って良い程の、ぶっ飛んだ設定を製品につぎ込んでいる。
GUILTY GEAR Xrdの日替わりぱんつは流石に流石に…。
後カンチョーと一部の一撃必殺は完全に悪ノリ。



ライアーソフト

元遊演体のメンバーが集まって作ったエロゲーメーカー。
出身が出身だけに変な方向に凝ったゲームが多く、初期からして、新選組の女体化ゲー*1「行殺・新選組」、世界をブルマで支配せんとする悪の秘密結社“BB団”が相手の「ぶるまー2000」、ピンクの戦車に女性を大量に乗せた「PINKPANZER」等を出し、その後も火スペ題材の「水スペ 川野口探検隊」、女性力士の熱い青春物「どすこい!女雪相撲」等、未来を生きるゲームばかりを出し続けた。
そればっかりでなく、「普通のアドベンチャーゲーム」を作った結果、伝奇物の名作「腐り姫」を作ったりもした。
最近は主要スタッフが抜けたり業界の縮小化もあって安定のスチームパンクシリーズを継続する等、初期の混沌さは薄れている。




玩具・プラモデル関連

小さく精密な設計、電子機器から機械部品まで幅広い技術を求められる分野。
そんな中にあって子供たちや大きいお友達に夢を届けるため奮闘し…た結果がこれだよ!


イタレリ

「これが次世代ステルス戦闘機だ!」と銘打って出したF-19…という架空機のプラモでペンタゴンとロッキード・マーティンのエロい人の胃をストレスでマッハ2.5にしてしまった模型メーカー。



コトブキヤ

主にプラモ。巨人過ぎるバンダイ(下記参照)と張り合うために、別ベクトルで変態化せざるを得なかった会社。
とにかくディティールと色分けを再現するための狂気じみたパーツ分割及び物量、浪漫の塊かつかゆい所に手が届きまくるラインナップな"モデリングサポートグッズ"、そして「コレ本当に利益出てんの?」と突っ込みたくなる頭の悪いプラキット類に定評がある。
最たるものは純利益10万円とも噂されるHMMゴジュラスと、それにさらに追加パーツを山盛りにしたゴジュラス・ジ・オーガの存在だろう。
また2016年あたりからプラモデル界隈で巻き起こった美少女プラモデルブームの立役者で、特にフレームアームズ・ガール第一弾轟雷はそのクオリティの高さでユーザーの度肝を抜いた。
加えてフレームアームズ・ガールにメガミデバイスという、自社内で蠱毒する競合するコンテンツ2つを産み出した事、それらが美少女プラモデル業界のパイの大半を占めていることから、一部からは「美少女プラモ界隈のアナハイム」などと呼ばれているとかいないとか。
詳細は個別項目を参照のこと。



タカラトミーアーツ

バンダイと双璧をなす日本の大手玩具メーカー。日本版ハズブロ。
ゲームメーカーとしては「地雷」扱いされているような側面があるが、一方でハードウェア面に関しては「あんた本業間違えてんじゃないの」と全力で突っ込みたくなるような奇っ怪な製品を何食わぬ顔で出してくる事がある。
一例を挙げればトイデジカメに対しての情熱(コンパクトフラッシュ対応のトイデジカメや、プリンター内蔵デジカメ「Xiao」など)、百鬼夜行のビール関連グッズなど。
また「プラレール」は異常なまでの進化を遂げる一方、黎明期の製品とも完全な互換性を保っている。
そしてついに…
 磁 気 浮 上 し て 走 る リ ニ ア モ ー タ ー カ ー の 模 型 を 出 し や が っ た 。
子会社もバラエティ豊かで、ゾイドの1/144プラモデルとかを出してる(しかもよく動く)トミーテックなどを擁する。
公式twitterのフリーダムっぷりも注目ポイント。



田宮模型

プラモやミニ四駆、ラジコンでお馴染みの田宮模型。
だがそのディテールに関する情熱は只者ではない。
一例を挙げれば…。

  • 冷戦時代にソ連の戦車のプラモを作ろうとしてスタッフがソ連大使館に凸った(もちろん門前払い)ら、帰りに警察に職質され、更に公安から目をつけられた
  • その後イスラエルでソ連の戦車が鹵獲されたというニュースを聞くや身の危険も顧みずイスラエルへBダッシュ(危険とは思っていなかった模様)
  • ポルシェのクルマの内部構造がどーしてもわからなかったので、ついに911の実車を購入して解析のために組み立て直すのが不可能なレベルまで分解してディーラーを呆れさせた(復元は成功したものの、招集された整備員は罵声を呟きながら作業してたとか)

…全て一社の模型メーカーの凶行である。
それもこれも、現会長の田宮俊作氏が色々と頭のネジが飛んでいるからであろう。
あまりのディテールへのこだわりように、「写真一枚から想像して作ったF-117のプラモが『本物』に限りなく近くなって『誰だステルス機の機密資料を盗み出したのは!!!』とペンタゴンをブチ切れさせた」という都市伝説すら生んでいるほど。



Hasbro

トランスフォーマーマイリトルポニーなどで有名なおもちゃメーカー。
規模の割には色んな意味でフットワークが軽く、特にMLPなどでは二次創作ネタを何食わぬ顔してフィードバックすることもしばしば。
おもちゃ業界の東弊重工。



バンダイナムコグループ

ガンダム大好き・和製ディズニーことバンダイと、ビデオゲームの老舗ナムコが合体したらこうなった。
とりあえず二つに分けて説明する。


  • バンダイサイド

ガンダムシリーズで有名なおもちゃメーカーだが、その他にも「ウルトラマン」・「仮面ライダー」・「メタルヒーロー」・「スーパー戦隊シリーズ」と日本の男の子が愛してやまないヒーローコンテンツを数多く擁する。
男の子ばかりでなく最近は「プリキュア」「アイカツ」の大ヒットで女の子(と、大きなお友達…こっちは元からか)のハートもガッチリ掴んで離さない。
これらの劇中アイテム玩具やキャラクターのフィギュアには長年培われた技術が惜しみなく投入され、ごくまれにオーパーツ的な完成度やギミックを搭載した化け物トイが出てくる。中でもディクテイターの完成度とプレイバリューは有名。
近年ではキャンディトイ事業部の「スーパーミニプラ」や「装動」「創動」などが、食玩とは思えない高いクオリティとプレイバリュー、かなり攻めたラインナップで話題になることも多い。
そしてガンダムに至ってはホビー事業部のガンプラがプラモデル市場の中でも桁違いの売上を叩き出し、それを支えるデザイン・設計・金型・材質の技術はまさに驚異的と言って良いレベルにある。
中でも1980年代末期より導入された多色成形ランナーをはじめ、1パーツを色分け成形する「システムインジェクション」、
ランナー状態で可動式フレームを成形する「アドヴァンスドMSジョイント」や「エモーションマニピュレーター」、
キャラクタープラモの瞳など複雑な色分けを多層成形する「レイヤードインジェクション」などは他メーカーではとてもマネできない超技術である。
冒頭にある通りガチで日本のロボット工学を発展させているという側面もあるから侮れない。
色んな意味で日本の未来を陰ながら支えている。


  • ナムコサイド

説明不要の黄色い伝説ことパックマンを筆頭に80~90年代のビデオゲーム業界に燦然と輝くタイトルを幾つも送り出す。
かつては「ナムコのソフトがゲーム機のスタートダッシュのカギを握る」とすら言われたほど。
またナムコの作品に触発され、ゲーム業界を志したクリエイターも星の数ほど存在する。代表例は任天堂の宮本茂氏など。
ゲームメーカーというイメージが先行しがちだが、遊園地(ナンジャタウン・ワンダーエッグ)や果ては喫茶店(イタリアントマト)の運営にまで手を出す多彩さも見逃せない。




自動車・エンジン関連

通常の変態企業とは逆の現象になるが、世界レベルで競争が激しい分野のためそもそも並大抵のことをしてたら生きのこれない
なのでどこもかしこも変態度がうなぎ上り。自動車業界は修羅の国である。
あとだいたい日本の軽自動車メーカー全般。もはやSUZUKIだホンダだダイハツだと特定のメーカーばかりを指している余裕はない。
ぶっちゃけ日本で軽自動車というジャンルのクルマを手がける企業はどこか頭のネジが吹っ飛んでいるとこばかり。
またバイク関連の場合は国内外問わずかっ飛んだところだらけ。


アルファ・ロメオ

一応、健全な企業だがDTMにて、
「パワー足りないんだが?」
「なら普通の車より二倍以上回るエンジン造れば良いじゃない」
そして、18000回転超の鬼畜エンジンが…。
バイクじゃねぇんだぞ!



いすゞ自動車

パリの街中をありえない挙動で縦横無尽に走り回る「街の遊撃手」のCMで有名。
CG?そんな凝ったことができるコンピュータなんて当時はありませんよ?



シトロエン

フランス最狂の変態自動車メーカー。
ハイドロニューマチックに代表される個性的な技術や機構で根強いファンが多い。
変態?いいえ、全ては『みんなのクルマ』を目指した結果の産物ですが?そういう意味ではある意味Appleにも近いかも知れない。
また技術面だけでなく、エッフェル塔の広告ジャックなどの宣伝面もどこかおかしい。
変態プレイのやりすぎて何度か経営が怪しくなった程。



スズキ

アルト・ワゴンR・ジムニー・スイフトなど「コンパクトカーの名門」というイメージが強いが、
二輪部門になると突如頭のネジが外れる事で知られており
水冷三気筒のGT750、あのマツダですら成しえなかった単車にロータリーエンジンを搭載したRE-5、
世界で初めてバイクに油冷エンジンを本格的に採用したGSX-R750、
それも排ガス規制には勝てず泣く泣く撤退した…と思ってたらなんか12年ぶりに復活したジクサー250、
その未来的・衝撃的なデザイン一発でその名を世界に知らしめたGSX1100S刀、
なんかヌメヌメしたデザインから繰り出される市販車初の300km/hブレイカーGSX1300R隼など
数々の変態的なバイクを輩出している。


先に述べたように軽自動車に強い四輪部門もあるが、まともかと言えば「否」と即答しなきゃならんレベル。
日本の軽自動車メーカーのトップでもあり、大ヒット車種のワゴンR、正面衝突でベンツを破壊可能な民生用軽装甲車ジムニーなど、やはりこちらも相当おかしい。


更にはパイクスピークチャレンジにて、
「エンジンのパワーが足りない」
「しかしエンジンには、もう改造の余地が無い!」
「もはやコレまでか……?そうだ!!もう一機エンジンを積もう!!ツインエンジンだ!!」
誰もが認めるスーパーキ○ガイマシン、

化け物カルタス

が出来上がった。もうダメだコイツら…。
ちなみに同じような経緯で生まれたマジキチマシンとして、GTシリーズでおなじみエスクード・パイクスピークスペシャルがあるが、
こちらはエンジンをV6にしたおかげでエンジンは1台に収まっている。
とはいえ中身は原型を留めないというか原型の欠片すら無いので*2、「エスクードっぽい何か」と揶揄される。


ダイハツ工業

「軽自動車」というカテゴリーであらゆる車種を網羅しちゃう。
「軽自動車もクルマには変わりないよな?よし、あのジャンルのクルマも作ってみるか」
こんな会社なんです。



TVR

「クルマ?エンジンとタイヤと座席があればそれでいい」「スポーツカーに求められる物…それは軽さとパワーだ!ってかそれ以外要らぬ!」のイギリスの自動車メーカー。
軽い&速い=至高と言わんばかりのマジキチマシンをいくつも発表。
極めつけのTVR・サーブラウ スピード12、こいつは1t強の車体にV12エンジンを積んだ…ただそれだけのクルマ。ABS?エアバッグ?当社は電子機器メーカーではないのでそんなものは付けません!
…勿論危なっかしくてとても乗れるもんじゃねえと当の作った本人たちも気づいたのかコンセプトカー止まり、と思ったら実際作った一台が本当に売れたとか。一体何処の命知らずだ、出てこい褒めてやる
…と思ったら社長の知り合いとのこと、尚更自重しろ。
あまりの変態プレイで4度も会社を立て直しするハメに。



DUCATI

HENTAIスポーツバイク大好きのイタリアのバイクメーカー。
ちなみにバイクを作り始めたのは第二次世界大戦後であり、それ以前は家電メーカーだった
他のどこもやってないバルブ閉めにもカムシャフトを使う「デスモドロミック」や
90度Vエンジンの片バンクを水平になるまで傾けて搭載する90度バンクL型エンジン(これは最近辞めた)なんかは変態の極み。
市販車にもレース向け機構を組み込む日産並の外道企業。
何故かVWグループとなりました。



トヨタ自動車

こちらもご存知日本が誇る世界の自動車メーカー。
戦後の混乱期に他社が海外メーカーとの自動車の共同開発を行なう中、トヨタは何と自力で初代クラウンを開発し量産化。
その開発者が「変な車を作っている」と言われ続けながら、後輩たちが作り上げたのが世界初のハイブリッド車であるプリウス。
そのプリウスを開発する際に、130年前に技術は確立されながらも燃費が悪かったアトキンソンサイクル方式エンジンを小型車であるパッソにぶち込み、リッター27.6km/hというマジキチ低燃費車が完成した。
また英国のTV番組「トップ・ギア」の企画で証明された旧型ハイラックスのタフさは伝説となっている。
国外でもみんなが欲しがった2000GTはもはや神話。総生産台数は340台にも満たないというスーパーカーもビックリのレベルで、しかも同じ変態企業であるヤマハ発動機との共同開発である。
それが1964年のことであった。


そして「世界超一級レベルの運動性能と超一流の感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー」として500台限定で生産されたレクサスLFAに至ってはエンジン音にこだわってヤマハ発動機・ヤマハ楽器・トヨタの最強布陣で作り上げたV型10気筒エンジンをフロントミッドシップで搭載(当初はトラクション性の強いリアミッドシップも検討されていたが、いたずらに電子デバイスに頼りたくないという理由から却下)した正真正銘のスーパーカーであった。
さらに2010年12月のLFA生産開始から少し遅れた2012年初頭には50台限定のサーキット走行重視の高性能仕様「ニュルブルクリンクパッケージ」をリリースしたが、遅れた理由がさらなる高みを求めて期限ギリギリまで開発・テストを継続してたら遅くなっちまったとのことで、実際2011年8月にはニュルブルクリンク北コースにて量産車メーカーの市販車として当時最速の7分14秒64の記録を叩き出していた。


今までトヨタ=つまんないが代名詞だった。
しかしモリゾウこと豊田章男氏が社長に就任してから反転。
社長が大好きなスポーツカー攻勢はぶっ飛んでいるの一言で、スポーツカーの復活として86を作ったのを皮切りに、
ヤリスに3ドアモデルを追加した挙げ句270馬力のエンジンをぶっこむ、スープラも復活させる、
さらには5ドアのカローラスポーツをベースに「ヤリスのエンジンと4WDシステムをぶっこみます(まだ分かる)」「カローラはヤリスより重いけど、車体が大きくてパワーを活かしやすいのでパワーを上げます(常識的な範囲)」「重いからリアシート外します(←!?)」という意味不明な物まで作る始末。
昔は「他がおかしいので相対的に常識的」と言われていたが、周りがエコの一言で去勢されていく中、
資金力と研究力に物を言わせてマジキチ車もストロングハイブリッドも電気自動車も水素自動車も作るというスタイルから
現在は「他が常識的になったら逆に変態になっていた」という感じである。


西日本車体工業

北九州市にあったバスボディ専門メーカー。西日本鉄道グループ。
「うーん、マイクロバスでも乗り降りしやすいワンステップ車が欲しいなぁ。」→ボトルトラックのシャーシを利用したプレビス誕生。
「もっと小さいバスも乗り降りしやすい車が欲しいなぁ。」→三菱・パジェロを改造してミニミニバス誕生。
西鉄「夜行車の最後部席も深く座席をリクライニングできるようにしたいね」→最後部に座席をリクライニングさせるためだけの出っ張りを設置
西鉄「安いワンステップバスを作ってくれ!」→中型車のシャーシをぶった切ってスペーサーを溶接して10.5mクラスまで延長したJP系誕生
事実上バス会社が自前でバスを作っていたようなもんだから、時としてぶっ飛んだ方向に飛び抜けた製品が誕生することとなった。
因みにこの会社、もとを辿れば戦時中はこんなもんを作ってた会社の後進でもある。



日産自動車

労働組合のせいで不安定だった経営体制がカルロス・ゴーンのおかげで持ち直した技術最重視メーカー。
安価でポルシェなどに対抗できるGTRを作った。Nurの名前も付けた。スポーツカー大好き企業。
アメリカではエンジン回り以外の堅牢さと迅速丁寧好印象なアフターサービスで絶大な信頼を得ていた。
で、その信頼に物を言わせてアメリカのスポーツカー市場を狙い撃ちにするために開発したフェアレディZに至っては「値段以外はポルシェと同じ」とまで言われ、スポーツカー単一車種最多売り上げのレコードホルダーである。
実際、初代のアメリカ仕様は少数しか入らなかった初期出荷分があっという間に完売、買いそびれた客たちが暴徒化しかけた。そしてヨーロッパ製のライトなライバル車種を尽く滅ぼした
市販車にレース専用エンジンをブチ込む外道企業としても知られ、超高級セダンにも超高出力エンジンを投入。リムジンにもアホエンジン搭載。
300km/hのリムジンなんか、どこぞの「見敵必殺」な英国貴族様しか乗らないだろう。
その車の名は「プレジデント」。
大統領や社長という役職は、こんなキ○ガイマシンに乗らなければイケないらしい。二次元には乗りそうな大統領がいるが。
タクシー用のセドリック営業車にも、以前スカイラインGT-SエンジンをLPG仕様に仕上げた直列6気筒LPGエンジン搭載モデルがあり、
最高クラスは3000ccというタクシーに不必要な最高時速250km/hとパワーを持ったタクシーが走っていた。
現在はNA-20PE直列4気筒エンジンだが、それでも最高時速は200km/h(リミッター解除時)である。



ハーレー・ダビッドソン

バイクに詳しくない人でも一度は名前を聞いたことがあるであろうアメリカの大型バイクメーカー。
音?振動?何をいうか、これがハーレーのスタイルだ。この音と振動がいいんだよ。
むしろ「ハーレーダビッドソン」でバイクの一ジャンル。
ひたすらブレずに我が道を突っ走るバイクメーカー。
それでいてここのバイクは完成度の高い実用品でもあるのだから不思議なものである。



フィアット

ルパン三世の愛車としても有名なイタリアの自動車メーカー……に留まらない超巨大コングロマリット。
アルファロメオ、フェラーリ、ランチアといったイタリアの自動車メーカーの多くを傘下に収めている。
自動車以外にも、「フィアット、陸に、海に、空に」のスローガンの元、鉄道、飛行機、船舶の製造までしており、単独で陸海空を制覇している。
更には化学分野に農業に金融に新聞の発行……と、およそイタリア国内の産業の多くを網羅している。
あまりにも巨大なため、「フランスはルノーを持っているが、フィアットはイタリアを持っている」というジョークまである。
早い話がリアルにアーマード・コアの世界に生きる企業。もちろん他企業に物理攻撃とかはしてないよ……?



フェラーリ

生産性一切無視の鬼畜なスーパーマシンを造り続ける、逝かれた自動車会社。
ちなみに、この会社が造る車は全て変態技師達の趣味の産物。



フォード

ライン生産やアフターサービス体制を筆頭に「今のクルマ関連の当たり前」を恐らく半分以上は確立してしまった自動車メーカー。



ブガッティ

1000psオーバーの車とか作っちゃう。
4連ターボチャージャーって、なんですかあぁっ!!



富士重工業/スバル

ご存知世界で唯一、水冷水平エンジンを搭載する車を作る会社。
中島飛行機時代の技術を応用し、スバル360をはじめとして、レガシィやインプレッサなど名車を開発した。特に世界ラリー選手権でのWRXの活躍は有名。
ラリーでの経験を活かして、独立懸垂式サスペンションなるものを開発し、軽自動車にまでこいつをぶちこんだ。
現在はトヨタ自動車の傘下になったが、軽自動車の自主生産から撤退したくらいで相変わらず個性的な車を作り続けている。
ちなみに、2003年までバスのボディも作っていた。末期は日産ディーゼル向けが大多数だったが、ごく少数いすゞ向けの車体も作っていた。国産初の量産型連節バスはここが手がけた*3


ブリストル自動車

軍用機で有名な英国ブリストルの自動車部門。
第二次世界大戦が終わって平和になった世の中で、軍用機の需要が減ったためにその資本で自動車を作り始めたのが始まり。
…なのだが、旧型車に最新エンジンや電子装備をぶち込み現代基準にアップデートする、
さらにはどう見てもクラシックカー然としたデザインなのに高性能エンジンをぶち込み無茶苦茶な速さのマシンに仕立て上げるなど、
どこか頭のネジが取れたクルマを作っている。



BOSSHOSS / ボスホス

明らかにバイクにつける代物じゃねえエンジンを積んじゃう変態バイクメーカー。
V8バイクとか5000cc超エンジンとかバイクに付けちゃうってなんですかそれは。
しかもカスタムメイドが基本なので「同じクルマは存在しない」という。



ポルシェ

後輪駆動に頑なにこだわるドイツのスポーツカーメーカー。
というよりこのRR方式というのは、今となってはむしろ難点しか無いような駆動方式(詳細は自動車の項目で)なのだが、
その問題点だらけのRRに固執しガチのスポーツカーを作り上げてしまう。
んんんー?RRは車で一番重い部品のエンジンが後ろにあるから、曲がるときに後ろのエンジンに振り回されて曲がりづらい?よし、前に22kg程重りを積んでやれ。
しかもRRにこだわる理由が、技術的な面というより「今じゃ他がやってないからポルシェらしさをアピールできる」(意訳)だそうで。



本田技研工業

近年では二足歩行ロボット「ASIMO」の開発で知られるが、本業のエンジン・自動車分野でも数々の偉業を成している。
自動車排ガス規制を難なくクリアしたシビックすら序の口。
F1グランプリに参戦していた頃作ったエンジンが勝ち過ぎてあからさまにホンダ狙い撃ちの規制を受けたエピソードが有名。
またアメリカの「インディアナポリス500マイルレース(通称:インディ500)」で、2006年にホンダ以外のエンジンメーカーが撤退した際には全チームにエンジンを供給し、その年はインディ500の暦史上初めてエンジントラブルの無い年となった。
そしてその後2010年までエンジントラブルは皆無だった。
2014年には、イギリス法人がアメリカ製の芝刈り機をエンジンをバイクレース用にして、タイヤもバイク用に換装した魔改造芝刈り機を作り、
時速180キロを越えるスペシャルマシンを公開。実際にサーキットに芝を生やして猛スピードで刈り取り、ギネスワールドレコードにおいて「世界で最も速い芝刈り機」と認定された。


更にはビジネスジェットにも進出したが、そのデザインは主翼の上にエンジンを載せるというとんでもない構造。
試験場を貸し出したボーイング社の社員からも当初鼻で笑われたものの実は空力・騒音対策の面で理にかなっていたことが判明。
その快適性から順調に売り上げを伸ばしており各界の著名人からの評価も上々。
あのトム・クルーズも「自分で操縦したいから」という理由でお買い上げしている。
なんと自動車で競合相手であるトヨタ自動車が役員の移動用に購入、社長室にも模型が展示されている。



マツダ

ロータリーエンジンの実用化(なんと豪州車やマイクロバスにも搭載)とその化け物性能。
「美尻」に命を懸ける変態企業。
ロータリーエンジン搭載製品第1号、コスモスポーツは正に宇宙船。しかも地味に息が長かった。
現在は、新型ロータリーエンジンやクリーンなディーゼルエンジンを開発したり、搭載車を発売したりして他社との差別化を図っている。
また、日本メーカー初のル・マン24時間レース総合優勝の記録を持っているメーカーである(2018年にライバル不在とはいえトヨタが戴冠しました)。
彼らの手によって生み出された787Bは前述の日本メーカー初快挙の記録以外にも、「ロータリーエンジン搭載車として、レシプロエンジン以外の車として、カーボンブレーキ装着車として初めてル・マンを制したマシン」としてル・マンの歴史に名を残している。
しかも優勝した55号車はサルトサーキット362周、4923.2kmもの距離を24時間ぶっ通しで走り続けたにも関わらず、ル・マン終了後にそのままの状態で日本に持ち帰って分解したところ、まだ500km程度の耐久レースなら余裕でこなせるほどの状態だったらしい。
頑丈ってレベルじゃねーぞ!
後年それは嘘で「あと1周(約4分)あったら壊れてたかも」という重大なトラブルを抱えていた事が発覚している。
そんな壊れる寸前まできちんと動くエンジンを作っていた事はもちろん素晴らしいが。


光岡自動車

富山の色んな意味で超個性派の自動車メーカー。
既存のクルマを原型を留めないほどに魔改造をぶちかましてしまう。
キットカー(ユーザーが組み立てる自動車)は光岡の光岡たる所以だとばかりにギリギリまで販売を続けたという逸話は有名。



メルセデス・ベンツ日本

おなじみメルセデスの日本法人…なのだが、随分と日本という国に毒されてしまっている。
自社のクルマを若い世代にも売り込みたいという理由だけでアニメCMを作ったり、任天堂のスーパーマリオとのコラボを大真面目にやっちゃう。



ヤマハ発動機

環境規制によって2stエンジンが絶滅寸前に追いやられた時に何を思ったのか、
「じゃあ最後に最強の2stバイクつくろーぜ」と思い至り、レース用バイクTZシリーズとエンジン・クラッチなどの部品互換が可能なRZシリーズを開発
さらにVMAX、YZR-M1の開発など色々おかしい。
そして、本社であるヤマハも随分と変態性の強い企業である。後述。
もひとつ付け加えるならば、社歌の作成をあの谷山浩子に依頼していたりもする(そして当然のごとくROLLYにアレンジされた)。



ランチア

フィアットの子会社。
天下御免のラリー用スーパーカー、ストラトスの製造販売元だった。



ランボルギーニ

少数生産なんのその、それ以外とルックス最優先の芸儒家肌メーカー。
カウンタックは日本のスーパーカーブームを語る際に決して外してはならないレベルの名車。つか伝説。





銃器・軍事関連

これも色々な意味で命がかかっており、加えて国の存亡をも左右するため色々と試行錯誤した結果、普通じゃなくなってくる業界。
要求仕様を満たすためなら金と手間と技術を惜しまないのも変態化の理由の一つ。


クルップ(ティッセンクルップ)

ドイツの重機械メーカー。
超巨大戦車「ラーテ」や「P1500モンスター」の計画をぶち上げるかの80cm列車砲を手がけるなど、巨大兵器と大砲大好きロマン企業。
ドイツ版リアル有澤重工。
しかもドイツの政府がクルップの大砲を採用しようかどうかについて難色を示した際は、
「へー、買わないんなら別にいいよ?まあそんときはうちの大砲がこの国に向かって一斉にぶっぱされるけどねwww うちの大砲ほしがってる国いっぱいあるし」(意訳)
…と脅しをかけたという逸話もあるそうで…。
ちなみに最近はあのリアルアームズフォートこと世界最大の重機・バケットホイールエクスカベーターなんかも作っている。



プファイファー(パイファー)・ヴァッフェン

象狩り用大型ライフル弾を発射する 拳 銃「ツェリスカ」 を製造販売。



三菱重工業

かつての名機「零戦」を造った老舗。
「防衛産業で日本のお役に立てなければ、三菱が存在する意味がない。儲かるからやる、儲からないからやらないではなく、もって生まれた宿命だと思っている。」
との三菱重工の社長・会長を歴任した飯田庸太朗の発言により、次期主力戦闘機開発にて、支援戦闘機のカテゴリーだった、

「F-16Cファイティングファルコン」

を、垂直尾翼以外魔改造(つか再設計)。
対艦戦専用機にしやがった。そして出来上がった機体は、

ゲイ・ボルク搭載機

「ヴァイパー・ゼロ」ことF-2が完成した。
近年でも10式戦車や機動戦闘車で主砲の反動を吸収するアクティブサスペンション技術が注目を集めるなど、ネタに事欠かない。
え?"鉛筆から戦車まで"?三菱鉛筆(uni)は全くの別会社ですよお客さん。



MetalStorm

オーストラリアの銃器メーカー。
連射性能の向上に心血を注いでおり、TV番組でも紹介された「毎分1620000発の機関銃」や、「毎100発のグレネードランチャー」を試作、製品化したものについても4砲身グレネード砲台など一際異彩を放つ。





電機・家電関連

自動車業界と同じ理由になるが、グローバリズムの発達により競争が激化した結果、大手企業が奇行に手を染めることが増える。
また非常に汎用性が高いことから、用途の特殊なものを作り続ける正統派の変態企業(?)も多い。


カシオ

脅威の耐久力を誇る腕時計「G-SHOCK」を開発。
その技術を携帯に応用したG'z Oneはアウトドアの人にかなり好評でした。



株式会社エルプ

"針の無いレコードプレーヤー"こと「レーザーターンテーブル」を開発・製造・販売する世界初にして唯一の企業。
アメリカの技術者が基礎技術を確立し特許も得たものの、大手企業はいずれも商品化に取り合わず最終的にパートナーとなったのが日本のエルプだった。
針が無い=レコードが摩耗しない…どころではなく、針が当たって削れる溝の底でなく、上の部分を読むことで既に摩耗したレコードまでも再生できるうえ、レコードの割れやキズもある程度許容し、さらに針では拾えない音までも再生可能という代物。ただし盤面の埃に弱いなどの欠点もある。
非常に高価だが、特に貴重なレコードの再生に重宝され、主に公共施設(図書館等)やラジオ局で使われる。



SHARP

主に液晶関連と携帯・スマホ。
液晶ではASVやら合成半導体「IGZO」やらのわけのわからないブツを次から次へと生み出す。
携帯・スマホでは旧J-PHONE向けにカメラ付き携帯を世に送り出したことに始まり、
良くも悪くも「携帯付きデジカメ」とまで言われたSH900i、
その後継機にしてプロのカメラマンを以て「キレイな写真だろ。これ、携帯のカメラで撮ったんだぜ?」と言わせたSH901iC、
脅威のカラバリを誇る「PANTONE」シリーズ、
文字通りの全部入りを実現したAQUOS ZETA「SH-06E」など。



シュナイダーエレクトリック(旧アロー電子)

回転灯や産業用警報機なんかを作っているメーカーなのだが、
ここの警報機は警報用の音楽の選曲がぶっ飛んでいる。
翔べ!ガンダムとか、摩訶不思議アドベンチャーとか、
挙げ句にドラゴンクエスト序曲なんかを採用してる警報機って一体何だよ!



ゼネラル・エレクトリック

発明王トーマス・エジソンが立ち上げた巨大コングロマリット。
あのアナハイム・エレクトロニクスの元ネタである。
家庭用トースターからGAU-8アヴェンジャー、さらには金融や保険までなんでも手がけている。



TWINBIRD

ホムセンでの安価な家電製品で知られる新潟の家電メーカー。
が、安価な家電を作るメーカーというイメージが有る一方で、防水家電に関しては圧倒的なシェアと技術力を有する。
理由?防水機は大手にとっては「ニッチなくせに手間かかるから儲からない」で手を出さない→TWINBIRD「え、誰もやらないの?じゃあ俺やるわ」→一同「どうぞどうぞ」でこうなったようだ。(この手のパターンは他にはミツカンこと中埜酢店もある)
で、気づいてみたら他社が迂闊に参入できないほどに市場を制圧してしまったというオチ。
シェアだけでなくその防水性を支える工作精度もおかしい。「ゴムパッキン無しで防水を謳えるのはTWINBIRDくらいしかいねえ」とか。
他にも宇宙ステーションでの実験やワクチン輸送に使われる超低温冷凍庫も開発・生産しているが、これも「他企業が手を出さなかった分野」の一つと言える。



松下電器(パナソニック)

ご存知日本家電界のドン。
クルマでいうトヨタに相当する「常識人」的なイメージを持たれている・・・が、
誰も見ていないところやニッチな場所でイカレた製品を何食わぬ顔で出すのも確かにトヨタに似ている。
先発商品よりも、他社の製品を研究し尽くして出す後発商品が非常に強いという特徴もある。
ソニーの「MDケースサイズ」より更に小さい「MDジャケットサイズ」を達成したポーダブルMDプレイヤーや、下のサイクロン掃除機なんかはその例。
ランマー(道路を固めるのに使うアレ)の振動や、バギーでの引きずり回しに耐える変態ノートPC「Toughbook」と、その一般ユーザー向けバージョンとも言える「Let's note」はその方面では有名な機種。
ちなみにLet's noteの耐久力テストの際には、地獄の混雑で有名な東急田園都市線で実地試験を行ったとか。
最近では大人しくなったかと思いきや、某「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」に対抗してアイツのほぼ上位互換品(価格の安さまで含めて)をリリースするなど、変態成分はまだ失われていないようだ。



マブチモーター

模型用モーターのイメージが強いが、その実態は模型用に限らず「小型直流モーター」で市場を制圧している企業。
クルマのパワーウインドウ、DVDドライブのモーター、産業用ロボットのサーボなど、「小型モーター」なら殆どの分野を手がけている。
小型モーターでここに対抗できるのは恐らく日本電産くらいだろう。





航空・機械関連

軍事にも関わってくるが、使用環境・用途の特殊なものが多いため先鋭化が激しい。
中には趣味の産物だったりするものもあるが…


ヴォート / チャンス・ヴォート

風間真の初代愛機ことF-8クルセイダーを作ったことで知られる航空機メーカー。
先進技術大好きの、飛行機業界のHONDA。
特にXF5Uフライングパンケーキは必見。



カール・ツァイス

ドイツの光学機器メーカー。
光学性能のためなら他のあらゆるものをぶん投げてしまう。
重くてでかい?いいレンズはでかくて重いんだ。
AF?そんなものつけたらいい写真が取れないぜ、マニュアルフォーカス一択よ。
扱いづらい?じゃあ慣れろ。そんな会社。



川崎重工業

バイクから軍艦までなんでも手がける重機械メーカー。
京阪電鉄の「5ドア電車」・札幌市交通局の「ゴムタイヤ駆動地下鉄」・JR東日本の「超軽量電車」・JR西日本の「300km/h新幹線」などと言った各クライアントからの無理難題にさらっと答える鉄道車両部門、
輸送機離れした機動性の「C-1」や宙返りヘリ「OH-1」などのイカレた飛行機を毎回作る航空宇宙部門、
そしてNinjaシリーズのカワサキモータースジャパンと、各部門が揃いも揃って濃い製品を作り続けている。
ちなみにカワサキモータースジャパン、つまりバイクは「趣味の産物」。
その趣味が高じてイカレポンチ共が作り上げた変態という言葉すら置き去りにしたマジキチバイク、その名は「H2R」
300馬力エンジンで最高時速は悠々350キロを超えるとか、誰が乗れるんだこんなもん。ちなみにバックミラーはエアロパーツとなっているが、これがないと最高速で車体が浮き上がって吹っ飛んでいくとか…


まあ要するに、つまりは
「カワサキか・・・」



川田工業

世間一般的には橋梁メーカーとして知られているがまたの名をリアル有澤重工
とにかく漢のロマンの域を突き抜けた人型ロボットを次々と開発。
多分こことオリエント工業とTENGAとクリプトンが組んだら人類が滅びかねない
少なくとも日本の出生率は更に落ち込む。
ちなみにHRP-2のデザインは出渕裕氏によってデザインされており、ジェガンやパトレイバーにとてもよく似ている。
勿論出渕穴も空いているが、実は当初のデザインでは出渕穴は空いてなかった。しかし、ボディに穴を開ける必要が出てきた際、


「やっぱ出渕さんデザインだから、出渕穴を空けないと!」


と言う理由で出渕穴が空けられたらしい。
社員もまた大した漢達であった。
またコメントに寄せられた証言によれば溶接工の腕前が異常なレベルらしく。並の溶接ロボットより不良が少ないとか。



コンベア

アメリカにかつて存在した航空機メーカー。
一言で言うならば、「飛行機業界のSUZUKI」。

  • でかい!絶対にでかい!「B-36」
  • デルタ翼+ターボジェット4発で、一見戦闘機と見紛う「B-58」
  • 速度重視型旅客機「CV880

など、かっとんだ航空機をこれでもかというほど発表。



サノヤスホールディングス

巨大観覧車に命をかける変態企業。
泉陽興業(後述)と巨大観覧車バトルを繰り広げる様子は、「ドラゴンボール」でのパワーインフレを彷彿とさせる。
尚、本業は造船であり、「造船番長」「造船係長」のCMも必見。



水道橋重工

全高4m、重量4t、乗員一名、連装ガトリングガン(BB弾)、大口径ランチャー(ペットボトル)装備の四足型ロボット「クラタス」を制作した。
量産化の暁にはクラタス同士を戦わせたいとのこと。というかMegabots.Incの挑戦を受けて本当にロボットバトルをやってしまった。
ちなみに公式Webサイトには発注フォームがあり、Amazonにも商品が登録されている。(残念ながらどちらも在庫切れであるが)



スホーイ

ロシアの航空機メーカー。
ここの軍用機は変態機動で定評がある。
あれ、飛行機ってどんな動きをする乗り物だったっけ…。



泉陽興業

上記のサノヤスと巨大観覧車で激闘を繰り広げる変態遊園地機器メーカー。
よこはまコスモワールドの「コスモクロック21」はここの作品。
また遊園地機器の技術を転用し新交通システムも作ってしまうなど、ヤマハ張りのダイナミック技術転用も必見。
最近の例だと横浜に開設されたロープウェイの「ヨコハマエアキャビン」、あれも泉陽興業の製品。



東洋娯楽機械 / トーゴ

かつて日本に存在した遊園地機器メーカー。
ゲテモノ(過激さの意味で)ジェットコースターに命をかける鬼畜企業であり、同時に航空機系の乗り物のデザインに対する異様な熱意を見せる。
ガスタービンエンジンの意匠をしっかりと組み込んだヘリコプター型の乗り物や、デフォルメこそされているものの実機の特徴を押さえまくったF-4のコインライドなど、
絶対に飛行機マニアが社内に紛れ込んでいただろ。
北海道の「ルスツリゾート」では、トーゴの生み出した鬼畜コースターを幾つか体験可能。特に「ウルトラツイスター」に至っては、映像を見た海外の人間を「作った奴ら、狂ってる」と言わせるほど。



ノースロップ(ノースロップ・グラマン)

創業者のジャック・ノースロップが冗談抜きに全翼機を作るため『だけ』に立ち上げたフシがある航空機メーカー。
尾翼?あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのです!
あのB-2スピリットの開発元と言えばわかるだろう。



ブローム・ウント・フォス

ドイツの重機械メーカー。戦艦ビスマルクやシャルンホルストなどで知られる。
が、問題は航空機部門。
ぶっちゃけ説明するよかググった方が早いが、SAN値直葬級のゲテモノ飛行機をこれでもかと言うほど考案している。
特にBv141は必見。まあ大体リヒャルト・フォークト博士のせいなんだけど。
飛行艇は比較的大人しめ…と思ったら、Bv111とかいうゲテモノ(左右非対称)もヒョイと出している。もうやだこの会社(褒め言葉)。



ボールトンポール

みんな大好きデファイアントの開発元。
…だけでなく、やたらめったら飛行機に「回転する何か」を積むことに心血を注いでいた。
砲塔からリフトファンまで。



マキタ

日本電動工具メーカー四天王の一角。
製品ラインナップにどういうわけかコーヒーメーカーが存在している。
電源?もちろん電動工具用のバッテリーですが?
同じく電動工具バッテリーで動くラジオやクールボックスなんてのもある。
工事現場の劣悪な環境で使われる事が前提なので、やたらと頑丈。


マリン・タービン・テクノロジー

ガスタービンエンジン搭載の船舶を作っている造船メーカー。
…なのだが、「なんでバイクにガスタービンを積んだのか?それが可能だからです」の一言で、

「MTT・タービン・スーパーバイク」

というマジキチマシンを作ってしまった。もうバイクのエンジン音じゃないが気にするな。



MegaBots,Inc

搭乗型ロボットMegaBotシリーズを開発する米国のロボット制作チーム。
重量5.4t、ペイント弾ランチャー装備の「MegaBot2」を建造した上で、
「俺たちには巨大ロボットがある。お前たちにも巨大ロボットがある。あとは何が必要か分かるだろう?」
と、水道橋重工に挑戦状を叩き付けた。



ロッキード・マーティン

L-1011 トライスターやF-35戦闘機などで知られる飛行機メーカー。
だいたい秘密開発部門「スカンクワークス」のせい。



新明和工業

本業は輸送機器や産業機器のメーカーであるがその前身は紫電改二式飛行艇を生み出した川西航空機。
世界でも随一とされた二式飛行艇の血脈を現代にも伝えており、海上自衛隊US-2として日本の空を飛んでいる。
強力な揚力装置を装備しているため艦艇と並走できるほどの超低速での飛行や超短距離での離陸・離水が可能。





コンピュータ・IT業界

アイデア次第で何だってできる業界。
だからこそ想像を絶する企業だって当たり前のように生まれる。


Apple

MacintoshやMacOS、iPhoneなどの独創的なコンピュータ製品を次々作り出すIT企業。



Intel

インテル入ってるでおなじみ半導体メーカー。シリコン(ケイ素)系半導体の開発元。
打倒AMDのためならなんだってやるしその勢いで色々やらかしてしまったりもする暴走企業。
同パッケージ上にCPUコアとキャッシュメモリを別々に搭載し、配線で繋いで「内蔵型L2キャッシュ(物理)」を実行して辛酸を舐めたPentiumPro、
高クロックに特化*4しすぎて暖房器具と化したPentium4、そしてそのPentium4のCPUダイを2枚ぶち込んで上記のProと同じく配線で繋げ「デュアルコア(物理)」と言い張ったPentiumDなど、伝説を幾つか残している。



AMD

Intelの永遠のライバルである半導体メーカー。
元々Intelの2次ソース会社としてCPUの互換品を作っていたが、64ビット時代に入ると逆に「事実上IntelがAMDの互換品を作る」という逆転現象を引き起こす程の技術力の高さを見せつける。
その後Core iシリーズの登場で苦境に立たされていたが、起死回生の新アーキテクチャ「Ryzen」の投入で再度逆襲に成功。目下シェアを伸ばし続けている。
まあそこまで到達するために、Intelに負けず劣らず珍妙なレジェンドを多数残しているわけだが…



ASUS

台湾のコンピュータ機器メーカー。日本では「安価なPCやSIMフリーのスマホを作っているメーカー」として有名かもしれない。自作向けマザーボードの一流ブランドのひとつでもある。
だがここの製品はマニアの間では「常に2つに1つは変態製品になる」ということでも名が通っている。
一時代を築いたネットブックの元祖「EeePC」、デスクトップ用CPUをぶち込んだノートPC、スマホ→タブレット→ノートPCになる3段分離/合体スマホ、キーボードを裏返したり折り畳んでタブレットになる変形ノートPC、Atom搭載スマホ「ZenFone」など…
後にここから分家したマザーボードメーカー「ASRock」も変態マザーボードメーカーとして有名。親子揃って変態扱いされている。
あとASUSTeK時代「会社の読み方がわかりません!」って質問に対し「自分の好きなように読んでください」と返したのは伝説。
一応「エイスース」が正解なのだが、日本法人が「アスースジャパン」って名乗っていたことも。


AsRock

んで、その変態の分家の方。
元々ASUSのサブブランドだったが、

  • 本来DDR2メモリが必要なCore2をDDRで動かす。
  • DDR2仕様のAthlon64をDDR3で動かす。
  • Ivy BridgeになってもFDD用のコネクターを用意する。

…を始めとしたわけのわからない製品を爆誕させていた。
基本的には「世代が変わっても移行しやすいように1世代前の要素を残す」というのがコンセプトなのだが…
でもPS/2ポートが未だに生き残り、キーボードを買い換えずに済んでいるのはだいたいAsRockのおかげ。
これもUSB全盛になって各社が廃止に向かう中「互換性のために残しておこう」ってやったら、予想以上にゲーマーに好まれたため、他のメーカーも高級機種のみだが追随される事に。変態が世界を変えてしまった一例である。


NVIDIA

言わずと知れた謎の半導体GPUメーカー。
発熱?消費電力?パワーのためなら関係ねえ!
1枚掛けの段階で推奨700Wとか意味不明な事をやらかした8800Ultraや(当時の電源って基本300W~500W台だったんだよ?)、
4WAYSLIでブン回すとシステム合計1800Wに達する480GTXあたりは語り草。
最近でこそ往年の爆熱ぶりは鳴りを潜めたものの、代わってグラボの巨大化に磨きがかかっており
FEで全長300mm超+3スロット占有+補助電源が8pin3本とかいう非常識なデカさのRTX3090
…が霞んで見える大きさの上に電源供給ケーブルが負荷に絶えきれずに溶けるという意味不明な状況になったRTX4090が話題になったり。


カノープス(現グラスバレー)

かつては自作PC向けグラフィックボードメーカーとして有名だった企業。現在は画像編集関連機器で知られる。
グラボを作っていた頃は多くのボードメーカーがチップメーカーの提示する基板設計を踏襲する中で独自の回路・基板設計を採用し、
デバイスドライバまで独自に書き起こすという徹底ぶりにより同じチップを使うボードの中ではぶっちぎりの処理性能と画質を誇り、ハイエンド・ハイコストを体現するメーカーの一つだった。
が、その独自設計を練り上げるために他のメーカーよりもリリースが遅いというデメリットもあり、後の開発サイクルの高速化やチップメーカー自体の「うちの推奨設計・ドライバを使ってね」という方針もあってグラフィックボード市場から撤退。
その後ビデオキャプチャボードの開発に舵を切りMTVシリーズで一時代を築くも、デジタル放送の開始など環境の変化もあってキャプチャ関連製品からも撤退している。


カヤック

「下ネタで覚える教育ソフト」や「貧乏ゆすり計測器」などのイカレた製品を連発するフリーダムなIT企業。
自身を「面白法人」と自称してる時点でアレだが…


Microsoft

ご存知Windowsシリーズの開発元。
ビジネス向けでは流石に自重しているものの、ゲーム関連やクリエイティブ方面などではわりかしぶっ飛んだ製品を繰り出す。
人呼んで「ユーザーを変態化させる企業」。


pixiv

SNS業界一のイラスト投稿サービスサイト。
政治や思想は勿論のこと、更にはエロやグロ要素のある作品も投稿できる。
最近では、日本だけにとどまらず海外の方々でも気軽に参加されてる、グローバルなコミュニティとしても活躍しており、サントリーやメンソレータム大手企業とのコラボ企画も行っていた。
但しそれ故、規制が緩いため盗作や不健全、他にも偽善や風習の押し付けと言った、問題行為も度々起きている。
表現の自由を尊重するが、その末期とも言える矛盾も増えてる。


Unihertz

中国のスマートフォンメーカー。
最初の製品である「Jelly」の時点でスクリーンサイズ2.45インチという超小型スマートフォンであったがそれ以降も

  • 2.45インチ液晶+防水+厚さ18ミリ*5の「Atom」
  • ハードウェアキーボード搭載+電池容量6000mAh+重量300グラム*6の「Titan」
  • 防水+DMRトランシーバー機能搭載の「Atom XL」
  • 3インチ液晶+赤外線リモコン内蔵+felica(おサイフケータイ)対応*7の「Jelly2」

と、何かに全振りして別の何かを投げ捨てたようなイロモノばかりで、いわゆる普通のスマホが一個もない。
ついでに言えばここのスマホを最も多く買ってるのは日本人だったりする*8




小売・コンビニ業界

こちらも競争の激しさ故、突然変異が起きる例。
日本の小売業は特に競争が激しいためか、それなりの規模を有するチェーンは変なのしかいない


イオン

日本各地に巨大ショッピングモールを建てまくる大手流通業。
実態は様々なチェーン店の集合体という側面もあってか、子会社にはさらにトンチキな奴らがいくつもいる。



イトーヨーカドー

日本のスーパー業界に於ける「ビッグスリー」の一角であり、業界における常識人…
だと思っていたら、どうにも近年頭のネジが外れたかのような行動が(主に店舗単位で)見受けられる。
某店舗ではあの「ザクとうふ」に関して明らかに悪ノリした内容のPOPを作っていたり、
春日部店に至っては期間限定で「クレヨンしんちゃん」の作中に登場する「サトーココノカドー」になってしまったり…



ヴィレッジヴァンガード

中部地区発祥の書店…でいいのか、これ?
「遊べる本屋」を標榜しているが、ぶっちゃけ書籍のほうがおまけと言っても過言じゃない。社長の理想を具現化した結果がこれだ。
商品説明のかっとビングなPOPも見どころ。
さらには異様にカートゥーン方面に対しての嗅覚が鋭く、HTFとかマイリトルポニーとかもいち早く拾ってくる。



ジョイフル本田

茨城を地盤とする大手ホムセン。
…しかし、「大手」という割には店舗数は十数店と、他のホムセン…いやチェーン店全般に比べると異様に少ない。
それにもかかわらず、国内のホムセン業界の売上の上位に食い込んでいる。
一体何が起こっているのか?


その秘密は一店舗辺りの規模である。


ジョイフル本田の店舗はとにかく恐ろしく巨大である。
「小型店」という位置づけの千葉店で、やっと並のホムセンの"大型店"レベルである。
郊外系の店舗に関しては…もはや語る必要すらないだろう。首都圏住民なら行けばわかる。
巨大店にモノを言わせ、他のホムセンじゃあ考えられないくらいの売上を一店舗で稼ぐ、ホムセン業界のアームズフォート。
なお、公式ホームページには店舗比較なるページがあり、ペットセンターやガーデンセンターといった店舗ごとに設置されているコーナー比較の他に、
なぜか各店舗ごとに東京ドーム個数換算の敷地面積が表示されている。公式からしてその巨大さを推している。



スーパー玉出

大阪は西成発の色々と常識が通用しなさすぎる格安スーパー。
そもそもあのどこのパチンコ屋だと突っ込みたくなるど派手な店舗は「一号店はパチンコ屋跡地に出店したのだが、改装するのがめんどくさくなってパチンコ屋時代の装飾をそのまま残した→他店舗も追随した」という無茶苦茶なエピソードがある時点でお察しを。
(割引適用のための条件こそあるものの)一円セールはスーパー玉出の名物。
さらに商品も鮮魚コーナーで生きたクリオネを扱っていたことがあったりとぶっ飛びすぎている。
最近は自然食品販売の会社の傘下に入った影響か、生鮮品の品質はかつてと比べて向上したものの、往年のフリーダムさは流石に薄れているという評もあるが、かつてがぶっ飛びすぎていただけで、今も個性派のチェーンであることには変わりない。



セイコーマート

北の大地で試されすぎたコンビニチェーン。
下記のミニストップ同様手間のかかる手作り弁当を販売するなどの奇行を連発。
元々が個人経営の酒屋というところが多いのでフットワークがかなり軽いのも大きな一因だけど…ねぇ。



西友

ボイスアクターの方の声優ではなくスーパーチェーンの西友。
元セゾングループ、現ウォルマート傘下の大手スーパー。
セゾングループを離れてだいぶ…プロモーションが悪化(暴走)した。
ちなみに宮野真守のデビューはここのTVCMである。



ビックカメラ

自社ブランドの布団や酒までも扱う家電量販店…という肩書きの総合ディスカウントストア。家電量販店ってなんだっけ。



ファミリーマート

皆さんご存知緑のコンビニにしてコラボマニア。
弁当などでの他業種コラボだけには飽き足らず、店舗そのものまで地元チェーンや他業種とのコラボを敢行するチャレンジャー。
代表例はヒグチ薬局との合同店舗、そして関東地区の一部で展開するカスミとの合同店舗など。*9
それだけでなく下記のローソンに負けず劣らずの「24時間営業のアニメショップ」としての側面も有する。



ベイシア

群馬県発祥のスーパーチェーン。
…なのだが、プライベートブランド商品のラインナップが異常なまでに充実している。
自社ブランドのエナジードリンクなんてベイシアの他にはマツキヨくらいしかやってないぞ。
系列としてホームセンター「カインズ」、作業服店「ワークマン」なども抱えている…が、カインズは自前の食料品売場を設けた店舗を展開するなどで本家に喧嘩売ってたり、ワークマンに至っては後述の通りグループ内でも別働隊的に動き回ってたりと営業形態もどこかおかしい。
かつてはコンビニ事業として「セーブオン」もあったが、ここもコンビニ業界の中では相当にアクの強いチェーンとして出店地域じゃ名が通ってた。



ベルク

埼玉県のスーパーチェーン。ベルクスというよく似た名前のスーパーがあるけど全く別物。
一応イオングループ…なのだが、イオン銀行もWAONも未だに導入しないなどグループ内ではかなり独自性が強い部類。埼玉のカスミ
さらにはマスコットキャラをプロモーションの際にかなり悪ノリさせたり(こどもの日のキャンペーンの際はスプラトゥーン風のPOPを制作していたり)、挙げ句に「乃木坂46のコンサートに行くために会社を辞めた」というツイートに対し、「ベルクはその辺りに理解があるから働かないか?」と返したりと所々で妙な部分を垣間見せている。
あと店内放送の選曲がかなり変。おどるポンポコリンデンジャーゾーンを定期的に流しているどころか、ドラゴンクエストのBGMが流れたとの報告もある模様。



丸井

大手百貨店(実際のところはデパートというよりもスーパー寄りらしいが…)の一つなのだが、
ハウスカードにプリキュア柄のものがラインナップに加わっている。…一体どんな層を狙ってるんだ?(大体察しはつくが)
それ以外にもテニスの王子様や銀魂、Fateなどとのコラボも敢行するなど、百貨店業界随一の暴走っぷりを近年見せている。



ミニストップ

イオングループのコンビニ部門。
現在インストアベーカリーの定番商品の一つとなっている「パニーニ」を日本に持ち込んだり、
コンビニ業界では早くから飲食スペースを標準装備したり、全国チェーン店では珍しく手間のかかる手作り弁当を販売したりとの奇行を繰り返す。
コンビニ業界のキサラギ。
しかもローソンに負けず劣らず「24時間営業のマルチメディア専門店」に近づきつつある。



ヨドバシカメラ

♪まーるい緑の山手線(…以外の沿線にも出店しているけど)でお馴染みの家電量販店…
の皮を被った総合ディスカウントストア
家電とおもちゃ関連に関しては、ヨドバシに無かったらもはや実店舗での購入は諦めろと言ってもいい品揃え。
店舗面積も他の追随を許さない巨大ビルで展開している箇所が多数、秋葉原や梅田は「魔王城」とか呼ばれるレベル。
日本のポイントカード制度の草分け的存在でもある。
誰が呼んだか人呼んで「和製Amazon」ことネット通販サイト、ヨドバシ・ドット・コムも外せない。
店内で無線Wifiを開放しており、「店で選んでネットで買ってね?」なんてのも促している。
アプリを入れておいて、店で値札のバーコードをスキャンするとドットコムの該当ページにジャンプ出来るようになっている。
逆に出かける前にWebで注文して店頭で支払い、受け取りも可能。その店舗になくとも1日あれば近隣の店舗から配達してもらえる。


良品計画

「無いなら作ってしまえ」のセゾン魂が生み出した生活用品ブランド。
元々上記の西友の自社ブランド品として始まった(そのついでにプライベートブランドの先駆けとなった)ものだがいつの間にか規模が膨らみ「良品計画」として独立。
その気になれば無印良品の製品だけで生活環境を整えられるほどのラインナップ。住宅まである。
これ、スーパーのPBが発祥なんだぞ…?



ローソン

皆さんご存知青いコンビニ。
その実態は24時間営業のアニメショップ、いやついでに食い物も売ってるマルチメディア専門店である。




アパレル・ファッション

おしゃれという形で個性を追求するため、尖った企業が出てくることが少なくない。

しまむら

日本におけるヤスカジの先駆者にして、「あの」ヨーカドーやユニクロすら一目置くと言われる超効率経営。
ユニクロが「ヤスカジのために突然変異を起こしたニュータイプ」であるなら、こちらは「ヤスカジに最適化した結果変態と化したTAS」とでもいうところだろう。
ただ単にお手頃価格の衣料品を扱う店というだけでなく、極めた者ならしまむらだけでトレンドを押さえたコーデを決める事もできるほどの品揃え。誰が呼んだか人呼んで「ブティックS」。


ユニクロ

こちらもご存知低価格衣料品で知られるアパレル企業。
絞り込んだ商品を大量に安く売るスタイルを、「○○のユニクロ」「ユニクロ的」と言わせるようになってしまった辺りでどれだけ影響を与えているのか察することはできるはず。


ワークマン

ベイシアグループの作業服専門店にして、別名「現場のユニクロ」。
グループ内でも事実上の別働隊的に動き回っている部分があるとされる、ある意味公式が変態企業認定している部門。
かつてはガテン系男子御用達のいかにも職人向けというイメージだったが、安価で高性能な防寒着がバイク乗りなどに注目された。
徐々にメディアで特集なども組まれ、カジュアルなデザインも相まってスポーツやアウトドアを趣味とするユーザーにも浸透し、
近年では調子に乗って「#ワークマン女子」なる女性をターゲットにした店舗を大型ショッピングモール内に出店している。




食品関連

人間の三大欲求の一つである食欲を満たすためなら何だってやる。
人間の欲にダイレクトに答えるためには変態化だって必要なのだ。


オリジン東秀

24時間営業の持ち帰り弁当店「オリジン弁当」とかいうわけのわからない業態のチェーン店を広域展開する。
しかも品揃えが弁当店のそれじゃねえ、スーパーの惣菜コーナーと殴り合えるレベル。



カバヤ食品

食品会社の皮をかぶったおもちゃメーカー。
玩具菓子の場合はむしろ「お菓子のほうがおまけ」。



カルビー

ポテトチップスにこだわるあまり、ついにポテトチップス専用のジャガイモを開発してしまう。



業務スーパー

神戸物産の食品チェーン店。
元々経営者向けのスーパーで、商品は大容量かつ安い。
名前の割に一般向けのものも多く取り扱っている。
自社ブランドの商品は徹底した合理化を追求しており、同じ製造ラインで異なる商品を製造している。
例として牛乳・水ようかん・杏仁豆腐・ゼリー・カスタードプリン・レアチーズケーキなどが同じラインで製造されたために全部牛乳パックに詰められており、その旨が商品にも書かれている。
自社ブランドの商品はホームページで公開されているが、同じ容器のものは基本同じラインと見て良いだろう。



くら寿司

回転寿司チェーンなのだが何をどこで間違えたのか、メディアミックス作品「回転むてん丸」なる作品を展開。



スギヨ

一見するとどう見ても本物のカニの脚にしか見えないカニカマ「香り箱」を開発した変態企業。同社曰く「本物を超えた」。
お前のようなカニカマがあるか。



デニーズジャパン

イトーヨーカドーやセブンイレブンのセブン&アイグループはお堅い集団?
その幻想をぶち壊す!と言わんばかりのセブン&アイ、いや日本のファミレス業界切っての変態。
大体「利用シーンのイメージイラスト」のキャラが似てたと言われたからってけいおん!とのコラボをガチでやっちゃうってどういうことですか。
もしかしたらこいつらが他のグループ企業の変態性を吸い取っているのかもしれない…
多分ライバルはGuPとコラボしたりしてるゼンショーグループのココス。



フライングガーデン

「爆弾ハンバーグ」を主力商品とする、栃木のファミレスチェーン。
静岡の「さわやか」となにかと比較されることも多い。
だがこの看板商品の爆弾ハンバーグ、結構ヤバい逸話がある。
なんでもメニュー開発中に社長が試作品の食べ過ぎでぶっ倒れたとか…。
またセルフサービス全盛の現代でも、頑なに店員によるサービスにこだわっているのも変態ポイントか。お冷ですら。
最近はさすがに折れたのか、ドリンクバーを導入してるけど。
最近ではとある映画とのコラボで450gという非常識な量の爆弾ハンバーグを発売した。



山崎製パン

ご存知製パンメーカー。
だがその実態は「パンを中心とした食品コングロマリット」と言っても過言ではない。
毎朝食べる食パンからコンビニ弁当、スイーツ、飲料まで「食べ物ならおよそなんでも作れる」。
嘘か本当かは知らないが、毎年恒例の「ヤマザキ春のパンまつり」で賞品として採用しているフランス製の陶磁器が生産する地方を潤しているという説も…



ロイヤルホスト

日本のファミレスチェーンのビッグスリーの一角。
セントラルキッチン(工場で料理を作る方法)ではなく各店舗専属のシェフが料理を作るという、ファミレスってなんだっけ…と突っ込みたくなるようなスタイルを貫く。
というか、低価格チェーンとの価格勝負にまともに付き合う→惨敗のあとに、「多少高くてもいいものを」でこのスタイルに戻し、それから持ち直したのだが。





鉄道会社

どこも個性的なのだが、言ってしまえば日本の鉄道事情自体が海外からすれば変態的。
都会の超高密度ダイヤにはじまり、各路線の保守の完璧さ、正確で狂わない発着時間など、当たり前のことをこなすためにあらゆる努力を重ねた結果と言えよう。


朝倉軌道

かつて九州に存在した伝説の鉄道会社。
届け出?あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのです!とばかりに好き放題やらかした、存在自体がフリーダムな鉄道会社。


叡山電鉄

「叡電」と呼ばれ親しまれている、京都市内を走る鉄道で、近年は「もみじのトンネル」が国内外で話題…なのだが。この会社、なんと芳文社のまんがタイムきららと年がら年中コラボしている。アニメ化作品はだいたいコラボするので、コラボ期間が終わると間髪入れず別の作品とコラボする。最近では未アニメ化作品や、芳文社のライバル一迅社の「ゆるゆり」とコラボするなど年々見境ない頻度が上がっている。
元々は修学院駅がアニメ「けいおん!」のロケハンに使われたことから始まったという。
ちなみに親会社の京阪電車も、沿線に本社があることから京アニコラボが多い。


近江鉄道

滋賀県を根城とする西武グループの地方私鉄。
だがその真骨頂は謎の魔改造技術。一言で言えば「鉄道版ブリストル自動車」
ここの基本は「車籍は使い回すもの」といっても過言じゃない。
そんな近江鉄道の真骨頂とも言える車両が220形である。エアサス台車で釣り掛けモーター、
エアコンに至っては架線の1500Vに抵抗器を挟み、直結で動かしているという理解不能な仕様。


紀州鉄道

ネームバリューのため愛着があるからという理由だけで鉄道を運営している会社。そのため、2km強のミニ鉄道で日本最大級の赤字路線でありながら廃線にならない。ちなみに本業は不動産。
紀州鉄道を買収する前は磐梯急行電鉄という別の鉄道会社を運営していたが、そちらも非電化ナローゲージというどうみても名前詐欺なローカル鉄道だった。


近畿日本鉄道

阪急と並ぶ関西私鉄のリーダー的存在。そして近鉄特急のためならなんでもする会社。
青山峠の33‰上り勾配を130km/hで這い上がれる抵抗制御車「21000系アーバンライナー」に代表される鬼畜スペックの特急型車両は一部の鉄道ファンには有名。奈良県や三重県では国鉄のライバル路線を壊滅状態に追い込み、JRになった今でも圧倒的な状態。
名阪特急の仮想敵は東海道新幹線というのも冷静に考えればトチ狂っている。
さらには特急ネットワークを拡充させるためには既存路線の改軌すら厭わない。しかも台風被害の復旧のついでで。
嘘か本当かは知らないが、自社路線を東京地区まで延長し首都圏殴り込みをする計画もあったとかなかったとか・・・
ただ岐阜でやりすぎたせいかそこで止められた。
歴史を紐解いても、大阪―奈良間では既存路線が山岳地帯を迂回するルートを採る中、当時日本2位の長さの生駒トンネルと当時の日本最大出力のモーターでほぼ直線のルートを実現、伊勢進出の際もこれまた直線的なルートと大出力モーターで上本町―宇治山田間2時間1分運転を実施*10。さらに戦後にも新生駒・新青山の長大トンネル(新青山トンネルは大手私鉄最長)を掘って私鉄最長の複線区間を実現するなど、障壁を物理で壊してきた会社。
一方で特急以外の面では…

  • かつて奈良市内にあった併用軌道区間を「長い踏切」と言い張って大型車の入線をできるようにする(真偽不明)
  • 大和西大寺のカオス配線や橿原神宮前の4線トラバーサ
  • 爆破テロに遭遇した車両を直して中間車にする
  • 標準軌、狭軌だけでなく762mm特殊狭軌線も持っていた
  • さらに実質3路線もあるケーブルカーや、ロープウェイ、第三軌条方式、さらに有料道路も持っている
  • 輸送量の差は増解結して解決
  • 2階建車両の行き先を多くしすぎたが方向幕に追加できないので案内をやめる
  • 第三軌条方式ながら最高95km/hでぶっ飛ばすけいはんな線

など様々なネタ要素がありこちらも変態というべきものがある。



京成電鉄

成田山と空港のためならなんだってやらかす変態企業。
かつての成田山参拝客向け特急「開運号」には専用車両に京阪よろしくテレビをぶち込んだ辺りで既におかしさの片鱗が垣間見えている。
空港特急「スカイライナー」の第二世代であるAE100形は起動加速度3.5km/h/sと地下鉄電車並の加速度を有しながら、最高速度130km/h運転にも対応という地味に変態スペック。
第三世代のAE形(新)は大手私鉄最速の160km/h運転を実施。
上記の近鉄でさえ運休中に行った改軌作業を、全線で列車を止めず2ヶ月で完遂(総距離およそ100km)したのは、伝説として語り草になっている。
関連企業もオリエンタルランドを筆頭に、独自性の強烈な車両を作る新京成電鉄・茨城南部で強固なバスネットワークを展開する関東鉄道と、どこかおかしな連中が揃い踏みしている。



京阪電気鉄道株式会社

通称京阪電鉄または京阪電車。人呼んで「技術の京阪」。空気ばね台車や連接台車など、日本初の技術を多数採用してきたことで知られ、世界で初めて電動式自動クロスシートを実用化した企業でもある。京阪5000系の昇降式座席は今に至っても日本で唯一の存在である。
また、京津線には地下鉄+登山電車+路面電車を兼ねる京阪800系が走行する。新幹線の車両よりも高価なのだとか・・・。びわ湖浜大津駅前の直角カーブを走行する姿は圧巻である。さらには石山坂本線を走る電車は個性的なラッピングなのも忘れられない。
一方副業では遊園地のひらパーことひらかたパークもかなりの頻度で妙な広告を打ち、人々を困惑させ楽しませている。だが、その甲斐あってUSJの登場などにより鉄道会社系の遊園地が次々に倒れていく中USJにタメを張れるほど稼げている。



京浜急行電鉄

「ハマの紅い彗星」「ハマの赤いあんちくしょう」「路地裏の超特急」などの数々の通り名を持つ、色んな意味で超・個性派の大手私鉄。
緊急時に発動する「逝っとけダイヤ」や快特の120km/h運転&「手動定速制御」、カオスな運用など鉄道ファンの心を惹きつけてやまない要素だらけ。
…とはいえこれでも「全盛期に比べれば」比較的おとなしくなった方ではあるのだが。



相模鉄道

直角カルダンや外側ディスクブレーキなどの変態車両を作り続けた、横浜のイカレた鉄道会社。
またあまり知られていないが9000形は180kWモーターによる6M4T編成で、重量あたりの出力はあの東武の化け物「スペーシア」の16.4kW/tに肉薄する16.2kW/tという数値を叩き出す。



JRグループ

国鉄分割民営化で生まれた国鉄の末裔…
だがある会社は資金と収入源に物を言わせたゴリ押しパワープレイを、
またある会社は逆に資金不足で追い込まれた結果の奇行を繰り返す。

JR北海道

「北の魔工場」こと苗穂工場からキ○ガイ性能の車両を次々と繰り出す。
ここで作られた制輪子を装備した車両は、嘘か本当かはわからないがガチガチに凍りついた線路上ですら140km/hから600m以内に停止できるとか出来ないとか…


JR東日本

首都圏という有り余る資金源に物を言わせ、次から次へと今週のビックリドッキリメカ…もといクセモノ揃いの新車や改造車を作り上げる。
「リゾートしらかみ」を筆頭とする、各地に潜伏する謎の観光車両はその最たるものかもしれない。
また「JRグループの阪急」と揶揄される程の多彩な副業も。


JR東海

東海道新幹線を運行・管理するが、あんな高速鉄道を安全に高頻度で走らせられるのも世界的に見て凄まじい話。
さらには、中央新幹線を全額自費で作ることを決定。
確かに全額自腹で作れば国から口出しされずに自由に使えるという点では理にかなっているが、それでも本当なら国家プロジェクト級のブツを自費で作るとか、どう考えてもおかしい。
また、観光列車やクルーズ列車を投入せず、頑なに鉄道を移動手段として運営している、今時珍しい会社でもある。ただし普段がお堅い分、珍しくイベント列車を走らせたと思ったら、鉄オタホイホイの飯田線秘境駅号だったり、珍しくコラボしたと思ったらきららアニメ「ゆるキャン△」だったりと妙な方向に向かってしまうことも。


JR西日本

競合する私鉄の特急はおろか、下手すりゃ各駅停車形の新幹線より速い新快速を運行。
その一方で資金不足故手の行き届かない地方路線では、これまた良くも悪くも個性派の改造車が見られる。


JR四国

8000系特急電車にレールブレーキを装備し踏切区間での160km/h運転を本気でやろうとしていた。
というかあの車両の台車自体、そもそも並の在来線で使うような代物ですらないという噂も…
最近は大人しくなったか?いや、8600系という明らかにヤバい車両を作り上げたりしてますけど?


JR九州

大体水戸岡鋭治の仕業だが、強烈なデザイン性の車両を各路線にばら撒く。
さらに超豪華列車「ななつ星」を運行する、日本におけるクルーズトレインの先駆者でもある。
乗車料金が最高で万で3桁の列車が、数年先まで予約で埋まっているとかどういうことなの・・・


JR貨物

東海道線史上最速の列車「スーパーレールカーゴ」を運行。
…しかもこいつの正体は電車方式の貨物列車である。
この他、フルパワーで動かすと変電所を破壊できる電気機関車を作ったり、やたら試験塗装が多かったりと、ところどころズレている。


西武鉄道

「黄色い電車」と呼ばれる鉄道会社で、埼玉西武ライオンズの親会社としても有名。かつては堤家による支配がなされており、大規模な土地開発や駅ビル・百貨店などを多数所有する巨大企業でもあった。また旧型車を徹底的に使い続ける会社としても知られる。
またライオンズも不人気パ・リーグの中でどう人気を出す=強豪化させようかと考えついた結果が根本陸夫によるリアルやきつくだったと言われる。近年では堤家は撤退し、ライオンズも昔ほどの面影は無くなってしまったものの、なんと京急と車両カラーリングをコラボレーションするという荒業を成し遂げた。またメイドトレイン、執事トレインという企画も実行。変態性は未だに活かされているようだ。


高松琴平電気鉄道/ことでん

「讃岐の阪急」を自称し、1435mm標準軌とDC1500V電化という大手私鉄並のスペックで路線を建設してしまった四国の地方私鉄。えっと…地方私鉄ってなんだっけ。
さらにJR四国に先んじてICカードを導入。
車両に至っては各地から中古車をかき集め、整備し直して使い倒す。どこのデルタ航空だ。


銚子電気鉄道

廃線の危機を救った濡れ煎餅が「奇跡の濡れ煎餅」として有名になった結果、売上の8割を占めるまでになってしまい、東京商工リサーチの企業情報で干菓子製造業として扱われている。2020年には映画を撮った。


東急電鉄

西の阪急、東の東急と称される鉄道コングロマリット。
アニオタ的に言うならば、「ナムコが鉄道会社を経営したらこうなった」とでも言うべき存在。
ある意味"本業"と言える不動産事業では自社開発した電鉄沿線を高級住宅街に育て上げ、東急のブランドイメージを確立。その流れは系列のスーパーなどにも活かされている。
で、鉄道事業を疎かにしているのかといえばそうでもないどころか、界磁チョッパ制御やステンレス車などの新基軸をいち早く導入している。何しろ自社で鉄道車両メーカーを持っていたくらいだし


東武鉄道

日本の私鉄屈指の歴史を有する、鉄道界の生きた化石。
実は東京メトロなどにも劣らぬ車両の魔改造に定評のある鉄道会社でもある。
何しろ他社で言う「車体更新」なんぞ、東武流に言えばただの「修理(車体修繕)」に過ぎません。
じゃあ東武流の車体更新ってなんだといえば、


車 体 そ の も の を 丸 々 取 り 替 え て し ま う


レベルでようやく「更新」扱い。代表例は釣掛駆動車の78系の車体を8000系相当に交換した5000系、1720系DRCの機器を流用した200系など。
関連企業(事業)に関しても世界最大の自立式電波塔「東京スカイツリー」関連や、
けものフレンズとのコラボを敢行した東武動物公園、
イマイチ影が薄いと言われる電鉄系百貨店の中でも好成績を叩き出す東武百貨店などどこかアクの強い奴らが揃っている模様。


豊橋鉄道

名古屋鉄道グループの地方私鉄。トヨタのお膝元である愛知県を走るとあって、経営状態は芳しく無く、一時は鉄道事業からの撤退も検討されたほどであった。しかし「どうせやめるんなら、いっそ最後にでかい花火をぶち上げてやろうぜ!」と一念発起し、渥美線で設備の限界近くまで列車本数を増発した。すると利用客が増加し、見事に起死回生を成し遂げた。現在も渥美線では地方私鉄としては異例のワンマン運転を一切行っていない。
かつて他の私鉄から車体だけ貰ってきて手持ちの部品を組み合わせて電車を仕立て上げたということもあった。


名古屋鉄道

誰が呼んだか「μの赤いあんちくしょう」。
中京圏の大手私鉄だが、その実態は京急にも勝るとも劣らぬフリーダムな運行形態に定評のある私鉄。
特に3面2線で大量の列車を捌く名鉄名古屋駅はかなりカオス。色分けされた無数の乗車位置表示が並び、ひっきりなしに列車が発着する様はまさに初見殺しであり、地元民ですら迷うことがあるほど。設備更新をサボッたせいとか言わない自動放送を導入しようとしたらメーカーに断られたなんて噂も。
特別停車、種別変更、増解結が異様に多く、さらに支線からの直通列車が非常に多いためダイヤは複雑怪奇。乗り過ごすとド田舎なんてのはザラ。とはいえ、地域に合わせてガラパゴス化した結果であり、慣れれば非常に便利という声も。
また車輌の機器類は基本的に使い回す物。


西日本鉄道

鉄道事業なんて副業です。本業はバス会社。
エリア内の人にとって西鉄バスが動いているか否かは緊急事態の判断基準にもなっている。
更に自前でバスも作っていた。この記事の上の方を参照。


阪急電鉄

関西でマルーン色の電車を走らせる会社。
というか、今の日本の鉄道産業の根幹である「鉄道の沿線を開発する不動産事業を中核としたコングロマリット」を作り出した先駆者。
この理由は最初に開通させた宝塚線と箕面線沿線がド田舎であり、沿線に田んぼしかなく、終点の宝塚(と箕面)に観光地があるくらい、という状況だった。このため、創業者・小林一三はこういう策を取った。

  • 箕面の手前の池田に住宅地を造成→大阪働きのサラリーマンを誘致
  • 大阪まで乗客を運んだ電車が空っぽになってしまう→宝塚に歌劇団を作って通勤ラッシュ後に需要を作り出す
  • 10年程後に開通させた神戸線でも同様のことを行う。その際に西宮に運動場作る→運動場を本拠地とする野球チーム作ろう!→後の阪急ブレーブス(その後紆余曲折を経て現在はオリックス・バファローズ)
  • 神戸線は国鉄っていう敵がいる→阪神間ノンストップ特急運行
  • 宝塚を東京進出させよう→東京宝塚劇場建設→ついでに映画作ろう!→後の東宝

ついでに車両的な変態性も強く、国鉄特急燕を追い抜いたと言われるP-6(傍系にあたる新京阪の電車)、古い車両を徹底的に使い古す社風の持ち主でもある。
余談だが、小林はこの人のおじいちゃんである。この人の性格を考えると、彼の性格は子孫にも受け継がれているのかもしれない。



阪神電気鉄道

鉄ヲタにはジェットカー、そして沿線に住んでいない人でも甲子園球場、とここを本拠地とする阪神タイガースでおなじみの関西の鉄道会社。
しかし、競合相手が多いためか変態性が詰まっており、ジェットカーは起動加速4.5km/h/sを叩き出して後ろから追ってくる急行電車から待合設備のある駅まで逃げ切る他、甲子園でタイガース戦や高校野球が開催されるとなれば行き帰りの輸送のためダイヤを変更して試合が終わればすぐに大増発して輸送する。これはライオンズを持つ西武にも模範にされてるとか。
その甲子園球場本体にも最強のグラウンド整備集団「阪神園芸」が備え、雨が降ってもかなりの手際でグラウンドを整備して試合を再開させる技術はまさに変態。またチームが弱くても強くても熱いタイガースファンも阪神の変態性の一部と言えるだろう。



富士急行

絶叫マシーンの殿堂「富士急ハイランド」を傘下に持つ山梨の鉄道会社。
というより「富士急ハイランドへの送迎のために電車とバスを動かしている」と言っても過言ではないかもしれない。
大体「富士急」とだけ言えば、大抵の人は鉄道会社でなく遊園地のほうが先に思い浮かぶ辺りでお察しください。
そもそも富士急ハイランドが絶叫マシーンだらけなのは「富士急("富士急ハイランド"ではなくて)の先代社長が絶叫マシーン大好き人間だったから」という時点で、"本業"まで含めてこうなる運命は決まっていたのかもしれない。
ついでに言うとその息子である現社長はそこまで絶叫マシーン好きではないどころか高所恐怖症である。それでも仕事の時は乗るらしい。



ペンシルバニア鉄道

アメリカにかつて存在した鉄道会社。
頭のネジが10本くらい吹っ飛んだようなパワー全振りの機関車を次から次へと作り出すことでも知られた、「力こそパワー」を体現するかのような鉄道会社。
理論上8000馬力の蒸気機関車って一体何だ。



北越急行

かつて日本在来線最速の特急「はくたか」を運行したことで知られる第三セクター鉄道。
だが本命の北陸新幹線開通後、稼ぎ頭のはくたかが廃止となった結果、同社が取った選択とは…
下手な特急よりも速い「超快速」を運行し、北陸新幹線に正面から殴りかかるというものだった。
自社線内での表定速度99km/hの「快速」って一体なんだ。





航空会社

単なる交通機関という枠にとどまらず、各社ともサービスを競い合う業界。
だから普通なサービスでお客様を満足させられるか!とばかりに奇行に走るエアラインも稀によくある。


ヴァージン・アトランティック航空

ヴァージン・グループの航空部門。
機体のレジストリ(クルマでいうナンバープレート)に女性関連のものを使ったり、機体そのものにも変なメッセージを入れたりと奇行を繰り返す。賭けに負けた会長リチャード・ブランソンが女性CAの格好をしてサービスしてくれる



エミレーツ航空

中東の航空会社。
なんの前触れもなく新型機を大量発注して、他社から「あんなに飛行機を大人買いして喜ぶか、変態ども!」とか言われちゃうバブリーかつ何をするか予測不能なエアライン。 さすが中東。
今でこそ流石に大人しくなったが…。



スターフライヤー

九州を拠点とする新興航空会社。
「私達が選んだのは、非常識でした。」を合言葉に、他社とは一線を画したサービスで定評がある。
が、SFJの真骨頂はそんなものではない。
映像関連がぶっ飛んでいる。
ナレーションには杉田智和子安武人と言ったプロの声優を起用したり、
機内で放映される「安全のしおり」がNINJAやジャズなど徹底的にイカレている(褒め言葉)。



デルタ航空

世界第三位の規模を持つ航空会社。
「新型もいいけど中古でもサービス良ければお客様を満足させられるんじゃね?」とばかりに世界各国から中古の機体を買い漁る。
しかもその中古機を謎の整備技術で叩き直し、「あと2、30年は戦えます」な状態にしてしまう。



ニュージーランド航空

スタフラがまだ生易しく見えるいわば「機内放送芸人」。





バス会社

鉄道以上に地域密着となるゆえ、地域の特色や或いは外からの利用者を呼び込むためにさらに個性豊かになりやすい。


ウィラーアライアンス

ツアーバス出身の旅行業。
ツアーバスが法規制を食らったら、「じゃあフルスペックの路線バスやるわ」とあっさり参入。そして格安から超豪華高速バス、さらには宇宙船をイメージした変態観光バスまでありとあらゆるスタイルに手を出す。
ちなみに現在の北近畿タンゴ鉄道の車両側の運営会社でもある。


宇野バス

岡山県のバス会社。運賃が日本で一番安いバス会社であり、会社創業時から路線バス一筋。高速バスに手を出さないのにずっと黒字経営。ちなみに社名は地名ではなく創業者の名字。


沿岸バス

萌えを理解してしまった北海道のバス会社。


長崎県営バス

日本唯一の県営バス企業。一般に公営バスと言えば「住民の足」だが、ここは観光輸送を目的に設立されたため全く性格が違い、

  • 日本の公営バス営業距離の2割を占める(当然ぶっちぎりの1位)
  • 九州各地高速バスを運転(かつては本州に乗り入れる便もあった)
  • 空港リムジンバスも運転
  • 貸切バスを運営(福岡県にも事業所がある)

と、もはや一般のバス会社と変わりないレベル。




その他

業界の巨人からニッチ産業の雄まで、どんな業界にも変態がいる。
あなたの街にもまだ知らない変態企業がいるかもしれない。


エスワイフード

名古屋を中心に、手羽先の唐揚げで有名な居酒屋「世界の山ちゃん」を運営する会社。変態エピソードを挙げると、

  • スローガンが「立派な変人たれ
  • 社員総会の前にカラオケ大会
  • 社歌が「ラジオ体操の歌」の替え歌
  • 店名の由来はバイトのおふざけ
  • そもそも前の社名が「世界の山ちゃん」

…と枚挙に暇がない。


オリエンタルランド

数々の逸話を持つ夢の国の会社。
「本物志向」の追求のためなら冗談抜きで役所にも正面から喧嘩売る。
東京ディズニーリゾート絡みの鉄道3本(リゾートライン、ウエスタンリバー鉄道、エレクトリックレールウェイ)はOLCと役人の場外乱闘の生き証人。
しかもそのサービスの質はフロリダやロサンゼルスにある本家本元(ウォルト・ディズニー・カンパニー)がやっているディズニーランドより上、なおかつ客入りも本家よりいいので本家は「自分たちでやりゃよかった」と地団駄踏んだとか。
つまり、舞浜の夢の国は日本人が作り上げた壮大な二次創作なのである。



オリエント工業

おそらく「メイドロボ」やマリオネットを完成させる事が出来る、唯一の企業。あの造形は「神秘」に値する。
是非、ホンダと提携して欲しい。


近藤産興

愛知県に本社を置く何でも屋
有名なのはレンタル業で、「何んでも貸します」のキャッチコピーの通り、舞台道具やイベント用品、ジェット機スペースシャトルの実物大模型など、品揃えは幅広い…というか未知数。古臭いバブリーなテレビCMは、東海地方なら誰でも知っている洗脳CM。他には産廃の処理やイベント運営、リフォームなどの事業もやっている。本業は塗装業


サンリオ

「ハローキティ」に代表されるファンシーキャラクターの大御所…のはずなのだが時々大暴走して、奇っ怪な行動に打って出ることがしばしば。
誰がガンダムとコラボしろと言った!
あとここが絡んだアニメはとんでもなくカオスなものが多いことでも有名。



常陽銀行

茨城県の地方銀行…なのだが、地銀のくせに自己資本比率(自前の資産の割合)が下手な都市銀行に匹敵するという、超☆ガチムチ体質。



新日本海フェリー

日本海をそのままの意味で暴走するイカレた船会社。
どう考えても国内線のフェリーのそれじゃねえ、30ノット(約56km/h)巡航の高速船を敦賀港と北海道の間で運航する。
序に言えば新潟-小樽線の最新鋭船では、遂にカーペット敷きの大部屋を廃止(つまり、最廉価の客室が二段寝台である)。一人用ベッドルームに関しては完全な個室化も実現。…これでも下から数えて3つめのランクの客室ですよ?
…鉄道会社、バス会社、航空会社、そして船会社といい、この国の交通機関にまともな企業は居ないのかもしれない。



テレビ東京

「俺たちのテレビ東京」。地震だろうと戦争だろうとよほどのことがない限り(一説には地球滅亡の危機にならない限りとも)平常放送することは有名。というか、開局経緯が設立の5年くらい前に他の局がやろうとしてポシャった「完全教育局」を目指した地点でこうなる運命は決まっていたのかもしれない…
近年は平凡化が目立つが、それでも平日夕方・ゴールデンにアニメを作り続けていたり、長年一番の高視聴率番組がどう考えても一般受けは薄そうな「開運!なんでも鑑定団」だったりする。
一方で、その後芸能界で活躍することになる人材の発掘にも定評があり、ビートたけしやSMAP、近年ではさかなクンなどが代表例。
また、あまりに経営基盤が貧弱すぎる(今に至るまで視聴率が悪く、スポンサーが少ないのが主な理由)ため、経営戦略も独特。先述の平常運転も「CM飛ばしの報道特番やりまくると経営に響く」というのが最大の原因である。
また、「全国に系列局を作るより番組を売った方が儲かる」という理由で全国ネット展開せず、なんでも鑑定団や経済番組などのニッチ向け番組とアニメを中軸とした番組販売戦略は、その後番組を「コンテンツ」として見るようになった業界の先駆けとも言える。



日本タングステン

某TV番組でおなじみ、絶対に穴のあかない金属を生み出した企業。



ヤマハ

先述のヤマハ発動機の親会社。アニヲタ的にはVOCALOIDで有名かも。
元々はオルガンの修理屋として始まったものの、やがてオルガンやピアノを作れるようになり、身につけた木工技術で家具やプロペラを作れるようになり、
プロペラを活かすためエンジンを作るようになり、エンジンを活かすためボートやバイクを作るようになり、そしてボートの技術を活かしてFRP製のプールやアーチェリーの弓を作るようになり、
時がたって楽器の電子化が進んだ時に作ったLSIでルーターやパソコンを作るようになり、パソコンで作れる音源を!ということでVOCALOIDを作り…
この辺の経緯はコピペ化され有名になっている。
実際には少し違うようだが。




他にもトンデモ製品・珍エピソードを持つ企業を見つけ次第、追記・修正をお願いします。


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*1 当時は女体化自体ニッチでヒロイン全員歴史上の女体化なんて際物だった
*2 ライトの造形こそエスクードに準拠しているが、車体のフレームからして全くの別物。
*3 もっともエンジンなど足回りはボルボ製ではあったが。
*4 当時は『回路を単純化して高クロックでぶん回したほうが結果として速いんじゃないかと言われていた。誰が呼んだか「CPUの大鑑巨砲主義」。
*5 平均的なスマホの2倍を超える
*6 平均的なスマホの2倍弱。あるサイトのレビューでは「鈍器的な重量」とまで言われた
*7 JR東日本独自の認定が必要なSuicaにも公式に対応している
*8 Unihertzは新製品をクラウドファンディングで先行販売することで知られるが、ほとんどのプロジェクトで日本からの出資が最多となっており、通常販売分でも日本向けが最多とのこと。
*9 余談であるがコラボ相手のカスミも業界では『何をやらかすか予想できない』として有名らしい
*10 国鉄も対抗して準急列車を走らせたが、大阪―山田(伊勢市)で最速2時間52分だった。ちなみに、ルートの変更が一部あるため単純比較はできないが、現在の特急しまかぜは同じ区間を1時間36分で結ぶ。

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