登録日:2012/09/26 Wed 00:36:49
更新日:2025/08/17 Sun 16:20:22NEW!
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ガンダム ζガンダム ガンダムzz ガンダム・センチネル ダブルフェイク ms 試作機 量産機 可変機 アクシズ ネオ・ジオン カラード 機動戦士ζガンダム 機動戦士ガンダムζζ 機動戦士ガンダムuc 袖付き 若き彗星の肖像 ガザ・シリーズ ガザ ガザの嵐隊
本項では、アクシズの量産機「ガザ・シリーズ」について記述する。
なお、ガザCとその関連機体は別項目を参照。
▽目次
ガザタイプ試作型
型式番号:不明
『若き彗星の肖像』に登場。
アクシズで運用されている作業用MSで、正式名称は不明。
運動性や機動力に秀でていて、また構造がシンプルなので生産性も高い。
全てのガザ系MSの原点となった機体で、後に「ガザの嵐」隊を名乗るパンパ・リダとビアン、ワイムが乗ってシャアの前で戦闘用への転用が可能かどうかのテストを行っている。
この結果が良好だったこともあって、本機は戦闘用に改造されることになったようだ。
一方で『A.O.Ζ Re-boot』ではガザタイプの始祖としてガザAが登場したが、同時に「A型からC型に至る人型の試作機」の存在に触れており、この機体の存在も示唆されている。
ガザA
型式番号:AMX-001 / MMT-1
アクシズやジオンマーズの作業用MS。
機体がブロック構造になっていて、各部の位置を変えることでMA形態へ変形する可変機である。
しかし非可変機とする資料もあるなど結構謎が多く、よく分からない機体でもある。
『Z』小説版で動いているガザCを初めて見たシャアが「昔、図面で見たことのある機体の改良型だな。しかし私が知っているデータでは変形は想定していなかったはずだ」と言っており
この設定を生かすならばシャアは「ガザシリーズに変形機構を組み込んだことを知らない」ということになるのでそれを考慮したのかもしれない。
また、型式番号がプロトタイプキュベレイと被っている。
『A.O.Z.Re-Boot』に登場した際には非可変のMAであると設定が明確化。
アステロイドベルトの小惑星「アクシズ」基地建設用に開発された作業ポッド。
高出力レーザートーチを稼働させるための大型ジェネレーターを搭載し、セミ・モノコック式外装による高い生産性を誇る。
作業用アーム×2+重作業アーム×2を装備し、ブーム可動による作業形態を取る。
非人型構造で、歩行能力はなく、姿勢制御用スタビレーターを2本装備。
後のガザ系MSの原型となる構造を持ち、軍用転用の可能性が評価されてガザBの開発へと繋がった。
キャトルやジオン潜水艇(ザク・マリンタイプパッケージイラストの背景)、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』登場のオッゴの流れを汲み、
『機動戦士Vガンダム』登場のサンドージュへ至る途上にある機体と設定された。
一年戦争後、アクシズが小惑星基地の整備や軍備拡張のために開発した作業用MS。
設計にはモビルポッド「オッゴ」の技術が流用されており、両肩のドラムフレームやクローアームなどが特徴。
ジオンマーズでは環境に合わせた内装調整を施した「ジオンマーズ仕様」として運用され、後に水中型のガザMへと改修された。
ガザM
型式番号:AMX-003M
『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場。
制空権をレジオンに奪われたジオンマーズが運用する水陸両用簡易MA。
改造元となったのはガザAであり、クローアームやバインダーなどは水中用の改修を加えたガザDのものを装着している。型番はガザC系列のものだが、ガザCの部品が使われているとの設定はない。
クローアームがMSの脚部と兼用のものになったため火星の重力下でも歩行が可能になったが、基本的には水中用MAとして用いられる。推進器は水中用のものに変更され、新たに武装として大型ミサイルポッドやアッグ武装型の4連装ミサイルランチャーを装備している。
頭部はカプールのものが流用されており、ここ以外にも胸部装甲や股間部などは同じくジオンマーズの運用するガ・ゾウムマリンタイプと同規格のものに統一されている。
「輝ける星作戦」に投入され、インレ奪還を目的とした特攻兵器的な運用がなされた。
MA形態で高速接近し、クローアームによる一撃離脱戦法を採用。
水中戦に特化した設計で、可変機構は排除されている。
ガザB
型式番号:AMX-002 / MMT-2
『ダブルフェイク』で設定のみ存在。
ガザAを改造した戦闘用だが、申し訳程度の武装しか装備していないので戦闘力は…お察し下さい。
作業用アームを2本増設し、重作業アームを下部に移設することで脚部機能を持たせ、直立歩行が可能となった。
姿勢制御用スタビレーターは1本に減じられ、AMBAC機動とランディングギア機能は重作業アームが兼任。
人型構造に近づいたが、マニュピレーターや防御力・索敵能力は未強化で、軍用MSとしては未完成。
一部はガザAから改造された機体も存在し、アクシズ本星の核パルス設置工事などに動員された。
MA形態への変形機構も残されているが、一応コイツにも非可変機説が存在している。
その戦闘力から前線ではなく主に警備用として運用されているという。
0082年より生産され、0084年にガザCの量産が始まると生産終了。
ガザD
型式番号:AMX-006
頭頂高:17.0m
本体重量:28.7t
全備重量:68.4t
出力:2,140kW
推力:98,200kg
センサー有効半径:10,800m
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:
ナックルバスター
ビームガン×2
ミサイルランチャー×4
メガ粒子砲×2
ビームサーベル×2
パイロット:
パンパ・リダ
ビアン
ワイム
他
アクシズ(ネオ・ジオン)の量産機。
ガザCの発展型で総合的な性能の向上、特にMS形態時の運動性や火力の大幅な向上が図られている。
ムーバブル・フレーム構造とガンダリウムγ合金の導入により、構造強度・防御力・可変安定性が大幅に向上。格闘戦にも対応可能な汎用型MSとして完成された。
バインダー接続部はガザCの肘部クランク式から肩部接続式に変更されるなど、
構造的に脆弱な部分も補強され、出力もアップ。バインダーにはミサイルポッドを内蔵している。
MA形態も機動力が強化され、脚部クローの内部にはメガ粒子砲が追加された。
ナックルバスターはジェネレーター直結式の高火力兵器で、右胸部に固定装備。ガザCに比べて可動範囲が広がり、取り回しが改善された。
また、脚部に新設されたビームガンはMA形態時の腕部に相当し、可変機構を活かしてMS形態でも射撃可能。
コクピットはガザCの胸部から腹部に移設され、他MSとの運用統一が図られている。ジェネレーターボックスも小型化され、MA形態時の機首には新たにモノアイが設置された。
生産性についてもガザCとほとんど同じ構造な上、生産ラインをそのまま活用できるので全く落ちていない。
アクシズの工業力に適した量産型MSとして、0087年より本格的に配備が開始された。
まずエンドラに3機が配備され、「ガザの嵐」隊が乗ってファのΖガンダム、トーレスのメタスと交戦するも、ジュドーがファと操縦を代わった上にルーのコアファイターが援護したこともあって全機撃破された。
その後も第一次ネオ・ジオン抗争時のネオ・ジオン軍の主力機として各部隊で運用されている。
赤色の煙幕を噴射する機能もあり、ガザの嵐隊はこれを用いた「ガザ・ストーム」というフォーメーションを大気圏戦闘用に考案している。
自分達の機体だけが煙幕に紛れる計算だったが、作中では大気圏外で使用したため煙の拡散が早く、自分たちも見えなくなってしまった。
カラーリングはガザの嵐隊のパーソナルカラーの青が有名だが、ガザCと同じピンク系に描かれたイラストなども確認できる。
ガザCの弱点(耐久性・格闘性能・可変安定性)を克服したことで、ガザ系MSとして初めて“完成された軍用MS”と評価されている。
SD戦国伝の悪沈一族の下忍・我坐出伊や、コマンド戦記のザタリオン陸軍のガザDなど、SDガンダムではバックパック全体が大砲というワイルドな姿になっていることが多いが、SDガンダム外伝シリーズではネオジオン族の忍ガザ・D、ヘルアクシズ団の機兵ガザダート、インフェルデスのモンスタークラブガザDと、いずれも大砲要素は見られない。
ガザD(袖付き仕様)
U.C.0096年時に袖付きで運用されていた機体。
袖に装飾が施され、カラーリングも緑に変更された。
この時期だと既に旧式の部類だが戦力が足りないため、パラオや袖付きのテニスン艦隊に配備されている。
ガザ・マリナー
頭頂高:17.0m(推定)
本体重量:約30.0t(改修による増加)
全備重量:約70.0t
出力:2,140kW(ガザDと同等)
推力:不明(MA形態で水中航行可能)
センサー有効半径:10,800m(ガザDと同等)
装甲材質:ガンダリウム合金(防水処理追加)
武装:
機首部ビーム砲×2(可動式)
対艦魚雷×2
サブロック・ガン(ザク・マリナーの発展型)
ビームライフル(携行)
ビームサーベル(設定上6基)
クローアーム(格闘用)
アーム・ビームガン(両腕内蔵)
特殊装備・機能:
MA形態への変形(MS/MA両形態で水中運用可能)
ザク・マリナー2機の曳航能力
水冷式ラジエーター(胸部構造左右対称化)
専用フライングアーマー(初期案:大気圏突入用)
パイロット:
不明(部隊運用が中心)
※エンドラ級重巡「レンドラ」配備部隊に所属
所属:
ネオ・ジオン軍(第一次ネオ・ジオン抗争期)
カプール隊と連携し、水中部隊の支援機として運用
ガザCまたはガザDをベースに水陸両用改修された機体。
カプールの随伴機として設計され、地球侵攻作戦において大西洋上の着水ポイントに先行降下し、連邦海軍・カラバの迎撃部隊を排除する露払い任務を担った。
水中戦ではMA形態での高い機動力を発揮し、ザク・マリナーとの連携運用も多かった。
設計はカトキハジメ氏によるもので、『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場予定だったが、大気圏突入MSの必要性がなくなったため未登場となった。
後に『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』や『A.O.Ζ Re-Boot』などで設定が再評価されている。
初期稿ではガザDベースの水陸両用型として描かれたが、ガザCベースの設定も存在。
カトキ氏のデビュー作候補の一つであり、メタス・マリナーやリックジム(ヌーベル・ジムIII)と並ぶ没案MS。
ガザD強襲型“ガザック”
型式番号:AMX-006S
頭頂高:不明(ザク系に近い中型MS)
本体重量:不明(ガザDと同等か軽量化)
全備重量:不明
出力:ガザCと同型(推定2,140kW)
推力:不明(高機動化のためバックパック廃止)
センサー有効半径:不明(モノアイ式)
装甲材質:ガンダリウム合金(軽量化・格闘戦向け強化)
武装:
実体弾ライフル(コロニー戦用)
ビームライフル(空間・地上戦用)
ビームアックス
クロウシールド(格闘・拘束用)
パイロット:
試作機のみのため不明(部隊配備なし)
所属:
ネオ・ジオン(アクシズ)
ガザDをベースに、接近戦特化型MSとして開発された試作機。
巨大なバックパックと可変機構を廃し、運動性と格闘性能を重視した設計。
ザク系MSの優秀な構造を多数導入し、ガザDとザクの中間的なフォルムを持つ。
「ガザック」という名称は「ガザ」+「ザク」に由来する。
試作機は3機製造され、白・黄・緑のカラーリングが施されたが、ガルスJの開発が優先されたため量産化されず廃案となった。
その後、ガザックはネオ・ジオンの内紛や治安維持活動に投入されることなく、試作機のまま歴史の表舞台から姿を消した。
『B-CLUB 第8号』に登場し、ファンの間では幻のMSとして語り継がれている。
ガザE
型式番号:AMX-007(MMT-3)
全高:7.20m(MA形態時)
頭頂高:16.3m
全長:27.36m(MA形態時)
全幅:17.14m(MA形態時)
本体重量:34.8t
全備重量:68.2t
出力:2,280kW
推力:59,300kg
センサー有効半径:11,690m
武装:
ビームカノン×2
バインダー武装ポッド×2
ビームサーベル×2
パイロット:ネオ・ジオン兵
『ガンダム・センチネル』、『劇場版Ζ』に登場。
MA形態での運用を主眼においた機体で、そのせいか手足がかなり短い。
脚部は簡略化され、歩行能力はなく、着艦時のランディングギアとして機能。
またMA形態時は航行距離・推力ともにガザ系で最高水準。
サブ・フライト・システムとしても機能し、重力下でも上にMSを1機乗せたまま単独飛行できる。
武装は両肩のバインダーに集約され、砲撃支援や腕部ユニットの一環としての役割も果たす。
月方面への示威部隊やグワレイ艦隊に優先配備され、月面駐留連邦軍やエゥーゴに対する威嚇活動に使用された。
どうも、パーツ共用率が低く、製造コストが高かったため、生産数は少なかったようで、あまり姿を見かけない。
グワレイにガザCと共に数機が配備され、ペガサスⅢを挑発していた。
またグワダンにも配備されているのが確認されていて、劇場版で、艦から脱出しようとするクワトロが百式に乗り込む際、その後ろに本機の姿が映っている。
後にMS形態重視のAMX-008ガ・ゾウムの生産が優先され、ガザEは準量産機としての位置づけに留まった。
設計思想は後の爆撃型MS「ズサ」にも影響を与えており、ガザEのムーバブル・フレーム構造が流用されたとされる。
ガ・ゾウム
型式番号:AMX-008
頭頂高:18.0m
本体重量:31.6t
全備重量:58.2t
出力:1,840kW
推力:92,280kg
センサー有効半径:11,200m
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:
ハイパーナックルバスター
9連装ミサイルランチャー×2
ビームサーベル(ビームガン)×2
パイロット:ゴットン・ゴー、他
ガザEと同時期に造られていた機体。
MS形態時の戦闘力を強化していて、強力な武装による高い攻撃力を持つ。
従来のガザ系MSに見られた作業用ポッド由来の構造を一新し、ムーバブル・フレームの採用や装甲材の強化により、対MS戦闘に特化した設計となっている。
ナックルバスターはジェネレーターの負担を低く抑える内蔵E-CAP式を採用した携行式になり、取り回しが改善。格闘戦能力は大幅に向上したが代わりにジェネレーター直結式由来の高出力性能は失われた。
従来通りMA形態にも変形できるが機体構造は一新されていて、宇宙空間での高速移動や爆撃任務にも対応可能。
肩部のウェポンユニットは換装式で、電子戦装備やビームカノンなどにも対応、ガザ系とは思えない程の高性能機となった。
そのため「ガザを超えた機体」としてこの名が付けられている(当初はこの機体が「ガザE」の名で開発されていた)。
ややコストが高くなった一方で生産性は結構高く、ガザDなどと同じパーツも使われている。
前期型と後期型が存在するらしいが、違いは頭の形くらいなんだとか。
設計思想はガザEと共通する部分も多く、両機は並行して開発されたとされる。ガ・ゾウムはその性能からネオ・ジオン軍の主力MSとして採用され、第一次ネオ・ジオン抗争期に広く運用された。
ゴットンらが乗ってアーガマを何度か襲ったが、その度に撃退されている。
また、2機がネェル・アーガマを制圧しようとしたこともあったが、モンドの百式とジュドーのΖΖガンダムの活躍でどちらも撃破された。
ちなみにPSPのガンダムバトルシリーズでは、マイナー量産機とは思えない凄まじい強さを誇る。ぶっちゃけMSというよりバルキリー。
SDガンダム外伝シリーズではザビロニア帝国の戦士ガ・ゾウム、ネオジオン族の機兵ガゾウムスラッシャー、インフェルデスのモンスターアノマロガ・ゾウムとして登場している。
ガ・ゾウム(袖付き仕様)
袖付きが運用している機体。
袖に装飾はされているが、ガザCやガザDのように色までは変えられていない。
テニスン艦隊に配備されるネェル・アーガマを強襲。
ユニコーンガンダムに肉迫しビームサーベルで斬りかかるが蹴りでボディを抉られたうえ、グレネードを撃ち込まれ戦闘不能になった。
ガ・ゾウムガンナー
型式番号:AMX-008B
分類:長距離狙撃仕様
武装:
- ビームカノン(右肩部)
- レドームユニット(左肩部)
- ビームスマートガン(速射型)
ガ・ゾウム後期型の仕様変更機。
ミサイルランチャーをビームランチャーとレドームに換装していて、超遠距離からの狙撃が可能となっている。
主武装はハイパーナックルバスターに代わり、速射型ビームスマートガンを採用。
中距離〜長距離支援に特化し、電子戦仕様のE型と連携することで高い命中精度を発揮した。
生産数は少ないが、ガザEの代替機としても運用された。
ガ・ゾウムEWAC仕様
型式番号:AMX-008E
分類:電子戦・早期警戒仕様
武装・装備:
- レドームユニット(背部)
- 電子戦用センサー群(肩部)
- カメラガン(偵察用)
ネオ・ジオン軍が電子戦対応MS不足を補うために開発したEWAC(早期警戒)仕様。
肩部ウェポンユニットを電子戦タイプに換装し、背部に大型レドームを増設。
コクピットは副座型で、電子戦担当官が搭乗可能。
戦闘能力は限定的で、護衛MSとともに行動する。
母艦内でA型・B型とのユニット換装が可能な設計で、柔軟な運用が可能だった。
第一次ネオ・ジオン抗争初期にアクシズ本星周辺や月面監視任務に投入された。
ガ・ゾウムマリンタイプ
型式番号:AMX-008M
『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場。
ジオンマーズが運用したガ・ゾウムの水陸両用改修機。
レジオンに制空権を奪われ死蔵する羽目になったガ・ゾウムの胴体をガザMと同規格のものへ、両腕部はハイゴッグを思わせるものへ換装、カプールのパーツなども組み込んでおり、水陸両用MSへと生まれ変わらせている。
MA形態への変形機構も維持されているが、このMA形態は水中において高速移動形態として高く機能する。
一方でゲリラ活動下で生産された機体故にメンテナンス性が劣悪であり、気密性も欠陥を抱えているため、『輝ける星作戦』の一度の出撃に全てを賭けている。
胴体は水密性を強化したガザMと共通規格。
指揮官機「猛牛コルト専用機」は重装甲と格闘戦能力を重視した設計。
掌部にビーム砲を内蔵し、肩部にはミサイルを装備。
水中戦に特化した装備構成で、アクシズの地球降下作戦用パーツを流用している。
ガザG
型式番号:AMX-020
『機動戦士ムーンガンダム』に登場。
第一次ネオ・ジオン抗争後に開発された機種で、重武装が売りの中距離支援・重爆撃機タイプ。
操縦系は簡素で新兵にも扱い易く、生産性も高い。
ガザEと同じくMA形態はSFSとしても機能する。
主にネオ・ジオン残党のリュース・クランゲル率いる過激派一派の主力機として配備された。
ガザW(ウィラ)
型式番号:AMX-016
『ダブルフェイク』に登場。
ガザ系の最終型で、両肩にシールドバインダーを持つ。
単独飛行を実現すべく、内部には熱核ジェット/ロケットエンジンを備える。また、武装も一緒に搭載された。
MA形態への変形も可能で、どことなくギャプランっぽい。*1
反連邦運動NSPの過激派集団カラードで運用され、ディーマッドが搭乗してサイド6で連邦軍と戦った。
カラード分裂後は強硬派につき、穏健派のエルデスコが乗るザクⅢと交戦している。
ガンプラ
1/144シリーズの旧キットでガザDとガ・ゾウムが発売。
今のところHGUCシリーズでのリメイクはされていない。
とにかくガンプラを輩出してきたガンダムUCにおいてもハブられているので、相当出し渋っている様子。
ゲームでの活躍
SDガンダムGジェネレーションシリーズ
ガザDやガ・ゾウムの登場率が高い。
だが如何せん影が薄く、容量確保のためガザCに統合されたりガ・ゾウムがそもそも出なかったりと雑な対応をされがち。
いざ出ても微誤差レベルの性能しかなく、開発先も微妙なためコレクションや図鑑埋め以上の価値を見出せないなど不憫。
バトルオペレーション2
ガザDは2021年5月に450コストの汎用機として登場。
耐久値と防御補正は並だが、火力と即よろけ武装が優秀。変形すると更に武装が増え、手数の多さで敵機を圧倒できる。
特に手数の多さはガザCと比べ圧倒的で、同じように運用しようとすると扱いに困りがち。
ガ・ゾウムも2021年7月に450コストの汎用機として登場。
格闘寄りのステータス補正に対し優秀な射撃武装を揃えているチグハグさはあるが、強襲機のように射撃で引っ掛けて格闘で詰めに行く戦法を取れば上手くいける可能性はある。
ミサイルは標準誘導が効く珍しいタイプで、この手のものとしては命中率がすこぶる高い。
2022年11月にはガ・ゾウムガンナーが支援機として登場。
ゲームどころか立体化自体がガシャポンのSDくらいしか存在しなかった機体がまさかの実装となった。
ガ・ゾウム袖付き仕様機のデザインを一部に採用しており、設定画さえ存在していないMA形態にもなれる。
兵装はビーム系で固められており、ビームランチャーはゲロビ形式のため当てた際のリターンが大きい。
2023年2月にはガザEも支援機として登場。
こちらもしっかり変形を再現。変形機として簡素化してある設定のためかガ・ゾウムよりもコストが低い。
主兵装としてガザDのナックルバスターをEパック式に改造した物を装備と、オリジナル要素を持っている。
スーパーロボット大戦シリーズ
『F完結編』で初めてガザDが登場したのだが、HPが15000、装甲値2100、運動性185もあり、
ドライセンやザクⅢはおろか、同時参戦した『伝説巨神イデオン』の重機動メカ(いずれも全高100mはある巨体)よりも強い。
ガザC共々、何故か原作設定とは違って異様に高性能になっている。
その反省からか、『α』ではザクⅡ改並に弱くなった。
Vでは袖付き仕様が、XとTではZZ版が登場しているが、どのシリーズでも雑魚である。
ガ・ゾウムは現時点では『64』にのみ登場。
ガザの嵐隊がガザDではなくこの機体に搭乗しており、合体攻撃「ガザ・ストーム・フォーメーション」を披露する。
F完結編では登場しないのだが、没データとして残っている。
追記・修正は新しいガザシリーズを生み出してからお願いします。
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▷ コメント欄
- ガ・ゾウムのHGUCマダー? -- 名無しさん (2013-11-14 11:41:01)
- F完結編だとバケモンになっている模様 -- 名無しさん (2016-12-25 16:44:48)
- ジオン水泳部のガ・ゾウムが出てきたがSDコマンド戦記かな? -- 名無しさん (2018-06-18 10:55:21)
- ハイパーナックルバスターとかいかにも強くなったような名前付けられてるのに出力落ちてるのかよ -- 名無しさん (2020-03-08 23:45:48)
- ガ・ゾウムのスペックはDよりも劣ってるのに、何処が「他のガザシリーズよりハイスペック」なの? -- 名無しさん (2021-12-22 04:02:41)
- ↑まずジェネレーター出力に関しては、ガザDの場合ナックルバスターに回している部分が非常に大きい。ガ・ゾウムは固定武装に割かなくていい分、機体そのもののパワーはむしろガザDより上回っていると思われる。 -- 名無しさん (2021-12-22 19:29:27)
- (続き)推力については重量との比が機動力となる。本体重量でいえばガザDの方が軽いが、この本体重量とは「弾薬も推進剤も全部空っぽの状態」の重さなのでこの状態での戦闘は考慮されていない。それらをフル装備した全備重量では逆にガ・ゾウムの方が遥かに軽い。ガザDの数値を基準にするとガ・ゾウムは推力では約6%の減少だが、全備重量では約15%もの軽量化に成功している。総合的な機動力でもやはりガ・ゾウムが上回る。 -- 名無しさん (2021-12-22 19:37:10)
- (続き)またガザD自慢のナックルバスターだが、アニメ本編を見る限り通常のMSならビームライフルが直撃すればそれだけで大破できる。そうなるとナックルバスターの威力はむしろ過剰なのではないか、と推測できる。加えてこれは固定武装としてはデカすぎて取り回しが非常に悪く、また射角も狭い。ハイパーナックルバスターは固定ではなく携行武装とすることで武器としての使い勝手は大きく向上している。ハイパーという冠は単純な威力の強弱ではなく、武装としての完成度の高さから名付けられたのではないだろうか。 -- 名無しさん (2021-12-22 19:47:00)
- (続き)結論としては「ナックルバスターの威力という一点だけならガザDが、それ以外は全部ガ・ゾウムの方が上」であると考えられる。以上、長文の投稿失礼しました。 -- 名無しさん (2021-12-22 19:49:23)
- Gジェネアドバンスだったかで「こんな地味な機体がネオ・ジオンでウケるはずないから廃れた」みたいな評価があってぶっちゃけてて好き。 -- 名無しさん (2023-05-24 15:14:49)
- ムーンで出たガザGは無いのか? -- 名無しさん (2024-09-02 13:30:07)
- ガ・ゾウムといえばガンダムバトルシリーズだよな。変形して空を飛びながらミサイルを撃つ。これが強いのだ -- 名無しさん (2025-07-03 20:31:56)
- ヴェスバーの量産ならrfガザした方が良かったんじゃない? -- 名無しさん (2025-08-07 14:59:27)
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