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更新日:2024/03/12 Mon 01:04:36NEW!
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金田一少年の事件簿 犯人たちの事件簿 金田一少年シリーズエピソード項目 山田版金田一 スコーピオン 不動山市 高校 命を「侮辱した」奴等 裁くべき被害者 密室殺人 見立て殺人 混入トリック さそり座 井上敏樹 不動芸術高校 自主制作映画 二重密室 銀幕の殺人鬼 スタント 利き足 映研 ダミー人形 映写機 きれいな井上 人間失格の男達←ただしアニメ版に限る 裁くべきひ
…くっ
……くっくっくっくっ
呪われるがいい‥‥!
夜空の暗殺者サソリ座の名のもとに!!
『銀幕の殺人鬼』とは、金田一少年の事件簿での事件の1つであり、金田一少年が解決した事件の一つ。
単行本リニューアル後のCaseシリーズの第二弾。全9話。
テレビドラマでは第4シーズン(neo)第1話として2014年7月19日に、テレビアニメでは第84話~第87話として1999年4月12日~5月3日にかけて放送された。
アニメ版の容疑者リストの順番は上段が左から泉谷、蔵沢、黒川で下段が星野、門脇、真田、遊佐でバックは薄い紫色。
登場する怪人は「スコーピオン」。
【あらすじ】
自主映画の撮影に協力するために不動芸術高校を訪れた一たち。
だがそこで映研が以前に製作したがお蔵入りになった映画『サソリ座の惨劇』に見立てる形で映研部員達が殺害されていく。
まるで映画の中の殺人鬼「スコーピオン」が、本当にスクリーンから抜け出てきたかのように…。
(以下、ネタバレにご注意ください)
【事件関係者】
- 蔵沢光(くらさわ ひかる)
CV:上田祐司(現:うえだゆうじ)/演:神木隆之介
不動芸術高校3年で、映画研究部部長。
日本映画界の巨匠「蔵沢明」の孫*1。映画のヒロインとして美雪をスカウト、彼女を「アンドロメダ」と表現した。
巨匠と呼ばれる映画監督がそうであるという理由で、最初の泉谷が殺された後も悲しむ素振りすら見せず、当然のように撮影続行を宣言、門脇達に半ば強制的にも同意させるなど、非情な一面があり、真田に「冷血人間」と言われた。
飲み物を飲む際には、検尿を思い出すからという理由で紙コップは使わず、マイカップを使用する。
一に本多の件について問い詰められた際に、一の「わざと間違える」罠にはまり、それを指摘してしまったことで、ボロが出た。
(一が「蔵沢たちが現場から車で立ち去るのを目撃したという証言もある」と言った事に対し「あのとき俺たちは車なんか……」と言いかけ、自分たちがその現場に行ってた事を認めてしまう。それ以前に、当時の彼らの年齢からしてまだ車の免許など取れる訳が無いのに、その点を指摘しなかっただけでもお粗末である)
その直後、睡眠薬によって彼を除くその場にいた全員が眠ってしまう。
一たちが睡眠薬から目覚めた後、「二重密室」となった映写室の中で死亡しているのが発見される(4人目の死亡者)。
一連の事件は自分の手によるものだとする内容の自白フィルムを遺していたが…
ドラマ版で演じた神木は同作者コンビの探偵学園Q主人公・キュウ役。本作の主人公・一と「Q」のリュウ役の山田とは8年ぶりの共演。
自信家の面が強かった原作と異なり若干気弱な性格に改変されている。
祖父の威光に対し重圧を感じ自分の実力を認めてもらおうと焦っており、
また精神的に追い詰められると表情が引きつる場面が多い。
- 泉谷シゲキ(いずみや - )
CV:高戸靖広/演:岡山天音
不動芸術高校3年で映研部員。脚本担当。
体型は小柄でやせぎす。
黒河の主演をイメージして脚本を書いたにも関わらず黒河が主役を降ろされたため、終始不機嫌な様子だった。
夜中に校庭に呼び出され、最初に殺害される。胸にナイフが刺さっていたため、多分刺殺。
死後、映画『サソリ座の惨劇』のワンシーンに見立てる形で、8ミリフィルムにグルグル巻きの状態で体育館の天井から吊るされた。
ドラマ版では黒河の降板に腹を立てて蔵沢に離脱を宣言。その際に「あの事を警察にチクる」という死亡フラグ直結のセリフを吐いてしまう。
新連続ドラマ版における記念すべき最初の犠牲者な事もあり、
原作以上に凝った吊るされ方をした上で白目をむいたインパクトのある死に顔を披露するという模範的な死体役を務めた。
ちなみに、ドラマ版で泉谷シゲキ役を演じた岡山天音氏は、後にフジテレビのスペシャルドラマ「金田一耕助VS明智小五郎ふたたび」において阿田野一平役を担当している。
それぞれの作品の原作者は違うものの「金田一耕助の孫が活躍する物語」と「その孫の祖父である金田一耕助が活躍する話」の二作品に、偶然にも出演する事となった。なお、今回は殺されてしまうが道枝版の『白蛇蔵殺人事件』にも出演することになった。まぁ上白石萌歌は数年後美雪になってるのだから被害者と犯人を両方演じるのは当たり前になったのか。
また、ドラマ版で映研が準グランプリをとった「殺人鬼スコーピオン」では、彼が「殺される役」と「刑事役」を演じていた。
- 真田コージ(さなだ - )(ドラマ版では真田コウジ)
CV:加納詞桂章(現:加納明)/演:中川大志
不動芸術高校3年で映研部員。俳優。
元陸上選手の黒コゲ男。準グランプリを獲った自主映画『大追跡』の主演。
泉谷の死亡後も撮影を続行する蔵沢のやり方に不満をこぼし、撮影から降りようと自分の荷物を物色中に襲われる。
殺害される直前に犯人から何らかの事実を告げられた様である。
死後、『サソリ座の惨劇』のワンシーンに見立てる形で、ダミー人形のマスクを被らされていた。
ドラマ版では蔵沢と口論の末に『殺人鬼スコーピオン』のフィルムを警察に持って行こうとした折に殺される。
また被害者は全員スコーピオンと同じマスクを被らされるという設定になったため、
死体は大量のダミー人形の中に紛れ込む形で発見される。
演者の中川は同時期に放送されていたフジテレビの「水球ヤンキース」にも出演していた。
- 門脇靖浩(かどわき やすひろ)
CV:ねずみ(現:松田佑貴)/演:大和田健介
不動芸術高校3年で映研部員。撮影担当。
8ミリをこよなく愛し、佐木の扱うビデオカメラを嫌悪する。体型は太め。
4人の中では、わりと一に協力的だったり(急に「大追跡をもう1回見せて」と頼まれて、あっさり受けてやるなど)、一によって本多のことが暴かれると、率先して全てを告白しようとする(が、言いかけて蔵沢につかみかかられた時に睡眠薬が効いて眠ってしまった)など、被害者4人の中では、一番まともな神経の持ち主だったと思われる。
一たちが睡眠薬から目覚めた後、『サソリ座の惨劇』のワンシーンに見立てる形で、
サソリ座の形にロウソクが置かれた廊下で刺殺され横たわっているのが発見された(3人目の死亡者)。
実はこの見立て自体がトリックの一部だった。
ドラマ版では蔵沢に代わり本多の死体遺棄についてボロを出す役目を負う。
また泉谷殺害時のアリバイ検証でダイエットをしていた事が明らかになるが、
原作ならともかく大和田氏演じるドラマ版門脇はそこまで太ってないので若干違和感を感じる。
(ダイエットの結果あの体型を維持しているとも考えられるが)
- 星野かなえ(ほしの - )
CV:木村亜希子/演:小島あやめ
不動芸術高校2年で映研部員。記録担当。
蔵沢に好意を抱いている。
中途入部であり『サソリ座の惨劇』については知らなかった。
ドラマ版では学年が1年に引き下げられたため、後述する遊佐や辻との1年生トリオで行動する事が多い。
- 遊佐チエミ(ゆさ - )
CV:矢島晶子/演:上白石萌歌
不動芸術高校1年で映研部員。役者兼雑用。
今回大した役を貰えなかったらしく、こちらも終始不機嫌な様子。
泉谷の死後も撮影を続行する蔵沢の方針にも不満そうな態度を示していた。
さらに、他校生とはいえ1学年下のくせに、2年生の美雪を初めて見た時「この子」とタメ口のような言い方をした。
ドラマ版では雑用係のみの設定のためかそれほど不機嫌な様子はない。
一人暮らしをしている。
ドラマ版で遊佐役を演じた上白石萌歌は第5シリーズで七瀬美雪役を演じることに。前シリーズのゲストキャラから七瀬美雪役に昇格したのは第3シリーズの鈴木杏に次いで2人目。
- 黒河美穂(くろかわ みほ)
CV:水原リン(現:真山亜子)/演:岡本あずさ
不動芸術高校2年で映研部員。女優。
腰まで伸びた黒髪が特徴。美雪が代わりにヒロインとなったことに一が驚愕し、真田曰く「特上」の美人。
…とはいえ、あまり表情を変えない冷たそうな見た目もそうだが、初対面の美雪に挨拶も自己紹介もせずいきなり誕生日を聞いてホロスコープを見たりする取っつきにくそうな不思議ちゃん。
ただし、蔵沢の死にショックを受ける星野をなぐさめたりするあたり、ある程度の優しさも持っている様子。もっとも、それもホロスコープに絡めて言うので、ショックを受けている相手にとっては、それがなぐさめになっているかどうかは不明。*2
特技はホロスコープを見ることで、台詞もそれに関する言い回しが多い。
二度もサービスショットがあり、下着姿と全裸を披露した。その背中にはサソリのような形のアザが…。
関連性は不明だが、異性はもちろんのこと同性からも着替えを見られるのを極端に嫌う。
ちなみに背中のアザがよく見える全裸シーンはそれなりに重要だったので、アニメでは後ろ姿の部分のみだがちゃんと放映されました。
…なのは良いがCVの水原リン(現・真山亜子)はむしろ中年女性の声に定評があり、
美少女キャラの黒河のイメージに合っておらずミスキャストと専らの評判。
真山女史が他にアニメ版で声を当てたキャラが雪影村の都の母と二三誘拐事件の誘拐犯の妻である辺りから、
キャスト否定派の言い分が何となく想像できるだろう。
ドラマ版ではミステリアスな美少女というよりはプライドの高い女優志望キャラに描かれており、背中のアザも無し。
美雪に嫉妬する余り蛇口にカッターを仕込む、蔵沢犯人説に疑問を持った一の目を逸らすために急遽スケープゴートにされる等、お世話になった少年たち原作ファンからは改悪と見られかねない扱いをされた。ちなみにEカップ。
- 辻隼人(つじ はやと)
演:萩原利久
ドラマオリジナルキャラクター。
不動高校1年で映研部員。雑用係。
大型犬を飼っている。
演者は元オカレモンjrの一人。
【その他の人物】
毎度お馴染み主人公。美雪を心配して、彼女のマネージャーと称して佐木2号・フミを伴って不動芸術高校に同行した。
美雪の口添えもあって追い帰されなかった代わりに、雑用やエキストラをやらされるが、美雪が撮影で使う石鹸に仕込まれたカッターの刃に気付いて使用を阻止。しっかり彼女を守るという仕事はしていた。
「お互い偉大な祖父を持つと苦労する」と言う蔵沢に対して、「ジッチャンのことは誇りに思うけど俺は俺」と答えた。一がジッチャンに対する思いを話すのは初めて。
お馴染みヒロイン。蔵沢にスカウトされ、彼らの自主映画の主演に抜擢された。
今回、ピチピチレオタードに(ずぶ濡れになったせいで)透け乳首というカゲキな姿を披露した(無意味にずぶ濡れにされたわけではない。一が水をぶちまけなかったら、前述のようにカッターの刃で手にケガをしていた)。アニメでは乳首はカットされている。また、体育館での撮影シーンではブルマ姿も披露している。
撮影では、やたらトチりまくり、泉谷や門脇から文句を言われていた。「異人館ホテル」の演技力はどこ行った?
なお、蔵沢にスカウトされた際、一に助けを求めようとしたが、たまたま彼のそばに玲香が来ていたため、彼女への対抗心から、勢いでOKしてしまった。つまり、もしその時玲香が一のそばに来ていなかったら、一が割って入り、美雪がOKすることも無かったと思われる。
また、勢いでOKしてしまったことに不安を感じていたため、一・佐木・フミが勝手について来たことを知っても、最初は驚いたものの、やはり彼ら(特に一)が来てくれたことが心強かったと見えて、一達が追い返されないように、自分が頼んでついて来てもらったかのように口裏を合わせていた。実際、一が来ていなかったら、確実にカッターの刃でケガをしていたため、本当の意味で彼の存在が助けになったのだった。
ドラマ版では蔵沢と交流するシーンが大幅に追加。プレッシャーに苦しむ彼を気にかけていて、蔵沢は犯人ではないと頑なに信じる。
一と共に付き人として不動芸術高校に同行。
門脇にビデオカメラをごみ箱に捨てられてしまうが、
それに対して「8ミリなんてただの骨董品ですよ!」と言い返すなどこっちも負けていない。
ただしドラマ版ではこのやり取りはカットされている。
『大追跡』に隠された真実を証明する実験に協力する。
付き人助手として不動(ry
キンキンキッズの剛君のファン。
ご存知オッサン。
一に「あること」を教えてくれる。
ドラマ(山田版)ではここで初登場だが、一とは既知の間柄のようだ。いつ知り合った?
(もっとも、アニメ版でも第一話の時点で既知の間柄である)
- 正野刑事
オッサンの部下。
学生時代は映研部所属だった。
別に個人としての活躍は無いのだが、彼と剣持が一の謎解きの場に現れたことが、
犯人のトリックにほころびを生じさせるという、思わぬ結果を招くことに…。
- 畠山高徳
ドラマオリジナルのレギュラーキャラ。
原作における正野刑事のポジションだがこの時は一に対して懐疑的。
- ポアロ
「怪盗紳士の殺人」に登場した犬。近所の小松さんに引き取られていたらしい。
どこからその存在を聞きつけたか知らないが、蔵沢が撮影に使うということで、二三によって連れて来られた。
ラベンダーの匂いが嫌いなのは相変わらず。
ドラマ版では真壁の飼い犬という設定で登場。なぜかチワワ。やっぱりラベンダーの匂いは嫌い。
しかしポアロなのにホームズの服を着せられておりその事を佐木にツッコまれた。
原作プロローグのみ登場。
新作映画で主演俳優とキスシーンを演じたため、一には見られたくないと、映画のチケットを送らなかった。
しかし映画もキスシーンも一に見られてしまい涙する。
この時のやり取りが最終的に美雪の女優魂に火をつける。
ちなみに、本人は知らぬこととはいえ、美雪が蔵沢にスカウトされている時、彼女が一のところに来て、美雪に対抗心を持たせなければ、彼らが今回の事件に巻き込まれることは無かった、かもしれない…。
ドラマ版のみの登場。
ミス研部長という設定で、『殺人鬼スコーピオン』の噂を確かめるため、一と佐木を引き連れ美雪を追って映研に潜入する。
堂本版真壁と同様、一や美雪との関係性は良好なようだ。
- 本多影行(ほんだ かげゆき)
CV:津久井教生 演:中島広稀
一が不動芸術高校の映研による自主映画『大追跡』を観た際に感じた違和感から存在が明らかとなった「5人目のスタッフ」。
名前が何処にもクレジットされておらず、まるで最初からいないかの様に扱われていた。
一は、蔵沢達が撮影中の事故で彼を死なせてしまい、その死を隠蔽しているのではないかと推測する。
お蔵入りになった自主映画『サソリ座の惨劇』の主演。
- 体育教師
演:中西学
ドラマ版のみ登場。一に映写室の鍵を貸した。
【以下、事件の核心。更なるネタバレにご注意ください】
お兄ちゃんは蔵沢たちにだまされて、むりやり奈落の底に突き落とされたのよ!
- 遊佐チエミ
この事件の真犯人「スコーピオン」
実は本多の妹(2年前に両親が離婚。遊佐は母方の姓で父方の姓は本多)。
両親の離婚後も頻繁に兄に会いに行っていたが、ある日自主映画の撮影に行くと言ったきり行方不明になったことに疑問を持つ。
その後、兄の行方の手掛かりを捜すために自主映画という自主映画を観て回り、ついに兄が出演していた自主映画『大追跡』を発見した。
その時に立ち聞きした映研部員達の会話から、安全対策を怠った為に兄が転落死し、
その死を部員の4人が隠蔽していた事を知り、更に、
あんな奴より、そこのダミー人形のようがよっぽど役に立つぜ!
ああ、ダミー人形ならビビってとちったり死んだりすることもないしな……
兄の夢と命を侮辱する発言をしていた事から復讐を決意する。
金田一や警察関係者を含む一同を睡眠薬で眠らせ、その間に二人のターゲット(門脇、蔵沢)を殺害して「二重密室」のトリックを作り上げるなど、なかなかの行動派。
しかし、蔵沢が泉谷殺害後に大量のフィルムを注文したこと、自分が犯人だというフィルムと全く違う漫画のフィルムが映写機で映されたこと、
蔵沢が握っていた鍵にラベンダーの香りがついていた為にポアロが吠えたことから自殺でなく他殺だと見破られ、
さらに、睡眠薬入りの紙コップトリックでは、直前になって剣持と正野という予定外の来客によって狂いが生じ、捨ててあった中から汚れていない紙コップを2個重ねてごまかしたが、それが裏目に出て、使った人数と残った紙コップの数に矛盾が出てしまい、さらに睡眠薬を仕込んでいないただ1つの紙コップを唯一選んで取れる立場であるということで、犯人だと暴かれた。そして、二重密室のトリックを暴かれて自白。
撮影で美雪が使う予定の石鹸にカッターの刃を仕込んだのも、もちろん彼女。元々美雪達は遊佐にとって予定外の参加者だったため、計画の障害になるのを怖れて、排除を画策。美雪を負傷させることを考えた。ケガをすれば精神的にショックを受けた美雪は逃げ帰るだろうし、彼女がいなくなれば用の無くなった一達も当然帰ることになる、という計算だったのだろう。(ケガさせる部位として手のひらを選んだのは、部外者を巻き込むのを最小限にしたかったためだろうか)しかし、寸前で一が気づいて石鹸を吹っ飛ばし、美雪がそれを使うのを阻止したため、失敗に終わった。
しかし、紙コップと睡眠薬のトリックは、一が皆を集めて謎解きをしなければ全く不要になるものだった。にもかかわらず、なぜそんなトリックを用意していたのかは、謎である。
真相解明後に逮捕され、逮捕後は、母親の面会を拒み食事にもほとんど手をつけず自暴自棄の状態になっていた。
金田一が面会に来た際には、本多についての真実を聞かされ涙を流した。
ちなみに彼女はプロローグの冒頭において、映写室でサソリ座の惨劇のフィルムを見ながら(おそらく二重密室のトリックの練習のため)、本項冒頭のセリフを言ったりしている。
更には第一話で宣戦布告のようなショートムービーを作成していたため、一部の読者から隠れ中二病の疑惑がかけられてしまっている。*3違うから!!キャラ立てようとしたわけじゃないから!!
ドラマ版では既に両親と死別しているという設定で、兄とそれぞれ違う親戚に引き取られた事が分かる(姓が違うのはそのため)。
また上記の一人暮らし発言や逮捕後に親戚が面会に来ている様子がない事から、親戚とも疎遠になっており、より孤独である事が伺える。
- 本多影行
遊佐の兄で、蔵沢たちの自主映画の製作仲間。
プロのアクション俳優を志望しており、命がけのアクションシーンにもやりがいを感じていた。
しかし12階建てのビルの上で飛び移るシーンの撮影中に突風に遭い、蔵沢らが安全用のマットを外していたこともあり、転落死する。
死体は蔵沢達によって隠蔽され、真相解明後に撮影現場近くの下水道にて(ドラマ版では山中にて)発見された。
遊佐は、彼がスタントとして危険なアクションシーンを無理矢理やらされていたと思い込んでいたが、実は彼こそが映画『大追跡』の主役。
本多が事故死したため、やむなく雰囲気の似ている真田が代役になっていただけに過ぎなかったのだ。
(ビルからビルへ飛ぶ時の踏み足が真田は右足、本多は左足で一はこれを不審に思っていた)
余談だが、原作でのスタントシーンは左足で踏み切ってるにもかかわらず右手を前に出して飛んでいる。
実際にやってみると分かるがこの飛び方はかなり不自然な飛び方で、左足で踏み切ったら左腕が前に出るのが普通である。こんな飛び方だから落ちたのでは?
短い距離ならともかく、命がけの大ジャンプでこの飛び方は不自然過ぎたのかアニメ、ドラマ版では普通の飛び方に修正されている。
ダミー人形なら死なないですって‥‥‥‥‥!お兄ちゃんは人形以下とでもいうの!?
- 蔵沢光
- 泉谷シゲキ
- 真田コージ
- 門脇靖浩
本多の死は完全に事故だが、その後の「死の理由を隠蔽した」という一件を見るとやはりゲスと言うしかない被害者たち。
特に真田は、本多への嫉妬からか死んでしまった彼を「ダミー人形のほうがよっぽど役に立つ」と侮辱するような発言をしていた。
門脇と泉谷は撮影の時に「上空からのアングルで撮影した映像じゃないと迫力が出ないが、そうするとマットが映り込んでしまう」という理由でマットを敷かず、
「マットを外した門脇が悪い」「あのアングルじゃないと迫力が出ないと言い張った泉谷が悪い」と責任をなすりつけあっていた。
蔵沢だけは表情に笑顔がなく、主演俳優として期待していたに違いない本多を死なせたことを後悔しているような素振りを見せていたが、
「ダミー人形ならドジったり死んだりしない」という冷たい一言(正確には強がりな言葉)が遊佐に復讐を決意させる最後の一押しとなってしまう。
全員映画への情熱は本物だったのであろうが、その前に安全管理など、人としての常識を考えるべきだったのだろう。*4
蔵沢の死因は彼専用のマグカップに入った毒入りのお茶を飲んだことによる毒殺だった。
なお、一が「大追跡」についての謎解きをした際、門脇は、観念して全てを話そうとして、蔵沢に止められていた。そのため、他の3人に比べれば、多少はマシな神経を持っていた可能性はある。しかし、仮にあの場で門脇が全てを自白していたとしても、計画の都合上、どっちみち殺されていたと思われる。
ドラマ版の蔵沢は死体隠蔽を主導したり、前述の安全管理の問題など過失の大きさは原作と変わらないものの、
アクションに体を張る本多に期待と友情を抱き、その死に後悔している側面が強調されていた(本多も彼のことを「才能がある」と評価していた)。
「撮り直しが利かなかった」本多が飛ぶシーンをあえて入れるあたり本多の死を無駄にしたくないという思いもあったのだろう。もし遊佐も彼の苦しみを知っていれば蔵沢の殺害だけは中止したかもしれない...。
泉谷たちも本多の事故死までは彼との関係は良好な様子だったようで、回想では撮影直前の本多と彼を激励する蔵沢のやり取りを穏やかな表情で見つめており、
蔵沢同様に本多に期待を寄せていたことを思わせる描写がされている。
一方で、本多の死体遺棄を明かそうとする理由が良心の呵責などではなく単に蔵沢への反発による物のため、小物臭さも強調されている。
もし彼らが死体を隠蔽しなければ、最低でも調子に乗って本多の死を侮辱するというゲスなことさえしなければ、命までは奪われなかったかもしれない。
オペラ座館同様、悲しいすれ違いが生んでしまった事件と言えるだろう。
- 星野かなえ
被害者(蔵沢)に好意を寄せ、蔵沢の死に涙するという犯人にありがちな設定だったが偽りなく本当の感情だった。
憧れだった蔵沢の本多への対応が不足して死なせる闇の面を見た挙句死んだり、映研は事実上の廃部になるわ…と踏んだり蹴ったり。
それでも美雪らには笑顔で対応したりと気遣いの感じられる子である。どうにか立ち直ってほしいものだ。
- 黒河美穂
意味ありげに見開きまで使って披露していた背中のアザは事件と一切関係ない、恒例のミスリード兼エロ要員。
アザの理由についても原作では触れられもしなかった。
アニメ版で撮影中に背中に落ちてきたライトがショートしてできたものだという説明がなされた。
この時、本多が自分を心配して駆け寄ったのに対し、他の4人は立ち尽くし映研の今後の活動についての心配をしているだけだったのを目の当たりにしているが、
それでも彼らとずっと一緒に活動していたのは、映画が好きだからだという。
『大追跡』の撮影中は入院していた為、本多の事故については知らなかった。
ドラマ版では事件後に映研が廃部したため、星野、辻と共にミス研に入部しレギュラー化(原作でも星野が「うちは潰れたも同然」と言っているため、廃部になったと思われるが、その後は不明)また、前述の通り、カッターの刃を仕込んだ犯人になっている。
【謎解きについて】
どちらかというと心理トリックがメインである金田一ではやや珍しい物理トリック。
他の事件における、シンプルかつインパクトのある密室トリックに比べると、どうにも力技という印象が拭えない気もする。
ヒントもふんだんなので謎解きはかなり簡単。
なので事件の推理よりも、黒河さんの背中の火傷の推理のほうに力を入れていた人も多いかもしれない。
ちなみに、一がドアの隙間から二三に気づくシーンと、その後に二三が映写室の黒崎に気付くシーンは「ドアの下には鍵を通すだけの隙間がある」という伏線になっている。
【アニメ版】
◇原作との違い
- 佐木は同行しない。
- そのため、蔵沢が蔵沢明の孫である事は玲香が、『大追跡』の説明は泉谷が、『大追跡』再確認の際の映写機の操作は門脇がしている。
- 正野刑事は未登場。紙コップで水を飲む警察関係者を剣持警部1人に変更。それにより紙コップの数の件は「12-9=5」から「12-7=6」に変更。
- 石鹸にカッターの刃を仕込んだ犯人が遊佐である事が、撮影後に黒河によって見抜かれている。
(遊佐曰く、黒河が主役を降ろされたのが気に入らなかったからとの事。もっとも、事件の真相を考えると嘘だった可能性が高いが) - その一件で黒河は遊佐に対し平手打ちをするなど、人格面でも真っ当な扱いを受けている。
- 原作では説明されなかった黒河の背中のアザに関して、撮影中の事故によってできたものであり、
その際に心配して駆け寄ってくれたのが本多だけだったことから、黒河が蔵沢たち4人に不信感を抱いているという説明がなされた。
また、門脇が一連の事件はこの事故で恨みを持った黒河の仕業ではないかと疑う場面が追加された。 - 門脇が「フィルムの側面は剃刀のように切れ味がある」と語るシーンや蔵沢の腕にフィルムで切った傷があるシーンが追加。これが密室トリックのカギになる。
【ドラマ版】
◇原作との違い
- 舞台を不動芸術高校から不動高校の映画研究部に変更。
- 日本テレビアナウンサー・枡太一が生物教師役で登場。
- 速水玲香が登場しない。その為、美雪が撮影に参加する理由を一が女子高生の胸のサイズを観察していたのにキレたからに変更
- オリジナルキャラクターとして映研部員・辻隼人を追加。さらに金田一達ミス研グループに真壁も同行する。
- 真田の下の名前を「コージ」から「コウジ」に変更。
- 黒河の背中に蠍座のやけどがある設定はカット。
- 星野が1年に変更され、蔵沢に好意も寄せていない。
- 映研が準グランプリを取った映画が『殺人鬼スコーピオン』になっている
(原作における『サソリ座の惨劇』風のサスペンスホラーと、『大追跡』風のアクションを合わせた映画)。またお蔵入りにはなっていない。ちなみにドラマ版「薔薇十字館殺人事件」で高遠が一を呼び出した映画館で「殺人鬼スコーピオン」が上映されている。 - サソリ座生まれの人への配慮か、サソリ座に関する表現が極力省かれている。
(『サソリ座の惨劇』→『殺人鬼スコーピオン』、黒河の蠍型のアザ→なし、
泉谷・真田死体発見現場→サソリ座のマークなし、門脇死体発見現場→『死体を囲むように置かれた蝋燭』とぼかした表現) - 殺害された泉谷、真田、門脇の顔にはスコーピオンと同じマスクが付けられている。
- 映研の部室で足の踏み切りの検証で使うラベンダーの芳香剤は、一がわざわざドラッグストアで購入したものを使っている。また、その時全員私服で来ている。
- 一の誘導に乗せられてボロを出す発言をした人物を蔵沢から門脇に変更。
- 泉谷が殺害されるタイミングが早くなっており、一たちが撮影に参加する前夜に殺害されている。
- 泉谷の死因が撲殺になっている(原作では胸にナイフが刺さっていたが死因は言及されていなかった)。
- カッターの刃が仕掛けられる場所が石鹸から蛇口に変更。また、仕掛けたのは黒河になっている。細工に気付いた一はわざと水を噴出させ(原作ではその勢いで美雪の手からカッター入り石鹸を吹っ飛ばしている)、自分のミスでそのシーンが撮影不能になった、という形で回避させた。その際、原作では美雪はすぐにその理由に気付いたが、ドラマでは気付くタイミングが蔵沢殺害後になっている。
- ポアロは真壁が飼っている犬として登場。無論、二三の登場は無し。
- 黒河が罪を擦り付けられて警察に連行されるシーンを導入。
- 紙コップでウーロン茶を飲む警察関係者は2人のままだが、元々は真壁もウーロン茶を飲むはずだったが遅刻したという設定に変更。
それにより紙コップの数の件は「12-9=5」から「12-(9+2-1)=3」に変更。 - 犯人を判別する方法を水で変色からマジックペンでコップの裏に「君がスコーピオンだ!!」に。
- 本多と遊佐は両親が亡くなった後別々の親戚に引き取られたという設定に変更。
- 遊佐の面会には、原作では一が一人で来ていたが、ドラマ版では美雪も来ていた。
- 映研が事件で廃部になった為、残った部員の星野・黒河・辻がミス研に入部する。
【余談】
ドラマ版で蔵沢を演じた神木隆之介と真田を演じた中川大志は某携帯電話会社のCMシリーズ(高杉くんと細杉くん)で共演しており、2022年のCMでは神木演じる高杉くんが動画を撮影するシーンがあった。
追記・修正はスタッフの苦労と執念に想いを馳せながら、映画を観に行った方からお願いします。
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▷ コメント欄
- 長くなったのでリセットしました -- 名無しさん (2014-09-03 20:04:36)
- ドラマ版のポアロを見て、何でチワワなんだよ!と思ったのは俺だけではないはず。 -- 名無しさん (2014-09-12 11:45:17)
- チエミちゃんええ娘や・・・。スコーピオンはトリックと動機と犯人の意外性すべて総合して個人的にかなり上位だわ -- 名無しさん (2014-09-17 17:37:25)
- タグに、『命を「侮辱」した奴等』と『吐き気を催す邪悪』を、追加して戴けますか? 『本多影行の死を侮辱した』点から、追加する事が出来ると思いまして -- あっきー (2014-09-19 21:27:57)
- ↑前者はともかく、後者はいらないでしょう。邪悪のハードルが低い -- 名無しさん (2014-09-20 15:16:43)
- 金田一にはこの被害者たちよりゲスい奴等が多いしな。こいつらのしたことも悪いことではあるけど、金田一全体で見たらせいぜい中間くらいの悪党と思う -- 名無しさん (2014-09-20 15:27:07)
- 『吐き気を催す邪悪は多間木や萬屋レベルじゃないと厳しいね -- 名無しさん (2014-09-30 22:19:28)
- 綾辻 浅野先生 さくら レオナ そして、遊佐は金田一界女性犯人の5強だ -- 名無しさん (2014-10-02 14:12:46)
- 今アニメ版見たけど、やっぱり黒河の声に違和感持った人は多いのかな。ホント見た目とのギャップが凄かった -- 名無しさん (2014-10-03 02:30:47)
- 泉谷の体型のところでやせすぎがやせぎすになってますよ -- 名無しさん (2014-10-05 10:43:22)
- ↑マガジンコミックス版でも「やせぎす」ってなってるし「やせぎす」は実際にある単語 -- 名無しさん (2014-10-16 19:18:18)
- やせ‐ぎす【痩せぎす】からだがやせて骨ばっていること。また、そのさま。(goo辞書より引用) -- 名無しさん (2014-11-03 18:24:12)
- 個人的な主観だけど、真田の人格面は萬屋達と同じレベルだな。 -- 名無しさん (2014-11-13 12:48:51)
- ドラマは2時間SPだっけ? -- 名無しさん (2014-11-19 15:16:01)
- ↑SP。二重密室トリックの再現シーンはクオリティ高いので要チェック! -- 名無しさん (2014-11-21 10:49:01)
- そういや、美雪って演劇部なのに撮影の演技とちりっぱなしだったんだよな。演劇部でのポジションは役者じゃないのかな? -- 名無しさん (2014-11-28 21:06:33)
- ドラマ版で本多が事故死する前の蔵沢たちの関係は良好だっただけに、あの悲劇が一層辛い。 -- 名無しさん (2014-12-29 23:09:20)
- アニメファイル1の黒河と遊佐のやりとりがちょっと百合っぽくてドキドキした。本多との関係も追加されたし、アニメの黒河は良い役どころだったと思う。ただ声が…いや、キャピキャピ系よりはマシだが。 -- 名無しさん (2015-02-11 14:20:31)
- >>ただしドラマ版ではこのやり取りはカットされている。 クレーム防止か? -- 名無しさん (2015-02-11 14:37:57)
- ↑4オペラ座では衣装も着てなかったし裏方ぽい。元からなのか部員が減ったことで裏方に回ったのかは不明だけど。 -- 名無しさん (2015-05-02 19:47:11)
- ドラマでは初登場の剣持警部が一とは古い付き合いみたいにしたのは、ぐっさんの人柄に合わせた感じだ。 -- 名無しさん (2015-05-23 19:50:55)
- 一が映像のジャンプシーンの違和感を見抜くポイントでアニメではアングルが上からで、ドラマでは正面からと、後者の方が見分ける上では分かりやすい位置になってたかも -- 名無しさん (2015-05-30 03:57:55)
- タグに錬金術にもあった「お兄ちゃん」追加できますかね? -- 名称不明 (2015-05-30 08:23:45)
- そういや美雪がスカウトされるまでの経緯は触れないもか?原作・アニメ「一が玲香ちゃんに抱きつかれてるのにキレた」,ドラマ「一が女子生徒の胸のサイズを観察していたのにキレた」 -- 名無しさん (2015-08-26 07:40:45)
- ドラマ版門脇の体型とダイエットについてだが、女の子のチエミからすれば殺害時に太った男を運ぶのは重労働だし時間を食いやすい(実写だと余計気になる)。そのため前々から門脇にダイエットを勧めてたという可能性はどうだろう。 -- 名無しさん (2015-09-14 11:53:35)
- いかにも体育会系な真田が自分より華奢な女子の遊佐にビビったのは、真田が見かけによらずチキン野郎だったのか? それとも遊佐の威圧感が尋常じゃなかったのか? はたまた真田は密かに罪悪感を感じていて大人しく殺されることを選んだのか? -- KWG (2015-09-30 00:27:02)
- この事件、星野が犯人だと思った奴が多いはず。 -- 名無しさん (2015-12-23 21:48:52)
- 金田一少年シリーズで犯人が最も可愛い犯人だと思うのは俺だけですか? -- 名無しさん (2015-12-25 19:00:09)
- はじめはただ -- 名無しさん (2016-01-23 22:17:11)
- ↑間違えました。蔵沢の言葉で一は素直に祖父を尊敬してるから。ドラマ版みたいなマイナス面は全くなかったな -- 名無しさん (2016-01-23 22:19:10)
- 人一人を、事故死に追いやっておきながら死体遺棄した、こいつらも相当なゲスだな -- 名無しさん (2016-02-02 00:08:31)
- 逮捕後に自暴自棄になるところと、上の兄姉への想いの強さは人形島の星坂と似てる -- 名無しさん (2016-02-15 07:57:45)
- 相手女でおまえは男だろ、ちょっとは抵抗しろよ真田。しかもアクション派だというのに。あと黒河さんのかわいさは説明不要か、デムパなのがちょっと…性格は高飛車とかでもないし良さそうなんだけどね -- 名無しさん (2016-02-23 06:19:48)
- ↑金田一の世界では女子供や余命幾ばくもない人物でも怪力の持ち主である場合が多々あるんだから、ちょっとアクションできるくらいじゃ抵抗する際のアドバンテージにはならないんだろ、きっと(適当) -- 名無しさん (2016-03-06 09:42:32)
- 今更黒河先輩の声聞いたが嘘でしょあれ。ほんと誰がキャスティングしたんだ -- 名無しさん (2016-03-06 15:17:52)
- 昨日初めて読んだが、背中のアザがまったく無関係未解明のまま終わってて笑った -- 名無しさん (2016-03-11 06:53:54)
- なにげに美脚ば遊佐ちゃん -- 名無しさん (2016-03-11 12:43:33)
- 遊佐ちゃんが可愛かったのが覚えてる(一応他も大体覚えてるが) -- 名無しさん (2016-09-03 16:50:58)
- 遊佐って、別に可愛くもなんともないが・・・ -- 名無しさん (2016-09-03 18:00:01)
- ↑なんかタイプだったんよ -- 名無しさん (2016-09-03 18:13:26)
- ↑いや、可愛いと思ってる人がいるなら、それはそれでいいんだけど。個人的には可愛いと思わない、という意味で。 -- 名無しさん (2016-09-03 21:38:31)
- ↑言葉足らずですまぬm(_ _)m「個人的にはタイプ」なだけで、それ以上でもそれ以下でもないってだけ。誤解させたのなら申し訳無かった -- 名無しさん (2016-09-04 03:06:51)
- サービスシーンの質は五指に入ると言っても過言ではない…はず -- 名無しさん (2016-11-09 08:48:18)
- ドラマ版の泉谷役の人は再びじっちゃんの方に出ているな -- 名無しさん (2016-11-19 21:40:22)
- 何気に君の名は。の主役二人がドラマ版で被害者と犯人役として共演してるのか -- 名無しさん (2016-11-19 22:05:26)
- 遊佐かレオナのどちらかが金田一界女性犯人強敵2位だと思う。1位は浅野先生 -- 名無しさん (2016-12-31 16:35:24)
- 黒河先輩の声は、事故の後遺症でああなった……ってことにしない? -- 名無しさん (2017-01-08 15:58:15)
- 蔵沢もソフト比べられたプレッシャーでああなったんだよ……とフォロー入れて見るけど、それにしてもあの態度とかあれすぎてなぁ…… -- 名無しさん (2017-04-30 11:53:02)
- 男子高校生の日常の羽原(アークデーモン)を見ると何故か遊佐チエミを思い出す。 -- 名無しさん (2017-05-03 01:46:58)
- 黒河のアニメ版キャストは批判が多いけど、誰だったら良かったと思う? -- 名無しさん (2017-06-29 00:07:44)
- ↑水谷優子さんとかは? -- 名無しさん (2017-06-29 01:58:09)
- ↑32/ -- 名無しさん (2017-08-21 21:12:46)
- ↑間違えた。↑33/37 「異人館ホテル」の時の一による「解決編」上演では、台本無しでプロの劇団員と対等に渡り合ってたし、普段裏方だったらアレはできないと思うな。「オペラ座の怪人」の時は、たまたまキャストに入ってなかっただけか、出番まで一の指導をしてただけか。でも、この話では、自主とはいえ初めての映画で上がりまくってたのかもしれないけど、それにしても矛盾ではあるね。 -- 名無しさん (2017-08-21 21:16:01)
- 紙コップのトリック、元々からして、フミの存在を完全に無視してるんだよね・・・子供だからその場に呼ばれないと思ったのかもしれないけど。 -- 名無しさん (2017-08-21 21:17:31)
- ↑10 記事にもあるけど三葉とは別人だよ。遊佐は上白石萌『歌』、三葉は上白石萌『音』。(俺も最初同一人物だと思ってた) -- 名無しさん (2017-12-03 19:26:34)
- 印象的には金田一シリーズでは地味かもしれないけど、犯人の事件簿で化けると思うな。俺は -- 名無しさん (2018-03-03 08:59:25)
- ↑特に泉谷殺害のときの見立てをどうやったかを見たい -- 名無しさん (2018-03-03 09:08:47)
- 個人的には冒頭のセリフ喋った後のリアクションが見たい。 -- 名無しさん (2018-03-29 12:30:08)
- 仕方がないとはいえ、犯人総選挙では下から2番目……シリーズでは本当に地味だからなぁ…… -- 名無しさん (2018-03-29 22:20:37)
- 死んだ奴らじゃないが、ホントに風さえ吹かなきゃ全部丸く収まったんだよなあ・・・ -- 名無しさん (2018-03-29 22:31:07)
- 紙コップの件は、実は犯行後に数を調整すれば特に足がつくこともなかった気がする。というか下から2個を上に重ね直せばいいだけなんじゃないの? -- 名無しさん (2018-05-25 22:15:35)
- 遊佐が強敵だって言ってる人、どの辺が強敵なのか教えて -- 名無しさん (2018-09-06 00:53:52)
- ↑入念なリハーサルを怠らなかった事と、アドリブへの迅速な対応力じゃない?俺も彼女は地味〜に強キャラだと思う ↑7同感…必死で準備したのに全部暴かれるわ、せっかく用意した自白シーンが台無しにされるわ、見所が多そう(というか、自暴自棄になったのは金田一が完膚無きまでにフルボッコにしたせいなのでは……) -- 名無しさん (2018-09-16 08:25:28)
- CASEシリーズ化による弊害が出ちゃったイメージ。犯人のフェードアウトが短編並みに簡素で、未回収の伏線もあったりと、話数が足りなかった印象を受ける。case6と同様、作者にとってはこのエピソードも後何話か欲しかったんだろうな……完全版が見たい -- 名無しさん (2018-09-16 08:30:39)
- 今見ると意識高すぎ高杉くんと細かすぎだよ細杉くんが共演してんのな -- 名無しさん (2019-01-20 15:09:34)
- 門脇の文のところに「サソリ座の惨劇をもう1回見せて」ってあるけど、金田一がもう1回見せろって言ったのって、大追跡じゃなかっけ?サソリ座の惨劇のフィルムはどこやったか分からんって蔵沢が最初に言ってたはずだし -- 名無しさん (2019-05-08 16:26:30)
- トリックは地味だけどリハーサルで厨二病発症してたり、泉谷を殴り倒して死体吊るしたり、自分より明らかに体格が良い真田を殴り殺したりとJKがやったとは思えないぐらいの体力の持ち主だからネタ要素には困らない -- 名無しさん (2019-05-08 20:05:55)
- 「犯人たちの事件簿」じゃこのまま星野さんの存在は終始スルーの方向で行くんだろうか? -- 名無しさん (2019-05-22 19:37:49)
- 突然後ろから殴り倒されたら殴った人が自分より弱そうに見えてもその人に恐怖するでしょ、あの時の真田はきっとそういう状態だったと思う、だから抵抗できなかったんじゃないかな? -- 名無しさん (2019-06-13 22:25:40)
- 紙コップの件は既に指摘されているけど「人が集まる前提がなければ、計画を立てられない」「想定外の来客に応じて、コップの数を合わせ直す」とまるで計画性が感じられない。そもそも捨ててあった紙コップは睡眠薬を仕込んでいる訳がないので、急ごしらえするとしても「予め睡眠薬を仕込んだコップをボトムからトップに移す」くらいしかできないはず(しかも本編のような物証はあがらない) -- 名無しさん (2019-07-02 01:58:06)
- ドラマ版の場合、あのアングルなら下にマット敷けたんとちゃうの? まさか予算オーバーで買えなかったんじゃ……。 -- 名無しさん (2019-09-25 09:58:19)
- 泉谷と真田は『サソリ座の惨劇』の件で誰かが本多の復讐をしてると感じてたところがあったな、「せっかくの主演作品なのにお蔵入りにされた」くらいじゃ復讐にはなりえないだろうけど -- 名無しさん (2019-09-26 17:28:17)
- 「いだてん」のとある回を見てて数日後にこの話を思い出した(キャスト的に) -- 名無しさん (2019-10-10 19:51:43)
- ドラマ版の蔵沢は同情の余地はわずかながらにある気がする -- 名無しさん (2019-10-30 19:25:15)
- 殺された連中は結果的に大惨事にならなかっただけで、墓場島のサバゲー連中と同類っぽいな -- 名無しさん (2019-10-30 19:57:02)
- 泉谷の吊るし方は結構謎があると思うのだが特に言及なし。犯人が「自分にはできない」と主張することはできそうな気がする -- 名無しさん (2020-07-07 04:09:23)
- 「じっちゃんはじっちゃん、俺は俺!」というセリフは堂本金田一でもある。女子更衣室覗いてる時のセリフだけどw -- 名無しさん (2021-04-13 00:11:15)
- 回想シーンのお兄ちゃん大好きなチエミちゃんはめちゃくちゃ可愛いと思う -- 名無しさん (2021-05-20 19:03:50)
- 世紀末ドラマ撮影伝見てからこの事件のこと考えると、なんとも言えない気分になってしまうw -- 名無しさん (2021-06-12 10:32:19)
- アニメ版にもプロローグに玲香出てるよね? -- 名無しさん (2021-07-16 13:47:13)
- 原作では中二病っぽかった遊佐だけど外伝では中二病が苦手なキャラ付けにされてたのは予想外だった -- 名無しさん (2022-01-17 20:39:17)
- まさかの遊佐役の人が5代目美雪になるとはね -- 名無しさん (2022-01-30 09:48:51)
- ↑上白石萌歌は現在21歳で誕生日が2月らしいからオンエア時には22歳。美雪役をやるには少々とうが立っている気がするが、5代目七瀬美雪としてがんばってほしい。ちなみに2014年の遊佐役はなかなかよかったと思うの。 -- 名無しさん (2022-01-30 10:24:29)
- 考えてみればこの犯人、謎を暴かれたとはいえ16歳にして非クローズドサークルでターゲット4人の殺害を完遂しているのはすごくないか? -- 名無しさん (2022-02-21 18:40:45)
- ↑トリックの奇想天外ぶりはともかく、暗殺の実績的には某犯罪芸術家さんのデビュー時より優れてんだよね。 -- 名無しさん (2022-02-28 18:04:11)
- ↑4 今度は第一の被害者の泉谷役の人が犯人になるなんて...。 -- 名無しさん (2022-05-16 22:39:34)
- ↑良くも悪くも金田一少年は初代の頃から若い役者を売り込む枠でもあったからそういうこともあるだろうね -- 名無しさん (2022-05-16 23:31:23)
- 長髪の娘、声がおばあさん過ぎて喋るたびに違和感だったわ…。どういう人選なんだ。ハウルの動く城のソフィ思い出したわ -- 名無しさん (2023-02-15 22:39:04)
- 泉谷の死因は刺殺ではなく、撲殺だったはず。(犯人たちの事件簿では、犯人は泉谷を殺害する時バットを握っていた。) -- 名無しさん (2023-03-19 00:27:47)
#comment
*2 才能があっても最終的には不幸になる星の元に生まれた、と言ってしまった
*3 「このフィルムは呪いのフィルム 見た者は罪の重さに順じて死が訪れる」の見出しとともに、蠍火のイメージ画が出た後燃え上がる。
*4 アニメ版においては、黒河が事故で大怪我を負った時の回想で、本多が慌てて駆け寄ったのとは対照的に4人とも呆然として立ちつくすだけであり、彼らが映画作りの楽しい面しかほとんど見えておらず、普段から撮影中のアクシデントや事故に対して甘い考えを持っていたと思われる描写になっている。
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