ガンダムMk-Ⅱ

ページ名:ガンダムMk-Ⅱ

登録日:2009/08/13 Thu 19:04:05
更新日:2023/08/17 Thu 20:00:44NEW!
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出てこなければ、やられなかったのに!



ガンダムMk-Ⅱマークツーとは『機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』などに登場したモビルスーツ(MS)。
(少なくとも映像上は)史上初めて登場した黒いガンダムであり、『Ζ』第1話のサブタイトルも同じ「黒いガンダム」となった。
『Ζ』では前半の主役機を務め、タイトルに登場するΖガンダムが出てくるまで21話にも渡って奮戦、
以降も様々なパイロットが乗り込み最前線に身を投じた。
なお、機体名に「Mk-Ⅱ」が付くのは『Ζ』や『ΖΖ』においても他にちらほらいるが、単にMk-Ⅱと呼称された場合、本機を指すことが多い。




型式番号:RX-178
全高:18.5m
本体重量:33.4t
全備重量:54.1t
ジェネレーター出力:1,930kw
スラスター総推力:81,200kg
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
センサー有効半径:11,300m


武装:
バルカンポッド
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル×2
ハイパー・バズーカ
シールド
シールドランチャー(劇場版のみ)

搭乗者
カミーユ・ビダン
ジェリド・メサ
カクリコン・カクーラー
エマ・シーン
クワトロ・バジーナ(TV版のみ)
カツ・コバヤシ(TV版のみ)
フランクリン・ビダン(ティターンズから脱走時に搭乗)
エル・ビアンノ
ビーチャ・オーレグ
モンド・アガケ
エルピー・プル
キャラ・スーン
[[ヴァースキ大尉>ヤザン・ゲーブル]][[(ジョニー・ライデンの帰還)>機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
バナージ・リンクス

活動年代 U.C.0087年グリプス戦役開始~U.C.0088年第一次ネオ・ジオン抗争終結まで



○概要

ティターンズが自らの力の象徴として開発した機体。
「ガンダム」の名を冠するのはティターンズの正当性をスペースノイドに示す為。
一年戦争の勝利の立役者であるガンダムを復活させることは正に恰好のアピール材料であり、それに合わせて機体の外観も往年のRX-78に似た物となっている。
『機動戦士Ζガンダム』の主人公、カミーユ・ビダンの両親が手掛けた機体でもある。
開発に当たり、タキム重工のトップエンジニアを技術士官として招聘するなど、かつてガンダム開発に携わった人材が破格の待遇で集められたという。


地球至上主義を掲げジオン残党狩りを行うティターンズだが、UC0087年代には連邦系MSの代表格であり主力機でもあるジム系の機体旧式化したものばかりで、新型機の開発も行われず近代化改修で間に合わせていた。
その結果、彼らの理想や題目とは裏腹にハイザックなどジオン系の技術や外観を持った機体を主力として運用せざるを得ないメタ的に言えば番組上主人公と敵対しているから悪者っぽい機体の方がスポンサー受けがいいという、ある意味屈辱的な状況に甘んじていた。


こういった空気を払拭するという象徴的な意味合いも込めて、既にジオンから吸収した技術を必要に応じて用いる事が当たり前となっていた当時、あえて純粋な連邦系由来の技術のみで開発された。*1
後付けではあるが「ガンダム開発計画」でせっかく金と技術を注ぎ込んで高性能なガンダムを作ったのに開発を担当したアナハイムからその技術がジオンに漏れるという最悪の結果になったためにこの計画にはアナハイムを絡ませなかった…という設定になった。
開発者であるフランクリンはこの制約故に本機をあまり評価せず、叩き台程度にしか考えていなかったらしい。
しかし、この「同系統の技術のみで設計を行う」過程で、装甲と内部構造を完全に独立させるムーバブルフレーム(後述)の構想に行きついたとも言われており、ジオン系技術を排して開発した事が必ずしも間違いとは言い切れないところ。
また、連邦系とジオン系の技術を融合させたハイザックが中途半端な機体に仕上がったことも判断の一因ではあるだろう。今更ジオン技術純正で作ることはもっとあり得ないわけだし
なお設計はジム・クゥエルがベースとなっている。クゥエルがガンダムNT-1の簡易量産型であるジム・カスタムのマイナーチェンジであることを考えると、一種の先祖返りを果たした機体と言える。


Mk-Ⅱは主にスペースコロニー内部での戦闘を想定して開発された。
3号機まで生産されており、ティターンズのイメージカラーである濃紺のカラーリングでティターンズ士官に支給される予定だった。


後に4号機の存在が明らかになったが、Mk-Ⅱ強奪事件以前の高速機動試験中に墜落事故を起こして大破している。
この事は、サンライズ監修のビジュアルブック『MSグラフィカ』やガンダムエースのコミック『デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより(カイレポ)』特別編で判明した。
以降の様子は不明(恐らく奪取された2号機同様の部品取り用の「ハンガークイーン」機体になった可能性が高い)。
だが最終的にエゥーゴ及びAEは連邦軍に吸収され、Mk-Ⅱは「エゥーゴの機体」として扱われているため恐らくこの4号機もグリプス戦役以後は、AE側に譲渡・保管され1号機と同じ状態にされている可能性が高い。



機体解説

Mk-Ⅱ最大の特徴は初めて基本構造に「ムーバブルフレーム」を採用した事だろう。
従来のMSの大半は「モノコック構造」を採用している*2
これは生物でいう昆虫の外骨格のようなもので、強固な装甲が自重を支える骨格の役割も担っており、制動機器などの内部構造は装甲内の空洞部に格納されている*3
ガンプラの一部の商品グレード等で、モノコック構造の設定であるザク等の内部構造がフレームの様に再現されているケースもあるが、
あくまで自重を支える物ではなく、関節や駆動部などに必要なパーツが積まれて置かれているだけ、ともいえる状態である。


対してムーバブルフレームは、人体の骨に相当する*4フレームを内部に持ち、そのフレームに沿ってスラスターモジュールなどの外装パーツや装甲などを肉付けしていく構造となっている。


モノコック構造は装甲が骨格を兼ねている性質上、装甲をあまり細かく分割することや、自重を支えない構造にする事が構造上不可能であり、
可動部が少なく、どうしても人体に匹敵するほどの柔軟な動きはできなかった。
また、装甲がフレームでもあるということは、万が一、破損したりすると行動に支障をきたす・修理にも手間がかかる・
バリエーション機を作る際の自由度にも制限が多く課される、と欠点も多かった。*5



しかしムーバブルフレームを採用する事によって装甲を細かく分割したり自重を支えない装甲構造(スライド式装甲など)や
捻りが出来るシリンダーやヒンジ機構を採用する事が可能になり、より人体に近い柔軟な動きが可能になると共に、
被弾などの直接ダメージ以外にも自重や加速、衝撃時などにかかっていた装甲への負荷がフレームと分散される事で
メンテナンス性や拡張性、耐弾性も高まり、運用性が向上した。*6


この技術の大本になったのは、初代ガンダムに搭載されたコアブロックシステムと、そのガンダムの改良措置であるマグネットコーティング。
RX-78のファーストロットシリーズがコアブロックシステムで機体制御していたのを発展させて、
コアブロック制御をマグネットコーティングを施されたフィールドモーターで四肢まで伸ばして効率よく機体を制御するというのがコンセプトとして誕生、
実際の成立過程においてはデラーズ紛争時に開発され記録抹消された試作一号機の機体構造を経て開発された物である。




一応欠点はあり、従来の構造に比べて単純にフレームという構造セクションが増えるためにより嵩張って重量が増加してしまう事がモノコックと比較して劣る点だが、
モノコック構造を主に採用していた世代より機器の小型化や材質の改良やバーニアやスラスター等の進化などによって総重量はあまり増えておらず、実質的に欠点は解消されている。


また、フレーム各所にはセンサーが内包されており、得られたデータが頭部に搭載された「コ・プロセッサ」に集積されて、
メインプロセッサに伝わり即座にその状況に最適な応力、衝撃分散をフレームに指令を出せるようにシステム設計がされている。
…が、当初はその出力最適化データ自体が足りていない状態だった。テスト運用はこの辺りの処理データを採取する目的もあったのである。
ただし、この機能のために頭部スペースに余裕がなく、連邦系MSの従来装備である頭部バルカン砲は外付けオプション装備になってしまった。
ガンダムF91「その方がボクみたいに頭部の4割がバルカンになるよりはいいと思う」


この機構は本機以降のMS、MAにも導入されており、「ガンダリウムγ」「全天周モニター」と「ムーバブルフレーム」を採用した機体は「第2世代MS」とカテゴライズされる程の革新的な機構だった。
しかしMk-Ⅱは「ムーバブルフレーム」と「全天周モニター」は搭載していても「ガンダリウムγ」は採用しておらず、機体強度に不足があった。
そのため学術的にガンダムMk-Ⅱ自体は第2世代MSの要件を満たしておらず、第1世代と第2世代の中間にあるとして「第1.5世代MS」と呼ばれる*7


バックパックにはタキム社のトップエンジニアを破格の待遇で技術士官として招聘して設計したスラスターにサーベルホルダーを兼ねたフレキシブルバーニアスラスターを搭載。
カタログスペックには記されていないが、ふくらはぎの部分はコ・ジェネレーター直結式のスラスターを有している。


これらにより高い運動性・機動性・操作性を有したティターンズのフラグシップを担う機体が完成……するはずだった。


本機の製造時点で、ガンダリウムγあるいはそれに匹敵する材質の開発が難航*8したため、装甲やフレームの建造材を旧来のもの*9で建造せざるを得なかったのだが、
ムーバブルフレームは既存の機体フレームよりも稼働軸がはるかに多く、旧来の材質ではその摩耗に耐えられなかった。
しかも、その消耗していく稼働軸の修正を上記のプロセッサ制御システムがパイロットに丸投げしており、これらを修正しながら操縦する事を強いられていた。それで墜落事故が多かったのである。



結局のところ、対応できる新型素材の開発は間に合わず、機体強度とバランスの問題を解決できなかったので、ティターンズはそのままの量産化を断念。*10
後継機開発のデータ取りのための運用テスト用途(つまり「試作機」の本領)で使用する事になり、後に本機の設計を引き継いだバーザムが量産された。あんまり活躍しなかったけど。


また、ライフルの項にも記してある通り、本機はムーバブルフレーム構造の実証試験機でもあった為、構造に余裕が無く、
腕部およびマニピュレーターにビーム兵器用エネルギー伝達経路が配されていない。
従って、この時代の他機体で標準的な「本体からの供給が必要なビーム兵器*11」を流用する事が出来ず、動力内蔵型のものを別途用意している。
そのため武器を失っても他機体の物を使用出来ず、その一方で制御規格さえ対応していれば自機の武器を他の機体が奪って使用できるという弱点がある。
現に、劇中でアッシマーにビームサーベルを奪われたことがある。



しかし、敵対勢力のエゥーゴに本機が奪われる事で一変。
初めこそエゥーゴは視聴者同様に1年戦争当時のRX-78の驚異的な高性能なMS及びビームライフルの様な画期的高火力武装や
ルナチタニウム合金の様な画期的装甲材が採用されている事を見込んで奪取したため「所詮はMk-Ⅱか」などと散々な言われ様であった。
更には開発者(カミーユの父)からも「あんなもの、もういらんでしょう」と酷評され*12、クワトロには上記の台詞を言われ、*13
パプテマス・シロッコには「ガンダム(RXー78)のマイナーチェンジ」呼ばわりされ、作中では、散々性能を貶されていた。*14
だがエゥーゴの支援勢力アナハイム・エレクトロニクス社のΖ計画系エンジニア達は、
AE系機体のブロックビルドアップ系由来のフレームとは異なる開発思想のムーバブルフレームの優秀性に気付き、
上記の問題点を素材部分を中心に改善*15し、白のカラーリングに塗装されて運用されることになった。
純連邦系技術と素材で作られた「黒いガンダム」が、AEのジオン系などの技術・素材により本来の性能と象徴でもある白いカラーリングを取り戻して、
ティターンズへ牙を剥くという皮肉な結果が生まれたのであった。
操縦感覚や操作機器の配置等はリック・ディアスに近く、加速の癖*16を補正出来る腕のパイロットならどちらかの動かし方を練習していれば両方共問題無く扱えるが、ジオン系のザクⅡとは操作感覚が全然違う事が劇中で明示されている。



その後、続々と現れる新型MSに押される事も多々あったが、
エゥーゴ側も本機の改修やオプションパーツ等の製造を絶えず行い、強化する事で二度に渡る戦争を戦い抜いた。
これは本機の基礎設計が非常に優れていた事の証明であり、性能自体はティターンズの最新型MSに劣ってはいても、決して出来損ないではないのである。


確かに機能的に不十分な点もあったが、ムーバブルフレームを始めとする設計思想自体は斬新であり、
後に開発される可変機主流となる第3世代MSや、大火力多機能の第4世代MSにも多くの機構が受け継がれている。
本機がMS開発史に残した功績は非常に大きく、本機のムーバブルフレームの技術を得られた事がΖガンダムの基礎設計の完成に繋がったという事が、後にカミーユの口から語られている。


更に言えば、グリプス戦役終結後のティターンズ系の兵器は生産・運用がストップし、
残存機体も多くが廃棄処分かネオ・ジオンやジオン残党軍などのジオン系組織及び海賊や宙賊等の犯罪組織と言った勢力に渡っている経緯を見れば
本機は仮に奪取されなかったら、ティターンズ系の技術を使った機体として封印された可能性もあったし、戦後のゴタゴタに乗じ「ガンダム」を奪って自軍に加える、という目論見で
エゥーゴより遥かに質の悪い組織に目を付けられていたという可能性も否定できない。


ガンダム開発計画の反省を踏まえてアナハイムを排除したはずが、そのアナハイムの暗躍によって今度は実働中の実機全てが奪取されてしまうというさらにひどい事になってしまったが、
確かにムーバブルフレームの技術はジオン側に渡ってしまったものの


  • 事実上のバーターのような形で新型量産機マラサイを分捕った事で、ジオンの新技術であり念願の新素材ガンダリウムγ合金の精錬技術を手に入れた
  • 未完成だったMk-Ⅱが完成品になった上に新しいガンダム豪華なオマケまでついて返ってきて、未だ最大の仮想敵であるジオンに対する戦力として大いに貢献する

など、ティターンズとしては正に崩壊への蟻の一穴としか言いようがないが、連邦軍全体としては有り余るほどのお釣りが来たと言える。


結果論ではあるが、エゥーゴに奪われていなかったら後発機開発の叩き台となった後数ある試作機の1つとして倉庫の肥やし化してたのは明白なので本機は人手と戦力が不足しているエゥーゴに奪われたからこそ本編での活躍が出来たし、その後の歴史にも名前を刻めたとも言える。
これはエゥーゴの機体はティターンズと異なり、ジェガン等と規格がほぼ一緒なアナハイム製で整備性や互換性等で優れていたためか、グリプス戦役終戦後に連邦軍の戦力に組み込まれ、地方の基地等で長く運用されていたからだという事情がある。リアルとアニメのスポンサーの都合で敵に回されたマラサイは泣いていい。


漫画作品「機動戦士Ζガンダム Define」では「チタン合金セラミック複合材でルナ・チタニウム合金並みの装甲強度を持たせろ」と命令されたヒルダ・ビダンが凝った複合方法を採用したせいで価格と製造の手間が爆上がりして量産化が断念されたとなっている*17


また、ティターンズが本機を開発した事が後にAEとエゥーゴが接近する遠因となったとも言えるので、その後の宇宙世紀のターニングポイントの1つとなったという意味ではMSの開発史以上に歴史を動かしたMS…なのかも知れない。
「結果的にそれは必然だった。…良くも悪くも、だがな」




○武装

RX-78とほぼ同様の物が揃っているが、ビーム兵器がMSの標準装備となるなど技術革新が進んでいるため、先代と違い武装面のアドバンテージは薄い。
また元々本機はコロニー内の暴動鎮圧などを主に想定していたため、ジェネレーター出力が活きるだけの高火力の火器を持たされていない。
なお、エゥーゴ強奪後はパーツ同様アナハイムがコピー品を生産している。



  • バルカンポッド

ヘッドセット型の装着オプション式バルカン砲。先述の通り頭部に内蔵する余裕がなく、外付け式となっている。
銃口は左側に2門のみなので射線は左側からのみとなる。右側はマガジンおよびバランサーとして機能する。
この形式により装弾数が増強され、また必要無い場合は取り外す事も可能。但し劇中では外した状態で出撃した事は無い。
アムロと同じく、カミーユが搭乗して初めて使用した火器。…もっとも撃った対象は襲ってきたMSではなく自分に暴力を振るった生身の人間だったが。


「そこのMP!!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!?あはははははははははは!ざまあないぜ!!」


カミーユは銃弾を当てる事無く殺しはしなかったものの、撃たれた彼はカミーユの言う通りに一方的に蹂躙され、涙目になって腰を抜かす羽目になってしまった。


メイン射撃武装。Eパック方式*18を採用しているが、Mk-Ⅱの場合腕部に一般MSの様なエネルギー供給機構が無いため、Eパック自体にライフルの駆動電源出力も兼ねさせる仕様になっている。
出力の変更が可能と明記されスイッチコンソールの設定画稿もある。
パック1つにつき通常出力(2.6MW)で7発、大出力時(6.07MW)は3発の射撃が可能と申し分ない攻撃力を兼ね備えている。
もっともゲーム系作品で出力変更の機能が採用される事はほとんどないが…。
不使用時はサイドスカートにマウントされる。


近接白兵用のビーム剣。グリップは角柱型で、バックパックに2基装備されている。当時としては高出力。
設定画には「ビームジャベリンとしては使用不可です」とわざわざ注意書きが入っていた。
基部にエネルギーが貯蓄されているらしく、アッシマーに奪われて危うく撃墜されかけるなど危機に陥る場面も。


  • ハイパー・バズーカ

通常弾と散弾の使い分けが可能。マガジン式の為給弾も容易。
非使用時にはリアスカート部のラッチに装備され、予備マガジンはライフルとは反対側のサイドスカートに装備される。
一応強度が高いので緊急時には鈍器として相手を殴りつける使用法も可能な事が一部画稿で記されている。
本機専用というわけではなく、『0083』の頃から使用されている武器である。デザインが多少異なるが。


  • シールド

GP01で試験採用されたスライド式伸縮機構を採用したMk-Ⅱ専用。耐ビームコーティングされており数回のビームの直撃に耐える。
RX-78からの踏襲で盾の上部には銃眼スリットも有る。手持ち携行用のグリップは無く腕部のマウントラッチを介して装着する。
『Ζ』第49話及び劇場版では、左腕を破壊された際、応急処置として左肩の付根にシールドを装着した。
裏面には予備のライフル用Eパック×2およびミサイルランチャーを装備することが可能。


  • フライングアーマー

大気圏突入用SFSユニットで、先端部にシールドを収納することができる。突入用とあるが、大気圏内でも運用可能。
元々はジャブロー降下作戦用に用意され、そのまま使い捨てられる予定だった。
左右翼部には折畳機能が付いており、格納保管時の占有スペースを減らす仕様になっている。
ちなみにTV版では「カミーユの考案をもとにAEが設計開発した」とされているが、劇場版では「ティターンズが開発したもの(つまりMk-Ⅱ共々奪ってきた)」だったりする。
Mk-Ⅱとのコンビネーション運用は予想外レベルといっていい戦果を生み出し、その後も運用されている。
またΖガンダムの可変形態「ウェイブライダー」はこのフライングアーマーの大気圏突入や大気圏内飛行データを基に開発されている。
Ζガンダムの背部左右のパーツが同名の「フライングアーマー」なのはその名残である。




○劇中の活躍

『機動戦士Ζガンダム』

本機は3号機まで生産されたが、反地球連邦組織エゥーゴ全機奪取されている。

  • 3号機:ジェリドが基地内に不時着させ放置していた所をカミーユに奪われ、そのままエゥーゴへと持ち去られた
  • 2号機:味方のはずの3号機(強奪済み)に抑えられ、パイロット(カクリコン)が降りた後、機体は3号機と共にエゥーゴへ
  • 1号機:しばらくはティターンズで運用されていたが、エマがバスク大佐の親書をエゥーゴへ送り届けた時に、その内容から組織への疑念を抱いた彼女が寝返った事で、機体もそのままエゥーゴに

この辺の経緯は「ガンダム強奪(ガンダムシリーズ)」も参照。


2号機はアーガマ内で分解され、簡易解析の後にスペアパーツに回された。ちなみに分解中に片腕状態で出撃した事もある。
1号機はより仔細精密な解析とパーツ複製の原型として月面のAEの工場に送られた。
そして、白く塗り替えられた3号機はアーガマで運用される事となり、以後はこの機体が唯一の「Mk-Ⅱ」となる。
結果的に棚ぼたで3機も入手できた事が、バックアップ体制構築の余裕を生み、Mk-Ⅱの実戦投入につながったといえよう。
なお武装もデータベース内にあった専用のものが全て復元製造され、運用されている。


Ζガンダムが登場するまでの前半は主にカミーユが搭乗し、主役機として活躍した。
TV版ではリック・ディアスをフランクリンに奪われたクワトロが一時的に搭乗した事もあるが、劇場版では尺の都合によりカットされている。


戦線に投入されてしばらくは最新鋭の機体として一線を張っていたMk-Ⅱだが、U.C.0087当時のMSの進化は驚異的であり、
可変MSやサイコミュ搭載MS等により苦戦が多くなっていた。
Ζガンダム初登場回ではジェリド・メサの駆るガブスレイに危うく撃墜されかけている。


それでエゥーゴがアナハイム・エレクトロニクス社に要請して完成したのが、
Mk-Ⅱ専用のサポートメカ、FXA-05D"Gディフェンサー"である。


Mk-Ⅱとドッキングする事によって、ウェイブライダー並の巡航能力と新鋭機に並べる程の火力(遠距離火力)を獲得し、
再びMk-Ⅱを一線級の機体に押し上げたのである(もちろんGディフェンサー単体も戦闘機として活躍している)。
なお、合体形態は「スーパーガンダム」と一般には呼称されているが、あくまでも愛称で、正式名称は"Mk-Ⅱディフェンサー"とされている。


その頃にはカミーユはΖガンダムに乗り換えており、エマが搭乗した。
Gディフェンサーとの連携もあって最新機を相手に互角に渡り合い、多数のMSや戦艦を撃墜した。


最後はヤザン隊との戦闘でダンケルとラムサスを撃墜するものの、ヤザンの攻撃でGディフェンサーが被弾し大破。
その後損傷した状態でレコアが駆るパラス・アテネと交戦するも相討ちとなり大破。
パイロットのエマは脱出に成功するものの、ヤザンの攻撃で致命傷を負ってしまい、その後カミーユに看取られながら死亡した。
機体はそのまま放棄され宇宙空間を漂っていたが、終戦後にファが駆るメタスに回収された。


機能的に不足な部分はあったものの、初代ガンダム譲りの汎用性や基本性能の優秀さ、
カミーユ・ビダンを始めとする優れたパイロットに恵まれ、性能以上の機体と渡り合い、グリプス戦役を戦い抜いている。
グリプス戦役中、百式と並んで最も頑張った機体と言えるだろう。


劇場版では活躍シーンが増えたが、終戦後にファがメタスで回収するシーンが丸々カットされた。
まぁ多分カミーユを助けた後に回収しに行ったのだろうけど。
コロニーレーザーに巻き込まれて消滅したという説もあるが、作中では一切描写されていないので真相は不明。
また尺の都合からなのか、Gディフェンサーとの合体が第3部の終盤での1度だけしか描写されておらず、しかも合体後1分と持たずにヤザンの攻撃でGディフェンサーが大破してしまった。
ガルバルディβに回し蹴りをぶち当てるシーンは痺れたよ、うん。



『機動戦士ガンダムΖΖ』

前のグリプス戦役で大破した当機だが、第一次ネオ・ジオン抗争では中盤に修復されて*19参戦した。
Gディフェンサーを失った事もあって旧式化は否めず、またパイロットのエル・ビアンノ(素人)がしょうもないミスをしたりとあまり活躍に恵まれず支援役を務める事が多かった。
だが、彼女の操縦技術の向上や、新たな支援機メガライダーとの協力で、ガンダムチームの一角として最終決戦まで第一線で活躍した。
初陣でガザDを追い込むなど、量産機が相手なら互角以上の戦いを見せていた。


最後はアクシズ内部におけるクィン・マンサとの戦闘で両腕を失い、大破。
パイロットのエルは脱出に成功したものの、バックパックが使用不可能になり、機体はΖ共々放棄された。
その後については不明だが、一説によれば連邦軍によって回収され、他のガンダムタイプMSと同様封印されたとされている。


グリプス戦役の発端から第一次ネオ・ジオン抗争の終結までという長期間活躍している(外伝作品を含めればもっと)が、
これは短命な事が多いガンダムタイプのMSとしては珍しい。



○余談

本機の系列は後に連邦内で派生していったようで、Mk-ⅢMk-Ⅳ等がある。


なお、Mk-Ⅲは連邦軍、エゥーゴ、ティターンズの各方面で開発されているが、それぞれ全く別の機体である。


そして、ガンダム・センチネルにおいてEx-Sガンダムと死闘を繰り広げたMk-Ⅴは、
サイコガンダムを小型化して準サイコミュ兵器であるインコムを搭載した機体で、Mk-Ⅱとの関連は全く無い。
そもそも名前も「5番目のサイコ・ガンダム」*20という意味であり、ガンダムMk-Ⅱに連なる系譜として命名されたわけでもない。
ただし、Mk-Ⅴの試作機であるMk-Ⅳや大型化する前のプロトタイプサイコガンダムはMk-Ⅱのデータを元に開発されているため、間接的には関連がある。
旧NT研究者がアクシズへの亡命時に、手土産として持参したMk-Ⅴのデータを元に開発された機体がドーベン・ウルフである。


また後の時代にはMk-IIの後継量産機ジェダも作られ、これをさらにコストダウンしたジェガンはロングセラーとなる。
実際、ジェガンの「外装式バルカン」「背面部の可動式ブースター」にはガンダムMk-Ⅱの面影が濃い。
またジェガンには後述のフルアーマーガンダムMk-Ⅱのデータを使用したスタークジェガンというバリエーションも作られている。



少々期待外れだったとは言え苦労して手に入れたガンダムを民間人上がりのカミーユにそのまま任せるのは軍事組織としてどうなんだ、という意見もありそうだが


  • エースであるクワトロには程なく専用機の百式が支給された
  • カミーユはフランクリンのデータを盗み見ていた(後述)ため扱いそのものには既に慣れていた
  • エゥーゴのパイロット達はリック・ディアスに強い愛着を持っている者が多かった(アポリーなど)
  • 当のカミーユをエゥーゴ上層陣が「アムロ・レイの再来」としてガンダムに乗せたがった
  • というか外見の写真だけでも撮れればラッキー、入手できたら万々歳というつもりでクワトロが潜入したら普通はまず予想できないイレギュラーが起きて現物が三機も手に入ってしまったので
    この機体に乗せる人員の用意が無かった。ならばパイロット編成をうかつにいじくるよりは同じく想定外の加入者で操作も知っていたカミーユに任せる方が良い

…などの理由が重なりあっさり彼がパイロットに決まったという事らしい。



ロボット作品に於ける2号機は奪われる』というテンプレを生み出した機体でもある。
試作2号機しかり、BDしかり、ネオガンダムしかり、F90しかり、X2しかり、ガンダムスローネしかり
EVA2号機しかり、YF-19しかり、凰牙しかり、ザルヴァートルモデルにしかり、エインヘリアルモデルにしかり…。
そんな中、最終的に3機とも奪われるという展開になった珍しい機体でもあるが。


また「黄色いアンテナと緑のカメラアイ」という組み合わせは以後のアナザー作品を含めて数多くのガンダムで採用されている。
実は初代ガンダムであるRX-78-2の特徴の「白いアンテナと黄色いカメラアイ」という組み合わせは意外なほど少なく、
黄色いカメラアイの場合でもアンテナは黄色というパターンも存在している。


とあるゲームの紹介項目では「設定が確立されるたびに弱くなっていく悲運の機体である」という身も蓋もない記述がある。


Z小説版におけるエピソードだが、Mk-Ⅱ開発者のフランクリン博士は「MS作ることしか頭にない仕事バカ」と描写されており
本来禁止されている自宅の私用パソコンでも仕事をしていたので息子のカミーユにPC内のMk-Ⅱの設計データを見られていた。
そのためカミーユは本編開始前の時点でMk-Ⅱの大まかな構造を知っているどころか、
自作模型モビルスーツに本物のMk-Ⅱのコクピットをパクったものを付けてコンテストの賞を取っている
ティターンズがそのコンテストと入賞作品のことを調べたら間違いなく親子ともども処罰するだろう…と思っていたが
その前に「ティターンズの士官をぶん殴った子供を取り調べたら空手をやってて模型飛行機とMSで賞を取った経歴がある」とわかり
こいつエゥーゴの関係者じゃないか?少なくともエゥーゴが知ったらスカウトするだろ?と判断しているため
バレるどうこうの前に自分からやらかした形になっている。
要はただの学生のカミーユがいきなり乗ったMk-Ⅱを操縦できる理由付けなのだが、
情報セキュリティの重要性を知っている現代の我々からすればフランクリン博士の短慮が目に付く。


機動戦士ガンダム サンダーボルト10周年を記念して、雑誌スペリオールの表紙にサンダーボルト版ガンダムMk-Ⅱが掲載。
その姿は元となったデザインからは大きく逸脱はしておらず、サブアーム等オリジナルのギミックが満載な本作品では異色ともいえるレベル。
そして同誌掲載の本編では、なんとアナハイム・エレクトロニクス社の工廠内部で生産されている数多の新型MSの姿があった。
更には最低8機は生産ラインに乗っていたガンダムMk-Ⅱの姿や、百式Ζガンダムまでもが登場するのだが、様々なテストを行い実戦段階まで進めるには5~6年かかるという。作中世界的に5~6年後とはグリプス戦役、つまり本来のΖガンダムと同じ年代にならないといけない。


実は本機は当初登場する予定はなく、タイトルになっている主人公機Zガンダムが最初から登場するはずだった。
だが肝心のZガンダムのデザインが難航しており、放送開始に間に合う見込みがなかったため*21、それまでの間主役を務める別のガンダムが必要となった。こうして誕生したのがガンダムMk-Ⅱだった。
リアル製作者からも「繋ぎ」扱いだったという正に悲運の機体だが、その存在なくしてZガンダムは完成しなかったのと同様、RX-78から大きく様変わりした次世代型への橋渡しとして視聴者を導いたのである。



■バリエーション

  • 次世代試作機

ガンダムTR-1ヘイズルをベースに開発したMk-Ⅱの性能実験機と思われる機体。
この機体から開発系譜を遡ると


Mk-Ⅱ→次世代試作機→ヘイズルジム・クゥエルジム・キャノンⅡジム・カスタムアレックスガンダム


となる為、ガンダムからMk-Ⅱへの中継点としてジム系を経由するようだ。



  • フルアーマーガンダムMk-Ⅱ

主に前面にガンダリウム合金製の追加装甲、右手には2連装ビームガン、左肩にフレキシブルシールドが追加されておりシールドの裏には通常のビームライフルがマウントされている。
さらに両脚部には装甲と共にスラスターが追加されているが、この追加スラスターをもってしても機動性低下をカバーしきれず、
また後付けにはなるもののこちらがMk-Ⅱ専用で他機種への転用が利かないのに対しGディフェンサーはジムⅢネモなどにも転用可能だった為
最終的には上述のようにGディフェンサーによる強化案が採用されたため、生産直前まで計画が進んでいたがお蔵入りとなった。
他のMSのフルアーマー化と比べると追加武装と言えるのは2連装ビームガンくらいであり、追加装甲もMK-Ⅱのシルエットを損なわずスマートで非常にカッコイイ。
藤田氏のオリジナルデザインとカトキ氏のリデザインがあり、武装に微妙な差異がある。


2016年にROBOT魂より本体のMK-Ⅱと共にセットでプラモ化されている。


「ジョニー・ライデンの帰還」にてヴァースキ大尉専用のガンダムとして登場した。初登場の18巻ではMk-Ⅱ本体のみお目見え。*22
彼のパーソナルカラーと言ってもいい青に塗り直されているが、配色パターンはエゥーゴ、ティターンズのどちらとも異なる。元ネタはおそらくヤザンかつての乗機ハンブラビ
この機体を目にしたヴァースキ大尉は、このMSを手配してくれたゴップが目の前にいるにも関わらず、また乗機を失うという不始末をした上でもかつて敵対していた*23MSを当てがわれた事に多いに不満があったようで思い切りしかめっ面をしており、その顔をみたジョニ子は腹を抱えて大笑いしている。
嫌がらせのようにも見えるが、近いうちにまた赤い彗星やキマイラ隊と相見えることが予想され、この時代においてMk-Ⅱなど本来は完全な型落ち品なのでフルアーマーユニット込みで近代化改修してようやく戦えるであろうことを考えると、ゴップの言う「早急となると本当にこれしか用意できなかった」は恐らく本当のことだろう。*24


フルアーマーユニットは安心と信頼のアナハイム製。21巻にて身内の演習ではあるがフルアーマーユニットを装着して登場。
まだ動かし方に慣れていない(ジョニ子が駆るヘビーガンダムの)ファンネルの動きを見切って、ビームガンで撃墜するという性能の高さを見せる。パイロットの性能がおかしいだけとか言わない。


Mk-Ⅱ本体はかつてカミーユが駆った3号機を修復したものなのかはたまた新造したのかは不明。



ギレンの野望に登場する機体でMk-Ⅱより高性能だが、欠点を抱えていた。



  • Mk-3グーファー

ウェールズ動乱時に連邦軍がハイメガを装備した機体を使用した。



  • ガンダムMk-Ⅱ メガラニカ所属機

『獅子の帰還』に登場。パイロットはバナージ・リンクス。
ビーム・マグナムを使うために右腕をドーベン・ウルフの物に換装、更に上から補強することで腕を交換することなく撃てるようになった。


バナージの帰還を確かめるために現れたリディのリゼルの前に姿を現す。



  • ガンダムMk-Ⅱ(サンダーボルト版)

機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場。
外観は細かい部分に僅かな違いは見られるが、基本的にオリジナルと同じデザイン。ただし、ビッグコミックスペリオールの表紙に掲載されたイラストによると、左肩にアナハイム・エレクトロニクス社のマークがデザインされている。
サンダーボルトにおけるMk-2はアナハイム製に設定が変更されており、ムーバブルフレームと試作ガンダムから収集した戦闘データのフィードバックによる高い汎用性を得たことにより、これまでのサンダーボルトにおける「顔だけガンダムタイプ」な機体を上回る次世代の量産機となっている。
既に大量の量産機が用意されているように見えるが、実際に運用できるようになるには5~6年の歳月が必要となっている。



  • ガンダムMk-ⅡxⅡマークスクェア

Ζガンダムのコミカライズ版作品『Define』に登場。
本作品劇中でヤザン搭乗のマラサイと交戦した際に負傷したMk-Ⅱを改修した機体。
機動性がマラサイよりも劣っていたかつての低性能を改善するため、ふくらはぎの背面側やサイドスカートなど各所にスラスターを配置。肩部装甲は大きく盛り上がったような形になり、大型スラスターを各所に配置している。



ガンプラ

放送当時に1/144、1/100、1/220でキット化された。
また、1990年にはHG化され、その後、MG化(2回)、PG化、HGUC化(2回)、RG化された。



旧1/100は一切妥協無しの繊細ディテールで装甲モデリングや脚部フレームを再現。
MG至上主義者すら認める程の素晴らしいデキで、プロポーションと可動域以外は現在でも通用するレベルの良作。
MG2作品改造のお供。



MGのVer2.0はRX-78ガンダムに先駆けて発売。
Ver1.0やPGで得られたノウハウを取り入れ、パーツ分割もかなり考えられており、合わせ目がまともに合わせ目をしている箇所が非常に少ない。
そんでもって脚部のシリンダーも一部がメッキパーツと言う豪華仕様。
プロポーションと可動も文句無しで、バランスを上手くとれば片手逆立ちだって可能。



HGUCはMk-Ⅱ、スーパーガンダム、ガンダムMk-II+フライングアーマー、Z・百式と一纏めになったグリプス戦役セットなど複数種が一般で発売。
劇中再現度の高い抜群のプロポーションを誇り、装備一式は全種に、フライングアーマーセットには更にスタンドも付属する。
ビームサーベルはグリップと一体成形の無着色だがサーベルグリップに穴があるので他から刃を流用出来、グリプス戦役セットにはクリア刃が付属する。
細かいギミックとしてバックパックの接続がジム・クゥエル/ヘイズル系やジムⅢと共通になっていて、特にヘイズル系とはバルカンポッドも互換性があり、ミキシングビルドによって次世代型量産試作機を再現することが可能。
ちなみに、HGUCではティターンズカラーがデフォルトで、
エゥーゴカラーはスーパーガンダムかフライングアーマー付きかグリプス戦役セットでしか手に入らなかったが、
2015年にREVIVE版が発売されたことにより、エゥーゴカラーも単品で入手可能になった。


REVIVE版は一般販売のエゥーゴ、ティターンズ両カラーに加えてガンダムベース限定品でリアルタイプカラーとZ・百式と一纏めにして成形色を変更したグリプス戦役スペシャルカラーが発売。
合わせ目・可動域が大きく改善されており、特に可動は劇場版で印象的だったキックもしっかりと再現出来る程。
しかし、バックパックの接続が変更されているのでヘイズル系やジムⅢとの換装ギミックが失われ、
Gディフェンサーとの合体機構こそ残されているものの、ハンドパーツが合わずロングライフルを持てないという弱点を抱えている。
全体的な出来は素晴らしいものだが、ギミック面では痒いところに手が届かないものとなっている。
また、旧HGUCに比べてREVIVE版は今風のややスリムな体型となっているのも人を選ぶかもしれない。


後に旧HGUCをベースにHGBFビルドガンダムMk-Ⅱが発売された。



RGは非常に出来が良い。ティターンズカラーはパーツの組み換えで試作機にする事も可能。
後にプレミアムバンダイ限定でGディフェンサーとフライングアーマーが単品で発売された。
RGガンダムMk-IIと接続する為のパーツと、専用のデカールが付属している。



元祖SDガンダムでは、ティターンズカラー(濃紺)、エゥーゴカラー(灰色)、スーパーガンダムがそれぞれ別々に発売されているが、スーパーガンダムはカラーが灰色ではなく白であり、もちろんGディフェンサーと分離可能なため、濃紺、灰色、白の3色のガンダムMk-Ⅱが存在する事になる。




ゲーム作品

◆機動戦士Zガンダム エゥーゴvsティターンズ

ノーマルとスーパーガンダムは別機体扱いで、コストは両者共に295。
主武装はビームライフル及びハイパーバズーカの選択式。出撃前にどちらを使うかを選ぶ事になる。
ハイパーバズーカは他の機体とは異なり一定距離飛ぶと散弾する変わったタイプだが、正直かなり弱いのでガチ対戦では全く使い物にならない。散弾ではなァ。
ただし実弾武器な上に攻撃範囲が広いので、サイコガンダムが相手の場合は一方的に蹂躙出来る…と言うか、その為「だけ」に存在している武装のような…。


「そこのMA!!一方的に蹂躙される恐怖という奴を教えてやろうか!?あははははははははは!!」


逆にビームライフルはかなり使いやすい武装なので、対サイコガンダム以外では絶対に武装はビームライフルを選ぼう。
両方ともカートリッジ式である為、若干隙が出来るものの、好きなタイミングで弾数回復が出来るので、他の機体のように弾切れに悩まされる事は無い。
攻撃面では抜刀状態のステップ特殊格闘に因る回転斬りが強力。


スーパーガンダム形態では壁を貫通しつつロングビームライフルに因る強力なビームを当てる事が出来たが、
流石にチート過ぎたのか次回作では壁貫通射撃が出来なくなり、リロードも遅くなった。



◆機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム

Ζ枠でΖガンダムと共に参戦。コストは2000。
パイロットはエマ・シーン


任意でライフル、バズーカ、スーパーガンダム、ロングライフルにそれぞれ換装できる。
Mk-Ⅱ状態のライフルとバズーカは前作に続き任意リロードが可能。適宜リロードを挟めば弾切れを気にせず立ち回れる。しかし機動力と火力は低め。
スーパーガンダム状態では変形移動と高威力のライフル、ミサイルなどが魅力だが格闘は行えなくなる。


アシストは黒リック・ディアスが2機追従し自機に合わせてバズーカを撃つ。
機体の生存と弾幕形成に大いに役立つ。
出ている時間は長めだが、使用回数は2回だけ。敵の攻撃が当たると消えるのでまとめて消されると辛い。


ガンダムVS.ガンダムでは他の機体よりビームライフルの連射が速いという特徴がある。
これとCPUが攻撃判定が発生したときに回避行動をとるという仕様が合わさった結果、連射するだけでよろけ中に撃たれたライフルをCPUが回避できず連続でヒットし、
繰り返せば特別なテクニックを使わなくても簡単にダウンをとれる。
これにより対人戦ではたいしたことないがCPU戦では扱いやすい機体になっている。


NEXTではライフルの連射速度は普通になった。
スパガン状態で照射ビームが撃てるようになった。
バズーカはMA相手だと当てやすくダウンも取りやすいため、一部MA相手だと楽に戦える。サイコガンダムとか。


NEXTでは隠し機体としてティターンズカラーのMk-Ⅱも低コストで参戦。
パイロットはカミーユ(私服)。


任意リロード式ライフルとバズーカに加えてシールドミサイルを持つ。こちらは撃ちきりリロード式。
格闘はエゥティタ時代の頃のものが多い。
典型的な万能機タイプだが、他の低コストに比べると武装面で若干見劣りがあり格闘の性能が良いため、
格闘寄り万能機のピーキーな機体として仕上がっている。
アシストはガンダムMk-Ⅱ(黒)。


百式同様に復活『まだ戦える!』がある。
ただし左腕が無くなってリロードとシールドミサイルが使用不可となり、結果的に格闘かアシストしか攻撃手段がなくなってしまう。



EXVSシリーズ

機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOSTから参戦。コストは2000でパイロットはエマ。
ビームライフルは撃ち切れば任意リロード可能、シールドミサイルは格闘派生のみで純粋な射撃武装では無くなった。
リック・ディアスは追従から呼出アシストへ変更。バズーカを撃ってくれるが、単体性能はそれほどではない。
この機体最大の強みはスーパーガンダム形態にあった。
スーパーガンダム形態では移動しながら撃てるロングライフルがメイン射撃やサブ射撃に配置されていたが、特に格闘CSの照射しながら自由移動できる攻撃が特に強かった。
当時、リボーンズガンダムのサブ射撃が押し付け性能の高さで重用されていたのだが、それと同性能の武装を低コストが持つというので脅威となったのだ。
公開当初、勢力争いでハンブラビとリリース日を競っており、優先権をあちらへ奪われたのだが機体性能はこちらの方が上で使用率もこちらが上という皮肉な結果を生む事となる。
だがこの性能を許してもらえる訳もなく、すぐにアップデートで下方修正されてしまった。


家庭用ではDLCとしてカミーユ機とエル機が参戦。コストは低下して1000になっている。
カミーユ機は特殊格闘が劇場版で披露した飛び蹴りになり、特殊射撃はリック・ディアスの単発バズーカになった。
エル機は特殊射撃と特殊格闘に百式及びZザクのアシストが配置している。やたらとバズーカの補正値が高い事で有名。


機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTでは、細やかな上方修正を一度受けただけで目立った事は起きていない。
新システムのドライブとの相性はSドライブと良好で、スーパーガンダム形態であればCS時間短縮効果を狙った格闘CSの連続差込が狙えるか、と言った具合。


機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでは、アシストがZガンダムに変更された。
単発切り抜けかグレネード→ハイメガという二択だが、後者は攻撃が冗長で当たる方が珍しいため切り抜けが良い。
メイン射撃の弾数増加やスーパーガンダム形態の持続時間上昇を貰い、ようやく陽の目を浴びた時期。
そのスーパーガンダムは射撃CSが照射となり、サブ射撃は高出力となったのでメイン→サブ射撃でダウンが狙いやすくなった。下格闘もミサイル発射で、これが誘導性能が高いので赤ロック圏内でばら撒いて損はない。
相変わらず格闘CSに関しては極端に触れられていない修正ではあるが、基礎性能の底上げはされているので悪くないといえる。


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では、射撃CSにシールドミサイルが追加。これだけだった。
一応スーパーガンダム形態の格闘CSのチャージ時間短縮や下格闘のミサイルが誘導強化をしているのだが、今更そんな修正を受けた所で他の機体は鼻白む事すら無いほど環境は変貌していた。
ましてGUNDAM VS.出身機体は特にその恩恵に与った者が多い中でこの仕打ちだったため、同コスト帯はおろか全機体の中でかなり下位に甘んじてしまった。
中間アップデートで上方修正を求める声も微力だがあったのだが、存在を忘れ去られたかのように一度も修正は来ていない。


カミーユMk-Ⅱ及びエルMk-Ⅱは使用不可能となった。


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTではまさかの調整を受け参戦。
まず通常形態なのだが、あって当然程度に普及していたアシストからメイン射撃キャンセルルートが開設。格闘では旧前格闘は高火力な格闘前派生に移行し、前格闘と後格闘がスーパーガンダム形態に移行しつつの攻撃になった。
そしてスーパーガンダム形態は常時換装可能となる大躍進を得た。コマンドは既存のものが再編成され、唯一の新武装は格闘のミサイル単発発射のみ。つまり格闘は全て廃された形となるが、元々振れるような性能ではないので問題ないだろう。
殆ど性能的には前作までの時限性を継承しているので当然強く、今までの鬱憤を晴らすが如く大暴れ……しすぎた所、運営に目をつけられ下方修正されてしまった。項目こそ少ないが要所を突かれたものばかりで、やや劣化してしまったものの未だ環境に輝き続けている。



◆ガンダム戦記

両方登場するが、本編には出ずDLCと追加ミッションで登場。
性能は非常に良好だが拡張性が今一つ。
その為か機体よりも武装のライフルの方が需要がある。
白は後発の為かライフル以外の装備と機体の性能が若干上がっている。
ミッションでは固く強い為苦戦する事も。
残念なことにスタッフのミスで白の名称がガンダムMk-Ⅱ(E)になっている。
エゥーゴの頭文字?エゥーゴは『A.E.U.G.』
Mk-Ⅱ史上初にして最大の汚点である。



◆ガンダム バトルオペレーション2

まずMK-IIがグリプス戦役世代MS第一弾として2019年の暮れに実装。
出撃ムービーや格闘モーションなど専用の演出が多い*25
表向きの性能はコスト相応の一般的なもの……なのだが表に出ないマスクデータがどれもこれも優秀という特徴を持つ。
癖が少なく扱いやすい、細身でキビキビと動く、格闘火力が高く判定も強い、武装の選択肢が豊富、体格も適度で敵の攻撃を吸いづらい、などなどとにかく優秀。
ただし原作設定通り防御力は決して高くないにも関わらず、格闘火力の関係で被弾しやすい近接戦闘スタイルがメイン。
2021年後半に入って次々と強化調整が入った同コスト機体と比べると、防御面を「細身」と言う一点に依存しきっているため、
細身だろうが簡単に当てていくような猛者が集う高レート戦においては流石に型落ち扱いされてきている。
ちなみにデフォルトの機体色はティターンズカラー。エゥーゴカラーにしたい場合はネット上に転がっているカラーレシピを参考にすると良い。


スーパーガンダムはコストが50上がった550の支援機で宇宙適正持ち。
武装は通常撃ちでよろけ&貫通、収束撃ちで強よろけが取れるロングライフルと、高DPSかつブースト撃ち可能な多連装ミサイルポッド、
弾速が極めて遅いが地味にレーダー欺瞞効果のあるダミー(隕石)射出。
しかしライフルは静止撃ちと言う点が高コスト宇宙戦では致命的で、ミサイルポッドも射出位置の関係上足元方向から迫る敵には当てられないためそれを知っている相手からは自衛が困難。
更に防御力を上げるはずのGディフェンサー部分が「背中」判定のため、ここに被弾しすぎると「背部破損」状態となりほぼ機動力が失われると、
宇宙専用機体にも関わらず宇宙戦が極めて苦手と言う致命的欠陥を抱えており、同コストで基礎HPが4000も低い試作4号機にだいぶ遅れを取っていた。
しかしながら2022年2月に「地上出撃可能」と言う調整が入ると環境が一変。
地上戦ではもともと静止撃ちの機体が多数なことに加え、ミサイルポッドの死角になる足元は地面が守ってくれるので、強襲機顔負けのブースト速度で逃げつつミサイルをばら撒く自衛行為が強力な機体に化けた。
前述の背部判定も地上では破損してもほぼデメリットがない(地上で機動力に関わるのは「脚部」)。
三次元戦闘だと当たらないダミー射出も障害物の多い地上では置きが強い可能性など、更なる研究が進められている。


2021年11月にはFAMk-IIも実装された。



Gジェネレーションシリーズ

基本性能・武装共に極めて平凡で、基本的にはMk-Ⅲ等の開発素材とするための機体。
ただ、フルアーマーMk-Ⅱが登場する作品では一発でMk-Ⅲ開発に繋げられず地味に面倒。
最近の作品だとティターンズ版はヘイズル開発を経由してバイアラン開発にも繋げられる。



◆サンライズ英雄譚2

カミーユの乗機として入手するエゥーゴカラーに改造パーツを使うことでティターンズカラーにすることが可能。
防御力が若干落ちる以外は性能差が無いので好みで選択をすればいい。*26
Gディフェンサーと合体させればティターンズカラーのスーパーガンダムという珍しい状態が使用できる。


さらにストーリー二週目以降に入手できるゲームオリジナル機体として赤いシャア専用機とガンダムカラーのアムロ専用機が登場。攻撃力と防御力がエゥーゴカラーよりも向上している。
こちらはなぜかシャア専用機のみスーパーガンダムに合体できない。



スーパーロボット大戦

大抵の場合はエマ機もしくはエル機として登場、稀にカミーユが乗る場合もΖへのつなぎである。
単体では序盤の数合わせ程度、Gディフェンサーを入手しスーパーガンダムになれば終盤まで一軍半程度の活躍はできるという扱いが多い。
作品によっては本来の仕様と違ってスーパーガンダムが二人乗りであったため、
Mk-II側に低レベルのパイロットを乗せて入手経験値を多くすることでGディフェンサー側のパイロットのレベルをブーストしたり、
二人乗りでありながら出撃枠が1つで済むため精神コマンド要員にしたり…と色々な工夫が出来るユニットでもある。


また、スパロボではGフライヤーが再現されている場合とされていない場合がまちまちであり、再現されていない場合はスーパーガンダム形態のまま飛行可能である。
初期作品では序盤から性能的に辛いRX-78-2ガンダムに乗ってるアムロが本機へ乗り換えるパターンが王道とされている。


劇場版Ζ名義での参戦となった『Z』では「フライングアーマー突撃」が武装として採用されたり、拡散バズーカが全体攻撃が可能になる等、素で使える性能となった。
戦闘アニメでは劇場版のキックが拝める。
スーパーガンダムも単独飛行可能かつ、最強クラスのアシスト武器(ロングライフル)を持っているので最後まで使っていけるだろう。
また、今作では黒の方も白とは別に入手可能。フラグを満たしていると中の人が黒が一番好きということが参考にされたのかアムロが乗って来る。


『Z』ではそんな感じで歴代最高峰の扱いの良さだったが、『第2次Z』には打って変わって未登場。
第3次Z』で復活したものの『Z』の頃の主役補正はすっかりなくなっており、旧来の扱いに戻る。武装構成が変更され、バルカンポッドが廃された一方でシールドランチャーや(Gディフェンサーと合体しないでの)ロングライフルが追加された。
スーパーガンダムも登場せず、性能も高くないので二軍落ちするだろうが、時獄篇ではバイアラン・カスタム入手のために撃墜数稼ぎでロングライフルを活用していきたい。
V』では逆にシールドランチャーが廃されバルカンポッドが復活。エルが搭乗しているが、ロングライフルが使えるというちぐはぐな仕様。
T』ではなんとカスタムボーナスでのロングライフルの攻撃力アップがこれまでの+300から+500に強化。
主役ガンダム達の必殺技には勝てないとはいえ、かなり高めの攻撃力である。具体的にはヴェスバーよりも火力が上。*27


30』ではFAパーツが入手でき、換装可能。性能的には完全な上位互換ではないが、防御力の向上や移動後攻撃の強化があるため運用に応じて使い分けたい。
バトオペ2といいジョニ帰といい、急にFAMK-IIの波が来ている。


ティターンズカラーは主に敵として登場し、作品によってはジェリドやカクリコン等が乗る中ボスとして登場したり、『α』のように量産されて雑魚として登場したりする。
まあ確かにどっからどー見てもやられメカみたいな外見のバーザムが編隊組んで出てくるよりは、黒いガンダムが押し寄せた方がビジュアル的に強そうではあるけどさぁ…
『α』ではなんとモビルドールとしてティターンズの戦力となり、ネルフへの襲撃にも使われている。
ビルゴやOZ正規軍仕様のトーラスとカラーリングが同じせいかモビルドールとしての運用が妙に似合うのが何とも…。


ギレンの野望シリーズ

エゥーゴ(ブレックス編)やエゥーゴ協調路線の連邦軍では序盤に鹵獲イベントが発生し、労せずして開発プランを確定で入手出来る。ちなみに鹵獲に積極的に関与したためか、どのナンバリングでもカミーユの初期階級は少尉とアムロやジュドーの初期階級よりも高め。
だがティターンズ(ジャミトフ編)やティターンズ協調路線の連邦軍の場合は開発に成功した際、少々厄介なイベントが待ち構えている。
開発成功後、クワトロに本機を鹵獲されてしまうのだが、ここでエマ、カクリコン、ジェリドを派遣して本機を取り戻すかどうかの選択肢が出る。


原作通り「YES」を選んだ場合、本機を無事に取り戻す事が出来るのだが、エマがエゥーゴに寝返ってしまう。
「NO」を選んだ場合は本機がエゥーゴの手に渡ってしまい、開発プランも白紙に戻されてしまうので開発し直さないといけなくなるのだが、エマの裏切りは避けられる。


エマの裏切りを阻止するか、本機を守るかの2択を迫られる事になるのだが、ここは余程の縛りプレイでも無い限りは「NO」を選び、エマの裏切りを阻止するべき。
何故ならエマは育てれば非常に有能なパイロットに成長する上に、本機の開発プランを白紙に戻されたとしても、また開発し直せば済む話だからである。
なお、どちらを選んだとしてもエゥーゴに開発プランが渡ってしまうので、エゥーゴでも本機の量産が開始される事になる。なので敢えて本機を開発せずにイベントを回避するのも決して悪い選択肢ではない。


性能的にはノーマル状態だと突出した強さは無いものの、盾持ちなので扱いやすい。
Gディフェンサーと合体すると射程3のロングビームライフルが猛威を振るう。射撃に優れたパイロットを乗せてやると大活躍を見せてくれるだろう。
さすがにグリプス戦役を過ぎた辺りになってくると型落ち気味になってはくるものの、それまでの「繋ぎ」として充分な働きを見せてくれるはずである。
なお改造による発展が見込めないので、生産し過ぎは厳禁である。





追記・修正は反連邦組織に奪われて中身まで全て解析されてからお願いします。


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*1 プラモのインスト等には一部ジオン系の技術が用いられているという旨の記述がされているものもある
*2 アッシマーの「ドラムフレーム」、ガザ系の「ブロック構造」など、他の形式の機体構造もある。
*3 一体型ではなくパネル状のパーツを組み合わせて外部装甲を形作る連邦系MSは「セミ・モノコック構造」であるとも言われ、ジオン系MSと比べて直線的なシルエットが多いのはこの構造の違いによるものとされる
*4 実際には腱や筋肉などの役割も兼ねており、人型機械としての稼動はフレーム部のみで可能である
*5 尤も構造が比較的シンプルなので生産がしやすい・ペイロードにも比較的余裕がある等利点もあったのは確かではある。また、モノコック構造の機体はムーバブルフレーム機より全面的に性能で劣るということは決して無く、実際にモノコック構造の機体である本機の系列機のヘイズルや一年戦争のジオンMSを改修したガルバルディβやリゲルグ等は二世代(ムーバブルフレーム)MSとも互角に渡り合っていた。
*6 実際、旧式素材のMk-Ⅱですら、バズーカの攻撃に耐えられる位である
*7 その意味では、開発経緯や時期的に「ムーバブルフレーム」を採用していないかったキュベレイなども「第2世代」には入らない。
*8 そもそもガンダリウムγはアクシズ産なので当時交流の無い連邦側では存在すらも知り様が無い
*9 この旧式の装甲材というのはチタン合金セラミック複合材とされているが、この時代の装甲材設定は未だに混乱しており「ルナ・チタニウム合金(ガンダリウムα)」だと記されている資料も多い。それでも精錬技術の向上によりガンダリウムα並の強度はある
*10 上層部の関心は次世代型である可変MSやTR計画の方に向き始めていたこともこれを後押しした
*11 「本体供給式=内蔵E-CAP式」・「Eパック式」かどうかは関係ない。また「MS側の出力のみで粒子や銃砲本体の駆動力まで全てを賄い供給する方式は「ジェネレーター直結式」と表記・呼称される。
*12 尤もMk-Ⅱより劣る水準の機動力であるリック・ディアスのそれを「申し分なし」と評価しており、性能の問題と言うよりむしろ開発に制約を設けられた事に対する技術者としての当てつけとも取れるが
*13 一応、リック・ディアスと比較した上で「Mk-Ⅱの加速性能は抜群だ」とも評している。
*14 翌年が舞台の『ΖΖ』でネオ・ジオンの一般兵に「Mk-Ⅱごとき」と言われていたが、仮にもガンダムとは言え流石に1年前の戦争の超序盤に作られた機体なので仕方がない。もっと言えばMk-Ⅱ以降からZZの時期に作られたMSは恐竜的進化と形容されるほど単機の性能が上がっており、Mk-Ⅱだけが置いて行かれていたというわけではない
*15 ここまで早期に解析・自陣営技術として反映できたのはAEにはリック・ディアスなどで採用している「ムーバブルフレーム」前身亜種技術の一種である「ブロックビルドアップ構造」の技術が存在していたため、比較検証し利点の部分を組み込めば良かっただけという状態だったことも大きい
*16 小説版Ζのクワトロの評価だと「当時の第一線機と比べてガンダムMk-Ⅱは20%、リック・ディアスは10%の加速力増強」
*17 余程腹立たしかったのか、ヒルダは長男のカミーユの教材としてガンダムMk-Ⅱのデータを利用した節がある。カミーユがMS工学や操縦方法に長けていたのは他媒体や同作の他の場面では「父親のパソコンから盗み見て独学」となっているが、この装甲材の部分に関してはヒルダ自らがカミーユに装甲構造や価格高騰理由をデータを教材にして教育したような描き方になっている。
*18 ビームライフルの記事でも記してあるが「Eパックは取り外し可能になったE-CAP」というだけなので他の部分は内蔵E-CAP式と変わりはない
*19 この時期には装甲材等はガンダリウム合金製に置き換わっているという文字設定記述も一部ある
*20 プロトタイプサイコ・ガンダム→サイコ・ガンダム→サイコ・ガンダムMk-Ⅱ→量産型サイコ・ガンダム→ガンダムMk-Ⅴ
*21 前期OPに登場するZガンダムのシルエットが実物と妙に似ていないのはそのためで、この時点でのイメージイラストを使っている
*22 この18巻の表紙には偽名のはずの【ヴァースキ】大尉と青いガンダムMK-Ⅱがセットで描かれており、紙書籍の帯には「【ヤザン】専用ガンダム出る!」のコピーが堂々と書かれている。それでいいのか公式。
*23 腹心の部下であったダンケルとラムサスはどちらもエマのスーパーガンダムに撃墜されている。
*24 ちなみにこのMk-Ⅱが搬入される前後でゴップがMSや他の装備を含めて、可能な限りいいものを手配出来るように尽力していたことがわかるようになっている。また、非正規任務といえど時間さえあればゴップの政治力と金で新規の高性能MSを用意できるであろうことは推測できる。
*25 Ζガンダムは変形はともかく演出は汎用のものが多い。
*26 ただし改造パーツは戦闘終了時にランダムで手に入るアイテムなので入手は難しい。
*27 というか、デフォルトの攻撃力が同じなのがカスタムボーナスの差により追い越す。

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