登録日:2011/12/12 Mon 07:04:14
更新日:2023/08/08 Tue 17:32:44NEW!
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ウルトラ怪獣 ウルトラ怪獣擬人化計画 初代ウルトラマン メフィストフェレス ウルトラマンタロウ ウルトラマンメビウス 大怪獣バトル 安元洋貴 井上喜久子 宇宙人 猫耳 紳士 dqn 知将 ショタコン 卑怯 レイオニクス 星間連合 強豪 アンチヒーロー 主人公 山本耕史 コメント欄ログ化項目 悪役 成田亨 ウルトラ怪女子 加藤精三 黒づくめ 紳士←兄 dqn←弟 知将←池沼化 マンダリン草 らっきょう 朧党 ふぉー 紳士? ウルトラ忍法帖では理想の上司 メフィラスの食卓 暗黒四天王 そうだろうねぇ 悪質宇宙人 山口岳彦 メフィラス星人 ウルトラ怪獣散歩 角田晃広 シン・ウルトラマン 割り勘 西川幾雄 外星人
うぅー…黙れウルトラマン!
貴様は宇宙人なのか? 人間なのか?
両方さ。
貴様のような宇宙の掟を破る奴と戦う為に生まれてきたのだ。
メフィラス星人とは、円谷プロダクション制作の特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場する宇宙人。
デザイン:成田亨
●目次
【特徴】
●悪質宇宙人 メフィラス星人
身長:2~60m
体重:40~2万tトン
出身地:メフィラス星
武器・能力:ペアハンド光線、グリップビーム、反重力、金縛り、飛行能力
CV:加藤精三
●悪質宇宙人 メフィラス星人(二代目)
身長:60m
体重:2万t
身長:メフィラス星
武器・能力:怪光線、マンダリン草
CV:西川幾雄
●悪質宇宙人 メフィラス星人(知将)
身長:2~60m
体重:40~2万t
出身地:メフィラス星
武器・能力:グリップビーム、飛行能力、テレポート、キリアン・リプレイサー
CV:加藤精三
●悪質宇宙人 メフィラス星人(RB)
身長:2~60m
体重:40~2万t
出身地:メフィラス星
武器・能力:バトルナイザー、光線、テレポート
●アーマードメフィラス
身長:2~60m
体重:50~2万5000トン
出身地:惑星ハマー
武器・能力:ダークネスブロード、メフィラスブレード、メフィラスブレードアタック、ダークネスレイ、バリヤー、グリッププラズマ
●アーマードメフィラス(G)
身長:60メートル
体重:2万5000トン
出身地:怪獣墓場
武器・能力:メフィラスブレード、ショックバスター
【概要】
『ウルトラマン』で初登場し、その独特のキャラクターから以降のシリーズでも度々登場する宇宙人。
ただし、大抵は別人であり、性格が各々で大きく異なっている。
【主な活躍】
●『ウルトラマン』
地球のように戦争もなく、交通事故もなく、何百年何千年と生きていける天国のような星がいくつもある。
どうだね、サトル君? 地球なんかさらりと捨てて、そういう星の人間になりたくはないかね?
宇宙は無限に広く、しかも素晴らしい。
第33話「禁じられた言葉」で初登場。
IQが1万を超えるとされる知性的な宇宙人であり、暴力を嫌う紳士らしい。
部下にケムール人やザラブ星人、バルタン星人などがおり(一部資料では「立体映像を投影しただけ」とも)、フジ・アキコ隊員を巨大化させたりした。
地球を手に入れる為にフジ隊員とその弟・サトルを誘拐。
サトルを地球人代表として誘惑し、「地球をあげます」と言わせて地球を手に入れようとする。
しかし、サトルに拒否し続けられ、作戦は失敗。
メフィラス星人、さっさと自分の星へ帰れ。
スパイめ!
ハヤタ・シンにそれを指摘されると巨大化し、飛行能力やグリップビームでウルトラマンと互角の勝負を繰り広げるが、「地球の行く末をかけて宇宙人同士が戦う」事が無意味だとして戦闘を中断。
いつか地球を自分に売り渡す人間が現れると言い残し、地球から去っていった。
以降のメフィラス星人の性格や力を使わずに地球を手に入れるやり方からよく「紳士的」と言われるが、
責任能力の無い子供との口約束を根拠に地球を手に入れるというのは、かなり強引かつ卑怯なやり口としか言いようがなく、
誘惑すると同時に武力による恫喝や人質を取っての脅迫、無重力空間に放り込んでの拷問といった卑劣な行為もしており、
他の宇宙人と比べると確かに紳士的と言えるかもしれないが、単体で見ると言われるほど紳士的というわけでもない。
また、想定外の事態が起こる事に非常に弱い性質のようで、サトルが言う事に従わないとすぐに目に見えて苛立ち、「ほざくなっ!」とばかりにサトルを無重力空間に放りだしたりしている。なんというエセ紳士……
おまけに円盤を発見されて防衛軍に攻撃を受けた際には驚愕する様子を見せていた。
一方で、これまで何度も地球や人類を脅かす宇宙人や怪獣と戦い、地球を守ってきたウルトラマンだが、
それは自分が事故で死なせたハヤタへの償いのために、彼の望みである地球の平和を守っているだけであって、
本来ウルトラマンは地球(人類)とも侵略者たちとも無関係な第三者であり、彼自身には地球を守る理由がないという事に初めて言及した敵役でもある。
これ以降、ジェロニモンや最終回のゼットン戦など、「人類のウルトラマンへの依存」という以降のシリーズでも共通して描かれる事の多い問いかけに繋がっていく。
『小説 ウルトラマン』
地球侵略とウルトラマン抹殺を企む宇宙人達の首領格として登場。
バルタン星人など他の宇宙人達を集めてウルトラマンを倒すための作戦会議を開き、作戦を決めた上で地球侵略とウルトラマン抹殺に向かう様子が描かれている。
それによると自身が第1計画、バルタン星人(二代目)が第2計画、ジェロニモンが第3計画だったが、全て失敗。
意気消沈しているところに業を煮やした謎の宇宙人(恐らくゼットン星人)が急遽、最終計画として地球へ向かう事に……
●『レッドマン』
第22・23話、第25話に登場。
第22話では当初ウーと戦っていたが、レッドマンの乱入に伴って共同戦線を張り、最終的にはレッドナイフ2連投で2体まとめて倒された。
続く第23話ではゴモラと組んで戦うも、ゴモラにレッドマン共々攻撃される等、いまいち連携が取れておらず、最終的には2本のレッドアローを抱えたレッドマンに突進されてこれまた2体まとめて刺殺された。
第25話では山道を歩くレッドマンを背後から奇襲するも、レッドナイフで倒された。
●『ウルトラマンタロウ』
卑怯だぞ! メフィラス星人!
卑怯もラッキョウもあるものか! ヌッフッハッハッハッ…!!
俺はこのマンダリン草で、世界中の子供を虚弱児童にしてやるのだ!
第27話「出た! メフィラス星人だ!」に登場。
初代『マン』に登場したメフィラス星人の弟だが、兄に比べてかなり柄の悪い物言いが目立つ。
初代との見た目の違いとして、兄がアゴヒゲ状の部分が胸板に重なっているのに対して、二代目は首が長く重なっていないのが特徴。
人間の下半身を不随にさせる毒を持つマンダリン草を自動販売機に仕込み、子供達をマンダリン病にして人間を滅ぼし、地球を占領しようと企む。
また、マンダリン草でダメージを治せる他、目からレーザー光線を発射して攻撃する。
東光太郎から上記のように咎められると、これまた上記のように返す形で開き直ると巨大化するが、
ZATの「網網作戦」で捕まったり、ウルトラマンタロウのパンチで腹に風穴を開けられたりした末、最終的に「ストリウム光線」を受けてドロドロに溶かされて消滅した。
映画『ウルトラマン物語』
初代と二代目の映像が流用されているが、何故か同一人物として扱われていた。
こちらでは初代マンと引き分けた後、改造エレキングを引き連れて再度地球に襲来するが、やはりタロウには敵わず敗れ去った。
内山まもる版『ウルトラマンタロウ』
「神の子になった少年」に登場。
こちらでは初代の姿で登場した他、「神」を騙って地球人の少年に超能力を与え、ZATに入隊させて内部から破壊工作を行わせようとするなど、初代に近い人間の心理を利用する策士としての描写が強調されている。
最終的にタロウを正体を見破られて迎え撃つも、超能力を与えた少年の反逆に合い、タロウに敗北した。
黒と白を基調としたカラーリングが白黒の漫画映えするためか、内山氏はメフィラス星人を気に入っていたようで、
氏による長編作品『かがやけ ウルトラの星』でも物語の大ボス役として出番が割り振られている。
漫画『メフィラス星人の逆しゅう』
子供の心に負けただと! 兄者は、ただの負け犬だ!
ウルトラマンをたおす力があれば、地球はうばえたはずだ!
それはちがうぞ、弟よ! 力だけがすべてではない。子供の心には……
うるさい! 心がなんだ! 勝つのは力だ!
居村眞二氏の漫画作品では「力こそ全て」という考えの持ち主として描かれており、
兄である初代がウルトラマンを倒せなかったのにもかかわらず、母星で英雄扱いされている事に腹を立てるなど兄弟間で確執が生じていた。
そして、子供を狙った理由もまた、兄が評価した子供の心を否定する為であった。
侵略シーンがなく弟との対比もあるためか、兄は紳士的要素が強調されている。急な地球侵略こそ考えていないが、機会を伺っているのは変わっていない様子。
●『ウルトラマンメビウス』
メフィラス、何をするつもりだ!?
ウルトラマン。これは私とメビウス、1対1のゲームなんです。人間の心を賭けたね。
そんな勝手は許す事は出来ない!
残念ですが、ゲームはもう始まっているんです。
あなたが今手を出せば、私はあの子供達をどうするでしょうねぇ?
さあ、私はメビウスにも人間にも指一本触れはしません。
あなたも手出しは控えてもらいましょう。
第43話「脅威のメビウスキラー」、第44話「エースの願い」、第45話「デスレムのたくらみ」、第46話「不死身のグローザム」、第47話「メフィラスの遊戯」に登場。
慇懃無礼な丁寧口調が特徴的で、暗黒四天王の最後の一人として地球侵略を企む。
キリアン・リプレイサーを使って人々の意識・記憶を改ざんし、「ウルトラマンメビウスが侵略者で、メフィラス星人が地球を守るヒーロー」と思い込ませ、
同時にヒビノ ミライ(=メビウス)の記憶を彼が所属する防衛チーム・CREW GUYSのメンバーから消し、メビウスがウルトラマンとしても、ミライとしても地球で孤立するように仕向けた。
その上で自らは手を出さずに地球人とメビウスが勝つか自分が勝つかの「ゲーム」を仕掛け、後輩と地球の窮地を救うべく現れたウルトラマンに「手出しは無用」と告げた。
果たしてメフィラス星人の狙い通り、孤立するメビウス=ミライは精神的に追い詰められていくが、CREW GUYSメンバーの一人・クゼ テッペイがメフィラスによる記憶改ざんをミライとの絆で打ち破り、
彼が必死に他のメンバーにもメビウス=ミライの事を思い出すように訴えかけ始めると状況が一変。
それに業を煮やしたメフィラスはCREW GUYSに直接攻撃を行うが、メビウスは自ら盾となってそれを防ぎ、これを切っ掛けに他のメンバーもメビウス=ミライの事を思い出し、記憶改ざんを打ち破った。
CREW GUYSのメンバー達との絆を取り戻したメビウスは、彼らとの絆の結晶であるバーニングブレイブへとタイプチェンジ。
それと同時に「直接手出ししない」というルールをメフィラス自らが反故にした事を受け、ウルトラマンもメビウスの救援に現れる。
激しい板野サーカスを繰り広げるが、かつてはスペシウム光線と同等の威力であったグリップビームを胸筋で受け止めて平然としたままのウルトラマンから、
「自らが課したルールを反故にして直接手を出した時点でお前の負けだ」と諭され、潔く矛を収めて地球から去っていった。
……が、地球を離れた瞬間、エンペラ星人のレゾリューム光線によって粛清されてしまった。
●『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』
借りは返したぞ、地球のレイオニクスよ!
第9話「暗黒の鎧」、第12話「グランデの挑戦」、第13話「惑星崩壊」に登場。
テンペラー星人とのレイオニクスバトルで敗北して失意に暮れる中、暗黒の剣「ダークネスブロード」に選ばれ、アーマードダークネスの意志に操られる形でアーマードメフィラスへと変貌。
そして、たまたま出会ったダダにバカにされながらも瞬殺。
その後はレイモンを退け、テンペラー星人が召喚したアリゲラをテンペラー星人ごと倒し(アーマードメフィラスは等身大)、アーマードダークネスを復活させる。
が、ダークネスブロードを取り返すためアーマードダークネス自身に攻撃され、フェードアウト……。
かと思われたが、レイブラッド星人によって蘇生され、レイに対する最後の試練として巨大化して登場。
ミクラスを倒し、ゴモラを追い込むが、レイの怒りでゴモラがレイオニックバーストし、形勢逆転。超振動波ゼロシュートで撃破された。
その後は元のメフィラス星人に戻り、自分達レイオニクスが全てレイブラッド星人の掌の上で踊らされていた事を悟ると、
レイブラッド星人の張ったバリアを破壊してスペースペンドラゴンを決戦の地へと導き、上記のように言い去って行った。
何気に生存したレイオニクスの数少ない一人である(他にはレイ、キール星人グランデ、リフレクト星人)。
●『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』
これで宇宙は私のものだ!
怪獣墓場で蘇った暗黒四天王の一人として登場し、ギガバトルナイザーを手に入れてエンペラ星人復活を企む。何故、自分を殺したエンペラ星人を……
また鎧の影響か、従来に比べてテンションが異常に高く、卑怯でヘタレになっている。
皇帝の影武者であるメカザムを暴走させ、彼とメビウスとの友情を引き裂く元凶となった。
が、最期はウルトラマンヒカリに簡単に騙され、「ナイトシュート」を受けて消滅した。
●『ウルトラゾーン』
食べたまえ、食事をしよう。
第17・18話内のミニドラマ「メフィラスの食卓」に登場。
侵略のために地球を訪れ、今回は一人のホームレスに地球を渡すよう迫る。
ホームレスから食事に誘われるが、その際に「飯っていうのは一人で食うより誰かと食ったほうがウマい。その意味が分かるまでは地球はアンタのものだ」と言われた事で、
宣戦布告の後、圧倒的な武力で日本各地に攻撃を仕掛けて大混乱を引き起こした。
それと同時に「飯っていうのは一人で食うより誰かと食ったほうがウマい」という言葉の理由を探るべく、次々と地球人を瞬間移動で呼び出して食事を共にする。
地球に来て初めて食べたラッキョウが気に入ったようで、バリボリシュゴオオオオオオオとしか表現しようのないものすごい音を立てながら食べていた。
最初に呼び出した若者は他人任せで生きているくせに「他人をいらない」と言い放つDQNだったため、即追放する。
次に総理大臣を呼び出すが、「国民の、子供達の未来を奪わないでくれ」と言っておきながら、曲がりなりにも「国民」の一人であるはずのホームレスの事は無意識に見下し、除外している総理の言葉に強い欺瞞を感じ、追放した上に巨大化させた。
最後に赤ん坊……を呼び出したが、「さすがに無理があるか」という事で母親(実は上述のホームレスの娘)も一緒に呼び出す。
語らいの中で「家族と食べる食事だから美味しい」という答えを得た事で食卓をホームレスに返し、そして食卓の裏に書かれた「パパ帰って来て」のメッセージを彼に見せる。
やり直せるのかと泣き崩れるホームレスを暫し見つめ、空を仰いで何事かを呟いたところで本エピソードは終了。その後は恐らく地球を去ったと思われる。
今までのメフィラスに比べれば紳士的な態度と言えるが、突然人を拉致して「飯を食べろ」と言う辺り、(文化の違いなどもあるのだろうが)メフィラスらしい個体である。
また、この個体にも兄弟がいるらしい。
●『ウルトラ怪獣散歩』
誰か僕に地球をくれませんか~♪
誰か僕に愛をくれませんか~♪
CV:角田晃広(東京03)
番組の進行役としてゲスト怪獣2体と共に日本中の名所を案内する係。
演じる角田氏のキャラもあり、他の個体とは真逆のハイテンションぶりを見せつけるが、神社で「サトル君が『地球をあげます』と言いますように」とお願いしたり、
番組の最後に行われる乱闘を「よそう、宇宙人同士で戦ってもしようがない」と原作の台詞で締めるなど、初代と思われる言動をチラホラ見せている……
が、巨大ヤプールと暗黒四天王時代を懐かしんだり、エンペラ星人がゲストの時は「元上司」と紹介したりしている、辺り『メビウス』版の個体なのかもしれない。
ロケ先で若い女性がいると必ずナンパし、スタッフに対しては横柄な態度を取るなど俗っぽい面も。
●『ウルトラゼロファイト第2部 輝きのゼロ』
ゼロはあの時、周囲の時間を巻き戻し、仲間を蘇らせた……
恐るべき能力です。しかし、そのおかげで……
かつての肉体を取り戻しましたよ? 陛下も……
CV:安元洋貴
ダークネスファイブの一員として、「魔導のスライ」という名を持つ個体がアーマードメフィラスの姿で登場。
主であるウルトラマンベリアルの側近を務めており、実質的なリーダーを務める。
テンペラー星人・極悪のヴィラニアスと戦うウルトラマンゼロの前に立体映像で現れ、ゼロが第1部で助けたピグモンを人質に取り、怪獣墓場まで来るように要求する。
怪獣墓場にてゼロの力を改めて確かめるべく戦いを挑み、ミラクルゼロスラッガーを全て切り払う実力を見せるものの、敗北。
しかし目的は達したため、余裕の態度でゼロの強さを讃えた。
なお、この時ゼロに「卑怯だ」と言われて「卑怯もラッキョウもありませんよ? ゼロ」という二代目リスペクトな台詞を発している。
その後はゼロVSカイザーダークネスやゼロダークネス登場を見守り、ピグモンを連れてアナザースペースへ転移。ゼロダークネス無双を見届ける。
しかし、シャイニングウルトラマンゼロが時間を巻き戻しだした事にいち早く気付き、他のダークネスファイブを連れて一時撤退。
その後どこかの惑星で復活したベリアルと合流した。
完全にベリアルに体を乗っ取られ、精神も死にかけていたゼロが復活する切っ掛けはゼロダークネスがピグモンを殺そうとしたからだったため、
実はゼロ復活の立役者にしてベリアル敗北の原因は魔導のスライだったりする。
『ウルトラマン列伝』
第100話記念回では、キレやすく、俺様野郎なベリアルと他のダークネスファイブとの板挟みに苦しむ中間管理職な面を見せた。
第103話ではダークネスファイブの名誉挽回として、かつてウルトラ戦士を苦しめた同族を紹介する事をベリアルに提案。
自らは紳士的かつ知略に長けた同族を紹介すると豪語するが……
まず安田商店の自動販売機を盗み出す!(キリッ
自信満々に紹介しだしたのはよりにもよって二代目だった。ウルトラ戦士を苦しめた同族なら他にもいただろうに……*1
「コイツのどこが知略派だ?」というグローザ星系人 氷結のグロッケンのもっともすぎるツッコミを総スルーしつつ、とにかく二代目を持ち上げ、
挙句の果てに「卑怯もラッキョウもあるものか」発言を「メフィラス紳士の証」と言い放つ乱心ぶりを見せた。駄目だこいつ……
しかしながらその後、自らを置いていこうとするベリアルの背中に光弾を放ち、「ベリアルの臣下として命を捨てる覚悟」を示すという、カッコいい姿を見せた。
●『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』
もう組んで仕事してるじゃない。
「プロ」、なんですよ。あの連中は。
CV:藤沼建人
舞台となるハンターステーションの元締め的存在であるハンターリーダーとして、「ジェント」という名の個体が登場。
「冷静沈着な司令官」の異名を持つ。
同作に登場する他の個人名有り宇宙人と同じく、デザインが大きくアレンジされており、非常に恰幅が良くなっている。
「冷静沈着な司令官」の異名通り、常に敬語も交えた冷静沈着な言動を取るが、
ハンターリーダーとして「面白いんじゃないか」という理由で一騎当千の凄腕だが、我が強すぎてバラバラのバルタンバトラー・バレル、ガッツガンナー・ガルム、マグママスター・マグナの3人にハンターチーム「ラッシュハンターズ」を組ませたり、
その成果を見るために結成したばかりにもかかわらず、敢えて過酷なミッションを与えたりと、時に大胆不敵な事も平然と行う食えない男である。
どうやらその裏ではとある目的があるようで……?
実は「伝説の巨星」の異名を持つ伝説の「七星剣」の一人で、「妖刀破軍」を所有する実力者。
その剣の腕は、かつてほぼ互角の腕を持つメフィラス星人シックルと戦った際に惑星一つを真っ二つにしてしまったほど。
また、彼がラッシュハンターズを組ませた本当の目的は、プラズマキラーザウルスを覚醒させてプラズマ怪獣を大量発生させる事により、本当の大怪獣ラッシュ(つまりゲーム版)を始める事だった。
●『ウルトラマンオーブ』
時代は変わったな…。
自分の快楽のためには、星を売ってもいいと思う奴らばかりだ。
CV:安元洋貴
地球侵略を企む宇宙人組織「惑星侵略連合」のリーダーである、メフィラス星人ノストラが登場。
部下からは「ドン・ノストラ」と呼ばれる他、何故かベリアルのウルトラフュージョンカードを「切り札」として所持している。
地球人のモラル低下を嘆いており、初代同様人間の心を揺さぶる侵略方法を好むが、
ジャグラス ジャグラーには「昔ながらのやり方」「時代はもっと進んでいる」とダメ出しされていた。
そのジャグラーとは協力関係にあるものの、狙いは彼の持つ魔王獣の怪獣カードであり、信頼や仲間意識などといったものは全くない。
第10話にてジャグラーにブラックキングのカードを渡してウルトラマンオーブの抹殺を依頼すると同時に、部下であるナックル星人ナグスに密かにジャグラー暗殺を命令。
つまり、オーブとジャグラーの共倒れと、魔王獣の怪獣カードとウルトラフュージョンカード両方を手に入れようと目論んでいたのだ。
しかし案の定生きていたジャグラーのお礼参りを受け、魔人態となったジャグラーの蛇心剣で貫かれて倒された。
……小物具合では二代目に匹敵するか、それ以上かもしれない。
●『ウルトラマンR/B』
本物か偽物かなんて関係ないんだよ!
人生はショーだ! 数字さえ取れればそれでいいんだ!!
演:山口岳彦(瞬間メタル)
第18話にて登場。
侵略目的で活動する個体ではなく、宇宙人テレビ局「NPTV」のディレクターで、人間態時には「鈴木俊次」を名乗っている。
ADのザラブ星人と共に活動しているが、若い頃はもっと無茶な事をしていたらしい。
侵略活動を行っていたとも取れるニュアンスだが、明言はされていない。
ザラブ星人が化けたニセ湊アサヒを人質に取って地球破壊爆弾付き拘束装置を仕掛け、湊ウシオを呼び出してケーブルを切らせるという危険な企画で視聴率を稼ごうとする。
なお、爆弾付き拘束装置は本物で、失敗すればザラブ星人も爆弾の爆発に巻き込まれるという危険な代物(ただし、ザラブ星人の頭上に設置していた爆弾の方は後に偽物だったと判明)。
湊カツミ・イサミ兄弟が現れたところで巨大化して襲い掛かり、両手から発する超音波攻撃で一時はウルトラマンロッソとウルトラマンブルを苦しめるが、ロッソに音波攻撃を破られるとあっさり形成逆転。
途中からはブル1人にすら苦戦する有様で、最期は「トリプルオリジウム光線」を喰らって倒された。
この回はロッソとブルがウルトラマンルーブに合体しなかった上、タイプチェンジも少なく、更にはカラータイマーが青のまま倒すという展開で、ディレクターメフィラスの弱さが一層目立っていた。
もっとも、非戦闘員なのにウルトラマンとそこそこ戦えたと考えれば、善戦した方かもしれない。
●『ウルトラ怪獣擬人化計画 ウルトラ怪女子』
頭脳と実力を兼ね備え、一説にはバルタン星人さんに勝るとも劣らない。
ウルトラ宇宙人の代表選手とされるわたくしが手を組めば、今度こそ地球を征服できるかも!
CV:井上喜久子
かつてウルトラ兄弟に倒されたメフィラス星人がモンストリアで少女化して蘇った存在。
テンペラー星人に誘われ、再び地球侵略に乗り出そうとしたが、互いの生前の計画の欠点を貶し合う結果になった。
悪質宇宙人の肩書きを笑われた上に、二代目の体形と作戦を貶されてブチ切れ、テンペラーにペアハンド光線を喰らわせた。
不意打ちを責められると「卑怯もらっきょうもありませんわ」と開き直っているため、恐らく二代目。
一方で「子供の心を奪えば その星を制したも同然」という哲学も持ち合わせており、ひょっとしたら初代の可能性もある。
ジェロニモンの力を利用した再生怪獣で地球を再び侵略する計画では、とりあえずゼットンを提案したが、人間の作った武器にやられた根性なしという理由で却下された。
続いてバラージの青い石なしでは倒せなかったアントラーを提案したが、所詮虫だと却下された。
ナックル星人に関しては卑怯者に用はないと反対した。
●『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP Comic code』
君にはこの学園で、JKとして生活してもらう。イヤかね?
イ、イヤじゃないけど……。
“そうだろうねぇ”。
う、その台詞は……。
上記の作品とはパラレルワールドの擬人化作品。
なんと主人公として抜擢されており、ウルトラマンに負けた怪獣が送られる怪獣墓場学園で女子高生として暮らす羽目になってしまった。
本人は捨て台詞として負けを認めただけで死んでもいないのに送られた事に不満タラタラだが、
エレキングに懐かれたり、テンペラー星人と遊んだりする生活にはなんだかんだで順応している。
中身はオッサンなので可愛い女の子には弱く、自分の外見もなんだかんだで気に入っている。
初代『マン』でのサトル少年への発言「そうだろうねぇ」がやたらとネタにされていたり、円盤での例の座り方が一番くつろぐと発言したりと、こちらは初代ネタマシマシ。
他方、二代目の事を言われるとマジギレする。
どうやらメフィラス星人だけではなく、謎の少女の記憶も持っているようだが……?
過去の記憶がフラッシュバックした際には3大宇宙人の姿も映っているのだが、実は本作の設定ではあの3人は単なる立体映像にすぎなかったらしく、
怪獣墓場学園に造反したバルタン星人からは「お前の手下になった事などない」と一蹴されている。
●『ウルトラマン超闘士激伝』
手を貸せタロウ! 合体光線でヤツもろとも扉を消し飛ばす!
ええっ!? 敵意も見せない相手にいきなりそれは卑怯というものじゃあ……
卑怯もラッキョウもあるものか! やれと言ったらやるんだっ!
メフィラス星を滅ぼした、本人曰く「何百年かに一人生まれる変わり者」がレギュラー。メフィラス大魔王の項目も参照。
普通のメフィラス星人は平均知能指数は500以上、暴力を嫌う平和主義者ばかりの善良な宇宙人。
個体名はないのか、復興のために訪れたウルトラマンはメフィラス長老との会話で「大魔王を名乗っていたメフィラス星人」という言い方をしている。
マンには初代と同じ「必ず来るぞッ……フフッ……ハッハッハッハッハッ!!」、タロウには二代目と同じ「卑怯もラッキョウもあるものか!!」と発言した事がある。
『鎧伝』にはダークベンゼン星人の部下として二代目が登場する。
●漫画『ウルトラマンSTORY 0』
同じ宇宙に生きる者として…とだけ言っておきましょう
星間連合に属する一人、メフィラスとして登場。
デザインは初代をややスマートにした印象。沈着で物静か、初代から慇懃無礼さを抜いたような性格。
連合の誰ともつるまず、かつ自ら率先して侵略活動や光の戦士への攻撃を行おうとはしない傍観者的な立ち位置だが、並外れた念動力の使い手で連合全員から一目置かれた存在。
光の戦士と連合の戦いを注視していたが、やがてリーダーであるババルウへ疑念を抱き始める。
そして光の戦士ドリューの命を懸けた戦いを見て瀕死のドリューを救出、連合から離反してドリューの遺言をゾフィー達に伝え、いずこかへ立ち去った。
●映画『シン・ウルトラマン』
私と一緒にこの星の為に働きませんか?
演:山本耕史
ウルトラマン(リピアー)が外星人第2号ザラブを撃破した後、禍特対や日本政府に接触してきた外星人。
地球上での姿は黒づくめのスーツを着用した成人男性であり、常に柔和な表情を崩さず、物腰柔らかで丁寧な物言いをする紳士然とした態度を取るが、どことなく胡散臭い雰囲気を漂わせている。
『第0号』と名乗っている通り、『第1号』たるウルトラマンより先に地球に降り立ち、活動していたとのことで、
ことわざなどを引用しては「私の好きな / 苦手な言葉です」と発言したり、ビジネスマンのように自身の名刺を作成・携帯していたり、行きつけの居酒屋がある等、地球・日本の文化に馴染んでいる。
擬態を解いた本来の姿は原典のメフィラス星人と比べると手足が細く非常にスマートで、脚本や総監修に庵野秀明氏が関わっている事もあってかどこかエヴァンゲリオンっぽくある。
詳しくはこちらを参照。
●『シン・ウルトラファイト』
声:加藤精三
『シン・ウルトラマン』の姿で登場。
元と同じくウルトラマンと互角かそれ以上の能力を持つが、地球語を話さず、代わりに初代メフィラスと同じ掛け声を出すようになっている*2。
性格も『ウルトラファイト』風の味付けとなっており、どこか気取った風ではあるが、ウルトラマンに喧嘩を売られると速攻で買って殴り合いを始めるという、
外星人第0号のスマートさを投げ捨てて原典の激情家な部分を復活させたような塩梅となっている。
【余談】
- 黒を基調としたデザインはゼットンと同じく「アンチウルトラマン」を意識したもの。
それを踏まえると、メフィラスが初代『マン』のみならず、後のシリーズにまで登場する強烈な個性を獲得出来たのも必然だったのかもしれない。
- 初代『マン』に登場した円盤は『ウルトラQ』の撮影に使われたセミ人間の宇宙船をバルタン星人の円盤(第2話)に流用した後、再度流用したもので、円盤の上下を逆にして使用された(『擬人化計画Pop』でも「使い回し臭いデザイン」とテンペラー星人に指摘されている)。
サトルと話している間は椅子に座っている……のだが、きぐるみの関節が曲がらなかったのか真っ直ぐな体勢で寄りかかっているだけなのは一部で有名。
- 初代『マン』第33話におけるメフィラス配下の宇宙人は上記に挙げた3人だが、書籍『ウルトラマン 全調査報告』の「CASE FILE33 禁じられた言葉」によると、脚本の時点ではダダが登場するはずであり、最終的に完成した作品ではケムール人に取って代わられた事が明らかになっている。
しかし、楳図かずお氏による漫画版の最終回や、漫画版『超闘士激伝』においては、初代『マン』本編の3人にダダを加えた4人(後者での呼び名は「鋼魔四天王」)で登場した。
- 『タロウ』第27話におけるメフィラス(二代目)の扱いについてだが、原案となった没脚本「怪獣売ります」には当初マシュラという怪獣を登場させるはずだったところを、「過去の怪獣・宇宙人を登場させる」という企画を優先させた結果、メフィラスにその役割が与えられる事になったという裏話が残されている(マシュラの項目も参照)。
- ちなみに当時の児童誌における設定では、「最強の地球怪獣であるバードンが倒されたのを知った怪獣軍団が、四大将軍の一人であるメフィラスを次なる刺客として送り込むはずだったが、将軍の多忙により弟を派遣した」という事になっている。
なお、二代目本人はマンダリン計画が失敗してタロウと戦うにあたって「俺も兄さんより強いんだぜ」と豪語していたが、このやられぶりに関してタロウは「兄に比べて頭も悪いしストリウム光線にも弱い」とそっけなく応え、怪獣軍団からも「まるでだめだ。タロウに負けるのは当たり前だ」とボロクソに貶されていた。
よそう、ウルトラマン。
宇宙人同士で荒らしあってもしようがない。
私が欲しいのはアニヲタの心だったのだ。
だが、私は負けた。荒らしにすら負けてしまった。
しかし、私は諦めたわけではない。
いつか私に項目を売り渡す人間がいるはずだ。
必ず追記・修正するぞ。ハッハッハッハッ……
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*2 『シン・ウルトラマン』本編でも加藤氏の掛け声が使用される予定はあったものの、実際には使われなかった。
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