CPU対戦における考察あれこれです。
国内版との主な違い
- キャラの性能に調整が入った(これについては次項のキャラの性能・行動パターンを参照)。主に弱体化がなされたが、一部キャラや飛び道具は強化された。
- 硬直が短くなり、コンボを繋げることがしづらくなった。CPUトナメにおいては技から抜け出しやすくなるのでここは利点。
- 一部キャラの名前変更がなされた(ドンキーコングはDK、プリンは英名のJigglypuff、キャプテンファルコンはC.Falconになった)。
- SEの変化。打撃音がコミカルなものに。
キャラの性能・行動パターン
基本的な行動パターンは国内版の考察に記述があるので主に国内版と海外版の性能、行動パターンの違いについて記述する。相性は不明瞭なところが多いため考察多め。
ルイージ+Luigi-
変化点
- 等身が大きくなった。これにより攻守ともに当たり判定も大きくなる。
- NB(ファイヤーボール)の硬直がなくなり、ダメージが大きくなった。
- 上Bの復帰力が強化。遠い位置からでも復帰できるように。
CPUトナメ的にはあまり強さは変わらないものの、他キャラの性能が下がっているため、相対的に上昇している。国内版ではレベル9と8では強さが違っており、レベル9の方が強いとされていたが、海外版ではあまり変わらないように思える。第3回ではレベ8のBrotherLOVEが準優勝まで勝ち進んでおり、9と8で強さの格差はかなり縮んでいると思われる。
相性面では相変わらずLIやFOは不利な対面が続く。特にFOは国内版より相性が悪化している傾向があり、厳しい戦いを強いられることとなるだろう。国内版ではサンドバッグ同然のPUも海外版ではJIが大幅強化。JIとの相性は確実に五分に近づいているとみられる。一方、対NEは国内版より相性が改善傾向にあり、こちらはいい意味で五分に近くなっていると思われる。
マリオ+Mario-
変化点
- 等身が大きくなった。これにより攻守ともに当たり判定も大きくなる。
- NB(ファイヤーボール)の硬直がなくなり、ダメージが大きくなった。
- 上Bの復帰力が強化。遠い位置からでも復帰できるように。
CPUトナメ的には強さは変わらないか若干弱体化している。基本性能があまり変わらないため、国内版同様中堅クラスの強さとなっている。ちなみに変化点はほとんどLUとおんなじ。
相性は国内版がほぼ五分の相性であったPIに勝ち越す一方JIは一転して不利に。それ以外はあまり相性は変わらないと思われる。
ドンキーコング+D.K.-
変化点
- 上Bの上方向への浮上力が強化された。これにより多少高低差があっても復帰できるように。
CPUトナメ的には若干強化。弱小クラスだったのが、中堅くらいには上がってきている。また国内版とくらべあまりパンチを放たなくなっており、無駄な行動が少なくなっている分強化といえるだろう。またレベル9と8の格差は縮まっていると考えられる。
相性は多くのキャラで改善傾向になっているが、対LIは依然として絶望的な差がある。また上位クラスのJIにも強く出られるのはかなり有利な点となっている。
リンク+Link-
変化点
- 上強のベクトルが若干斜め上となった。
- 飛び道具(ブーメラン・爆弾)のダメージ増加。
- 空中攻撃が全体的に弱体化した、主に吹っ飛びが軽減されている。
- ジャンプ力が若干低下した。
CPUトナメ的には若干弱体化した。相変わらずの判定の強さと威力の高さは健在だが、空中攻撃の弱体化によりバーストしづらくなり、ジャンプ力の低下で国内版で低かった復帰力はさらに低下。上位クラスから中堅上位クラスにまで落ちたと思われる。
相性は対DKやLUでは相変わらず有利を取れるも、同じく有利を取っていたYO、JIでは双方ともに強化を受けており、一転して不利対面となってしまっている。
ちなみにレベル9が下Bを使わないのは相変わらず。
サムス+Samus-
変化点
- 上Bの無敵時間が半減した。
CPUトナメ的には大幅に弱体化した。スクリューの無敵半減に加え、ずらしが強力になったため抜け出しやすくなり、ダメージ稼ぎが困難に。さらに他キャラが強化されたため、相対的に弱体化してしまった。
相性もほとんどのキャラと相性が悪いようで、現在は同族ミラーでしか勝利例がない。
ちなみに下Bは今作でも使わない模様。
キャプテンファルコン+C.Falcon-
変化点
- ジャンプ力が低下した。
CPUトナメ的には若干弱体化。ジャンプ力が減ったため、あまりない復帰力がさらに低下。中程度の%でも崖端で投げられると戻れない。しかし性能の良さは健在なので攻めは当然強いままである。
相性はほとんどのキャラに互角or微有利を取れる。しかしFO勢だけは異常に苦手の模様で勝利例がない。
ネス+Ness-
変化点
- 上B体当たりの無敵削除
- 空中上の吹っ飛びが大幅に抑えられた。100%超えても撃墜できないこともしばしば。
CPUトナメ的には弱体化。おなじみの頭である空中上が大幅に弱体化し、フィニッシュで使えることはあまりなくなった。また復帰が下手になっているのか崖に背をむいて上Bをしてしまいそのまま落下してしまうことも。
一方ダメージ稼ぎには空上はやはり有効であり、攻めッ気はそのまんまなのでハマれば普通に強い。
相性は随所に悪くなっているところがある。LU、CF、FOなどは国内版では有利だったが海外版では一気に不利になってしまっている。
ヨッシー+Yoshi-
変化点
- 全体的に強・スマッシュ攻撃が強化された。
CPUトナメ的には強化。持ち前の攻めッ気に技の強化が加えられ、バースト力、ダメージレースでも有利になった。一方で自滅頻度も増え気味であり、常に諸刃の剣のような状態となっている。
相性は対LI,FOが大きく改善している。特にLIは国内版が詰み相性クラスだったのが一転して有利対面にまでなっている。それ以外はあまり変わりはない。
カービィ+Kirby-
変化点
- 前投げのベクトルが横から上に変更された。
CPUトナメ的には強さはあまり変わっていないが、他キャラが強化されたため相対的に地位が落ちた。国内版より弱さが悪化しており、現在の海外版ではSAと並び「2弱」と評されることが多い。
相性も当然ほとんどのキャラで悪化。特に対JIでは一転して不利対面に。
フォックス+AFox-
変化点
- 下強の吹っ飛びが強化された。0%からでもキャラが浮くくらいには飛ぶ。
- 下スマのベクトルが大幅変更。国内版では上に飛ぶのに対して、海外版では水平に飛ぶように。CPUは下スマを結構使う場面が多く、役立つときは多いと思われる。
- 上Bの無敵削除。対人では致命的な弱体化であるが、CPUトナメにおいては復帰阻止をCPUが行わない、敵からの攻撃によってアフォックスが阻止されることもあるため、むしろ有利な要素が多い。
- 上Bはさらにベクトルも変わっている。国内版は横に飛ぶのに対して、海外版では上に飛ぶ。これにより高%では上Bによる撃墜も狙えるような性能に。
CPUトナメ的には全体的に強化されている性能に。国内版の欠点である単発の弱さやバ難気味の性能が改善、さらに一部技のベクトル変更により、撃墜のしやすい性能に様変わり。しかしアフォックスの多さはあまり変わらず、ストック放棄は依然として問題、こいつとかね。実際に戦績も向上しており、レートや勝率でも大半が上位に居座る状況が続く。
そして相性は国内版とほぼ変わらないが、対DKやYOでは国内版でも互角だったのがさらに悪化。そのため上位に行くことがある一方、DKやYOに阻まれ早期敗退してしまうケースも。そのためSPにおける悪魔城コンビのような立ち位置に位置付けられることが多い。
ピカチュウ+Pikachu-
変化点
- 特に変化なし。
CPUトナメ的には強さはあまり変わっていない。相性もあまり変わっていないものの、対MAでは相性は悪化しているとみられる。
プリン(ヨシオ族)+Jigglypuff(Yoshio)-
変化点
- CPU自体の行動パターンが国内版より変化。動きに無駄がなくなってきている。
CPUトナメ的には大幅強化。国内版では最弱種族だったのが一気に最強種族に早変わり。CPU自体がテコ入れされているのか動きに無駄がなくプリンの強さを引き出す戦い方に。FOと並び「2強」ともいえる種族になった。ステージはDreamLandが一番得意な模様。
相性も多くのキャラで改善。サンドバック同然だった対LU、LIも互角以上の戦績をたたき出している。
今作も下Bの「ねむる」は使わない模様。
海外版におけるアイテム
基本的に変化はない。ただし、ファイヤーフラワーはずらし強化により相対的に弱体化。また各種ポケモンの鳴き声、吹っ飛ばしが調整されている。
海外版におけるステージ
Dream Land
JIが非常に強い。その強さは第3回までは無敗を誇るほど。またNEの復帰事故が多発する。
Congo Jungle
全体的に国内版よりソンソンや自滅しやすいと感じる。特にLUはソンソンの頻度が目に見えて増えた。
Hyrule Castle・Peach's Castle
国内版と比べると目立った変化はないと思われる。
Yoshi's Island
カプセルとおんなじ働きをするタマゴが登場する。それ以外はあまり変化なし。相変わらず雲は認識しない。
その他ステージ
上記以外のステージは出たことがなく考察の仕様がないので、登場しだい追記予定。
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