デジモンアドベンチャーtri.に関する考察
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光子郎の考察
1章にて光子郎が挙げた異常は6つ。
・最近、少なくとも1年の間、デジタルワールドへのゲートが閉じていた。
・デジヴァイスの機能不全(旧デジヴァイスの時計や位置情報検索を含めるのかは不明)
・お台場を中心とした地域の電波障害、そして直後に停電が発生。
→歪みが原因
・電波障害の影響で有線接続の機器以外に受信障害が発生。
→歪みが原因
・原因不明の歪みが発生。デジモンが現実世界に現れた。
→2章にて感染が原因と判明。
・歪みを通って出てきたデジモンは原因不明の強化が認められる。
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パラレルワールド説
第1章公開前から一部で提唱されていた説。
今作『デジモンアドベンチャーtri.』の舞台は無印・02とは別の歴史を辿った、もしくは非常に近しい世界観の物語である、とする説。
→5章現在では「例えパラレルワールドであったとしても説明がつかない、もしくは物語として一定のレベルを維持できない」ことから、この説については疑問視されている。
【根拠】
・「この世界が選んだ現実と、選んではいけない未来」
・八神ヒカリとベリアルヴァンデモンとの戦いから三年後
・1章冒頭のナレーション
・倒された02組
・閉じたゲートと行方不明の02組
・望月芽心の存在
・望月教授の存在
・デジモンに対する一般市民の認識
・リブートによって生じた矛盾
以上9項目が根拠とされていた。
下記にて1項目ずつ詳細を列記する。
・「この世界が選んだ現実と、選んではいけない未来」
「この世界」が現実と未来を選択することができる。つまり複数の選択肢があることから、並行世界=パラレルワールドを連想させた。
・八神ヒカリとベリアルヴァンデモンとの戦いから三年後
→正確な直近の戦闘は2年前のアーマゲモンとの戦い。
→八神ヒカリもベリアルヴァンデモンとの戦いに参戦していたものの、主軸として戦闘を行なっていた選ばれし子どもは本宮大輔。ヒカリが特筆されることについては違和感を感じる。
・1章冒頭のナレーション
原始。宇宙には「魂のない作り手デミウルゴス」と「世界の真の姿であるイデア」=「混沌として形を持たない魂」のみがあった。
デミウルゴスは自らを生み出しし存在を知らず、「魂を知らず=イデアを知らず」、其(=デミウルゴス)が生み出しし世界は真の世界の陰に過ぎず
※デミウルゴス…プラトンの提唱する造物主。具体的には物質世界の創造者とされる。
※イデア…ID、つまりアイディンティティの語源でもあり物事の本質のこと。
イデア→姿、形
デミウルゴス→創造主
虚像、真似て造られた世界=パラレルワールドという解釈。
・倒された02組
→後述の封鎖されたゲートに関する矛盾や、ブイモンたちがいないこと、ジョグレスパートナーでもあるタケルとヒカリが不在の中、大輔たちだけが倒されたことなど、不可解な点が多すぎる。
・閉じたゲートと行方不明の02組
1章で光子郎が「1年前からゲートが不通になっている」と明言している。
→しかし、02組はデジタルワールドで何者かに敗北して行方不明となった。
→これらが仮に事実だとすれば、02組は1年以上前から家族ごと蒸発していることになる。また太一たちが3章までその事実を一切関知していなかった。
・望月芽心の存在
tri.からの新キャラクターである彼女とそのパートナーは当然02の最終回には登場していない。
→したがって02最終回に繋げるためには「芽心とメイクーモンが新たな子供達を見送りに来ない状況」を設定しなければならない。
・望月教授の存在
芽心の父親であり、デジモンに精通した研究者。彼は1999年頃の段階ですでにメイクーモンを診察・検査し、研究対象としていた。
→しかしデジタルモンスターの現実世界出現は少なくとも1995年前後とされ、分かっているだけでも1999年以前に出現した実例は僅か2件である。
→以上から、少なくとも「メイクーモンが特別なデジモンである」との見解を得るだけの研究は不可能であると言える。
・デジモンに対する一般市民の認識
光が丘爆弾テロ事件、
お台場霧事件、
米国核ミサイル誤発射事件、
世界中に現れたダークタワーとデジモン、
アーマゲモンとの戦い
など、これまで広く世間に知られるほどの事件がデジモンによって引き起こされてきた。
光が丘爆弾テロ事件のように忘れ去られた物や、お台場霧事件のように意図的に隠蔽されたものもある。
しかし、tri.の舞台である2005年では「デジモン」という単語すら一般には認知されていなかった。
・リブートによって生じた矛盾
リブートとは、3章にてホメオスタシスが断行したデジタルワールドの初期化のこと。
これにより、以下のような矛盾が発生した。
・02最終回にて「及川由紀夫の蝶」が飛んでいる
→及川がデジタルワールドの安定のために命を捧げた事実が無かったことになったため。
・パートナーデジモンたちの記憶
→このまま記憶が戻らなければ、02最終回時点での彼らには1999年から2005年までの記憶が一切無いことになる。
・ブイモン、ホークモン、アルマジモン
→彼らもリブートの影響でデジメンタルの下に再び封印された可能性がある。
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イグドラシルについて
目的…デジタルワールドが現実世界を飲み込むこと(公式サイト6章STORYより)
配下…アルファモン、謎の男
メイクーモンに対して…暴走を助長
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ホメオスタシスについて
目的…デジタルワールドの安定
配下…ジエスモン=ハックモン、『ゲンナイ』をはじめとする自立エージェント多数、選ばれし子どもたちとそのパートナーデジモン、四聖獣(協力関係?)
メイクーモンに対して…駆除
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感染とは
感染と呼ばれる異常の発生原因はメイクーモンに混入したアポカリモン。
感染したデジモンは、形態はそのままに戦闘能力が飛躍的に向上する=デジモンを進化以外の方法によって強靭にする。
→グレイモンらを圧倒するクワガーモン
→数の不利を覆すオーガモン
→インペリアルドラモンを怯ませるレオモン
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感染デジモンの標的
・感染デジモンは特定の誰かを狙って出現する(2章冒頭より)
→感染デジモンの行動パターンと歪みの発生箇所を分析した結果判明。
→感染デジモンはクワガーモン以前にも出現していた。(1章西島の「いままでは我々で対処していたが、極めて強力なのが出始めた」とのセリフより)
→都内各地で電波障害や停電が発生、原因は感染デジモンと推定(1章光子郎の推測より)
以上のことから、
・冒頭で引っ越してきた芽心
・中盤でリアライズしたアグモンたち
・中盤で帰国したミミ
・02組
などの1章開始時点でお台場周辺に居なかったキャラクターは感染デジモンの標的ではない。
・ミミ以外の無印組
・メイクーモン
・ハックモン
が感染デジモンの標的と考えられる。
さらに、
→メイクーモンは3章にて感染デジモンを操れることが判明したため除外された。
コメント
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服装はただのイメージ、あるいは不通だったゲートがtri直近で開いた可能性
ゲートの閉鎖と大輔たちの敗北、関連づける描写ないよね
>1章で光子郎が「1年前からゲートが不通になっている」と明言している。
→しかし、02組はデジタルワールドで何者かに敗北して行方不明となった。
→これらが仮に事実だとすれば、02組は1年以上前から家族ごと蒸発していることになる。また太一たちが3章までその事実を一切関知していなかった
やっぱり、論理が飛躍してるなぁ。デジタルゲートの閉鎖、大輔たちの敗北、大輔たちの家族の失踪、独立したできことを無理やりまとめあげた感じ
「・望月教授の存在」に「分かっているだけでも1999年以前に出現した実例は僅か2件である。」とありますが、「分かっているだけでも」という言い回しは「実際はもっと多い」という含みの感じられる表現で文意に沿わないと思います。
「分かっている範囲では1999年以前に出現した実例は僅か2件である。」「1999年以前に出現した事が確定している実例は僅か2件である。」等の書き方の方が良いのではないでしょうか。
そもそも選ばれし子供達とデジモンによって世界が救われてるのを何度も目撃してきてるのに認知されてないし害獣扱いなのはおかしい
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