望月芽心に関する問題点
概要
1999年の夏にメイクーモンとパートナーになった、鳥取県の『選ばれし子ども』。
tri.1章にあたる2005年、メイクーモンの東京出現からほどなくして家族と共に八神家と同じマンションへと引っ越してきた。
画面に「交差した鎖」のような模様が入った、太一らと同系統のデジヴァイスを所持。紋章は持っていない。シンボルカラーは大江戸温泉物語のスタンプやデジフェスのリストバンドから小豆色のような暗い赤。
なお、彼女が選ばれし子どもとなった切っ掛けは不明。
※光が丘爆弾テロの関係者との描写はない。また彼女も当然空に映ったデジタルワールドを見ていると思われるが、これがきっかけならば僅か数日後にパートナーを得たことになる。
※選ばれた時期から考えて最も有力なのは、ウォレス同様「偶然出会ったデジモンとパートナーになった」というケース。
現在は月島高校二年生へ編入、八神太一らと同じクラスに在籍している。
cv…荒川美穂
問題点
感染についての情報隠蔽
・3章にて「メイクーモンが感染の原因であることを知っていた」とタケルに告白。
→タケルがパタモンの感染について芽心に告白した段階ですでに知っていた模様。 この段階で芽心自身も真相を告白しようとしたものの、この時には何も言い出せなかった。
・彼女が真実を告白したのは、メイクーモンがメイクラックモンへと進化しパートナーデジモンたちが死に物狂いで戦った挙句リブートに巻き込まれて歪みの向こうへと消えた後。
→あまりにも遅すぎる告白であり、結局彼女の「メイクーモンと自身の保身」のために感染への理解と対策が悉く後手に回る結果となった。
→その後この点については特に釈明も追及も無く、物語は完結へ至る。
メイクーモンの抱える問題から逃げる
「メイちゃんを…殺してください」
5章で暴走を続けるラグエルモン=メイクーモンを前に、上記の苦渋の決断を強いられる。
しかしここまで、
→『暴走とは何なのか』『どうすれば感染に対抗できるのか』などについて最低限の知る努力を一切していない。
→光子郎が3章で尋ねていた、芽心しか知り得ないメイクーモンの情報について開示・共有しようとしない。
など彼女自身は具体的に事態の収束に繋がることが何1つ出来ていない。
メイクーモンの抱える問題に正面から向き合おうとはせず、手に負えなくなったら殺害を提案することについては身勝手と言わざるを得ない。
全編を通しての行動
・ゲストキャラクターでありながら日常面・戦闘面両面において特筆できる活躍に乏しい。
・メイクーモンとの会話自体が少ない。(全編を通してほぼ暴走しているため、彼女には責任はない)
・これまでにやっていることも『メイクーモンのことで悩む⇒太一たちに慰められる』という構図を延々と繰り返すだけであり、本人に成長が見られない。
→5章では特にその傾向が強い。というか悩む⇒慰められるのループしかしていない。
・短絡的かつ浅慮な行動が目立ち、危機的状況に絶望して立ち往生したり逆に飛び出したりしては太一やヤマトやタケルに助けられる、という場面が何度もある。
5章では発作的に究極体4体の乱戦へと突進、止めに入ったヤマトと太一を危険に晒した。その結果地割れに太一が巻き込まれ消息不明になる。
兄の喪失にショックを受けたヒカリがオファニモンフォールダウンモードの進化を誘発、そしてオルディネモンへの融合をもたらす結果となり、さらなる事態の悪化を引き起こした。
キャラクターデザインについて
元永監督曰く「芽心に関してはサービスですかね(笑)。今までのキャラクターを見ると女の子のメガネっ子がいないな、と思って。方言もしゃべらせたい、と思って地方出身という設定にしたり・・・というのは冗談で(笑)。」(第1章パンフレットより引用)
→メモリアルブックによると、芽心の眼鏡はキャラクターデザインの宇木氏が「内気な性格という設定から自分がかけさせた」らしい。手柄(と言うほどのことには残念ながらならなかったが)の横取りだろうか?
「デジモンアドベンチャーtri.に新しい要素がほしいなと思ったのがきっかけ」(同上)
→新しい要素どころか全編ほぼ芽心とそのパートナーが話の中心になり、旧来のキャラクター達の新しい物語を期待していた層からは不満が集中する結果となった。
「芽心」
・企画が立ち上がってからかなりの期間「A子」と仮称されていた。(A子に)そのまま漢字を当てちゃおうか?とも。
→第3章パンフレット収録スタッフ座談会より
→漢字や音(=メイクーモンと被る点など)には深い意味は無い模様。
方言
・中国地方の方言を口にするのは「ヤマトとタケルのリスペクト」
→第3章パンフレット収録スタッフ座談会より
気になる点
「メイちゃんは絶対に渡さない!」
→1章終盤の戦いでアルファモンに対して発言。
狙いがメイクーモンであることを知っており、また解釈によっては過去にメイクーモンが狙われたことがあるとも取れる。
→この段階ですでにメイクーモンが狙われるような理由=感染について知っていた?
※3章では「特別なデジモンだということは知っていたが感染とまでは知らなかった」と発言。
くしゃみ
芽心は嘘や隠し事をする場面で常にくしゃみをしている。理由は不明。
→1章のアルファモンに対峙するメイクーモンに大丈夫だと言う。(実際、大丈夫ではない)
→3章で光子郎に感染について問い詰められたときに顔を手で押さえる。(泣きそうになったのではなく、くしゃみを我慢していたのではないかと思われる)
→4章でメイクーモンのことを大好きですよと言ったときにくしゃみをする。(そのあと悪い子といって手のひらを返す)
それにしても口くらい手で覆いなさい
デジタルワールドへ行った方法
劇中ではゲートは封鎖されている。
歪みを通る以外でデジタルワールドに行くには、紋章とD-3を組み合わせなければならなかった。
→しかし、4章冒頭で芽心もデジタルワールドへ行くことに。
その方法については一切描写されていない。
→なんと監督自身何も考えていなかったことが2018年4月20日のコメンタリーにて判明。駄目だこりゃ
望月教授
望月芽心の父でありデジモンの研究者。国立情報処理局関係者の項を参照。
アイコトバ
第5章エンディングの「アイコトバ」の歌詞は芽心とメイクーモンのことをイメージしているとの証言あり
作詞の山田ひろし氏はシナリオを読んで着想しているとのことなのでこの歌詞も考察の手がかりになると思われる。
LAST EVOLUTION 絆では
『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』でもメイクーモン共々ネバーランドで登場しており、登場しないものだと思っていた一部の視聴者を驚かせた。
この事から『絆』のスタッフは『tri.』を完全に黒歴史化せずに存在を受け止めるつもりでいる事が伺える。(その割に伏線は全て放置しているのだが…。せめて主要キャラであり事実上の被害者でもある彼女らだけでもなんとかフォローを入れたとも捉えられる。そもそもこの映画の尺はたった90分である)
芽心の声優の荒川美穂氏とメイクーモンの声優の森下由樹子氏はラスエボで、居酒屋で太一とヤマトの近くで飲食しているモブキャラの2人組(スタッフクレジットでのキャスト名は「女性客」)で出演している。…芽心とメイクーモンに一言ぐらい喋らせても良かったのではと思わないでもない。
その後『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』公開直前の生放送で公開されたシリーズ年表にtriが存在しなかった事からtriが正史で無くなった可能性が高く、芽衣とメイクーモンは死別せずに済んだ可能性が高まった。特に作中ではパートナー解消が発生した場合はエオスモンに狙われなくなる可能性が示唆されており(ピヨモンと別れを済ませた空が狙われていない)、逆説的にネバーランドに捕まった芽衣とメイクーモンは離別していないことの裏付けと言えるかもしれないのである。
コメント
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本当に何のために出したのかわからない。あんなの出すぐらいなら02キャラ出せばよかったのに。ほんとにこの作品はひどい。デジモンを汚してる。
どっかで見たけど実は選ばれし子供とは無関係の一般人で、triの話はこいつが書いた夢小説だろっていうネタに凄く納得してしまった
そうでもなきゃこの話のガタガタっぷりは説明がつかんぞ…
鳥取県民として言わせてもらおう。
カフェオレもカフェラテも普通にあるぞ!なんで疑問形なんだよ!何なんだ?あのシーンは
ヘイト担当としか思えない 見に行く度に回りの観客からの「アイツはなにがしたいんだ」と呆れられてましたわ
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