aklib_story_起死回生_3-2_記憶_戦闘前

このページでは、ストーリー上のネタバレを扱っています。 各ストーリー情報を検索で探せるように作成したページなので、理解した上でご利用ください。 著作権者からの削除要請があった場合、このページは速やかに削除されます。

起死回生_3-2_記憶_戦闘前

近衛局特別督察隊のホシグマが、小隊を率いて合流した。 彼女は一見して丁寧ながらも、豪気で明るい人柄で、チェンがロドスを褒めていたという話も交えつつ、ミーシャ奪還に向けて肩を並べてくれるのだった。

---

[チェン] ホシグマ、やっと来たか。

[ホシグマ] お待たせして申し訳ございません。件のレユニオンに手こずらされてしまいまして。

[チェン] そう聞いている。怪我はないか？

[ホシグマ] はい、問題ありません。

[ホシグマ] しかし、奴の実力には心底驚かされました。

[ホシグマ] というのも、特別督察隊は龍門本区の防衛を強化したばかりでしたし……

[ホシグマ] 動ける部隊を総動員して出動した上で、この結果ですからね。

[チェン] ……では、督察隊を止めたのが、たった一人の女だという話は本当なのか？

[ホシグマ] ええ。私自身、この目で見ていなければ信じられそうもないことですが。

[ホシグマ] 奴には確かに、それだけの力がありました。

[ホシグマ] さらに言えば、どことなく……心ここにあらず、といった様子にすら見えましたしね。

[ホシグマ] ところで、こちらの皆様は――

[ホシグマ] ロドスの方でしょうか？

[アーミヤ] はい。そちらは……

[チェン] 特別督察隊のホシグマ。部下の中でも指折りの精鋭だ。

[ホシグマ] どうぞお見知りおきを。

[ホシグマ] それにしても、ロドスには随分若年の方もいらっしゃるのですね。

[チェン] その「若年の方」が、ロドスのリーダーだ。

[アーミヤ] わ、ええと……アーミヤと申します、よろしくお願いします。

[ホシグマ] おっと、そうでしたか。こちらこそ、よろしくお願いいたします。

[ホシグマ] では、改めてお伺いしたいのですが……

[ホシグマ] ロドス側の状況について、お聞かせ願えますか？

[アーミヤ] はい。――こちらはすでに、特別行動班の二名が、ミーシャさんを連れ去ったレユニオンの動向を掴んでいます。

[アーミヤ] 現在も追跡は続行しており、いつでも指示を受け取れる状態です。

[ホシグマ] なるほど。

[ホシグマ] 確かに、能力の高さを感じます。

[ホシグマ] 隊長の評価に違わぬ方々のようですね。

[アーミヤ] えっ？ チェン隊長が、我々を評価してくださっていたんですか？

[チェン] まあな。

[チェン] それより、ホシグマ。近衛局の全小隊を招集しろ。――行動を開始するぞ。

[チェン] ロドスの人員には、先導役を頼むとしよう。

[アーミヤ] 了解しました。――とはいえ、注意は怠らずに行きましょう。

[アーミヤ] レユニオンは足止め要員を残しているようですし、待ち伏せされることもあるでしょうから。

[ホシグマ] なあに、そのくらいの対処は朝飯前です。

[アーミヤ] そうですね。注意深く行動していれば、相手の痕跡を見つけて先制することもできるでしょうし。

[ホシグマ] ええ。では、行きましょうか。

[ホシグマ] ロドスの皆さんの戦いぶりが、今から実に楽しみです。