肉体の乗っ取り

ページ名:肉体の乗っ取り

登録日:2020/02/17 Mon 22:00:30
更新日:2024/05/16 Thu 12:44:19NEW!
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肉体の乗っ取り 乗っ取り 精神生命体 不老不死 外道 特殊能力 悪役 創作 コピー 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 コメント欄ログ化項目 呪いの装備 人格書き換え 人格移植 人格コピー 記憶の書き換え 人格の入れ替え ボディチェンジ



[[俺、参上!>モモタロス]]


ここでは、他者の肉体を強制的に乗っ取る能力・事物を紹介する。


概要

読んで字の如く、対象の人物の肉体を、相手の意思を無視して奪い取る。奪った後は自分の体として支配し利用するのが「乗っ取り」の特徴。
相手の立場を尊重しつつ、同意を得て行うものは「乗っ取り」とは言われず「融合」「一体化」などと表現されることが多い*1
憑依寄生入れ替わり等とは互いに重複する面があるが、これらは乗っ取りの手段にあたり「乗っ取ることが目的」でこのような手段を行使する点はほとんどの例で共通している。
このように「乗っ取りにあたるか否か」は乗っ取られる側が納得しているかによる部分が大きい。
そのため乗っ取る側にそのつもりがなくとも「結果的に乗っ取る形になってしまった」というような例も稀ながら存在する。


より正確に言えば乗っ取りとは「物語の展開」のジャンルであり、それ自体が能力と言うより、『能力の使い方の分類』と言える。



数ある能力の中でも外道っぷりが非常に高い能力であり、その性質上、使うのは大抵悪役。
その他、「不老不死」を求めるための方法論の一つとして用いられることも多い。
「本来の肉体はとうの昔に滅びているが、体を取り替えながら精神体だけで生き延び続けている」というタイプのキャラクターは創作ではよく登場する。
そのようなキャラクターが体を奪うために弟子や子供を育てている…といった展開も珍しくない。



なお、『天元突破グレンラガン』の敵機乗っ取りなどは「機械の制御を奪う」行為*2にあたるので、この項目では扱わない。
また、多重人格のキャラクターはその肉体が「全ての人格の共有物」であり、他人の肉体を奪っているわけではないので乗っ取りには含まないものとする。
他にも『サマーウォーズ』のような「アカウントの乗っ取り」も別物とする。



目次



長所と短所

この能力の主な長所は以下のようなものがある。

  • 古くなった肉体を使い捨てることでいつでも若くて健康な体でいられる。
    • 派生として、他者よりも長く生きられることからより多くの研鑽を積むことができる。
  • 所詮他人の肉体なので使い捨てることに躊躇がなく、体の損傷を厭わない無茶な戦い方も可能。
  • 優れた肉体を奪えば、労なく高い能力を得られる。
  • 相手から見て仲間や親しい人物の肉体を乗っ取れば、実質人質を取った状態に近いため相手は攻撃を躊躇うがこちらは一方的に嬲れる。
  • 他人の技や経験までもコピーし蓄積できる場合があり、その場合は乗っ取りを重ねれば重ねるほど無限に強くなっていく。

逆に短所は以下のようなものが挙げられる。

  • 戦闘能力が完全に奪った肉体に依存するため、都合よく強い体を奪えないと戦闘力が安定しない。
  • 対象の人格に依存した能力(知能や天才的な思考など)は奪えないことが多い
  • 所詮借り物の体なので、その体本来の持ち主の能力を十全に引き出せないことも多い。
  • 肉体自体に何かしら致命的な欠点があると、そこを突かれて敗北することもある。
  • 精神力で押し負けると奪うことそのものに失敗するケースがあり、最悪よりどころとなる肉体を完全に失って命の危機に晒される。
    • 派生パターンとして、何も考えずに自分よりもヤバい相手を乗っ取ろうとした結果、より深い闇に乗っ取られて消滅したり、
      相手の気まぐれで中途半端に乗っ取る形にされた後にポイ捨てされたりする。
  • 一時的な乗っ取り能力の場合、能力の使用中は元の肉体が完全な無防備となる。
  • コピー型の場合、複数いる自分の自我が謀反を起こし、オリジナルに成り代わろうとする可能性がある。

分類

乗っ取る側の特徴や手段などでいくつかに分類できる。

タイプ1:据え置き移動型
自分の体を放り出して対象の体を奪うタイプ。
最終的に元に戻る前提で乗っ取りを仕掛けるため、用が済むと開放する。
元の体は抜け殻のようになることが多く、無防備な本体を守る必要がある。
多くの場合、本体がやられると乗っ取りも解除される。
タイプ2:憑依・寄生型
霊的な存在が憑依したり、「人間以外の生物」や「意思を持つ物体」が人間に寄生する形で乗っ取るタイプ。
乗っ取る側が肉体を持っていないので、移動型のように無防備な本体を守る必要が無く、乗り換えのハードルも低い傾向にある。
肉体を滅ぼしても次の体を探して復活するといった場合がほとんどで、封印する・浄化する等の対処法で憑依している存在や寄生体を取り除くと元に戻る例が多い。
乗っ取っているのが物品によるものの場合は、それを取り除くだけで比較的簡単に解除できることが多い。
タイプ3:上書きコピー型
自分の意識の複製を作るタイプ。乗っ取る側には変化がなく、ただ対象の人格のみ上書きする。
他人の言動を変えるという点で見た目が「洗脳」に酷似するが、洗脳では対象の人物の個性がそのまま残るのに対し
「コピー型の乗っ取り」は乗っ取る側の人格が複製され同一人物が増殖していく点で異なる。
ただし「自我」が複数同時に存在する事になり、増殖した「自分」同士が上手く協調できるとは限らないというリスクもある。
また、場合によっては元の人格が残り潜在意識下で共存することもある。
タイプ4:入れ替わり型
タイプ1の変則パターン。自分と相手の体を交換するタイプ。
通常の入れ替わりモノとの違いは「最初から乗っ取る目的で」、「意図的かつ強制的に実行される」という点。
偶発的な入れ替わりとは異なり乗っ取る側には元の体に戻る気が無いことも多い、のだが実はその場合も一度だけ……(詳しくは後述)
そのため自分の体を痛めつけておいたり既に衰えた状態でまともに行動できないような例が目立つ。
後で元に戻したい場合は元の体の方を拘束しておくなど、色々手間がかかるのもこのタイプの特徴と言える。
タイプ5:置換保存型
対象一人に自分の意識を上書き保存し、元に戻ることがないタイプ。タイプ3の派生だが、古い体を捨てるという点でタイプ1にも似る。
いわゆる冒頭の「不老不死」の方法としてはこれが用いられる事が多い。脳移植などもこれに含まれる。
ただし脳の置き換えのような物理的根本から換える方式以外だと、置換前の記憶や人格が潜在的に残る場合もある。
タイプ6:逆転成り代わり型
自分が「他人を乗っ取る能力」を持っているわけではない、かなり特殊なパターン。
相手側が『他者を吸収する能力』などを持っている場合に、吸収された後内側から肉体の主導権を奪って乗っ取る。
最初から乗っ取るつもりで吸収させる例もあれば、吸収された時にはそのつもりがなかった例もあるのが乗っ取りの中でも異質と言える。

肉体を奪う能力の持ち主たち



各タイプ別に50音順で挙げていく。追加する際もそれに準ずるように。
性質上、ネタバレを避けられないため閲覧注意。


タイプ1:据え置き移動型

ニンジャスレイヤーの仲間の一人で、一つの身体に二人の人格を持つ女性(?)ニンジャ。
カラテ(直接戦闘)はからっきしだが、相手に直接触れる事で自分の精神を憑依させて身体を乗っ取る「ユメミル・ジツ」というユニーク・ジツ(忍術、固有能力)を使用する。
一見強力なジツだが憑依している間本体は基本的に無防備、かつ憑依及びその継続にも複数の条件があり、
更に憑依先のジツも使えないどころかカラテすらエーリアスの乏しい技量頼みになるなどデメリットも大きい。
ただし体内に宿るもう一人の人格「ブレイズ」が主導権を握っている際は元の身体をブレイズが、憑依した身体をエーリアスが動かす形で共闘する事が可能。
なお同作には同名のジツを用いるレギュラーキャラがもう一人いるのだがそちらとはジツの性質が異なっており、エーリアスの方が元のジツから大きく変質しているようだ。


  • 乙坂有宇(Charlotte)

乗っ取り能力者としては非常に珍しい主人公
視界内の人間一人の身体を5秒間だけ乗っ取る特殊能力を持つ。その間自分の身体は無意識状態となる。
その制限時間ゆえ当初はカンニングや覗き行為のような狡い目的に使われていたが、使い方次第ではかなり悪質なこともできる。
取り囲んだチンピラを難なくいなすなど乙坂は能力を上手く使いこなし、たびたび窮地を乗り越えた。
終盤にて、その能力にはある秘密が隠されていたことが判明する。



  • テンノ(WARFRAME)

プレイヤーが操る事となるタイトルにもなっている装甲「WARFRAME」を扱う戦闘種族。つまりプレイヤーキャラクターも乗っ取り能力者の1人
VOIDの悪魔などと呼ばれる彼らの持つ能力の1つがこれである。


+ その真実(重大なネタバレにつき注意)-

その真実(重大なネタバレにつき注意)
WARFRAMEとは「ソマティック・リンク」と呼ばれる装置が引き起こす「転移」と呼ばれる意識の移動技術によって遠隔操作される「自我もなく、感覚もなく、死すらない」生体パーツで作られた人型の機械である。
テンノは本当の肉体をソマティック・リンクの内部に安置した状態でWARFRAMEを自身の肉体として動かしている。


ちなみにソマティック・リンクはテンノ以外が・WARFRAME以外へと「転移」し意識を送り込む事にも利用できる様だ。
(クエスト「銀の果樹園」においてArchimedeanのSilvaniaが(自身の手で調整を施した事が示唆されている)「地球の森」に「転移」していた事が判明している)


+ でもそれなら肉体の乗っ取りではないのでは?(更なる重大なネタバレにつき注意)-

でもそれなら肉体の乗っ取りではないのでは?(更なる重大なネタバレにつき注意)
ソマティック・リンク自体はテンノの「転移」能力を安定的に再現する為の装置なのでテンノであればこれを使用せずに「転移」する事が可能で
WARFRAMEに使われている「生体パーツ」とは感染体と感染した人間であり、通常は自我も記憶も持たない様に加工されているが行っている行為としては人間の肉体の乗っ取りそのもの。
また機械かある種の生体かは不明ながら「Golden Maw」と呼ばれる巨大な蛇型の存在に対して「転移」した事もあり、
その気になればWARFRAMEに限らず様々な対象に「転移」する事も可能であると示唆されていた通り、Update29 ダイモスの心臓 で実装されたネクロメカへの「転移」も行っている。


ソマティック・リンクを用いずに「転移」を行う場合にはその肉体が物理的に移動し、不可視の状態で「転移」対象にくっ付いている状態になっている場合もある様だが子細不明。
(クエスト「HARROWの鎖」では「転移」の影響で自身の肉体の姿のまま複数に分裂したテンノが出ており、そもそもテンノがどの程度物理的な存在なのかにも疑問符が付く)
少なくともオービター内部ではWARFRAMEを操作してソマティック・リンク内に収められた自身の肉体を目にする事が可能なので暫定的に据え置き移動型としている。



特殊な催眠術で他人の肉体に乗り移ることができる寝相の悪い南蛮娘。
この術で旗本たけしの体を乗っ取って酢堂大雑を暗殺しようとしたが、酢堂には睡眠薬も効かずに失敗。
しかも他人の体に乗り移っている際には自分の肉体が無防備になっていることを酢堂に知られ、同じ術で本体を乗っ取られてしまう。
さらに酢堂はバゾクの体で公衆の面前でストリップショーを始めてしまい、結局大恥をかかされたバゾクはみじめに撤退するはめになった。


任天堂の看板シリーズの一つである『ゼルダの伝説』。
2002年にゲームキューブで発売された「風のタクト」ではトゥーンレンダリングをはじめとして新規要素の塊だが、
今作では新たに「NPCの体を主人公・リンクが操る」という新たな謎解き手段が登場した。
主にフィールド上ではヒョイの実を使って、ダンジョン内では操りの唄を使ってそれぞれ仕掛けを解いていく事になる。
NPCを操っている状態では本体のリンクも完全に無防備になってしまう。
仕掛けを解く際には例によって雑魚敵を全滅させるなどタイミングを見計らう必要がある。


忍者の一族で、自らの精神を身体から切り離し、敵の身体に送り込んで乗っ取る「心転身の術」という忍術を代々使う。
決まりさえすれば強力な術であるが、乗っ取っている最中に乗っ取り先で受けたダメージが自分の身体にも反映されるという欠点があり、
術の使用そのものにも大きな隙が伴うため戦闘中の使用はリスクが高い。


主人公・シャミ子が自身の依代である「ごせん像」のスイッチを押すことで体を乗っ取ることができる。
やや変則的だが入れ替わり型に近く、乗っ取っている間はシャミ子の魂は普段リリスのいるごせん像内の封印空間に移動する。
リリスが普段やっているように嗜好品(お供え物)を嗜むことができる。
リリスはこの力で魔法少女である千代田桃を倒そうとするが、シャミ子の体が貧弱すぎたためまともに戦えず負担がかかってしまった。
これで勝ったと思うなよ~!でもシャミ子、すまん!


  • 李鉄拐(り てっかい)

中国古事の代表的な仙人である八仙の一人。鉄拐李とも呼ばれる。
肉体魂を遊離させて常人では行けないような場所に移動する術を持つ。
この術を使って崋山の太上老君に会いに行ったのだが、無防備な体を弟子に見守らせ「一週間で戻らなかったら火葬しろ」と言い残す。
しかし6日目の晩に弟子の母が危篤となって、急いでいた弟子は焦って約束の日の前に鉄拐の体を焼いてしまう。
そして戻ってきてみれば元の肉体が無くなっていたので、仕方なくそばにあった物乞いの死体の身体を借りて蘇った。
その為か古事記に描かれている彼の人物像は醜くみすぼらしい。



タイプ2:憑依・寄生型

剣と一体化したスタンドで、を手にした人物を乗っ取って自分の本体にしてしまう能力を持つ。
剣の状態では全く身動きができないが、近くにいるだけでも「思わず手に取りたくなる」ような精神作用を与えることができる他、
抜かれたくない(乗っ取りを発動したくない)場合は物理的に剣を抜けなくしたりすることもできるため、ある程度狙った相手を誘導して乗っ取ることも可能。
作中では次々と肉体を乗り換えながら戦闘の経験を重ね続け、空条承太郎を追い詰めるまでの力を見せつけた。
「剣」に戦闘の経験が蓄積されるため、「肉体」の方がどれだけ負けても構わない、という肉体乗っ取り能力の強みを見せつけた強敵。
……が、最後は完全に本人の間抜けなミスによりリタイア。


「神鳥の杖」に封じられた暗黒神。杖を握った者の肉体を乗っ取ることができる。
ドルマゲス・ゼシカ・レオパルド・マルチェロと次々に肉体を乗っ取って、賢者の末裔を殺害して回った。


人間の細胞に寄生し、核と共生してきたミトコンドリアが意思を持ってオペラ歌手メリッサ・ピアスの肉体を内側から完全に乗っ取り覚醒した姿。
覚醒後は無尽蔵にエネルギーを生み出す特異な力を持ってして、人類に宣戦布告。手始めに大規模な人体発火現象で人々を焼きはじめる。
そしてカーネギー・ホールを一面炎で覆いつくして地獄絵図を展開するという、凄まじいインパクトを文字通りプレイヤーの目に焼き付けた。

その後はニューヨーク中に生息する動物の核を外側から支配する事で、急速な肉体変化を引き起こしてマンハッタンをクリーチャーの魔の巣化させた。
更に避難勧告を無視してメリッサの公演を観るためにセントラル・パークに集まっていた観客を、ドロドロのゲル状に溶かしてスライム化させる。


後に病弱で脆いメリッサの肉体が朽ちる前に目的を継がせるための子孫を宿す事を狙い、病院の精子バンクに訪れる。
その傍ら、追手のアヤ一行の目を欺かせる意図で事前に警察署を襲撃するなど、
人類目線から見れば種族としての敵意などという意識にさえ達していない段階から割とやりたい放題やっている。


オリジナルは主人公アヤの姉のマヤのミトコンドリア。幼い頃に事故に合い母親と共にこの世を去った際、メリッサに腎臓移植手術が行われていた。
その際アヤにも角膜移植手術が成されていたため、元々寄生していた1つの意思が分裂されて支配の道と共生の道に分かれる形となった……
が、通常EDでは全人類のミトコンドリアが同時に覚醒し始めるバッドエンド展開、二週目に解放される専用マップで明かされる真EDではアヤに移植された角膜から分裂したミトコンドリアも結局第二のEVEとして
アヤを支配しようと試みるもマヤの意思に消されるという、どう転んでも共存の道には至らない結末となる。
こういった種の生存競争という全体描写にしても、進化の過程で自然発生した共生意識の力に人類が対処出来る事は無く、メリッサは何の落ち度も無い完全な被害者であった。
また、その設定上ゲーム本編終了後もいつ新たなEVEが誕生しても不思議ではない。


原作の小説では、妻が死去した事を受け入れ難い生物学者の主人公の手で肝細胞を培養された状態からイヴとして覚醒。
学生の身体を乗っ取って学会の公演で主人公に対して「どうして私を見てくれないの!?」と学生の立場からしたら死にたくなる様な黒歴史を叫んだり、
主人公を逆レイプして精子を摂取したり、イヴとしての意思を宿していない腎臓を移植された少女にその精子を種付けして実際に子孫を生ませたりした。
ゲーム版以外の描写も大分業が深い。


仮面ライダー電王に登場する消滅するはずの未来からやってきた元人間の怪人達。
彼らは肉体を現代に持ってきておらず、まずその時代にいる人間と契約を行い実体化する必要がある。
その後、契約に則った願いを叶えるのだがここから先が問題で、願いは非常に湾曲した方法で叶え、叶えたら今度は契約者の記憶を利用し過去へと遡り、「時間を奪って」しまう。
そしてこの怪人達が共通して持っているのが憑依能力。
使用されると主人公こと野上良太郎等、『特異点』と呼ばれる特殊な人間などでなければ完全に意識を乗っ取られ体を好き勝手されてしまう。
…が、憑依能力は意外とピンキリで特異点すら抑えつけるヤツもいれば特異点ではない人間でも意識を保っていたり追い出せるくらい能力が弱いヤツもいる。*3
まぁおそらくコレも「時間を奪っている」ということなのだろう。
人間態ないタイプの怪人だし。
憑依されると敵味方問わず(演出の可能性もあるが)虹彩の色が変わる、メッシュが入る等容姿が変化し、身体能力が強化される。すごい時は服ごと変わる。
強化されるとは言っても肉体強度が変わるわけでもないのでやりすぎると憑依された側がボロボロになるが。
この作品の仮面ライダーはこの憑依能力を利用したフォームチェンジを駆使して戦闘を行う。


なお、項目冒頭にあるセリフはこの怪人の一体であり平成仮面ライダーの顔ことモモタロスの決め台詞。なのに何故か最近まで一覧に加えられていなかった。


生きた鎧そのものであり、戦国時代に活躍したキョウリュウゴールドこと空蝉丸を体内に取り込み、意識を乗っ取っていた。
空蝉丸が解放されてからしばらくはカンブリ魔を使っていたが、カンブリ魔では一ヶ月と持たず溶けてしまうため、器に相応しい強者を求めていた。
このように肉体を持たないことに対してコンプレックスを持っており、そんな自分を一番腹立たしいと思っていた。
自身と最も親和性の高い強い肉体を持つ怨みの戦騎エンドルフを取り込み、遂に念願だった溶けない強い体を手に入れる…が、エンドルフの策略で奪い返されてしまう。
以降は角に自身の稲妻が逆流するデーボス細胞の受信細胞を付けられ、エンドルフに無理矢理忠誠を誓わせられてしまった。
しかし空蝉丸の言葉で吹っ切れると彼に協力し、ザンダーサンダーと喧嘩上刀の二刀流から放つ「奥義・雷電残光」でエンドルフを撃破。
最期は自ら空蝉丸に討たれる事を選び、武人としての誇りを持ったまま散って行った。


惑星エーテルの次元の狭間から突然出てきたダークエネルギー生命体。
ライトエーテルでの活動のためにライト側の生命体をスナッチ(憑依)する。当然憑依元の意思はまったく聞かない。
ただ物理的に憑依、融合するので質量はイング一匹分増え、イングの判断で自由に離れられる。
またメトロイドのような強い憑依元の本能には勝てない模様。


第8部の登場人物で、TG大学病院の整形外科医としての顔を持つ岩人間。
自分の体を細胞レベルまで砕く事のできるスタンド「ドクター・ウー」を使い、空調や水の中を通ってどこまでも追跡してくる。
細かくなった体は、相手の体内に入るとアレルギー症状を引き起こしたり、同化して相手の体を乗っ取って自由に動かす事ができる。


シリーズ主人公のソラと深い繋がりのあるヴェントゥスの心から切り離された闇が実体化した存在。
下記のマスター・ゼアノートは、心から闇がなくなった純粋な光のヴェントゥスと、純粋な闇そのもののヴァニタスを成長させて戦わせる事により、
裏技的な方法でキングダムハーツを開くχブレードを作ろうと画策。
BbS終盤で2人は一騎討ちを行い、それによりχブレードが誕生すると同時にヴァニタスはヴェントゥスの体を乗っ取る…
のだが、ヴェントゥスの顔で闇に染まった証の金眼にムキムキなヴァニタスの体、
ヴェントゥスのCVとヴァニタスのCVが同時に喋るというとんでもない姿のヴェントゥス=ヴァニタスへ変貌してしまう。


高度に進化しすぎた結果、自分の肉体を失ってしまったアメーバ状生命体。
そのため、ほかの生命体の肉体に同化して乗っ取ることで生命活動を行う。
また、同化した生物を巨大怪獣に変貌させることが可能で、これでゲゾラ、ガニメ、カメーバの3大怪獣を作り出し、地球侵略を狙った。
人間にも憑依でき、この場合は日本語を喋ることもできるが、宿主の抵抗にあって肉体を奪い返されてしまう。
さらに超音波に弱いという弱点を知られてしまい、ガニメとカメーバは狂って同士討ちの末火山の火口に落ち、人間に憑依したものも彼が火口に投身したことで全滅した。


歴代ウルトラシリーズには色々な出自のウルトラマンがいるが、少なくともM78星雲・光の国出身のウルトラマンは全員ボディジャックができる。
ウルトラマンたちは基本的に善人ばかりなので、肉体は一体化しても精神には立ち入らず、人間の姿の時は変身者の意志を尊重して行動方針を任せているのだが、
融合していた時間が長くなるにつれて精神まで一体化してしまうことが(特に昭和シリーズでは)ままあった。
変身についても基本的には融合した地球人のタイミングに任せているが、『ウルトラマンA』では(おそらく)エースがエースリングを光らせて変身を促している他、
『ウルトラマンZ』では、融合者の危機を救うため、彼の同意を得ずに無理矢理ゼットが等身大変身させる等、非常事態ではその限りではない。
なお、完全な悪意で肉体を乗っ取ったのはウルトラマンベリアルのみ。ウルトラマンヒカリウルトラマンゼロはかなりグレーな範囲までいったことがあるが……
また、非常時でやむを得なかったという側面もあるが、『ウルトラマンT』でのテンペラー星人戦時にはウルトラ5兄弟が、
ULTRASEVEN X』では、セブンがモロボシ・ダンの姿に擬態せずに地球人の肉体を借りて行動している他、
『ウルトラマンG』におけるグレートとジャックの一体化は、互いにメリットがあるもの*4ではあるが、グレート側はともかくとして、
ジャック側は一体化しないと、いつになるか分からない地球からの迎えを、拠点がなく物資もほぼない極限状態の火星で待たなければならないため、
一応彼の意思で決断したとはいえ、事実上一体化以外の選択肢はほぼなかったと言っていい*5
ちなみに、実はウルトラマンたちには一体化した相手の怪我などを癒す力があるため、ウルトラマン側の都合だけでなく、重傷者の治療のための緊急措置という側面もあったりする。
例えば『ウルトラマンジード』に登場した伊賀栗レイトは、見ず知らずの子供を助けようとしてバナナに足を取られてトラックに轢かれ*6
結果はともかくその勇気を見込んだウルトラマンゼロに一体化されて身体が治ったはいいものの、
怪獣が出るかゼロに用事がある場合、勤務中だろうがなんだろうが強引に肉体の主導権をゼロに奪われてしまうという状況になった*7
また、ウルトラ怪獣や宇宙人の中にもバルタン星人のように地球人への憑依、あるいは融合能力を持つものもおり、
映画『ULTRAMAN』では、同じように地球人と半ば強制的に融合しながら、合体者の精神を尊重するウルトラマンと、
合体者の精神までも取り込み、自らの目的のために利用する怪獣の対照的なスタンスが描かれている。
他にもウルトラマンに憧れた憑依生命体が『こだわりのウルトラマンごっこ』をする為だけに、人間の体を15年間も乗っ取ったという例もある。


500年前、ムーアの大森林の大木に世界中の邪念が集まり生まれた木人の暗黒魔道士にして本作のラスボス。
劇中では風のクリスタルが砕け封印の力が弱まったことを機に、カルナック女王や兵士に取り憑き火力船の動力源である火のクリスタルを破壊、その後もタイクーン王に憑依して暗躍する。
これは念の集合体という特性によるものらしく、配下のメリュジーヌをレナに憑依させたりなど、自分以外の者に乗っ取らせることも可能。


第2部に登場する「柱の男」達で、人間の肉体に入り込み、その肉体を乗っ取ることが可能。
サンタナはナチス軍人を操り、ルドル・フォン・シュトロハイムに侵入したが、自爆されてジョセフ・ジョースターに止めを刺された。
エシディシはジョセフとの闘いで肉体を失ったものの脳だけで生きており、ジョセフの背中に張り付いてリサリサ邸に侵入、スージーQの体を乗っ取った。


  • 逢海日永、逢海月久(結界師)

日永と月久は、他者の心を読み取ったりその心を支配して操れる精神支配系能力者。
その精神支配系能力の奥の手として、自身の精神を他者に移して乗っ取り(寄生し)、その肉体を操作して生きながらえることができる(ただし同性のみ可能)。
この能力も駆使して、異能者の集団「裏会」を作り上げ、肉体を何度も乗り換えてトップとして400年間君臨してきた。乗っ取られた肉体は、逢海兄弟が精神を別の肉体に移せば元の意識を取り戻す。
しかし代償もあり、移すのに失敗するリスクがあるため、いざというとき即座に精神を移せるよう周囲に思い出を消去し訓練させた護衛役の兵隊を置いている。
また、成功しても精神を移植する度に記憶が変質していく。
月久は、たまたま同じ能力を持っていた日永の記憶を操作して「兄」に仕立て上げて表向きのトップとして傀儡にしていただけだった。
しかし400年経つうちに月久は日永を本当の兄だと思いこむようになっており、日永は「精神支配系能力ゆえの孤独から、月久は確かな繋がりが欲しかったのだろう」と推測している。


播種船シドニアの歴史の中で怪しい都市伝説を残す天才科学者。
方法としては「シドニア血線虫」という寄生虫に自分の記憶・人格を格納しておき、標的に寄生させることで乗っ取りを行う。乗っ取られた側の意識は無くなるが、寄生虫を取り除けばもとに戻る。
また肉体が致命傷を負っても、寄生虫が無事なら別の身体に移って生き延びることが可能(ただし自分で移ることはできないので、協力者が必要になる)。
作中では自身の死後4百年もの時を経て他人の肉体を乗っ取り、悲願である「完全な生命体への転生」を達成するために暗躍し続けた。


古代魔法カストゥール王国の時代に生を受けた女魔術師。
彼女の本体は五百年近く前に死亡しているが、自らの意思を額冠に封じる事で精神を存続させている。
また、自分(の依代となっている肉体)を殺した者に憑依する能力を持っており、光と闇の拮抗を保つためロードスの歴史を影から操ってきた。


『リュウソウジャー』の前日談でもある『スーパー戦隊最強バトル!!』に先行登場した鎧の戦士で、その正体は上記のドゴルドなどと同じく「意思を持った鎧」。
強さを求めて強者から強者へと乗り替わっていく「呪いの鎧」であり、装着者は体の自由を奪われ、いずれ意識も乗っ取られてしまう。


『仮面ライダーゴースト』の敵勢力で、眼魔世界から来た魂が眼魂を通じて肉体を得た存在。
眼魂の状態で人間に憑依する事によって、宿主の人格を封印し自身の支配下に置くことが出来る。
また、制限時間があり、憑依されてから99日を過ぎてしまうと完全に人格が眼魔の物になってしまう。


マリオと共に戦ってくれる帽子のキャラクターで、特殊能力「キャプチャー」を使い、敵や物など乗っ取ることができる。
乗っ取っている間はマリオの体はどこにあるのだろう…?


大昔に二十八部衆の一柱・迦楼羅様によって封印されたが、少年が釣り上げた事で復活した巨大な妖怪。
その正体は人間に寄生する生きた気体であり、寄生先が殺されると殺した者の身体を乗っ取り新たな牛鬼となる。


あやつりの秘術なる魔法の使い手で、ダークマター族のように憑依することができる。
オリジナルである虫の民の姿を嫌い様々な生物を乗っ取り続け、ゲーム本編時には妖艶の悪女とまで評される美しい蜂となっていた。


主人公フェイの前に度々現れる謎の男。素手でギア(人型機動兵器)を圧倒し、戦艦や施設を容易く破壊する。
その正体は500年前に存在した主人公の前世「ラカン」…がゾハルの影響で生み出した別人格が、肉体を失った後で憑依能力を得て残った残留思念。
本編に登場する肉体はフェイの父親であるカーンのもので、完全に掌握しきれておらずカーンの意識と拮抗している。
カーンが肉体の主導権を握った際は「ワイズマン」と名乗り、フェイを助ける為に活動していた。
ちなみにフェイも「イド」という別人格に乗っ取られて度々破壊活動をしているが、これは二重人格にあたる為に本項では扱わない。


元は妖狐の盗賊。
二大勢力の台頭により魔界がある程度纏まってきたことから、人間界へ移って盗賊家業をしていたところを霊界特防隊に狙われ人間に化けることができないほどの瀕死の重傷を負う。
そこで南野志保里が宿していた人間の胎児に憑依し、南野秀一として暮らすことで妖力を蓄えることにした。


  • ぐれんち、まにーごーるど、までぃえす(天才てれびくんYOU)

いずれも人間に酷いことをされて恨みを持った漢字の精霊。
ぐれんちはプロレスラー朋橋弘至が持つ「試合に負けた悔しさ」を、まにーごーるどはファッションモデル高橋メアリーが持つ「家族のためのお金が欲しい」という欲求を利用してもじ魔獣となるためにそれぞれ2人に憑依した。
しかし利用した感情が家族への思いという善良な感情が根底にあるのもあってか両者ともに敗れ改心。
これに痺れを切らしたまでぃえすは憑依していた守守団団長立花祐太の父、立花勇の負の感情を利用してもじ魔獣となったが結局破れ去った。


億超えの海賊さえ倒すと言われる凄腕の殺し屋コンビ、「ファンク兄弟」の兄で超人系悪魔の実「ジャケジャケの実」を食べた「ジャケット人間」。
ジャケットに変身してそれを着せた生物を人格ごと乗っ取り、その生物の持つ力を全て自分のものにする事ができる。


  • 国語辞典の異次元獣(Let's天才てれびくん)

名も知れぬ人間に使われないまま捨てて置かれた国語辞典が100年後の超次元帝国人によって兵器に改造されたもの。
辞書を愛するサンキュータツオに憑依し、人々の手に国語辞典を貼り付けていた。


褐色の肌に白髪が特徴の少年で、無数の羽蟲や砂蟲ワムズを操る能力を持つ。
…と見せかけて、少年は操られているだけで砂蟲ワムズのほうが本体。
本蟲(?)曰く「操っている人体は"端末”」とのことで、人類とのコミュニケーションを取るための手段として操っている模様。
少年の身体を失った後に女性の姿で再び現れた際にも褐色肌+白髪であり、これが端末にされた人間の特徴と言える。元通りにして開放できるのかは不明。
人間を端末にする詳しい方法も定かではないが、作中では別に「支配蟲」という寄生虫でナイブズを操ろうとする場面があるほか、同様に支配蟲でアフロのおっさんを操っていたりする*8


ブラックサタンの改造人間「奇械人」及びブラックサタン戦闘員の本体。髑髏状の蜘蛛。
人間の耳から侵入してその人間を操る「奇械人乗り移り」という能力を持つが、12話から使わなくなった。
ブラックサタン大首領は人間大にまで大型化したサタン虫で、単独でストロンガーと戦闘可能。


ご存じ有名な不死身の殺人鬼。PART9にあたる「ジェイソンの命日」でFBIによって木っ端微塵に吹き飛ばされる。
しかし心臓だけで生存し他人の身体に乗り移りながら活動、異母兄妹のダイアナ・ボーヒーズを殺害し身体を乗っ取る。
ちなみに乗っ取り方は最初の検死官は洗脳で操って自分の心臓を食べさせ、それ以降は口移しで乗り換えていく。


自身を霊体化して他者を乗っ取る魔法の使い手で、これにより永い時を生き続けていた。
乗っ取った肉体も霊体化して次の肉体に丸ごと憑りつけるため、力・能力をすべて引き継ぐことができ他者を乗っ取るたびに強くなっていく。


前作『X』の主人公であるティーダのそっくりさん(実際に関係があるのかは不明)。
約1000年前に滅んだ古代ザナルカンドの人間で、恋人のレンが戦争に駆り出されるのを防ぐために機械兵器「ヴェグナガン」を起動しようとするが、失敗して射殺される。
その後はシューインの恨みや悲しみ、後悔の思念が現世に留まり、争いの絶えないスピラを既に忘れられた兵器となっていたヴェグナガンで滅ぼすために思念体として復活。
偶然シューインが封印された洞窟を精鋭部隊「アカギ隊」が訪れたことを機にメンバーの肉体を乗っ取り、結果的にアカギ隊を同士討ちに追い込んで壊滅させる。
その後は生き残った元アカギ隊のメンバー間でヌージ→バラライと宿主を乗り換え、目的の成就に王手を掛ける。


メタルヒーローシリーズ通算第13作『ブルースワット』における敵対勢力に当たる存在。
地球の人間の体をインヴェード(憑依)する事によって劇中で起こった様々な事件を引き起こしていた。
ちなみに、ブルースワットのリーダーを務めるシグは元々スペースマフィアと敵対関係を持つエイリアンであったのだが、
マフィアによって部隊を壊滅させられて一人になった後に地球の人間である広瀬剛にインヴェードした上で生き延びた経緯がある。


物質界で長期間行動するためには物質の肉体が必要になるため、憑依能力を備えている。
乗っ取る対象は生き物でなくとも別にいいのだが、作中で自力での受肉を目指す者は基本人型の生き物(人間や魔人)に憑りつく。
ただし、自我の薄い天使族・妖魔族は乗っ取った相手の自我が強いと逆に相手の人格に取り込まれてしまう危険性がある。


暗黒物質の名前を持つ謎の闇の勢力。
様々な種族がいるが、他人に憑依してその身体を操って悪事を働くというケースが多い。このケースにしては珍しく、単独で複数の人物の身体を乗っ取っていた事もある。
特にデデデが何かと操られがち。最終的にボスと思われていた存在を倒す事で正体を表し最終決戦に繋がるという展開が多い。
またその正体を暴くにしても、普通にプレイするだけでは達成出来ず虹のしずくやハートスターなどのアイテムを全て集める必要がある事もある。
ちなみにそうした悪事を行わない善良な個体もいる。


ミートピアの住人の顔を奪った張本人。その正体は生きた魂で、初めに大魔王として設定した顔は一般人の少年のもの。
主人公に倒されると、今度は大賢者の体を乗っ取り、超魔王として転生することとなる。


7人の悪魔超人編以来、シリーズを通して度々暗躍している悪意の塊の存在。通称ゴミ屑。
大魔王を騙るだけあって悪辣な能力の数々を有しているが、その中のひとつに超人の肉体に乗り移るというものがある。
旧シリーズではバッファローマン、次いで悪魔将軍に乗り移って悪行の限りを尽くした。
この憑依には度合いがあり、単に憑依して力を貸すだけの場合から、完全に肉体を奪い取るまで調節できる。
ただしサタンが悪意の塊であるため、本来は高潔な精神の持ち主である悪魔将軍が粗暴な行為をするようになるなど精神汚染は強い。
ただし、ある程度の邪念や罪悪感がある相手でなければ乗っ取ることはできない。
劇中オメガマン・アリステラに乗り移る算段を立てていたものの、アリステラが改心してしまったことで断念している。
その後、実体化してアリステラたちを始末しようとしたところに乱入してきたジャスティスマンとの戦いでは
必殺技を「こんなものか」扱いされ、足を折られ、腕を砕かれる。
さらに悪あがきしようとしたところに蹴りを入れられ「好き放題しやがって~っ」とボッコボコのギッタギタにされた。
挙句の最後の手段としてジャスティスマンに憑依しようとしたが、ジャスティスマンの完璧な精神には付け入る隙は皆無で、力ずくで体から引きずり出されて失敗。
そのまま完璧陸式奥義を食らって木っ端みじんにされてしまった。


ガリア王国の裏社会で名を知られる正体不明の暗殺者。
その正体は意思を持った短剣「インテリジェンスソード」で、手に持った人間の肉体を一瞬で乗っ取ってしまう能力を持つ。
これを駆使してターゲットの近辺のメイドや護衛騎士の肉体に乗り移って暗殺するのが手口。
しかも地下水を手放せば洗脳は解かれるが、操られていた間の記憶は残られないので証拠も残らないというタチの悪さを持つ。
ただし、直接触れられなければ体を乗っ取ることはできず、地下水自体は身動き一つできない短剣なのでタネが割れてしまえば怖くはないのが弱点。


かつて地球に流れ着いた宇宙人から様々な技術を学び、それを応用して他者の肉体に乗り移る転生術を編み出した古代人。呪術により超常現象を起こす能力も持つ。
依り代の肉体を殺害しても霊体になるだけで、手近な人間に憑依して復活できるので始末に負えない。
肉体を取り替えて長生きしながら神として君臨したが戦に敗れ、封印されていたところを、彼を信奉する現代人の手で復活した。
多数の人間を獣人に変化させるなどの悪事を働いたが、最終的に宇宙人の生き残りであるケツァルコアトルの手で肉体から追い出される。
そして無防備な霊体となったところを、古代の遺物「マーラの銀鏡」に吸い込まれて再び封印された。


  • ディアブロ(DIABLOシリーズ)

紆余曲折あって魂をソウルストーンに封じ込められていた魔王。
しかし封印されていた地の国王や大臣を精神汚染して操り、ついにはアルブレヒト王子の肉体を寄代にして復活。
封印場所をダンジョンと化し地の底で更なる力を蓄えていた。
ちなみにラスボスとして登場する際は、既に人の姿をしていない巨大な悪魔と化している。
これを無名の冒険者(主人公)が打ち破るのが『1』の話。

倒された後、ディアブロの死体は王子の姿に戻っていく。
だが何を思ったか、冒険者は死体の額からソウルストーンを抜き取り、自らの額に突き刺すのであった――。


2』では更なる強者の肉体を得ており、人の姿のまま暗躍する。
最終的には前作の様な悪魔の姿で君臨するが、別の冒険者(2主人公)に倒され、ソウルストーンも砕かれ滅ぼされる。


しかし『3』では意外な形で復活を果たす…


元は汚染され尽くした地球環境を浄化・回復させる目的で作られた特殊MF『アルティメットガンダム』。
しかし軍部の策略で追われる身となったパイロットのキョウジの憎しみと、地球降下時のショックにより暴走。キョウジの肉体を乗っ取り、『デビルガンダム』へと変貌。
本来は環境回復の手段だったU細胞もまた凶悪な「デビルガンダム(DG)細胞」と化した。
このDG細胞に汚染されると、人間はデビルガンダムの傀儡となり、最終的にはゾンビ兵と化してしまう。


魔導具と呼ばれる超常的なアイテムで、意志を持つ鉄仮面。
被った者の精神を破壊し、死体となった体を操って「呪(ノロイ)」という人間のように振る舞っていた。
死体を操っているため肉体のリミッターというものが無く、とんでもない怪力を発揮できるうえ、改造を施すこともできるが、死体であるため肉体が腐敗していく。
そのため縛呪は常に新しい強靭な肉体を求めており、実質これが唯一の感情表現とも言える。
ただし縛呪を被せられても強靭な精神力があれば支配に打ち勝つこともできる模様。
アニメ版では、元は単純に死体を操る魔導具だったが、使用者が死ぬ寸前に自ら被ったことで、人格が縛呪に宿って生きながらえているという設定。


人間の体内に侵入し、頭の部分を内部から食らい同化、その人の肉体を乗っ取って人間を食らう謎の寄生生物。
作中では脳を乗っ取れなかったパラサイトは、知的生命体として人間と共生関係を築くようになる。
肉体の乗っ取りではあるものの、肉体を乗っ取って初めて存在できるという意味では本項目で取り扱うのはDIOと並んで微妙なライン。
ちなみによく似た寄生生物として『遊星からの物体X』がいるが、あちらは肉体を侵食して融合し、最終的には乗っ取るのではなく完全に物体Xそのものになる。


作中の魔王軍の大幹部の一人。見通す悪魔で知られる地獄の公爵。
相手の思考を見透かす能力以外に、自分の本体たる仮面を憑依させて相手を操り、バニルの気分次第で好き放題して恥辱の限りを尽くしたり出来る。
実際に作中で主人公パーティの一人に憑依したのだが、よりによって憑依した人物がセルフ恥辱の権化みたいな性格+憑依魔力にも素で抗って主導権を折衷できるやべーやつだったので、逆にバニルが苦労する羽目に。


パンドラボックスによって多くの星の文明を滅ぼし、数多くの命を奪い去ってきた凶悪な宇宙生命体。
火星の王妃「ベルナージュ」との死闘の末に肉体を失い不完全な状態でパンドラボックスに封印されていたが、有人探査機で火星にやってきた宇宙飛行士「石動惣一」の体を乗っ取り、
その上で地球に忍び込むと、普段はカフェ「nascita」のマスターにして石動美空の父親である惣一として振舞っている。
そして、劇中時間軸で10年前(2007年)にパンドラボックスからスカイウォールを出現させ、日本を3つに分断させる「スカイウォールの惨劇」を引き起こした元凶でもある。
ブラッドスタークと名乗って葛城巧氷室幻徳が設立した秘密組織「ファウスト」を彼の手駒に置いた。
また、万丈龍我に葛城巧殺害の容疑を擦り付けるといった、『ビルド』の世界における様々な事件の首謀者として暗躍した。


「怠惰」を司る「大罪司教」。
言動、姿勢、性格全てが常軌を逸した狂人であり、不可視の攻撃「見えざる手」を権能として戦う。
その正体は実体が無い邪精霊であり今の肉体が駄目になったら乗り捨てて、「指先」と呼ばれる部下に憑依して復活することができる。そのため「指先を全て潰す」か「邪精霊本体を直接攻撃する」かしない限り、倒すことは不可能であり、仮に上記の指先全てを倒したとしても、味方の誰かが彼の「指先」として体を乗っ取られる可能性がある
憑依の仕組みは「実態が存在しないイレギュラーな精霊故に精霊使いから肉体を借りてもらわなければ早々に消滅してしまう」を逆手に取ったもので、「になれる素質はあるが精霊術師でない者」に肉体を無期限に差し出すことを強制的に契約させることで成立している。(既に精霊術師になってる者には彼らの意思で弾かれてしまう)
実際主人公のスバルは精霊術師の素質を持っていたことが仇となり彼に憑依される場面があった。


本作の悪の組織「美食會」の第5支部長。
体内に大小合わせ約4000個の骨と4000を超える関節、ずば抜けた柔軟性・伸縮性を誇る筋肉の持ち主。
結果骨格の構造自体が人間とはかけ離れており、この骨と関節を駆使して人間・動物問わず標的の骨を取り出してヤドカリのように体内に侵入。
自身が「相手の骨」となって体内から神経を操作することで、対象の癖や声、実力までも変身レベルで完全に再現できる技能を持つ。


ラミア達が魔界から持ってきたティッシュで、風邪に苦しむ古市が丸めて鼻に詰めていた。
しかしその正体は鼻に詰めるとベヘモット34柱師団の悪魔を体に憑依させる事が出来るが、使いすぎると肉体が蝕まれていくという危険な代物。
憑依した悪魔は宿主の命令を聞く必要があるが、ダメージを食らっても宿主の体が傷つくだけで中の悪魔には影響しない。
古市はこの力で東邦神姫の男3人を圧倒した。


  • 魔剣(魔剣X/魔剣爻)

「イマージュ(別次元に存在する精神の実体)を切り離し、修正することで精神病を治療できる画期的な医療器具」という名目で創られた主人公
最初は片手剣の姿をしているが、肉体に合わせて形状を変える。彼が創られた真の目的は世界に混乱をもたらす元凶「天尊流星」を倒させること。
そのために戦った相手の肉体と記憶を奪い、換装しながら進撃していく。この能力自体は天尊流星と同じであるとのこと。
なお、奇跡的に共生状態になった少女・ケイを除き、乗っ取られた相手はイマージュを破壊され廃人と化している。


シリーズの黒幕。歴代最強のキーブレードマスターだが老体であり、上記のχブレードと同時に若い肉体を手に入れようとしていた。
暗躍を重ねてヴェントゥスの兄弟子であるテラを闇に引き込み、終盤で自らの心を抜き出してテラの体に憑依させ、そのまま乗っ取ってしまう。
…直後、前作の2FMをやり込んだ全てのプレイヤーが驚愕した存在が目覚め…


「天上王」を自称する空中都市群の支配者。
かつて地上軍との戦いで負傷したものの、死の間際でソーディアン「ベルセリオス」に自らの人格を投影して生き延びる。
それから千年後にベルセリオスを発掘したヒューゴ・ジルクリスト博士の人格を乗っ取り復活。
ヒューゴに扮した彼はレンズ運用会社「オベロン社」を設立した上でダイクロフトの動力源である巨大レンズ「神の眼」を調査。
その際に手駒として育てていたヒューゴの実子のリオンがハーメンツの村で確保したスタン一行を利用して「神の眼」を奪還させる。
「神の眼」がスタン達の手によって取り戻されてからは、封印されていた空中都市を復活させると同時に邪悪な本性を現して地上への宣戦布告を行った。


魔王軍の幹部。本体は「ミスト」という「あやしいかげ」のような不定形の怪物。
他者の肉体を奪って操る能力を持つ反面、その体の性質上どれだけ鍛えようが強くなることができず、強靭な肉体を持った戦士達に羨望の念を向けていた。
そのため、その能力を買って地上最強の肉体の番人を任せてくれた大魔王バーンには狂信に近い忠誠を誓っている。
作中の時点ではバーンから肉体を預けられた状態であるが、将来的には必ず返すことがわかっていたため、その際の肉体のスペアとしてヒュンケルを育てていた。
が、最期はヒュンケルの肉体を乗っ取ろうとして、彼が予め蓄えていた光の闘気に飲み込まれて消滅してしまった。
なおヒュンケルの前に女性のマァムが肉体を乗っ取られているが、羽交い絞めにされて悶え苦しみながら体に入り込まれる姿がやたらとエロい。


かつて呪術で使われたとされる邪面。
この仮面には自我があり、被った者のコントロールを奪取してしまう能力を持つ。
物語ではしあわせのお面屋が所持していた仮面を奪ったスタルキッドを操る。
彼の体を利用する事によって、タルミナ地方で起こっていた様々な事件の首謀者として暗躍していた。


ご存知鬼太郎の父親。敵妖怪にとって、彼を食べる事は死亡フラグにほかならない。
墓場鬼太郎」のドラキュラ四世は身体中の穴から飛び出して撹乱させられ、「血戦小笠原」のランスブィルは胃に穴を開けられ、「地上絵の秘密」のルキフェルや「朧車」のぐわごぜは脳を操られ、「鬼太郎の世界お化け旅行」の狼男は息の根を止められ(未遂)といずれも阿鼻叫喚の事態に陥っている。
だからといって調布や境港で目玉おやじのスイーツを食べてもこんな事にはならないのでご安心を


サイヤ人に滅ぼされたツフル人がいつか来る復讐のために生み出した存在。
相手の傷口や口、耳などと言った体の内部に繋がる入口から液化した状態で潜伏し宿主を支配する。
これによりサタンウーブパンを除いた全地球人や混血サイヤ人、ベジータなどがベビーによって支配された。


  • メンローパークの父(ミストトレインガールズ)

トレインナイトの一人「メンローパーク」
様々な屍体を継ぎはぎして作られたというゾンビ娘で、パーツの入れ替えが可能。
その代償として難しい話や計算をすると激しい頭痛に見舞われるが、そこを除けば「優しく大人しい常識人」
彼女がこうなったのは「人造的に英雄を作り出そう」とし人々に放逐された父によって、病弱な体をどうにかされたからである。
なおその父親は既に死亡している…が、脳内に親父の人格の一部が寄生しており、時たまその人格が表に出てくる
その人格が出ているときのメンローパークは理性的になるものの、話しかける時はまくし立てる様であり質の悪い冗談も連発する。
そして真の意味でマッドサイエンティストであり倫理観が狂いに狂っており、常に自分の「発明」を最優先し、卑劣な人体実験を繰り返していたらしい。
勿論トレインナイトや人々にも大いに嫌われている…。
ものの、自分の作り出した発明に対しては彼なりの慈悲を見せたり、「まだまだ研究したりない」という動機で世界の危機に立ち向かったり…と、ズレているだけで人間としての情はまだ残っている。
メンローパーク本人はそんな父親を嫌っているが、除去する方法がない事もあって仕方なく不可思議な共存生活を送っている。
なおメンローパークというのはかの「トーマス・エジソン」の出身地であり、メンローパークの父はエジソンのifの姿ではないかとも言われている。


上記のテラの肉体を乗っ取ったマスター・ゼアノートがある目的のために精神体となった姿。
1の終盤、闇に傾き過ぎてソラに惨敗したリクの心につけ込んで肉体を乗っ取り、更にそれを媒介に新しい肉体を構築してラスボス化。
この影響でリクの心にはアンセムの残滓が宿り、次作でまた肉体を乗っ取られたり、肉体そのものがアンセムになったりと長い因縁が始まるのだった。


彼も乗っ取り能力者としては非常に珍しい主人公。そして、乗っ取り側と宿主側が平和的に和解したという珍しい経緯を辿った例。
初期は悪人にゲームを挑むときに千年パズルの中の闇遊戯の魂が表遊戯を強制的に乗っ取って行動していた。
とはいえ、そもそも表遊戯にとってどうしても許せない事が起きた際に闇遊戯が代わりに悪人を制裁するなど、闇遊戯に表遊戯への害意がなかった*9ので、
後に表と闇の遊戯が対話できるようになった後は、表の許可を得て闇遊戯が入れ替わるという二重人格に近い形に変化。以降はお別れの儀式たる最後の決闘…戦いの儀まで、文字通りお互いに「相棒」として表遊戯の肉体を共用し続けた。闇遊戯が帰った結果、海馬が「もう一回決闘させろ」ととんでもない大事業を始めるんだが。
同様の千年アイテムの千年リングの持ち主のバクラの場合は完全に乗っ取り。
遊戯王シリーズは乗っ取りキャラのオンパレードでもあり、ビッグ5本田を、ユベルヨハンを、地縛神カーリーを、No.96遊馬を…と枚挙に暇がない。


大型宇宙船を母船にしてやってきた地球外生命体で、本体は体長10cmほどのセミの幼虫にも似た脆く弱い知的生命体。
名前の由来は当時世間を騒がせた預言者「ノストラダムス」。
スペースナイツ側からは陣営としての「ラダム」と区別して本体は「ラダム虫」と呼ばれる。
その本能は強力な「精神寄生性」を持っており、本編開始以前にも多くの知的生命体の文明を侵略し、その版図を広げているらしい。
テックシステム」によって対象の惑星に栄える知的生命体を調製したテッカマンという屈強な肉体に寄生してその星の生命体の上位に立つことができる。
まず母船のテックシステムで少数の「戦闘用テッカマン」を調製し、「ラダム獣」の大群と共に侵略対象の知的生命体の戦力をあらかた滅ぼす。
その後ラダム獣が土地に潜り込み「ラダム樹」と呼ばれる不気味な植物状の寄生体に変化し、今度は星そのものに根付く。
このラダム樹はテックシステムでもあり、触根で歩き回り触手でつかんで体内に取り込んだ周辺にいる知性体を「量産用テッカマン」に調製してしまう。
こうして星丸ごと乗っ取るのがラダムのやり方である。


尚、寄生された人物は元の知性を残したままで、元の経験を活かした臨機応変な対処が可能。
弊害としてテッカマンエビルは元のコンプレックスが極端に増幅された余り、洗脳を乗り越えて命を縮めるブラスター化までしている。
「適度に進化した頭脳と行動的な肉体を持つ地球人は理想的な肉体」という本編での台詞やラダム虫のサイズと文明レベルの落差もあって、
ラダム虫そのものは「自分はラダムであり、持てる手段を使ってラダム虫の寄生を進める」という本能だけで、あとは全てどこかの星の文明から奪った物なのではないか、という説もあるとか…



タイプ3:上書きコピー型


財団に収容されているオブジェクト。
見た目は喜劇に使われる白磁の仮面だが、時折表情が変わることがある。
表面からはガラスすらも腐食させる黒い粘液を分泌しており、被った人物はその瞬間に死亡し、SCP-035が持つ人格に体を乗っ取られてしまう。
高い知性と冷酷さを持っており、収容質を未知の物質で汚染された黒い血液で崩壊させようとしいる。


財団には他にも、SCP-2310*10等も収容されている。


ペンタゴナワールドをヤーマンの支配から解放した英雄、オルドナ・ポセイダルが開発した生体エネルギー吸収システム。
人体に使えば不老不死となり、ヘビーメタルに使えば無敵の兵器と化すという、これだけでも常軌を逸したシステムなのだが、
これを応用すれば特定の人物の意思を自分の意思と同調させ、思うがままに操ることさえ可能。劇中では2パターンのコントロールが行わている。


  • ①アマンダラ・カマンダラ(真ポセイダル)→ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー(偽ポセイダル)

我々がポセイダルを操っていたのだ!それを放棄するのか!?この楽しみを捨てられるのか……!


世界統一を果たしたポセイダルであったが、自分以外の誰も信じられず、また統治者としての責務を嫌った。
その結果、自らは武器商人アマンダラ・カマンダラと身分を変え、正規軍と反乱軍双方に与して戦争をコントロールしながら私腹を肥やす一方で、
かつての同志であり恋人・ミアンを表向きのポセイダルとして擁立しつつシステムによる同調で洗脳。
そして自分とミアンにバイオリレーションの不老不死を与えることより、統治者としての重責は何ら負わずに世界を支配する快楽だけを永久に貪るという最低の発想を得るに至ってしまった。
しかしあまりに長く同調したせいでミアンは自分こそが本物のポセイダルと錯覚するようになった上、同じ昔の同志であるフル・フラットの決死の説得によってミアンは本来の人格を取り戻してしまう。
この頃には反乱軍・そして謀反を起こしたギワザ軍が首都スヴェートに迫っており、アマンダラは実権を取り戻すべく直接ミアンの下へ出向かざるを得なくなったのだが、
対面したミアンは彼を拒絶、兵士もまた何の実態も無いのに真のポセイダルを自称するアマンダラに従うことは無かった。
最後の悪あがきでアマンダラはバイオリレーションシステムによる無限の力を有する専用ヘビーメタル・オージを起動させるが、その間にミアンがシステムを止められてしまい、生命エネルギーを絶たれたことで急速に身体が老化して死亡。
同じくシステムで命を繋いでいたミアンもまた「マシンなど使わずとも、あなたの愛だけで、私は自由に操られましたものを……」と嘆きつつ、塵となって消えた。


  • ②ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー(偽ポセイダル)→クワサン・オリビー

クワサンこそ私の僕だ。人質代わりになるなどと思うなよ


一方でミアンも統治者ポセイダルとして主人公ダバの義妹であり婚約者、クワサン・オリビーをバイオリレーションシステムによって支配していた。
その支配は単なる洗脳に留まらず、お互いの感覚を共有でき、時にはオリビーの口から直接ポセイダルの意思を体現させることも可能。
一応オリビー自身の人格はあり近衛師団長という高位を有するものの、その性質上味方からも「ポセイダルのセンサー」と半ば部品扱いされている。オリビーの副官として配されたリョクレイ・ロンもその実態は彼女の監視役でしかなく忠誠心は皆無。*11
それどころかダバまでもがポセイダルの居場所を探るセンサー代わりとして彼女を戦場に連れ回している。主人公の所業じゃない
異なる人格を植え付けられたせいで元々精神状態は非常に不安定だったのだが、最終的にはシステム自体が破壊されたことで完全に精神が崩壊。*12
全ての戦いが終わり新たな統治者となったダバはアマンダラの二の舞になるまいと、統治を仲間に任せて自らは廃人と化したオリビーと共に故郷で隠遁する道を選んだのであった……


サイボーグ「しろがね-O」達の司令官(リーダー)。ただし自身はしろがね-Oにはなっていない、ただの「しろがね」。
尚「しろがね」は基本的に始祖の錬金術師の意志に支配された存在であり、不完全なコピー人格を上書きされている。
その影響で基本的に真面目な者が多い中、フェイスレスは非常にひょうきんな性格をしており、顔を自由に伸ばしたり変形させたりできる変装の達人でもある。
いつもふざけた態度をしているが実力は本物であり、「三解のフェイスレス」と呼ばれ恐れられている。
サハラの戦いで医療用カプセル「エッグ」を届けるなど活躍するが、回転粉砕機から鳴海を救うために自らの身体を歯車に噛ませ犠牲になった。

「白金、ディーン・メーストル、才賀貞義、フェイスレス司令。全員同じ人間。君らにゾナハ病と災厄をばらまいた男だよーん!」
その正体は本作の黒幕であり、200年前に「柔らかい石」を作り出した錬金術師「白金バイジン」。
正確には生家・白家からさらってきた子供に自分自身を溶かした「生命の水」を飲ませ、記憶と自我を転送したのがフェイスレスである。*13


他の「しろがね」は彼の兄「白銀バイイン」の記憶を一匙分づつ受け継いでいる為、白銀の遺志を継いでいるものの彼そのものではないが、フェイスレスは全てを白家の子に飲ませる事で自身を「移植」した。
そしてかつて愛した女性にそっくりのエレオノールに愛される為、勝の肉体を乗っ取って自分が勝となり、邪魔者のいない宇宙で永遠に愛し合うという夢を見る。
一方で記憶なども含めた完全なコピーとはいかないらしく、「柔らかい石」の製造法も忘れてしまったと思われる。
このためエレオノールに勝を守るよう洗脳した後、「生命の水」を使わずに自分自身を「コピー」する為に、『記憶転送装置』を造り上げた。
しかし勝に一時的に転送は成功したものの、ある原因により転送が失敗、挙句の果てに一人ロケットで宇宙に発射されてしまった。


全ての計画が失敗した事で、何もかもどうでも良くなってしまった彼は、白金自身のクローンを作ってフェイスレスの肉体から転送。
若き日の白金の姿に戻り「自分を愛してくれなかったエレオノール」諸共、人類をゾナハ病で殲滅する事にする。
「自分」という存在が愛する女性に愛されるなら、自我のある「今の自分」を滅させることも辞さないなど、狂気に歪んでいる。


  • 『複写製造』された製造物(人間工場)

少子化に伴い人口減少に対して人間を工場で製造する「人間製造工場」がある世界。
「製造物」は年を取らない代わりに寿命が非常に短く、生殖能力もない。
疑似の記憶を刷り込むことができるので、人間の代替品として製造されている。
基本的には人造人間だが、莫大な費用をかける事で「若い頃の自分」を製造し、それに自身の人格をコピーして不老不死を実現するものもいる。
また、現在の製造物の仕様は故意に付けられたものであり、初期型のものは普通に老化していくものだった。


財団の誇る屈指の変人にして不死身の博士。モノが本体という点でタイプ2の要素も含む。
現在ブライト博士の実質的な本体はSCP-963「不死の首飾り」の中に入っており、この首飾りに触った人間は即座にブライト博士の人格がダウンロードされてしまう。
ちなみに持った瞬間アウトで、以降は仮に離しても脳死状態になってしまうため元の人格には戻らない。
身に着けたまま30日ほど経つと離しても脳死状態にはならなくなるが、今度は完全にブライト博士の人格で上書きされて首飾りなしでも人格が保たれるようになってしまう。
なお、彼本人はすさまじく明るい奇人であるためそうは見えないが、とあるSCPの実験記録を見ると実はこの状態について何かしら思うところがあるようで……。


作中世界における伝説の探窟家で、その最高位「白笛」に列せられる一人で、作中屈指の外道
祈手アンブラハンズ」という部下の一団を引き連れている。
不気味な事にボンドルドをどれだけ殺害しても、「祈手」の一人が新たな「ボンドルド」になる
その秘密は作中に登場するアイテム「特級遺物:精神隷属機ゾアホリック」によって自分自身の魂を複製していたため。
ボンドルドは他者を捕まえてコレで洗脳し、それを素体に「ボンドルド」を大量に増やすことで擬似的な不死を実現していた。
精神隷属機はあくまで使用者の意識を「複製する」遺物であり、入れ替わるわけでもコピー元が消えるわけでもない。
コピー元とコピー先はある程度意識の同期を行うこともできるようだが、それだけである。
そのため、コレで増やされる度に「使用者を名乗る人間」が増えていくことになる。
一見すさまじく便利そうに見えるが、この性質上並の人間が使うと精神の増殖と融合に耐えきれず間違いなく発狂する。運良く発狂せずともコピー体とオリジナルがお互いに自分が本物だと主張し合い、殺し合いに発展するらしい。
というかボンドルドもその元からの「歪み」故に適応できているだけで、やはり精神に異常を来している。
何度もコピーと乗っ取りを繰り返した結果、その精神性は元々の「ボンドルド」からはかけ離れた存在と化している。
こんなものを平然と使うだけでもヤバイ奴なのだが、彼のヤバさはこれだけにとどまらず……。


世界最高のクローン技術を有した天才科学者。冒頭ではルパンのコピーを作り処刑させた。
一万年もの太古の昔から、自分のクローンを作っては意識を移植し生き永らえてきた。
オリジナルの本体は巨大な脳髄で、クローンはその世話と外界の情報収集を担っており、大脳に植えつけた制御チップと自身の超能力で操っている。
コピー型と置換保存型が同時存在する変則的なタイプ。


幾度と無く死亡が確認されながら生き続ける、国際テロ組織「グリムニル」のボス。
作中では主人公の親友グレン・デュバルを拉致、洗脳したと思われていた。
しかしシナリオ終盤において脳と機械を直結する「S型デバイス」を介して、人格を上書きし乗っ取っていたことが判明。
この事実が明かされてからは敵機体の「パイロット」欄が全てモーガンとして表示されるなどの描写もあって不気味さが際立っている。
他人の脳に自分の人格を上書きして乗っ取るのみならず、増殖した「モーガン・ベルナルド」全てがリアルタイムで記憶を共有し、思考を並列処理している。
そのため仲間割れも起きない…どころか、何人か減っても構わないので自爆特攻すら積極的に行うという、コピー型の欠点をほぼ克服した形の能力となっている。
欠点としては乗っ取りのために外科手術(S型デバイスの装着)が必要なことが挙げられる。


タイプ4:入れ替わり

本作の最終関門といえる森に住む魔女の少女。
病に冒され余命いくばくもない体であり、館に招いた親友ヴィオラの肉体を奪おうと館の中に閉じ込める。
両目と下半身を失った状態で館の最奥の部屋におり、ヴィオラの肉体を狙って襲ってくる。

実は最後に追いかけてくるエレンは、見た目はエレンだが中身はヴィオラ。そして今まで操作していた主人公ヴィオラこそが魔女エレンである。
そう、すなわち物語冒頭の時点でエレンはヴィオラの肉体を乗っ取り済みなのであった。
ヴィオラがエレンを閉じ込めたのは自分の体を取り返すためである。


エレンの体が余命幾ばくもないというのは嘘で*14、最後の願いと言って同情を誘い、「一日だけ」だと騙して体を交換した。
最後に追いかけてくるエレンの体のヴィオラが、目を抉られて下半身を引き千切られた状態なのも、エレンが肉体交換の直後に行ったこと。
これはヴィオラの追跡を阻止する為と、魔女は『絶望』しない限り死なないため、あえて生き地獄のような致命傷を与えたもの。
それでもヴィオラは絶望せずに生きながらえ、魔女の能力で信じられない速度で追ってくるのである。
しかし最後の最後で『これ以上ない絶望』を突きつけられヴィオラは絶命、エレンはヴィオラの肉体を乗っ取って幸せに暮らしましたとさ…。


ちなみにエレンが魔女になったのもヴィオラの肉体を乗っ取ったのも、道中で現れる黒猫(悪魔)の提案したことである。


フリーザ軍のエリート精鋭部隊「特戦隊」のリーダー。入れ替わり型の代表例といえる。
単純な戦闘力でも120000もの数値を誇り、当時のキャラの中では悟空に次ぐ実力者だった。
得意技は「ボディチェンジ」という相手と自分の肉体を交換する技で、登場時の体もこれによるものである。
ただし入れ替わる際は「ボディチェンジ」と“発声”できなければならず、技発動時に全身から相手に向かって放つエネルギー波を当てなければならない。
また、このエネルギー波は相手を任意で選べるわけではなく、標的との間に別の生物が割り込んでエネルギー波が当たると、そちらとチェンジしてしまう。
悟空の体を乗っ取った後、悟空達の機転でカエルに入れ替えられ、カエルの肉体では「ボディチェンジ」と発声できないため元に戻れなくなった。

アニメ『ドラゴンボール超』の復活のF再編集編にて、フリーザのお供のタゴマの身体を「筆談でチェンジと書いて、それをタゴマに読ませることで相手に喋らせる」という策で戦闘できる身体を再入手(別に相手が言ってもいいようだ)。元々タゴマ自身この時点でのフリーザの側近を務められるくらい戦闘能力が高い部類だったこと、ギニュー自身に奪った体のパワーを引き出す特性があるらしきことから悟飯、クリリン、ピッコロ、天津飯、亀仙人を5人抜きしてみせた他、なんやかんや言ってフリーザもずっとギニューの事を高く評価し続けていたことも示されるなどカエルだったのがウソのような活躍を見せた。
…が、逆襲もここまで。ギニューの戦闘力や危険度を理解した悟飯が超サイヤ人になるとほぼいいところなしに敗れてしまい、さらに騒ぎを知って飛んできたベジータに「カエルのままだったら死ぬことはなかったと思うぜ」と最大級の煽りを受けてエネルギー波で消し飛ばされてしまった。


  • ゴクウブラック(『ドラゴンボール超』)

最初は悪堕ちなのか何者かに乗っ取られていたのか不明瞭だったが、物語が進むにつれて真相が明らかになり…というパターン。
正体は界王神見習い(ただしその思想上、おそらく実質的には降格されて界王神見習い・他の界王神の弟子にされている可能性が高い*15)・ザマスの「師にあたる界王神・ゴワスの殺害に成功した世界線」の現在の姿。
悟空から見ての正史では悟空たちや界王神・破壊神たちが計画を察知し、結局1回は間に合わず、ウイスの「やり直し」を使う羽目にはなったが阻止することに成功したのだが、(トランクスと人造人間たちの話の時同様に)ここで世界線が分岐。予定通りゴワスを暗殺できたザマスは「時間移動能力」に続いて「無敵の戦闘力」を手に入れるべく、超ドラゴンボールを使って悟空と入れ替わった…というのが真相であった。ちなみにこの世界線では悟空(がザマスの身体に入った状態)のみならずチチと悟天も「悟空の身体を乗っ取ったザマス=ゴクウブラック」に殺害されているとのこと。
その目的はズバリ人類絶滅。元々界王神見習いの時点で(そして先述のようにおそらくはもっと前から)「神こそ全ての頂点に君臨する絶対的な存在」「争いを起こしてばかりの人間は神の失敗作の生き物」と考えていた。
さらに彼に人類をもっとよく知らせるためにセッティングされた悟空との顔合わせ・手合わせでも悟空のよく言えばだれが相手でもフレンドリー、悪く言えば敬意があるのかないのかわかりにくい言葉遣いを「人間如きの傲慢」と解釈してしまい、さらに結果的にはザマスに肉体候補を持ってきてしまう形になった(ちなみに心身共にザマスの状態でもかなり強く、悟空は(段階つけて戦闘力を調整できるSS~SS3で相手の力量を図りたい、という意図が第一であったとはいえ)超サイヤ人2まで出しているほか、「第7宇宙の界王神様より強い」「いずれはビルス様くらいの神様になる可能性がある」とかなりの高評価を下している)。その結果が悟空の肉体乗っ取り+ゴワスから時間移動用の神具を強奪、そして別の世界戦や時間軸の自身と協力することでの計画実行である。
最後は未来の時間軸の自分とポタラ合体し、ベジットやトランクス(ベジットはSSGSS、つまりこの時点での最強形態を出しているし、トランクスもここまでの経験+界王神の従者としての能力でおそらく未来トランクスとしては最強の状態であると思われる)すら圧倒するも…?


前述された偶発的な入れ替わりを(それで入れ替われるかは賭けであったものの)自発的に行う方法を見いだし善意で使用したかなりレアなケース。
なおその方法は三葉の作った口噛み酒を飲む、というかなりオカルトなやり方であった。
偶発的な入れ替わりである間は入れ替わり相手の宮水三葉にセクハラ三昧したりとやりたい放題やっていたのだがそこは目を瞑ろう。

実は彼と三葉の入れ替わりには時差があり、彼女は三年前に隕石の落下に巻き込まれ死去していたのである。
そのため過去に遡って彼女を救う手段として入れ替わりを行うことを決意したのである。
結果としては彼女の父親の説得する段階で躓いてしまったものの、入れ替わりを相手を救う手段として有効活用した好例といえるだろう。


実験中の事故で肉体と一体化してしまった4本の金属アームを操る天才科学者。
AMAZING SPIDER-MAN#700における展開で、スパイダーマン=ピーター・パーカーと精神を入れ替えて肉体を乗っ取る。
その後、滅び行くかつての己の肉体に留まったままピーターの意識が消失(その後幽体として彼の行く末を近場で拝む事となるが…)し、事実上完全にピーター=スパイダーマンとして成り代わる事に。

精神リンクの結果「ピーターの過去の悲劇とヒーロー活動を続ける理由」を垣間見た事でピーター自身の愛する人達を守って欲しいという願いを受け入れ、「スーペリア(より優れた)・スパイダーマン」として活動を開始する。
自己中心的で言ってしまえば「悪意のみの考えであった目論見自体は成功したにも関わらず、彼自身に残されていた慈悲・良心が開花した事で全く逆の運命が幕を開ける」という、
それまでの長い歴史の中でタイトルそのものであった個人史を飾っていたヒーローが完全敗北した事が「ヴィランの勝利」ではなく「ヴィランからヒーローへの転向」として非常にセンセーショナルな出来事であった。


その後はオクトパス時代の技術を用いて共同手術を手掛け多くの人々の命を救うといった確かな結果を出すものの、ピーターとは異なる

  • 小型センサーを街のいたる所に張り巡らして情報収集を行い先手を打つ入念さ(プライバシー侵害)
  • 功績を示し市長や軍をも味方に付ける周到さ(ヒーローと言うより私設部隊)
  • 必要とあらばヴィランの殺害を厭わない容赦の無さ(最早クライムファイター)

といった行動傾向の違いから、着実に犯罪件数の減少へと貢献しながらもかつての「親愛なる隣人」の姿を知る市民からは徐々に疑いの目を向けられていき…


なんやかんやあってやはり自分は相応しくないとピーターに肉体を返して死去したと思ったら、近年の展開で「スーペリアオクトパス」としてまた復活したりと、根本の部分がかなり変わっていながらも元気にやっている様だ。


ちなみに『A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最驚』ではこのページの項目そのものの主題に沿った「他人の身体を乗っ取る」能力を持つマリスというヴィランに手を焼いていたサイクロップスを救い、
自身の技術をもってマリスを完全に封じ込めるという功績も見せている。
この時の彼の「軟弱な精神を排除した経験ならあるからな」、「あざむき、だますことはヒーローの本質の一つだ。じゃなきゃ、なんでマスクなんてかぶる?」という言葉は非常に感慨深い。


事実サイクロップスは最後まで彼の中身がオクトパスだという事に気付かなかった。
「君だってあのマヌケなドクターオクトパスに警官殺しの罪を…」と言った直後ガチギレされて首を絞められた時に察せなかったのかとか言わない


  • マ・チェロ(スターゲイト SG-1)

シーズン2で登場した異星人。老いて余命幾許もない体だったが「肉体を交換する機械」を使って地球人の体を乗っ取った。
本来はタイプ1に該当するが、これは自身の死を免れるために行ったことで、最初から戻る気も無かったらしい。
すぐに身柄を確保したものの機械に「同じ組み合わせでの交換は行わない」という機能が組み込まれていて戻れない事が発覚。
手詰まりになりかけたが、最終的に他の仲間の体を介して元に戻すことに成功している。


  • マナフィ(ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ)

自分と相手の能力変化を入れ替える能力「ハートスワップ」を操る。映画では生物の心を入れ替えられる。
劇中では2回使っており、1回目はロケット団がムサシ→ニャース、コジロウ→ムサシ、ニャース→コジロウとなった。
2回目はサトシとジャッキーが入れ替わった。
なおマナフィ自身はあくまで護身の一環として使用しており、悪意はないようにうかがえる。


タイプ5:置換保存型

あらゆるものを付加する魔法・エンチャントにより、自身の人格を相手に付加することで相手の肉体を乗っ取ることができる。
本来相手の人格は消滅するのだが、作中で使用した際は相手も高度なエンチャントの使い手だったため見よう見まねで同時に人格付加を行使され、実質的に入れ替わりになってしまった。
魔力は奪った肉体に依存するようで、最終的に本来のアイリーンの力を行使したウェンディに強制的に元に戻されてしまった。


生まれつき驚異的な超能力を持つ少女だったが、疎ましく思った双子の姉のダイアナによる謀略で死亡してしまう。
しかし死亡後も超能力によってダイアナの精神に憑りつき、強制的に融合し超生命体「ジェノサイバー」へと変身。
その後はダイアナの肉体を奪って乗っ取り、顔もエレインのものとなる。*16
これはジェノサイバーを構成する「ヴァジュラエネルギー」の特性である、「魂*17」と反応、その情報を記録、伝播する事を可能にする融合化によるもの。
劇中では同じくヴァジュラエネルギーを応用した量産兵器であるヴァジュラノイドも、融合化して乗っ取ろうとしたが失敗に終わる。


カーマという呪印を他者に刻むことで、死亡しても楔を刻んだ相手の肉体を器として自分の遺伝情報を上書きして復活できる。
ただし、うまく適合できる相手に刻まなければ器が力に耐えきれずすぐに死んでしまうため、相手を選ぶ必要がある。また、楔を刻んでも時間をかけて情報を解凍しなければ効果を発揮せず、解凍を終える前に器が死亡すると効果を発揮しない。


  • オロキン(WARFRAME)

クバと呼ばれる液体を利用して肉体を乗り換える術を使う事を許されたオロキン帝国における貴族階級の人々。
永遠を生きる事が出来るオロキンとそうではない民衆との間には大きな隔たりがあり、時には神にも擬えられる存在であったが、多大な功績を示せば民衆からオロキンへと取り立てられる事もあった。
肉体がまだ存在する内に乗り換える事もあれば肉体を失ってから乗り換える事も可能であるが、クバの摂取をやめる事であえて肉体の乗り換えを続けない事も可能でもあったらしい他、肉体を乗り換えるのに儀式を行うなどある程度下準備が必要な事が示唆されているが仔細不明。
厳密にはタイプ2とどちらか判断が難しい所ではあるが、能動的に肉体を捨てて霊体で活動できるという訳でも無い様なので暫定的にタイプ5に分類した。
オロキン帝国の崩壊と共に大半は死亡し、WARFRAMEの現代においては極少数が生き延びているだけとなっている様だ。
WARFRAMEの全ては彼らが不死であり・しかしいつの日か*18燃え尽きる太陽と共に滅び行く運命を越えようとした事に端を発していると言っても過言ではない。
何と単純で純粋であろう、愚かな獣よ。死など数え切れぬぐらい経験しておる! それ故に永遠であるのだ!


忍術を研究するために不死を求めた結果、他者の肉体を乗っ取る禁術を編み出しており、劇中でも一度肉体を乗り換えている。
乗っ取られた時点で肉体の主導権は大蛇丸に奪われるため、宿主の魂は大蛇丸に飲み込まれて彼の中の残留思念と成り果て、(劇中では)二度と表に出てくることはなかった。
身体自体は目元が大蛇丸のそれになる以外は変化しないためか、平時はオリジナルの姿に術で化けて行動している。
精神しか変化しないので宿主が持っていた血継限界も問題なく行使できるようだが、本編中では血継限界を持つ肉体を乗っ取ることは出来なかった。


三者とも転生の法と呼ばれる秘跡によって他者の体を乗っ取って転生することができる。
完全者ことミュカレは別人の肉体を乗っ取り、ムラクモとアドラーは自分自身のクローンに転生している。
アカツキ電光戦記では乗っ取られた側の意識が消失する描写があった。
しかし続編のエヌアイン完全世界においては、完全者に乗っ取られていたカティの意識は残っていたことになっている。


ドモン・カッシュの兄であり、これまでドモンを導いてきたネオドイツ代表のガンダムファイター、シュバルツ・ブルーダーの(実質的な)*19正体。
え?先の「デビルガンダム」の項で体を「乗っ取られた」と書かれた人がなぜここに?あの話には補足がある。
キョウジはいずれドモンが軍部に騙され追手として自分と対決する運命を予見しており、自我を失った後も弟を守れるよう、DG細胞の力を駆使して側に倒れていたネオドイツのファイターの遺体に自らの人格を移植した分身を作っていたのである。
それがシュバルツであり、素体の身体能力にキョウジの頭脳を併せ持ったシュバルツは東方不敗にも迫るガンダムファイターへと変化。キョウジの目論見通り、ドモンを裏切った東方不敗に代わる第二の師として弟を鍛え上げてみせた。
肉体の乗っ取りを愛と正義のために行使した数少ない例である。


  • 黒のアリス(ARMS

物語序盤でエグリゴリに浚われて行方不明になったヒロイン、赤木カツミを精神世界に閉じ込めていたアリスの負の執着心。
「白のアリス」とユーゴーが己の身を犠牲にして助け出したが、精神世界が崩壊する際に消滅寸前の「黒のアリス」に手を差し伸べてしまった事で、体内に侵食される。
日本に戻ってきた頃は問題なかったのだが、次第に破壊衝動に囚われ始め、ホワイトに侵食されたブラック同様徐々に乗っ取られはじめる。
そして仲間を手に掛けてしまった事で完全に暴走、滅びの神獣『ARMS"バンダースナッチ"』として完全に「黒のアリス」に乗っ取られた。
乗っ取られた後は成長したアリスを思わせる銀髪の北欧美少女に見た目も変化し、地球上全てを凍らせる存在として人類の前に立ちはだかる。


死体の脳を自らの脳と入れ替える事で、肉体を生き返らせて乗っ取る特殊な術式を持つ。
また乗っ取った人間の生得術式を使用する事が可能である。
乗っ取った身体の額には傷跡が消えずに残っているが、これは傷を隠さないことで術式の効果を高める縛りである。
劇中では判明しているだけで三人の肉体を乗っ取っているが、羂索は千年以上に渡って生き延びている為、実際に乗っ取られた人間はおそらくそれよりも遥かに多いと思われる。


自身と波長の合う他の人間に憑依し、容姿や記憶も含む自身の存在情報を上書きして乗っ取る「借体形成の術」の使い手。
乗っ取った体は好きに外見を変えられるようで、作中の姿は冀州侯・蘇護の娘である蘇妲己の体に憑依したもの。
歴代の身体はみな同じような容姿の美女である。尚、これは宝具ではなく妲己自身の技。


エインズワース家の初代当主。一千年の長きに渡って完全な「個」による永続をなす、「エインズワース全ての父」。
その種は「置換魔術フラッシュ・エア」で、跡取りとなる子孫の存在そのものを自身に置換する呪いによって擬似的な不死を実現した。
ちなみにこの「呪い」以外にも、概念置換によって一時的にダリウスに「なる」タイプ2型の乗っ取り方法もある。
が、こちらは「破戒すべき全ての符ルールブレイカー」などで魔術自体を破戒してしまえばキャンセルできる。



オリジナルの体を愛する者の為に捨て、400年間幾人もの身体・精神と一体化し、乗っ取った人物の知識などを得ながら永い年月を渡り歩いていた。
しかし、彼女の取った方法では永い年月で魂が劣化していくことは避けられず、生きながら肉体が腐敗していくという現象に見舞われていた。
自身の目的(永遠の命の獲得)のために他人の人生を奪うだけでなく、寂しさから乗っ取る前に愛人にすることもあったなど、非常に利己的で冷徹な人物。
だが、彼女がそもそも転生を決意した最初の目的は非常にありふれた身近なものであり、人間臭いものであった。
なお、彼女は2003年度版のアニメオリジナルの登場人物であり、原作及びFA(原作準拠のアニメ)には登場しない。


割と珍しい、能力などによる乗っ取りではなく首から下を物理的に他人から奪ってくっ付けているタイプ。
本人曰く「乗っ取った」とのことだが、寄生や義肢・義体、死体利用との境目が曖昧な例のひとつ。
そうしなければ生き残れなかったというやむを得ない状況があったにせよ、ジョナサン・ジョースターの肉体にこだわったのが運の尽き。
そのせいでジョースター家との世代を越えた因縁を持つ事になり、最終的にはそれが原因で倒される事となった。
なお、「馴染んだ」後の身体は指先等から吸血したり、日光に弱くなったりと、元のディオの肉体同様に吸血鬼のソレに変異していたが、
遺伝子などは変化していないらしく、この身体で作った息子達はジョースター家の血筋の証である「星型の痣」を持っている。


  • ナシャン666(ガルム・ウォーズ)

序盤は固有の人格がないような挙動をし、戦局を一変させるほどのハッキング能力に長けた
「神の声を聞く」と周囲から称えられているガイノイドを思わせる風貌を持つ種族「ドルイド」の最後の生き残り。
しかし、聖地「ドゥアル・グルンド」に本来の人格が封印されていて、最初から一行をそこに行かせる様に仕組まれていた事が判明する。
その正体は「地球」の命で主人公・「コルンバ」のカラの出身の星「アンヌン」を滅亡させるための最後のキー。
その際に、情報操作・アクセス能力に長けた種族「クムタク」のウィドを利用するためにその記憶・人格をパソコンのデータを消すが如く削除した。
カラが彼女に無数の弾丸を撃ち込むも、既に全てを消された者に魂を移した後だった…。


サイコパワーを使って己の魂を他者に乗り移らせる能力の持ち主であり、シリーズによってはリュウの肉体を次の自分の身体としてつけ狙っている。
他にも代替ボディを開発させたり、ベガ親衛隊(構成員はいずれも10代の少女)を緊急時のスペアボディとして用意している。
また『ストIV』では代替ボディとして人造人間を多数製造しており、そのうち一人がプレイアブルキャラクターとなっている。


魔族の幹部格である魔界軍王のリーダー。
髭面隻眼のおっさんの生首を、軍服を着た無表情の青年が持っているという異様な外見をしている。
青年の正体は本作のヒロイン、フルートの実兄であるリュートで、かつての戦いでベースの肉体と片眼を消し飛ばすも敗北し、魂を抜き取られて肉体を奪われた。
本編時点ではベースの意のままに操られる傀儡と化しているが、本人の意識も僅かながら残っており、ベースの意思に反して魔法を行使し故郷を救ったこともある。
ギャグシーンでは普通に冷や汗を流していたり、ベースの頭部を「バレーボール」として投げまくっている、




真庭忍軍十二頭領の一人、「伝染の狂犬」。現在は若い女性の姿をしているが、実際には頭領の中でも最も古株。
忍法「狂犬発動」により他者の肉体だけでなく、知識や経験までも奪い取る。ただし、狂犬自身が女性なので奪える体は女性だけという珍しい制約がある。
この手のキャラクターとしては珍しく、本人は比較的常識人。残留思念だけで生き続けている自分の存在をむしろ恥じており、仲間への思いやりは人一倍強い。
ただし、敵対者には容赦しないので、あくまで「忍者という枠組みの中では」仲間思いで常識人、というだけである。
本体は体を覆う刺青そのものであり、肉体を攻撃される分には乗っ取り続けて生きながらえることができるが、刺青だけを狙われると逆に弱い。


ゲブラーの総司令官カーラン・ラムサスの副官を務める女性。
しかしその正体はラスボスであるデウスの復活の為に暗躍する、デウスの分身「ミァン」であり、1万年前に誕生してから女性の肉体を乗っ取りを繰り返し生き続けてきた。
尚、この乗っ取りは遺伝子に書き込まれた「ミァン因子」により起こるもので、現存するミァンが死亡すると、自動的に世界中のヒト女性の誰かがミァンに上書きされる。
主人公の母カレンも、彼が4歳の時にミァン化し変貌、更には主人公が「接触者」である事を知り、彼を使って人体実験を繰り返した。


死徒二十七祖が番外位、「無限転生者」。
もともとは永遠を追い求め「転生」という手段を選んだ高位魔道士であり、その秘奥により魂を転写可能にすることで「死ぬ→別の赤子に憑依→後天的に覚醒し意識を上書き、乗っ取る」というサイクルを確立した。
ただしこの上書きは不完全であり、素体の人格と転生元の人格が混じり合ったような人格になってしまうため、何度も転生した作中時系列ではもはや初代とは別人に近い。


他者の人格を消去し、自身の人格で上書きする魔法を使う。
身体能力や魔力は奪った相手の肉体に依存するのでよく選ばなければ弱体化してしまうが、うまくいけば相手の肉体に宿るスキルを行使できたりする。


舞台となる世界で「始まりの神曲楽士」とされる存在。
だがその実態は世界の変わり目に具現化し、「人間と精霊のバランスを取るため」にありとあらゆる犠牲を築いて活動する世界の抑止力じみた意志であり、現れる度既存の人間を乗っ取り自身の人格を上書きして行動している。
乗っ取られた人間は「ダンテ」が表面化する前から自身の運命を狂わされており、神曲楽士だったのに神曲が弾けなくなる(ので「ダンテ」具現後神曲楽士を別に雇う)・追い詰められて自殺したらダンテとして蘇生する等宿主はほぼ全て不幸な目にあっている。
また本人も自身が死んでも復活出来る事は理解しているので、「白」と「赤」二つのシリーズの黒幕ながら「白」ではエンディングで復活、「赤」シリーズラストでは追い詰められるもあっさり死を選び、恐らくその後もどこかで現れるだろう事が暗示されている、





タイプ6:逆転成り代わり型

  • キース・ホワイト(ARMS

秘密組織エグリゴリの最高幹部であり、珪素生物アザゼルを発見、これを利用して超人類を生み出そうとした本作の黒幕。
自分の遺伝子で創り出したクローンで人体実験を繰り返し、その完成体であるキース・ブラックにより殺害されてしまった。
…かに見えたが、この際ブラックのARMS『ハンプティ・ダンプティ』がキース・ホワイトの精神を吸収してしまったことで運命が狂い始める。
エグリゴリを掌握したブラックはアリスの意思の下「ジャバウォック計画」を進めていくが、ある時自身の中にホワイトの意思が根付き自我を目覚めさせたことを自覚する。
しかしARMSを宿すブラックは不死身であり自殺すら許されず、着実に精神を蝕むホワイトの存在に翻弄されるままだった。
最終的に涼が持つ「ARMS殺しの爪」に目をつけ、自分を殺させようとしたが、そこでホワイトがブラックの肉体を乗っ取った。
本作ではオリジナルARMS達にも自我があり、その中でもジャバウォックは暴走した際に移植者の肉体を乗っ取ることがあった。(ただしこちらは両者の意識はそのまま残っている)


何をしようが「豪鬼だから」で納得される、拳を極めし者。
『CAPCOM VS SNK2』における真ボス登場デモにて、ルガールとの死合いに負けた事で殺意の波動を取り込まれて放り捨てられる。
殺意の波動を取り込んだ「ゴッドルガール」がプレイヤーによって倒されると、共通EDにてルガールの意識を「貴様ノ自我ノミデハ足リヌ!!」と内側から無理矢理上書き。
ボロボロの赤いスーツを着た神人豪鬼の様ないでたちと化し、炎の中に消えていった。
…しかし、考えてみると豪鬼自身は普通に倒されただけである。なので厳密に言うとルガールを乗っ取ったのは豪鬼ではなく殺意の波動そのもの。
故に見た目こそ豪鬼その人であるが、その実、固有の名前を持たないキャラである。
その展開上、両社が再度ライセンス契約を結んで『CAPCOM VS SNK』の3作目が出ない限り、再登場する事はないだろう。


  • 斎祀/血の螺旋に狂うアッシュ(KOFXIII)

「遥けし彼の地より出づる者たち」の首領にして2003から続いてたアッシュ編の黒幕。
KOFの決勝戦後の乱入戦でプレイヤーに敗北した後は会場に駆けつけてきたアッシュ・クリムゾンが彼を始末し、力を吸収した。
…と思いきや、力を吸収した矢先でアッシュの体を乗っ取ってしまい、結果的に血の螺旋に狂うアッシュとしてプレイヤーに襲い掛かる。


「究極のライダー」の要となる、クラブのカテゴリーAに属するアンデッド
物語序盤で仮面ライダーギャレンラウズカードに封印された後は、このカードを元に「究極のライダー」となるためのレンゲルバックルが生み出された。
その後、実験で拉致された高校生・上城睦月がレンゲルバックルを用いて仮面ライダーレンゲルに変身したのだが、カードに封印された筈のスパイダーアンデッドが彼自身の人格を乗っ取る事態に陥っている。


キャンディ大王の正体にして、シュガー・ラッシュにおける黒幕。
処分された自分のゲームの世界から脱出し、他のゲームの世界を乗っ取るいわばコンピューターウイルス。
終盤で正体を暴かれた後、シュガー・ラッシュの世界に紛れ込んでいた別ゲーム世界の敵キャラ、サイ・バグに襲われ捕食されるが、融合して逆にサイ・バグを乗っ取った。
これによりゲームを無差別に破壊する最悪のコンピューターウイルスとなり、単純な腕力でも力自慢の主人公ラルフを圧倒する程。
しかしサイ・バグが持つ本能である「集光性」までも取り込んだ事が仇となり、ラルフの機転で発生したコーラ火山の噴火の光に吸い寄せられてしまう。
途中までは理性による抵抗で一時的に押さえ込んだものの、最終的にサイ・バグの本能に支配されて自ら噴火に飛び込み消滅した。



肉体を変形させる「武態」と無限の再生能力を持っているが、暗黒武術会決勝戦で弟の怒りを買ってしまい、会場外の海まで吹っ飛ばされてしまった。
その後は「魔界の扉編」にてほぼ頭部だけになっていた自身を取り込んだ“美食家(グルメ)”の能力者、巻原を逆に支配し能力ごと肉体を乗っ取った。
当初は巻原の言動を真似て乗っ取ったことを隠していたが、蔵馬に巻原の下顎から上を撥ねられた際には、その断面から自身の頭部を出現させ無理やり繋げたような姿となった。
ある意味で上述のDIOに近いとも言えるかもしれない。



『タイプ2:憑依・寄生型』で紹介している人間や生物に憑依する事ができるエクスデスのなれの果て。
苦労の末に「無の力」を手に入れ世界を支配しようとするが、バッツ達に敗れ「無」に逆に自分が乗っ取られてしまう。
そして全ての記憶、全ての存在、全ての次元を消し、最後に自分自身も消し永遠の「無」に帰そうと襲い掛かる。


CREW GUYS JAPANの食堂に勤め、家では大家族を支える肝っ玉母さん。
交通事故で死亡したところに現れたサーペント星人に肉体を乗っ取られて侵略作戦の尖兵にされてしまうが、なんと逆に乗っ取り返して大暴れ
自分が召喚させられたサーペント星人の侵略部隊撃退の一翼を担う。
サーペント星人がウルトラマンメビウスに敗れた後も宇宙人パワーが肉体に残ってしまっていた。一応時間の経過と共に力は消えていくとのこと。



『1』のリメイク版から登場した不死身の美少女兼クリーチャー。
スペンサーの謀略により拉致された挙句、ウイルスによる人体実験の被検体にされてしまい、不死身の肉体を得た代償に意識も自由も失った「死なないだけの何か」。
何をしても死なないので放置されていたが、不死身の肉体に目を付けたウィリアム・バーキンにより寄生生物の宿主に選ばれる。
この寄生生物NE-α型は寄生した相手のウイルスを取り込み、宿主の延髄に独自の脳を形成して身体を乗っ取るというもの。
しかしリサはNE-α型に支配されるどころか逆に吸収して、その特性によって僅かながら意識と知性を取り戻すという驚くべき結果となった。
寄生された上に相手の脳味噌だけを物理的に乗っ取るという、非常に珍しい乗っ取り例。



番外編:乗っ取られたフリ

稀ながら、乗っ取られたと見せかけて実はそうじゃなかったという者たちも居る。
このタイプは他者を欺くために演技することになるため、かなりの策士であることが多い。



タイプ3の失敗例。
フェイスレスによって『記憶転送装置』で二度ものダウンロードを受けた。
一度目は祖父である才賀正二の妨害で助かったが、二度目のダウンロードを受けてしまった事で完全にフェイスレスとなってしまった……。
かのように見えていたが、実は事前にエレオノールの血を飲んでいたことでダウンロードされた精神を病原体の様に消して、上書きコピーを防いだのだった。
ただしダウンロード直後、一時的に精神が多く残っていた際は完全にフェイスレスそのものであり、徐々に元の勝の人格に戻り乗っ取られたフリをしたというちょっと特殊なタイプ。


タイプ5…と見せかけた悪ふざけ
DIOとの戦いで致命傷を負った挙句、DIOに全身の血を吸われてカラカラの搾りカスにされてしまう。
だが、DIO討伐後に承太郎の指示でDIOの死体からジョセフへと輸血が施され、承太郎の心臓マッサージにより奇跡的に蘇生。
状況を確かめるように財団の救急車内を見回したのち、初めて口にした言葉は「フッフッフッフッフッフッ、マヌケめ!承太郎」「きさまのおかげで蘇ったぞッ!」とまさかのDIO復活。
…というのは冗談で、スタープラチナでブン殴られそうになって即座に素の態度へ戻り、承太郎のくだらねえ知識クイズにも完答して事なきを得た。
それにしても、「死の淵から蘇った直後で周囲の状況を把握し、ギリギリ笑えないレベルの冗談を閃き即座に実行に移す」とは、頭の回転の速さがとんでもないじじいだと改めて認識させられる事例である。


タイプ5の失敗例。
病で死にかけていた貴族の少年「シリウス・ディーク」の意識を、ラファエルの体に闇の魔法で移し替えようとしたが失敗。
シリウスの記憶だけがラファエルに与えられ、意識はラファエルのまま残ってしまう。実行したのはシリウスの母親。
諸々の事情から移し替えが失敗したことがバレれば殺される可能性が高かったため、これ以来ラファエルは「シリウス・ディーク」のフリをし続けるハメになった。


タイプ6に見せかけていた例。
移植した右腕の元の持ち主であるリキッド・スネークの意識に体を乗っ取られたかに見えたが、全てが完璧な演技であったことが後に判明した。
演技とはいえほとんど洗脳に近い自己暗示等も駆使した徹底的なものであり、実際まったく違和感のない「リキッドのフリ」をかなりの長期間実践し続けていた。


追記・修正は他人の肉体を乗っ取ってからお願いします。


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*1 そもそも「乗っ取る」という言葉が「強制的に奪い取り、支配する」という意味なので、当然だが
*2 ハッキング/クラッキング
*3 その場合はモモタロスの探知能力、デネブの戦闘能力といった他の能力が高い傾向にあったりする。なお、『ディケイド』や『ジオウ』など、客演作品では時折特異点では(おそらく)なくとも抵抗可能な人物がちょくちょく登場する。
*4 グレートは地球に逃げ込んだゴーデスを怪しまれずに捜索でき、ジャックは宇宙空間でも行動できるグレートと一体化することで自力帰還が出来なくなった火星から地球に戻ることができる。
*5 実際、原語版の字幕では「ジャックは目の前の銀色の巨人に命を握られている」とストレートに彼の置かれた状況が説明されている。
*6 子供は無事であった
*7 さすがに戦いを繰り返す中で双方が互いへの理解を深め、後半ではゼロが無理矢理人格チェンジを行うことは減った
*8 ただし「端末」にされた際の外見的特徴は見られなかった
*9 というか、事実が明らかになるまで、記憶のない闇遊戯自身も表遊戯と別人の自覚がなかった
*10 「人をサラ・パーマーにする家」。建物内に入った者の精神を、特定日時時点での元居住者のコピーに置換してしまう家。
*11 設定上は彼もまたポセイダルの支配下にあるとされており、首筋をよく見るとオリビーと同じく制御装置の施術痕がある
*12 この時右耳を触るというミアンの癖が受け継がれている
*13 この際に自分が溶けた後に飲ませる為、そして生命の水の試験の為に犬に自分の髪を溶かした生命の水を飲ませ、しろがね犬が誕生。この犬が子供に白金が全て溶けた生命の水を飲ませた。その為、この犬も白金の分身で同じ記憶を持つ。
*14 ただし死なないだけで外に出る事さえできない上、病に苦しんでいたのは事実である。
*15 漫画版では明確に「北の界王だったが、後任が派遣されて降りることになった」とされている
*16 ただし元々ダイアナは運動機能障害で首から下をサイボーグ化しており、乗っ取ったエレインもサイバーボディと呼ばれる機械で代用している。
*17 精神や残留思念等
*18 すなわち不死である彼らが生きている内に
*19 厳密にはキョウジの分身であり彼とは別個の存在だが、そもそも元のキョウジの自我が消えているので、実質本人が生まれ変わって復活したのと変わりがない

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