登録日: 2012/09/12(水) 18:02:20
更新日:2023/08/07 Mon 15:37:17NEW!
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kh kingdom hearts 魔人 闇 大塚明夫 スタンド使い ラスボス またお前か 真ⅹⅲ機関 偽物 ゼアノート ハートレス 探求者 アラサー 何度でも蘇るさ! アンセム 偽アンセム オッサン
※この項目はKINGDOM HEARTSシリーズのネタバレ満載です。
KINGDOM HEARTSシリーズの登場人物。
CVは大塚明夫。
■概要
ホロウバスティオンという世界を治める賢者にして研究者。
外の世界へ出たがっていたリクが旅立つきっかけとなった人物である。
多くの作品においてリクの前に姿を現しては、彼の成長や覚悟を見届けた後姿を消す。
リクとは心で繋がっており、青年ゼアノートに「リクとアンセムは友達」と言われている。
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「心は闇に還った。世界は闇に始まり、闇に終わる。」
「心も同じだ。心に芽生えた小さな闇が、やがて心のすべてを飲み込む。それが心のあるべき姿。」
「あらゆる心は、闇に還るべきなのだよ。」
概要
「闇の探求者」を自称する強大な力を持ったハートレス。
他のハートレスと違い完全な人型で、はっきりとした人格と意思を持つ。
元々はホロウバスティオンに住む研究者で、心の研究を行っていたが研究を進める内に心の闇に魅せられてしまい、最終的に自ら肉体を捨てハートレスとなった挙句自らの世界を滅ぼしてしまった。
体を捨てて以降しばらくは実体を持たない心のみの存在であったが、KH1で一度リクの肉体を奪ったことで人の姿として顕現した。
その思想は闇至上主義とも言える過激なもの。
闇の探求のためには自らの体さえ捨てるなど、目的のためには手段を選ばない。
KH1とCOMのリク編におけるラスボスで、KH1ではソラ達と世界の存亡を賭けて、COMではリクと肉体の主導権を賭けて戦った。
シリーズの度に登場している、なかなかしぶといキャラクターである。
年齢はディレクターによるとアラサーくらいらしい。
その正体
実は闇堕ちした賢者本人ではなく賢者アンセムの一番弟子であったゼアノートのハートレス。師を追放しその名前を奪ったのである。
初代KHで登場する文書「アンセムレポート」もナンバー0以外は全てゼアノートが師の名義で描いたものである。
詳しくはゼアノートの項目で。
特殊能力
□ハートレスを操る力
ハートレスにはより強い闇の力を持つ存在に従う性質があるため、強大な闇の力を持つアンセムは他のハートレスを操ることが出来る。
KH1ではハートレスを操ることで、世界の心を次々に奪い、ラストバトルでは多くのハートレスの集合体である「ワールドオブカオス」と化した。
□他者の心に潜む
元々は心のみの存在であったため、他者の心に潜むことが可能だった。ただし、闇に魅入られた人物という条件がある模様。
作中ではデスティニーアイランドでリクと接触した際に彼の心に寄生、最終的には体を支配した。
以降のシリーズでも、リクの心から完全に消えてはおらず復活の機会を狙っている。
□うしろの人
戦闘の際に使役する「闇の怪物」「影」と呼ばれるハートレスのようなもの(プレイヤーからの愛称はスタンド)を召喚する。
正式名称はⅢアルティマニアで明かされた。
アンセムの意のままに動き攻撃、防御を行う。
テラ=ゼアノートも使用できたほか、Ⅱなどでアンセムの姿になったリクも使用出来た。
また、大きさや姿を変えることが可能であり、シリーズによって形態が異なる。
その正体は……
□時間移動
3Dで発覚したトンデモ能力。文字通り、過去や未来に自由に行き来が出来る。
しかし、多くの制約があり万能の力というわけではない。
詳しくはゼアノートの項目で。
活躍
KINGDOM HEARTS
上記の通り、心の研究を進めるうちに闇に魅入られてしまい、自らハートレスとなった。
本作では各ワールドの心を集めて「世界の心のキングダムハーツ」を作り、その奥に存在する闇の扉を目指すようになる。
そのためにハートレスを使役して世界中を襲わせたり、ヴィランズを利用して闇の扉の鍵穴を完成させるためのセブンプリンセスを集めさせていた。
言うなれば、初代KHにおける全ての黒幕。
ゲーム序盤では茶ローブの男としてリクやソラの前に姿を現し、外の世界を夢見るリクの心の隙間に忍び込み*1、デスティニーアイランドの崩壊する遠因を作った。
終盤、キーブレードを取り替えされたあげくソラに敗れたリクの肉体を完全に乗っ取る。
プリンセス6人の心を使い。キングダムハーツへの鍵穴を開くのに必要な人の心のキーブレードを作成し、ソラの中に眠るカイリの心でキーブレードを完成させるべくソラと激突する。
その戦いは敗北したものの、ソラがカイリの心を解き放つために自ら心を捨てたため、闇への鍵穴は完成。
その際、アンセム自身も人の姿として完全に顕現する。
完成した鍵穴から世界の闇の中心であるエンド・オブ・ザ・ワールドに向かい、闇の扉を開こうとするも追いかけてきたソラ達に阻まれ、敗北する。
死力を振り絞り何とか扉を開こうとするも、扉の向こうから差し込む強力な光にかき消されてしまった。
上記のとおり1ではラスボス。
ラストバトルは3人でアンセム→ソラ一人でダークサイド→ソラ一人でアンセム→ハートレスの集合体であるワールドオブカオスの順となる。
ラスボスだけあり能力が高くひるみにくいため行動パターンを覚える必要がある。
KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES
主にリク編に登場。
前作で完全には消滅せず、リクの心の中に影が潜んでおり、復活を目論む。
リクの闇が強くなる中盤ごろからリクに影響を出すようになり、肉体の主導権を争うも王様に妨害され続けうまくいかず。
リクがディズに渡された心の闇を引きずり出すカードを使ったことで、彼と対面。最後はリクに倒され、その心に封じ込められた。
だが、「リクの闇は自分が与えたもの。リクがいる限り自分は消えることはない」と言い残しており…
ちなみにリク編序盤で登場するアンセムはディズが姿を変えた偽物。
Re:CoMではリクの肉体を乗っ取り、ⅩⅢ機関の実力者レクセウスを一蹴する場面が追加されている。*2
リク編のラスボス。
戦闘的には全体的にカードの数字が高く鬼のように強い。アタックベール付きのストック技やブレイク狙いで戦わないとあっという間にゲームオーバーにされる。
なおソラ編では登場しないが、リク編をクリアしていればカードとしては入手可能。
KINGDOM HEARTSⅡ
今作で「闇の探究者アンセム」は本物の賢者の一番弟子のゼアノートが彼の名を騙っていた存在だと明らかになった。
本人は登場しないが、リクが心の闇を解放した影響で終盤までアンセムの姿となっている。
尚、姿はアンセムであるがリクの声で話すことも可能であり、その際の場面はシュール。
終盤に本物の賢者アンセムの装置の暴走により、偽アンセムの姿となっていたリクは元の姿に戻った。
FM版ではアンセムの姿になったリクがロクサスを一蹴する場面が追加されている。
KINGDOM HEARTS 358/2 Days
トワイライトタウンの森で、機関の動向を探っていたミッキーが遭遇。
しかし本人ではなく、闇の力でアンセムの姿になったリクであった。
この頃は闇をコントロールできていたため元の姿に戻ることもできたのだが、ロクサスの暴走を止めるために完全にアンセムの姿になることとなる。
KINGDOM HEARTS Birth by Sleep
アンセム本人は未登場だが、アンセムの元だったゼアノートの正体がテラの肉体を乗っ取ったキーブレードマスター、マスター・ゼアノートだと判明する。
ちなみにマスター・ゼアノートのCVはアンセムの大塚明夫氏の実父である大塚周夫氏である。
後にゼアノートがテラの肉体を乗っ取り若返った際に大塚明夫氏になることを意識したキャスティング。
また、ラストエピソードでテラ=ゼアノートがアンセムを思わせる背後の怪物による攻撃を行ってくるけどスタンドさん使わない方が強い。
KINGDOM HEARTS coded
ミッキー達がジミニーメモをデータ化した際、島が闇に飲まれる直前にリクと茶ローブの男が対峙する映像が映り込んだ。本当にここだけの登場
KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]
今作のゼアノートの計画において最重要な役割を果たす。
肉体を捨てたことで時間移動の能力を得ていたことが明らかになる。
最初に過去に飛び青年ゼアノートに時間移動の能力がある事実を伝え、彼をポータルにすることで他のゼアノートを同じ時間に集結させる。
さらに過去にソラに合っていた際に監視できるよう、ソラにマーキングである異端の印「X」を付けていた。
リク編終盤にてリクの心に閉じ込められた方のアンセム(過去から来た存在ではない)が姿を現す。
リクにこの旅の真相を告げ、ソラを守れなかったのは大切な者を守るために得た闇の力を封じたからだと語った上で、もう一度闇を開放するように促す。
そして「闇を喰らい光に溶かす、アンセムすらも自身の光とする」というリクの言葉を「過信だ」と言い捨て戦闘となる。
しかしこの頃は良くも悪くもリクに愛着を持っているような言動もしており…
この時リクに「テラの面影を感じる(意訳)」と言われるが本人は怪訝そうな顔をしていた。
最終盤では青年ゼアノートに連れられて過去から時間移動してきたアンセムも登場。
このときは珍しい黒コート姿も見せている。
背後の怪物を使いリクと王様を捕らえるが、ドナルドとグーフィーによって助け出されてしまう。最後は時間移動の限界のため元の時間に戻っていった。
リク編ラストバトルの2番手3番手。
相当…いやかなり…いや滅茶苦茶強い。
ただでさえ1番手のアンチブラックコート戦で消耗させられているというのに初見殺し要素が非常に多く歴代でもかなりの強敵。
1戦目では空中戦となり遠距離からの突進攻撃を繰り返す。ここだけでもかなり強いのに影がアンセムを取り込んだような第2形態になるとこちらを一方的に吹っ飛ばし遠距離で狙撃するというラスボス級らしからぬ戦法をとってくる。
ダークオーラやダークスプライサーなどで一気に近づくこともできるが、非常に硬くのけ反りにくいので長いモーションで反撃をもらいやすい。
この次の青年ゼアノートより強敵という意見も。
KINGDOM HEARTSⅢ
真ⅩⅢ機関の一員として暗躍。初対面はトワイライトタウン。
その後、闇の世界で賢者アンセムを誘拐しアクアを闇の海に突き落とし、彼女が闇堕ちする原因となった。
賢者アンセムを闇の世界から連れてきたのは賢者アンセムの実験の最初の被験者である「あの子=被験者X」の行方を探るためである。
…しかし、中盤でハイネ達にまんまと賢者アンセムを奪還されてしまい、
おいおいおいおい 入って来るな!
というラスボス経験者らしからぬ大迷言を残した。
KHⅢ屈指の爆笑シーンの1つであり、数多くのプレイヤーの腹筋を破壊したのは言うまでもない。
しかし彼らを救ったのがダスクであり、機関に裏切り者がいることがわかった彼は…
何もしなかった
本当に何もしなかった
実のところリクと長年一緒にいる内に彼の強さをはっきり認め自身の完全敗北を自覚し、機関の計画も闇の探求もどうでもよくなってしまったのである。
ソラとリクに探究の旅を続けるように激励し消滅した。
3Dの時点でリクに闇の力を使わせようとしたのは本当に彼の身を案じていたからかもしれない…
因みにこのアンセムは過去からレプリカに心を入れた存在のため、リクの心の中のアンセムとは別のもの。
彼は本当にリクの光に溶けたのだろうか…それとも…
戦闘的にはスタンドさんこと後ろの人がテラ=ゼアノート専用技になったことでバトルスタイルは大きく変わっている。
自分で攻撃するよりは設置技やレーザーのような攻撃など支援的な攻撃が多い。
ダーク・リク、シグバール戦で登場するがこの時はすぐに撤退する。
本格的な戦いはラスボス前のゼムナス、アンセム、ヤング・ゼアノート戦。3人の敵がどれもかなり強く、壁ボス。
上記のように支援的なので倒すなら最初か2番目か。
余談
KHⅡでは『ライオン・キング』のヴィランであるスカーもハートレス化しても元の形を保っているが、向こうは死後にハートレスとなったためかあまり理性を感じさせない言動だった。またハートレス化してすぐにやられたせいでもあるが。
また自ら肉体を捨てたものはハートレス化しても自我を保っているらしく、ソラもハートレス化した際は自我が残っていた。
しかし理性と姿を保ったハートレスは今のところアンセムのみである。
上記のようにこいつはいうなれば偽アンセムなのだが、それがわかってもみんなアンセムと呼んでいる。本物の方は賢者アンセムと呼ばれることが多い。
メタなことを言うと、初代KHは企画段階ではマレフィセントを倒して終わる予定だった。
だが、スクウェアのヒゲこと坂口氏から「FFのファン層も取り入れるような展開にした方がよい」というアドバイスがあり、そういった展開のため用意された黒幕がアンセムだったのである。
もっと言うと、初代時点では本当に闇堕ちした賢者という設定だったのだが、ラスボス映えするデザインにしてしまったため「長年一つの世界を治めてきた賢者にしては若いし体つきが良すぎる」というツッコミが多数あり、ディレクターも違和感があったようで賢者を名乗る偽物と言う設定にしたらしい。
追記・修正お願いします。
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▷ コメント欄
- 確か1の英語版の声優はビリー・ゼーンだったな。 -- 名無し (2014-04-12 19:42:29)
- シリーズ登場のたびに性能が鬼畜になっていく恐るべきおっさん -- 名無しさん (2014-07-04 16:03:18)
- 大塚周夫→大塚明夫という狙ったようなキャスティング(若本と置鮎も加えるべきだけど -- 名無しさん (2014-11-30 19:28:43)
- 禿爺のせいでテラの青春が消え去った模様。 -- 名無しさん (2015-05-05 22:56:39)
- KHシリーズにおけるFF7のセフィロス兼宝条ポジションだよね -- 名無しさん (2016-10-08 07:12:32)
- この何も間違ってないのに致命的間違ってる感 -- 名無しさん (2018-09-03 11:57:26)
- 北米版の初代声優はタイタニックのキャルだったりする -- 名無しさん (2019-05-04 16:12:21)
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*2 レクセウスはリクの中にゼムナスの片割れがいる事を知り、無謀な勝負を挑んでしまった事を悟りながら消滅した。
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