ネクロスの要塞

ページ名:ネクロスの要塞

登録日:2018/05/29 Tue 07:12:49
更新日:2024/02/26 Mon 13:39:32NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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ロッテ 食玩 rpg trpg チョコ アイス pcエンジン 広井王子 フィギュア サイコロ ネクロスの要塞




はるかな昔、タンキリエの地では神と悪魔との争いがあった。神々に味方した人間は、神々より「月の玉」「太陽の玉」「虹の玉」「星の玉」「吹雪の玉」「竜巻の玉」「霧の玉」「雲の玉」の8つの宝玉を授かり、悪魔の頭領である大魔神ネクラーガを封印した。その後、役目を終えた8つの宝玉は各地へと散っていった。その後、勇者はタンキリエに王国を打ち立てたという。




■ネクロスの要塞


『ネクロスの要塞』は1980年代後半にロッテが展開していたチョコレート菓子付属の食玩(おまけ付きお菓子)シリーズ。
企画開発には、後に『サクラ大戦』シリーズ等を手掛ける広井王子*1が関わっている。


当時の食玩シリーズというと、同社の『ビックリマン』に代表されるキャラクターシールが主流であったが、本作のコンセプトとして隣の部屋で企画されている『ビックリマン』を意識しつつも、独自の要素としてカードのみならず、キャラクターを立体化させた、温度で色が変わるフィギュアをメインのおまけにしたことが挙げられる。


このフィギュアとカードはTRPGに於けるコマとテキストであり、実際にキャラクターさえ揃えていればサイコロを振って遊ぶことが可能であった。


内容の方も確りと作られており、高いHPを誇る後半の敵に勝つには途中のモンスターを倒して-補正が掛かるアイテムを入手しなければならなくなっていたり、主人公達によっては苦手な種類のモンスターには不利になる補正が掛かる様になっていたりとシステムも練られていた。それだけに、たとえ一箱買っても全種のコンプリートは出来ないことが余計に痛いのだが。


フィギュア付きで『ビックリマン』等のシール菓子に比べると高価でもあったからか“やや”マイナーだが、当時から本作の独特な世界観に魅せられた根強いファンは少なくなく、現在でもフィギュアやカード、シールがオークションや古物取扱店で高値で取り引きされている程で、本作にも『ビックリマン』等と同様に復刻を願う声も寄せられている。


【チョコ版】

本来のシリーズで、第8弾までが発売された。
オマケは前述のようにカードとフィギュア。
ゲーム内容については後述。


【アイス版】

『ビックリマン』と同様に、本家とは別にアイス版も発売されていた。
こちらは単なるシール玩具になっており、チョコ版のカードの絵柄をシールにしたもの(主人公キャラのシールの色替え(2P仕様?)が中々にドギツいことで知られる)。
第3弾まで発売されているが、本家とは違い、ストーリー展開等はされていない。
ボス(いわゆるヘッドシール)は全部ネクロス


PCエンジン版】

90年に発売されたRPGゲーム
元々はFCで発売予定だったものを作り直したらしく、結果的に本家の食玩の人気が一段落してしまってからの登場となったのが残念な所。
『大魔神ネクラーガ編』を元にした全7章のオムニバスストーリーになっており、章毎に三人体制のパーティーメンバーが入れ替わるが、最終章のみはマーシナリー以外の二人を自由に選択可能。
ゲーム自体はオーソドックスなスタイルだが、FC版『キャプテン翼』や、後のスパロボの如くキャラクターのドット絵やアップや攻撃エフェクトが交互にアニメーションする演出はスピーディーで好評を呼んだ。


【ストーリー】

※ネタバレにつき折り畳み。


■大魔神ネクラーガ編


“神話より続く歴史を持つタンキリエ王国に突如として魔物の軍団が迫り、王女が拐われてしまった。
魔物を率いるのは黒魔術師の王ネクロス!
彼は、古の神話に語られる暗黒の支配者ネクラーガを復活させるべく、勇者の血を引くタンキリエ王家の血を狙ったのだ。
この事態に、タンキリエ王はネクロス討伐を可能とする勇者を探し、それぞれに優れた力を持つ8人の英雄が集結した。
強大なモンスターが守るネクロスの要塞に踏み込んだ8人は、最深部に待ち構えていたネクロスを倒して王女を取り戻すことが出来るのか?”(第1弾)


“7人の弟子の力により復活したネクロスは、彼ら7人衆と共に再びタンキリエ王国に侵攻すると、タンキリエ王国の守護者たるフェアリークイーンを虜囚とする。再び集結した8英雄は、7人衆とネクロスの脅威を退けられるのか!?”(第2弾)


“追い詰められたネクロスだったが、何と自らを犠牲にして大魔神ネクラーガを復活させてしまう。
実は、ネクロスこそは数十年前に野心により追放されたタンキリエ王の弟であり、追放された後に黒魔術を極め、暗黒世界の支配を拡げる教祖となっていたのであった。
肉体を失い、4人の弟子の力で漸く現世に留まるのみとなったネクロスだが、ネクラーガにより得られる強大な魔力によりネクラーガの眷属たる悪魔達をも率いて、タンキリエ王国に混乱をもたらすのだった。”(第3弾)


“遂に、神代より名前を伝えられる暗黒の支配者ネクラーガの驚異がタンキリエ王国に迫る。
8英雄はネクラーガを封印するべく、それぞれに伝説の8つの宝玉を手にして暗黒の領域へと迫る。
神々の加護をも得た英雄達は、肉体を失い怨霊と化しても尚も立ち塞がるネクロスを倒し、大魔神ネクラーガを再び封印することが出来るのか……?。”(第4弾)


■暗黒皇帝編


“8英雄による大魔神ネクラーガの封印より20年の後、突如としてタンキリエ王国が暗黒に包まれると、混乱の中で王子が行方知れずとなった。
かつての8英雄の一人でもあるエルフが成長した姿である宮廷魔導師エルマージは魔法により王子の行方を探すが、そこにネクロスの姿を見たことで、元は同じく8英雄のサムライであった、騎士団長のⅡナイトと共に旅立つ。
そして、彼らに引き寄せられるように集った新時代の強者達を加えた英雄達の前に立ち塞がる、ネクロスを越えるとも言われる暗黒皇帝の勢力の正体とは……?”(第5弾)


“未だ行方知れずの王子を探す英雄達は、暗黒皇帝の勢力を追って地下世界シャンバラに向かう。
戦いの中で英雄達が目撃したのは、囚われた王子の肉体に取り憑き復活したタンキリエ王国の仇敵、黒魔術王ネクロスの姿であった。”(第6弾)


“遂に、シャンバラ最深部の浮遊ピラミッドに到達した英雄達は、光エレベーターによりネクロスの待つ天輪島へ。
そこは、嘗ての神々の戦いでネクラーガの側に手を貸して世界征服を企むも、敗れて異世界へと追放されていた暗黒皇帝=古代アトランティス王の居城であった。果たして、8人の英雄達は暗黒皇帝を倒し、更にその先に待つネクロスの怨念から王子を救い出すことが出来るのか!?”(第7弾)


■邪神クトゥルフ編


“暗黒皇帝と復活したネクロスとの戦いから100年の後、召喚の儀式により宇宙より妖星に乗ってやってきた邪神クトゥルフは、地球の支配の為にタンキリエの地に眠る怨霊となっていたネクロスに新たなる肉体を与えて復活させる。
更なる力を得て復活したスーパーネクロスは、強大な魔術により邪神の力を封じて逆にクトゥルフを支配すると、憎きタンキリエ王国に復讐を遂げるべく邪神軍団を率いて侵攻する。
これに立ち向かったのは嘗ての英雄の血を引き継ぐアース王子を始めとする英雄達……ここに、ネクロスとの最後の戦いの火蓋が切って落とされる……”


【プレイヤーキャラクター】

主人公となる8人の英雄達。
『大魔神ネクラーガ編』『暗黒皇帝編』『邪神クトゥルフ編』のそれぞれの時代に8名ずつが存在する。


■大魔神ネクラーガ編


■ナイト(KNIGHT)
タンキリエ王国騎士団随一の剣豪で、後には騎士団長となる。
全身を十字軍の騎士を思わせるデザインの強固な甲冑で守っている。
第2弾以降は兜に羽根のような飾りが付いたり、マントを纏ったりとヒーロー然とした派手な姿になっていった。
後の弾の設定から、王家より下賜されたと思われる「タンキリエの剣」を振るっていたようだ。
ゲームでは魔法は使えないが、パーティーでも最大の防御力を誇るの使い手として設定されている。
当時の子供達には一番人気の主人公だが、呪われたり、後のストーリーで死んだことになってたりと割と不遇。


■アマゾン(AMAZON)
タンキリエ王国と交流のあるアマゾン王国の女王ヒッポリュテが派遣した少女戦士。
戦いの中で半裸の美少女→半裸の美女へと成長していくのを喜ぶか否かはプレイヤー次第。
ウネッとしたものが嫌い。
異形の仮面ライダーや通販最大手ではない。
アマゾン王国の戦士の慣わしにより小竜を連れている。
戦いの後には故郷に帰りアマゾン王国の女王に就いた。
『暗黒皇帝編』ではアマゾニィを派遣している他、第6弾にてアマゾンの女王アマゾネスとなった姿を見せているが露出が減った


■マージ(MAGE)*2
タンキリエ王国に仕える老魔導師で、高い知識と魔力を持つパーティーのまとめ役。
戦いに於いては、常に先んじて危機を察しては仲間を呼び集めていた。
チョコレートを食べると魔力が増す(ダイマ)。
ネクロス7人衆の一人マジョロス(ジョロス)は実の姉である。
第5弾ではハーミットとして隠居していたものの、復活したネクロスに対して新たなる英雄達と共に立ち向かうも、力を使い果たして生涯を閉じた。
強力な魔法を使えるが、防御力と攻撃力は低い。


■エルフ(ELF)
冒険好きの森の妖精。
成長と共にモンスターとしてレベルアップしていく、リスみたいな何かとしか言いようがないリスをお供に連れている。
唯一のコミカライズでは元気印の主人公として描かれていたが、食玩本来のストーリーでは魔法の才能を見込まれてマージの弟子として鍛え上げられ、や補助魔法を得意とするサポート型のキャラクターとなっていく。


■マーシナリー(MERCENARY)
俊足と卓越したの腕を持つ伊達男。
女の子が好きで金への執着も強いと、英雄達の中でも特に俗っぽい性格をしている。
しかし、冒険の中で救い出したり関わりを持つようになっていたタンキリエ王女と愛情を交わすようになっていたようで、ネクラーガとの戦いで生き延びた後に王女と結婚し、タンキリエ王となる。
その後の第5弾以降は彼が王として新たなる英雄達を送り出している。
この設定を受けてか、PCエンジン版では彼が実質的な主人公として描かれている。


■サムライ(SAMURAI)
東洋からやって来たナイトとも違うタイプのを操る流離いの武芸者で、居合い抜きの達人。
故郷の裏切り者である忍者を探して討伐隊に加わり、片眼を引き換えにこれを討ち取る。
放浪の旅をしていたが、討伐隊に参加して以降はタンキリエ王国に身を落ち着けるようになり、ネクラーガとの決着が付いた後は、引退したナイトの後を引き継ぎ騎士団長となった。


■バーサーカー(BERSERKER)
北方のバイキングの末裔で、その名の様に狂戦士の異名をとった屈強な傭兵。
タンキリエ王女の誘拐の報を聞いただけで討伐隊への参加を決めた義の漢である。
狂戦士の異名は伊達ではなく、悪魔やハーピー、キメラといった危険な相手を倒し、挙げ句にはそいつらの持っていた呪いのアイテムを装備しても呪いを跳ね返す常識外れの現象を見せる。
後には、戦いの中で呪いから解放したブリザラード王国、改めグリーンランドの王となる。


■ドワーフ(DWARF)
バーサーカーと同じ北方出身の森の小人。
小柄ながら勇猛な戦士であるが、それと同時に一族に流れる優秀な鍛治、武器職人としての血も引き継ぐ。
戦いの中で、かつてホープ王国を砂漠に変えた魔神ガウルを倒し、ネクラーガとの決着の後には復興したニューホープ王国で鍛治屋となった。



■暗黒皇帝編


■ハーフエルフ(HALF ELF)
人間と妖精のハーフで、エルフの森からはぐれて行動していた中で、暗黒皇帝に立ち向かう第二次討伐隊に参加するも、当初はオマケ扱いだった。
兄はダークエルフを名乗り、エルフの森を支配してネクロスに加担していたが、ハーフエルフと討伐隊により討ち取られる。
かつてのエルフであるエルマージに師事するようになり、終盤には騎士団入りを志望するようにもなる。


■アマゾニィ(AMAZONY)
タンキリエ王国の新たな危機に、女王となったアマゾンから派遣された少女戦士。
かつて、女王が連れていたドラゴンマミイの子を連れているが、最初は子竜どころか、卵の状態であった。
戦いの中で魔術の道を志望するようになる。


■モンゴリカーン(MONGORIKHAN)
東からやって来た武術家で、少林寺の創始者である導師タオを探している。
地下世界シャンバラにて遂にタオと邂逅し、秘拳を伝授される。
ドクロスこと魔導師スカルを、そうして生み出した奥義「破邪歳星」で倒す。


■ブッシュマン(BUSHMAN)
神像を盗んだ首狩り族長ヘッドハンターを追って、遥かキンタ島よりやって来た狩人。と楕円形のを持つ。
取り戻した神像のお告げにより討伐隊に参加し、暗黒皇帝の軍勢と戦う。
実は、一族は暗黒皇帝へと通じる、古代アトランティスの末裔であった。


■Ⅱナイト(Ⅱ KNIGHT)
読みは“トゥナイト”懐かしの深夜のお色気ありの情報番組ではない。
第一次討伐隊に加わっていたサムライが、引退したナイトの後を引き継いでタンキリエ王国騎士団長となっていた姿。
それと共に、ナイトより「タンキリエの剣」を引き継いでいる。
ナイトが、暗黒皇帝の勢力に魂を売ることで力を得たライバルのダークナイトに闇討ちされて殺されたことで、その仇を取る目的ももって、再び討伐隊に加わる。
導師タオより「玄武烈斬」を授けられ、モンゴリカーンと共にスカルを倒す。


■若(WAKA)
サムライと同じ、遥か東方の島国からやって来た若き武芸者。
サムライの好敵手であったムサシの弟子で、父である池之本八宝斎を殺し、名刀を奪った仇敵の浪人を探してやって来た。
当初は、その名の様に若さ故の未熟さがあったが、名刀「村雨丸」を取り戻した後は一人前の武芸者となっていく。
アマゾニィに惚れてしまった模様。


■バーバリアン(BARBARIAN)
邪悪な魔導師ソーサラーの呪いを受けての毛皮が脱げなくなってしまった蛮族の狩人。
呪いを解くために討伐隊に参加する。
戦いの中でソーサラーを倒し、無事に呪いを解くことこそできたものの、最後まで人間の世界には馴染めなかった模様。


■エルマージ(ELMAGE)
かつてのエルフが師の名と地位を引き継ぎ、立派なタンキリエ王国の宮廷魔導師となった姿。
王子の失踪の影に滅び去った筈のネクロスの痕跡があることと、それらの不吉な兆候が暗黒皇帝の軍勢と関係していることを見抜き、20年前の同志であるⅡナイトと共に新たなる討伐隊を率いて冒険に出た。
戦いの中で師であるハーミット=マージを失うものの、師の助言もあり見事に暗黒皇帝の軍勢とネクロスを倒し、王子を取り戻した。



■邪神クトゥルフ編


■アース王子(Pr.EARTH)
タンキリエ王国の王子。
最終弾にして、遂にタンキリエ王家の人間がプレイヤーキャラクターに。
同地を治めるアラ王の子で、王家に伝わる「タンキリエの剣」を手に第三次討伐隊の一員となる。


■プリーステス(PRIESTESS)
妖精神殿の司祭で、アマゾン族の末裔。
設定的にアマゾニィに連なる血筋か、弟子筋に当たると思われる。
100年振りとなるタンキリエ王国の異変に立ち上がる。


■テレス(TELES)
王子の守り役でもある賢者にして、魔術の知識も持つ老人。
クトゥルフの到来を予期し、王に討伐を進言した。


■インディアン(INDIAN)
タンキリエ北東部に住む狩猟民族の狩人。
故郷の平穏を守る「魔除けの羽」を捜す中で討伐隊に加わる。


■エイリアン(ALIEN)
クトゥルフを追って来た宇宙警官だが、地上に墜落してしまったショックで記憶の一部が飛んでしまっている。
姿は古典的なタコ型だが、相手がクトゥルフだし……。


■ピテカン(PITHEKAN)
墜落したエイリアンを助け、成り行きで討伐隊に加わった原始人。
最後だからってふざけ過ぎだろ討伐隊の面子w


■マスクナイト(MASK-KNIGHT)
怪傑ゾロの様な黒覆面で顔を隠した謎の剣士。
ネクロス三銃士の一人ガングリオンを倒すべく討伐隊に加わる。


■カウボーイ(COWBOY)
見た目は胡散臭いが人情に弱い用心棒。
困ってる人々を見過ごせずに討伐隊に参加した。
彼の付けてるバッジは、かつてⅡナイトが持っていた水中手裏剣である。



【主な敵キャラクター】


■第1弾

ネクロス配下の魔物の中でも特に強大な者達。


■ドラゴン(DRAGON)
ネクロスの要塞への入口を守る番人。
「月の玉」を守護する。


■ミノタウル(MINOTAUR)
ネクロスの要塞の最上階を守る獣面人身の怪物。
「太陽の玉」を守護する。


■ナーガ(NAGA)
惚けた顔だが強力な、人面蛇身の怪物。


■シールダー(SHIELDER)
ネクロスの側近で、玉座へ到達する前の最大の障害。
かつて、ネクロスに滅ぼされた王国の騎士団長だったが、剣の道を極めるべく魂を売って魔物と化した。
デュラハンの様な首の無い騎士の姿で、魂はに宿り不気味な顔を浮かべている。
ナイトにより倒されるが呪われてしまい、第2弾のナイトはシールダーの盾を持った状態となっている。


■第2弾

黒魔術王ネクロスの弟子である強大な魔術師集団。
倒されたネクロスを復活させ、タンキリエ王国に総攻撃を仕掛けた。
各々に得意とする魔術や支配している軍団が違う。


■タコロス(TACOLOS)
水棲軍団のボス。
魔法タコのタコザラードの弟子だったが、師を越える魔術師となりネクロス7人衆に加えられた。
ナメクジ怪物ヌメリアンをペットとしている。


■オニロス(ONILOS)
妖怪軍団のボス。
東洋からやって来た魔物で、かつては地獄のエンマの配下だったが「虹の玉」を奪って出奔すると西方にたどり着いてネクロスの弟子となった。
粗暴な性格で配下にも信頼されておらず、配下を束ねる為に呼び寄せたサムライ王ショーグンからは下克上を企まれる程だったが、逆に返り討ちにして取り込み、第3弾ではオニショーグンに変身する。
他の生き残った7人衆と共に後に悪魔五人衆の配下に組み込まれるが反抗的。


■ヘビロス(HEBILOS)
爬虫類軍団のボス。
ナーガの息子であるが、父以上にネクロスを信奉している。


■マジョロス(MAJOLOS)
女性&植物軍団のボス。
半身を魔界に落としたマージの姉が魔道に堕ちた後にネクロスの弟子となった。
マージにより悪心から解放されると、本来のジョロスの姿を取り戻して第3弾では討伐隊の手助けをしてくれるが、同時に裏切り者として生き残った7人衆に追われることになってしまう。
魔界に落ちて半分魔物となっていたからか、マージの姉なのに若い頃の姿のままだった。


■ドクロス(DOCLOS)
7人衆のリーダー格で、配下も様々な種類のモンスターが集まっている。
ネクロスが滅び去ったホープ王国の海兵隊指揮官の屍を蘇らせた存在で、主への忠誠と指揮能力は高い。
「星の玉」を守護する。
敗北後はタコロス、ヘビロス、デカロスと共にネクロスの肉体を支えていた筈だったが……?


■メカロス(MECHALOS)
機械化軍団のボス。
ダイダロスの弟子であったが禁忌を犯して追放された錬金術師で、更なる奥義を極めるべくネクロスの弟子となった。
自らの肉体にも機械化を施している。
一度は敗れるが生き残り、第3弾ではメカロスMK-2となって再び討伐隊に挑戦してくる。


■デカロス(DEKALOS)
獣軍団のボス。
自らに獣の力を宿す秘術を操る妖術師でもある。


■第3弾

強力な力を持つ魔物や支配者達だが、復活した大魔神ネクラーガの側近たる大悪魔の前には敵わず屈服し、無理矢理に言うことを聞かされ尖兵として操られている。


■ウッドキング(WOOD-KING)
“魔の森”を支配する樹齢4000歳の樹木の王。
パズスに支配されている。


■ブリザラード(BUZARERD)
氷の国ブリザラード王国を支配する女王であり、氷結の魔女。
「吹雪の玉」を守護する。
アスタロットに支配されている。


■ガウル(GAUL)
かつて、ホープ王国を砂漠に変えた竜巻魔神。
「竜巻の玉」を守護する。
サタナキアに支配されている。


ネクラーガ配下の悪魔五人衆の内、三名が出現。
非常に強大な力を持ち、各エリアの支配者や生き残った7人衆を従えている。
彼ら大悪魔に敗北するとペナルティを受けることになる。


■パズズ(PAZUZU)
魔界の突撃隊長。
悪魔五人衆の一角。
ウッドキングとオニショーグンを従える。


■アスタロット(ASTAROT)
魔界の魔法学者。
悪魔五人衆の一角。
ブリザラードとメカロスMK-2を従える。
原典とは全く違う姿でナイススマイルを浮かべている。


■サタナキア(SATANACHIA)
魔界の大将軍。
悪魔五人衆の一角。
砂漠の魔神ガウルをも屈服させる程の力を持ち、ネクロスと共に討伐隊を向かえ撃つ。


■第4弾


■エンマ(ENMA)
地獄の支配者。
ベエルゼルブに創造されたが、下克上を企んでいるらしい。
かつてのオニロスのボスだが、この上司あっての部下という感じである。
「霧の玉」を守護する。


■ベエルゼルブ(BEALZELB)
悪魔五人衆の副将。
「死」を司る大悪魔で、地獄をも創造した。


■ルシファー(LUCIFER)
悪魔五人衆の筆頭にして、「人類」を創造した罰で魔界に堕とされた暁の神。


■大魔神ネクラーガ(NECLAGA)
混沌を司る神にして、全ての魔物を統べる大魔神。
側近として、元はであるルシファーを頂点とする悪魔五人衆を率いており、自らを復活させたネクロスにも新たな側近として力を与えていた。
シリーズに登場した敵としては最も強大な存在だが、全ての宝玉を手に入れた8英雄により、伝説と同じく封印された。


第5弾 - 第7弾

地下世界シャンバラに本拠地を持つ暗黒皇帝の軍勢達。
異次元より帰還しネクロスを復活させると、悲願の世界征服を為そうとする。


■キャプテン(CAPTAIN)
獣魔大佐の異名を持つ前線指揮官。


■エアル(EARL)
暗黒皇帝の弟で、甥っ子のデュークの補佐官として前線に立つ。


■デューク(DEWK)
暗黒皇帝の子で、復活させたネクロスの参謀として軍勢を率い、タンキリエ王国を暗闇に包み込んだ張本人。


ジェネラル(GENERAL)
邪鬼将軍の異名を持つ幹部指揮官。
アマゾン王国に侵攻する。
配下としてブラックナイトや浪人を従えている。


■バイカウント(VISCOUNT)
妖虫子爵の異名を持つ。
古代島に侵攻し、魔物を生み出す力を持つ。


■ダークィーン(DARQUEEN)
暗黒皇帝の妻。
「天輪島」に至る地下世界シャンバラの支配者として、討伐隊の前に立ち塞がる。


■スカル(SKULL)
暗黒皇帝に仕える宮廷魔導師。
その正体は7人衆のリーダーであったドクロスで、暗黒皇帝に取り入りつつ、「暗黒聖書」を利用して主であるネクロスを復活させた。


■バロン(VARON)
機械男爵の異名を持つ。
数多くの機械生物を生み出し軍勢を強化した存在だが、その正体はスカル=ドクロスにより復活させられたメカロスである。


■マルキーズ(MARQUIS)
天使から奪った「天輪島」の支配を預かる側近格。
狂竜侯爵の異名を持つ竜人。


■ダークエンペラー(DARK EMPEROR)
正体は大魔神ネクラーガを信仰していた古代アトランティス王で、ネクラーガと共に神々と戦うも敗れて現世より異次元に追放されていた。
異次元より帰還を果たすと、血族と側近達と共に復讐に乗り出した。
その助けとしてネクロスを復活させるが、その野望と力をネクロス復活の為に利用されてしまった様な面も。


■第8弾

謎の魔導師ウィザードが暗黒聖書の残りを解読することによって宇宙から召喚されたクトゥルフと、その混沌に属する眷属達。


■ニャルラテップ(NYALRATHAP)
かつてはエジプトでも信仰された邪神。
「紫の森」の支配者。
クトゥルフと敵対するハスターの力を秘める「星の盾」を隠し持つ。


■ツァトガ(TSUATOGA)
クトゥルフの腹心となる邪神。
「魔の沼」近辺を支配する。


■クトゥルフ(CTHULHU)
妖星ルルイエと共に宇宙より飛来した混沌の支配者。
地球征服の為にネクロスを復活させるが、ネクロスの力が余りに強大であったことから逆に支配されてしまうことになった。
何とかネクロスの支配を脱しようとしており、ネクロスの力を削ぐ「太陽の剣」を隠し持つ。
強大な力を持つ邪神だが、やっぱりネクロスの復活に利用されただけの面が強い上に、強化されていたとはいえ、完全にネクロスに力負けてしてたりと小物臭がスゴい。


【大ボス】


■ネクロス(NECLOS)

シリーズを通してのボスキャラクターであり、タイトルにもなっているシンボル的なキャラクター。
ニヤケ面を浮かべた黄金の仮面に黒いローブを纏った魔導師で、初期には武器として大鎌を携えていた。


大魔神ネクラーガを復活させて現世を混沌に落とすのを目的としており、大魔神を復活させる力を持つタンキリエ王国王家の血を狙いタンキリエ王女を誘拐した。


その正体は前述の様に、自らが支配者になろうとして邪悪な企てをするも、失敗して追放されたタンキリエ王の弟であった。


第一次討伐隊=8英雄に敗れて命を失って以降、弟子である7人衆を初めとして、様々な勢力や者達に復活させられては倒されたが、その怨念を増していったことで倒される度に強大になっていった。


ネクラーガを自らの命で復活させた時点で人間としての肉体を失ったが、新たに肉体を得たり、他者に取り憑く等して復活していた。
最終章でクトゥルフに復活させられた時には、過去最大の力を持つスーパーネクロスとなってクトゥルフをも支配するも、第三次討伐隊に倒され、妖星ルルイエと共に姿を消した。


……が、最後のメッセージでは復活を示唆しているとも思えるメッセージが……?





追記習性はサイコロでいい目を出してからお願いします。


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  • 影霊衣の新規じゃないのかよ -- 名無しさん (2018-05-29 12:43:15)
  • 改めて画像検索してみると、絶妙な不気味さを持つネクロスのデザインはホント秀逸。それと比べるとネクラーガはラスボスなのにかなりダサい…。 -- 名無しさん (2018-05-30 00:52:19)
  • 全員の名前が職業と種族という・・・本名何だよ? -- 名無しさん (2018-06-05 10:10:40)

#comment

*1 当時のロッテに雇われ、企画室を与えられていた
*2 本来の読みは“メージ”の筈だが、ライバルメーカーの明◯を連想させるので◯治ならぬマージになったとの噂がある。

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