登録日:2021/07/17 Sat 10:00:00
更新日:2024/05/30 Thu 13:50:43NEW!
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ウルトラマントリガーとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場する主役ヒーロー。
この項目では登場キャラクターとしてのウルトラマントリガーについて記載する。
●目次
【プロフィール】
身長:53m
体重:4万4千トン
声:寺坂頼我
スーツアクター:岩田栄慶
【概要】
主人公マナカ ケンゴが変身アイテム[[「GUTSスパークレンス」>変身アイテム(ウルトラシリーズ)]]を用いて変身するウルトラマン。
3000万年前の地球で、世界を恐怖に陥れた闇に立ち向かい、その脅威を遠い宇宙へと封印したとされる光の巨人。
だが、熾烈な戦いによって力尽き、赤き星こと火星の逆ピラミッド型の超古代遺跡の最下層で、肉体を石像と化して眠りについていた。
画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~) 第1話「光を繋ぐもの」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京
やがて時が経って火星が人類の開拓惑星となった頃、突如として怪獣ゴルバーが出現。
さらに闇の巨人の1人・妖麗戦士カルミラにより超古代遺跡が襲撃されかけた際、ケンゴは叫ぶ。
僕は……みんなを笑顔にしたいんだぁぁっ!!
[[こんな奴らのためにこれ以上誰かが苦しむ様を見たくない、みんなの笑顔を守りたい>五代雄介]]……その強い意志に反応し、ケンゴは石像と一体化。
ここにウルトラマントリガーが現代に復活を遂げたのであった。
【特徴】
デザインは『ニュージェネレーションヒーローズ』シリーズではお馴染みの後藤正行氏が担当。
赤と青紫を基調とした近年のウルトラ戦士としては比較的シンプルな姿だが、胸や腕や足に古代文明文字のようなモールドが彫られた金色のプロテクターを装備しているのが特徴。
また、歴代ウルトラマン屈指の「小顔*1」の持ち主であり、均整の取れたスタイルも合わさって、さながらモデルのような体格である。
カラータイマーの形状もダイヤ型と、結構珍しいタイプ。
活動時間は例によって例のごとく3分間であり、タイムリミットが近づいたり、体力を激しく消耗するとカラータイマーが赤く点滅する。
近年の饒舌なウルトラマン達とは大きく異なる点として、トリガー自身に自我があるのかどうかは不明。
現段階では自ら話す様子はなく、ケンゴも別人と一体化しているような感覚を持っている描写はないため、
関連性が示唆されているウルトラマンティガのようにトリガー自身の自我は既に存在しない、あるいは自我だけが覚醒途中という可能性もある。
良くも悪くも、不明瞭な要素が多い神秘的なウルトラマン。それがトリガーである。
超古代のトリガー
クリックで展開
ヒジリ アキトが調査していた石碑から新たに発覚した事実によると、3000万年前にユザレと敵対していた闇の巨人には“4人目”が存在した。
その4人目こそ、後にウルトラマントリガーとなった闇の巨人「闇黒勇士トリガーダーク」であった。
トリガーダークは3000万年前にカルミラと共にエタニティコアに接触しようとしたところ、自身の中に「光の意思」が芽生え、
それに伴って肉体も光の巨人「ウルトラマントリガー」へと覚醒し、仲間であったカルミラたちと敵対。
その後、ユザレの援護でエタニティコアの力を手にしたトリガーは、闇の三巨人を石化封印して宇宙へと追放するが、自身も石化封印され、火星へと不時着し永い眠りに就くこととなった。
その際の落ちた衝撃で火星の地中に逆三角形ピラミッドができ、途中サークルアームズを引っ掛けながら最下層で石像となった。
この時、封印されていくトリガーの肉体から「光の意思」は離れていき、光の意思は後に一人の人間として転生を果たすこととなる。
また、封印される直前の戦いにおいて、トリガーの持つパワータイプとスカイタイプの光は超古代の遺跡に吸収され、
後にアキトの技術力によってガッツハイパーキーへと変換された事で形を変えて再びウルトラマントリガーの力となったのあった。
【マナカ ケンゴ】
どんなに苦しい時でも、悲しい時でも、見た人が皆思わず笑顔になる。
そんな花を咲かせたい! みんなを笑顔にしたい!
それが……僕の夢見る未来なんです。
演:寺坂頼我
本作の主人公。
実家は火星で、母親のレイナと2人暮らし。
元々はシズマ財団火星開拓局植物研究センターで働く植物学者だったが、第1話にてカルミラとゴルバーの襲撃に巻き込まれた際、
謎の少女ユザレの導きにより、火星の遺跡で石像となっていたトリガーと融合し、ゴルバーを撃退することに成功。
以後、その功績とウルトラマンの力を手に入れたことをシズマ ミツクニに認められ、防衛チームGUTS-SELECT最後のメンバーにスカウトされたのだった。
「スマイルスマイル」が口癖のいつもにこやかな性格で、誰に対してもフレンドリーに接する人懐っこい人物。
元植物学者故に花言葉にも通じており、第5話ではアキトを励ますために「約束」を意味する白いバラを手渡している。
時に人との距離感を間違えて怒らせてしまうこともあるものの、「誰もが笑顔でいられる世界」を夢見る思いは本物で、時には自ら体を張る事も厭わない勇敢な面もある。
植物学者時代に生み出した新種の植物の中で、火星の環境に適応した唯一の一株を「ルルイエ」と名付けて我が子のように可愛がっており、ナースデッセイ号に乗船した際にも火星からケースに入れて持ってきた程。
しかし、この花はどういうわけか蕾のまま開花せず、その時をケンゴは今か今かと待ち続けている。
なお、一見すると普通の人間だが、遺跡に入った際に色の指定が間違っています。
加えて、ウルトラマンの力を持って地球に向かう際には母親であるレイナから「いつかこうなることは分かってた」と意味深な言葉を投げかけられる等、その正体や出生には謎が多い。
スカイタイプで空を飛ぶようになってから空を飛ぶことに気持ちよさを覚えたらしくGUTSファルコンに乗りたがっており、
第17話では遠隔操縦装置を壊されて墜落してしまったGUTSファルコンに近くにいたケンゴがメンテナンスブースに乗り込み、直接操縦。
搭乗したことによるGの影響と初操縦ということもあってヒマリと比べるとフラフラではあったが、メツオロチの弾幕攻撃を全て回避し、突破口を開くことに成功している。
なお、その後ウルトラシリーズのお約束「墜落する機体からの変身」をシリーズでもかなり久々に披露していた。
彼の本質
第11話で過去に飛ばされたケンゴは、3000万年前の世界でエタニティコアの力を手にしようとしたトリガーダークのインナースペースに突入。
壮絶な殴り合いと説得の末、トリガーダークを翻意させることに成功したケンゴだが、そこでトリガーダークの姿がケンゴ自身の姿に変わる。
すべてを察したケンゴがつぶやいた言葉は、
トリガー……君は、僕だったんだね?
ケンゴの正体はウルトラマントリガーの精神)=トリガーダークの中に芽生えた光の意思)が人間として転生/新生/変化した存在だったのである。
トリガーとして戦い始めてから度々ケンゴが見ていた一人称視点でのトリガーの記憶と思われるビジョンも、
トリガーの石像に残る記憶が一体化したケンゴに流れ込んでいる等ではなく、言ってみれば前世の記憶が徐々に蘇っていたようなものだったと思われる。
つまり、ケンゴは「光となった(一体化した)人」であるマドカ・ダイゴに対する「人となった光」」とでも言うべき存在だろうか。
上述の体の発光やバリアを張るといった超能力以外にも
- ケンゴのような人物がエタニティコアの前でエンシェントスパークレンスを掲げるビジョン
- インナースペース内ではアイテムを操作する時以外はトリガーとケンゴの姿が重なって描写されている。これは同じくニュージェネレーションヒーローズの一員でありウルトラマン=変身者であるウルトラマンジードと同じである*2
- ケンゴの「ウルトラマントリガーやってます」という発言の意味が分からなかったナツカワ ハルキにウルトラマンゼットが「この人がウルトラマンご本人ってことだ」と説明する*3。
- 第10話でシズマ ユナに(恋愛的な意味で)アタックした剛力闘士ダーゴンが「笑顔だ」と自称した際、ユナとアキトが「(表情の変化なんか)分かるか!」と突っ込む中、ケンゴだけが「そんな気がする」と同調する。
ケンゴが天然故かと思われたが、生い立ちを考えると元同族故に見分けがついたというのが真相だと思われる*4
……といった伏線が張られていた。
また、自身がトリガーであると自覚して以降はトリガーの石像(石化したトリガーの肉体)から分離した状態にもかかわらずトリガーに変身できている。
レイナ(と「ケンゴ君はやはり…」と口にしたミツクニ)はケンゴがトリガー本人であることを知っていたと思われるが、何故知っていたのかは不明である。
ちなみに、3000万年前の過去から帰還したケンゴがトリガーに変身した際、トリガーダークを含む闇の巨人達も唐突に蘇った記憶に混乱する様子が見られたが、
これは恐らく3000万年前に飛ばされたケンゴの行動により、歴史が変わってしまったためだと思われる。
事実、第1話のカルミラはケンゴのことを全く知らない様子であり、そのケンゴが一体化してトリガーが復活した時にも「あたしに会うために人間を取り込んで復活したのかい?」としか言っておらず、ケンゴの素性にまるで興味がない様子であることから、
この時点の「正史」においては、トリガーダークがウルトラマントリガーへと変質した出来事にケンゴの介入はなかったと思われる*5。
しかし、
- 石板に描かれていた「エンシェントスパークレンスを掲げる男」の絵
- ケンゴの記憶にフラッシュバックした「エンシェントスパークレンスで変身する何者か」
については未だ筋の通った説明をする材料がなく、詳細は不明である。
一応、歴史介入ものではよくある「未来人が過去改変した段階で歴史の円環構造ができた」という展開であれば、
これら2つの要素は、上述の「正史」で起こった出来事ではなく、過去改変した際のケンゴが起こした行動を指しており、
闇の巨人達と同じように、ケンゴが垣間見た記憶も「正史」に合わせて修正されていたと解釈することもできる。
【アイテム】
◆変身アイテム
■GUTSスパークレンス
音声:マックスウェル・パワーズ
超古代の遺跡から発掘された神器を解析し、その構造を科学的に再現した道具(3000万年前の超古代にタイムスリップしたケンゴにユザレが手渡したものと恐らく同一と思われる)。
GUTS-SELECTの標準装備でもあるが、そちらの方は変身アイテムとしての機能はオミットされている。
通常は銃型の「ハイパーガンモード」として使用され、怪獣の力を宿したUSB型アイテム「GUTSハイパーキー」を装填することで怪獣の力を再現。
ゴモラであれば超振動波、エレキングであれば電撃光線といったように、様々な効果の弾丸を放つことが出来る。
ケンゴの持つGUTSスパークレンスは特殊な物で、グリップを可動させて銃口を開くことで「スパークレンスモード」へと変形する。
そして光の力を宿した特別なGUTSハイパーキーを装填し、天高く掲げてトリガーを引く事でウルトラマントリガーへと変身が可能となる。
第1話など一部のエピソードではバンクが流れずに変身したり、通常時も銃口を開いてからバンクへ移行するなど、近年のシリーズの中では珍しくバンクへの依存度が低い。
緊急事態に咄嗟に変身する際にもバンクが省略されたり、変身シーンすら省略してぐんぐんカット時のBGMだけ流れて上から登場したりと、
ドラマの流れを重視し、必要であれば変身バンクをカットする演出方針は『ティガ』を始めとする平成ウルトラシリーズを彷彿とさせる。
マルチタイプキーを装填するシーンに至っては本放送前の特報や翌年の客演時に使われたのみであり、本編では一度も使われていない。
歴代の変身アイテムはM78星雲・光の国の科学力で製造されたものだったり、オーパーツじみた謎の遺物だったり、はたまた主人公自作だったりと様々な製造過程で作られているが、
このGUTSスパークレンスはそれらの前例にない、「防衛チームが開発した変身アイテム*6」。
「地球製のアイテムにウルトラマンの力が宿って変身アイテムと化した」という括りであれば前例があるが、
GUTSスパークレンスの場合は「元々防衛チームが変身アイテムとして開発したアイテムにウルトラマンの力が宿り、ウルトラマンへと変身させる機能を得た」という点で異なる。
「ウルトラマンへの変身アイテムとして開発された」という経緯からか、対応するハイパーキーと、使用者に変身適性があればトリガー以外への変身も可能で、
劇中では別次元から事故で『トリガー』の世界に飛ばされ、その際のごたごたで本来の変身アイテムであるウルトラゼットライザーが破損してしまったハルキが、
アキトの用意した2機目の特別製GUTSスパークレンスと、ゼットライザーを解析して抽出したエネルギーを宿したハイパーキーを組み合わせる事で、
ゼットライザーの修理が終わっていない状態でも、ゼット及び各ウルトラフュージョン形態への変身が可能となった他、
一度人間態に変身したウルトラマンリブットも、ユナから借りた一般隊員用のGUTSスパークレンスと、ゴモラのハイパーキーに自らの力を流し込んで変質させ、
前者を本来移行できない「スパークレンスモード」へ移行させた上で、自らのハイパーキーへと書き換えた後者と組み合わせて人間態からウルトラマンとしての姿に再度変身している*7。
ただ、「地球平和連盟TPU」及び「シズマ財団」の行っている超古代文明の研究はまだまだ明かされていない事実が多く、
異星人から提供された技術も多々あるため、これら一連のアイテム群が果たして本当に純地球製と言えるのかは未だ不明である。
◆武器
■サークルアームズ
火星の超古代遺跡で石化した状態で発掘された神秘のアイテム。
ゴルバーとカルミラのコンビ相手に苦戦する中、「サークルアームズを振るうトリガーの姿」のイメージを見たケンゴに反応し、石化から解放。
独りでに飛び立ち、トリガーの手元へと召喚された。
「サークル」即ち「円形」を意味する名前の通り、赤く丸い輪の持ち手に鋭い刀身が生えた形状をしている。
刀身を動かす事で3つの形態へと変形させることが可能で、変身したトリガーのタイプと最も相性の良い形態へと切り替える。
この変形は自動的なものではなく、あくまでもタイプの特性を活かせる形態に任意で変形させているだけである。
またそれ故にタイプチェンジ縛りもなく、マルチタイプがパワークローを、スカイタイプがマルチソードを使う……といった芸当は可能である。
グリッタートリガーエタニティではグリッターブレードの影に隠れがちだが、引き続き使用可能。
変身に使用した同じGUTSハイパーキーをサークルアームズへ再装填することで、各形態ごとに異なる必殺技が放たれる。
ちなみにインナースペースにいるケンゴのサークルアームズには柄にハイパーキーのスロットが備わっているが、
トリガーが持っているオリジナルにはないという、いわゆるギンガストリウム形式。メタいことを言うと平成初期のシンプルなウルトラマンとニュージェネの玩具販売の都合というスポンサー事情を上手に両立させたという意味で非常に画期的なアイテムである。
ちなみに、「ウルトラマントリガー」となる前の姿であるトリガーダークの状態でこれを使用した描写がないことから、
「本編では使わなかったがトリガーダークの頃から持っていた」のか、「光の巨人たるウルトラマントリガーになってから手に入れた」のかは不明。
一方でイグニスが変身したトリガーダークが、トリガーが召喚したサークルアームズを使用するシーンはあるため、
召喚こそトリガーにしか出来ないが、使用するのは光の巨人であろうと闇の巨人であろうと「トリガー」ならば可能らしい。
ちなみに元々は従来のニュージェネシリーズ同様、ある程度話が進んでから手に入れる予定だったらしいが、
坂本監督がデザインを非常に気に入り、「最初から出したい」と熱望したために第1話から登場する事になったという裏話がある。
DX玩具版は3モード変形に加え、全てのガッツハイパーキーの認識機能付き、音声も充実している豪華仕様。
売り上げ的には苦戦する事が多い前半登場武器だが、サークルアームズは驚異的な売り上げを記録したらしく、
次作『ウルトラマンデッカー』でも、コレクションアイテムとの連動による拡張性の高い前半武器と、
アイテム単体で完結している最強武器という構成が継続する事になった他、後述するウルトラデュアルソードも豪華仕様で行く事が決まったという。
◇マルチソード
刀身を合わせて使用する剣形態であり、サークルアームズの基本形態。
中距離戦向きであり、剣を振って相手を斬ったり相手の攻撃を弾くのが主に使い方。
防御形態として使われることがある。
○マルチソードを用いた必殺技
●ゼペリオンソードフィニッシュ
<MAXIMUM BOOT UP! MULTI!>
<ZEPERION SWORD FINISH!>
マルチソードにマルチタイプキーを装填して発動。
刀身にエネルギーをチャージした後、大きく振りかぶって強力な斬撃波を発射する。
マルチソードを振り抜くため発生は遅いが、一発の威力は高く、範囲も広いという特徴がある。
ガーゴルゴン戦ではマルチタイプが跳躍し、縦一文字に両断する場面も見せている。
◇パワークロー
刀身を少し展開して使用する鉤爪形態。
主にパワータイプ用として使われ、近接格闘戦で直接刺すような使い方がなされる。鉤爪と言うよりかは大きな人斬り鋏に見えるが、気にしてはいけない
○パワークローを用いた必殺技
●デラシウムクローインパクト
<MAXIMUM BOOT UP! POWER!>
<DERACIUM CLAW IMPACT!>
パワークローにパワータイプキーを装填して発動。
刀身にエネルギーをチャージした後、灼熱のエネルギー波で攻撃する。
直接斬りつけたりエネルギーを叩きつけたりする事でも効果を発揮する他、地面に突き立てて衝撃波として放つこともできる。流石に敵を挟み込んで思いっきりブッた斬る技じゃなかった。
発生は早く、近距離から中距離向きだが範囲は狭い。
●ゼペリオンクローインパクト
<MAXIMUM BOOT UP! MULTI!>
<ZEPERION CLAW IMPACT!>
パワークローにマルチタイプキーを装填して発動。
刀身にエネルギーを込め、赤い輝きを放つ刃で一刀両断する。
◇スカイアロー
刀身を大きく展開して使用する弓形態。
主にスカイタイプで高速移動を行って相手の攻撃を回避しつつ、そのまま遠距離から相手に攻撃を仕掛ける。
弓幹部がマルチソードの刀身のため、この状態のまま接近戦も可能。
○スカイアローを用いた必殺技
●ランバルトアローストライク
<MAXIMUM BOOT UP! SKY!>
<RUNBOLDT ARROW STRIKE!>
スカイアローにスカイタイプキーを装填して発動。
刀身にエネルギーをチャージした後、弓幹部からエネルギーの弦が出現。
弓把部に施された銃口部から青い光矢が撃ち放たれる。
■ウルトラデュアルソード
ユザレ……使わせてもらうよ、君の力を!
<DUAL! STAND BY!>
<BOOT UP!>
<DUAL SWORD!>
『デッカー』第7話にて、未来のユザレのビジョンがケンゴに渡した、菱形の結晶体が施された長剣。
GUTSスパークレンスにガッツハイパーキー ウルトラデュアルキーをセットし、トリガーを引くことで実体化。
振るうたびに金色の刀身から光の軌跡が描かれ、スフィアメガロゾーアを切り裂けるほどに鋭い剣戟が繰り出される。
スフィアメガロゾーア撃破後は、ケンゴの手によりウルトラマンデッカーことアスミ カナタに預けられることになる。
○ウルトラデュアルソードを用いた必殺技
よし……今だ!
<DUAL! STAND BY! READY?>
ウルトラデュアルキーを再度起動させて柄部に装填した後鍔部の結晶体にあるスリットにウルトラディメンションカードを読み取り、トリガーを引くことで威力が増強。様々な効果が付加される。
◆デュアルデラシウムインパルス
<TRIGGER POWER!>
<DUAL! DERACIUM IMPULSE!>
ウルトラマントリガー パワータイプのウルトラディメンションカードを読み取ることで発動。
刀身からデラシウム光流にも似た、灼熱のエネルギー光線が発射される。
結晶から放たれる光は赤。
◆デュアルゼペリオンブレイク
<TRIGGER MULTI!>
<DUAL! ZEPERION BREAK!>
ウルトラマントリガー マルチタイプのウルトラディメンションカードを読み取ることで発動。
刀身にゼペリオン光線にも似た白銀の閃光を纏わせ、斜め袈裟斬りを繰り出す。
結晶から放たれる光は銀。
◆デュアルランバルトカウンター
<TRIGGER SKY!>
<DUAL! RUNBOLDT COUNTER!>
ウルトラマントリガー スカイタイプのウルトラディメンションカードを読み取ることで発動。
全身を青く発光させながら回転斬りを繰り出す。ウルトラ恒例・回ればなんとかなる
結晶から放たれる光は紫。
◆フラッシュマルチスクラム
<DECKER FLASH!>
<TRIGGER MULTI!>
<ULTRA COMBO!>
<DUAL! FLASHMULTISCRUM!>
カナタから手渡されたウルトラディメンションカードウルトラマンデッカー フラッシュタイプとウルトラマントリガー マルチタイプを読み取ることで発動。
紫の光が宿った刀身に、赤と青の閃光が纏わることで威力が増強。
横一文字に振りかざすことで、ゼペリオン光線とセルジェンド光線が合わさったような光の衝撃波が放たれる。
結晶から放たれる光は赤。
◆デュアルグリッターゼペリオンブレイク
<GRITTER TRIGGER ETERNITY!>
<DUAL! GRITTER ZEPERION BREAK!>
3枚のトリガーのウルトラディメンションカードが1枚に融合したグリッタートリガーエタニティのウルトラディメンションカードを読み取ることで発動。
刀身にグリッターゼペリオン光線にも似た金色の閃光を纏わせ、敵を斬り伏せる。
第19話ではウルトラマンデッカー ダイナミックタイプが繰り出したデッカーフラッシュダイナミックと同時に繰り出し、ギャラクトロンMK2にトドメをさした。
結晶から放たれる光は金。
【タイプチェンジ】
ある意味トリガーを最も象徴する能力の一つ。
トリガーはタイプチェンジで能力の傾向を変え、様々な状況に対応することが可能である。
タイプチェンジを行うと、チェンジ先の形態に応じてまずトリガーの体の模様とメインカラーが変わり、
その後に、胸のプロテクターと頭の形状が発光して変わり、チェンジが完了するという特徴を持つ。
過去作を意識した作品だけあって、ここら辺の演出は98年に登場したティガの後輩ウルトラマンや01年に登場した慈愛のウルトラマンに近いか。
上述の通り、タイプチェンジの際はまず体色が変化し、その後模様や形状が変化する方式が取られており、
例えば前作『Z』のウルトラフュージョンと違って、タイプチェンジの度にぐんぐんカットが出ることはないが、
ケンゴが現在のタイプのハイパーキーをチェンジしたいタイプのハイパーキーに取り換える必要はあるため、
変身時同様に「キーを起動→挿入→ケンゴがGUTSスパークレンスを掲げる→左から右へ横一直線に動かしながら前口上→トリガーの名前を叫びながら変身アイテムを掲げる」というシークエンスが挿入される。
ただし、このタイプチェンジ用のバンクは、各タイプの初回タイプチェンジ以降はテンポを重視してか省略されることも多く、
省略される場合は、「額のクリスタルが発光→チェンジ先のタイプ名のコールと共にタイプチェンジ」という演出になるのが基本。
一部のエピソードではティガと同じくクリスタルの前あたりで腕を一度交差させ、下ろした直後にタイプチェンジ完了という演出が行われたこともある。
なお、その『ティガ』を含む平成初期作品では、当時の技術の限界もあって「バンクや全身発光を使わず、ウルトラマンが動作の途中で流れるようにチェンジ」や、
「体色だけでなく、プロテクターの形状まで変化するタイプチェンジ」などの演出は不可能であったため、
撮影技術・映像処理技術の向上に伴ってそれらの演出が可能となった『トリガー』とそれらの作品を見比べると、時代の変化を実感できる……かもしれない。
なお、『トリガー』以前の「ニュージェネレーションヒーローズ」のウルトラマンは、歴代ウルトラマンの力を借りてパワーアップするのが一般的であり、
それもあって、タイプチェンジにあたる形態変化でも、力を借りたウルトラマンの意匠が盛り込まれたビジュアルが多かったが、
トリガーは自身の能力傾向を偏らせる、『ティガ』や『ダイナ』のようなタイプチェンジを行うこともあり、
タイプチェンジ形態には他のウルトラマンの要素を入れず、各タイプの魅力が際立つようなデザインの意識がなされている。
一方で、タイプチェンジの際には「ニュージェネレーションヒーローズ」お馴染みのインナースペースで装填アイテムを変えてチェンジするが、
力自体は超古代文明の石版から引き出されたものであり、力を行使するための手段として人工的なアイテムが使われている。
◆マルチタイプ
\ULTRAMAN TRIGGER MULTI TYPE!/
<BOOT UP! ZEPERION!>
未来を築く、希望の光!
ウルトラマントリガー!!
画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京
ULTRAMAN TRIGGER
M U L T I T Y P E !
飛行速度:マッハ5
ジャンプ力:800m
走行速度:マッハ1.5
潜行速度:マッハ1.5
地中速度:マッハ1.5
マルチタイプキーをGUTSスパークレンスに装填して変身するトリガーの基本形態。
メインカラーは赤と青紫で、頭頂部は真っすぐ上に伸びる。
パワー・スピード共にバランスの取れた性能を有しており、陸・海・空、戦いの舞台を問わない戦闘が可能である。
多彩な光線技にも長けており、手数の多さなら全形態の中で最も安定している。
◇マルチタイプの必殺技
●[[ゼペリオン光線>ゼペリオン光線]]
腕をL字の構えに組んで発射するマルチタイプの必殺光線。
白色の光線に電撃のようなエフェクトが付加されている他、発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。
●トリガーハンドスラッシュ
腕を前に突き出し、指先から青白い光弾を連射する。
威力こそ低いが、牽制や飛び道具の迎撃など幅広い用途に使用される。
●マルチ・スペシウム光線
両手を十字に交差することで、十字状の光弾を連射する。
第5話で初使用、一度はデスドラゴを撤退させることに成功した。
●トリガー・タイマーフラッシュ
両腕を交差した後、全身にエネルギーを集中させてカラータイマーから光を放出する。
第8話のキングジョー ストレイジカスタム戦で使用。
ペダニウムハンマーで動きを封じられていたゼットを救った。
●トリガースライサー
両腕から青白く輝く光の刃を撃ち出す。こちらも発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝く。
◆パワータイプ
\ULTRAMAN TRIGGER POWER TYPE!/
<BOOT UP! DERACIUM!>
勝利を掴む、剛力の光!
ウルトラマントリガー!!
画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京
ULTRAMAN TRIGGER
P O W E R T Y P E !
飛行速度:マッハ3
ジャンプ力:500m
走行速度:マッハ1
潜行速度:マッハ1
地中速度:マッハ1
パワータイプキーを用いて変身するトリガーの剛力重視形態。
メインカラーは赤だが、両肩部・両腿部に黒のアクセントカラーが施されている。
胸部アーマーはVの字のスリットが施されたものに、頭頂部はアイスラッガーを思わせる曲線状に変化する。両肩には金色のプロテクターが襷状に伸びている。
初陣ではマルチタイプを圧倒したダーゴンと互角に渡り合い、第4話ではオカグビラを一気に持ち上げるパワフルさを見せている。
第10話ではザラガスにオラオラのセリフと共に百裂パンチを繰り出し、アッパーカットを決めたものの、吹き飛ばす勢いが強すぎて危うくユナとアキトまで巻き込みかけたことも……。ダーゴンさんが指先ひとつでダウン…じゃなくて止めなかったらヤバかった
◇パワータイプの必殺技
●デラシウム光流
両腕に燃え盛るエネルギーを集めた後、右手で投げつける形で放つパワータイプの必殺光線。
ゼペリオン光線と同様、発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。
◆スカイタイプ
\ULTRAMAN TRIGGER SKY TYPE!/
<BOOT UP! RUNBOLDT!>
天空を駆ける、高速の光!
ウルトラマントリガー!!
画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)PV映像より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京
ULTRAMAN TRIGGER
S K Y T Y P E !
飛行速度:マッハ7
ジャンプ力:1000m
走行速度:マッハ2
潜行速度:マッハ1
地中速度:マッハ1
スカイタイプキーを用いて変身するトリガーの俊敏特化形態。
メインカラーは青紫だが、両肩部から胸部・両腕部・両腿部にスカイブルーのアクセントカラーが施されている。
頭頂部と両の耳元に金の装飾が施されているが、マルチ&パワータイプのようにスリット部には施されていない。
初陣はガッツファルコンと共闘してガゾートを撃破したものの、俊敏策士ヒュドラムの奇襲に見舞われてしまう結果となった。
とはいえ、その後は『トリガー』世界の始まりの怪獣ことデスドラゴ戦では空中でスカイアローを駆使し、電撃攻撃を相殺する場面を見せている。
さらに、第6話でのヒュドラム戦では怒りのマルチソード乱れ突きで圧倒、ランバルト光弾で逆転勝利して雪辱戦を果たした。
このように序盤においてはティガのスカイタイプと比べてもかなり見せ場が多くあり、YouTubeの公式配信では第8話までのサムネイル画像でも4回スカイタイプが登場している。
◇スカイタイプの必殺技
●ランバルト光弾
両腕にエネルギーの渦を集めた後、右手で投げつける形で放つスカイタイプの必殺光線。
これまた発射時にはトリガーの体のプロテクターが光り輝くという特徴を持つ。
◆グリッタートリガーエタニティ
\GLITTER TRIGGER ETERNITY!/
<BOOT UP! GLITTER ZEPERION!>
宇宙を照らす、超古代の光!
ウルトラマン!トリガァァァーッ!!
画像出典:ウルトラマントリガー(2021年7月10日~)第12話「三千万年の奇跡」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京
GLITTER TRIGGER
E T E R N I T Y !
エタニティ・コアの欠片と言われるグリッタートリガーエタニティキーを用いて変身するトリガー奇跡の形態。
メインカラーは橙がかった赤で、手足やプロテクター部に金のアクセントカラーが施されている。
菱形のカラータイマーも3つに増えたトライアングルクリスタルに変化。
これはマルチ・パワー・スカイの3形態の力が一体化しているという証でもある。
頭頂部のクリスタルも消えており、頭頂部から側頭部にかけて鋭角状の飾りも伸びている。
紫のカラーもなくなったため、一部では「ガイアV1やメビウスバーニングブレイブっぽくも見える」との声も。
戦闘スタイルはトライアングルクリスタルから召喚されるグリッターブレードというジャマダハル剣を用いた剣戟が中心。
手甲部に施された3色の結晶パーツを回転させてグリップ部のトリガーを押すことで様々な特殊能力が発動、グリッタートリガーエタニティを強化させる。
第24話における邪神メガロゾーア戦ではサークルアームズ・マルチソードによる二刀流も披露している。
当初は欠片とはいえエタニティコアのパワーが強大すぎるためか、力の制御が難しかった上、
攻撃の際に不必要なまでにエネルギーを使ってしまい、すぐにカラータイマーが点滅してしまうほど消耗が激しいという欠点を抱えていた。
二度目の変身以降は全身から金色の炎が迸るほどで、長く維持はできなかったものの、リブットとのトレーニングでそれを克服した。
ただ、制御できるようになっても、他のタイプよりエネルギー消耗が激しいという欠点は残っており、
戦闘終了と判断する等で維持する必要が無くなれば、マルチタイプ等に即チェンジすることも多かった。
パワー&スカイでは見せなかったぐんぐんカットも披露。
ダイヤ型の3色の光が画面奥に飛び込んだ後、迸る金色のオーラの中で交差した光の中央から右拳を上げるグリッタートリガーエタニティが巨大化する。
ぐんぐんカットなしでのチェンジも多く*8、この場合はパワータイプ・スカイタイプと同様に色が変わってからプロテクターが変化する。
変身前にケンゴがGUTSスパークレンスを掲げるモーションも通常時と異なり、上に弧を描く形に変化。
これはかつてのティガの変身ポーズの基本である「真下から円を描きスパークレンスを掲げる」ものと逆の形になっている。
最強形態ではあるが、この形態で止めを刺しても終わらないパターンもあり、第19話に至ってはこの形態が事実上の前座となっている。
◇グリッタートリガーエタニティの必殺技
●グリッターゼペリオン光線
ゼペリオン光線の強化版。
L字型の構えから金色の光線が放たれるが、通常時と異なりトリガー自身でも制御しきれないほどの破壊力を誇る。
初使用時にはトリガーダークを含めた闇の巨人一味に大打撃を与えただけでなく、一凪ぎで土埃が生じる様を見せつけた。一歩間違えれば大惨事だった……
●グリッタートリガーボンバー(仮称)
右腕に黄金のオーラを集め、パンチの動作に合わせて螺旋状の衝撃波として放出する。
●マルチフォトン
<MULTI PHOTON!>
グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、紫色に合わせた「マルチモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
左右にグリッタートリガーエタニティの分身が現れ、本体と同じ動作で敵を攻撃する。
本体及び斬撃の軌跡は紫、分身はそれぞれ赤と青と異なる色を持つ。某夢戦士とか言わない
●パワーフォトン
<POWER PHOTON!>
グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、赤色に合わせた「パワーモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
大地を揺るがすジャンプと共に、刀身に赤いエネルギーを帯びたグリッターブレードを勢いよく突き刺す。
●スカイフォトン
<SKY PHOTON!>
グリッターブレードを用いた技の一つ。
結晶パーツを回転させ、青色に合わせた「スカイモード」にしてトリガーを弾くことで発動。
グリッターブレードの刀身に青いエネルギーを漲らせ、残像が残るほどの超高速の連続斬りを叩き込む。
●エタニティゼラデス
<VIOLET!>
<ETERNITY ZERADES!>
グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、マルチモードにしてトリガーを弾くことで発動。
全身で大の字を描いた後、金色に輝くグリッタートリガーエタニティの周囲で紫色の波動が巻き起こる。
やがて横一直線状に三日月状の刃が生成され、グリッターブレードから放射される破壊光線と共に発射される。
これを受けた敵は縦一文字に両断され、木っ端微塵に爆発四散する。
名前の由来はグリッターティガの「ゼラデスビーム」からと思われる。
●エタニティボンバー
<CRIMSON!>
<ETERNITY BOMBER!>
グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、パワーモードにしてトリガーを弾くことで発動。
グリッターブレードを勢いよく振り上げ、土埃を上げながら突き進む真紅の斬撃を飛ばす。
第16話では刀身にエネルギーを込め、赤い稲妻を帯びたオレンジ色の光線を放った。
名前の由来はグリッターティガの技「グリッターボンバー」からと思われる。
●エタニティバニッシュ
<COBALT!>
<ETERNITY VANISH!>
グリッターブレードを用いた必殺技の一つ。
トリガーを長押しした後エネルギチャージし、スカイモードにしてトリガーを弾くことで発動。
全身を青い竜巻状のエネルギーで包み込んだ後、相手の周囲を独楽のように高速旋回して斬り刻む。
第17話ではサークルアームズのマルチソードを併用し、二刀流でメツオロチにトドメを刺した。
名前の由来はグリッターティガの技「グリッターバニッシュ」からと思われる。
※最終話のネタバレ注意!
\TRIGGER TRUTH!/
<BOOT UP! TRUE ZEPERION!>
決着だ……カルミラ!
ウルトラマン!トリガァァァーッ!!
T R I G G E R T R U T H !
◆トリガートゥルース
邪神メガロゾーアとの最終決戦で見せたトリガーの限定形態。
イグニスからトリガーダークの力を返却されたことで、ケンゴ=トリガーが「光」と「闇」の力が揃った「真のトリガー」となった時、
それに呼応するように、マルチタイプのキーがグリッタートリガーエタニティキーに酷似した意匠のトリガートゥルースキーに変化。
それをケンゴがGUTSスパークレンスにセットし、掲げることで変身した。
一見マルチタイプに似ているが、全身に黒い稲妻のような模様が施されており、プロテクターにもV字状に黒い部分が追加されている。
顔と頭頂部にも黒縁が施され、二つ目にも伸びた隈取は涙のようにも見える。また色の配色もティガマルチタイプと同じになっている。
インナースペース内でも純白の空間内に闇の粒子がケンゴを漂う描写が見受けられる。
そしてトリガー最大の特徴である赤と紫の部位は配色が反転した結果、ティガに大きく近づいた形になった。
戦闘スタイルもマルチタイプを継承しており、光と闇の力を一つに合わせた光線技を得意とする。
手刀からエネルギーの刃、回し蹴りから迸る衝撃波を繰り出し敵を討つ。
ぐんぐんカットは一筋の光が零れ落ちた後、そこから闇の渦が巻き起こってまばゆい光が迸り、トリガートゥルースが現れる……というもの。
光と闇がひとつになったとはいえ、メガロゾーア=カルミラの凄まじい憎悪にトリガーだけでは太刀打ちできなかった*9。
彼を救ったものは未来を信じる子供達の、人々のウルトラマンを励ます声であった。
◇トリガートゥルースの必殺技
●トゥルーボンバーストライク
胸の前でエネルギーを充填した後、チョップかキックと共に光と闇のエネルギーを纏った衝撃波を繰り出す。
●トゥルーゼペリオン光線
トリガートゥルース版ゼペリオン光線。
チャージ時には眩い金色の輝きが全身を覆った後、闇の波動が巻き起こる。
両腕を広げた後、光の波と闇の粒子が収束し逆L字に構えると黒い波動を纏った金色のゼペリオンが放たれる。
この時、プロテクター部も紫色に発光する描写もある。
●トゥルータイマーフラッシュ
ナースデッセイ号との合体攻撃。
エタニティコアの光を受けたナースキャノンのエネルギーを帯びたトリガートゥルースが全身で大きく大の字を作り、カラータイマーの前で両拳を重ねることで金色の破壊光線が発射される。
ここから先は、所謂ウルトラシリーズファン向けの内容。
いや、寧ろここからが本題なのかもしれない……。
【[[ウルトラマンティガ>ウルトラマンティガ]]との関係性】
ウルトラマントリガー最大の謎の一つ。
それはウルトラマンティガとの共通点があまりにも多すぎる事。
そして、それらに関しての説明が劇中では一切語られなかった事。
……など、物語開始時点である程度バックボーンが明確化されているのに対し、トリガーの場合、現段階では「ウルトラマンティガのような何か」としか言い表すことが出来ない立ち位置となっている。
上述のスペックや必殺技、タイプチェンジの名称や特性、さらには世界観までトリガーとティガは類似しており、何かしらの繋がりは確実にあると思われるが、現時点では全くの不明である。
トリガーが火星に現れたことが地球に報道された際、「ティガやダイナと似た存在」ではなく「未知の巨人」として紹介されていた。
加えて、地球の防衛隊であるGUTS-SELECTも最初からトリガーを味方とは判断せず、人類にとってどのような存在と見るべきか議論されていたことから、
「『トリガー』の舞台である地球・火星は『ティガ』及び『ダイナ』の舞台「ネオフロンティアスペース」とは異なる世界ではないか」と言われていた*10。
そして第9話「あの日の翼」にて、GUTS-SELECT創設者のミツクニが色々曰く付きのガッツウイング1号含めてネオフロンティアスペースからの漂着者という事実が判明。
これにより、『トリガー』の舞台である地球・火星は『ティガ』及び『ダイナ』とは異なる世界だということが明らかになった。
ミツクニがネオフロンティアスペース及びTPCの関係者だという事を踏まえると、
第1話でケンゴにGUTSスパークレンスを渡す際、彼にかつてのティガ=マドカ・ダイゴの姿を想起していたのも頷ける。
だが、トリガーの存在については未だに謎。
そもそも超古代の光と闇の巨人やユザレといった共通点が存在する世界に「TPCの人間が兵器ごと跳ばされる」など単なる偶然では片付けられないものがあり、
他にもガゾートやキリエル人による事件や巨人像に関わるタイムパラドックス現象、人の内なる光によるティガの分身体の降臨等、
状況の詳細に大きな差異はあれどネオフロンティアスペースにおけるティガ絡みの事件とほぼ同じ出来事が次々と発生しており、世界の繋がりに関してより謎が深まっている。
一部書籍では「ティガと同義」と説明されているが、これはどういう意味なのだろうか……?
また、かつての戦士と似た姿・能力、その戦士が得意としていた光線技と同じ名前の光線が得意技、その戦士は所有していなかった様々な形態に変形する武器を所持という点で、
2021年で生誕50周年を迎えたウルトラマンを連想した人も多い他、
中には情報公開当初から「パワータイプとスカイタイプの頭部形状が『ティガ』第1話でゴルザとメルバに破壊された石像の巨人と似ている」という指摘も。
Postscript the Trigger.
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*2 ちなみにジードとは作品のメイン監督が坂本浩一監督という共通点を持つ。
*3 ケンゴはハルキと自分のように「別人格のウルトラマンと人間が融合した」のではなく、『ティガ』のダイゴや『R/B』の湊兄妹のように「ウルトラマンへと変身する力を手に入れた人間」だと説明したようにも取れるが、ゼットがケンゴの素性を察した上でジードのように「基本形態が人間のウルトラマン」、あるいはウルトラセブンやウルトラマンメビウスのように「人間に擬態しているウルトラマン」というニュアンスで発言した可能性もある。
*4 第18話でもトリガーの記憶のカルミラが笑っていると発言しており、一応巨人達にも表情の変化は起こる模様。
*5 「ケンゴがトリガーダークを変質させた張本人」という記憶が蘇った後は、カルミラは自分の愛するトリガーを変えたケンゴに並々ならぬ憎しみをぶつけるようになっており、もしも「正史」でもケンゴ、あるいは彼に似た人間がトリガーを変質させたのならば、カルミラの性格からしてその人間の姿形を覚えている方が自然である。
*6 ただし、「ウルトラマンへの変身目的で作られた」という開発経緯を知るのは開発者であるアキトを始めとした一握りの人間だけで、GUTS-SELECTのメンバーには知らされていない。
*7 元ネタである『ティガ』の方のスパークレンスは、ティガを含む「超古代戦士(≒ウルトラマン)共通の変身アイテム」という側面があったため、そのオマージュともとれる。
*8 第14話再戦、第15話、第19話、第21話、第22話、第23話。
*9 そもそも光と闇の力でエタニティコアを制御するために変身したため、トリガートゥルースこと「真のトリガー」への変身はメガロゾーア撃破作戦の第一段階でしかない。
*10 仮に『ダイナ』より後の話だとしても、地球の人々さえ「光の巨人」を忘れていたとは考えにくい上、もし人々から「光の巨人」が忘れられるほどの年月が経ったというのなら、文明レベルが『ダイナ』と同程度なのはおかしいため。
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