登録日:2011/03/09 Wed 23:53:10
更新日:2023/09/11 Mon 12:09:29NEW!
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本項目では設定や小説に登場するνガンダムのバリエーションについて記載する。
◆目次
クリックで展開
◆νガンダム(H.W.S装備型)
最終的に『CCA-MSV』出典となった機体。
νガンダムにガンダムタイプ恒例のフルアーマー装備を施した姿。
HWSとはヘビー・ウェポン・システムの略である。
シャアの反乱の長期化に備え立案された。
全身スラスター付きの増加装甲を装着。これにより機動力を損なう事なく防御力を上げる事に成功。
攻撃面でもハイパーメガライフルなどの高威力な火器を装備している。リア・スカートアーマー内部にはサブアームも搭載されており、ビームサーベル程度であれば保持できる。
最終的にはシャアの反乱の早期終決により、プラン自体が立ち消えとなったようだ。
【追加装備】
- ハイパーメガライフル
ビームライフルを越える威力を持つ携行火器。最大威力は当時の戦艦の砲塔数基分に匹敵する。
- 肩部ミサイルランチャー
構想段階だが、サイコミュ式誘導ミサイルを積む予定もあったとか。
- 胸部装甲ユニット
前面に展開する事で内部のミサイル・ランチャーを発射できる。
元々の設定には無い武装で、RGでH.W.S装備が発売されるにあたって新設された装備。
- ハイメガシールド
元のνの盾に重ねて装備する大口径メガ粒子砲付きシールド。
威力は凄まじいが、元々のシールドビームガンのジェネレーターをそのまま使うためチャージに時間がかかる。
ガンダムバトルシリーズではミサイルを発射する。
これは発売時に設定が固まっていなかったためで、名称も違うものとなっている。
◆νガンダム(ダブル・フィン・ファンネル装備型)
『CCA-MSV』出典に分類されている機体。
バックパックの右側をファンネルラックに変更し、左右にフィン・ファンネルを装備した形態。
媒体によってフィン・ファンネルの装備数が異なる。主に以下の2通り。
- 初出となるプラモデルのインストで公開された両方に3基ずつ計6基のタイプ。
サーベルラックもバックパックの左右両側に追加で増設され、ビームサーベルの本数は左腕の標準装備と合わせて3本に増えている。実はファンネルの装着フォーマット的にはHi-νガンダムとほぼ同じ、設定資料でよく見かける方。 - 後年の作品で登場した両方に6基ずつ対称装着の計12基のタイプ。
漫画・ゲーム等のマルチメディアでよく見かけたり、武者ν頑駄無のモチーフ元になってるのはこちら。
DFFはνガンダムの完成形の一つである。
通常のνと比較すると、主に以下の点において細部が異なる。
1.口元のスリットが3本から2本に減っている
2.両肩の形状が変更されている
3.胸部装甲の白い部分の形状が変更されている
4.左肩付近にある緑色のセンサーが前側に延長されている
5.腰の脇にあるサイドスカートが細長く延長されている
6.ビームライフルとシールドの形状が変更されている
この違いの再現度について、DFF状態の立体物やイラストは解釈が毎回のように変わる。
近年のゲーム作品や立体物ではファンネルの搭載数が異なっていて上位互換機として表現し易い12基装着タイプが登場していることが多い。
Koma氏が描いた『GUNDAM WAR』のDFFは6基タイプで、森下直親氏が描いた『ガンダムウォーネグザ』のDFFは12基タイプである。
『ガンダムバトルユニバース』等はフィン・ファンネルの数が12基なので、Iフィールド(フィン・ファンネル・フィールド)の形状が正二十面体に変わっている。
また、この形態でも上記のHWSを合わせて装着可能。
余談だが、1998年にコミックボンボンにて行われた「歴代ガンダム人気投票」にノミネートされていたMSVの中で最も人気があり、なんと8位という高順位にランクインを果たした。コミックボンボンのメイン読者層のはずの小学生はMSVなんて詳しくないはずなのにランクインしてる辺り、多くの大きなお友達が投票してた事実の裏付けにもなっている。
◆νガンダム(ハイストリーマー版)
小説『ハイストリーマー』に登場した機体。
厳密にはバリエーションではなく、後述のHi-νガンダムやウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)のようにデザインが違うだけの同一機である。
我々の多くが想像する「主役ガンダム」像から大きくかけ離れており、メカニックデザインというよりプロダクションデザインと言った方が正しい。
強いて近い系統を言うなら同じくプロダクションデザイナーであるのシド・ミード氏がデザインした∀ガンダムを始めとするMS群であろうか。
◆RX-94 量産型νガンダム
『M-MSV(大河原邦男コレクション)』に登場。
HWSと同様にシャアの反乱が長期化した場合に備えて準備されていた機体。
元々νガンダムはジェガンとの互換性が高く、量産化は半ば前提となっていた可能性は高い。
また、ネオジオンの投入したサイコミュ型MS「ヤクト・ドーガ」などが量産された場合に対して、質・量共に対抗できる高級・上級機体が求められていたのも一因である。
機体カラーは青基調(胸部は紺色、その他は水色)でまとめられ、「量産型Ζガンダムの一種」ことリ・ガズィの配色に近い。なかなか美しい。
バックパックには外側方向にオプションマウントラッチがあり、ここにオプション化したフィンファンネル搭載ユニットを装備できるが*1、
これは換装によって切り替えができる優れもので、反対側のマウントにはビームガン兼ビームサーベル用ユニットを一基備え、素質があるならフィン・ファンネルを選択できる。
サイコミュの素質がない一般パイロットならば2つのインコムを内蔵したインコム用の「ツインコムユニット」を搭載・使用できる。
こちらは左右同型一対のバックパック装着ユニットでビームガン兼ビームサーベルが一基ずつの計2本となっている。
インコムは左右各ユニット2機の計4機を同時に射出展開使用が可能となっている。
おかげで無理にニュータイプや強化人間を調達しなくてもよくなるし、たまたまニュータイプパイロットがいるなら存分に才能を発揮できるしで、組織としても個人としてもうれしい仕様。
そういうハードの利便性の追求は連邦の得意である。
他の武装としては、右腕にビームスプレーガンを固定搭載。
またνガンダム用に開発された、ビームライフル、ニュー・ハイパーバズーカ、武装付きシールドなども全て運用可能。
額部アンテナはνガンダムの物から上向きに生えた一対のアンテナが削除され、4本から2本に減っている。
あまり知られていないが、実はサイコフレームも搭載している。
スペック・武装・運用性共にハイスペックで原型であるνガンダムの80%相当の性能を発揮可能で、かつνガンダム時点から量産性を考慮していたため、
シャアの反乱が長引くようなら日の目を見た可能性も高かったが、そのシャアの反乱が幸いにも短期間で収まった事で本機の量産計画は露と消え、
また他にも諸々の出来事が有った為かラプラス事変期*2やU.C.100年代以降の量産機候補としても挙がっていない。
一応、一機だけ試作された様で運用試験を行っている姿の映った資料が僅かながら存在する。
◆νガンダム・アムロプラン
『機動戦士ムーンガンダム』に登場したMS……の設計素案。
第一次ネオ・ジオン抗争からシャアの反乱までの間、ロンド・ベルとしてシャア・アズナブルの行方を追う傍らでアムロ・レイが温めていた自分用のMS。
あくまで初期構想の段階であり実機建造には程遠いが、これが後にアナハイム・エレクトロニクス社に持ち込まれ、νガンダム設計の基礎となった。
また、同時期に設計された試験機(後のナラティブガンダム)への影響も垣間見える。
それまで開発されたガンダムタイプMSの設計の平均値をとるような形で設計されており、前腕はΖガンダム、肩にはΖΖガンダムといった具合に面影がある。
武装はバルカンと背面のビームサーベルだけで、まだフィン・ファンネルを始めとした諸装備までは構想されていない。
カラーリングが異なる「PLAN A」「PLAN B」が用意されており、Aのほうが完成版のνガンダムに似たカラーリングとなっている。
◆RX-93ff νガンダム
2022年4月、福岡県福岡市の複合商業施設「ららぽーと福岡」の敷地に立った等身大νガンダム。
従来のνガンダムと違いカラーリングにアレンジが加えられており、型番も末尾にffが追加されている。
御大が正式に監修した、新規デザインのνガンダムである。
ロールアウトの前倒しで実現できなかった装備プランの一つとされており、フィン・ファンネルの代わりに一基のロングレンジ・フィン・ファンネルが装備されているのが最大の特徴。発表当時は多くのファンから困惑された代物だが、同時に「実物大の立体化に通常のフィンファンネルじゃバランスが悪すぎる」と納得された
ボディの黒色が暗いブルーになっていたり(色は富野由悠季監督監修とのこと)、パーソナルマークの赤一色の一角獣にグラデーションがかかり、カラフルになっている。
「もしこのMSが目の前に存在して動くなら」という妄想が盛り込まれた結果、
オリジナルνガンダムの曲線的フルカウル装甲とはかなりデザインが異なっている。
なおこのような形になったには前述の通りバランスの悪さもあるが、建築基準法に引っかかる為という噂がある。
そうでなくともあの形状は将来的な経年劣化の際にとてつもなく危険である。
この辺りのエピソードは「MSは小さなビル位の高さがある巨大な兵器」という事を改めて認識させる事例と言える。
ちなみに機体自体は「ラー・カイラムに残されていた実機データを基にサイドFで復元されたものがRX-93ff」という設定で、どうやらアムロ機を再現したもののようだ。
【追加装備】
- ロングレンジ・フィン・ファンネル
機体の全長程の長さを持つ大型ファンネル。
通常のフィン・ファンネルでは火力不足という事でAE社から提案された武装。
機構的にはHi-νガンダムのハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーをファンネルにしたようなもので、全長の延伸で2基のジェネレーターを搭載する事で見た目に似合う高出力をサポートしている。
本体側の改造や仕様変更で本体ジェネレーターと連携もでき、ニュータイプが搭乗すると単機で対艦攻撃も可能。
PVでは、背部に懸架したまま砲門を前方へ向けて射撃*3、分離して複数のギラ・ドーガを相手にビームライフルと同時射撃をした。
右腕部前方に接続しても射撃はできる他、Ζガンダムのライフルやメガランチャーのロングビームサーベルの様に砲口からビームサーベルを発振してサザビーの大型ファンネルと斬り結ぶシーンも見られた。
◆Hi-νガンダム
νガンダムにさらなる調整が加えられた完成型。
詳細は該当項目に記載。
【番外】
◆フェイクνガンダム
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するアルスコアガンダムがνガンダムを模倣した「フェイクニューアーマー」を纏った形態。
νガンダムに近い姿をしており、フィン・ファンネルを用いたAR攻撃やバリアを多用する。
【ゲームでの活躍】
○ガンダムバトルシリーズ
HWS、DFFが登場。
- ダウン値の低い狙撃ビームを連射できる恐るべきハイパー・メガ・ライフルにIフィールド無視のミサイルを積んだHWS
- フィン・ファンネル2セット持ちによりキュベレイ並の殲滅力、対Iフィールド性能を誇るSPAを持つDFF
どれを使うかは「お好きなように」という恐るべき性能のν兄弟。
長兄であるνガンダムが霞む事霞む事……。
○Gジェネレーションシリーズ
あのアムロが使用した主役機という事があってか、どのバリエーションも後の主役機とタメをはれる驚異の性能。
どの形態も隙がない武装、ファンネルによる高火力、システム上Iフィールド扱いのフィン・ファンネル・バリアとシールドによる高い防御力を持つ。
が、結構高コスト。更にNT適正などが高くないと真価を発揮できないのも△。
また覚醒値の問題を差し引いてもνガンダム系自体平成シリーズにはやや押されがちで、特に飛行能力がないのは痛いため、できればオプションパーツで補いたい。
量産型は、全体的な性能では本家に劣るが、コストが若干安く、武装が豊富で属性バランスもよく、さらに覚醒値の低いor無いパイロットにも使いやすいインコムがあるため、なかなか優秀。
特に量産機縛りでは活躍する。
ちなみにGジェネでは何故かインコム装備のみ登場し、フィン・ファンネル装備は登場したことがない。
設定的には艦内換装ができていいはずなのだが。
システム上Hi-νやHWS装着型が本家の上位互換に近いため、普通のνガンダムは最終的な戦力とするよりも開発ベースとして扱われることが多い。
サザビーが燃費や武装バランスの問題等でナイチンゲールより優先されやすいのとは対照的である。
DFFはハブられっぱなしであったが、「GENESIS」でついに初登場。でも何故かフィン・ファンネルの攻撃力や燃費は変わらず、機動力が少し向上しているだけである。
○スーパーロボット大戦シリーズ
勿論参戦。
初期の作品ではνガンダムがオーバーホール中という理由で初代ガンダムやリ・ガズィから始まって途中でνガンダムへ乗り換える事が多かったが、
最初からνから始まってHWSに強化されたりHi-νに乗り換える作品も多くなっている。
一時期は火力不足に悩まされたが、乱舞技であるオールレンジ・アタックの追加によって火力面でも不足はなくなってきた。
『F完』では量産型νが初登場。換装システムがなかった頃の作品であるため、入手時にフィンファンネル装備かインコム装備かを選択する。
「ニュータイプにあらずんば人にあらず」とまで言われた鬼畜バランスや、Ζの性能不足に苦しむカミーユ・ビダンのためにもフィンファンネル装備にしておくのが無難。
『第2次α』では珍しくアムロの初期搭乗機が量産型νである。この作品から換装でフィン・ファンネルとインコムを切り替えられるようになった。
最終的にニュータイプパイロットは別の機体に乗り換えているだろうから、その時はオールドタイプパイロット用にインコム装備にしておくといい。
ガンダムMk-Ⅱ、ガンダム試作1号機、百式、ドーベン・ウルフ等で間に合ってしまうかもしれないが…。
HWSも登場するが、Hi-νと同タイミングでの入手なので影が薄い。活躍させたいならHi-νをアムロに譲り、他のニュータイプパイロットの搭乗機にするのも手だろう。
『第3次α』では主人公の一人、クォヴレー・ゴードンが序盤、本来の搭乗機を封印されて量産型νに乗るという珍しい展開も。
アムロは最初からνガンダムに搭乗。HWSは中盤での追加となり、Hi-νの入手がかなり遅いため長い付き合いになる。
それからしばらくはνガンダムだけの登場が続いたが、『X』『T』『30』と久々にHi-νが登場。
また、『30』ではこれまた久々に量産型νガンダムも登場している。アムロの撃墜数次第では早期に入手可能な上にアムロの初期機体である初代ガンダムの改造値を引き継ぐ(初代ガンダムも残る)ため、νを入手するまで世話になるだろう。
○ガンダムジオラマフロント
通常版、DFF、HWS、Hiν、量産型、更にはサイコフレームが発光しているバージョンと、やたらと種類が多い。
武装違いも含めると8種類と非常に多い。
(もっともこのゲーム、同一機体・武装違いはモデリング使いまわしの都合もありかなり多いのだが。)
○機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST
福岡に等身大νガンダムが建造されるにあたり、2022年7月1日にロングレンジ・フィン・ファンネル装備のνガンダムがコスト3000でゲスト参戦した。
もともとゲームに登場することは告知されていた。しかしすでに2機のνガンダムがプレイアブル機体として参戦していることや、告知に「参戦」ではなく「登場」と記載されていたため、トライアドバトルに新規のボスとして参戦したり、武装追加という形で本機を参戦させるのでは?という予想が多かった。
…がその予想を裏切り、まさかのプレイアブル機体として参戦。参戦pvも参戦日7/1の僅か数日前であり、多くのプレイヤーに驚きを与えた。ガラッゾより緊急参戦してる
本機はνガンダムの武装バリエーションなだけなので、名称に型式番号を追加して通常版と差別化されている。ゲーム内での通称は「福岡ν」や「ffν」など。単に「福岡」とも呼ばれることも。
最大の特徴であるロングレンジ・フィン・ファンネルを用いた攻撃が非常に多い。*4
他にもEXVSMBまで存在したνガンダムのダミーバルーンが再配置された格闘CSや、ジェガン2機を呼び出すアシスト攻撃などアクションのバリエーションは豊富。
ゲーム中の性能としては、3機のνガンダム系列の中で最も近接戦闘に秀でているのが特徴。特に特殊格闘がフルクロスやマスターガンダムの横サブ射撃以上に慣性が乗るうえにステップキャンセルが可能なので、横特殊格納の薙ぎ払いは接近されたら振りまくるだけでいいと言われるほど。なので福岡νに近付いた瞬間、薙ぎ払いを数回して牽制する姿はもはや風物詩と化している。
またνのような手堅いプレイやHi-νの特殊性こそ無いが、豊富な落下ルートや接近された時の自衛力の高さから一部の機体は何もできないと言われるまでに強い。近接戦闘寄りなら遠くにいて無視すればいいという戦法も、特殊射撃の砲撃やN特殊格闘の移動力で大した影響もなく、あっという間に得意距離に詰められ「う゛お゛お゛お゛お゛!!!」「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」と叫ぶアムロに切り伏せられる。
後述の通り、リリース直後から幾度となく下方修正がされているが現状最強の名は未だ返上されていない。しかしEXVSシリーズ恒例のタイトル更新お仕置きが予想されるので、前作から今作への移行で徹底お仕置きされたHi-νのような末路を辿るのではないかと予想されている。
余談だが敗北時のリザルトポーズが非常にシュール。
なんとロングレンジ・フィン・ファンネルだけが漂うものになっている。
飛び去ったり、自爆して木っ端微塵になることで機体がいなくなるパターンはこれまでにもあったが、最初から機体本体がいないのはこれが初。
もともと武装や戦法がかなりファンネルに偏っていることもあってか、ファンネルが本体なのではないかとネタにされている。
修正を巡るいざこざ
前述の通り、運営の肝入り参戦機体とあって性能が著しく高く、2022年PDF大会予選では上位プレイヤーの多くがこの機体を選択するほど優秀な機体だった。
だがあまりにやりすぎたのか、2022年9月に「ロック距離の劣化」という恒例のささやか過ぎる下方調整を受ける。当然この程度では強みを全く削がれない本機だった。
なので翌月2022年10月に追い打ち下方修正を受ける。こちらでは特殊格闘周りの弱体化や格闘CSからの落下ルート削除など手痛い修正となった。
これでもまだ上位の性能を有しているものの、修正した時期がPDF2022大会予選マッチ中と時期の悪さが問題視された。
これに関して公式は、「『PREMIUM DOGFIGHT 2022』にご参加いただくお客様に対して、調整前より多くの選択肢が持てる競技性の高い場を用意する」「『PREMIUM DOGFIGHT 2022』にご参加いただかないお客様に対して、機体選択の多様性が高い場を用意する」ためだったと説明している。
しかし以前より下方修正に関して慎重になり過ぎていると批判の多い運営の体制、PDF予選中という過去作に類を見ないタイミングの悪さ、ただでさえ参加枠が絞られている中で発生した荒らし行為への対応の遅さなどから否定的な発言が多く見られた。
ただ、PDF予選突破チームの総計からは前作のEXVS2より多様な機体が使用されたというデータもあり、それに基づけば3000コスト帯では福岡νガンダムより∀ガンダムの方が採用率は高かった。
それでもPDF決勝では福岡νガンダム同士の対戦となってしまったが、弱体化を受けてもなお甘んじる事無く勝ち進めたプレイヤーの腕を評価すべきだろう。
……なのだが翌月2022年11月に負荷軽減のためのグラフィック下方修正を受け、更に更に2022年12月に機動力と射撃CSの下方修正を受けた。
なんとシリーズ初の4か月連続アップデート調整対象となり、EXVS2XBに入ってからアップデートが緩慢になったにも関わらず本機だけは積極的な下方調整が徹底されている。
更に2023年3月には追加で機動力と射撃CSの下方修正がもう一度入った。
それでもなお現在に至るまで環境最上位に居座っており、基礎性能の高さと確立された戦術の高さが窺える。
そして2022年12月にνガンダムHWS装備の参戦が決定。
大量のミサイルや極太のビーム照射など重武装の名に相応しい手数の多さと、格闘でも見栄えの良い攻撃が揃えられていた。
特に目玉となるのは特殊射撃の一斉射撃。ビームをV字に照射しながら正面に大量のミサイルを飛ばすためミサイルを避けようと左右に移動しすぎるとビームに引っかかるという凶悪な仕様となっている。
ではミサイルを盾すればいいのではないか?という考えに至るだろうが、メイン射撃以外の射撃武装は全て格闘ボタンでファンネルを追加射出することができるため盾めくりの可能性がつきまとう。
覚醒技はお馴染みのラスト・シューティング系攻撃。始動に前方射撃ガード付きのフィン・ファンネル・バリアーが展開される。
さりげなくリ・ガズィ・カスタムを呼び出す小粋な演出や、覚醒カットインが他νガンダム系列とは大きく異なるなど運営側の力の入れようも推し量れる。
ちなみに本機の登場でνガンダムだけで4機、アムロは7人目となった。ディジェ・福岡νガンダムに続きXBOOST稼働中内だけでもアムロ3人目の追加実装である。同率トップとなっていたシャア機*5と刹那機*6の機体数を追い越し、シリーズトップクラスの出演率を記録した。
実際の機体性能はというと、最初期は低機動力と発生の遅い射撃ばかりで扱いにくいという声が上がっていた。
特に低機動力はコスト3000に求められがちな前線維持能力を欠如しているので、スタイリッシュな格闘を決めにいこうとしても詰め寄り手段が無く手厳しいと言われがちだった。
そんな訳で2023年3月にメイン射撃と射撃CSに強化が入る。たったそれだけだがこの頃には戦術がある程度確立していた。
それは前衛ではなく、敢えて後衛にする事で発生の遅い武装をカバーし効果範囲の広い武装で奇襲を仕掛けるというものだった。
つまりこいつと同じ立ち回りをすれば良いというわけである。当然ある程度は前へ出る必要はあるが、特に誘導が強く視認性の低いミサイルで相手を躓かせればダメージを与える機会は十分にある。
○機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
RX-93ffが700コスト強襲機で参戦。ちなみにゲーム内で動かす際のビジュアル重視のためか、ロングレンジ・フィン・ファンネルのマウント位置が立像より高め。
カウンターを取ると一時的に機体性能が上がるスキルが特徴的。性質上常時発動は勿論狙って発動するのも難しいが、
そもそもの基本性能が優秀なので条件付き性能ブーストと考えれば上昇値も高く悪くない。
主兵装はDPSが高く蓄積よろけが取りやすいビームライフルとブースト移動中に射撃可能なハイパーバズーカ(別売)が選択可能。
豊富な射撃武装を間断なく回すことで強みを発揮する機体。ただし射程自体は短いのとリロード時間はまちまちで同時使用不可能な兵装もある為それなりに練習が必要。
格闘戦はこのコスト帯としては珍しく2種格闘ができないがヘビーアタックは備えており、前述のカウンターをちらつかせての駆け引きで優位に立つ機体。そういう意味でも上級者向き。
700コスト強襲筆頭であるシナンジュ・スタインと比べられると苦しいものの、対応力は高いので2機目の強襲としては十分選択肢に上がる。
また現700コスト環境は強襲2~3機出す分には問題ない点は追い風。
【ガンプラ・フィギュア】
HGUCではHWSがキット化。
νに追加パーツを足しているだけなため、νとして組み立て可能(直接全身に被せる方式ではない)。
EGでは福岡νが発売。後述のRGと同時発売で見た目のクオリティで劣りがちだが、手軽さや本体の高評価からこちらも当然人気に。
なお、付属品はロングレンジ・フィン・ファンネルとビーム・サーベルと平手のみで、ビーム・ライフルやシールドは付属せず。
ファンネルは差し替えで展開状態を再現し、右腕への装着も可能。
あと右フロントスカートのカラーリングはシールでの再現となっている。
MGではプレミアムバンダイ限定でHWSとDFFの拡張キットが発売。
ただし、DFFの方はフィン・ファンネルが1セットとディスプレイベースなどが付属するだけで、完全な状態のDFFは再現できない。
HWSはHi-νの物を利用しており、ハイパー・メガ・ライフルがビーム・ライフルにガワを被せる仕様になっていたり、リア・スカート用のアーマーが付属しなかったりしている。
RGでも同じくプレミアムバンダイ限定でHWSとDFFの拡張セットが発売。
HWSでは追加装備の実装がされているが、他の仕様はMGと同水準。
福岡νはEGと同時発売。ロングレンジ・フィン・ファンネルの展開ギミックなどが忠実に再現され、非常に大物な武装ながら安定している。
残念ながらフィン・ファンネルは肝心のアドバンスドMSジョイントが付属しないので組めない。(黒色部分担当のランナーも1枚丸ごと抜かれているため、部品注文するとトータルで数千円かかる)
SDではBB戦士 No.209でHWSが発売。
アーマーを外して武器を持ち替えれば通常のνにもなる。
後に福岡νも発売され、こちらはBB戦士 No.387にロングレンジ・フィン・ファンネルを追加した物。
フィン・ファンネルや89式ベースジャバーもそのまま付属し、特に後者はブースターベッドの代わりとすることで特別映像のシーンが再現可能である。
B-Clubから展開したレジンキットには、DFFがAセットとBセットに分かれて発売。
Bセットは設定画通り差別化された頭部・肩部・腰部や、ライフルとシールドの形状がしっかり再現されている。
超合金で福岡νが発売。メタリックな外観と落ち着いた色合いが締まって非常に高クオリティな商品となっている。
2022年10月現在では、転売屋による買占め行為がSNS上に晒され、公式に認知された事で販売が停止している。今まで購入制限や増産などの対策はされていたが、購入ルール違反による販売停止は初の事例となる。[[『そうか…!しかしこの暖かさをもった人間が買い占めして転売をするんだ!それを分かるんだよアムロッ!』>シャア・アズナブル]]
追記・修正はνガンダムは伊達じゃない事を示してからお願いします。
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▷ コメント欄
- ダブルフィンファンネルはレオン、量産型はムーンクライシスに出てる -- 名無しさん (2014-02-13 18:20:53)
- ユウキ会長が初めて作ったガンプラであるνガンダムヴレイブもここに含まれるのかな? -- 名無しさん (2014-02-13 18:43:01)
- ハイストリーマー版には星野之宣と久織ちまきの2パターンのデザインがある。あとサイバーコミックスの山下いくと版とか -- 名無しさん (2014-02-26 18:52:15)
- 個人的にはフィンファンネルを左右対称にしてしまうのは無粋だと思う -- 名無しさん (2014-05-15 21:10:12)
- 量産型νの顔が思いっきりガンダムなのが気に入らない。リゼルよろしく、ジェガンとの部品共用率が高そうなバイザーアイなら許せたのだが。 -- 名無しさん (2014-05-15 21:20:41)
- 量産型νっていえば
フィンファンネル装備型はインコム装備よか重量が6.5t重いんだよな。
νガンダム系列の機体ってファンネルパージしたら、そうとう運動性あがりそうだな
-- 名無しさん (2014-10-28 22:51:12) - アナハイムジャーナルにこっそり出てるんだよね量産型νガンダム -- 名無しさん (2014-11-27 13:11:29)
- 片側にヒレを128基装備しようぜ -- 名無しさん (2014-11-27 13:41:42)
- ↑4 量産型ν『ガンダム』なんだからガンダムヘッドは当たり前だろ。 -- 名無しさん (2016-01-03 07:47:45)
- DFFがファンネル×6なのかファンネル×12なのか悩み続けて早数年 -- 名無しさん (2016-01-30 22:01:23)
- ↑×6 陸戦型&量産百式「ああん?」 ↑×2も指摘してるが量産型「ガンダム」だから当たり前だろう -- 名無しさん (2016-04-12 14:20:21)
- ↑7 いや、俺はわかる気がするぜ!ジムにせよ量産型Zガンダムにせよ量産型ZZガンダムにせよ、実性能はともかく、みんなオリジナルよりダサくて弱そうで安そうで、コイツなら倒せそう的な安心感があるのに対して、量産型νガンダムさんは見るからにデキる奴オーラが滲み出ていてスタイリッシュだが、ピュアさに欠けている。 -- 名無しさん (2016-04-12 15:41:45)
- 割とスパロボでも出てくるよね、量産型ν。 -- 名無しさん (2016-10-23 16:42:25)
- 地上用オーキスみたいなGコマンダーってのもあったな -- 名無しさん (2016-10-24 08:38:15)
- 数年ぶりにHGUCのH.W.Sが再版されたが、やっぱ箱デカすぎ。 -- 名無しさん (2017-06-21 08:16:53)
- 量産νはUCバンドデシネに出る予定だったが、MSVの割に人気のある機体であり、やられ役にしない方がいいという判断でシルヴァ・ヴァレトと言う機体が生まれた -- 名無しさん (2017-08-13 23:57:27)
- ↑ 世が世なら、シルヴァバレト・サプレッサーじゃなくて量産型νガンダム・サプレッサーだったかもしれないとか考えると、面白いね -- 名無しさん (2019-05-30 15:31:38)
- ↑ バックパックをビームマグナム保持のためのサブアームや小型ジェネレーターを追加した専用の物にしていたかもね。元々フィンファンネル装備とインコム装備とに換装できる仕様だし。 -- 名無しさん (2019-11-15 23:46:30)
- アムロプランA/Bとファーストロットも入れる? -- 名無しさん (2020-04-20 22:15:13)
- また新しいνガンダムが増えた…… -- 名無しさん (2021-09-23 22:02:11)
- 実物大νここでいい? -- 名無しさん (2021-11-21 12:46:12)
- ロングレンジフィンファンネルはCCA-MSVカテに入るのかね -- 名無しさん (2021-11-21 14:44:27)
- RX-93ff νガンダムじゃなくてRX-93 ffνガンダムだって -- 名無しさん (2022-01-20 21:54:52)
- オリジナルのフィンファンネルなんかつけようものなら重心が恐ろしく後ろに傾くし、最悪ぶっ倒れて大惨事になるので仕方ない -- 名無しさん (2022-04-20 15:31:56)
- 量産型νガンダム(インコム装備)はクォヴレーの乗機のイメージが強い方も多そう……というかそもそも原作の活躍が…… -- 名無しさん (2022-04-20 17:58:35)
- クロブでまさかのff参戦したからνガンダムだけで3機体になった -- 名無しさん (2022-06-30 00:00:10)
- ユニコーン新作で出ないかなコイツ ジェスタのほうが性能高いけど、あっちはユニコーン周りのスペシャル機だからなぁ -- 名無しさん (2022-10-09 23:38:38)
- 量産型νガンダムはスパロボDでHi-νとνの合体攻撃要員として重宝したイメージ -- 名無しさん (2022-12-05 13:00:17)
- 福岡νガンダムのエントリーグレードは福岡土産としても優秀なガンプラ。お手軽、パッと組めて、カッコいいの三拍子揃ってる -- 名無しさん (2023-07-08 00:59:20)
- 福岡νガンダムの横にはららぽーとの立体駐車場があるから普通のフィンファンネルでは絶対引っかかるアンドたださえデカいνガンダムを支える補助脚必要だった感じだよあれ -- 名無しさん (2023-07-21 00:46:46)
#comment
*2 この頃にはジェガンベースでより廉価だが本機を超える「νガンダムの90%相当の性能」を有するジェスタが存在する為、その点でも存在意義が薄まった
*3 サザビーの腹部メガ粒子砲と相殺できる出力を見せた
*4 短い三連照射ビームと横幅の広いブーメランのような攻撃をする射撃CS、単発狙撃と照射を使い分ける特殊射撃、ファンネルをサーベルモードにし格闘攻撃をする特殊格闘、単発斬りと無限赤ロック狙撃をする覚醒技など
*5 専用ザク・専用ゲルググ・ジオング・百式・サザビー・ナイチンゲール
*6 エクシア・アヴァランチエクシア・00・00セブンソード・クアンタ・クアンタフルセイバー
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