登録日:2026/06/17 Wed 18:06:06
更新日:2026/06/21 Sun 21:39:26NEW!
所要時間:約 11 分で読めるだろう。
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激闘!サハラが燃えている!!
キミは今、スペシャルラリースト。
『パリ・ダカールラリー・スペシャル』とは、1988年にCBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)からファミコン向けに発売されたレースゲーム。
概要
世界一過酷なモータースポーツ「パリ・ダカールラリー」(パリダカ)をモチーフにしたゲームである。
(なお、スタート地点がパリではなくなったため現在は「ダカールラリー」と呼ばれている)
……後述する内容のカオスさから世間ではバカゲーとして語り継がれている。
ゲームシステム
全7(8)ステージを走破しダカール到達、そして優勝を目指す。
各ステージに制限時間が存在しており、時間切れでゲームオーバー。ステージクリアごとに経過時間が精算され、ダカール到着後に合計タイムで順位が決定される。
そして残機制を採用している。...レースゲームなのに。なお耐久度=残機になっている。
ガソリンメーターもあるがまぁ気にしなくても良い。
コンティニューは無限に可能。
ゲーム再開はパスワード方式...なのだが入力中に一文字でも削除するとパスワードが正しくとも「まちがっています?」と表示されるというバグが存在する。
アイテム
レース中に出現するアイテムを紹介する。
LIFE 取得で残機が1増加する。初期状態の3機が上限ではないのでいくらでも貯留可能。
Gマーク ガソリンメーターが増加。なお前述の通り取る必要はない。
Gマーク ボーナスゲームに出現。ガソリンが増加する。
Tマーク これもボーナスゲームに出現。制限時間が追加される。
パリダカ・激闘の道
STAGE0 TOKYO 東京
スポンサーを探せ。ナビゲーターはどこに。
情報が全てだ。街中を走り回れ。
君はパリへ飛べるか?!!
名前入力後、「ラリー出場のために日本で色々と準備しろ(意訳)」「優勝すればすばらしいなにかが待っている」と言われ東京(?)に放り出されるところからスタートする。
このステージですることを挙げると
1.車を入手する
2.ナビゲーターを探す
この2つ。パリダカの道は準備から始まるのである。
しかし2つともそう簡単には行かない。
例えば車の入手の場合...
そもそもまず金が無いのでスポンサーに金をせびりに行く
↓
スポンサーに信用してもらうためにカーマニアクラブに紹介状を書いてもらう
↓
紹介状パワーにより即決でスポンサーを取り付ける
↓
金の事を尋ねるとキャッシュカードが渡されるが、「暗証番号は課長の池田しか知らねぇから自分で捕まえて聞いてこい(意訳)」と言われる
↓
マップ上に黒服が3人出現、その中から池田を探し出して暗証番号を吐かせる
↓
銀行から出し子の要領で500万円を引き出す
↓
車屋に行き車を買う
因みに車の種類にはスポーツカーと4WDがあるが、はっきり言って最終ステージぐらいでしか違いは出て来ない。
…という妙にリアルな手順を踏まないと車が買えない。
ナビゲーターの場合は...
カーマニアクラブに行ってナビゲーターの事について尋ねる
↓
突如反射神経テストをやらされる(ここの成績如何によってナビゲーターのランクが変化)
↓
ナビゲーターひらつか獲得*1。なおナビゲーターランクによる変化は後述。
この2つを揃えたらラリー協会に行って登録をし、12日間の訓練を終えてパリに向かう。
STAGE1 PARIS パリ
パリの街をぶっ飛ばせ。
行く手を阻むのはライバルの車、そして複雑な迷路。
ほんの小手調べだ!
飛行機に乗ってパリに向かうムービーの後、突然スタートラインに車が並ぶ画面に切り替わる。そして何かタンクローリーとかトラックもいる。パリダカってこんなんだったっけ…?
ステージ1は縦スクロールの障害物避けゲーム。
このゲームではオーソドックスな縦の直線コースを進む。
他の車に触ると自機が真っ二つになって残機が1減るのできっちり避けなければいけない。
しかし敵には急に減速する奴や後ろから急加速で追い上げてくる奴がいる。特に後者の対処が重要。
そして道中には何故かドラム缶が置かれている。これも衝突で1機消滅。しかも横からも投げられてくる。メトロシティじゃねぇんだよここは
途中道幅が1/3になる。しかし敵はガンガン出てくるので非常に回避が困難。
と言うようにステージ1にしては結構難易度は高い。
BONUS GAME ボーナスゲーム
ステージ間にはミニゲームが挟まる。
内容は車の上に付けたトランポリンでナビゲーターを飛ばしてアイテムを回収する。*2
トランポリンで落下したら確実に死ぬレベル。
アイテムはガソリンアップ・タイム追加の2種だが別に取らなくても良い。
STAGE2 CITY OF PARIS パリ市街
ジャンルは迷路。
レースゲームで迷路とはこれ如何にと思う人もいるだろうがとにかく迷路。
我々が知っているようなゲームで言えばラリーXみたいな物。
このステージではガソリンを消費して黒いオイルみたいな何かを出すことができる。これに敵がぶつかると180度進路を変える。どんな化学物質入ってるんだなおプレイヤーには影響しない。この黒いオイルに敵が2回ぶつかるとGマークになるので無限に補給可能。
迷路とは別に一直線のルートもあるのだが定期的にプリウスミサイルが突っ込んでくる。これも衝突されると1機消滅するので注意。なおこのプリウスミサイル、自機だけでなく敵も轢き殺す。轢き殺された敵はLIFEアイテムに変化する。
まぁここまではギリギリ他者と競っているように見えるのでレースゲームをしているように思えると思う。ここまでは...
STAGE3 PARIS TO BARCELONA パリ→バルセロナ
森を抜け、山を越えろ!
迫りくる危機を乗り切れ、ここが君とナビゲーターの腕の見せ所
飛ばせアクセル全開だ
ジャンルは横スクロールシューティング。
このステージから車に銃が搭載される。パリダカ仕様車ってすげぇな
そしてステージ開始直後にヘリコプターが墜落してきてLIFEを落とす。中断しろ
木の根、ネズミ、明らかに殺意を持っている丸太、車の半分の大きさの糞を落としてくるカラスが襲いかかるが、これを銃撃で沈めていく。そしてヘリが爆弾を落としてくる。
空を飛ぶカラス以外は全て一発で撃墜可能。しかし敵に接触すればやはり1機消滅する。
落石や丸太や爆弾はともかく糞やネズミに耐えられない車は本当に大丈夫なのだろうか。
道中複数箇所道の欠落等が存在するが、パリダカ仕様車はどっかの怪盗のゲームのようにジャンプはできないので都度プレイヤーが降りてスイッチを踏んで通行できるようにしなければいけない。そして用意されている障害が火が噴き出す、三段跳びをさせられる、雲の上から助走をつけてジャンプする、京都のどっかの会社が発売した超名作ゲームをやらされたりする...というプレイヤーの身体能力を測るものばかりが揃えられている。
…しかしこの操作するプレイヤー、炎に焦がされようが大岩に轢かれようが数秒ダウンした後にケロリと復活する。こっちの方が車より強靭なのでは
後は崩れる橋のギミックもあるのだが、後ろの車は一体どうなるのだろうか。
ゴール直前には観客がいるのだが、どう見ても檻の中にいるとしか見えない。
STAGE4 BARCELONA TO ALGER バルセロナ→アルジェ
アフリカ大陸は目の前。
魚雷、サメなどをかわして、辿り着けるか!
アルジェの地へ!
ジャンルは前ステージと同じく横スクロールシューティング。
まずは水が豊富なエリアを進み、またスイッチを押して橋を掛けていくのだが足場の乗り継ぎに失敗すると海に沈む。複数回ジャンプすればナビゲーターが梯子を下ろして助けてくれる。なお、ナビゲーター活躍の場はここだけである。
ちなみにナビゲーター加入時に表示されたランクは、高いほど早く梯子を下ろしてくれる。逆に言えば一度もミスしなければランクは関係ない。
さぁ、突然ではあるがここで現実世界(といってもパリダカがヨーロッパ~アフリカ間で開催されていた時の話だが)のパリダカのルールについて説明しよう。
パリダカはルート上、大陸間の移動は海を越えなければいけない。その移動手段は大型フェリーとなっている。
しかしそれは現実世界の話、このゲームに現実世界の要素など出て来ない。このゲームの海越えの方法は...
自力で越境である。
流石世界一過酷なモータースポーツ… こんな車が500万で買えるたぁ大したもんだ。
水中に突入した後はグラディウスのように上下左右移動しながら襲い来る小魚やらエビやらタコやらウニやらヒトデやらクラゲやらサメやらをショットで撃墜していく。
まぁタコやウニはともかくサメは海洋生物なので良しとする。しかしいきなりミサイルがぶっ込んで来たりヘリに爆弾を投下されるのは絶対におかしい。ましてやこれは戦争ではない。
途中に海底火山があるが地中海に海底火山は存在するので良し。
STAGE5 DESERT 砂漠
果てしない大地を動物をかわして進め!
アッ、内乱が起きてしまった。巻き添えになるな。
ダカールは近い。
ジャンルはレース+縦スクロールシューティング。このゲームでは最もレースらしいステージである。
このステージは停止状態で思いっきり左右移動ができる。「車こんな動きするかなぁ」
前ステージから変わらず銃撃をすることができ、襲いかかるサソリや蛇等の原生生物を撃退していく。
銃撃がヒットすれば退散するのだがラクダは例外で、ヒットするとそこから突進してくる。
道中モグラ(?)が出現してくる。2発当てないといけないが、撃破すればLIFEが出現する。モグラは道中結構な数が出現するためこのステージでは残機が尽きて死亡というパターンが少ない。
そして道中には川があり、入ると機動力がダウンし銃撃ができなくなる。あれ?前ステージで水中でガンガン銃撃していたよね?
ステージ随一の難所に車でイカダ渡りをするという箇所がある。勿論水にドボンすれば即死。酸性プールでも作ったんだろうか。
イカダ渡り地帯を越えると竜巻が襲来してくる。当たり判定が大きく左右にブレながら向かってくるので結構厄介。
ゴール付近にはアフリカのヤバい格好をした先住民みたいな人が沿道にいる。
STAGE6 AREA OF WAR 紛争地帯
最終ステージ1歩手前にしてこのゲーム最大の問題点。
ジャンルは縦スクロールシューティングだが強制スクロール。なのでこの面ではレースゲームの本来の目的であるタイムアタックが出来ない。
シューティング、つまりは敵が出現するということだが最初に出てくる敵は...戦車である。
そう、ここは紛争地帯の名に恥じず戦車、戦闘ヘリ、戦闘機がバンバン行き交う超危険地帯なのである。課長「今年は中止でええんちゃう」
いくら銃撃ができるからと言ってラリー車と兵器はプランクトンと鮪の如く戦力差がある。
しかしパリダカ仕様車にはレールガンが積まれているのか、どれも一撃で破壊できる。
あと攻撃を喰らっても本来なら木端微塵になりそうなところが残機が1減るだけで耐えている。流石は海を越えられるパリダカ仕様車...
しかし戦車に轢き殺された場合は一撃死。途中戦車1つ丸々入る落とし穴が設置されていて、ここに落ちた場合も一撃死となる。
ここでは空軍への対抗のためか、対空用攻撃が可能。対地用と対空用を使い分けるツインビー形式で迎撃をする。
STAGE7 DAKAR ダカール
幾多の困難を乗り越えダカールへ。
挫折したライバルたちの想いを胸に、栄光のゴールへ駆け抜けろ!
いよいよ最終ステージ。ジャンルはレース。
ここに来てレールガンが取り除かれ、ようやくマトモなレースになる。
海岸沿いの細い道をひたすらに進みゴールを目指す。
ここで初めて車による性能差が出てくる。
コースの端は非常に粗い岩肌であり、スピードの高い状態でぶつかると残機が減少するが、4WDは多少耐久性が存在する。その代わりスポーツカーは速度が高い。
途中川と橋があり、橋を踏み外して川に落ちると一撃死。
6面までのイカれっぷりからの落差もあるが反射神経やブレーキの使い方も問われるため結構難易度は高い。
このステージにはバグが存在する。スタートからすぐの所で崖にめり込むとタイムや残機が表示されているゾーンに移動し、そのままアクセルベタ踏みするだけで苦も無くゴールに辿り着けるというもの。
そしてエンディングへ...
全て走破すれば夕陽を見上げるプレイヤーとナビゲーターの姿を見ることができる。
このゲームはマリオカートのようにCPUが同時に走っていないため、合計タイムが19:50を下回っているか否かによってエンディングに行くかどうかが変化する。
合計タイムは自身だけでなくライバル車のものも掲示されるが、この時せいせきはぴょう!と盛大に脱字している。
あと上記の夕陽の画面とグッドエンド時の優勝セレモニーでナビゲーターの色が違い、服だけでなく髪の色すら変わる。誰だよお前。
総評
6面まではこのゲームを作った人は本当に大丈夫なのかと思ってしまう程にイカれているが7面の本格レースはテクニックで好タイムを出す等レースゲームの要素が詰め込まれている。
そして前述の通りBGMの完成度は高く、4面BGMは水中の浮遊感が良く表現されていたりタイトル画面や5面、エンディングで流れる曲はTHEパリダカのようなテンポの良い曲。エンディングで聞いた時は感動モノだろう。
しかし「ゲームカタログ」にてこのゲームの問題点としていの一番に「パリダカの名を冠していること」と挙げられるようにわざわざこれをパリダカとして開発する必要はあったのだろうか...と思ってしまう。
…と言うように原作レイプならぬ現実レイプと言われても仕方が無い内容なので一部からはパリバカなんて言われてしまっている。
余談
『ゲームセンターCX』での挑戦の際、オープニングでナレーションに「クソゲー」と言われたり有野課長にも「これはもしかしてクソゲーか?」と言われた。
因みに同番組内ではっきりクソゲー呼ばわりされた作品はキングオブクソゲー『たけしの挑戦状』や『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』ぐらい。本作はいわゆる狭義のクソゲーと言うほど質が悪いわけではないため、これらと一緒にされるのはさすがに可哀想な気がする。
2026年現在未だに現行機への移植は行われていない。されても困るが
幸いにもそれなりではあるが中古市場に出回っているので、気になった方は是非とも探してみよう。
あにおた君、君はラリー出場のために、まずPCを開いて追記修正しなくてはならない。
必要なものを全て追記修正してくれ。
そうすれば、あのパリーダカールラリーに出場できるんだ。
そして良項目を作り上げればダカールですばらしいなにかが待っている。
&link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー}
項目変更&link_copy(text=項目コピー )&link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ)
この項目が面白かったなら……\せいせきはぴょう!/
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▷ コメント欄
- たった500万で海中を潜水し、戦車や戦闘機を一撃で粉砕する火力の兵器が搭載された車が買えるとか凄いなw -- 名無しさん (2026-06-17 18:29:49)
- 最近TGRのドライバーがレースゲーやる動画上げてるけどこれやらせてみようぜ() -- 名無しさん (2026-06-17 19:45:41)
- 準備段階のやたら泥臭い感じとレースのハチャメチャさからして、最初は真面目なパリダカのゲームを作ろうとしたのに技術かスペックの問題で頓挫したんだろうなあ… -- 名無しさん (2026-06-17 19:53:05)
- コクーン(ベイカー街の亡霊)のゲームにも『パリ・ダカールラリー』があったな -- 名無しさん (2026-06-17 22:29:08)
- 今は亡きクソゲー番付サイトでもっともあぶない刑事と共に横綱級だった思い出 -- 名無しさん (2026-06-18 00:01:20)
- せいせきはぴょう! -- 名無しさん (2026-06-18 07:40:02)
- 誰が呼んだかパリバカ -- 名無しさん (2026-06-18 07:50:54)
- こんな、パリダカがあってたまるかwww -- 名無しさん (2026-06-18 13:16:35)
- やりたいことにハードが追いついてなかった時代の産物って感じ -- 名無しさん (2026-06-18 18:40:40)
- 昔のこち亀みたいなノリのゲームで笑うわこんなん -- 名無しさん (2026-06-18 22:12:23)
- ソニーがゲームというものを全く理解していなかった時代に適当に作らせたらこうなったみたいなゲーム -- 名無しさん (2026-06-18 23:57:05)
- すばらしいなにか=やっつけED -- 名無しさん (2026-06-19 07:47:24)
- 一応観客がいる設定だけど、紛争地帯をバルカンで突き進む内容をどう思ってるのか -- 名無しさん (2026-06-19 13:16:10)
- 課長のツッコミが好きすぎる -- 名無しさん (2026-06-19 13:51:17)
- パスワード画面で一文字入力し直しするだけでコンテニューに失敗するらしいのほんま草(課長もやらかした) -- 名無しさん (2026-06-19 23:44:20)
- 何故、タグに、せいせきはぴょう!がないんだ?何かに引っかかるのか? -- 名無しさん (2026-06-20 09:07:20)
- 「地中海をなぜか史実とは異なり自力で渡る羽目になるが、一応地中海に海底火山は本当にある」「パリ・ダカールラリーは開催コースが後に変更されたほど情勢不安に悩まされてはいた」と「(実際のレースでは)そうはならんやろ→(実際のレースにも実はそうなり得る要素そのものはあったから)なっとるやろがい!」とある意味説得力乗ってるのは吹く -- 名無しさん (2026-06-20 17:10:26)
#comment()
*2 飛んでいるのはプレイヤー自身という説もあるが、プレイヤーはこの時コントローラーで車を動かす側なので恐らく車に乗っているはずである。
コメント
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