Level_34_η

Level 34 η: "クレイドル"

Level 34 η の内部の写真

理解度

60%

危険度

2/5

Level 34 η は The Backrooms の 34 η 番目の階層である。

概要

Level 34 η は、14㎡程度の広さを持つ閉鎖的空間である。この階層へ侵入した人類は、意識の混濁を覚え、不明な記憶を獲得する。獲得する記憶は、それぞれにより異なるが、以下のような共通する特徴を含む。

• 耳元でビニールを丸めるような音が聞こえ続ける。
• 老婆に親切にされる。
• 体が空中に投げ出される。

この記憶の意味するところは不明だが、身体が空中に投げ出される記憶の獲得後、その人を襲っていた意識の混濁は消失する。以降、この現象は発生せず、不明な記憶を獲得した他の影響は発生しない。

この階層の外壁は青色の不明な素材で構成されており、触れた際は石材の様な質感を示す。外壁には、外壁と同様の素材で構成された扉に見える構造物が存在するが、開閉する機構は存在せず、外壁と一体化している。天井部分に無影灯に見える構造物が存在する他、空間内部から医療器具に見える複数の物品が発見されているため、部屋の様相は手術室であると評価されるが、何れの構造物/物品も扉と同様に外壁と同様の素材で構成された模造品であり、稼働/利用することは出来ない。以下は発見された物品群である。

• 注射器のような物体
• ポンプのような物体
• 鉗子にも鋏にも見える物体
• チューブ状の物体

扉に見える構造物は空間を完全に隔絶しておらず、底部には扉の向こうを覗き見ることが出来る隙間が存在する。扉の向こうにも空間が存在しており、保育器の様なものが確認できる。前述の物品群の存在や、この保育器の存在から、この空間は産婦人科医院の特徴を持つと評価出来る。

扉の向こうの空間の奥には、更に扉の様な構造物が存在しており、さらなる空間の存在が示唆されている。ただし、この扉は構造が省略されていると評価できる外見を持ち、遠目に見ても開閉するようには見えない。これまでに複数の人が、扉の向こうにアクセスするために様々な手段を用いた試みを行ったが、成功した例は存在しない。これらの要素から、扉の向こうは視認情報としては確認できるものの、空間として実在しているかについては疑問視されている。

入口

• Level 0 で一定の特徴を持つアーモンドウォーターの瓶を発見し、摂取することで、 Level 34 η に辿り着く。このアーモンドウォーターの瓶はラベルが酷く劣化しており、印刷されている文字/意匠を読み取ることが出来ない。また、味にも特徴があり、摂取者は薄い塩気と苦みを感じ、味への懐旧を訴える。
• Level 33 η で不自然な円柱を破壊すると Level 34 η に辿り着く。

出口

• 発見されていない。人間が Level 34 η に長期間滞在していると、不明なプロセスで Level 0 へ辿り着く。プロセスの発生タイミングは不明であり、短い例で数か月程度、長い例では数年を要する。但し、何れも生還したケースの実例であり、絶命しているケースなどでは更に長大な時間を要した可能性に留意するべきである。

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