翻訳/Level_906

ページ名:翻訳/Level_906


生存難易度:此処は安全です。親愛なる方々。
»⠀安全な場所よ。
»⠀危害はない。
»⠀あなたに会えて嬉しい。

Level 906:"The Cygnus Archive"(シグナスの書庫)

Level 906に似たFrontroomsの図書館。


Level 906は、The Backroomsの906番目の階層である。シグナスの書庫として知られるLevel 906は工作員のドーン・マルケサと彼女のチームが誤って本に外れ落ちてしまった結果発見された。ログ 906-1 にこの発見が記録されている。ただし、この記録は早くても2/1/#△円πからのもの。

目次

概要

Level 906は巨大で果てしない図書館であり、Frontroomsに見られるゴシック様式、ビクトリア様式、バロック様式の建築要素で広く飾られている。このレベルではカメラと録音機器が不可解に機能不全に陥るため、このレベルの写真、ビデオ、または音声記録を撮る試みはすべて失敗した。

図書館の木製の棚の殆どは本、ノート、フォルダー、さまざまな言語で書かれた無数の文書でいっぱいで、その大半は理解できない。棚のいくつかは重力の影響を受けず浮いており、補助なしで到達するには木製のはしごを使わねばならない。図書館は燭台で照らされており、信じられないほど高い天井からぶら下がっているにもかかわらず図書館全体に適切な照明を届けている。天井はステンドグラスで描かれた風景画で飾られており、到達することは不可能で近づけば近づくほど遠ざかるように感じられる。木製の床には、金色の装飾が施された青いベルベットのカーペットが敷かれている。

M.E.G.によって描かれたLevel 906の区域の簡単なスケッチ。ドーン・マルケサ工作員によるもの。


本、フォルダ、巻物、またはメモがレベル内に現れたり、レベルから外れ落ちていくのはよくあることだ。様々な言語の普通の本から忘れられたアルファベットの古代の巻物まで多様だが、それらにはすべてブランシュの署名がある。

エンティティ

シグナスの書庫には図書館自体を管理している固有エンティティがいる。このエンティティは長いブロンドの髪と水色の目をした、背の低い青白い人間の女性の外見をしている。彼女は通常複雑な模様のティーガウンを着ているが、ボールガウンからバトラースーツ、メイドドレスまで様々なドレスやスーツを着ているのが見られ、自分自身を「ブランシュ」と呼称している。彼女は訪問者を非常に歓迎し、相手が誰でもお茶に招待する。訪問者が失礼な態度をとった場合最初に警告され、次にブランシュからマナーの欠如を指摘される。それでも行動を直さなかった場合、適切な礼儀作法で説教される。また敵対的な訪問者は超常的な力によって動けなくされ、相手が敵対的な行動を示し続ける場合図書館から追い出され、元のレベルに戻される。

さらに、ライトガイドがレベル内をよく浮遊している。これらは自発的に消え、ちらつき、一見気まぐれに動くことが報告されている。これは他のレベルで観察された同じエンティティの実例からはかけ離れた行動だ。

注目のエリア

ブランシュのオフィス

Level 906を訪れた全ての人の入り口。ここはレベルの中央にある小さなエリアで、ブランシュが殆どの時間を本を書いたり、読んだり、ゲストを待ったりする場所である。書記机、様々なテーブル、椅子、棚があり、ブランシュのお気に入りの本や未完成の作品が置かれている。この部屋で見つかった物には次のものがある。

  • E.アイルが描いて署名したブランシュの肖像画。
  • 「ブランシュのガイド-美味しい料理」というタイトルの未完成の本。
  • それぞれ「月の本-ベース 1」と「アズハルの巻物」というタイトルの2つの古代の巻物。
  • 人間哲学に関する多数の著書。
  • 14世紀から1950年代までの数枚の楽譜を含むフォルダで、その殆どはハープシコード、オルガン、ピアノのために書かれている。
  • いくつかの言語で書かれた宗教的な様々な本。
  • 首元に「フリーハグ」と書かれたキャプテンの等身大ぬいぐるみ。
  • 植物学に関する充実な書籍。
  • コロンビーナマスク。
  • さらに「読むべき本リスト」というラベルの付いた棚から、次の本が見つかった。ブランシュによるとこれらの本はゲストから贈られたか、彼女へ勧められたものらしい。
+ブランシュの読むべき本リスト
-ブランシュの読むべき本リスト
  • 未知の言語で書かれた、コーネリア・フンケによる「インクハート」三部作のフルセット。
  • アイザック・アシモフによる「財団」のスウェーデン語版。
  • フランク・ハーバートによる「砂丘」のポルトガル語、2巻版。
  • ウィリアム・ギブソンによる「ニューロマンサー」、「カウントゼロ」、「モナ リザ オーバードライブ」、「バーニングクローム」の英語版。
  • アーネスト・クラインの「レディプレイヤーワン」の英語版。
  • マドレーヌ・レングルの「時間の皺」の英語版。「グリッチ」、「ちらつき」、または他の現象で歪んでいると報告されている。
  • 様々な言語で書かれた「戦士猫」の本がいくつかあり、すべてエリン ハンターによって書かれている。
  • ランドール・マンローによる「もしも」の英語版。
  • ジェーン・オースティンの「プライドと偏見」のフランス語訳。
  • グレゴリー ファーシュとダニエル リプコウィズによる「レゴ ミニフィグ:年ごとの視覚辞書」の英語版。
  • 『ホビット』『シルマリオン』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなど、J・R・R・トールキンの全英訳書集。
  • スティーブン・キングの「It」をルーマニア語に翻訳。
  • タガログ語で書かれたホセ・リサールの「ノリ・メ・タンゲレ」のコピー。
  • アンジー・セージによる「マジク」の英語版。
  • ティモシー・ド・フォンベルによる「トビー・ロルネス」のフランス語版。
  • マリッサ・マイヤーによる「石炭殻」の英語版で、タガログ語で書かれたいくつかの緩いメモが含まれている。
  • マロリー・ブラックマンの「ノーツ & クロス」の英語版。
  • レイ・ブラッドベリの「華氏451度」のマルタ語版。
ティールーム

ティールームの再現。


ティールームは、図書館の真ん中にある小さなキッチンエリアで構成されている。作業用のオーブンとコンロ、数種類のお茶が入った様々なキャビネット、磁器のカップと皿、銀食器、膨大な量の料理本でいっぱいの戸棚がある。ここでブランシュはお茶とビスケットを用意し、時にはゲストのために食事を用意したりもする。彼女のお茶会はだいたい1時間から2時間続く傾向があり、その間ブランシュはゲストとおしゃべりしようとし、ゲストの生活から興味、専門分野まで、様々な話題について尋ねてくる。

ゲストルーム

Level 906にはゲスト用の空の寝室が不明な数ある。ブランシュはこれらの部屋を自由に変更および弄ってゲストのニーズに合わせることができることを示した。このように内装が変わるため、ここの部屋の可変性は客観的な説明を不可能にする。負傷したゲストはブランシュが傷の手当てをしている間、部屋の1つに運ばれる。また部屋のうち1つは、彼女の執事であり助手であるトム フォン ハデラッハが使っているようだ。

その先を垣間見る

Level 906に長時間いると俗に「その先の目撃」として知られる現象が発生する可能性があると噂されている。証言、報告、およびその他の種類の確認はないが、噂は無視できないほど広まっている。この現象は神経に深刻な傷を与え、記憶、アイデンティティー、認知能力の喪失、場合によっては死に至る可能性があると言われている。

基地、コミュニティ、前哨基地

このレベルには基地、コミュニティ、または前哨基地はないが一部の訪問者は図書館に数週間、長いと数か月滞在しているらしい。

入口

ブランシュのサイン。


  • シグナスの書庫に入る唯一の既知の方法は、Backroomsに散らばっている彼女の本または文書にあるブランシュの署名を人差し指で左から右になぞることだが、場合によっては触れるだけで十分だったりする。署名の写真、コピー、印刷、または模写では何も起きなかった。

出口

  1. 丁寧にブランシュにお願いすると、彼女はそれが安全なレベルであればお願いしたレベルへの出口に案内してくれる。
  2. 過度に失礼または敵対的な行動を示すとレベルから強制的に追い出され、元いたレベルが安全なレベルの場合は入ったときの場所に戻り、安全なレベルでなかった場合は安全なレベルに戻る。


この記事はLevel 906(wikidot)を狩人の少女が翻訳したものです。Level 906(wikidot)はSnomWriting様が作成したものです。



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