翻訳/Level_998

免責事項

この記事ではやや重く重要なテーマとして、自殺という考えを取り上げています。それが不安、不快、または引き金となるものである場合はこのレベルをスキップするか、自分の裁量で読んでください。

生存難易度:クラス 多様

»⠀安全性が変わる。

»⠀環境変動が予測不可能。

»⠀エンティティの遭遇可能性も変動する。

Level 998:"A Path Across Hell, and Towards Any Beyond"(地獄を横切り、その先へ)

上側の部屋の天窓から見たLevel 998の空。

Level 998は、The Backroomsの998番目の階層である。

概要

Level 998は、雲のような空白の地面の世界である。床の雲は3Dテクスチャまたはホログラフィック ディスプレイに似ている。雲は個々の放浪者の位置と視線に基づいて移動する可能性があり、雲に奥行きの錯覚を与えているが実際は、幻想的にふわついた雲の外観と触感の平らな表面でしかない。

1階の上から見た、Level 998の始めの階段。

平坦な雲がLevel 998の大半を占めているが、Level 998に繋がるすべての入り口はコンクリートの吹き抜け階段の一番下側に至る。これは入り口になったレベル関係なく同じである。

8段の階段の最上部には何もない小さな部屋がある。最近Level 998に進んできた人の数を概算するために手置きの小さな小石が置かれ始めた。石の数は不明。Level 998の雲の大地への入り口近くが映った最後の画像には、ぎこちなく散らばった山に約38個の小さな岩が残っていることが示されていた。

吹き抜けの上にある空の出入り口、雲の大地へ。

Level 998の最後の部屋の先には前述の雲の大地がある。最初の部屋は外から見るとシンプルな四角い部屋のように見え、超高層ビルの屋上にあるエレベーターハウスと同様な様式である。外側には屋根の周囲の幅木を除けば、他には何も無い。屋根へのアクセスが不可能なため屋根の表面に何があるかは不明だが、三角形の天窓が存在することから屋根の大部分を天窓が占めていると推測できる。

Level 998の雲の大地はほとんど変化がないが、約30kmを超えるとレベルの性質に変化が見られる。雲は灰色になり始め、空はそれに沿って同様の色合いに染まり出す。色の変化と同時に冷たいそよ風が辺り一面に吹き始める。これにより室温からさらに約11°C(約52°F)まで温度が下がる。

スマイラー、ダラー、エンティティ 17に感染した人型および非人型生物、ウッドリンなどの「一般的な」エンティティは頻度は低く様々ではあるが、Level 998の深みに行く程見られるようだ。Level 998の冷たい灰色のセクションをぼんやり彷徨っているエンティティはパッと見敵対的ではなく、少なくとも通常の行動を示さない。

前述の通りこのレベルのほとんどのエンティティは、だいたいは移動するだけだ。エンティティは同じ空間に放浪者がいることにさえ気づいていないように見える。そして凡そ、エンティティはレベルの中心地から離れて外に移動している。

ただしLevel 998内のエンティティは、厳密に安全で人に無害であると見なされるものではないことに注意してください。Level 998でエンティティを挑発したり、近づきすぎたり、運が悪かったりすると放浪しているエンティティが攻撃したり、通常通りの行動をする可能性があります。

リーダーズの元メンバーが撮影した、Level 998の未知領域への境を示す写真。

2番目の灰色の雲の領域の境界を通り過ぎると、放浪者はLevel 998の3番目のセクション、おそらく最後の領域に至る。空の雲だけでなく、地表の雲も溢れ出す。この場所では天候が悪化する傾向があり、最大29m/sの風速の強風や暴風雨が吹き荒れる。

これを確認または否定する画像はないが、この辺りのエンティティは以内の領域より多いと言われている。灰色の中間ゾーンと同様にこれらのエンティティは通常の行動とは違い、代わりに放浪者と同じ外への道をたどっている。特にスマイラー、ハウンド、レッチェ、クローラー、ペストゴブリン、ラングラーなどのより動物的なエンティティによって攻撃される可能性が依然として存在はする。

強風と同様にLevel 998 の土砂降りは、特に激しくなる可能性がある。激しい雨がこの最も外側の領域に降り、ここまで来た旅行者を押してしまうこともある。Level 998の黒い雲の領域を15km進むと、途切れることのない大きな霧の嵐の端が見える。雲は真っ黒で、雷鳴と雨が降っている塊の内部はほとんど見えない。嵐自体の風速は31m/sに達し、雨は強く激しい豪雨となり、大きく、荒く、苛烈な水滴となって降り注ぐ。

この時点から、Level 998は完全な謎だ。ほとんどのカメラ機器とデジタル技術は過酷な風と雨に耐えられず、前述のより激しい豪雨に入って数分以内にほとんどが壊れ水浸しになってしまう。1925年まで遡ると、Backroomsの住民の心にはLevel 998は平和な「避難所」に辿り着くためのひどく過酷な試練であるという考えが定着していた。この考えを信じてこのレベルを行くのは通常、悪い状況、病気、喪失、その他の身体的または精神的な病気に悩まされ、より良い場所に行きたいという欲求が行動を駆り立てる貧しく不幸な生活を送ってきた人。Level 998についてもう1つ広く受け入れられている仮説は、其れは何処にも通じておらず最も暗く最も過酷な領域は致命的な嵐でしかなく、来る人全てを迅速に殺すというものだ。この仮説はより悲観的だが、これを受け入れる者はそれでもLevel 998に行く。これを信じる人は嵐の手による死が比較的簡単で痛みのない自殺方法であると信じているからだ。平穏で澄んだ生活のためにLevel 998を越える人々と同様に、人は単に自分の死を自分の意思で決めるためにLevel 998を越えることがよくある。この道を信じるほとんどの人は老人、末期の病気であるか、Backroomsのレベル、エンティティ、およびオブジェクト由来の重傷を負った人であるかもしれない。

基地、前哨基地、コミュニティ

実際にはLevel 998に住んでいるわけではないが、スピリッツはB.N.T.G.初期の頃から存在していた非公式の要注意団体だ。M.E.O.D.の形成時に2022年まで取引組合に居住しているスピリッツは、Level 13.1内に拠点を構えている。

彼らの主な目標はLevel 998に入る人々を団結させること。彼らがどの解釈を信じているかに関係なく、メッセージを広め、不幸な人たちを集めようとしている。

十分な数の人々を集めた後、少数の2人または3人がLevel 998に繋がる多くのレベルの1つに行き、彼らの信心の下に向かわせる。このグループはまた個々の塗装された石をLevel 998の外にあるドアに置いて、このレベルの最後にあるものに移動する前にメッセージ、シンボル、または石に好きなものを塗って、記憶の記念碑として残している。

このグループは道徳的安楽死に反対する人々や、自分の命を犠牲にすることを望まない個人を引き付けていると信じている人々と論争を巻き起こしてきたが、M.E.O.D.が運営を続けることを可能にした。

入口

• Level 998には幅広い入口があり、前例のない程数が多い。常に入り口となるのはエレベーターやエレベーターに似た白い金属製の両開きドアだ。これらを押すと、Level 998.9の始めの階段につながる。

出口

Level 998の出口は今でも謎のままだ。500 AD12に遡る言及にもかかわらずLevel 998の端が実際に何処に繋がるかは分かっていない。

Level 998がもたらすものについての一般的および具体的な詳細については多くの仮説があるが、具体的な証拠がなければ記録されない。Level 998へ行く人は待ち受けているものを信じ、その重要性を認識している限り、おそらくはその結末へと行けるだろう。

M.E.O.D.はLevel 998を行き自分自身を解放する個人を容認しないが、Level 998の果てに横たわる偉大な先に行こうとする人々を止めるものはない。

此の道を行く貴方に、其れの終わりに平和が在ることを願っています。

この記事はLevel 998(wikidot)を狩人の少女が翻訳したものです。Level 998(wikidot)はBoringTalking様が改稿し、1000dumplings様が作成したものです。

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。