翻訳/The_Body

生存難易度:クラス 0

»⠀安全である。

»⠀安定している。

»⠀エンティティはいない。

ディール

細い骨

The Bodyは、前腕の骨、橈骨、尺骨の間に位置する関節である。橈骨と尺骨によって形成されるこの関節は、橈骨と尺骨の茎状突起の間にある関節円板によって橈骨手根関節から分離されている。関節包は弛緩しており、下嚢状陥凹から尺骨幹まで伸びている。近位橈尺関節とともに、遠位橈尺関節は回内と回外を可能にする。手首の骨は、理想の影響でゆっくりと溶けていく。

交換できるよ。

目

The Bodyは前部と後部で構成される、2ピースの融合したユニットだ。前眼部は角膜、虹彩、水晶体で形成される。角膜は透明で湾曲し、水晶体、網膜、脈絡膜、および強膜と呼ばれる外側の白い殻で形造られたより大きな後眼部に繋がっている。目の水晶体は、理想の影響でゆっくりと割れていく。

交換できるよ。

皮膚

The Bodyは薄皮、上皮、粘膜、筋肉、神経、血管などの軟らかな組織で構成されている。皮膚には皮脂腺があり、粘膜には鼻腺がある。理想の影響で鼻の皮膚はゆっくりと剥がれていく。

交換できるよ。

儚い心臓

The Bodyは胸椎T5-T8のレベルで中縦隔に位置している。心膜と呼ばれる二重膜の袋が心臓を取り囲み、縦隔にくっついている。理想の影響で心臓はゆっくりと鼓動する。

交換...できる、かな？

完璧な純度

The Bodyは人間の構造。それは多くの細胞で構成されていて、組織を作り、臓器を創る。それらは、人体の恒常性と生存能力を保証する。理想の影響でゆっくりと殻は剥がれていく。

交換。

純粋な鼓動

完璧な存在になりたい。食べたり、飲んだり、排便したりする必要のない存在。生殖器と怒りを欠いた存在。息をする必要も無い、鼻が必要ない存在。耳も目もいらない、耳を傾けたり、新しいことを学んだりする必要もない存在。私は生きたいけれど、存在もしないもの。私は静脈に血が流れていない存在になりたいけれど、代わりに色付きの甘い水が流れてる。何も感じたくないから、争いでバラバラになったら自由を満喫する。しかし、こうなるには「私」の概念は完璧な存在にとって異質であるから、私は自分自身を捨てねばならない。けど、人生の単調さ故に私の脳がずっと前から単なるゼリー状の塊でしかなくて考えることができないなら、どうすれば完璧になれるだろう?完璧な存在になるには、自分自身を少しずつ再構築せねばならない。しかし、すべてが私であるなら、どうすればこれを行うことができるのか...

かけがえのないもの。

概要

The Bodyは赤い壁紙が張られた空っぽの部屋で、その下には未知の物質のチューブがあり、人の血が流れている。チューブ自体は壁紙から突き出ており、放浪者の心臓の収縮音に合わせてリズミカルに脈動する。

人の意識は変化しないが長くとどまるほど、身体に不可逆的な変化が起こる。このレベルは人体の病気の部位を健康な部位に置き換える。このプロセス自体は無痛。新しい臓器がどこから来たのかはわかっていないが、多くの場合元の臓器とは大きく異なり、人のサイズに合わないことさえある。たとえば、大人の手が子供の手と入れ替えられたりなどだ。にもかかわらず新しい部位はごく正常に機能する。

入口

レベルに到達する唯一の方法は睡眠である。病気や機能不全の臓器を持つ放浪者は、夢の中で人体の形をしたドアを見ることがある。それを通ると、このレベルに辿り着く。

出口

臓器置換プロセスの終了後にのみ、このレベルを出られる。新しい臓器を受け取った後、放浪者は眠りに落ちた場所にいることに気づくが、体の部位は新しくなっている。

...はて、それは本当に新しいものなのでしょうか?

この記事はThe Bodyを狩人の少女が翻訳したものです。The BodyはPytho様が作成したものです。

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