逆転の死刑台(逆転裁判(漫画))

ページ名:逆転の死刑台

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更新日:2026/03/06 Fri 16:16:45NEW!
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誰か‥誰か助けて‥‥


蜘蛛がっ
蜘蛛が来るっ!!


「逆転の死刑台」とは、前川かずおの漫画版『逆転裁判』第2話のタイトルである。
別冊ヤングマガジン2006年18号から2007年21号にかけて全4回で連載され、単行本では1巻と2巻に収録された。



※以下ネタバレが含まれますので、未読の方はご注意ください。



■ストーリー
9月20日、成歩堂と真宵の二人は大手IT企業・サイバープロジェクトの社長宅に呼ばれていた。
社長・小森朱宗の依頼は、近日逮捕されるかもしれない自分の弁護。
遡ること2週間前の9月6日、彼の会社の新入社員・木村次郎がわんぱく公園で転落死する事件が発生しており、
その時のおびえた様子と、その日彼に最後に会ったのが小森社長だったことから、彼の死に関与していることを疑われていたのだ。


小森家のピリピリした空気の中、次郎の兄である初郎が訪ねてくる。
次郎の死の真相を調べていた初郎は、社長には引きこもりの弟・笹夫がおり、彼がかなりの蜘蛛マニアであること、
社長により敷地内の別邸を与えられて暮らしていること、事件当日社長の命で家にいなかったことを調べ上げており、
さらに次郎が重度の蜘蛛アレルギーであることを明かす。
成歩堂たちが別邸を調べると、そこは無数の蜘蛛が飼育され蜘蛛に関わる書籍が敷き詰められた「蜘蛛屋敷」であり、
さらに社長にとって都合が悪い時には椅子で笹夫を拘束できる装置があることが判明。
成歩堂たちは、社長は次郎をこの蜘蛛屋敷で怯えさせて死に追いやったと確信する。


今回の弁護を断ることを伝えようとする成歩堂だが、社長の姿が見えない。
その後、社長から自宅に向けてインターホンで連絡が入る。
社長は別邸の椅子に拘束されており、次郎が蜘蛛男として蘇って、自らに復讐しようとしていると伝えてきた。
拘束を解除するためブレーカーを落とすように伝えられ、娘の沙羅が実行するが、再度ブレーカーを上げたときには炎上する別邸の姿が‥‥。


警察の捜査の結果、社長は鈍器で殺害された後、別邸に放火されたことが判明。
社長宅には防犯カメラとセンサーがあることから犯行は当時現場にいた者に断定され、事件当時のアリバイがなく酔って寝ていた笹夫が逮捕される。
笹夫の理解者の一人である蜘蛛の研究家・山城教授に弁護を依頼され、成歩堂はそれを受けて法廷に立つことになるが‥‥。



■登場人物
○弁護側

主人公。ご存知恐怖のツッコミ男。
今回は笹夫の逃がした蜘蛛・ヒトミちゃんを捕まえる虫かご代わりに自分の一張羅のポケットを使われてしまった。
やっぱり貧乏らしく、高級品だらけの社長宅では落ち着かず、真宵によると「電気代が払えなくて困っています」とか。


成歩堂の助手で霊媒師。
最近は仕事が忙しいという理由でろくに外食に連れていってもらえないらしく、社長宅でのごちそうを期待していたが、
社長の慣習で猫まんまを食べることになり涙を流していた(しかししっかりおかわりして、別邸調査後ももう一度食べていた)
成歩堂と対照的に高級品の数々に全然物怖じせず、剥製を持って帰って事務所に飾ろうとするなど危なっかしい行動を見せる。
突然現れた笹夫に驚いて成歩堂に抱き付いたり、別邸の拘束装置に縛りつけられたりと、エロ可愛いサービス多め。
○被告人

  • 小森笹夫(こもり ささお)

事件の被害者である社長の弟。35歳。
小柄で太った体型と蜘蛛の脚のように乱れた髪型でいかにも不衛生・不摂生な印象。
しかし実際は蜘蛛屋敷の管理や設計などから、かなり神経質で几帳面な模様。
内気で暗い性格から無職で引きこもっており、兄に与えられた別邸で無数の蜘蛛を飼っている。
この蜘蛛への愛情と、別邸の書物のコレクション性の高さから、別邸に放火する犯行は不自然という判断も成歩堂が弁護を引き受ける理由となった。
兄から疎ましく思われていることを自分でも理解しており、次郎の事件当時に大阪の支社まで書類を届ける仕事を任されたことに
「初めて兄に頼りにされた」と喜んでいたという。
事件発生当時は初郎の持ってきたビールを飲んで倉庫で一人酔っ払っており、アリバイがない。加えてポケットにライターがあったことも決定的となった。


○検察側

検事局の検事。漫画版では今回のエピソードで初登場。
次郎の人物像を社長から伝えられた真宵は彼に似ていると評した。
キザでイヤミな言い回しが強くなっており、調査中の成歩堂からそれを相手にされないという新たな芸風を身に着けている。
ついでに甘いもの好き属性も追加され、おやつにトノサマンジュウを持ち歩いていた。


○警察側

所轄署の刑事。漫画版では今回が初登場。回想映像では社長の取り調べも担当していたようだ。
『3』時点で何度も事件現場にて成歩堂と出くわすため「全ての事件の元凶では」と疑っているのだが、
今回またも出くわしたため「一度お祓いしてもらったほうがいいッス!」とぼやいていた。
それはアンタもッス!
法廷パートでは出番なし。


  • 原灰ススム

イトノコ刑事の部下として登場。
酔っぱらって寝ていた笹夫を容疑者として逮捕する。


○裁判官

地方裁判所の裁判長。
ボケが少なく、割と普通に驚き役になっており、やや印象が薄い。


○証人

  • 小森姫子(こもり ひめこ)

被害者である社長の妻。39歳。
夫との関係は完全に冷え切っており、食事やコーヒーを持ってこさせようとする社長に「あなたの召使ではない」と拒絶している。
笹夫の食事は彼女が運んでいたらしく、彼の世話係の側面もあったようだ。
当初はほぼ表情が変わらず、成歩堂たちにも冷たい態度をとっていたが、事件発生後は激しく動揺を繰り返している。
2週間前の次郎の死の真相と、それが笹夫にとって社長の殺害の動機になりうることを証言する。
事件発生時は小森邸におり、成歩堂たちと共に社長と会話していたのでアリバイが成立している。


  • 小森沙羅(こもり さら)

社長の一人娘。19歳。
笹夫への態度や次郎の死への疑惑から、父である社長を激しく嫌悪しており、成歩堂に「弁護しても無駄」と主張していた。
お嬢様育ちながら、髑髏をあしらったアクセサリーを多用し、見た目はややキツ目の不良っぽい‥‥
というか、ガタのきているドアを蹴って開けたり、未成年にも拘わらず友人と飲酒していることを臭わせる発言があり、素行も不良っぽい。
一方で来訪した初郎を迎え入れて談笑するなど、父から離れたところでは普通に人と接している。
事件発生直前に友人に誘われ外出していたが、発生当時には帰宅しており、社長の指示通りブレーカーを落とした。
外出時に自転車を使用したが、帰宅時にポリタンクが動いていたことを証言。


  • 山城亜土(やましろ あづち)

近所に住んでいる大学教授で、蜘蛛の研究家として笹夫の数少ない理解者。
笹夫も彼の意見は素直に受け入れており、別邸の調査は彼の進言と説得で実現した。
しかし別邸の拘束装置のことなどについてかなり無理矢理に肯定するなど、やはり社長には頭が上がらない様子である。
また「2人乗り厳禁」のリフトに成歩堂と真宵を乗せて動かしたり、裁判当日も成歩堂に弁護を依頼しながら検察側の証人として出廷したりと
成歩堂からも「信用できない」と言われるほど軽薄でいい加減な人物である。
事件発生前に帰宅して小森邸を離れているため、容疑者からは外れている。

  • 木村初郎(きむら はつろう)

死亡した次郎の兄。電気技師。27歳。
力仕事もこなすためか非常にガタイがよく、真宵は一見してプロレスラーだと勘違いしていた。
弟の死に不信感を抱いており、サイバープロジェクトの社員に聞き込みをするなど独自に調査を重ねていた。
来訪時にビールを持っており、笹夫はこれを飲んで酔っ払っていた。
事件当時は成歩堂たちと共に社長宅でインターホンの前におり、アリバイが成立している。
裁判ではあることを確信した御剣によって、証人として召喚される。


○被害者

  • 小森朱宗(こもり あかむね)

IT業界最大手の『サイバープロジェクト』社長。41歳。
頭は見事に禿げており、長身で痩せ身と笹夫と対照的な容姿。
成歩堂を紳士的にもてなすが、その権力故に社の内外問わず相当に恐れられており、社員の誰も彼について悪い噂を流さない。
弟に対する虐待同然の対応や初郎を追い返そうとするなど自分に都合の悪いことへの態度も非常に悪く、
そうした性格と対応の問題もあってか家族の関係は完全に冷え切っており、特に娘からは強く嫌われている。
趣味は幼少期から行っているスケッチで、考え事をするときに実行すると頭が活性化してアイディアが湧くらしい。
ただしスケッチの能力自体はお世辞にも高くはなく、真宵たちには自画像をコミカルなタコだと勘違いされた。
別邸において拘束具に囚われ、そこで復讐のため蜘蛛男となって蘇ったという次郎から別邸に発火装置を仕掛けたと脅され、
装置を解除するためブレーカーを落とさせるが、鈍器による撲殺死体となって発見される。


○その他の人物

  • 木村次郎(きむら じろう)

サイバープロジェクトの新入社員。故人。
2週間前の9月6日、わんぱく公園にて怯えた様子で何かから逃げるように走る姿が目撃され、段差から転落死している。
若くして能力のある男だったが、上司だろうと見下すような態度を崩さない傲慢な人間で、社長に苦情が寄せられていた。
コワモテで学生時代に柔道の全国大会に出場するなど肉体面も兄と同じく屈強だが、幼少期に毒蜘蛛に刺された経験から
蜘蛛に対する重度のアレルギー(というよりはトラウマ)を持ち、蜘蛛を見ると極端に怯えてしまう。
死の間際に「蜘蛛が追ってくる」と言い残したことと最後に会ったのが社長ということ、そして別邸の状況から
成歩堂たちは「社長が次郎を別邸に拘束して怯えさせたために死に繋がった」と推測した。
沙羅とは創立記念パーティで会って以来仲が良く、沙羅はそのことも動機の一つだと考えている。


  • 蜘蛛男

事件発生時、社長の頭上を這いまわっていた次郎を自称する謎の男。
本人は「社長に殺されたことで自らが蜘蛛男となり、それによって蜘蛛アレルギーを克服できた」という。
発火装置を仕掛けて、社長がタイムリミットまでに抜け出せなければ焼死するという復讐を持ちかけてきた。
なお、発火装置の件はブレーカーを落とす際に社長が伝えていなかったため、成歩堂たちは知らないままとなっている。
■重要な証拠品・現場

  • 別邸(蜘蛛屋敷)

笹夫宅として使われている小森邸の別邸。設計は笹夫によるらしい。
一見して3階建てほどの細長い建物だが、中身は一部屋の吹き抜け構造で上までぎっしりと蜘蛛の飼育ケースや書物の棚で固まっている。
高いところへの移動や調整などはリフトで行うが、背の低い人だと最大まで上げても最上段に手が届かない設計。
書物のコレクションとしての価値も非常に高く、総額で1千万円以上に及ぶものであるという。
山城教授曰く世界中の蜘蛛に関する書物は全て揃っているといっても過言ではないとのことで、図鑑に限らず『蜘蛛の糸』や『スパイダーマン』の書籍も。
無数の蜘蛛の管理維持には多額の費用がかかることから、小森家の財力を以てして維持できており、笹夫が死ねば引き取り手はいないと見られる。
事件によってほぼ全焼しており、書籍は下側の一部だけ焼け残ったが、成歩堂に譲られたヒトミちゃんを除く全ての蜘蛛が焼死した。
笹夫はこのショックで翌日の成歩堂との面会でもまともに会話できず、教授もコレクション消失を聞いて卒倒しそうな衝撃だったという。


  • 椅子と机

別邸の中央に鎮座している。椅子はリクライニング式で、ベッド代わりにも使えるため笹尾はこれで寝ている。
しかしこれには社長が作った拘束装置が仕掛けられており、客の来訪時などに笹夫が出歩かないように拘束するという。
拘束装置はリモコンで操作するが、それ以外は主電源を切って安全装置を作動させる他に解除法は無く、
主電源装置は椅子の下側にあって拘束されると手が届かないようにできている。
また机・椅子ともに特殊な金具で固定されており、少しの力ではビクともしない。
事件発生後、床はほとんど燃えてなかったのにも関わらず、これらの土台は焼け焦げて外れていた。


  • 倉庫

事件前に逃げ出した蜘蛛のヒトミちゃんを追って成歩堂たちが入っている。
灯油のポリタンクが置かれていたが、成歩堂が棚の上に動かしており、笹夫ほどの身長では届かなくなっていた。
しかし沙羅の帰宅時には、何故か一つもなかった。
沙羅の説明によると、一番高いところの本をとるための踏み台として度々笹夫が持ち出しているらしい。


  • 椅子のスケッチ

椅子のアーム部分に書かれたスケッチ。目の前にいたジョロウグモをスケッチしたもの。
打開策を見つけるため社長が描いたものと思われるが、教授はこの写真を成歩堂に渡されたとき上下逆に持って見ていた。


  • ヒトミちゃん

笹夫の飼う蜘蛛の一匹。成歩堂の来訪時に逃げ出していたが、別邸調査時にも逃走した。
その場しのぎの策で成歩堂のポケットにねじ込まれ、捕まえたお礼として譲られることになる。
笹夫は脱走の常習犯であるこの蜘蛛を、兄と同様自分を嫌っているのだと認識していた。
以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください

























■事件の真相


そうさ‥‥



最初から社長を殺すつもりで
あの日は小森邸を訪ねたんだっ!!


  • 木村初郎

今回の事件の真犯人。
事前の下調べの時点で蜘蛛屋敷のことと拘束装置の存在、倉庫に灯油があることを知っていた。
そして次郎の死に社長が関わっていることも確信しており、時限発火装置を作って犯行を計画、社長を殺害するために来訪した。
社長にはただ殺害するのみでなく、弟が味わった恐怖を同じく味わうように蜘蛛男の計画とトリックを練っていた。


彼が用いたトリックは拘束装置のついた椅子と机を天井に取り付け、そこに社長を座らせて拘束、解除時に社長は転落死する、というもの。
凶器に使われた鈍器とは別邸の床であり、蜘蛛男の正体はただ床を這いまわって演技するだけであった。


別邸を離れた後、書斎にいた社長を気絶させ、社長を庭に隠してから椅子と机を天井に取り付け、それに社長を拘束、さらに目に入る範囲の書物は上下逆に配置した。
椅子はドアを背に向けた格好で設置されており、目を醒まして視界に入るのは本棚と机だけ。
すると社長は瞬間的に上下の判別が困難な風景のため、遊園地のビックリハウスの原理で視界に惑わされてしまい、
加えて社長は頭髪がない(髪の毛が落ちていかない)ことや頭に血が上って判断力が鈍ったことも重なり、上下の認識を誤ってしまう。
そして自分は社長宅のインターホン前で成歩堂たちと共にいることでアリバイを成立させ、社長の死亡後に天井を発火装置で燃やし、
椅子と机が天井にあったことと本が上下逆に入れ替わっていたという痕跡を隠滅することを図った。
そして笹夫には持ってきたビールを飲ませて酔い潰し、隙を見てライターをポケットに忍ばせることで容疑がかかるように仕向けた。
当初は検察側は笹夫が放火と殺人を行ったことと、放火は蜘蛛との心中に失敗したという線で裁判を進めるが、
成歩堂からは屋敷のコレクション性の高さや家族以上に大切な蜘蛛を焼き殺すことの不合理さを指摘され、
やむなく放火ではなくポリタンクを踏み台代わりに持ち込んで燃料がこぼれたことによる失火と主張を変更するものの
ポリタンクが成歩堂に動かされたため成立せず、さらに殺害の動機についても蜘蛛の維持費の面から成歩堂に否定される。


そこで御剣は現場の状況等から放火は発火装置によるものと考え、休憩中に初郎を呼び出して彼を証言台に立たせる*1
今まで「放火と殺人は同一犯」という前提で進めてきたからこそ「蜘蛛屋敷を燃やすはずがない」という主張を通してこれた成歩堂は、
ここで放火と殺人がまったく別事件とされたことで、状況から殺人を実行できたのは笹夫しかいないということになり苦境に立たされる。


しかし、そこで蜘蛛のスケッチを教授が逆に持っていた*2ことに気付いた成歩堂は、
「床が燃えてないのに脚が焦げた椅子と机」「正しく立てれば上下が逆に並んでいることになる燃え残った本」の証拠写真から上記のトリックを導き出す。
これにより、やはり放火と殺人は同一犯によるものとなり、放火犯が判明した以上は殺人も同じく初郎によるものと明白になった。
苦し紛れに他の人間にも時間的にトリックは可能だと主張する初郎だが、椅子や机を天井に設置するという力のいる大掛かりな工作に加えて
拘束装置を作動させるためには電気工事が必要となるため、これを短時間に行えるのが電気技師の初郎しかいないということも示されると、ついに自供。


自供後は、傍聴人席の沙羅に向けて、次郎が好きだった君なら大切な人を奪われた怒りと憎しみがわかるはずだと呼びかけるが‥‥


  • 小森沙羅

初郎の呼びかけに対し「じゃあ‥‥今度はあたしがあなたを殺してもいいの‥‥?」と聞き返す。
たとえ次郎の件で憎んでいたとしても、社長は彼女にとって父親であることに変わりはなく、次郎と同じぐらい大切であった。
その父を殺した初郎への憎しみもまた生まれ、彼を許さないと断じる。
しかし、復讐をしても心は晴れることはないと逆に初郎へ叩きつけ、初郎はそのことで証言台の前で崩れ落ちるのであった。


  • 小森朱宗

成歩堂と初郎の推理の通り、弟を外出させておいてから次郎を蜘蛛屋敷に誘い、彼を数時間拘束して恐怖を与えていた。
あまつさえそれを悪びれることもなく、妻に笑いながら話しており、彼の死後も特に後悔の念などを見せる様子はなかった。
その周辺への態度や所業から劇中の人物の多数から嫌われており、死の際には妻から「何者かが忍び込んで殺した」可能性を疑われるなど、
殺される原因となる心当たり・悪事は多数あったと思われ、因果応報の末路を迎えたと言えるだろう。
一大企業の経営者としての手腕はともかく、一人の人間としては人格面に大いに問題があったと言わざるを得ない。
とはいえ妻も娘も彼の死や真相の判明に際して涙を流して悲しんでおり、沙羅の言葉からもかけがえのない家族として認識されていたのは違いない。
また実質は虐待とはいえ、弟の生活や趣味に関連する金銭面のフォローも一応は行っていた。


なお、彼の行為(次郎を蜘蛛屋敷に監禁して死の原因となった)が現実的にどう扱われるかだが、まず劇中の説明通り殺人罪そのものは成立しないと思われる。
彼の行動に殺意を見出すのは困難であることと、彼の加害行為が殺人に直接関係していると認定される可能性が低いため。
また次郎の死は自殺というよりも、逃げた果てに事故で転落死した格好であるため、自殺教唆・幇助も成立が難しいと思われる。
とは言え無罪放免ではなく、次郎を拘束している時点で暴行・監禁は成立するし、それに伴う死であるから傷害致死も成立しうる。
起訴される罪状によっては序審法廷で勝つことはいかに成歩堂でも難しく、今回の依頼は受けられないと言われても仕方あるまい。

  • 御剣怜侍

休廷時間に初郎を呼び出し、彼が発火装置を準備したことを聞き出して証人として喚問した。
結果として初郎はこの日の裁判で真犯人であることが明かされ、成歩堂からは「あの時休憩を申し出なければ真相にたどり着けなかったかもしれない」と感謝される。
閉廷後、こうなることを予測していたのではと成歩堂に尋ねられるも答えずに去り、後日「もっと腕を磨きたまえ!」という手紙を送りつけて成歩堂を困惑させた。


  • 小森姫子

事件後にサイバープロジェクトの新社長に就任し、上手く会社を経営しているとのこと。
劇中では全体的にセリフが少なく夫との冷え切った関係が目立ったが、沙羅と同様に真相判明の際に涙を流していた。
なんだかんだ言っても、やはり彼女にとってもかけがえのない家族であったのだろう。


  • 小森笹夫

事件直後、飼っていた蜘蛛の全滅でショックを受けていたが、解決後は立ち直って山城教授の研究室に就職。
助手として蜘蛛の世話をしており、同じ研究室の面々との交流も増えたためか、以前より明るい性格になれたようだ。







しかし彼が送ってきた手紙には「ヒトミちゃんは元気ですか」という追伸が‥‥


  • ヒトミちゃん

事件の当時に成歩堂のスーツのポケットに入れられ、ガムテープで蓋をされて以降そのままにされていた。
そしてそのお腹には卵を抱えており、もうじき無数に赤ちゃんが生まれると言われていたのだが、
成歩堂と真宵がふとスーツに眼をやると、ポケットがモゴモゴうごめいてスーツが洋服掛けから落ち‥‥


きゃあああああっ


もう蜘蛛はたくさんだよ~~~~っ!!



追記・修正は世界中の蜘蛛に纏わる書籍を全て集めてからお願いします。

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*1 装置は焼失して確認できておらず、御剣はカマをかけて放火を自白させた。
*2 蜘蛛は頭を下に向けて獲物を待つので教授はそれに応じた持ち方をしたのだが、社長のスケッチの向きは逆であるため、社長側が上下逆だったことを示す証拠の一端となった。

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