アニメで儲けろ!(こち亀)

ページ名:アニメで儲けるこち亀

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更新日:2026/03/15 Sun 19:09:14NEW!
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こちら葛飾区亀有公園前派出所 こち亀 こち亀エピソード項目 アニメオリジナル カオス メタ 腹筋崩壊 30分のcm←最近少なくなりました… あるあるネタ メヌエット ロボ刑事番長 原作レイプ 大人の事情 風刺 高松信司


アニメで儲けろとはアニメ版こちら葛飾区亀有公園前派出所の第163話のエピソードのことである。
原作の97巻「アフレコ見学会の巻」を元にしており2000年の4月30日に放送された
アニメ版こち亀のカオス回の1つ


◆内容
ある日、両津が月刊サファイアという少女漫画雑誌に自身が描いている漫画「ロボ刑事番長」が載っているのを確認する。
(両津は以前、乙姫菜々経由でサファイアに無理やり連載を持っていた)
…が、その少女漫画とは明らかに真逆の作風に浮きすぎたハチャメチャな絵に中川や麗子の評価は散々。
そんな時、本田と乙姫が派出所にやってきた。何でもサファイアの連載漫画がアニメ化されるらしい。
自分の漫画がアニメ化されると思った両津は、これで宣伝効果ばっちり印税も入って金が入ると大はしゃぎしたが、
アニメ化されるのはロボ刑事番長ではなく乙姫の漫画「純愛山河メヌエット」だった。
ガッカリする両津、仕方なしにサファイアに載ってるメヌエットを読んでみたが、
メヌエットの登場人物、愛と誠が、
「誠君」
「愛ちゃん」
「誠君」
「愛ちゃん」
「誠君」
「愛ちゃん」
「誠君」
「愛ちゃん」
と2人が見つめあいながら繰り返すだけの内容であり、両津は&color{(red)「どこが面白いのかサッパリ分からん!」}と納得がいかない。
「アニメ化するならワシのロボ刑事番長だろうが!」と主張するものの、
両ちゃんのより絵が綺麗
話の展開も面白い
女の子の微妙な心理描写がいい
アニメ化されない漫画家の僻み
とダメ出しされてしまう。


そんな時、乙姫と本田がアニメのアフレコの取材に行くという。
両津も同じサファイアの漫画家なんだからという理由で無理矢理ついていき、3人は録音スタジオへ向かう。
スタジオへ着いた両津は、早速編集者の竜千士にアニメ化を頼むが当然断られてしまう。
一方、人気声優が大勢いることに声優大ファンの本田は大はしゃぎ。
その後試写会が行われ、関係者全員が出来の良さに大絶賛。
編集長は監督にこれからも頼みますよと期待をする。
本田に至っては「原作の再現度もいいし少女アニメの傑作っすよ~!!」と号泣する始末。
一方、乙姫と竜千士はアニメの出来の良さに感激し、安心して旅行に行けると発言。
メヌエットの第2部はヨーロッパが舞台になるということで、2週間ほど取材旅行に行くらしい。


両津が試写会から帰ろうとすると、以前両津のフィギュアを作った立石玩具の社長が暗い顔して入口に座っていた。
両津が訳を聞くと、立石玩具がメヌエットのスポンサーとして出資していたらしいが、会社から出した玩具が劇中に出てないらしい。
どんな玩具かと聞くと、
愛の変身タンバリンセットという変身アイテムの玩具だった。
変身ポーズも決めており、
パランリパレンラバテレンレン クルクルミラクルラブリーチェーンジ
という変身の掛け声も決めていた。
明らかに原作の作風を無視した玩具なんぞ採用されるはずがないとツッコむ両津だが、
立石玩具の社長は「両津さんのコネで何とか出してください。謝礼も出します。」と、お願いする。
当然、金の亡者である両津は謝礼の言葉に反応し、利益の50%をいただくという法外な条件で契約する。


「竜千士と奈々がヨーロッパに行ってる間に一儲けできそうだ……グフフ」


早速アニメ会社に乗り込んだ両津。
両津は乙姫の代理人を名乗り、
「原作者が変身アイテムを出したい」
「原作者はアニメならではのオリジナリティーを出したい」
「もしできないならアニメは即中止」
とアニメ関係者を嘘と脅しで作り直させるのだった。


こうしてアニメ「メヌエット」は第2話より主人公如月愛が、
変身アイテムで美少女戦士に変身するという超展開になったのであった……。


アニメ「メヌエット」の玩具は売れ行きが良く、立石玩具は早速両津に新しい玩具の催促を依頼しに来た。
その名もプッピーとヤッピー(後にトッピーも加わる)という愛の愉快な仲間という設定のマスコットキャラで、
もし出せたら前回同様の謝礼を出すという。
さらに新しくお茶漬け会社が両津に催促を依頼し、当然両津はそれを引き受ける。


アニメ「メヌエット」は3話よりますますカオスになっていくのであった……。



数日後、本田はアニメのメヌエットが何だか変だと両津に相談しにくる。


「やはりな……。ワシの恐れていた事態がついに起こってしまったようだな」
「テレビというのは視聴率を上げるためなら、あらゆる手を使うからなあ……。原作にないキャラを出すことぐらい屁とも思っとらんのだろう」


尤もらしい雰囲気で本田に説明をする両津だったが、そもそもアニメのメヌエットがおかしくなってるのはこの男のせいである。
もちろん本田はそれを知る由などなかったが。


そうしている間にもスポンサー会社がどんどん両津と契約していってメヌエットの内容は原作とは別物になっていくのだった……。



一方、旅行から一足早く帰ってきた竜千士は、アニメのメヌエットに対する大量の苦情の手紙に驚愕していた。
編集長も多忙で全然アニメを観ていなかったので、早速放送予定の白箱を観ることにした2人。


開始早々、採石場で悪堕ちし巨大ロボットに乗り込む誠。魔法少女に変身するも、誠ロボに苦戦する愛。
編集長も最初は「竜千士君、これは違うアニメのビデオじゃないかね?」と疑っていたが、竜千士が愛と誠のセリフが原作4巻のものと同じだと気づき、編集長も驚愕する。
これは間違いなく、アニメ「メヌエット」である。
そしてチャリで駆けつける愛の姉たちに、愛の応援にやってきたプッピー・ヤッピー・トッピー、二段変身する愛とその姉たち、そして変形合体するメヌエットロボ…。
原作の再現度がセリフだけしかなく、後はほぼ玩具や自転車や食品の宣伝だけという
あまりにとんでもない内容のアニメを観た編集長は怒りに震え、アニメを打ち切り宣告してしまうのであった。


編集長「……これは最早、メヌエットではない!」
竜千士「同感です……!」
編集長「即刻打ち切りだーーー!!」


こうして、アニメ「メヌエット」はわずか5話で打ち切りとなってしまった……。
あんまりな出来と終焉に、熱烈なファンだった本田は「あんなの本当のメヌエットじゃありません…」と悲しむのだった。
しかし何だかんだでグッズを全部買い揃えていたのはファンとしての悲しい性か。


当然、両津の言うとおりに作ったのに打ち切りにされ、次の番組が決まっていないアニメスタッフは両津に抗議をするが、
両津はここぞとばかりに次番組に「ロボ刑事番長」をアニメ化するのであった。


ロボ刑事番長のアニメは主題歌,声優,作画,挙句には効果音まで全部両津がやってるという前代未聞の超個性的アニメだった。
このロボ刑事番長で今年のアニメ界の話題の中心をいただくと豪語する両津。


そしてその結果は……、
視聴率はあまりに低くて測定不能
わずか1週間で打ち切り最短記録を更新
商品売り上げ0
アニメ誌人気アンケート0
と全ての最低記録を更新し新聞にまで載るという、ある意味話題になった結果であった。


大量のグッズの在庫を抱えて落ち込む両津。
その時、派出所にスポンサーたちが押し寄せてくる。
ロボ刑事番長がアニメ化される際、利益の50%を差し上げるという契約をしたが、
売り上げが0だったので赤字分の50%を回収しに来たのだ。
当然払えない両津はスポンサーたちの気迫に耐えられず、そのまま逃走。


両津「ちくしょう! もうアニメなんてこりごりだ~!!」


金儲けの為に人様のアニメ化作品をぶち壊した男に相応しい、因果応報の結末であった…。


◆余談

  • 実はこの話のようなスポンサーの都合で原作と別物になった少女向けアニメは現実にもかなり多くあり、その代表例が赤ずきんチャチャである。
    この赤ずきんチャチャ、原作はドタバタギャグコメディー少女漫画なのだが、アニメ化される際に玩具会社のタカラ(現タカラトミー)がスポンサーがついたためと、
    当時美少女戦士セーラームーンが大人気だったため、主人公チャチャがマジカルプリンセスという原作にないキャラに変身したり、
    話の内容もメヌエットほど原型を留めてないわけではないが悪の大魔王を倒すというストーリーに変わった。
  • 赤ずきんチャチャ以外にも20年ほど前までの少女漫画アニメは玩具会社がスポンサーに付くというのが基本だった上、
    少女漫画は少年誌と違い月刊しかないためアニメがすぐ原作に追いついてしまうという都合もあって、
    原作にないアイテムやキャラが登場したり、オリジナルストーリーが大半だったりといったことが度々あった。
  • ちなみに乙姫の声優である鈴木真仁は赤ずきんチャチャの主人公チャチャの声である。
    またチャチャの制作会社は、こち亀と同じスタジオぎゃろっぷである。
    さらにこのアニメのOPテーマを歌っていたのがSMAPであり、その上メンバーだった香取慎吾が主要キャラであるリーヤの声を演じていた。(その香取は後に実写ドラマ版こち亀で両津を演じる)
  • 原作付きアニメの場合、原作を改変した内容にするとアニメのほうが絶賛の声もあるが、大抵は原作ファンには不評で基本あまり喜ばれていない。
    そのことを風刺した話だったかもしれない。
  • こち亀のアニメ監督である高松信司がのちに監督する銀魂でもアニメ制作のメタエピソードの話がある。
    また、こち亀のアニメは以前にもアニメ制作をメタった話がいくつかある。また高松は以前からアニメ制作のアニメを作ってみたいらしい。
  • この話はアイキャッチが、いつものBGMではなくアニメ「メヌエット」のBGMが使われている。
    またEDも、この時期は小町と奈緒子が歌う「毎日、ノープロブレム」なのだが、この話だけ「ロボ刑事番長の歌」に変わっている。
    ちなみにメヌエットのBGMは同じスタジオぎゃろっぷ制作の変身ヒロインアニメナースエンジェルりりかSOSの流用である。
  • 劇中で描かれなかったが、竜千士や編集長が両津のせいでアニメ「メヌエット」がおかしくなった事を知ったかは不明。もちろん打ち切り後に何らかの形で知ったと思われるが…。


追記・修正は原作通りにお願いします。

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