ソード&シールド(アニポケ)

ページ名:ソード&シールド

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更新日:2026/03/01 Sun 17:27:06NEW!
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『ソード&シールド』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』内で公開された全4話構成の長編シリーズ。


それぞれ、第42話『ソード&シールドⅠ「まどろみの森」』は2020年10月23日、
第43話『ソード&シールドⅡ「ブラックナイト」』は2020年10月30日、
第44話『ソード&シールドⅢ「ムゲンダイナ」』は2020年11月6日、
第45話『ソード&シールドⅣ「最強の剣と盾」』は2020年11月13日に放送。


ⅠとⅢは米村正二、ⅡとⅣは土屋理敬が交互に脚本を担当している。


●目次


★概要

ゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』のストーリーをベースに再構築したオリジナルエピソードであり、
ムゲンダイナ、ザシアンとザマゼンタがキーとなる「ガラル地方の英雄伝説」を深く掘り下げた回。


また、サトシとゴウが序盤から別々に行動するという点が特徴で、特にゴウのシーンに大きく比重が置かれた。




以下、全体のネタバレ注意



★登場人物

★主要


俺、世界中を自分の足で歩いて、
いろんなポケモンと出会って、一緒に強くなりたいから。


お馴染みの主人公。
12話でダンデから貰ったダイマックスバンドの放つ光に気付き、ガラルへの調査に向かうが、まどろみの森でゴウとはぐれた際に謎の青いポケモンと遭遇。
その後は事態の鎮静を図るダンデと再会し、自ら志願して同行した。
Ⅱではダンデと別れてローズと会食。そこでスカウトを受けるも上記の理由で断っている。


新しいポケモン見たり聞いたりすると、もっと見たい、もっとゲットしたいって。
知らなかった事を知る度に俺の世界が広がるっていうか、未来を手に入れた気がするっていうか。


もう1人の主人公。
まどろみの森に入っていったホルビーを追って電車を降りたが、そこでサトシから離れ、謎の赤いポケモンと出会う。
その後はソニアと共に英雄伝説を解明すべく、ガラル各地にある遺産を見て回る。
Ⅱでは自分用のダイマックスバンドを入手し、相棒のラビフットを巨大化させたが、それだけに留まらず…


サトシの仲間達。
ピカチュウはほぼ全編でバトルに参加。
カイリューはⅢまで登場し、サトシの移動手段としてガラルの空を飛び回った他、Ⅰでマルヤクデと戦っている。
ゲンガーはⅡのみ登場でドラパルトと共にセキタンザンと戦った。
リオルはⅠでのマルヤクデ戦に加わり、Ⅲである人物とのバトルに参加する。


ゴウの仲間達。
ラビフットはⅠで目立った場面が無かったが、Ⅱで初のダイマックスを果たした。
反面、メッソンはⅡまでの登場で出番がほとんど無い。


ガラル地方のチャンピオンにしてポケモンワールドチャンピオンシップスの頂点に立つ無敗の男。
チャンピオンとしての責任感から、リザードンと共に各地で暴れる巨大ポケモンを鎮めて回っている。
マルヤクデに立ち向かった際にサトシと再会し、一緒に行動する。
Ⅱではセキタンザン相手にドラパルトを戦わせ、その後はサトシと別行動を取るが、ローズとの会話から疑念を抱き…


27話に登場した女性研究員。
祖母にして上司のマグノリア博士から英雄伝説の解明を頼まれて行動していた最中にゴウと再会し、自分の助手に付けた。
ダンデとは幼馴染であり、若くしてチャンピオンになった彼に敵わず、ポケモン研究の道を選んだと語っている。
車の運転が少々荒っぽく、ゴウとラビフットを意気消沈させた。

  • マグノリア博士

ブラッシータウンに拠点を置く、ガラル地方のポケモン研究家。ソニアの祖母にしてサクラギ博士の知人であり、ダイマックスの権威でもある。
初出は4話かつ顔写真のみであり、Ⅱで本格的に登場。
今回の事件と英雄伝説の類似性を見抜き、ソニアに謎の解明を任せた。
かつてはローズと共に共同研究していたが、彼に狂気を感じて離脱している。


27話で登場した、大企業「マクロコスモス」の社長。
ダンデを含めた数々のトレーナーを自ら鍛え上げており、ローズタワーでの会食でもサトシを誘っていた。
貧民だった自分を出世させてくれたガラル地方の未来を重んじており、その美しさを1000年先まで続けさせたいと語っている。
しかし、マグノリア博士によると目的の為なら手段を選ばない男らしく…


「マクロコスモス」の社員でローズの秘書。
ローズへの忠誠心が高く、彼の誘いを断ったサトシに無言の怒り顔を見せてビビらせた。
誰かと連絡を取っている様だが…


まどろみの森に現れた、2体のポケモン。
2体とも外見が似ているが、サトシの前に現れた個体は青、ゴウの前に現れた個体は赤を基調としており、
その体は何故かポケモンの技もモンスターボールもすり抜けてしまう。
2人が気を失った後に姿を消したが…。


ローズとオリーヴが出入りしているナックルスタジアムの地下プラントで、カプセルに封じられている謎のポケモン。
ローズによると大昔のガラル地方を滅亡寸前まで追い詰めたらしい。
時折、謎のエネルギーを放出しており、それが周囲に拡散。強制ダイマックスとそれに伴う暴走の火種となっている。
ロケット団からは「最強最悪のポケモン」と呼ばれているが…。


★その他

お馴染みロケット団のメンバー。
サカキからの指令で「最強最悪のポケモン」を捕獲すべくガラルに出向し、
ナックルスタジアムの地下プラントで作業員として働いていた。
Ⅲで目的のポケモンと対峙するが、そこでニャースが…


ご存知ムサシとコジロウの御供。
Ⅲで彼も事件の被害に遭い、まさかのキョダイマックス。
自我を失い、仲間であるはずのムサシとコジロウ達を襲ってしまう。


27話に登場したドラゴン系ジムリーダー。
Ⅲである人物の前に現れる。


  • 黒服の男

CV:田邊幸輔
黒スーツを身に纏った男。ダイマックスバンドを所有している。
オリーヴと連絡を取り、ソニアとゴウを密かに追っている。


とある街に暮らすダグという男性のポケモン。男の娘・エバからは「マルちゃん」と呼ばれている。
空から降って来た赤い光を浴び、キョダイマックスして自我を喪失。街の一部を破壊して住民を騒がせた。
サトシのピカチュウ、リオル、カイリューを寄せ付けなかったが、ダンデのリザードンによる攻撃で倒され元に戻った。


何処かの鉱山にいた野生のポケモン。
赤い光のせいでキョダイマックス・暴走。サトシとダンデの尽力で元に戻ったが、
現地の作業員に罵倒を浴びせられたり石を投げ付けられたりと迫害され、サトシに庇われた。

★用語

  • ダイマックス

ガラル地方でしか確認されていない現象。
地方に存在する「ガラル粒子」という特殊なエネルギーによってがポケモンの内なる力を引き出し、巨大化を促す。
本来は「パワースポット」と呼ばれる特別な場所でしかダイマックスは発生しないのだが、
今回は空から降り注ぐ赤い光が起因となり、場所を問わずに発生する上にほとんどのポケモンは自我を失い、ただ暴れ回るだけの存在となる。


  • 英雄伝説

大昔からガラル地方に伝わっている伝承。
空が黒い渦に覆われ、各地で巨大化したポケモンが暴れ回った際に剣と盾を持った1人の若者が事態を鎮めたと言われており、ダイマックスとの関連性が疑われている。
ここまでは27話でソニアがサトシとゴウに話した内容だが、シュートスタジアムには剣と盾を持った1人の英雄の像が建っていたのに対し、ナックルシティの宝物庫に展示されているタペストリーには2人の若者が剣と盾で災厄を鎮め王族となる様子が描かれており、
ゴウ達はこれまでに知られている伝説に幾つか食い違いがあるのではと考える。


  • ブラックナイト

英雄伝説における黒い渦の事であり、災厄そのもの。
ターフタウンには英雄伝説をモチーフとした地上絵が存在し、これを見たゴウはサトシと初めて会った日にクチバシティへ現れたルギアを思い出し、「渦の中にポケモンがいて、ブラックナイトはポケモンそのもの」ではと考察している。


  • ねがいぼし

ガラル地方で周知されている謎の鉱石。
本気の願いを持つ者の所へ落ちてくると言われている。
ガラル粒子を引き寄せる力を持ち、マグノリア博士とマクロコスモスはこれを利用してダイマックスを人為的に起こす為の「ダイマックスバンド」を開発している。
Ⅱではブラッシータウンに着いたゴウとソニアの前に落下し、それをベースにゴウ用のバンドが生み出された。



★サトシとダンデ

サトシがガラルに来てから2日目の朝。
ローズの言葉が気になり、ナックルスタジアムの地下プラントに向かおうとするダンデ。
地下に繋がるエレベーターの扉は指紋認証でしか開かないのだが、男の従業員が認証を済ませた隙をついてエレベーターへ乗り込むと、従業員に多少の嘘をついてエレベーターを動かし、半ば強引に潜入する。
その後、警報が鳴り響く地下プラントで巨大なカプセルを目撃するが、そのカプセルから強大なエネルギーが放出され、空から周囲へと拡散される。
直後、現場で周囲の従業員が口にした「ムゲンダイナ」「ローズ」の名を聞くダンデの前でカプセルが壊れ、その中から
謎のポケモンが姿を現す。そのポケモンがムゲンダイナだと察し、リザードンをボールから出すダンデだったが、ムゲンダイナは天井に開けた穴を通って地上の方に飛び立ってしまう。


同じ頃、カイリューに乗ってローズタワーから飛び立ち、ラテラルタウンに向けて出発したサトシ。
その途中でゴウからの電話を受け取るが、ゴウ達が既にラテラルタウンを出ていた事を知り、カイリューの移動を止めさせる。
その後はゴウ達が調べ上げた事の全てを聞かされるのだが、その途中で赤いエネルギーが放出される瞬間を目撃。
この向こうに復活したブラックナイトが…電話を切ったサトシは放出があったナックルシティへと急行する。


ナックルシティのナックルスタジアムでロケット団に出くわすサトシ達。ロケット団は最強最悪のポケモン=ブラックナイトを捕まえようとして失敗し、逆にニャースがキョダイマックスさせられてしまったのだ。
スタジアムの外に出てムサシとコジロウ達を襲うニャース。それをよそにサトシ達はニャースが開けた穴を通り、スタジアムのバトルフィールドに突入するが、そこで目にしたブラックナイトが「ダイマックスほう」を発射。避け切れなかったカイリューはかすったビームで重傷を負い墜落してしまう。
カイリューをボールに戻した後、リザードンに乗ったダンデもフィールドに到着し、サトシと合流。すると今度は大型モニターの上にローズが現れる。
ローズはサトシとダンデの前でブラックナイトに愛情を込めて「ムゲンダイナ」という名前を付けたと語り、無限のエネルギーを生み出す貴重なポケモンだと豪語すると、近い将来にエネルギーが枯渇する事を告げる。


それを突き止めていたローズはガラル粒子が新たなエネルギー源となりえる事に気付き、それを無限に生み出せるムゲンダイナに着目していたが、ムゲンダイナは他のポケモンを無理矢理巨大化させて大暴れさせる危険な存在であった。


それらの事実を語ったローズはムゲンダイナの為にダンデを自らの手で育て上げた事を本人の前で告白。
さらにはダンデにムゲンダイナをゲットさせ、自らの制御下に置く、と計画の内を明かしたのだ。


鉱山で働いていた父を事故で失うという経験を経ていたローズはムゲンダイナの存在に気付いた事で「誰も辛い思いをせずに無尽蔵のエネルギーを得られる」と思い上がっていたが、全ての事実を知ったダンデは……、


ムゲンダイナはゲットします。


しかし、あくまでも大人しくさせる為…


すでに被害は甚大です!


これ以上の悲劇は見たくありません!


と返答。
これまで数々の巨大暴走ポケモンを食い止めようとガラルの各地を巡ってきたダンデには、
未来の為に人々やポケモンの生活を脅かしたローズに賛同できる理由など無かったのだ。


その時、ムゲンダイナが「ダイマックスほう」を発射し、周囲に張られていたバリア*1を破壊。スタジアムの外へ脱出すると上空で周囲のガラル粒子を吸収し始める。


この様子に完全復活が近いと悟ったローズはムゲンダイナをゲットしろと命ずるが結局、ダンデが従う訳が無かった。


たとえガラル粒子を生み出すとしても、ムゲンダイナは危険すぎます!


俺がゲットして、封印します!


この言葉でダンデを見限ったローズは冷徹な顔になるとボールから出したダイオウドウに「パワーウィップ」を繰り出せるが、それをサトシのピカチュウが「アイテンテール」で受け止めると、ダンデはサトシに促され、リザードンと共にムゲンダイナの所へ飛び立つ。


ムダンダイナが宙に浮かぶスタジアムの屋上に着き、リザードンをキョダイマックスさせようとボールに戻すダンデ。それに続く様に今度はムサシとコジロウからサカキの名を聞き、自我を取り戻したニャースが屋上へ登って来る。
ダンデはバンドの力を使い、ニャースもムゲンダイナに攻撃しようと「キョダイコバン」を発動するが、ムゲンダイナは再びガラル粒子を吸収。一度は大きくなったダンデのボールが元の大きさに戻ってしまい、ニャースもキョダイマックスを強制解除。
その後、ロケット団はムゲンダイナの「ダイマックスほう」で空の彼方に吹っ飛ばされ、
ダイマックスを封じられたダンデのリザードンはムダンダイナに劣勢を強いられる。

これまでの私の苦労を水の泡にするつもりかね。


これ以上、関係ないポケモンを暴れさせるの許せない!


フィールド上でサトシと対立し、ナットレイをボールから出すローズ。これに続けてサトシもリオルを出し、ダブルバトルが開幕。


さっそくサトシの指示でそれぞれ「アイアンテール」と「はっけい」を放つピカチュウとリオルだが、ナットレイの「てっぺき」でまとめて防がれてしまい、ダイオウドウの「ヘビーボンバー」を危うく喰らいそうになる。これに続けてリオルは再び「はっけい」を放つが、またもナットレイに弾かれ、「ヘビーボンバー」を仕掛けるダイオウドウに追われる。
この様子を見て相手が役割を分担している事に気付いたサトシがピカチュウとリオルに「でんこうせっか」と「かげぶんしん」の指示を送ると2体は連携を崩そうと動く。ダイオウドウとナットレイが「パワーウィップ」で叩き潰そうとする中、ピカチュウ達も攻撃をかわしながらサトシの複雑な指示の通りに動くが、次第に両者は相手に挟まれた状態に。これには時間稼ぎかと高を括るローズだったが、ここでピカチュウ達がサトシの指示で上へ跳び、ダイオウドウとナットレイは「パワーウィップ」で同士討ちしてしまう。サトシは相手を翻弄して自滅させようと狙っていたのだ。


ペースを自分に寄せて来た所でピカチュウに「10まんボルト」を出させようとするサトシ。ところがその時、ムゲンダイナがリザードンに向かって撃った「ダイマックスほう」が貫通し、フィールドを直撃。リオルは真っ先に避けたものの、ピカチュウが強い衝撃で吹っ飛ばされ、受け止めたサトシも勢いで壁に叩き付けられてしまう。
そこでピカチュウとサトシをまとめて仕留めようと「パワーウィップ」の指示を送るローズ。両者に迫り来るダイオウドウとナットレイの攻撃を割って入ったリオルが受け止めるのだが、強力な2体のパワーにそのまま潰されそうになってしまう。


次の瞬間、青い光に包まれるリオル。みるみるうちに体が大きくなっていき、ルカリオへと進化。
同時に力を振り絞り、ダイオウドウとナットレイを一気に押し飛ばした。


\ルー!/


進化を果たし、雄叫びをあげるルカリオ。
そこでサトシは反撃に出ようと「しんくうは」の指示を出すが、そこでルカリオはいきなりサトシの方へ振り返り、波導を発する。
その様子にルカリオの意思を感じ、サトシは改めて指示を送ると、ルカリオは新たに得た「はどうだん」を発動。
ナットレイを撃ち落とすと、もう一発をダイオウドウにぶつけ、勝負を制した。


ローズの2体をまとめて倒し、凛々しい顔でサトシと拳をぶつけるルカリオ。
かつてコルニのルカリオに憧れを抱いていたリオルが同じ存在に到達できたというのはサトシにとってもファンにとっても感銘深いであろう。


バトルを終え、ダンデの下へ向かって走り出すサトシ達。その場に残ったのは失神しているダイオウドウ達に駆け寄るローズの姿であり、さすがの彼も思わぬ逆転に驚き、冷徹さを失っていた。
世界王者を育てた男ではあったが、その実力は惜しくもアローラ地方のチャンピオンには及ばなかった…。

★ゴウとソニア

ゴウがガラルに来てから2日目の朝。ブラッシータウンから出発し、ラテラルタウンへ向かった2人。
そこには英雄伝説にまつわる遺跡があるのだが、実際に来てみるとあったのは壁画であり、それもただの落書きでしかなかった。
どう見ても手掛かりにはならなさそうなので別の場所に移動しようとするが、そこへ道を遮る様に黒服の男が来て、
自分との同行を迫る。当然、素性も知らない男の要求に乗らない2人だが、男は力ずくで連行しようとモンスターボールを取り出し、さらにはダイマックスバンドを使用。大きく膨らんだボールからいきなりキョダイマックスしたダストダスが飛び出す。今居る遺跡もパワースポットだったのだ。
壁画の奥から漏れ出すガラル粒子に気付いたソニア。そこでゴウはラビフットをボールに戻し、昨日貰ったバンドの力を発動。ボールがゆっくりと大きくなっていく。


ダイマックス!

俺たちもやってみるっきゃないっしょ!


投げられたボールから飛び出し、一気に巨大化したラビフット。さっそくゴウの指示で「ダイバーン」を撃ち込むが、ダストダスは負けじと「キョダイシュウキ」を発動。それを避けようと後ずさりしたラビフットだが、その巨体で壁画を誤って破壊。するとその奥から謎の石像が姿を現したのだ。


石像に目を向けるゴウ達だが、今は男とのバトルが先決。
ダストダスの「ダイスチル」を喰らったものの、すかさず「ダイナックル」で反撃するラビフット。黒服男はさっさと終わらせようと「キョダイシュウキ」の指示を出すが、最後はラビフットの「ダイバーン」でダストダスがダウンしてしまい、その場から走り去る。


初めてながら互角にやり合い、無事に勝ち取ったゴウ。ラビフットが元の大きさに戻ると2人は現れた石像を確認する。
その石像には2人の英雄と一緒に剣や盾を持った2体のポケモンが象られており、ゴウは昨日遭遇した謎のポケモンと似ている事に気付く。
石像にあったプレートの記述によると剣を咥えているポケモンはザシアン、盾を持っているポケモンはザマゼンタと名が付いているらしく、これまでの情報をまとめた2人はザシアンとザマゼンタが2人の英雄と組んで災厄を鎮めたという結論に達する。


とその時、先程とは別の黒服男が4人も来て、2人を確保しようとする。
そこでソニアを引っ張って真っ直ぐに突っ走るゴウ。先頭のラビフットが男達を蹴り倒した隙をついて遺跡を離れると2人は車へと乗り込み、あの2体がいる「まどろみの森」へと向かう。
移動の途中、ゴウは電話を通してサトシに全てを話すが、途中でナックルシティからエネルギーが放出。事を知ったゴウはそこにブラックナイトがいるという可能性を考え、街へと向かうサトシとの通話を切った。


まどろみの森へと入る2人だが、中はやはり深い霧で覆われていた。移動の途中、ソニアがスマホロトムを取り出すとその画面にはナックルスタジアムでの中継映像が映っており、その中にはサトシ達やロケット団と一緒にブラックナイトの姿が。
復活を確信し、ザシアンとザマゼンタに呼びかける2人。するとそこにゴウと出会ったザマゼンタ、サトシと会ったザシアンが揃って姿を見せる。
その2体が突然移動を始めたので後をつける2人だが、2体は霧の中に消えてしまう。その後、いきなり走り出したラビフットを追うとその先には神秘的な祭壇があり、そこでゴウは落ち葉に隠された状態で置かれていた古い剣と盾を発見。
この剣と盾がザシアンとザマゼンタの物なら何らかの力を持っているかもしれない。そう考えたゴウは剣と盾を背負い、ソニアと共にナックルシティへ向かう。


長い道のりを経てナックルスタジアムの前まで来た2人だが、玄関の前には4人の黒服男とバリケードが。しかし、ソニアはゴウの様に強行突破を考え、車での体当たりでバリケードを破壊する。
車を降り、玄関へと入っていくゴウとラビフット。残ったソニアは黒服男4人を相手にするが、男達にアイアントやテッシード、ドリュウズハガネールとはがねタイプのポケモンを繰り出される。打つ手無しと思われたその時、今度はスタジアムの方から1人の男が現れる。


美しい女性を困らせてはいけないな。


ここはドラゴンジムのジムリーダー、


キバナ様のホームグラウンドだからね。


と呟き、ソニアの前に立った男=キバナは彼女を守る為、ジュラルドンと共に迎え撃つ。
一方、スタジアムの玄関に入ったゴウとラビフット。
そこへ現れたオリーヴはボールからミロカロスを出し、


ブラックナイト…いえ、ムゲンダイナを復活させるのに、
ローズ社長がどれだけの時間とお金をかけたと思うの?


ローズ社長の夢は秘書である私の夢。


その邪魔をするヤツは許せない!


と、怒りの形相でゴウに恨み節をぶつける。一方、ゴウもこのやりとりで黒服男を差し向けた犯人だと感づき、両者は一触即発のバトルに突入。
「ひのこ」で先制に出るラビフットだが、ミロカロスはオリーヴの指示で「みずのはどう」を発射。「ひのこ」を打ち消し、そのままラビフットに直撃させる。ダメージを受けたラビフットは「ひのこ」を連続で撃つが、これも「みずのはどう」でまとめて消され、ラビフットは直撃で吹っ飛ばされてしまう。


ただでさえゴウ側が相性的に不利な状況であり、


ムゲンダイナはローズ社長の夢そのもの。
私もその夢を見届けなくては。


だから、さっさと負けてちょうだい!


と、余裕そうに言うオリーヴ。


「ひのこ」を撃っては「みずのはどう」で返り討ちにされるラビフット。焦ったゴウは体制を変えようと「でんこうせっか」の指示を出すが、それでも「ひのこ」を撃とうとするラビフットの姿にある出来事を思い出す。


かつてキンセツシティでフライゴンと戦った時、相手の「りゅうせいぐん」を利用して「ひのこ」を撃ち込み勝ったラビフット。この時のゴウは自分と相棒が一緒に編み出した*2技だからこそ「ひのこ」で勝負を決めたいと拘っていたが、今のラビフットは自分と同じ様に「ひのこ」でこの勝負に勝とうとしていたのだ。


ラビフットの意思に気付くゴウ。しかし、そこへミロカロスの「みずのはどう」が飛び、ラビフットは大きく吹っ飛ばされてしまう。このまま終わらせようと「アクアテール」の指示を出すオリーヴだが、そこでムゲンダイナの「ダイマックスほう」がスタジアムに向かって放たれ、玄関が大きく揺れ出す。


どうすれば「ひのこ」で勝ち取れるか…必死に思考を巡らせたゴウは周りを見渡し、空間を利用して攻撃に角度を付けると策を思い付く。


大丈夫!だから一緒に勝とうぜ!


ゴウの言葉を受け止めたラビフットはあちこち駆け回り、場所を変えながら「ひのこ」を連続発射。対するミロカロスも「アクアテール」で叩き落とそうとするが、様々な方向から次々と飛んでくる「ひのこ」を防ぎ切れない。
ゴウの策が功を奏し、少しずつ勢いに乗っていくラビフット。攻撃を繰り返した末にその時を迎える―。



青く輝く光に包まれ、その形を変えていくラビフット。そして光が飛び散ると共に……、



\バン!/



最終進化態・エースバーンがその姿を現した。




進化に驚きながらもスマホロトムの解説に沿って指示を送るゴウに応え、エースバーンは「ひのこ」から進化した必殺の「かえんボール」を初シュート。
その凄まじい火力にさすがのミロカロスも耐えられず力尽き、オリーヴはまさかの結果に「そんな…」と唖然する。


ミロカロスを相手に勝利を飾ったエースバーンはゴウが駆け寄ると、なんと逆立ちになって久々のハイタッチ。
そして……勢いよく飛び込み、ゴウを抱き締めた。その愛くるしい満面の笑顔に先程までの静かで冷たげな態度は何処にも無く、ゴウも心の底から喜び合った。
一時はヒバニーから進化して冷めてしまったラビフットに思い悩み、別れるという判断の末、後悔の念に苛まれたゴウだったが、殻を破り"帰って来た"相棒に彼の心も救われた事だろう…。


サトシ、今行くぞ!




その頃、玄関の前で戦っていたキバナのジュラルドンは「ワイドブレイカー」で相手4体をまとめて一掃。
黒服の男達が全員敗走した後、ソニアに感謝されたキバナは事態を治めようとジュラルドンと共に何処かへと去り、
彼を見送ったソニアもスタジアムの中へ向かう。

★合流、そして最終決戦


エレベーターで屋上へと辿り着いたサトシ達。そこではダンデのリザードンがムダンダイナ相手に善戦しており、サトシと合流したダンデはルカリオの姿を見て、サトシがローズに勝った事を悟る。
すると今度はゴウ達が遅れて駆け付け、サトシとピカチュウはエースバーンを、ゴウはルカリオを見てビックリ仰天。
ゴウはまだしも、サトシとピカチュウにとってはいきなり知らないポケモンがゴウと一緒に来た訳だから当然と言えば当然である(ゴウも図鑑を見るまでは知らなかったが)。
その後はお互いのポケモンが進化した事を理解し、グータッチを交わすサトシとゴウ。そして、ルカリオとエースバーンもまたピカチュウを加えてグータッチするのであった。


リザードンの「エアスラッシュ」が命中し、落ちていくムゲンダイナ。ダンデはすかさずハイパーボールを投げ当てるのだが、そこで予想外の事が起きてしまう。
ボールに入ったはずのムゲンダイナが物凄いエネルギーを発し、内側からボールを破壊。その際に起きた強い衝撃で全員が吹っ飛ぶと、外に出たムゲンダイナはこれまでに取り込んだガラル粒子の力を全解放し、ムゲンダイマックスを遂げてしまった。


渦巻から伸びる手、という超巨大で異形な姿と化したムゲンダイナ。
リザードンをボールを戻したダンデはサトシ達に「逃げろ」と言いながら気を失ってしまう。
その頃、ローズはオリーヴと共にヘリコプターでスタジアムの様子を遠くから見守っており、


おお!素晴らしい!いいぞ!
お前の力を見せてやれ、ムゲンダイナ!


と完全復活したムゲンダイナの姿に感激していた。その姿はまるで子供の様である。


一方、ダンデでも手に負えなかったムダンダイナを自分達で止めようとするサトシとゴウ。
そこでピカチュウは「10まんボルト」、エースバーンは「かえんボール」、ルカリオは「はどうだん」を同時に放つのだが、ムゲンダイナには全く効かない。挙句にムゲンダイナから「ムゲンダイビーム」が放たれると、その滅茶苦茶な威力に2人は吹っ飛ばされ、3体も地に伏してしまう。
そんな時、ゴウが持ち出していた剣と盾がそれぞれ青や赤に光り出し、ムゲンダイナはそれに引く様な反応を見せる。


屋上に到着し、倒れているダンデに駆け寄ったソニアの前で、


こうなったら、俺達が伝説になるしかないっしょ!


盾を手にしたゴウの言葉と共に剣を持ったサトシも奮起。
しかし、いくらなんでも人間が生身で伝説のポケモンと戦うというのは無謀過ぎ……。


ガラルのみんなとポケモンは、


俺達が守る!!


その言葉と共に剣と盾を掲げるサトシとゴウ。そんな2人に目掛け、ムゲンダイナが「ムゲンダイビーム」を放ったその時、剣と盾が光り、奇跡が起こった……。




まどろみの森の奥地から2つ上がっていく光の柱。それは遥か彼方にあるナックルスタジアムの屋上に向かい、ビームを防ぎながら降り立つ。そして光が消えると共に2体のポケモンが姿を現したのだ。



光臨を果たし、2人が持っていた剣や盾を取り込んだザシアンとザマゼンタは真の力を発揮する為の姿に変化。ソニアはその様子から真実に辿り着く。


伝説の英雄が手にした剣と盾…


その正体は、ポケモンそのものだった…!


とここでピカチュウ達が立ち上がり、ついに反撃の時。
ザシアンの「きょじゅうざん」とザマゼンタの「きょじゅうだん」が炸裂し、大きく消耗するムゲンダイナ。この状況に、


しっかりしろ、ムゲンダイナ!


お前はガラルの未来なんだぞ!!


と取り乱すローズだが、その後にムゲンダイナが放った「ムゲンダイビーム」が直撃。ヘリは無情にも何処かへと落ちていった…。
その直後、ピカチュウ、エースバーン、ルカリオが負けじと放った一斉攻撃が命中すると、最後にザシアンとザマゼンタが揃って特攻。5体による総攻撃によって力を使い果たしたムゲンダイナはそのまま墜落していく。
これならゲットできるはず、とゴウがモンスターボールを取り出すと突然、ボールがバンドも無しに大きく膨らんでいき、隣のサトシと一緒に持ち上げる。そして息を合わせ、2人はムゲンダイナ目掛けてボールを投げ飛ばした。


いくぞ!


せーの!



モンスターボール、ゴー!



開いたボールはムゲンダイナをどんどん勢いよく吸い込んでいき、地面に落ちると3度に渡る揺れと共に元のサイズへと戻った。その後、ゴウのスマホロトムには一つの通知が。


ムゲンダイナが新しく図鑑に登録されますぅ~↑


ムゲンダイナを封じ込める事に成功し、歓喜を挙げる一同。ついに終止符が打たれたのだ。




役目が終わった事で元の姿に戻り、光を纏って天に跳び立つザシアンとザマゼンタ。
同時にガラル粒子の力が失われ、各地で巨大化していたポケモン達が次々と戻っていく。ジャラランガと戦っていたキバナとジュラルドンも急に相手が元の大きさに戻ったので唖然としていた。


2体が去ると共に暗雲の奥から姿を見せる綺麗な星空。その向こうから剣と盾がゆっくりと降りてきて、サトシとゴウの手元に戻る。
ソニアに支えられながら近づいたダンデは感謝の言葉と共に2人を英雄だと認めるが、対する2人は「自分達ではなくザシアンとザマゼンタが英雄」なんだと返すのであった。


★エピローグ


ムゲンダイナの事件も終わり、迎えた3日目の朝。
ブラッシータウンにある研究所ではマグノリアがソニアと会話していた。
ムゲンダイナ入りのボールを地下に封印したマグノリアはローズが失踪中である事を聞くと、
ムゲンダイナが再復活する可能性を想定し、対処法を研究しなければとソニアに期待をかける。


一方、英雄伝説の全てを解き明かし、助手から卒業したソニアは祖母から貰った白衣を着こなしつつ気合を入れるのであった。


その頃、全てを終えたサトシとゴウはまどろみの森を訪れ、その奥の祭壇に剣と盾を元通りに置いていた。


ありがとうな、ザシアン。いつかバトルしょうぜ!


ザマゼンタ、いつかきっとゲットするからな!


ザシアンとザマゼンタに感謝しながらもまた会える事を信じ、祭壇から去っていく一行。
幻として現れた2体は彼らの後ろ姿を見送り、そして消えていったのであった―――。


伝説をめぐる大事件を乗り越え、また一つ成長できたサトシとゴウ。

新しい冒険の扉がきっと2人を待っている―。




★余談

  • アニメ公式Twitterの「アフターストーリー」では1週間ごとにイラスト1点が公開されている。
    • Ⅰは「ダンデの事を思うサトシとピカチュウ」。本人の前では真剣そうにしていたものの、実際にはその格好良さに目を輝かせるほど感心していた。
    • Ⅱは「ブラッシーの研究所に寄った後のゴウとラビフット」。ソニアからダイマックスバンドを貰って喜ぶゴウに無言かつ無表情の姿を見せるラビフットだが、実は後ろの尻尾を揺らすまでに同感していた。
    • Ⅲは「サトシとゴウが外出している間のクチバ」。椅子の上で暖かい飲み物を入れたカップを持っているコハルが元気に鳴いているワンパチを眺めている。
    • Ⅳは「土産話」。サクラギ研究所に戻ったサトシとゴウがテンション高めで事件の事を語っており、聞き手のコハルは例によって引いていた。

追記・修正は剣と盾と巨大なモンスターボールを用意してからお願いします。

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*1 巨大化したポケモン同士によるバトルは観客に被害が及びかねない為、各スタジアムにはポケモンの攻撃などを防ぐ為の特殊なバリアが張られている。
*2 ヒバニーだった頃は口から「ひのこ」を出そうとして上手くいかなかったが、ゴウが偶然見た光景を基に閃き、小石を燃やして蹴り飛ばすという独自の「ひのこ」を完成させた。

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