登録日:2012/02/13 (月) 21:13:28
更新日:2023/08/10 Thu 12:18:18NEW!
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この項目では、グリプス戦役期の地球連邦軍及びティターンズの主力モビルスーツ(以下MS)であるRMS-106ハイザックのバリエーションについて解説する。
▷目次
RX-106
ハイザックのプロトタイプ。後述の“マリン・ハイザック”をベースにした機体、あるいはその逆であるとも言われている。
長らく詳細不明の機体だったが、2017年になって『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』にて、藤岡建機氏による新解釈でRX-106 ハイザック試作型として設定が怪文書の仲間入り整理された。
連邦軍が一年戦争後初めて本格的に設計・開発した新鋭機で、コストを度外視した高性能機であったため、量産化にあたってアナハイム社がデチューンしたものが今のハイザックであるという。
また、試作された内の数機は水中用MSやヴァナルガンドのベース機となった。
余談だが、何故か『A.O.Z Re-Boot』のHPでは英語表記が従来機の「Hi-ZACK」ではなく「HIGH-ZACK」となっている。*1
マリン・ハイザック(A.O.Z Re-Boot版)
MARINE HIGH-ZACK
型式番号:RX-106M
ARZ-106HZM(レジオン仕様)
『A.O.Z Re-Boot』にて藤岡建機氏がリデザインしたマリン・ハイザック。
一言で言うならザク・ダイバーをマッシブにしたようなデザイン。
やはり設定が怪文書化整理され、
ハイザック試作型をベースとした高性能水中用MSであったが、連邦軍が水中用MSの開発に消極的だったことと、ティターンズがTR計画で水中用のGパーツを開発していた為に量産されず、名前だけがザク・マリンタイプの近代化改修機に引き継がれたという。
なお、念願の量産は火星に逃れたティターンズ残党からデータを得たレジオンによって果たされた。
性能こそ二線級らしいが、機体の完成度は高く、技術はザク・マリナーとザク・ダイバーに引き継がれ、特にマグネットハーケンとハイドロジェットパックはガンダムF90Mタイプに受け継がれた、ということになった。
ハイザック先行量産型
型式番号:YRMS-106
読んで字の如くハイザックの先行量産型。
連邦の正規軍ではほぼ次期主力機の内定が決まっていたハイザックだったが、ティターンズでも勢力の拡大に伴ってMSの調達が必須となり、ハイザックでも正式採用に向けた評価試験が行われる運びとなった。
しかし、やはりザクのような外観がパイロット達の不興を買い、正当な評価が受けられないようになってしまっていた。
そんなハイザックの性能を実証する為にティターンズに配備されたものがこの先行量産型である。
正式機と若干外観が異なり、バックパックの放熱フィンが下向きであることと動力パイプが従来のザクⅡに近い位置にあるのが特徴。
また、ティターンズはアナハイム社をあまり信頼していなかったのでコックピットの全天周囲モニターをわざわざ旧来の操縦システムに戻している。
データ収集はT3部隊によって行われ、若干の改良を施した上で正式採用された。
バイザックTR-2 [ビグウィグ]
BY-ZACK TR-2 [BIG-WIG]
型式番号:YRMS-106+BL-85X
ハイザック先行量産型とビームキャノンユニットのBL-85Xを組み合わせた機体。
大型火砲を運用する大型の機体の運用試験を目的に開発され、ティターンズのT3部隊がテストしていた。
名前がハイザックではなくバイザックなのは、コアのハイザック先行量産型以外にもジェネレーターとしてハイザックを一部の胸部パーツごと背面ユニットとして使用していることに由来する。
基本的に移動砲台なので機動性は極めて低く、実戦での運用は護衛が必要不可欠となる。
また、コアのジェネレーターとビームキャノンが連携している為に胸部パーツが破損しなければ分離出来ない、といったいかにも実験兵器らしい欠点を抱えている。
この機体を基に開発されたのが『機動戦士Ζガンダム』本編にも登場した“メガランチャー”である。
ハイザック・キャノン
Hi-ZACK CANON
型式番号:RMS-106C
ビーム兵器を併用出来ないハイザックの火力を補う為にバックパックをキャノン・パックへと換装したもの。
ジム・キャノンと同型の240mmキャノン砲を備えている他にも胸部に着脱可能のバーザム(MS)に似た追加装甲や3連装ミサイルポッドの固定武装化など各所に改造が施されている。
このキャノン砲は弾頭の切り替えが可能で、キャノン砲自体をガトリング・スマッシャーに換装することも可能だった。
ビーム兵器の併用が出来るマラサイの登場によって正式採用されなかったが、少数が生産・実戦配備された。
ちなみにこのキャノンパックはジム・キャノンの機構を外付けパック化した汎用装備らしく、ジム系やマラサイ、ガルバルディβなどの連邦軍の機体なら使用が可能となっている。
マリン・ハイザック(ザク・マリンタイプ)
Marine Hi-ZACK(ZAKU Marine type)
型式番号:MS-06M → MSM-01
所属:ジオン公国軍
地球連邦軍
ティターンズ
開発:ジオニック社
生産形態:量産機
全長:18.2m
頭頂高:17.5m
本体重量:43.3t
全備重量:60.8t
出力:951kw
総推力:66,000kg
センサー有効半径:3,200m
最高速度:45kt
《武装》
60mm機関砲 ×2門
M6-G型4連装240mmサブロックガン
ブラウニーM8型4連装180mmロケットポッド ×2基
ジオン軍が開発したザク・マリンタイプは、戦後連邦軍に接収され、運用された。
“マリン・ハイザック”とは、その中でも前期型のM-1型をベースにハイザック用のタキム社製ジェネレーターを水冷化式に改修して搭載、全天周囲モニター&リニアシートを導入するなどの改造を施して新たに量産した物を指す。
まあ、単なるマイナーチェンジモデルである。
戦闘以外にもシロナガスクジラの生態調査にも使用された記録が残っており、建設や海難救助、水中での作業など様々な用途で用いられたようだ。
ザク・マリナーとザク・ダイバーはこの機体を基にジャブローで開発された連邦軍製のMSである。
近年、『A.O.Z』によって名前だけ本家マリン・ハイザックから受け継がれた機体ということになった。
ハイザック・カスタム
Hi-ZACK CUSTOM
型式番号:RMS-106CS
所属:地球連邦軍
ティターンズ
ジオン共和国軍
開発:グラナダ開発基地
生産形態:量産機
頭頂高:18.0m
本体重量:35.6t
全備重量:60.7t
出力:1,428kw
総推力:74,000kg
センサー有効半径:8,900m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材、ガンダリウム合金
《武装》
狙撃用ビームランチャー
3連装ミサイルポッド
ビームサーベル
ビームライフル
ザク・マシンガン改
《主なパイロット》
カラ
ソラマ
ギリガン・ユースタス
ティターンズの狙撃用MS。その生産数の少なさから別名隠れハイザック。
動力パイプが赤いこと以外は色合いがよりザクⅡに近いものになっているのが特徴。
ハイザックを狙撃能力に特化させた改良が施されており、モノアイが高精度の物になり、ジェネレーターをアナハイム社製に換装したことで出力がアップした。
これによって高出力の狙撃用ビームランチャーが使用可能となり、ビームサーベルも併用出来るようになった。
また、出力強化に伴いバックパックを大型化して機動性も向上、
装甲も一部ガンダリウム合金への換装や装甲自体も厚くなっていて、全面的に性能が強化された。
『Ζガンダム』39話に登場。
シャアとハマーン、ミネバが会談するサイド2・13バンチコロニー「モルガンデン」に潜伏し、エゥーゴのMS9機を狙撃で仕留めていた。
しかし、10機目に捕捉したのが百式だった為にカラ機は百式に、ソラマ機は百式に行動不能にされたところを、ミネバの護衛のガザCに撃墜された。
目立った活躍は無かったが、劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』でもゼダンの門で警備している様子が描写されている。
ハイザック同様、後にジオン共和国に払い下げられた。
連邦製の、しかも旧式のハイザックを与えられた共和国軍人の心境や如何にと思いきや、割と好評だったようだ。
小説版『ガンダムUC』にも登場していたのだが、アニメ版では出番がバッサリカットされてしまった。
因みにデザイナーから『モデラー泣かせ』という異名を貰っている。理由は通常機とデザインを比べると分かりやすい。
未だにプラモが出ない理由でもある。
アイザック
EWAC-ZACK
型式番号:RMS-119
所属:地球連邦軍
ティターンズ
青の部隊
ジオン共和国軍
ネオ・ジオン
新生ネオ・ジオン
ネオ・ジオン残党(袖付き)
F.S.S.
サナリィ
開発:ルナツー工廠
生産形態:量産機
全高:19.2m
頭頂高:18.3m
本体重量:41.6t
全備重量:73.5t
出力:1,428kw
総推力:64,800kg
センサー有効半径:26,000m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材
《武装》
ザク・マシンガン改
ビームサーベル
《主なパイロット》
ガエル・チャン(小説版のみ)
エメ・ウィルヘッド
カサーケ
ミノフスキー粒子散布化での電子戦を想定し、ハイザックをベースに早期警戒機として開発した偵察用MS。
同じ偵察機のEWACジムやEWACネロはパーツの互換性がある。
頭部のロト・ドームに内蔵されたパッシブ・レーダーシステムとデータシステム、腰部の対地カメラ、バックパックには通信アンテナとデータポッド、作戦行動時間延長用のプロペラント・タンクなどを搭載している。
また、前腕部を有線式探査ユニットのカメラ・アームに換装したりデータポッドを人工知能内蔵のドロイド・シーカーと交換したりも出来た。
ティターンズ残党がネオ・ジオンに吸収された、あるいはダカールが占拠された際に一部がネオ・ジオンに流れ、そこから更にアフリカ解放を唱う武装勢力の“アフリカ解放戦線”や“青の部隊”、ネオ・ジオン残党の“袖付き”に流れた為に多くの勢力でその姿を確認出来る。
また、F.S.S(Federation Survey Service)やサナリィのような連邦政府と関連した半官・半民の団体にも配備された。
一方で本来の所属である地球連邦軍/ティターンズ仕様の機体は登場したことがない。
カラーリングに関しては設定画にも使われた青の部隊仕様のブルーが著名だが、それ以外にもネオ・ジオン仕様のグレーや袖付き所属機のグレー+エングレービング塗装が確認されている。
連邦軍カラーについては一度も登場したことがないので不明。
なお、デザイナーのカトキハジメ氏のデビュー作の一つである。*2
ホビー・ハイザック
HOBBY Hi-ZACK
型式番号:なし、またはRMS-116H
所属:民間
ネオ・ジオン
開発:ルナツー工廠?
頭頂高:18.5m
重量:35.4t
《武装》
なし
連邦軍の装備更新が終わり、不要になって民間に払い下げられたハイザック。
“ホビー”とは「趣味」、「道楽」という意味で、おそらく民間に払い下げられたハイザック全般を指していると思われる。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したホビー・ハイザックもそんな機体の一つで、武装を廃して民間に払い下げられ、スポーツ競技向けにホワイトとブルーを基調とした派手なカラーリングとなっている。
劇中ではシャアを密かに護衛する目的でネオ・ジオンが買い上げ、ギュネイが操縦していた。
この機体がなければシャアはアムロに殺られていた、かもしれない。
なお、装甲の形状などノーマルタイプのハイザックとの差異が多く、むしろハイザック・カスタムか先行量産型に近いのでそちらがベースであると思われる。
『逆シャア』の機体以外にも『ジョニー・ライデンの帰還』に通常型のハイザックベースと思しきホビーが国立公園で働いている様子が窺える。
ハイザック [ケラウノス所属機]
Hi-ZACK [KERAUNOS SQUAD]
型式番号:RMS-106
雑誌企画『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』に登場した反ティターンズ組織「ケラウノス」*3に所属するハイザック。
胸部ダクトを廃して冷却機を取り付けたことによって作戦活動時間が伸びた。
また、右肩もスパイクアーマーになっている。
武器は専用の155mmマシンガンランチャー。
ハイザック [アイリス]
Hi-ZACK [IRIS]
型式番号:RMS-106
頭部を破壊されたケラウノス所属機だが、正規パーツが無かったので名前以外は素性不明の怪しい試作頭部ユニットに変更したもの。
センサーの精度が向上している。
そのセンサー精度から、隊内では警戒役となっている。
アイリスとはその試作品の名称から取られている。
ハイザック [エピデンドルム]
Hi-ZACK [EPIDENDRUM]
型式番号:RMS-106
アイリスの頭部を更に換装。よりセンサーが強化され、純粋に早期警戒機となった。
モノアイ系の頭部の中にジム系のバイザーを突っ込んだ妙な頭をしている。
名称はセンサーが強化されたことにちなんで「エピデンドルム(判断力)」から。
ハイザック [ヴァナルガンド]
Hi-ZACK [Vanargand]
型式番号:RX-106E
所属:ティターンズ
開発:オークランド研究所
《武装》
ビームライフル
ハイパーバズーカ
シールド
《主なパイロット》
ロスヴァイセ
『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』に登場する地上用試験機で、強化人間の少女・ロスヴァイセの専用機。
準サイコミュを用いた感応波コントロールシステム「シャーマン・フレーム」の搭載によって追従性が高められている。
また、ベース機はRX-106だが*4、ガンダムTR-1[ヘイズル]等の新技術やパーツを用いて全身に改修が加えられた為、もはやハイザックはおろかザクらしい姿が殆ど見られない程の外観に変貌した。
特に機動性の強化は著しく、バックパックのフレキシブルブースターやスラスターによって1G重力下では他の追随を許さない。
もっとも、その機動性による高Gの為に強化人間にしか扱えないのだが。
強化人間の専用機であると同時にバイアランなどの大気圏内飛行用MSのテスト機だったらしく、試作型イカロス・ユニットという増加ユニットを装着することで、パイロットへの負担が増加するものの、短時間の飛行能力と高い機動性を有している。
武装はガンダムMk-Ⅱの物がベースであり、バレルとストックを延長して長銃身化したビームライフルと、ライフルのバレル下部に銃身を切り詰めたハイパーバズーカを装着するという後のシナンジュに繋がるスタイル。
シールドはハイザックの物に打突用の外縁を取り付けたもので、表面に予備のEパックを4つまで取り付けられる。
表面にEパックを付けて大丈夫なのだろうか?
見た目も中身もハイザックとは思えない高性能機だが、あくまで大気圏内用なのでロスヴァイセが宇宙に上がる際にオークランド研に返還された。
ハイザック レジオン鹵獲仕様
型式番号:ARZ-106HZ
火星のジオン残党軍「レジオン」がグリプス戦役後に火星に逃れてきたティターンズ残党から鹵獲、または火星で生産された物。
基本構造はティターンズ時代と同じだが、カラーリングがレジオンのシンボルカラーである真紅になり、ジェネレーターなど内部構造がアップデートされている。
ビーム兵器が主装備でバックパックのフィン撤去してトライブレードを装備した前線向けの通常型と、
実弾兵装が主装備でマラサイのバックパックを装備した市街地などでの警護向けの軽装型が存在する。
アクア・ハイザック
AQUA HIGH-ZACK
型式番号:RMS-106M-2
ARZ-106HZM-2(レジオン仕様)
本家マリン・ハイザックに先述した水中用Gパーツ「アクア・ハンブラビⅡ」を装備した形態。
これによって機体性能は第一線級に引き上げられたという。
レジオンではアクア・バーザムのことをエリート用に、マリン・ハイザックを一般兵用にとしているようだ。
グラン-ザック
GRAN-ZACK
型式番号:ARZ-106GZk
レジオンのハイザックにホバリングスカートユニット「グランユニット」を装着したもの。
ローザック
LOW-ZACK
型式番号:ARZ-106
これもレジオンの機体で、老朽化したハイザックを作業用に転化したもの。
かつて作業用ザクがそうだったように現地改修であるので、同一仕様の機体は存在しない。
ハイザック飛行型
レジオンによって量産化されたヴァナルガンド。
強化人間部隊「新生PG(サイコ・ガール)部隊」によって運用される。
U.C.0091年に発生したティターンズ残党とジオン・マーズの反乱の際に鎮圧に4機が投入されたが、奪われたサイコガンダムMk-Ⅱ(作業用に改造されていた)によって全滅させられた。
ハイザック ブラックヘアーズ特殊任務仕様
HI-ZACK [Black Hears]
型式番号:YRMS-106
トリスタン特務大佐率いるティターンズ内の特務部隊ブラックヘアーズに配備されたハイザック。
ベース機は先行量産型。
部隊名が表すように機体色は真っ黒に塗装され、頭部にはバイザーを装着、胸部へ装甲を追加、左肩はショルダースパイクを撤去してコンバットナイフを装備するなど、後のエコーズジェガンを思わせる装いとなっている。
G(グランド)・ザック
型式番号:PCX-005
所属:新生エゥーゴ
スーパー・ジオン
生産形態:量産機
全高:18.65m
本体重量:30.5t
『機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ』に登場?するハイザックの重武装強攻型。
ザクの後継機の中で最も安定した性能を持ち、新生エゥーゴやスーパー・ジオンなど複数の勢力で主力となっている。
……という設定だが、そもそも『Oガンダム』が「月刊OUT」のパロディ企画なので設定自体に意味は無い。
にせガンダムMk-Ⅱ
『元祖!SDガンダム』に登場。
にせガンダムがハイザックをスカウトして改造した姿。
頭はV字アンテナ、バルカンポッド、アゴを追加してガンダムMk-Ⅱ風にしているが、にせガンダムと違ってボディはちょっとスラスターが増えたくらいで殆ど色替えした程度に過ぎない。
『SDコマンド戦記 G-ARMS』の頃にはにせガンダムの元を離れてなんと本物のMk-Ⅱ(黒)とつるんでティターンズを結成、マスクコマンダーの影武者となっていた。
『SDV』ではリアル風の設定として、「バーザム開発の為、ハイザックにガンダムMk-Ⅱのデータをインプットした機体」という設定が与えられた。
【他ゲームへの出演】
機動戦士ガンダムバトルオペレーション2
ハイザック・カスタムとハイザック・キャノン[増加装甲]、アイザックが参戦していて、いずれも支援機である。
ハイザック・カスタムは450コストスタート。長射程のビームランチャーによる狙撃で相手をよろけさせていく狙撃サポートが得意。
支援機にしては足が速く、狙撃中にレーダーを確認できるため強襲機の接近に気づきやすい。
しかし手数が少なく、格闘を食らうと昇天級の大ダメージを受けるため、ポジション管理が命である。
ハイザック・キャノン[増加装甲]も450コストスタート。攻撃面では長射程の3連射キャノンと燃焼効果付きミサイルが強く、主兵装は専用ビームライフルとザクマシンガン改から選択可能でどちらを装備しても強い。
防御面は足こそ遅いが、それを補うようにHPと防御力がかなり高く、ほぼ全身に被ダメージをカットする緩衝材を持っているので生存力が高い。
強襲機が来ても持ち前の耐久とキャノンで粘り強く対抗できる。
アイザックは400コストスタート。
射撃兵装がザクマシンガン改とグレネードしかないが敵の位置を味方の知らせたり、相手のステルスやジャミングを無効化する珍しいタイプの機体。
攻撃力はないが逃げ足の速さと汎用機の比較的近くにいることが多いこともあり、強襲機につかまりにくい。
【立体化】
ハイザック自体の立体化が少ないという事情もあって、バリエーション機の立体化は希少。
……だったのだが、2023年7月に突如として福岡のGUNDAM SIDE-F限定商品としてHGUCホビー・ハイザック(A.O.Z RE-BOOT版)の発売が告知された。
ホビー・ハイザックのガンプラ化自体が奇跡的なのにまさかの建機版デザインである。*5
これが意味していることは果たして……?
追記・修正は連邦製でもザクのフォルムを好む人がお願いします。
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▷ コメント欄
- 開発から10年も経ってない機体が民間に降ろされるあたり、あの世界のMS開発の早さがよくわかる -- 名無しさん (2014-08-14 23:39:17)
- ホビー・ハイザックはロストヒーローズシリーズで意外な活躍。いわゆるはぐれメタルポジション。 -- 名無しさん (2016-04-18 19:02:06)
- ハイザックは悪い機体ではないんだけど、ジェネレーター出力低すぎて発展性がなさ過ぎたからな -- 名無しさん (2020-04-24 05:22:39)
- そのくせギラドーガとかRFザクとかに発展してしまってザクIIIさんの心は硝子である -- 名無しさん (2021-03-24 18:47:57)
- ↑2 「不十分な出力のジェネレーターしか用意できなかった問題は連邦制式採用機の部品を担う大手企業同士のゴタゴタに巻き込まれた結果だとしても、開発年代を考えれば倒すべき敵はジオン残党だから一年戦争時代の機体に問題なく基礎能力と新兵でも問題ない操縦性の性能さえあればよかったし、コロニー警備に使うならむしろビーム兵器の必要性は薄かった。その大前提がバスクのやらかしのせいでいらん敵作って全部ブチ壊しになった」という旨の考察があって興味深かった -- 名無しさん (2022-11-13 08:26:15)
#comment
*2 もう採用されたのはジムⅢだが、こちらは明貴美加氏がクリンナップしたものが作中に登場し、残りのガザマリナーとメタスマリナーは不採用となった。
*3 後にカラバに編入
*4 補修用のパーツは量産型の流用。
*5 しかも建機版ホビーは本編に登場した機体ではなく、開発系統図の隅っこに描かれていただけ。
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