ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕

ページ名:ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕

登録日:2017/07/10 Mon 04:55:50
更新日:2024/02/08 Thu 13:40:11NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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「繋ぐ光」が標となるだろう


照らしてやるのだ 奪われてしまったもの達の帰り道を








概要


『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』とはウルトラ怪獣擬人化計画の派閥の一つ。
同名の漫画作品が主体であり、連動してフィギュア化などが予定されていた。


作:ジコウリュウ
脚本:トオノキョウジ
漫画:閃 凡人
キャラクターデザイン:まめっち
監修:円谷プロダクション



Plex版の音沙汰がなくなり、KADOKAWA版とPOP版が二強となっていた擬人化計画に、突如参入した第四派閥。
漫画は講談社の月刊少年シリウスで連載されていたが、第10話からWeb配信の水曜日のシリウスに移籍
単行本は全3巻だが、売り上げの不振か最終3巻は電子書籍のみのリリースとなっている。


などなど、怪獣の擬人化であることがストーリーに関連した先達と異なり、
本作では、基本的にキャラクターと、デザインの元となった怪獣に直接の関連がない。
寧ろ「オズの魔法使い」の要素がところどころに見受けられる。
例えば、主人公のヒナとナタはツインテールの擬人化だが、作中設定では普通の人間/魔法によって変えられた姿でしかない。


それだけ聞くと、ただの少年少女の冒険譚でウルトラシリーズである意味がないが、
様々な異世界を渡るという、本家のマルチバースを連想させる世界観や、
怪獣をモチーフとした、非人間の生物たち。
TV本編での光の巨人の醜態活躍も伝わっていたり、原典そのままの怪獣も存在すると、
本作オリジナルの要素に、既存のウルトラシリーズの要素が混ざり合い独特の世界観を形成している。



あらすじ


奪われた大切なものを取り戻しに行こう!


割れた空から現れた魔法使いに姿を変えられたヒナとナタ。
二人は赤い靴に誘われ、虹の彼方の異世界を渡る不思議な旅に出る!
ウルトラ怪獣モチーフの少女達が繰り広げる異世界思春期青春ジャーニー開幕!!
(1巻裏表紙より引用)



登場人物

◆主要人物

  • ヒナ/双舞ひなた

「私やナタにも 取り返すものがあるからね!」
本作の主人公の一人。ツインテール(髪型)な少女。
モチーフはツインテール赤い靴の少女も含まれると思われる。
考えるより先に体が動くタイプで困っている人を放って置けない性格。
ナタを庇いサバトに殺されるが、パルゴに与えられた赤い靴によってナタの命を分け与えられる形で蘇生する。
ナタを元の姿に戻し、奪われた時間を取り戻すために世界を廻る旅に出る。


  • ナタ/海老原太陽

「君に伝えたいことがあるんだ だから君に生きててほしいんだ 僕の命ならいくらだって貸すよ だから… だから……っ‼︎」
もう一人の主人公の少年。こちらもモチーフはツインテール
他派閥含めて、擬人化計画初の男性擬人化!! ……擬人化?
引越しが決まりヒナと過ごす「時間」を望んでおり、その想いをサバトに利用される。
ヒナの蘇生をパルゴに願い、代償としてかツインテールの人形のような姿に変えられ、ヒナの背中から離れられなくなった。


  • お嬢/K1NGシリーズ型式番号「JO-001」

「もしできるのなら 妹たちの心を取り戻したい いえ 取り戻さなければいけません もう一度あの笑顔を見るために」
旧「ペダンシティ」でヒナ達と出会ったアンドロイドの少女。
モチーフはキングジョー(ただし、初代にはないペダニウムランチャーを装備しているため、キングジョーカスタム(SD)も含まれていると思われる)。
心を持ち後継機や他のロボット達と平和に暮らしていたが、
試作機故に、妹達のような完全な「心」を欲しており、その想いをサバトに利用され、
後継機達を心無い兵器へと変えられ、ペダンシティを崩壊させてしまう。
妹達の心を取り戻すために、ヒナ達の旅に同行する。


  • ミク

「ううん 一人じゃねぇだ みんなに勇気わけてもらっただよ」
牛飼い達が住む世界の少女。モチーフはミクラス。他の村人も牛もミクラス。男性擬人化が大勢‼︎
サバトに「勇気」を奪われた村人達に、牛の世話を押し付けられていた。
彼女自身も臆病な性格だが「誰かのために頑張ろうとする姿」をナタに褒められ勇気を出したことで牛に認められ、
サバトから「勇気」を取り戻すために旅に同行することを決めた。
ナタに惚れている。


  • ガラ子

「かくしごとはダメだぞ! だんまりばっかりしてると ともだちいなくなっちゃうんだぞ?」
神樹マルスに住む少女。モチーフはガラモンだが、風船を持つ、人助けが好き、一緒に暮らしている面子などピグモンの要素が強い。
テレスラコという小動物と心を通わせている。


  • ブウス子

「ボク“たち”にもわからないんだ 決めるのはきっと君たちじゃなきゃいけないのさ」
パルゴの城の門番兼、靴磨きの自称妖精。モチーフは快獣ブースカ。


  • ちゃめゴン

「シオシオのパァ〜!」
ブウス子と行動を共にする同僚。チャメゴンそのものの姿。
姿形を自在に変化させる能力を持つ。


  • キングエレトカゲ/電池

「キー」
ミク達の住む世界の湖に住む小さなトカゲ。体から電気を発する生態を持つ。モチーフはエレキング
一個体が、お嬢に生きた電池として気に入られ、またトカゲ自身も彼女に懐き「電池」と名付けられ旅に同行する。



◆サバト関係者

  • サバト

「誰かの大切なものって素敵じゃない? そんな素敵なものを集めたら もっと素敵なものができる それは崇高なことだわ」
空を割ってヒナ達の世界に現れた黒い魔女。外見はダークエルフのような感じ。
モチーフは怪獣人プレッシャー。なのだが、魔法使いという以外元ネタの特徴に乏しい。
世界を渡り、無作為に選んだ住人から聞き出した「大切なもの」=可能性を世界全体から奪い取っている。


  • パルゴ

「この子が行こうと望む場所へ虹の橋が導くでしょう ついて行ってあげなさい この子の行く先へ」
サバトに同行する白い魔女。外見はそっくりだが、衣装が白い。
当然、こちらもプレッシャーがモチーフ。だから何処がなんだ
サバトの呼びかけに顔を背けたり、ナタの願いに応えヒナを蘇生させるなど、完全な悪人というわけではない模様。
ヒナを蘇生させて以降は、サバトとは別行動を取っている。

遥かな昔、世界は唯一無二のものであり、
サバトとパルゴも同一の存在だったが、何らかの異変により世界がバラバラになり、その影響を受け二人に分離した。
明言はされていないが、扉絵に描かれた後ろ姿や魔力の塊が象った姿から、
モチーフどころではなく、正真正銘プレッシャーそのものだったと思われる。


かつての存在に戻ることを目的に、数多の世界を旅しており、
世界が育んだ「可能性」が強い力を秘めることに気付き、
「可能性」を一つに纏めることで世界を一つに創り直そうとしているが、
同時にそれは、現在存在する全世界の消滅を意味している。


世界が可能性を育てて行ったのと同じように、二人も旅するうちに成長しており、
サバトは、どうせ消えるのなら何をしても問題ないと残虐性を強め、
パルゴは、命を守り未来に繋げることが自分達の力になると、世界で生きる人々が作る「可能性」へ愛を抱き、
本来の形に戻すべきか、今の形のまま存続することのどちらが正しいか迷うようになり、サバトを止めようとしている。



「キュアアアア」
本家そのままの怪獣として登場。作中では名は呼称されずジェロニモンからは「火と毒の怪鳥」と呼ばれている。
かつて光の巨人を屠ったことは、ジェロニモンにも伝わっていた。
サバトに使役され神樹マルスへと渡り、毒を吹き掛けマルスの一部を朽ちさせ、
ジェロニモンをも毒牙にかけるが、
フル充電のお嬢のペダニウムランチャーの一撃を頭部に受け、撃沈した。


  • ダダ兵

「ダダ!!」
ダダをモチーフとしたサバトの使役する少女達。
顔は全個体、ほぼ共通している(ナタによると微妙に異なるらしい)が、
ダダの顔が落とし込まれた服のデザインは3パターンある。
ミクロ化光線銃を携帯し、サバトの命令に従いエネルギー源とするために生物を捕獲している。
元々は高い科学技術を持つ種族だったが、サバトに「言語」を奪われたことで、思考も失いサバトの命令を実行するだけの駒となった。
ジードに出たダダマークも登場。


  • 威圧する者プレッシャー

「フフフフ」
新たな世界のコアを守るために、サバトが残した魔力の塊。
怪獣人プレッシャーの姿をしたエネルギー体であり、大きさも怪獣サイズ。
媒体となる新たな世界のコアと土台は原典でのプレッシャーが使用した万能杖と、そこから出した風船のオマージュ。
原典でも使用した光線や火球の他、胴体部を裂き体内からブラックホールを出現させる能力を使用する。
また、魔力の塊であるため物理的な攻撃は通用しない。



◆その他

  • 「ブラック」

「ありがとう お姉様」
お嬢の妹の中でも、特に感情豊かだった黒いアンドロイド。モチーフはキングジョーブラック
完全な兵器となりマザーコンピュータを守護していたが、機能停止時には精神体が感謝の言葉を述べている。


「ここは神樹マルス 世界とはぐれあてどなく彷徨うしかない者たちの宿り木 帰る家も世界も失くした者たちの安息の地 奪わせるものか! 知恵も命も 全ては彷徨い子たちの未来のためにあるのだ!!」
原典そのままの怪獣の姿で登場。神樹マルスに住む「彷徨う者」の一人。
深い知恵と洞察力を持ち、マルスの長のような立ち位置。
「彷徨う者」達の寄る辺となるマルスを護るためにサバトとバードンと戦い毒牙に倒れるが、
最後の力を振り絞り、自身の知恵を代替としてサバトの杖に送り込むことで、マルスの知恵を守り抜き、トカゲサイズに退化した。


  • グリシーヌ

「もう充分です だから 元の優しいお父様に戻って…」
茨に覆われた世界の領主の一人娘。モチーフはアストロモンス
不治の病に侵されており、サバトに誑かされた父親により人々の愛情を奪い取り糧とすることで病を治す薔薇を使い治療されている。


  • バラ

サバトが領主に手渡したバラ。
蔦を伸ばし人々を絡め取り愛情を吸収することで成長し、グリシーヌの病を治すとされている。
本体は複雑に絡み合い、アストロモンスの形状をした巨体を形成しており、
末端は、無数のケロニアのような形状を取っている。



用語

  • 赤い靴

白い魔女パルゴが、ナタの願いに応えヒナに与えた靴。
かかとを三回鳴らせば、望む場所まで伸びる虹を発生させる力を持ち、世界を越えることもできる。
ナタの命を分け与え、ヒナの命を繋ぎ止めているが、一時的なもので長くは保たないものらしい。


  • 彷徨う者ジャーニー

住む世界を失くすなどして、寄る辺となる世界から離れた者達の総称。ヒナ達もこれにあたる。
神樹マルスでは、モブキャラとして旅人姿のガッツ星人ベムスター
ドラキュラスウー、キーラなどを思わせる様々な「彷徨う者」が描かれている。


  • 神樹マルス

森のように広大な枝葉を伸ばす一本の「知恵」と「命」の樹。
様々な世界の記憶が流れ込んでおり、その実には周囲にいるものの記憶を映し出す力がある。
住む世界を失った者達が流れ着く世界であり、「彷徨う者」の寄る辺となっている。


  • 光の巨人

ジェロニモンやパルゴの口頭に挙がる、かつて活動していたとされる存在。
世界の「可能性」を最も強く宿す、子供達の小さな瞳から力を得ていたらしい。
イメージでは初代セブンタロウレオゼロのようなシルエットで描かれている。



追記・修正は大切なものを取り戻すためにお願いします。


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  • ジェロニモンが善側って珍しいよね。最高に格好いい -- 名無しさん (2017-07-10 17:45:48)
  • オズの魔法使いモチーフということにも触れたら? -- 名無しさん (2017-07-10 20:55:27)
  • ウルトラで赤い靴ってすごい不穏な予感がする… -- 名無しさん (2017-07-10 20:57:15)
  • 不穏というけど、このモチーフはウルトラ超八兄弟の方の赤い靴の女の子じゃないか、世界渡るし -- 名無しさん (2017-07-11 17:57:57)
  • ジェロニモンとテレスドンとドラコが家族同然って、メンツ的にどう考えてもピグモンなんだよなぁ -- 名無しさん (2017-07-11 21:22:20)
  • プレッシャーがどこがだってつコマれてるけど耳尖ってて魔法使いキャラなんだから十分モチーフ取り込んだ擬人化だろ。もっと無理ある擬人化なんか山ほどあるしこの程度でツッコむか? -- 名無しさん (2017-07-12 21:03:31)
  • ガラ子→子供サイズのガラモン→ピグモンで、ピグモンオマージュなんじゃないかな -- 名無しさん (2017-07-13 18:21:39)
  • ↑2 杖のデザインが違う、プレッシャーには第3の目はない、外見上の大きな特徴である肋骨のような模様がない、名前は1文字も共通してない。少なくとも、ウルトラ怪獣に詳しい人であっても言われないと気づけないレベルだと思う。 -- 名無しさん (2017-07-13 22:28:51)
  • まさかのブースカ -- 名無しさん (2017-07-27 22:05:41)
  • 何気に擬人化計画では貴重な2000年代の怪獣が登場している作品(ほかの媒体はほぼ全てガイア以前とオーブ以降のみであり、ナイス~Xの怪獣はほとんど存在しない) -- 名無しさん (2018-03-02 23:27:25)
  • 単行本派だったけど、3巻が電子版しか出てなかったのを今知った……道理で本屋で見かけないと……(情弱) -- 名無しさん (2019-04-21 10:37:30)

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