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更新日:2024/05/17 Fri 11:20:44NEW!
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魔剣 妖刀 呪われた武器 剣 インテリジェンスソード 仲間 刃物 武器項目 刀 金属生命体 一覧項目 架空の武器 妖怪 意志ある武器 生きた剣
「インテリジェンスソード」とは、自らの意思を持った刀剣類の事である。
この呼び名が広まったのはテーブルトークRPG『アドヴァンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』でルール化されたのが草分けだと考えられている。
「己の意志を持ち、所有者と語る武器」の起源としては、メソポタミア神話の戦闘神・ニヌルタが所有する多頭の棍棒「シャルウル」がそれに近いものとして存在する。
このシャルウルだが、
- 宴の最中に新たな敵の出現を主人に注進する
- 慢心で主に隙が出来た事を悟り、一時退却を促す*1
- 敗北した主に再戦を訴え、勇気を奮い立たせる
……など、強力な武具であると同時に忠実な従者であり、心を許せる戦友でもあるという独自のポジションを築いている。
▼目次
概要
魔剣/妖刀や生きている道具・環境の中でも、とりわけ特別な存在として扱われる事が多く、無機質な刀剣でありながら、独立した意思を有する存在である。
単純に「会話出来る」だけならおしゃべり機能に過ぎないのだが、「インテリジェンスソード」と呼ばれるレベルになると、無機物であるが故の不老性から豊富な知識や経験を有している事も多々あり、アドバイザーや剣の師匠として活躍する事も多い。
更にハイレベルなものになると、自ら魔法を放ったり、空中浮遊など、独立して攻撃したりする事も可能だったり。
ただ、知性を持った人間にも善人がいれば極悪人もいるように、
必ずしも持ち主にとって有益とは限らず、邪悪な性質を持つインテリジェンスソードの場合、肉体の乗っ取り能力を駆使し、自らを手にした人物を自分の傀儡にして無理矢理操る非常に危険なものもある。
(例:『どろろ』妖刀似蛭、『ジョジョの奇妙な冒険』アヌビス神、『魔法戦隊マジレンジャー』シチジューロー他)
なお、この項目では定義として「独立した意思がある」、レベルは「会話が出来る程度」とし、以下のような事例については取り上げない。
- 意思らしきものはあるが、独立した人格にはなっていない
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の「鎧の魔剣」などは「所有者を選ぶ意思がある」とされているが、どのあたりまで明確な意思があるのか作中では曖昧なため、ここでは取り上げない。同作の「ダイの剣」は、明らかに独自の判断で行動しているがコミュニケーションが取れない、というこの項目における定義のグレーゾーンにあたる。
『ONE PIECE』に登場する「三代鬼徹」も同様に自ら所有者を選んでいるような描写はあるが、偶然とも取れるものであり、意思があるのかどうかは不明。
- 剣そのものではなく、外部に意志実体が存在する
具体的には『BLEACH』の斬魄刀など。
会話能力があるとはいっても、どちらかというと剣そのものに意志があるというより「特殊な意志実体を召喚出来る特殊な剣」というニュアンスが強いため。
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』に登場する剣の精霊「ファイ」も、剣に宿ってはいるが剣の守護者・管理人という方向性が強く、「意思のある剣」とは微妙に違うだろう。
代表的なインテリジェンスソードたち
小説・ラノベ
- ストームブリンガー
<さらば、友よ。われはなんじの千倍も邪悪であった>
小説『エルリック・サーガ』に登場する「嵐をもたらす者」という名を持ち、全体にルーン文字が刻まれた黒い魔剣。
意思を持ち、敵の魂を食らって所有者に生命力を与える事が出来、最後には所有者自身をも滅ぼす典型的な魔剣と言える。
その正体は、法の神々の勢力が混沌の神々に対抗するために作った混沌の力を持った剣であり、あまねく百万世界に様々な形でその化身として誕生してくる「黒の剣」と呼ばれる存在。
名も無き邪悪な神格(敢えて名を呼ぶなら「恐怖」)が剣の精として宿っている。
そして黒の剣は、法と混沌の均衡を保つために様々な形で百万世界に顕現するEternal Champion(永遠の戦士)によって用いられる。
『エルリック・サーガ』の世界においてはモーンブレイド(これも同時に顕現した黒の剣)と共に二振りの姉妹剣として造られるという形で顕現した。
同一の存在である無数の黒の剣を百万世界から呼び出したり出来る。
まさしく有名所だが、更にルーツを辿ると↓の『グアサング』の影響を受けているのでは、とも言われている。
- グアサング
<然り、喜んで汝の血を呑もうぞ。わが主人ベレグの血と、不当に弑せられたブランディアの血を忘れるためだ。いかにも汝の命を速やかに奪ってやろう>
現代ファンタジー創作の始祖とも呼べる『指輪物語』に登場する魔剣。
グアサングの名は、作中で登場するエルフ語*2で「死の鉄剣」を意味する。かつては「アングラヘル」と名付けられていたが、その呪われた定めが認識されたことで改名された。
元は「暗闇のエルフ」とあだ名された超偏屈なエルフの鍛冶エオルによって隕鉄から作られた剣で、漆黒に輝く刀身を持ち、いかなるものを切り裂く切れ味を持っていた。
しかし作成者にして持ち主だったエオルが非業な運命に倒れたせいか、「かつての持ち主の黒い意志が宿っている」「決して持ち主を愛することはない」という魔剣となってしまった。
その後紆余曲折を経て、人間族の英雄トゥーリン・トゥランバールの手によって振るわれることとなるが、その凄まじき切れ味により彼に数多の勲を、そしてその呪われた定めにより数多の不幸をもたらした。
最終的にこの剣によってトゥーリンは仇敵である金色龍「グラウルング」を滅ぼすことに成功するが、死の間際にグラウルングがある秘密をトゥーリンの妻に、そして彼に明かしたことによって、身重だった妻は崖から身を投げて自殺。
それに絶望したトゥーリンもまたグアサングに身を投げて自殺し、それと同時にグアサングも砕け散ってしまう。
- ラグナロク
安井健太郎の小説『ラグナロク』に登場する剣。主人公のリロイ・シュヴァルツァーが所有する。
本作は基本的に彼の視点から語られる一人称小説である。
その正体は5000年前の超高度文明が作った武器の一つ。見た目は鍔の辺りに宝玉(システムの中枢)が嵌まった幅広の剣で、
作中時代ではほぼ破壊不可能な強度を持っており、剣としても普通に使えるが、その本領は剣という形状は全く関係ない破壊力を有する兵器である。
銀髪の若者の姿(この容姿には自信がある事が地の文からうかがえる)を生み出す事も可能で、過去の達人のデータも搭載されているため、自分で自分を振るう事も可能なのだが、本物の剣豪には及ばないとの事。
- デルフリンガー
『ゼロの使い魔』に登場する長剣。
剣自体は至って普通だが、意思を持ち、喋る事が出来る他、魔法を吸収して、その分だけ持ち主を操るという能力を持つ。
どちらかというと武器と言うよりは主人公・平賀才人の「仲間」と言えるポジション。
エルフの先住魔法で作られたため、他にもいくつかの特殊能力を持つ。その一つに、仮に自分の刀身を破壊されても、近くに別の剣があれば宿る器を乗り換える事が出来る力がある。
また、自身の姿をある程度変える事も可能で、才人が手に入れた当初はボロボロのさび刀だったが、実はこれは相応しい使い手が長い間現れなかったせいでふてくされて自分で姿を変えていたわけで、才人を使い手として認めた後は立派な大刀としての真の姿を表した。
- プリムブレード
韓国のファンタジー小説『ドラゴンラージャ』に登場するインテリジェンスソードで、作中では「エゴソード」という分類。
この手の剣では珍しく女性人格で、所有者を操ったりする危険性はないが、恐ろしくお喋りで我儘。
しかも彼女の声は所有者にしか聞こえないため、端から見ると剣と言い争いをしている危ない人でしかない。
剣の柄を持っていなければ声は聞こえなくなるが、そうすると今度は大音量の金属音を響かせ始めるという厄介さ。
単純な武器としては鋭い切れ味と魔法の使用能力を兼ね備えた名剣と言って差し支えないものだが、獲物の肉体を貫く瞬間が何より好きというなかなかはた迷惑な性癖を持ち、敵の体を貫く瞬間だけは黙る(相手の心臓の鼓動が止まる音を聞くため)。
年を経ているためか、知識量は豊富なようで、後にこの剣を譲られた戦士(田舎領地の警備兵隊長)は後世「賢者」として称えられている。
続編の『フューチャーウォーカー』ではこの新しい持ち主との共演が見られる他、製作者も明かされる。
- 師匠
『転生したら剣でした』の主人公。元々は現代日本人だったが、名前などの記憶は失っているため、仮称「師匠」と呼ばれている。
転生ものにありがちなチート能力持ちで、魔物を狩れば狩るほど強くなる。単体でも空中浮遊して切り伏せたり、魔法を使って敵を殲滅する事も可能。
ただし、実は単純な剣としての性能は作中基準でみるとあまり高い方ではなかったりする。
その代わりに持ち主とスキルを「共有」する力を持ち、魔物を狩って得たスキルを持ち主と共有して発揮する事で、単純なステータス以上の力を発揮する。
- 紅蓮姫
前田珠子のライトノベル『破妖の剣』に登場する剣で、主人公ラエスリールが振るう。
人外の怪物「魔性」を唯一滅ぼせる武器「破妖刀」の一振りで、魔性の心臓*3に突き立てる事で、その命を食らう能力を持つ。
破妖刀の中でも「最強」と呼ばれる名刀だが、その性格は非常にわがまま。
当初は魔性とあらば見境なく食おうとする大食い&悪食であったが、第一巻で上級魔性を倒してからは舌が肥えてしまい、下級魔性相手だとやる気を無くし、上級魔性を前にすると「早く食わせろ」と暴れ始めるようになった。
加えてオシャレでもあり、あるエピソードで柄を砕かれ、拵えを作り直した際も、「デザインが気に入らない」といちいち文句が多かった。
- 殷雷刀ほか、『封仙娘娘追宝録』の宝貝
人間界に散らばった欠陥宝貝の回収劇を描いたライトノベル。
武器に限らず様々な宝貝が登場し、中には意思を持つもの・人型になれるものも多い。
基本的に「人に使って欲しい」という道具としての業を持つため、人間界でも大抵は誰かに拾われ使われる。
また欠陥宝貝は文字通り何らかの欠陥を抱えている。内容は機能の不備だったり、予想外の危険性があったり、宿る意思に何らかの問題があったり…など様々で、欠陥の度合いや影響度も千差万別。
ちなみに主人公の和穂と共に旅をする殷雷刀は、雷気を操る刀の宝貝。
武芸百般に通じており、人型になって戦う事もある。
刀の状態だと使用者にも自分の能力を与え、使用者の同意があれば使用者の肉体を操作して彼自身を振るわせる事も可能。
但し(武器なのに)情に脆くて非情に徹しきれず、他人に情けをかけるという欠陥がある。
- 渇望の剣
ライトノベル『TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す~ヘンダーソン氏の福音を~』に登場する剣で、主人公エーリヒが手に入れてしまった魔剣。
見た目は禍々しい黒い長剣だが、折れない強靭さ・優れた切れ味・呼べばすぐ持ち主の元に現れる・持ち主が扱いにくそうにしていれば扱いやすい長さに変化すると意外に堅実な強さを誇っている。
…但し、持ち主に「自分を使って戦ってほしい」・「いっぱい使って愛して欲しい」とヤンデレレベルの重い愛を捧げており、持つ主は愛を叫ぶ思念に苛まれる事になる。
なんでも前の持ち主はその愛の重さを愛し返せる変人だったそうだが、成り行きで現所有者となったエーリヒは既に愛剣を持っていた上、故郷で待つ愛の重い幼馴染の存在もあって最初異空間に全魔力を掛けて投棄したが、
なんとそれでもいつのまにか戻ってきたため、やむなく有事の際の切り札としてたまに使っている。
- シュティンルーク
ライトノベル『本好きの下剋上』に登場する剣で、ローゼマインの護衛騎士であるアンゲリカが魔力を込めたり魔石を使ったりして地道に育てている魔剣。
普段は短剣程度の鞘に納められているが抜いた際には使い手自身が込めていった魔力に応じて刃渡りが伸びているという、魔剣の基本特性の他に周囲の会話を覚えてフェルディナンドの声(CV:速水奨)で助言や説教を行う。
本来魔剣はこうした人格は持たないが、これまで魔剣に流した属性の説明を受け短所を補うように魔力を込めて欲しいと言われた時に、ローゼマインがそもそも属性についてよく知らなかったため知識や思考力といったアンゲリカ自身の短所を補うようにとそれらの特性をイメージしながら魔力を流していた。
これを知らされたフェルディナンドはまたやらかしたのかと急いで飛んできて魔力を流して魔剣の状態を確認したが、これによってフェルディナンドの人格と声がトレースされてしまった。
アンゲリカは勉強や人の話を覚えるといったものがとても苦手なことや、剣が自分のことを我が主と呼んでくれたこともあって感激している。
しかし柄頭の魔石に触れて魔力を流していなければ学習できないため、授業には出席しなければならず相手の話を聞く時にも誤解を招きかねない。
だが授業で得る知識もシュティンルーク任せにしたようで、アンゲリカは脳筋を加速させている。
漫画・アニメ
- 妖刀『似蛭』(どろろ)
主人公百鬼丸の身体を奪った48(新アニメでは12)の魔物の1匹。
触れた人間に憑依し、殺人鬼に変える妖刀で、切った相手の血を餌として好む。
田之助から似蛭を奪ったどろろも一時期憑依されていたが、またも田之助の手に渡り、虐殺を開始。
最期は百鬼丸に勝てぬと踏んだ田之助が正気を取り戻し、自らを串刺しにして自害。
残った似蛭は百鬼丸に破壊され、悍ましい怪物の姿で絶叫してぼろぼろに風化し、消滅した(原作では右目、新アニメでは両耳が戻ってきた)。
新アニメ版では元々錆刀で、人の血を吸うことで覚醒する設定。
またPS版では田之助の妹・須志が百鬼丸への復讐心に目を付けられ、別の妖刀に憑りつかれてしまう。
- ソード人
『コブラ』に登場した砂の惑星サドスの原住民族で、どういう進化をたどって来たかは知らないが、顔が付いた剣そのものの姿をした異星人。
テレパシーで甲冑を操って自分の手足とし、自分の身体を剣として戦い、突き刺した相手の生命エネルギーを糧とする。
知的生命体を捕食しないという掟があったのだが……。
- 妖剣「飛龍」
上記の『コブラ』と同じ寺沢武一のマンガ作品『鴉天狗カブト』に登場するインテリジェンスソード。
外観はハバキ部に顔がある日本刀で、その顔は発声と会話が可能で、単独で飛び回る事がある。
風を操り、切っ先から五寸(約14cm)は風圧で切り裂くという効果を持つ。
常に血に飢えており、間を置かず戦って血を吸わせないと持ち主に斬りかかって血を吸おうとするという物騒なカタナ。
天狗流先代も持て余して封印していた飛龍であるが、天狗流二代目である主人公カブトの佩剣として抜き放たれた。
エジプト9栄神のうちの一つ『アヌビス神』の暗示を持つスタンドであり、意思を持った刀。
握った者を意のままに操る力と物質を透過して斬り付ける事の出来る能力や、相手の攻撃パターンを記憶し対応する能力を持つ。
ジャン=ピエール・ポルナレフに一度は敗北するも、再戦時に動きの記憶を活かして勝利し、操り人形にする事に成功。
が、空条承太郎のスタープラチナには折られてしまい、最終的に河底で錆び朽ち果てるのを待つ身になった。
- ファンクフリード
『ONE PIECE』に登場する自我を持つサーベルで、人間以外の意思を持つ珍しいパターン。ちなみにファンクフリードは剣の名前であり、ゾウの名前でもある。
その正体は、動物系悪魔の実の一つ、「ゾウゾウの実」を食べた生きたサーベル。
普段は主人のスパンダムのペットとして振る舞っているが、いざとなれば剣に転じて敵を切る。
見た目に反して(そしてゾウらしく)知能は高く、相手の急所をわざと外したり、鼻だけ剣にして攻撃したりと繊細な技も持つ。
同じく『ONE PIECE』から。四皇の一人・ビッグ・マムが操る、ソルソルの実の能力で生み出したホーミーズの一つ。
ビッグ・マム自身の魂が入っており、言ってみれば彼女の分身に近いが、性格はかなり異なる。
普段は二角帽としてビッグ・マムが頭にかぶっているが、戦闘時には巨大なサーベルに変形させる事が可能。
- エクスカリバー星人
『銀魂』に登場する天人の一種族。
日本刀そのものな見た目をした金属生命体で、雄が刀、雌が鞘の形をしている。無駄に意味深である
柄頭の部分に目玉があり、無駄にキモイ。
三大戦闘種族ほどではないが、装備した者の戦闘力を向上させる能力を持つため、「使われる武器」として宇宙の各地で活躍してきた。
- リ・アニメーターの剣
伊藤潤二の漫画『リ・アニメーターの剣』に登場。
剣身に彫刻が刻まれハンドガードのある剣で、空中に漂う人魂*4を吸収し、それを死者に注入する事で蘇生させる事が可能。
実は意志を持っており、時折持ち主を変える事がある。
- 氷魔閻
漫画『烈火の炎』に登場する魔道具の一つ。
海魔によって作られた「氷」の属性を持つ魔導具で、水鏡の『閻水』とは対になっている。
霧沢風子の『風神』や雷覇の『雷神』と同じく意思を持っており、言葉も話す。
作った人が作った人なので性格は残虐で、人の血を飲むことを好む。
代々『閻水』と共に水鏡家に伝えられており、作中では麗十神衆の戒と巡狂座によって使用された。
- カニバリズマー
くぼたまことの漫画『GOGO!ぷりん帝国』に登場。
液体をも切り裂く切れ味と圧倒的な妖気を併せ持つ伝説の魔剣だが、パチンコ屋や銭湯で会った際も気さくに話しかけてくれるフランクな性格。
声が小林稔侍に似ているらしい。
淡水ロブスターの繁殖ビジネスに出資したが失敗し、『ラーメン屋の店長』『弁当屋のバイト』を経て今に至る。
塩ジャケのお茶漬けあたりが最近しっくりくるらしい。
- 叢雲牙
劇場版『犬夜叉』シリーズ第3作『犬夜叉 天下覇道の剣』に登場する妖刀。
地界=冥界を司る「地の刀」の異名を持ち、犬夜叉の持つ「人の刀」・鉄砕牙と殺生丸の持つ「天の刀」・天生牙と並んで生前の犬夜叉の父が所有していた。
鞘と刀、それぞれ独立した意思を持つが刀の方はマダヲの声で喋る太古の悪霊の魂が宿っており、犬夜叉の父と殺生丸以外が手にすると某紅桜よろしく身体と同化し、破壊と殺戮に操られ、敵味方問わず斬り殺してしまう。
また、邪気・妖気・瘴気も宿しており斬り殺された死者は瘴気の操り人形と化す恐ろしさを持っており、犬夜叉の母である十六夜を慕う刹那猛丸を妖怪として蘇生させ天下を取らんと目論んだ。
ちなみに刀を封じるはずの鞘はかなり心がささくれた小心者で、あまり役に立たない。
アニメ版では光の種族「フォトロン」が長い年月を費やした末に5万年前に完成させたという設定で、剣であると同時に自我を持つ生命体でもある。声優は長嶝高士。
やはり持ち主を選ぶ性質を持ち、資格無き者に握られれば電撃で迎撃し、時としてその命を奪う。
劇中では主にメタナイトが使用する他、2回だけカービィも使った。
自らを手にしている者にテレパシーで語りかける事も可能。
ゲーム版では『メタナイトの愛剣』くらいの出番が殆どだが、『あつめて!カービィ』のミニゲーム「カービィマスター」では特定の条件を満たす事で敵キャラとしてソロで出現する。
これを倒す事でラスボスであるダークマターとの戦いで力を貸してくれる。
- 剣皇グロスポリナー(サイレントメビウス)
麻宮騎亜の漫画『サイレントメビウス』に登場。
全長2mを超える大剣で、その外見は敵である妖魔と共通するディティールを持ち、かなり禍々しい。
以前は主人公香津美・リキュールの父である大魔法使いギゲルフ・リキュールの佩剣で、後に香津美に受け継がれた。
魔法の力を増幅する機能を持ち、テレパシーで会話が可能。
ギゲルフの魔法や過去の戦いの記憶と知識を持っており、それで香津美を導く戦闘インストラクター。
同作には意思を持っていて所有者の精神を操る「魔剣メディウム」も登場する。
- 修羅王斬・葛丸
『怪奇警察サイポリス』に登場する日本刀。魂が宿っており、ロボットである学天則葛丸一號を肉体とする。
文字通り「刀は武士の魂」とは作中でも語られる。
神和住京子を認めた霊槍・瑠璃光姫により命を吹き込まれて起動し、京子を主君と仰ぐ。
この際に無機質だったボディが鎧武者の如きデザインに変化している。
ちなみに本人はロボットであると自覚しており、女しか通れない女性結界によって京子と分断された時はいつになく動揺していた。
- マサムネ
『ソウルイーター』に登場する妖刀…に変身する人間。
ヒロインの一人である中務椿の兄であり、本作に数多く登場する武器に変身できる体質を持つ「魔武器」(作中では単に「武器」と呼称されることが多い)の青年。
中務一族は7つの特殊能力を持って生まれる名門魔武器一族であるが、マサムネは妖刀にしか変化できず、椿はそれ以外の全てを有していた。
その事への嫉妬と無力感から心が悪に憑りつかれ、自分を使用した人間を強制的に操る力で人斬りを行っていた。
最期は椿との一騎打ちに敗れ、鬼神の卵と化した魂を椿に自ら喰わせて椿に妖刀モードを与えた。
[[ところで私に関する紹介は無いのかな?>エクスカリバー(ソウルイーター)]]
- エクス
『姫様“拷問”の時間です』に登場する聖剣。
デウス・エクス・マキナの三本が揃うと世界が終わるとされる名剣の一つで、現在は人類側の王女にして国王軍第三騎士団長の姫様が所有している。
主な役割はツッコミ。
- 骨食
『妖こそ怪異戸籍課へ』に登場する短刀。平安時代から生きて(?)おり鵺を討ったこともある。
主人公の山本睦子が守り刀として持ち歩いているが、戦う機会はほとんどなく主な役目は睦子たちの話し相手。会話に参加するために自力で鞘から飛び出すくらいなら出来るものの、戦うためには人に使ってもらわなければならない。本作の世界では妖怪でも戸籍を取得できるが、人の姿になれない骨食はその対象とされず睦子の所有物として扱われている。
- ダイ・ソード、サンジュオウ
『轟世剣ダイ・ソード』に登場する神の剣と神の刀。
物語の舞台となる世界「泡の中央界」の創造主「初めに立ちし者」によって作られた8つの武器、神の武器はいずれも武器形態・人型形態・獣型形態の3形態の変形能力と自らの意思を備えた巨大ロボである。
ファイヤーダグオン!この俺を使え!!
『勇者指令ダグオン』に登場する剣星人。
ロボットのように見えるが、れっきとした宇宙人(機械生命体)であり、剣そのものの姿と人型の姿の両方を取ることができる。
宇宙皇帝を名乗るアーク星人に故郷と20億もの同胞を氷漬けにされ、復讐鬼と化し宇宙をさすらっていたが、大堂寺炎の心に触れ勇者ダグオンの仲間となる。
人型でも戦闘可能だが、ライオソードという長剣にも変形可能。
この状態でも意識は健在で、その姿のまま会話ができ、単独での空中飛行能力も持つ。
また、サイズは伸縮自在で、炎が変身したファイヤーエン(等身大)及び、巨大ロボであるファイヤーダグオンのいずれにおいても必殺剣となる。
ゲーム
『テイルズ オブ デスティニー』に登場する聖剣で、天地戦争時代に天才ハロルド・ベルセリオスにより作られた、意志を持つ剣。
主人公スタン・エルロンの持つ「ディムロス」もその1つ。
晶術(魔法のようなもの)のカギとなる「レンズ」の中でも高純度を持つ「コアクリスタル」に人格が宿り、各ソーディアンごとに炎・水・土・風・雷・光陰の力を持つ。
現在ではハロルドの仲間であった6人の「オリジナル」の意思がそのままソーディアンに宿っている。
特殊な素養を持つ者以外はソーディアンの力を引き出す「ソーディアンマスター」になる事は出来ず、同様にマスター以外にはソーディアンの声を聴く事は出来ない。
各ソーディアンについて詳しくは当該項目も参照。
- 使い魔「インテリジェンスソード」(悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲)
「剣魔」とも表記される。声優は佐藤正治。
使い魔とあるように所謂コンパニオン的な立ち位置であり、召喚すると主人であるアルカードのそばに浮遊する。
撃方法は敵をサーチし近くに飛んで行った後、柄を軸に1回転して刃部分に触れた敵にダメージを与えるというもの。
LVが低いうちは敵のサーチも適当でポンコツなイメージもあるが、LVが上がるにつれてサーチも正確になり、更にLVが上がると敵めがけて画面奥から突撃する、という攻撃方法に変化し、的確にダメージを与えてくれるようになる*5。
また、LV50になるとアイテム欄に「使い魔の剣」として表れて装備出来るようになったり(当然だが装備と召喚同時は不可)
、召喚時に使える専用必殺技「百なる一の剣」があったりで、使い魔の中でもかなり優遇されており、
刃部分に発生する残光のカッコよさやCVの佐藤氏のシブい古武士のような声色も含め、手に入れてから最後まで「ずっとコレを使っていた」という人は多いと思われる。
- ヒトツキ / ニダンギル / ギルガルド
『ポケットモンスターシリーズ』に登場する、剣の姿をしたポケモン。
ヒトツキは一刀流、進化したニダンギルは二刀流なので最終進化のギルガルドは三刀流かと思いきや、剣そのものが盾を装備する斬新なデザイン。
ギルガルドは1.7m、53kgもあるので剣として使うのは相当難しそうである。
ゲーム中ではそんなことはないが、「所有者の生命力を吸い取ってしまう」だの、「周囲の人やポケモンをコントロールする」などやたら物騒な説明がある。
- 七殺天凌
TRPG『レッドドラゴン(RPF)』に登場する魔剣。自我を持つが、その性格は傲岸不遜にして悪辣。
斬りつけた相手の魔素を吸収する能力で美味な魔素を持っていれば他国の人間どころか、自国の人間すら供物として斬り捨てる事を要求する他、
刀身を見た相手に所有欲を湧かせる魅了の能力で新たな所有者を試すために自身の争奪戦を起こすなど、まるで傾国の美女が剣になったような魔剣である。
そんなじゃじゃ馬とかいう次元を超えた邪剣なので当然ながらそれを知る人間は忌み嫌われているが、現所有者である婁震戒は気にも留めない。
元々は人間で、作中の二大国家黄爛で悪行を尽くした最高指導者の偽者が生きたまま魂を剣に注ぎ込まれたという邪剣らしい製法で生み出された。
実は婁震戒は魅了の呪いで七殺天凌を所有しているのではなく、剣にガチデレ、しかもヤンデレを発揮しており、とある機会で彼女が人間に戻る気があったならば真っ二つに折るつもりだったとか。
そしてプレイヤーと製作総指揮つながりで『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』で主人公が隠し持っていた魔剣の一本としてカメオ出演した……と思われていたが……?
- オーガベイン
『アナザーエデン 時空を超える猫』の主人公、アルドが幼い頃から持っている謎の剣。
抜く事が出来ないため、普段の戦闘は普通の剣を使っている。が、アルドが魔獣王相手に為す術も無く敗れた際遂に覚醒。ストーリーが進むと戦闘中も抜けるようになり、強力な必殺技「アナザーフォース」を用いるようになる。
普段は非常に無口で何を考えているのかわからないが、その人格はかつて魔獣に滅ぼされたオーガたちの怨念。魔獣に復讐するために、魔獣と敵対しているアルドに力を貸している。
……が、実はオーガを滅ぼしたのは人間の方であり、実際はアルドを利用して人間への復讐の機会をうかがっていただけ。
その目的が明らかになった後は、巨大なオーガとして顕現してアルドたちの前に立ち塞がるが、見事倒すことができれば、以降はアルドに力を貸してくれるようになる。
何故かミグランス王家にもオーガベインの元となった聖剣が伝承されており、同じ時間軸に同じ剣が二振りある事とになる。
メインストーリー1部ではあまりその謎には触れられなかったが、1.5部ではキーアイテムとして登場し、何故二振りあるのかなどの謎が明かされた。
- 魔剣カオス/聖刀日光
エロゲRPGの金字塔『Rance』シリーズに登場する武器。
魔王と魔人が持つ無敵結界を破壊出来る数少ない武器であり、人間による魔王、魔人への明確な対抗策はこの2振り以外にはほぼ存在しない。
エターナルヒーローという史上稀に見る強者の集ったパーティに所属していた2人が、三超神プランナーに「魔王、魔人を倒す力」を願った結果、力そのものにされてしまった。
カオスは元々盗賊であり、下品な性格と魔人への殺意は人間の頃から。
剣としては幅広の両刃剣で、両刃斧のような形をした鍔の部分に顔がある。カオスの意思に合わせて目を閉じたり泣いたり(剣なのに)表情豊か。
カオス自身の意志で使い手を選ぶ事が出来る*6うえ、カオスが使う事を許してもカオスと波長が合わないと徐々に精神を蝕まれてしまう。逆に波長が合うならば、片手でブンブンと振り回せるくらい軽々と扱える。
歴代の所有者は(判明している限りで)魔人ガイ→ランス→カーマ→エール
日光はクールな美女侍(だが天然)。カオスと違って人間の姿に戻る事が出来るため、共に旅する健太郎と美樹の保護者でもある。
見た目は鍔と頭の部分に翼のような装飾がされている日本刀。
カオスと違って精神的な波長が合うのが必須のうえ、日光が使用者の体液を体に取り込む儀式を行う必要がある。つまりXXXをするのである。
また、細身の刀であるため、戦闘スタイルが合わないと使いこなせない*7。
歴代の所有者は(判明している限りで)500年前の勇者→魔王ガイに挑んだ戦士→魔人健太郎→アームズ→エール
ちなみに両方ともポッキリと折られた事がある。どちらも自己再生が可能なのだが、その際に必要となるのがエロパワーである。
カオスは心のちXちXと呼ぶ透明な触腕で好みの女の子を愛撫する事でOK。性格的にもエロ万歳なので全く問題はない。
一方、日光は性的な事が苦手なうえ、人間の姿で快楽を得なければならないので難儀な事になっている。これもプランナーの匙加減か……
- ひとくいサーベル/しびれだんびら/ブラッドソード
『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』から登場のモンスターとその色違いキャラ達。
見た目は幅広の刀身がサメのような横顔となった蛮刀で、柄も鍔もきちんとあるが、ゲーム上では人に持ってもらう事はなく、自ら飛んで攻撃してくるが、
漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』登場の持った人間を操る「魔剣ネクロス」の正体がこれらと近縁のモンスターという展開があった。
『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』には「スカルブレード」や「呪いのつるぎ」という髑髏に刺さった剣という姿をしたモンスターが登場するが、系統はゾンビ系なので、こちらはインテリジェンスソードからは外れる剣が刺さったまま動く髑髏なのかもしれない。
- エクスカリバー(半熟英雄)
ファイナルファンタジーシリーズで高性能な武器として登場することが多い聖剣エクスカリバーに由来するエッグモンスター。攻撃方法は「エクスカリバる」。
同じくファイナルファンタジーシリーズで高性能な武器として登場することが多いマサムネに由来する攻撃「マサムネる」も使用できる。
シリーズ3作目からはエクスカリバーより格上の聖剣ラグナロクに由来する「ラグナロクる」も修得した。
勝利すると己を倒して我が物とする勇者がまだ現れないことを嘆き、敗北すると手に取るよう迫るが見た目が気持ち悪いので拒否られてしまう。
- 魔剣ヴェンディダード
『エメラルドドラゴン』に登場する魔剣。龍族の英雄エメラルドドラゴンが自身の命と引き換えに敵種族の秘宝の力を封じた際、
いつか復活できるように魂を移し替えた剣で、喋ることもできる。
- サークソード
『Xak』シリーズに登場する剣。神々の時代の末期、戦神デュエルが用いた神々の至宝である剣。
戦神デュエルの血を受け継いだ人間の末裔であるデュエル戦士以外は、持つと剣からほとばしる雷に焼かれるため使用不可。
剣の精ジン・オブ・サークソードが宿っていて喋る。
サークとは人間界(サーク界)のことであり、人間界を支え妖精界や妖魔界と世界を隔てる壁を維持するための鎖に存在が紐付けられている。
『永遠のアセリア』『聖なるかな』に登場する様々な剣。個別項目参照。
- ミラージュ(カルネージフォーム)
ミラージュとは、『幻影異聞録♯FE』に登場する、現代の東京へとやって来た異世界の英雄たちのこと。
ミラージュマスターと呼ばれる、強力なパフォーマ(表現力)を持つ人々と共鳴することで、「カルネージフォーム」という意思を持った武器へと変身することができる。俺は魔剣!!
武器の種類はミラージュによって異なり、剣だけでなく、槍、斧、弓など様々な武器のカルネージフォームが登場する。
- 煉獄
『Fate/Grand Order』にて沖田総司オルタが振るう長大な日本刀*8。命名は織田信長で、その際に全魔力の五分の三が注ぎ込まれている。
CV:中村悠一の声で喋る機能の他、戦闘補助やGPS代わりのナビ機能、鋭いツッコミなど、天然気味で終始ぼんやりしている主をサポートする能力が満載の万能武器。
水着バージョンでは人格が小さい子供の姿で独立した。
その正体は沖田オルタが暴走した際に消滅させる自爆装置。
抑止の守護者として救いも果てもない戦いに身を投じる主を常に案じており、それを思い詰め、戦いをやめさせる為極端な行動に走ることも度々ある。
『Devil May Cry3』に登場するボス悪魔で、ゲーム中では2番目の大ボスとして立ち塞がる。
炎の力を持つ「アグニ」と風の力を持つ「ルドラ」の二振りの半月刀を携えた首なしの鬼……のように見えるが、実態は剣の方が本体であり、鬼は自分達を扱わせるための傀儡に過ぎない。ちなみにアグニのほうが兄でルドラが弟。
地上と魔界を繋ぐ巨塔「テメンニグル」の番人であり、塔に侵入してきたダンテに襲い掛かる。
しかし当人達は人間に対して悪意があるわけではなく、ダンテと戦うのも単に番人としての責務を果たそうとしているだけである。頭もあまり良くないようで、戦闘前のデモでも漫才のような会話をしていた。
見事勝利するとダンテを新しい主として認め、以後うるさいのを嫌がったダンテの「喋るな」という条件付きで新しい武器となる。まあコンボ技発動時に結構喋ったり叫んだりするが。
- 七星剣、八命切
いずれも『グランブルーファンタジー』に登場する「天星器」と呼ばれる武器。
正確にはこの2本だけでなく10種存在する「天星器」全てインテリジェンスウェポンなのだが、この項目に該当する武器のみ記載する。
持ち主を選ぶ意思を持ち、主人公がこれを手にした事で「十天衆」と出会う事になる。
現在の持ち主である「十天衆」の強化シナリオの際には武器の方が持ち主の意思を奪い操る事さえもある。
グラブルプレイヤーの地獄古戦場(と、後に追加されたドレッドバラージュ)において入手可能な金ぴかの武器で、ひたすら強化と破壊(素材化)が繰り返される事になる武器。
作られては砕かれ、作られては砕かれを繰り返されるのは意志を持つ「天星器」としては一体どう思っているのやら…。
特撮
- 銀河魔神剣サーベルギン
スーパー戦隊シリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』第40話『少年魔神剣』に登場。
銀帝軍ゾーンの宇宙剣士ビリオンによって呼び寄せられた赤い怪物の顔がついた剣で、自身の意志を持ち喋る事が可能。剣先からは赤い光線を発射する。
持ち主を銀河最強の剣士にする力を与えるというが、それには戦う事でその力を蓄える必要がありビリオンはある策略を練る。
- 白虎真剣
<見たか、ゴーマ!ここにおわす方を誰だと心得る!我らが正義の味方、吼新星キバレンジャー様だ!頭が高い高い!控え控え~い!!>
スーパー戦隊シリーズ第17作『五星戦隊ダイレンジャー』に登場。
今作の追加戦士・キバレンジャー/"吼新星"コウが引き抜いたことで彼を[[「心の友」>ジャイアン(剛田武)]]として認め、共に戦う。
柄の部分に施された白虎の顎からは超音波攻撃「吼新星・乱れやまびこ」を放つだけでなく、まだ幼いコウの正体が発覚するまでは彼の言葉を吹き替えていた。
- サムライのシチジューロー
スーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』Stage27『俺たちの絆~マジーネ・マジーネ~』に登場。
地底冥府インフェルシアの「冥獣人四底王」が一角で酒浸りの鎧武者として登場したが、実は鎧武者ではなく刀の方が本体であった。
柄に埋め込まれたダイヤルを操作することで、「絆」など本来切れるはずの無いものまで切り裂くことができる。
兄弟の「絆」を切られて怒りに燃えたマジグリーン/小津蒔人にあっさり倒されるも本体は脱出し、小さくなって蒔人に柄を触らせることで新たな依代に変えた。
しかし調子に乗って家族のアルバムをズタズタにして火を付けるという非道に出たため4人の「絆」が芽生え、蒔人の動きが止まったことで本体がスモーキーに粉々にされた。
- 黄金の剣
<ズバーン!>
スーパー戦隊シリーズ第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』Task.29で初登場したプレシャス(いわゆる古代文明の宝・遺産)。
10万年以上前に存在したという、レムリア文明の超科学が生み出した意志を持つ聖剣で、幻獣を制御・討伐する役割を持つ。
正しき魂と正の感情を持つ者を主として選び、「文明の発見者として世に名を知らしめる」という私欲・虚栄心や「世界を手に入れる」といった野望に塗れた者を電撃で拒絶する。
ボウケンレッド/明石暁を主として選んだ後、紋章部を回転させる事で番外戦士である大剣人ズバーンに変形する。
<俺様を手にして、お前は何をする?>
『ウルトラマンZ』第15話にて初登場した、ウルトラマンゼットの最強形態・デルタライズクローの専用武器。
グリーザの体内に取り込まれたウルトラマンジードのベリアル因子が、その中に存在する『宇宙の穴を縫う針』と反応し合った事で短剣となった。
漆黒の刀身にウルトラマンベリアルの顔が施されたグリップ部、そして「斬りたい時に斬りたいものを斬る」という難儀かつ気まぐれな性格が特徴で、機嫌を損ねると異次元へと消えてしまう厄介な武器でもある。
後のシリーズではデルタライズクローにならずともベリアロクを使用可能となっている。
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』のゼット客演回ではオリジナル、映画『エピソードZ』ではアルファエッジが使用した
俺が剣で、剣こそが俺だ!
『仮面ライダーセイバー』第16章で初登場した仮面ライダー。
…仮面ライダーである。
変身時に聖剣「光剛剣最光」へとユーリの身体が吸い込まれ、「仮面ライダー最光」となる。即ち、剣そのものが仮面ライダーとなり、変身者の意思が宿る。
ファイナルフォームライドの一種…なのかねぇ。
剣の姿のままでも戦える他、仲間の剣士に持ってもらったり、自身の影から「最光シャドー」という人型の分身を生成して戦う事も可能。
ちなみに基本形態が人型でない仮面ライダーには先輩がおり、どちらも強化形態で人型になっている。
- ゲキリュウケン
<説明は後だ。私を抜いて、キーを差し込むんだ!言う通りにしろ。さもなくば、死ぬぞ!>
『魔弾戦記リュウケンドー』の主人公・魔弾剣士リュウケンドーこと鳴神剣二の相棒。
普段は「モバイルモード」というアクセサリーとして左腰に待機しているが、魔物集団ジャマンガが現れると龍の顔を模した長剣に変形。剣二がマダンキー「リュウケンキー」をセットすることでリュウケンドーにライジン(変身)。ファイナルキーをセットすることで必殺の「魔弾斬り」を繰り出し、ジャマンガの怪人を成敗する。
他にも、マダンキーは火・水・雷といった属性を持つものや獣王/超獣王といった動物メカを召喚するものがあり、いずれもリュウケンドーに力を与える。
追記・修正は意思を持った剣の方にお願いします。
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*2 作者が作った人工言語。厳密には「シンダール語」
*3 生物的な器官ではなく、生命エネルギーが集中している場所を便宜的にこう呼んでいる。
*4 実は生物の生命力。
*5 ただし、この作品には破格の性能の攻撃手段が他にいくらでも存在するので、使い魔をその水準になるまで育成する必然性は薄く、完全に趣味の領域といえる。
*6 同意が無いと重くて持ち上がらない。
*7 作中ではパワースタイルのランスとは相性が悪く、剣道を元にしたスタイルの健太郎とは相性が良い。
*8 コハエースXP時代には普通の長さの日本刀を使っていた。
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