自動回復

ページ名:自動回復

登録日:2018/08/05 Sun 17:34:48
更新日:2024/03/21 Thu 13:12:54NEW!
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自動回復 再生 リジェネ 特殊能力 不死身 回復 ヒーリングファクター ウルヴァリン デッドプール 再生能力 復元



自動回復とは、特殊能力の一種。
傷を負うと自動的に再生するという能力である。



概要

人間含め、あらゆる生物は自己再生能力を持っている。
だが、あえて特殊能力に「自動回復」と謳われていた場合の再生力はそんな生半可なものではない。


「見る見るうちに」再生するなど当たり前で、中には粉々に砕け散っても再生するというとんでもない再生力の持ち主も多い。
相手からダメージを負わないと意味がない受け身の能力であるが、実質的に「不死身」「無敵」に近い能力と言っても過言ではなく、非常に強力。
持久戦による泥仕合に非常に強い能力と言える。


とはいえ、完全にどんな傷でも再生できるということはなく、いくらかのパターンがある。


主な弱点

  • 一撃で即死したら再生できない

再生能力が発動する前に死亡してしまえば、傷が治ることもない。比較的よく見られるタイプ。この特徴があるために、「不死」とは別物であると言える。
一撃とは行かずとも「再生が追い付かない程に大ダメージを受け続けると再生する前に死んでしまう」とか「自己再生が追いつかないほどの大ダメージを一度に受けると再生ができなくなる」というパターンもある。


  • 弱点属性のダメージは回復できない

ギリシャ神話のヒドラにも見られる伝統的な弱点。通常のダメージは再生できても、弱点となる属性のダメージ(火で焼く等)は軽減できない。


  • 再生の起点となるコアを破壊されると復活できない

再生能力が身体そのものではなく核にのみ存在する、ないしその核の持つ力で再生できているというパターン。


  • 身体の構成要素に影響を与えられると再生できなくなる

岩石生物、液体生物など、人間以外や無機物、もしくはその要素を持つ生物にしばしばあるパターン。
特定の物質を取り込むことで再生するため、その物質が変質すると再生能力自体が失われてしまう。



これらの他、そのタフさ故に一旦自由を奪われて拷問にかけられる等すると並の人間以上に悲惨な目に遭うこともデメリットと言えよう。
場合によっては、再生し続ける肉体よりも先に心のほうが限界を迎える…といったことも。


また大ダメージを受けても立て直しやすいために敵の攻撃の実験台……すなわちかませ犬として犠牲者になりがちな部分もある。

代表的な自動回復能力


神話・伝承

  • トロール

モンスターにおける再生能力代表。
「オーガ」や「オーク」、「ゴブリン」などの類似モンスターとの大きな違いとして「強力な再生能力を持つ」という特徴があり、これが個性として用いられることも多い。


  • ヒドラ/ヒュドラ

どれだけ首を切っても再生する、もしくは切ると逆に増えるギリシャ神話の怪物。
ただし火に弱く、前述のように切り口を火に焼かれると再生できない。
また、一本だけある不死の頭は土の中に埋める、もしくは巨石の下敷きにすることで封印できる。



漫画

  • ヒーリングファクター

マーベルコミックスにおける再生能力の総称。
非常に幅があり、常人より多少強いレベルからほとんど不死身に近いレベルまである。
代表的な所持者はウルヴァリンデッドプールなど。


切られた腕や、自分から切断した腕を元通りに生やす能力を持つ。
ネイルも同様にちぎられた腕を生やしているため、ナメック星人に共通の再生能力のようである。
彼本人の説明では、頭さえ無傷なら再生できるとのこと。
もっとも、再生に体力を消耗し、体力自体は回復しないため、無限に治せるわけではない。


上記のピッコロの細胞を取り込んでいるため、同様に再生できる。
頭に小さな核が存在し、それが無傷なら再生できると本人が説明している。
しかし、戦闘中に頭を吹き飛ばされ、下半身から再生しているシーンがあるため、核の位置を動かせるか下半身にも核がある様子。


上記のピッコロやセルの上位互換で、肉片がわずかでも残っていれば、たちどころに再生してしまう。
それどころか肉片が焼かれてもその煙から復活してのけた。
例外として同じブウからの攻撃をくらった場合は完全に再生する事が出来ない模様。


ヒーロー改造手術を受けた結果、細胞の増殖力が半端ないことになり、どれだけのダメージを受けようと細胞一つ残っていればたちどころに復活する。
ただしスーパースターマン自身の能力は大したことがないので、相手からすればただの鬱陶しい奴でしかなかったり。


生物工学により付与された超再生能力の持ち主。再生者リジェネーター
人間でありながら吸血鬼とタイマン張れる実力者。
…だったのだが、最終決戦において人間をやめたことで旦那にブチ切れられる。


ジョジョの吸血鬼はだいたいどれも自動回復で基本的に物理無効なのだが、やはり一番印象深いのはこのお方。
身体を真っ二つにされても癒着したり生首になっても活動したり、胴体に穴を空けられても食料(その場に居合わせた女性)を摂るだけで瞬時に再生したり。
ちなみに再生力の強さだけで言えば第2部ラスボスのカーズ様のほうが上だったり。


十文字槍の武装錬金「激戦」はその主の肉体の状態を検知し、問答無用で強制修復する。
武装錬金ごと木っ端微塵に破壊しても武装錬金ごと全ての肉体を修復する。
ただし、「完全自動回復」であるため、例え異物を取り込んだとしてもそのまま回復してしまうことや、
あくまでも「激戦」の特性であるため、「激戦」自体が無傷のまま没収されると回復が始まらないという弱点があり……。
ついでに言うと衣服は一切修復できないため、全身を木っ端微塵にされると全裸で復活する羽目になる。


攻撃力はさほどないが、あらゆる傷を瞬く間に治す能力を持ち、持久戦での粘り勝ちを得意とするS級ヒーロー。
ただし、一応再生の限界はある模様。


  • ハードナー(RAVE)

シンクレア「アナスタシス」の能力により、自分の肉体どころか建造物に至るまで何でも再生できる。
どちらかというと時間回帰という能力に近いか。
ただし、上限はあるようで本人の戦闘力もアナスタシス頼りな面が強く再生能力持ちの中では持久戦には弱い方。


主に雑魚が「超速再生」能力を持ち、瞬時に傷を回復する。四肢を切られても平然と再生する。
強い個体ほど「超速再生」能力を失いやすいが、強くなっても能力を失わない個体が稀に存在する。
作中では虚化した一護東仙、破面のウルキオラなどが見せた。


体内6か所に埋め込まれた血仙蟲が、傷を修復して元の体にさせる剣士。
殺しうる手段はあっても、剣士同士の戦闘でこの斬っても再生するという点は無敵に近い…が万次さん本人がそれに慣れすぎて弱体化してるのは内緒。
また、血仙蟲ごと万次の一部を移植した場合も程度に応じた再生能力は得られ、劇中では尸良が発現させた。


もともとは「骨折り指切りベストペイン」古賀の改造人間としての能力である「超再生能力」を、それぞれの手法でコピーし同等以上のスペックを発揮する人たち。
オリジナルからして「複雑骨折程度なら十秒もありゃ治る」とかいう回復力なのに、めだかちゃんが自前の身体能力強化である「乱神モード」と併用した際に至っては「格闘戦において骨が折られた瞬間治癒する前提の防御ができる」トンデモっぷり。


「全てをなかったことにする」過負荷マイナス大嘘憑きオールフィクション」で自らの傷を治せるのだが、この能力がアンコントローラブルなものであるとされている。
特に死んだ際には自動発動で蘇生してしまう。安心院さんいわく「因果に死を拒絶されている」。


賢者の石の力によりいくらでも肉体は再生する。完全な殺害手段はその中の魂のストックを消費させ続けるのみ。
石を核として形成された肉体は常人のそれを遥かに上回り、それぞれに厄介極まりない特殊能力を持っているため、彼らを無敵の存在たらしめている。
通常の人間と異なり人体を維持するために必要な器官、心臓・脳等がどう傷つこうがあまり関係なく(部位次第で激痛により行動不能がある程度)、作中では吹き飛ばされた上体を再生しながら掴みかかる光景も。
このため、彼らへの攻撃は再生にかかるエネルギーの大小が肝要であり、小さな風穴しか開かない銃は好き放題撃たれてもほとんど意に介されない。決して無駄ではないが効率が非常に悪くなる。
が、再生能力も特殊能力もあくまで石をエネルギーに行使していることこそが最大の弱点であり、この2つを同時かつ瞬時に発動することができない。
エネルギー源と仕組みがはっきりしているカタチだからこその自動回復の穴といえよう。


  • 紅鈴(ビッグオーダー)

保持する「再生の炎(リバースファイア)」の能力は炎に包まれた自身の体を修復させる能力。
意識的に発動すれば自分以外の者も再生できる。
本質的な原理は「ごく近い時間を巻き戻す」こと。


白ひげ海賊団一番隊隊長。
トリトリの実 モデルフェニックスの能力により、どんな傷を受けても蒼い炎で燃えつつ回復する。作者曰く「再生には限界あり」。
実は他者の治癒能力の補填にも使える。あくまでも自己治癒力の促進程度であり、チユチユの実程の劇的な回復効果はない。


  • 内藤泰弘作品の自動再生能力者

ウルフウッドリヴィオラズロなどの「ミカエルの眼」の殺し屋たちは強化改造を施されたことによる再生能力を持ち、必要に応じて回復速度を高める専用の薬物も持つ。しかし、代謝促進により肉体の成長(老化)が速く、また薬の使用には大きな肉体的負担が伴う。(トライガン/トライガン・マキシマム)
グレイヴ文治などのネクロライズ/シードによる改造者は生半可な銃撃程度ではすぐ再生するほどの強化人間。死者用のネクロライズには定期的な血液交換が必要。(GUNGRAVE)
ブラッドブリードたちは専用の対抗術式でない限り、粉微塵になっても再生する。またライブラのギルベルトは致命傷に対して肉体が再生する再生者レゲネラトーアである。(血界戦線)


  • ベガー少佐(ノーマン)

手塚治虫作品代表。
主人公達が所属する、月世界のノーマン特殊訓練所の所長。
再生の特殊能力者であり、劇中では半身を焼かれてもすぐに復活している。
終盤では月を攻めてきたゲルダン人部隊に対して「俺は少々撃たれても死なないからな」と一人基地に残る。
しかし、一発を喰らって足先を残して吹っ飛ばされ、それでも再生しようとするが、そこに追撃を撃ち込まれて木端微塵になり死亡した。


この漫画、メイン登場人物が全員不死身
再生力には個人差があり、中には「死んだ瞬間に時間遡行するだけで回復はしない」タイプとかもいるが、極限られた例外を除けば基本的に「傷を自動回復する」タイプ。
主人公からして吸血鬼のなりそこないであり、再生力を上げるための修行としてひたすら死にまくるなんて荒行をやっていたりする。


  • ゼオライマー(冥王計画ゼオライマー(漫画版))

ゼオライマースパロボにも参戦したOVA版が有名だが、ここでは原作漫画版について記載する。
鉄神帝国ネマトーダから離反した氷室遼三と若槻魔沙鬼が開発したGクラスの鉄神は、異次元から無限のエネルギーを供給する『超次元システム』を備えている。
空間跳躍やエネルギー反転、さらに物質再生・新陳代謝さえ可能で、システムが機能していれば原子レベルまで分解されてもパイロットごと再生可能
ただし、システムの中核は氷室美久が担っている上に、彼女の子宮内にある『次元連結ジョイント』が不完全なのが欠点。
そのため、2週間に一度ジョイントを入れ替えなければ、故障したものがショートして美久が死亡してしまう。美久の死はゼオライマーの死をも意味するのだ。


喰種で構成された組織である『アオギリの樹』の幹部。
この漫画に登場する喰種という亜人達はみな、時間さえあれば欠損部位すら再生させてしまうほどの回復力を持つが、その中でも彼の回復力は別次元である。
攻撃が体を貫通しても途端に穴が塞がり半身が吹き飛んでも即座に結合するなど不死身に近い。
その回復力も相まって作中屈指の強敵である。主人公チームからも「喰種の治癒力を超えている」と言われた。


妖怪・戸愚呂兄弟の片割れ。下の名は弟共々不明。
体を自由に変化させる能力で戦い、強力な再生能力も身に着けている。
この再生能力が曲者で、本人曰く「脳や心臓を破壊されない限り死なない」とのことだが実際はどれだけ切り刻まれようが砕かれようが再生する実質的な不死身の妖怪。
ただし再生能力にはさすがに限界があるらしく、弟の拳に粉々にされた時は長時間かけて頭部の7割程度しか再生できなかった。
その後「グルメ」の肉体を乗っ取ったことで完全復活。
無限に再生し、相手の能力を際限なく取り込んで強くなる最悪の妖怪が誕生した…かに思われたが、匂いによって戸愚呂兄の存在をいち早く察知していた蔵馬によって邪念樹の種を植え付けられる。
邪念樹とは幻覚を見せて獲物を引き寄せて寄生し養分を吸い取る魔界の寄生植物で、獲物が死ぬまで離れない。
だが再生を続ける戸愚呂兄は決して死ぬことがない。
こうして、永遠に幻覚と戦い続けるという考えることをやめることすら許されない無限地獄へと堕ちたのだった。


  • ラスネール(ゴッドサイダー)

サタンの血を引くデビルサイダー。
瞬間移動を得意とする他、粉々になっても復元できる不死身の身体を持つ。
しかし最後は身体を粉砕された所に密かに「生物と同化する植物」マンドラゴラを植え付けられ、身体を急速再生させた事が仇となり一気に樹木と化してしまった。


死を否定する「不死-UNDEAD-」の否定者。文字通りの不老不死であり、再生上限はない。「惑星破壊」「太陽に突っ込まれる」程度なら全然平気。
さらに再生に伴う現象を利用した戦闘も可能であり、「両足を切断し噴き出す血で飛行する」「再生力によって千切れた指を押し出し銃弾にする」「身体に刀を刺し再生の反動で超速の居合を放つ」など、自傷を利用した正気とは思えない戦闘方法も有する再生能力者の極北。


アニメ

選ばれた人間が『マスターブレス』という一対のブレスの力で『アイアコーン』と呼ばれるコア形態に変形し、『トランステクター』というメカに『ゴッドオン』(合体)する異色のトランスフォーマー。
宇宙のパワー『天超魂』と地球のパワー『地超魂』、そして人間に宿るパワー『人超魂』が一体化することでその力が発揮。
あらゆるダメージを受けても瞬時に復元・再生する能力を持っている。
ジンライが登場するまで、サイバトロンはこの能力を持つデストロンのダークウイングス兄弟に苦戦を強いられてきた。


宇宙皇帝を名乗る悪のエネルギー生命体・ドライアスが、デビルの塔に集められたマイナスエネルギーを取り込み、異形の絶対暗黒神となった姿。
全身から迸るマイナスエネルギーから繰り出す攻撃は強力で、触手を放ち相手のエネルギーを吸収することも可能。
さらに、デビルの塔から発する暗黒フィールド内にいる限り、いくらダメージを与えてもたちまち再生してしまう。これを打ち破るには、プラスのエネルギー生命体が持つ善の波動(カタルシスエネルギー)をぶつけなければならない。


TVアニメ史上、トップクラスに凶悪な再生能力。
魔のオーラの力を与えられたロボットは全体的に禍々しく有機的なデザインとなり、木っ端微塵に粉砕されようが瞬時に完全再生する。
雑魚然とした量産機が大量に湧いて無限に再生してくるのだから対峙した相手は溜まらない。
イノセントウェーブという特殊な脳波エネルギーを大量に浴びせると魔のオーラが無力化されて倒せるようになるのだが、
最終決戦の直前までその原理は分からず、それまでは偶然の産物で無力化することにより辛くも勝利を収めていた。
そんな魔のオーラを受けた最初のロボ・ツェットは、先述のドライアスが元ネタである。


というかDG細胞。ナノマシンによる自己再生が該当するが、
コイツの場合それに加えて自己増殖・自己進化まで付いてくる為、最終的に途方もない事になっていく。


MSの最終進化型とも呼ばれるお髭様。
上記DG細胞の発展型とも想像されるナノマシン技術によりボディが作られており、何と“パイロットも含めて”欠片からでもさ再生可能とされる能力を持つ。
凡る人工物を分解するガンダム史上最悪のシステム“月光蝶”もナノマシン技術の応用。
兄弟機ターンXも同様の能力を持つ。


Regenerate再生という名前からして再生能力が特徴のMS。
その実は、上記2種の様なナノマシンによる作用などではなく、「破損箇所を順次、大量に用意した予備パーツで補修する」という原始的な手段による。
3機の戦闘機が合体して構築されるインパルスも似た運用ができるが、1セット分しか予備がないあちらとは異なり、
本機に用意された予備パーツは1つや2つではなく、無制限とは行かないまでもかなり粘る事が出来る。
当然、全ての予備パーツを先に破壊されてしまうと最早"再生"はできなくなる。


銀河鉄道が開発した異次元の宇宙へと次元トンネルを掘削する掘進機…だったが、次元ホールの形成に失敗して空間の狭間へと落ち、別次元の宇宙へ漂流した末に放棄された宇宙船など様々な機械と合体し、巨大な機械惑星へと変貌し、数々の惑星を滅ぼした悪魔の機械へと成り果てた。
自己修復能力は全SDF車両の通常火力による一斉攻撃程度であれば耐えられるレベル。


キュゥべえの契約により驚異的な戦闘力と剣精製、さらに幾度も肉体を傷つけられても再生してしまう能力を得た。
だが、魂をソウルジェムに封じ込まれ、死人にも等しい存在にもなってしまった彼女は上条恭介への追慕によって絶望に追いやられてしまい……。


  • メタルクウラ

孫悟空との戦いに敗れたクウラが機械の体となって復活した姿。
戦闘力もさることながら、強力な自動修復機能も備えている。
このため万が一損傷しても即座に再生して戦闘を続行でき、しかも戦闘データがホストコンピューターに転送されてメタルクウラにフィードバックされ、体の強度と戦闘力が同時に強化されるという悪夢のような機能まで持っている。
ただしあまりにも大規模な損傷を受けたら修復に時間がかかり、その間は無防備になるという欠点がある。
劇中では再生の隙を与えない悟空とベジータの連続攻撃に敗れ去った。
メタルクウラの真の恐ろしさは、悟空とベジータ二人掛かりで死力を尽くしてようやく倒したメタルクウラが量産型の雑兵に過ぎない点である。当然全てのメタルクウラが情報を共有しているため、一体が倒されるとそのデータによって全てのメタルクウラがパワーアップしてしまう。


小説・ラノベ

人魚の肉を食べて不死になった。
特に九郎は、もう一つの能力を活かすためにあまりにも殺され続けた結果、痛覚が麻痺。
なにか怪我をしても勝手に治るので(人目がないところでは)特に気にしていない。


「どんなケガをしてもすぐに治るよ」
粉々になろうがドロドロになろうが元の姿に再生できる。
殺害手段は変身してない時を狙うくらいしかない。


作品世界のハプスブルグ家において「女性は健康安産・多産型であるべし(意訳)」というモットーから代々行われ続けた肉体改造の末、異常な再生能力とそれに伴う超人的身体能力を得た人間達。
その回復力は首が飛んでもすぐ直り、体の一部が吹っ飛んでも破損部分が赤い霧状になって癒着復活する程(少なくとも島の場合は長期戦によるスタミナ切れという弱点が存在するが)。
そのため2人とも戦闘時には高速でダメージを気にせず猛攻をしかけてくる。
細かな違いとしては、ある種の「完成系」と言えるルドルフ二世はハプスブルグ家直系に伝わるもう一つの体質「無痛症」と固有特性「肉体変態」により状況に応じて即戦場に即した体に組み直していき、
彼(?)とは逆に一切の麻酔・痛覚減衰術式を適用不可能な島・左近は、「痛みを知る」故にあえて盾となるスタイルをとっている。


ALO編にて、スーパーアカウント《テラリア》の特殊権限により莫大なHPと無制限自動回復の能力を取得。
ただ、痛覚は無効化できず、アンダーワールドでは痛覚遮断が働かないため、「地獄の痛みの中で死ぬまで戦い続けなければならない呪い」でもある。
アニメ第3期「アリシゼーション War of Underworld」にて目覚めぬキリトを守るために傷つきながらも一歩も引かぬその描写は鬼気迫るものがある。



特撮

すべての力を使い果たしたレインボーマン/ヤマトタケシは「ヨガの眠り」という仮死状態に陥る。
この姿になると5時間は身動きができず、その間に敵である死ね死ね団に狙われることも目立っていた。


霊石アマダムによりもたらされる身体強化能力の一つが強力な再生能力。
終盤にかけて肉体強化と同様にこの能力も強化されており、即死レベルのダメージを受けても数時間もあれば全快してしまう。
また、必要に応じて宿主を仮死状態に追い込む等、アマダム自体に宿主を活かす本能があるのも強力で自己進化の側面もある。
同様のシステムで変身している未確認生命体(グロンギ族)も同様の能力を持っており、この異常な再生能力というのは作中でも話題の一つとなっていた。



ゲーム

  • ヘリオス(シルヴァリオ トリニティ)

本来炎を操る能力をエネルギーを光速突破する域まで集束し、特殊相対性理論を突破して因果律を崩壊させる能力を手に入れ、精神力で自分が死んだと言う現実を死んだ後でぶち壊して生き返る『存在再生能力』を手に入れた。


異次元の神々の一柱。既に死んでいるが、最高神ラグナの呪いによりある場所に縛られている。
GB版では普通のボスキャラだったのだが、リメイク版のShadow or Lightでは上記の「死してなお現世に留まっている」設定を汲んでか強力な自動回復のパッシブスキルを搭載。
ターンごとに最大HPの約15%が回復する上にステータスや攻撃の苛烈さも前後のボスと遜色なく、同作屈指の難敵と化した。


ゲームにおける自動回復

回復魔法の一種として登場することもあれば、特殊能力のパターンとして登場することもある。
基本的に回復量は乏しいが、「手を止めずに勝手に回復してくれる」「即死ラインを割らずに一定HPを保てる」などの長所があり、使いこなせれば強力。
一方、敵の能力として出てくるとかなり厄介。毎ターン自動的に回復する、というのは言ってみれば疑似的にあらゆるダメージに対して耐性を持っているに等しい。
1ターン内に相手の自動回復を上回るダメージを与えられない場合、絶対に倒すことはできない。また、こちらが回復などで手を止めるとその間に蓄積したダメージを無効化されるのも厄介なところ。
特に初期のRPGでは、コンピューターのスペック不足により相手のHPを無茶苦茶高く設定することができなかったため、自動回復で強敵感を演出している敵も多かった(例:DQ3のカンダタ)。
このタイプの敵の特徴として、ほんのわずかなダメージ差が劇的に討伐ターン数に影響するというものがある。
例に挙げたカンダタ(HP400、自動回復毎ターン50)の場合、ターン辺り平均ダメージが55程度だと70ターンもかかるのに対し、70になると18ターンで倒せるようになる。
少しレベルを上げたり装備を更新するだけでグッと撃破が楽になるのが特徴。


自動回復系の装備品としてはドラクエシリーズの「しんぴのよろい」、ポケモンシリーズのどれだけ食べてもなくならない「たべのこし」。
自動回復の魔法やスキル、技としてはFFの「リジェネ」、ポケモンの「アクアリング」など。


FPSやTPSだとマップに回復アイテム*1が配置されているか、自動回復が標準装備となっていることが多い。
この場合の自動回復は「一定時間ダメージを受けずにいれば回復が始まり、一旦回復が始まると数秒で全快する」というものが大半。特に近代戦争や近未来戦争物に多いが、救急箱取ったらいきなり全回復よりはリアリティがあるためと思われる。まあ数秒で全快するのも大概不自然だが。
これはちょいちょい「前進が中断させられるのでテンポが悪い」とか、「即死以外のリスクが低すぎる」と結構やり玉に挙げられた事がある。
とあるゲームでは「ダメージを受けているのでは無く、キャラが驚異を感じる事を画面を赤くして表現してる」とちょっと苦しい言い訳をしたことも。
メタいことを言うと、チェックポイントでオートセーブが入った際に、復活してもHPが僅かで限りなく詰みに近い状況を回避することが出来る…というのも一応あるか。
また、「HPゲージに目盛りがあり、目盛り一つ分は自動回復できるが、目盛りを超えて回復するにはアイテムが必要」という複合型などもある。





追記・修正は自動的に回復しながらお願いします。


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  • ギエロン星獣みたいな、瞬間回復ではないけど再生力が高いのは含まれるのかな? -- 名無しさん (2018-08-05 18:13:45)
  • ガオガイガーの肝臓原種もこれに含まれるかな? -- 名無しさん (2018-08-05 18:23:11)
  • セルは体力は回復しないしダメージは負ったままだから違う。それを言うなら魔人ブウ。 -- 名無しさん (2018-08-05 18:46:07)
  • ↑ナメック星人の特性を組み込んでるからね -- 名無しさん (2018-08-05 18:54:15)
  • ファイアパンチはアイディアとしては面白かったと思う -- 名無しさん (2018-08-05 18:55:03)
  • セルは自動回復は持ってるけど核がないと再生できないのは本当、パーフェクトセルは運悪く核が残ってたから成れたものだから -- 名無しさん (2018-08-05 19:51:58)
  • セルは再生能力と瀕死復活で強化するサイヤ人の特徴の合成であるから、典型的な自動回復と言えるかな? -- 名無しさん (2018-08-05 20:04:30)
  • リフレクトスライムってこれに当てはまる? -- 名無しさん (2018-08-05 20:38:38)
  • ↑遊戯王のことだとしたら、再生能力持っているのは「リバイバル・スライム」のほう。 -- 名無しさん (2018-08-05 21:30:44)
  • マテリアルパズルで自動回復を別の回復魔法で上書きして無効する…というのは面白かったな… -- 名無しさん (2018-08-05 21:35:24)
  • 「ボストロールのHPが350だってウッソだろお前!?」と思った小学生のあのころ。そーいうカラクリだったのね…と中学生ぐらいに知った思いで… -- 名無しさん (2018-08-05 21:44:41)
  • 虚の超速再生はむしろ破面になると大抵なくす通常の虚共通能力だったような -- 名無しさん (2018-08-05 22:23:58)
  • スパロボの自動回復は割合回復なのでHPが高いボスキャラの場合はかなりの脅威に。逆に味方が所持しているとHP低下で発動する能力が妨害されたり、そもそも他の回復手段が豊富だったりとあまり役に立たない -- 名無しさん (2018-08-05 23:20:02)
  • ↑分かる。まぁ、個人的にはせめてENだけにしてくれよとは思う。 -- 名無しさん (2018-08-06 01:08:41)
  • DG細胞が入るならT-1000も入れていいんじゃね? -- 名無しさん (2018-08-06 08:39:53)
  • むしろ自動回復してるのは「たべのこし」側の可能性まである -- 名無しさん (2018-08-06 09:31:46)
  • ↑生命の樹の果実かな? -- 名無しさん (2018-08-06 10:24:14)
  • 体力の回復と負傷の再生がグチャグチャになってるな、両者は別物だろうに。再生も欠損箇所も適応されるか否かで更に分かれるし -- 名無しさん (2018-08-06 10:37:57)
  • マジンガーZEROの自己再生も該当するかな -- 名無しさん (2018-08-06 10:54:15)
  • ↑少なくとも挙げられているキャラに「体力回復」型のキャラはいないと思うけど。ゲームでHP回復として表現されるのは普通のことだし -- 名無しさん (2018-08-06 18:55:36)
  • ラインバレルたちマキナはどうかな? -- 名無しさん (2018-08-06 22:01:25)
  • 万次とかしろがねとか 制限付きのほうがなんか好き -- 名無しさん (2018-08-08 09:29:13)
  • ロックマンエグゼだとウッドスタイル+アンダーシャツ+クサムラフィールドでほぼ無敵 -- 名無しさん (2018-08-08 09:50:45)
  • ワンパンマンだとボロスも当てはまるな。バラバラにされても瞬時に再生するあたり、ゾンビマンより上。もっとも、あいつは再生に限らず全能力が極めて高いが -- 名無しさん (2018-08-08 09:59:23)
  • 考えてみたらセルは頭に核があるって言っただけで頭だけなんて言ってないしな -- 名無しさん (2019-01-25 15:31:22)
  • 倒し方として、再生能力を暴走させて巨大な肉塊みたいにしてしまう作品ってなんかあったかな? -- 名無しさん (2019-02-03 14:49:14)
  • マイナー作品だが「スタジオ秘密基地劇場」のプロメテウスは「光速で再生するため、破壊が再生の速度を上回ることは絶対にない」という無茶な設定だった。 -- 名無しさん (2019-02-23 18:13:31)
  • 進撃の巨人の巨人も当てはまるな -- 名無しさん (2019-05-25 15:45:43)
  • ロボアニメだと戦闘中に猛威を振るう以外にも「メンテナンス描写を入れる必要がない」的なノリで設定されることもあるような -- 名無しさん (2019-05-25 15:49:37)
  • ムラサメライガーはゾイドコアを破壊されても再生する。強力な再生力を持つ。 -- 名無しさん (2019-05-25 16:00:50)
  • ゲームの自動回復ってダメージ300、400くらうなかで毎ターン6だけ回復とかしょぼいのあるよね…。 -- 名無しさん (2019-09-25 13:44:20)
  • パズドラの自動回復は黎明期はブッ壊れ、インフレに飲まれて産廃化、更なるインフレでネタ構築程度には復権と毀誉褒貶甚だしい。なんでもありな最近の環境では意外と馬鹿にできなかったり -- 名無しさん (2019-09-25 14:19:13)
  • おい!デップーがいないぞ! -- 名無しさん (2019-09-25 14:46:19)
  • ヘリオスは自動回復じゃなくない?あれパッシブじゃなくてアクティブでしょ -- 名無しさん (2020-02-26 23:28:09)
  • 亀有公園前派出所も破壊されても次のコマで復活してるな -- 名無しさん (2020-06-05 19:12:18)
  • BASTARD!!-暗黒の破壊神-の魔戦将軍バソリーは体内に膨大な数の寄生虫を住まわせ、そいつらの働きでバラバラ状態からでもあっさり回復していた。他にも寄生虫が再生能力を付与する例はあった気がする。 -- 名無しさん (2020-06-05 20:04:19)
  • 格ゲーだと与えたダメージの一部が自動回復するシステムあるよね。 -- 名無しさん (2020-08-28 16:14:41)
  • 子供の頃DQ3のヤマタノオロチが倒せた時はあっさり倒せたのに、ダメな時はめっちゃターン数かけてもダメだったのは自動再生のせいだったんか。 -- 名無しさん (2020-10-26 10:53:14)
  • そういや心(精神)の傷が自動回復する作品って少ない気がする。異常心理者だから心が傷つかないって方になりがちって言うか -- 名無しさん (2020-10-26 20:58:46)
  • HPを戦う気力だと定義するゲームだと、HPへのダメージは精神の傷だな。 -- 名無しさん (2020-10-26 21:05:02)
  • ↑ああ、ダブルクロス(TRPG)もそんな感じか。HPの計算式に精神が関わってるし、精神的な攻撃(絶対の恐怖とか)でHPが減る -- 名無しさん (2020-10-27 22:08:58)
  • ボーボボの天の助は粉微塵になっても再生できるけど火力が低い+精神面が弱いという弱点を抱えてる珍しいキャラ -- 名無しさん (2020-11-15 01:30:31)
  • 零の霧絵さんが凄かった、紅い蝶の真壁さんは霧絵さん程じゃないけど自動回復+鏡石無効 -- 名無しさん (2020-11-15 02:20:38)
  • バッカーノの不死者全般と東方の不死者三人 -- 名無しさん (2020-11-15 02:49:57)
  • ↑本当に純然たる意味での「不死身」は不死の方で扱って、こっちは「回復力はすごいが死なないわけではない」だけに留めた方がわかりやすいと思う -- 名無しさん (2021-07-10 15:52:27)
  • 无とかガイバーのイメージだな…… -- 名無しさん (2021-07-10 16:10:05)
  • 穢土転生も傷の自動回復とチャクラ無限回復とか言うぶっ壊れ。 -- 名無しさん (2023-02-08 22:59:57)
  • 全体を見ると、自動回復よりも自己再生能力のほうが合っているような気が。 -- 名無しさん (2023-02-10 23:00:54)

#comment

*1 よく「ヘルス」とか「アーマー」などと呼ばれる

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