翻訳/Level_39_(1)

生存難易度:クラス 3

》安全でない。

》不安定である。

》エンティティとの遭遇可能性は中程度。

Level 39:"Megalophobia"(巨大恐怖症)

Level 39の半ば損傷した写真。

Level 39は、The Backroomsの39番目の階層である。

概要

別名「巨大物恐怖症」として知られるLevel 39は、1800年代から1980年代の建物で構成される一見普通の町である。このように広範囲に住宅があるが、Level 39の町の建物は均一で保存状態は良い様に見受けられる。均一と云うとたとえばそれらはLevel 0のそれに似たデザインの古い 1920年代の壁紙など、パッと見て見分けがつかない似通った特徴を共有している。屋外はライトブルーに塗られ、塗装されていない木製のフェンスにその建物の周りは囲まれている。町にはアスファルト道路がまったくなく、土や岩だらけの小道だけだ。前述の木製のフェンスと家屋以外にLevel 39の町には、電柱と電線、樹木、茂み、放棄された電話塔、そしてごく稀に公園がある。

Level 39にある建物はすべて住宅である。Level 39の町で住宅以外の建物を見たという報告はこれまで確認されていない。Level 39の家屋はランダムに配置、生成される。ただしそれらはいくつかの点に於いて非常に独特である。たとえば変な位置、または逆さまに配置された家具、家が互いに合体して2つの家が1つの家になっていたり、逆さまの家だったり、安定性を維持するための基盤がなかったり、外側よりも内側が大きく見える非ユークリッドの部屋だったり、ランダムな液体で完全にあふれている部屋だったり、内部へのドアと入り口が後ろを振り返ると完全に消えてたり、半分にぶった切られて内部が露出している家だったり。前述の通りの奇妙な特徴により、コミュニティや人々が生活しようにもやりづらくなってしまっている。またこれらの家に入るのは家が持つ異常な特性のため、非常に困難な場合もある。家に上手く入る標準的で最も簡単な方法は壁を壊すことだが、Level 39に入ったときに放浪者が持っていた物資がレベルに入ると消えてしまうため、かなり難しい。ただしLevel 39の家にはアーモンドウォーターが豊富にある。通常は棚に、時には冷蔵庫に、または浸水した部屋でさえ見つかることが多い。

Level 39の家の内部。

Level 39の町は1900年代の工場に似た更に巨大な構造物に閉じ込められており、意図された目的はまったくないように見受けられる。にもかかわらず上部構造物の内部をちらりと見た人は、そうではないと証明した。窓には石炭の痕跡があり、灰に似た香りを放っている。これらの窓は上部構造物の内部を鮮明に観察させ、「空っぽで、不気味なほどきれいで、未来的で、明るい」と表現されている。そして構造物の存在目的をさらに不明確にし、判断を困難にもしている。前述の上部構造はサイズが不明だが内部に気候と雲を作成するのに十分な大きさであり、故にか町内では雨や水たまりが非常によく見つかる。上部構造物の壁には近づかない方が良い。他のレベルに生息するものよりも敵対的なウィンドウズがいるからだ。

Level 39では音はひどく反響する。これらの反響は非常に大きく、マグニチュード5の地震を発生させるほどとんでもない。電波やその他の音波はレベル内で異常に変化し、全く役に立たなくなる。家から時折叫び声や金切り声が聞こえる場合があるが、幻覚である。ただし、これらの音が穴から発生しているように見える場合は反対方向にできるだけ速く走った方が良い。

トンネルの写真。

地下トンネルに通じる穴が定期的に現れる。地下への落下をなんとか生き延びた場合、波紋ひとつないぬるま湯で軽く浸水している長い閉ざされた地下トンネルに出るだろう。下水道として機能しているように見えるがそれにしては有り得ないほど清潔で保存状態が良く、ゴミ、ねばつき、ほこりは一切ない。これらのトンネルは完全に未知の大理石のような白い岩でできており、水しぶきなどの音を減衰させ、近くのエンティティを感知するのを難しくしている。トンネルの地面は床の代わりにターコイズ色をした飲料水のプールになっている。そしてトンネルはおそらく、結構な光量を放つ謎の光源によって照らされている。

コロニー又は前哨基地

現在、Level 39に常駐するコミュニティはない。科学者と警備員からなる10人のグループが2か月ごとに送られ、Level 39に関する情報を調査および収集している。しかし、彼らは誰とも交流しようとはしない。

エンティティ

Level 39の町を取り囲む上部構造に侵入する窓を除いて、Level 39の町では稀にハウンドとフェイスリングに遭遇することがある。しかし地下トンネルには毛虫、クランプ、ハウンド、加水分解菌、レッチ、スキンスティーラーがかなりうろついている。

加水分解菌

加水分解菌は単に「加水菌」としても知られているバクテリアであり、Level 39の地下トンネルの一部のエリアの水に生息しており、完全に一帯を覆うことさえある。このバクテリアはここの他にはBackroomsの他のレベルにあるプールの未処理で静かな、時には暗いエリアによくいる。この菌の繁殖は虫の糞やプールの塩素不足などが原因と考えられている。この細菌は空気感染する病気をもたらす。つまり、放浪者が活動をしている間にいつの間にか病気を発症する可能性がある。症状には以下が含まれるが、これらに限定されない。

• 悪寒を伴う高熱
• 衰弱
• 特に腹部の痛み
• 嘔吐
• 譫妄、その他。

毛虫

毛虫は、Level 39を含む大量の水を含むレベルに時折生息する脳を制御する寄生虫である。このレベルでは比較的稀な目撃ではあるものの、感染には常に注意する必要がある。寄生虫は非常に急速に体内に広がることが知られているため、早期治療が不可欠だ。母虫が幼虫を解き放ち始め、症状が現れる前に、母虫を体から取り除かなければならない。症状が現れ始めた後の治療法はない。症状は、筋肉の痙攣から光に対する過敏症までさまざまある。早期治療以外の既知の治療法はないためしたがって、この実体との接触は可能な限り避けねばならない。

Level 39の閉ざされたトンネルでは加水分解菌は放浪者に容易く感染し、レベル内の地下トンネルでより広範に感染する。

入口

Level 39につながるゴンドラリフトの写真。Level 95で撮影されたと思われる。

• ゴンドラリフトが、雪に覆われた地形を持つ1000未満のレベルに現れる可能性がある。それに乗るとこのレベルの町に行くことができる。ちなみにこれらのゴンドラリフトは、Level 39の上部構造物の天井を突き抜ける。
• Level 38で、いつの間にかフロアを抜けてこのレベルに来ていたという噂があるが、これは未確認である。
• Level 40の壁を外れ落ちると極稀にこのレベルに到達するが、これを試みると通常は奈落に落ちるため、試みない方が良い。
• Level 73のベンチで寝ると、構造が不安定な素材のためベンチをすり抜ける可能性があり、ここにつながる。
• Level 3004のジャンクの山にあるトラップドアはいずれもここにつながる。

出口

1. 特定のビデオ店は、最も安定した出口であるLevel 40につながっている。
2. Level 67の水路に溶け込んだようなトンネルが時折出現する。入るとLevel 67に導かれる。
3. 死なずに上部構造の壁の窓を外れ落ちると、Level 14になる。
4. ある家の地下室が極稀にLevel 27に似た構造になっており、入るとLevel 27になる。
5. Level 974と同様の景観を持つ特定のエリアに入っていくと、レベルにいつの間にか移動する。
6. 地面から突き出た階段を上って天井を通り、疲労、脱水、または飢餓のために気絶するまで果てなく歩くと、Level 62に到達する。
7. ゴンドラリフトが消える前に戻ると、Level -69になる。
8. 特殊な穴に飛び込むと他の穴よりも暗くなり、落下による怪我を負うことなく｢空｣からLevel 60に落ちる。
9. 異常に高い森を発見し暫くさまよっていると、最終的にLevel 45の森に入る。
10. レベル内で突然意識を失うと、目覚めた後にLevel 35になることがある。

この記事はLevel 39を狩人の少女が翻訳したものです。Level 39はSherlsF様が作成したものです。

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