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Level 196は、The Backroomsの196番目の階層である。
Level 196のメインエリアは長く特異な回廊であり、レベルに入るとまず此処に降り立つ。この回廊は他のBackroomsレベルと同様に双方向に果てしなく、レベルに入る放浪者はそれぞれランダムな位置に出る。
回廊は非常に狭く、2人すれ違うことすらほぼできない。カーペットは凡そベージュ色で、壁には黒い縁取りがあり、壁の底に沿った木製の幅木に溶け込んでいる。そしてカーペットには楕円形のパターン模様が描かれている。反転した6つの渦巻きのデザインで、楕円の中央部分に沿って交差する2つの渦巻きと、縦方向に延びる両端の2つの渦巻き。カーペットの縁と同じようにこの模様も黒く縁取られており、黒い境界線の内側を一周する深紅色の細い帯がある。
このレベルの壁は白く塗られたPVCタイルで、通常は壁の両側に手すりがランダムかつ不規則な長さで取り付けられている。天井も同一のPVCタイルでできており、非常に薄暗い光から非常に明るい光まで、小さな円形の照明がある。
回廊のランダムな場所に、濃い茶色の木でできたラミネート加工のドアがある。ドア自体はほぼ無地で、取っ手以外の飾りは無い。このハンドルはモダンなプッシュダウン ドア ハンドルのデザインをした金塗装の真鍮素材で作られている。ついでに取っ手には凡そホテルのドアにあるものと同様のキーカード スキャナーが付いているが、機能しないか元から存在しない。
Level 196内のすべてのドアの向こう側には、完全に屋外の地球に良く似た世界が広がっている。これらの世界には谷、丘、山、川岸、海岸線、峡谷、海およびThe Frontrooms内にある様なその他の自然地形と似た地形がある。ただしそれら全てが、1種類の無数の特異な物体から構築されている。
これらの物体は組成の複雑さなど関係なく、周期表のある元素から最も曖昧か複雑に構築された機械に至るまで、あらゆるものに及ぶ可能性がある。M.E.G.の知る限り各物体で構築された世界は回廊全体に一度しか現れず、Level 196のすべての出入口は完全に個別の様だ。
向こう側の世界に果てはないと信じられており、回廊に戻るには入ったドアから戻るしかない。メイン回廊自体は屋外エリアにはないが、ラミネート加工されたドア自体は直立しておりどの面にも背を向けていない。入った側から開けた時のみ扉を開けると回廊が見える。逆側から開けてしまうと回廊への非ユークリッド接続を失い、正しい側からドアが開かれるまでは回廊に通じなくなる。
Level 196の各世界は表面的には似ており、一般的にヨーロッパの中部地域に似た独自の地理がある。存在すると思われるバイオームのリストが数え切れないほどの年月をかけて徐々に作成されてきた。つまるところLevel 196の世界には次の地理的特徴がある。
丘陵地帯Level 196の世界の中で最も一般的。おそらくは、なだらかな傾斜と下り坂であるという単純さによるものだ。世界を繋ぐすべてのドアは丘の上にあり、丘陵はあらゆる方向に約150mにわたって伸びている。此処は通過が最も簡単な「バイオーム」だが、極小素材で造られた世界では他とさして大差は無い。丘陵の標高の高低はほぼ無い。何れかの方向に150m進むと、他の「バイオーム」に徐々に変わる。が、またその先にも丘陵が存在する可能性がある。ちなみに最も近いものは入口ドアの400m南にある。峡谷Level 196の世界の東側と西側の両方に存在する峡谷は、傾斜が急で、多くの場合直角90度に達する。岩面は信じられないほど平らで、床を形成することさえある。素材にもよるが峡谷の側面を登るのは非常に簡単な事にもなるし、生命を脅かす程危険にもなる。より堅固な構造を持つ世界では実際の岩壁を登るよりも登攀が簡単な場合が多く、特に素材が現代的で正方形の場合はそうだ。一方、粒の小さな素材で造られた世界の場合登ると壁がドミノの如く倒れる可能性があり、これまでの登攀の試みでは窒息や圧壊を引き起こした。岩壁と山峡谷と同様に岩壁や山には非常に急な傾斜があり、特に前者はそうだ。岩壁は岩そのままである事は滅多にないが、通常非常に高い山のふもとに広がっている。多くの場合上にある山頂の重さのおかげで、頑丈に固まっている。岩壁は垂直の壁である傾向があり、ドアに最も近い山の岩壁に誤って迷い込んだ場合通過は困難になるだろう。山自体は上向きであり、他の地形と比較して高い。ただし記録されている最大の高さは500mだが。この高さは、世界を構築する材料のせいで登ることはほぼ不可能ではあるがBackrooms内外の山と比較すると低い。山は主に世界南部にある。つまり、山に到達するには最初向いている方向の逆を行く必要がある。川岸Level 196の世界にある他の「バイオーム」とは異なる振る舞いをする川岸は、他ほぼすべてのバイオームを貫いて存在する。川岸は辿るほどに「川」まで下降する。ただし川は単に2つの川岸の間の部分でしか無く、何れ地形のより平坦な領域が2つの岸を繋ぎ始める。それぞれの川が無限に長く曲がりくねっている可能性があるため、世界に幾つの川が存在するかは不明。しかし、各世界の無限の性質を考えると仮説を肯定または否定することは不可能であり、何らかの方法で証明されたとしても、ほとんど意味はないものだ。海岸と海出口から約5~7km離れた位置にのみ存在し、地形は平らになりがちだ。当初この平地はLevel 196の世界の果てしない境界であり、塩原にも似た平らな土地として機能していると考えられていた。海が非常に長く広がっているにもかかわらず、その反対側にはより典型的で通常の陸地が存在する。
すべてのドアの近くで、壁に釘付けされたプラスチック製のプレートが見つかる。これらのサインのプラスチックは緑、赤、オレンジ、黄、青、黒か白の何れかの色合いで塗られている。
サインには2Dクリップアートか特定の名詞が描いてある。このサインの内容は撮影者が認識した通りに撮れるが、固定ではなく人により変動する。放浪者の最も話せる言語、物品についての一般的な知識、および特定の感情や表現に関連付けられる色に応じて、サインは条件に最もよく一致するように変化する。たとえば西洋文化で育った人にはドアの向こう側が危険であればサインは赤いが、中国文化で育った人には同じサインでも白い場合がある。
サインはドアの向こう側に何があるかついでに、どのような危険が潜んでいるかについても示唆している。これは特にプラスチックの色によって判別でき、例外はあれど色は通常次のように機能する。
緑サインの色は重要ではあるが、危険の絶対的な識別子として扱われるべきではない。黒いサインの世界以外は適切な保護具、事前の訓練、または平均的な放浪者を上回る生存能力を備えていれば生き延びて探索するのも現実的だ。
最後に変則的で興味深い、またはユニークな世界のリストを以下に示す。これらの世界が見つかる可能性はほぼないが、レベル内で準備の必要がある固有の環境的危険のいくつかを明確にする目的として読んでおくべきである。
一酸化炭素
Level 196への遠征で、2人の放浪者が記号とそれらが表す世界との間の相関関係とパターンを見つけようとしていた。2人がドアを開けて約25の世界を調べた後、文字や絵の無い黒いサインのドアを見つけた。これがLevel 197への何らかの出口であると信じて、2人はドアを開けた。しかしドアの先は青い空と雲であった。
先を調べるべきでは無さそうだと彼らはドアを開けたままそこを去った。しかし数分以内に2人は基地への送信を停止した。遺体は偶然発見され、そして彼らが開け放していたドアの先の世界が一酸化炭素ガスで満たされ回廊の局所を汚染しながら2人を窒息死させたことが後に判明した。
Level 196Level 196の最近の調査中に、「Level 196」と書かれた青いサインのドアが発見された。中に入ると放浪者は、Level 196のメイン回廊のいくつかの部分が、各世界の共通地形に沿って引き伸ばされているのを見つけた。
放浪者が世界を約1時間探索した後、回廊内側から見た、このレベルのドアだけの大きな山に出くわした。試しに開けてみるとこれらは基本的に機能することが判明した。
Level 196の名前はM.E.G.のレベル命名システム、要は人為的なものであるため、ドアが「Level 196」とラベル付けされていた理由は不明。ちなみに異なる命名システムを持つ組織の下で働いている人々にはLevel 196の名前に一致するように変わる様だ。
エンティティ8(ハウンド)「エンティティ8」とラベル付けされたサインのドアは、嘗てB.N.T.Gの物資収集部隊によって発見された。このドアの先はB.N.T.G標準装備らしき、物資収集に割り当てられた者に取り付けられたカメラに記録され、取引基地にブロードキャストされた。特定のドア先の世界から有用な物資を集めるのにほぼ2日費やした後、その人物は「エンティティ8」とラベル付けされた黒いサインに出くわした。
このドアを開けるとB.N.T.G従業員はいつもの風景に遭遇した。しかし地面全体は床に埋め込まれた生きたハウンドで完全に覆われ、ギッチギチに詰められたそれは手足を振り回して空中に吠えることしかできていなかった。何百万もの異なる遠吠えと唸り声、そして血みどろで荒々しいキックと身悶える音の不協和音が織り交ざり響いていた。ドアを開けた従業員は恐怖で凍りついたが、最終的につまずいたり捕らえられたりした後、ハウンドの群れに引きずり込まれ、その後行方不明になった。カメラはほんの数分間しか作動していなかったが、カメラが切れる前、叫び声は貪欲で血塗れた咀嚼音に取って代わられた。
七酸化マンガン
エンティティ8のドアを見つけたのとは別の探索で、似たように致命的なドアをB.N.T.Gが発見した。従業員は4日間の清掃の最初のシフトを開始したところだったらしい。15回目の清掃後、「七酸化マンガン」とだけ書かれた赤いサインのドアを見つけた。その化合物が何であるか分からなかった従業員は情報を貰おうとLevel 40の基地に無線を繋げたが、システムの問題のために応答がなかったため代わりに自分でドアを開けてその先を見てみることにした。
映像最後の数フレームは、濃い緑色の液体が平らに広がっている様を映していた。この世界は最後の言葉いわく「極寒」らしい。しかし言葉を言い終える前に世界が炎上し、灰に似た物質の大きな塊を放出し始めた。一瞬でカメラが炎に包まれ、映像は切れた。この瞬間「七酸化マンガン」が特定温度に達すると急速かつ爆発的に崩壊する揮発性化合物であることが判明した。ドアが開いた後、メイン回廊からの湿気と熱に反応し、続いて液体が炎上し、B.N.T.G従業員を殺したと考えられている。
Level 196に基地を設置することは、少なくとも普遍的意味の基地としては究極的に不可能な偉業である。Level 196の潜在的に果ての無い長さのランダムな位置にスポーンするという特性と相まって、他レベルとの繋がりを維持することもやりづらい。にもかかわらず、B.N.T.Gはグループを置いている。また、素材を取ってくるために他基地からレベルを訪れる個人はかなりいると思われるがグループという程では無い。
B.N.T.G.アセット 0196物資収集部隊B.N.T.G.が特別に割り当てた少なくとも7人の従業員で構成されている。彼らは最初の数週間分の基本的な食料、寝袋、および帰還用の基本的な武器を運ぶ。個々はほぼ完全に独立して動いており、Level 196内で何週間も遠征し素材を採取したりする。様々な世界を探索して、各ドアの先を掃除している。
従業員は要求された素材でバッグが完全に満たされた後にのみLevel 196を離れるように指示されており、元基地から離れていると1日あたり309標準クレジットの基本給の他に1回につき50クレジットの追加料金が貰えるようだ。つまり彼らが居なくなる日はバッグが「完全に満たされた」日しかない。ただB.N.T.G内で働く低ランクの従業員によるとこれは完全に恣意的声明であり、仕事を完了した人がこの追加クレジットを獲得することは滅多に無いようだが。ちなみにこの情報はごく最近までまったく知られていなかった。
このレベルで発生した現在未公開のアノマリー調査を支援するため、執筆時点で両当事者および他のグループによって調査中とのことだ。
Level 196への入口はどのような形でも、常に回廊のランダムな位置に出る。これは個人ごとに決定されるため、グループはすぐに寸断される。再会することは可能だが回廊の長さが果てしないため、ほぼ有り得ない可能性である。それに加えて入ってきた入口はこのレベルに出ると消えるため、元のレベルに戻ることはできない。
以下にリストされているものよりも多くの出口があることは間違いないが、その中でもこれらの出口は容易く見つかる。Level 196内の通常のドアとは違い複数回出現する可能性があり(場合によっては隣り合って現れることすらある)、これは放浪者が他のレベルへの出口と世界への出口を理解する上で非常に役立った。
この記事はLevel 196(wikidot)を狩人の少女が翻訳したものです。Level 196(wikidot)はBoringTalking様が作成したものです。
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