Level_4444_η

Level 4444 η: "地獄"

理解度

1%

危険度

未定

Level 4444 η は、 The Backrooms の内部に存在する可能性がある階層である。

概要

Level 4444 η は、 Level 1 η などの様々な場所で発見される DVD 群に記録されている動画群が映す空間である。この空間は存在すると多くの人が考えているが、具体的な入口や出口などは未だ不明である。しかし、この階層についての断片的な情報から、もし実際に存在するのであれば、その危険度は 5/5 を超えると考えられる。

この DVD 群は、 Level 1 η や Level 4 η や Level 26 η や Level 149 η などで見つけることが出来る。これらの DVD には決まって無地のラベルが貼られており、その上に少し崩した字体の "Level 4444 η" がフェルトペンで書かれている。これらの DVD には未知の空間の中を映す数十分間の映像が記録されており、標準的な機器で再生することが出来る。この未知の空間を Level 4444 η と命名している。

Level 4444 η の全ての映像は、それ自身は映り込むことがない未知の撮影者が赤く照らされた薄暗い室内の中をさまよっていると思わしき様子を記録している。これらの記録の中では無数の老若男女が悲鳴を上げているかのような音が常に鳴り響いている。その音は小さくなったり大きくなったりするが、その法則は不明である。また、一部の映像では濃い霧あるいは煙のようなものにより遠くが見えなくなっていることもある。これらの映像は、その殆どの時間が、廊下やキッチンやリビングやベッドルームやトイレやドアなどで構成された空間を進み続けるものである。また、極稀に特徴的な構造や現象などが記録されていることもあり、それらの例は次の通りである。

1. マネキンのパーツが廊下の両側に並べられている。胸部のパーツが 20 個、左足のパーツが 9 個、右足のパーツが 16 個、それぞれ置かれている。
2. 廊下の中程に下へ降りる段差が存在し、そこから先はマゼンタ色で発光する未知の液体で満たされていて底が見えなくなっている。
3. 豪奢な装飾が設えられた広大なダンスホールが存在する。その天井には複数のシャンデリアが存在している。それらのシャンデリアの明かりが取り付けられるべきところから青色で発光する未知の液体が流れ出し続けている。そのため、それらの直下にカーペットを汚して不気味に光る水だまりが出来ている。
4. 照明が赤い以外には標準的なコンサートホールが存在する。そのステージには一台のピアノが置かれている。その座席の近くでワイヤーのようなものにより天井から未知の存在が吊り下げられている。その存在は、様々なパイプを人間へ悪戯に差し込んだかのようにも、パイプが人間の形を成したかのようにも、見える。その存在が悶え苦しむかのように動くたびに、木管楽器のような音が発せられる。
5. 巨大な水槽の中に骨らしきものが大量に満たされている。
6. 真っ暗な部屋の中で何かが蠢いている。
7. まるで遠近感が狂ったかのように部屋の寸法や其の中の家具の寸法などが変化し続ける。時にはタンスが針金のように細くなってしまうこともある。ただし、部屋の中心にある紫色に発光している巨大な鏡だけが静止したままである。
8. 消失点が現実に閉じるほど無限に続くように見えるアールデコ調の廊下が存在する。その廊下の右側には 50 cm ほどの間隔で窓が存在するが、それらの窓から見える風景は遠近法を無視して全て同じである。その風景の詳細は未知の作用により表現することが全く出来ない。
9. 部屋の天井から複数の鎖が垂れ下がっている。それらはベッドの下へ伸びている。
10. 部屋の床に二つの丸い穴がある。その内部は撮影者が覗き込まなかったため不明である。
11. 長テーブルに料理が配膳されているが、その見た目は非常に醜悪である。
12. 洗面台の鏡を正面から映しているのにも関わらずカメラと撮影者が鏡に映り込まない。また、その鏡の左端に黒い人影が一瞬だけ写り込む。
13. コンクリート造の正方形の部屋の床にローマ数字の時計の文字盤が刻み込まれている。
14. 床の中央に巨大な正方形の穴が存在し、その中に数本の柱が立っている。それらの柱それぞれの上には座禅を組んだ死体らしきものが鎮座している。しかし、それらの顔はのっぺらぼうである。
15. 不自然に広いリビングのフローリング床に数百個を優に超えるほどの排水口が存在する。
16. 階段の踊り場の隅に高さが 30 cm ほどの透明なガラス瓶が置かれている。その中には謎の生物らしきものが入っている。

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