Level_42_η

ページ名:Level_42_η

Level 42 η: "The Nostalgia Sandbox" (望郷の箱庭)

2003年頃に人間が撮影したと思われるLevel 42 ηの写真。中央の小屋、および右側の電柱は違和感を持つアイテムのひとつと思われる。

理解度

30%

危険度

3/5

Level 42 η は The Backrooms における 42 η 番目の Level である。

概要

Level 42 η は、 The Frontrooms の環境に非常に近似した領域を有する Level である。 Level 42 η は日本の地方都市に近似しており、常に夕刻、もしくは早朝とほぼ同一の時間帯であるように見え、四方無限に住宅街と田園地帯、小規模な商業施設や公共施設、そして多数の未確認の異常な存在が点在している。直接的な害意をもたらす危険性を有する異常な存在は多くはないが、一部は干渉することによる重篤かつ不可逆的な問題を人間に与えるおそれがあるため、注意が必要である。 Level 42 η への長期的な滞在を行う場合は、「明らかな違和感を感じるもの」に対する警戒心を常に持っておくことが生き残るために重要である。また、後述する異常な存在の干渉もあるため、この Level では複数名での行動は可能な限り避けるべきである。

この Level へ最初に到達した時には、たいていの場合は Level 42 η の住宅の中にいることが多く報告されている。まれに道路や森林、公園、学校の敷地などに降り立つこともあるが、確率的にはそれほど高いものではない。 Level 42 η では必要な物資や食料、医療設備などを点在する施設から手に入れることができるが、これらは使用しても再出現はしないため、長期的な滞在や、拠点の設置を目的とする場合は移動し探索し続ける必要がある。

Level 42 η には非常に多くの未確認の存在が存在している。これらを使用することが直接的な問題に繋がることは極めて稀だが、一部は既知もしくは未知の異常な存在の発生や、 Level 42 η 内の環境を変化させるものも見られるため注意しなければならない。

異常な存在

Level 42 η 内で主だって多く見られる異常な存在は 2 種類に大別される。以下に記すのはその一覧である。より直接的な害意をもたらす恐れのあるものから順に記しているが、これらに大別されない例外的な異常な存在の発生も報告されていることも留意。

つきまとってくる存在

一般的な呼称はなく、また定められるものでもないため暫定的に「背後についてくる存在」すべてが該当する。違和感を持つアイテムを使用したり、特定の行動を行ったりした場合に出現することまでは判明している。この異常な存在に遭遇した場合、たいていはその場で死亡を含む重篤な問題を引き起こす可能性がある。複数の証言により、「首から上が光の影響を受けないスーツ姿の男性」「血に濡れたトレンチコートを着た長髪の女性」「見たことのないお面を顔に付けた子供」といったものが見られているが、全く同一の存在が複数人から確認された事例はないため、容姿による特定は不可能と思われる(それらと同じくらいの頻度で証言者のよく知る人物である場合もあるようだ)。遭遇した場合は話しかけず可能な限り距離を取り、 Level 42 η からの早急な脱出を試みるべきである。

動く存在

上記の存在と比較すると無害であるが、多くの場合(人間を含む)欠損した生物の死体として出現することがほとんどである(必ずしもそうとは限らないが)。 Level 42 η に拠点を置く場合、長期的な生活で最も人間に影響を与えやすいものであるとも言え、不規則なパターンでどのような場所にも出現・消失することから、強い精神的なダメージを受けることが予想できる。これらの存在を許容できない場合は、 Level 42 η への長期的な滞在はおすすめできない。また、上記のつきまとってくる存在との峻別の付けにくさも考慮した場合、迂闊に干渉しないことが賢明な判断といえるだろう。

異常な物品

以下に記すのは、 Level 42 η 内で報告された異常な物品の一例である。これらは Level 42 η 固有のものと思われ、他の Level では確認されたという報告はない。一覧は危険性の高いと思われるものから順に記しているが、必ずしもすべてを網羅しているわけではない点に留意。

発見された異常な物品概要
違和感を持つ物

これを定量的に定義することは困難である。 Level 42 η 内に存在するあらゆる物資や設置物がこれに該当し、または該当しない場合があるためである。

少なくとも、 Level 42 η 内で見られるものすべてに対し明らかな違和感を有するものが見られた場合は使用してはならない。

使用した場合、人間につきまとう存在を呼び寄せたり、そうでない場合でもごく希に The Void へ落下してしまう可能性がある。またこれは現在まで 2 例ほどしかないが、後述する白昼夢的現象を引き起こしたという事例も報告されている。

薄暗い古く汚れたトンネル

主に Level 42 η 内の森林や山中に出現。まれに住宅街や商業施設内にも物理的制約を無視して出現する。

トンネルは外側に向かって冷気を発しており、時々低いくぐもった声のような音が響く。長く観察していると意識が朦朧とし、正常な判断が取れなくなるため、トンネルへと侵入しようとしてしまう事例が多く報告されている。内部を探索した者が帰還したという例は現在のところない( The Void へ落下している可能性がある)。

発見した場合はトンネルの奥を視認しないようにしながら速やかにその場を離れ、消失するまで近寄ってはいけない。

通常と異なる信号機

主に Level 42 η 内の直線道路上に出現。まれに住宅街や屋内に壁などにめり込む形で発生する場合がある。

The Frontrooms で見られるそれとは違い、すべてのランプが緑色に点滅している、通常よりも多数のランプが存在する、青色表示のランプが自動車のヘッドライトのように明るく発光するなどの様々な形式が見られる。

この信号機が発生している道路を利用した場合、道路上に何も通過していないにもかかわらず轢死もしくは事故死する可能性がある。

発見した場合は、それらが見られる道路は利用せず、迂回することが推奨される。徒歩での移動の際は回避は容易だが、 Level 42 η に存在する車輌に搭乗している際に遭遇した場合は回避は非常に困難である。

置換された道路

主に Level 42 η 内の住宅街で出現。まれに森林や山中との境界にも発生する場合がある。

奥が薄暗く視認不能となっている道路。懐中電灯などの光源も吸収するため、これらは意味をなさない。使用した場合、トンネルの例と同じく消息不明に至るほか、まれに Level 42 η 固有の異常な物品の発生も引き起こすことがある点に注意しなければならない。

これは既に確認済みの道路や地点であってもそこを置き換えする形で発生するため、長く Level 42 η に滞在していれば発見は容易となる。

未知の場所であっても、置換された道路はたいてい文章の破綻した看板や標識、人に背を向けた地蔵などといった違和感を持つ物体が付近に発生してることがほとんどであり、回避はそう難しくはない。

札が貼られた空間

低い確率で Level 42 η 内のすべての場所に出現。

日本語に類似した不明な言語で書かれた札が大量に張り巡らされた空間であり、これらは剥がすことができない。

この空間内では、 Level 42 η で引き起こされる様々な現象の影響を受けず、異常な物品も存在も発生しないため、安全に物資を保管したり居住したりすることができる。

ただし、後述する白昼夢的現象を予想できないタイミングで確実に発生させるおそれがあるため、長期的な滞在は推奨されない。

極めて低い確率で Level 42 η のすべての場所に出現。

最も明るい日差しを差す場所でもとても薄暗く、色あせた景色として見る事ができる社。神社のようにも見えるが、宗教的イコンは様々なものが入り交じっているように見える。内部に入ると無音であり、時折動く存在が多数発生していることがある。

後述する白昼夢的現象が起きた場合に避難することで現象から脱することができる。

異常な現象

  • Level 42 η 内では、特定条件下で白昼夢に類似した現象に見舞われることがある。この現象が発生した場合、 Level 42 η は対象者の故郷とほぼ同一の空間に置き換わり、対象者がよく知る人物が出現する。
    • これらの人物は対象者の幼少期の記憶にあるものに近いものであり、強い懐古心と安堵、そして絶望を対象者に植え付けることになる。ある意味 "The Backroomsからの脱出に成功した" と錯覚させるだけの充分な理由にすらなり得る。そのため、空間の置換も相まって人間は冷静な判断を行う事が非常に困難となるだろう。
    • この空間に長く囚われ続けてしまった場合、対象者は偽の故郷と同化し消失してしまう。消失した先がどうなっているのかは、そこから帰還したであろう対象者が確認されていないため不明である。
    • この現象が発生した場合、可能な限り出現する異常な存在に目を合わせず、社を探し出して避難することが強く推奨される。社に避難すると、この現象から解放され、元の Level 42 η へと置き換えられる。
    • 白昼夢的現象を発生させる条件は不明であり、報告される手順を行っても発生しなかった場合も少なくはないため警戒しなければならない。少なくとも「大量の札が発生している場所」には長く滞在しないほうが良いことだけは確実視されている。
  • Level 42 η において、通信機器を持っている場合に使用することで、 Level 42 η 内に居合わせた他の人間と連絡を取ることができる。しかし、これにはつきまとってくる存在が干渉してくる可能性も僅かながら見られるため注意が必要である。
  • Level 42 η では、所持品の消失や発生が起きることがある。これらはたいていの場合強い違和感を感じさせる現象であるため、もしそのようなことが起きた場合でも下手に気に掛けることは推奨されない。

Level 42 η への入口

  • Level 0Level 1 のいずれかの場所で鳥居マークを書き、そこから外れ落ちると確実に Level 42 η へ移動する。
  • Level 3 η でおよそ 1 年ほど居住していると、まれに Level 42 η の家屋と置き換わっていることがある。
  • Level 26 η の右下角から縦横 1 マスずつ離れた金庫の暗証番号を "1-0-4-2" に設定して開くと、確実に Level 42 η へ移動する。

Level 42 η からの出口

  1. Level 42 η 内の公園や学校で違和感を持つアイテムを使用して身体に傷を付けると、高い確率で Level 15 η へ移動する。
  2. 特定の表札の家に入ると Level 628 η の建物の一室に移動する。
  3. 通常と異なる信号機に従い、不可視の車輌と衝突時に頭部から外れ落ちると、まれに Level 37 η へ移動する。
  4. Level 42 η をしばらく探索していると、低い確率で Level 3 η へ移動していることがある。
  5. 違和感を持つアイテムを使用することで非常に低い確率で、トンネルや置換された道路を通り抜けるなどをすることで確実に The Void へ落下する。
  6. 冷気が流れ込む扉を開けると、Level 42.1 η へ移動する。

この記事および写真は SOYA-001 が作成・撮影したものです。



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