Level_142

Level 142: "Earthjump Studio™" (アースジャンプスタジオ™)

スタジオの画像

理解度

70%

危険度

0/5

Level 142 は The Backrooms の 142 番目の階層である。

概要

Level 142 は｢アースジャンプスタジオTM｣という名付けられている無限の広さを持つVRスタジオである。スタジオからは数えきれないほどの部屋と繋がっており、その部屋の中には必ずVRゴーグル体験用のスペースが設けられている(以降この部屋を便宜上｢VR室｣として説明する)。人間は Level 142 へ移動すると、最初に何もない待合室のような空間で現れるようになっている。そこから伸びている廊下を進むことでVR室と繋がっているスタジオへ行くことができる。

VR室には、周期的に中身が補充される冷水器と、冷凍食品が入っている冷蔵庫が設置されている。そして、VR室にはそれとは別に2つのスツールと1つの机が設置されており、その机の上にVRゴーグルが置かれている。VRゴーグルはVR室に必ず1つ以上は存在し、必ず電源が入るようになっている。VR室にはVR体験をするための白いスペースと、VR体験用の空調設備が設けられている。また、VR室の奥には広めの部屋があり、VR体験をする人間はそこに荷物などを保管することになる。Level 142 にいる間は人間はVR体験をしたいという強い衝動に駆られるようになり、これは Level 142 に長く滞在するほど強くなる。

VRゴーグルを装着すると、1つだけ体験可能なプログラムが表示される。そのプログラムは｢ちきゅう｣という名前で、完全没入型の地球を忠実に再現したVRプログラムとなっている。プログラムの体験中は、触覚、嗅覚、味覚まで、あらゆる感覚が人間の身に伝わるようになっており、例えば現実世界で言うところの草木のようにプログラム内のオブジェクトの気配を肌身で感じることもできると言われている。また、部屋の空調設備は人間が｢ちきゅう｣のプログラムを開始すると同時に作動し、VR空間にいる場所の天候に応じて風や気温などを完全に再現するようになっている。

VRゴーグルを装着すると、他にも空腹感や喉の渇きなどの苦痛も再現されるようになる。これらの苦痛を放置し続けるとやがてその苦痛の程度が大きくなっていくが、VRゴーグルを外すだけでそれらの苦痛にすぐに対処することができる。しかし、これらの苦痛はプログラム内で食べ物を飲食することでも対処することができる。この時、プログラム内で接種した栄養分は実際の人間の身体に届くことはない。このために、プログラムの苦痛による突発的な死を避けるために定期的にVRゴーグルを外すことが必要不可欠となる。

不思議なことに、The Backrooms 出身の人間がこのVRゴーグルを装着すると｢ちきゅう｣というプログラムは表示されなくなる。そのため、｢ちきゅう｣にアクセスできるのは、The Frontrooms での生活を記憶している人間のみということになる。

VRゴーグルはいつでも外すことができ、ゴーグルを外すと同時に｢ちきゅう｣のプログラムも終了する。しかし、もしVRゴーグルを装着した状態で泣いてしまい、涙がゴーグルに流れ込んでしまうと、プログラムは自動で終了するようになっている。プログラムが自動で終了すると、画面は人間がVRゴーグルを外すまで真っ暗になり、一旦外してもう一度装着すれば最初から通常通り起動することができる。

纏めとして、なるべく Level 142 にいる間はVRゴーグルを使用しない方が無難である。もし｢ちきゅう｣を起動してしまうと、VR体験を終了しようという思考に至らなくなる可能性があるため、Level 142 へ移動した際は食料や水などの物資だけを回収して脱出することを強くお薦めする。

入口

• 子供の頃に見たり聞いたりした音楽やテレビ、ビデオゲーム、映画などを流している電子機器を Level 18 で見つけると、Level 142 へ移動する。
• Level 11 の電気量販店のVR体験のスペースに入ると、Level 142 へ移動する。

出口

1. 待合室の受付カウンターの裏に｢スタッフオンリー｣と書かれたドアがあるので、それを開けるとほとんどの場合 Level 11 の家電量販店へ移動する。また、Level 18 へ移動する場合もある。

この記事は "Level 142" をにわとりさんが翻訳・改変したものです。 "Level 142" は Kitty Rika が作成したものです。

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。