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ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ プレイステーション ゲームアーカイブス(PS3/PSP) |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット(FC) CD-ROM(PS) |
発売日 | 1991年12月29日(FC) |
価格 | 8200円(FC) 2000円(PS) 800円(ゲームアーカイブス) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象)(ゲームアーカイブス版) |
売上本数 | 10万本[1] 18万本(出荷本数[2]) |
その他 | コンプリートボックスに収録 |
表・話・編・歴 |
『第2次スーパーロボット大戦』(以後『第2次』)は、バンプレストから発売されたシミュレーションRPG。
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の第2作目。第2次と銘打っているが、前作『スーパーロボット大戦』とストーリーのつながりはなく、シリーズ内シリーズであるDC戦争シリーズの第1作目にあたる。前作から大幅に改良された内容となっており、システムの原点はこの作品で作られた。ルート分岐は無く全26話構成。
ハードが前作のゲームボーイからファミコンになったことでグラフィックは大幅にパワーアップした。特にゲッターロボの合体デモはファミコンの限界の機能でゲットマシンの動きを再現し、当時はまだユーザーであった現プロデューサーの寺田貴信を驚かせた[1]。
原作の設定を取り込みストーリー性は大幅に増したが、内容がマニア向けになった。さらに、当時はファミコンからスーパーファミコンへの移行期でありメディアでの露出が減っていたことや、年末商戦に間に合わない年末ギリギリの発売であったなど、さまざまな理由から売上が前作の半分以下まで落ち込んでしまう。この結果を見てバンプレストはシリーズ打ち切りを予定していたが、ウィンキーソフトが何とか食らいついて結論は次回作(『第3次スーパーロボット大戦』)の売上で出すことになった。なお、ウィンキーソフトはシリーズが打ち切られた場合他社へ企画を持ち込むつもりだったという[1]。
類まれなる頭脳と、優れたカリスマ性を持つ天才科学者ビアン・ゾルダーク博士は、長年の緻密な調査により外宇宙から地球に脅威が迫っていることを知る。自分の主張に耳を貸さない国連ではこの重大な危機に全く対抗できないことを悟ったビアンは、秘密結社ディバイン・クルセイダーズ(通称DC)を結成。武力による世界統一、すなわち世界征服を目指した。
DCの電撃戦の前に国連軍は壊滅状態に陥り、またたく間に全世界の8割が制圧されてしまう。さらにはビアンが設計し、自ら操縦する究極ロボ・ヴァルシオンによって、優秀なロボットやパイロットは次々に敗れ、捕虜となっていった。
もはやビアンの目的達成は間近だと思われていたが、まだ抵抗を続ける人々も残っていた。ゲリラ的に活動を続けていた彼らは、ガンダム・マジンガーZ・ゲッターロボの3体のロボットを要するホワイトベースを中心に力を結集し始める。唯一DCに対抗できる戦力を持ったホワイトベース隊は、各地を転々としながら仲間を集め、敢然とDCに反旗を翻した。
後にこの戦いは、DC戦争(ビアンの反乱、第2次スーパーロボット大戦とも)と呼ばれることになる。
★マークはシリーズ初参戦作品。
初登場作品は『UFOロボ グレンダイザー』。シリーズで初めてバンプレストオリジナルが採用され、『魔装機神サイバスター』が登場した。
『魔装機神サイバスター』は他の登場作品と異なり、原作が存在しないスーパーロボット大戦オリジナルの作品である。本作で主人公であるマサキ・アンドーとサイバスター、およびライバルのシュウ・シラカワとグランゾンが初登場。開発当初は『聖戦士ダンバイン』を登場させる予定であったが諸事情でNGとなっため、オマージュ的な設定のオリジナル作品を製作した[5]。『魔装機神サイバスター』は以降のシリーズで一部を除いて『スーパーロボット大戦α外伝』までレギュラーとして出演するほど人気を博し、『EX』において『聖戦士ダンバイン』と初競演している。
本作では『グレートマジンガー』の主人公の剣鉄也と『ゲッターロボG』の主人公の一人である車弁慶が登場しない。そのためグレートマジンガーは『マジンガーZ』の兜甲児がマジンガーZから、ゲッターポセイドンは『ゲッターロボ』の巴武蔵がゲッター3から乗り換える。
『機動戦士Zガンダム』のレコア・ロンドと『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のクェス・パラヤはFC版のみ登場となっており、PS版では削除された。
また、登場作品には表記されてないが『グレートマジンガー対ゲッターロボ』に登場するギルギルガンと、本作オリジナルのパワーアップ形態メカギルギルガンが登場。『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』からはズゴックEおよびハイゴッグが登場している。
ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。
パイロット前作ではロボットは擬人化されていたが、本作でパイロットが初採用された。これにより原作での人間関係が再現され、深みのある物語が展開されるようになる。特に前作からある説得で、原作で救えなかったキャラクターを仲間にできるなどオリジナル展開が用意され、作品を盛り上げるのに一役買った。ユニットユニットはパイロットのレベル上昇に合わせてパワーアップしていく。武器は1ユニットあたり2つであり「低威力で高命中/高威力で低命中」または「接近攻撃(射程1の武器)/間接攻撃(射程2以上の武器)」の組み合わせの場合がほとんど。シナリオの進行によってより強力な武器が使えるようになる場合はあるが、その場合は以前の武器と入れ替わりとなり、常に武器数は2つである。速度以後のシリーズのシステムにはないパラメータ「速度」があり、レベルアップに応じて上昇する。速度に一定以上の差があると攻撃・反撃・再攻撃(または再反撃)と一回の戦闘で2回攻撃がおこる。ショップMAP上の特定地点に移動するとショップで買い物ができる。獲得した資金はこのショップで使う事になる。ショップの位置のヒントなどはゲーム中で提示されない。『機動戦士ガンダム』のミライ・ヤシマが店員をしており、ブライトで訪れると専用の挨拶で迎えてくれる。※PS版では『スーパーロボット大戦F』のシステムを用いている関係で、上記のシステムのほとんどが変更されている。
※ゲーム内の表記が平仮名のためそのまま記載。
ジャンル | シミュレーションRPG |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ スーパーゲームボーイ |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 | 1995年6月30日 |
価格 | 5980円 |
売上本数 | 20万本(出荷本数[2]) |
その他 | スーパーゲームボーイでは専用のピクチャーフレームが用意されている |
表・話・編・歴 |
FC版の『第2次』は続編の『第4次スーパーロボット大戦』(以後『第4次』)発売時には入手困難であったため、GBへのリメイク移植が行われた。その際『第2次』と『第3次』の間にある矛盾点がいくつか解消されている。『UFOロボ グレンダイザー』が本作で携帯機初参戦。タイトルのGの文字は「Gleam」の頭文字である[6]。
当時は「『第2次』は国連によって改ざんされた偽りの記録であり、本当のDC戦争を記したものが『第2次G』」という位置づけだったが[7]、『スーパーロボット大戦F』に『機動武闘伝Gガンダム』が登場したことでストーリーのつじつまが合わなくなり、後のインタビューにおいて寺田は「『F』に『Gガンダム』を入れた時点で『第2次G』は無かったことに」と述べている[8]。
『機動戦士Vガンダム』の次回予告ナレーションを踏襲して、シャクティ・カリンが冒頭やエンディングのモノローグを行なっている。
テンプレート:雑多な内容の箇条書き登場作品に『機動戦士Vガンダム』、『機動武闘伝Gガンダム』が追加。それぞれシリーズ初登場であり、序盤は『機動戦士Vガンダム』、後半は『機動武闘伝Gガンダム』がストーリーを引っ張っていく。それに伴い一部シナリオの変更、ステージ数の増加、ルート分岐追加が行われた。大別すると『第2次』の再現をしたルートと、『機動戦士Vガンダム』・『機動武闘伝Gガンダム』をメインにした新規ルートとなる。逆に一部ステージは削除された(「対決!ラインX1」など)。
システムを当時最新の『第4次』のものへ変更(ただし運動性、遠近攻撃は未採用)。
『機動戦士Ζガンダム』のレコア・ロンド、ロザミア・バダム、『機動戦士ガンダムF91』のセシリー・フェアチャイルドが登場しなくなったが、『グレートマジンガー』の剣鉄也、『魔装機神サイバスター』のリューネ・ゾルダークが登場する。
テンプレート:雑多な内容の箇条書きシリーズで初めてフル改造ボーナスが登場。本作では各ユニット固定の強化パーツを装備するという扱いになっている。また、シリーズでも珍しい、フル改造することで別のユニットに変化する機体も存在する(本作以外では『スーパーロボット大戦64』に登場)。
イベントユニット扱いながら、人間ユニットが登場したのもシリーズ初(『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗)。
本作が寺田貴信がプロデュースした初の作品であり、そのため初心を忘れないために本作のパッケージを自身の机の見えるところに飾っているという[9]。
寺田が本作に『機動武闘伝Gガンダム』を登場させようと、当時シリーズを製作していたウィンキーソフトに相談に行ったところ、「Gガンダム? 嫌です。あれは今までのガンダムとは違う」と、予想通りの否定的な答えを返されたという[1]。
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